JP3313499B2 - 農用トラクタの作業機姿勢制御装置 - Google Patents
農用トラクタの作業機姿勢制御装置Info
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Description
揺動自在に対地作業機を備え、走行機体の左右方向での
水平面に対する傾斜角度を検出する左右傾斜角度検出手
段を備えて、左右傾斜角度検出手段の検出値と基準値と
に基づいて、対地作業機を走行機体に対して所定姿勢に
保持するローリング制御を行うローリング制御手段を備
えた農用トラクタの作業機姿勢制御装置に関する。
いては、例えば特開平1−285106号公報に開示さ
れているように、対地作業機が作業地に対して一定姿勢
に保持されるように、走行機体の左右方向での水平面に
対する傾斜角度に応じて、傾き分を補正するように、対
地作業機を走行機体に対してローリング制御するように
構成されたものがある。
載の構造では、例えば対地作業機が水平姿勢に常時保持
されるような基準値に基づいて、対地作業機をローリン
グ制御するものであった為に、例えば傾斜地を等高線方
向に沿って作業走行する場合、対地作業機が傾斜地に対
して平行な姿勢となるように、作業走行の開始時に基準
値を設定する必要がある。
傾斜角度が変動すれば、作業走行の開始時の傾斜地の傾
斜角度に対して設定された基準値が、作業走行に伴う傾
斜地の傾斜角度の変動により、傾斜地の傾斜角度に対応
しなくなって、作業走行の開始時に設定された対地作業
機の姿勢(傾斜地に対して平行な姿勢)から、対地作業
機の姿勢が外れて、対地作業機が作業するような状態に
なるおそれがあり、作業不良や対地作業機に大きな作業
負荷が掛かると言うような不具合の生じることがある。
さらに、例えば傾斜地を等高線方向に沿って往復しなが
ら作業走行する場合、往経路と復経路とにおいて走行機
体の傾き方が逆になるので、走行機体の方向転換を行う
毎に、基準値を人為的に変更しなければならず煩わしい
ものになっていた。
行する場合、例えば図3(イ)に示すように、傾斜地の
硬軟の度合いによっても異なるが、走行機体1の右又は
左の走行装置のうち、傾斜地の下位側の走行装置の方
が、傾斜地の上位側の走行装置よりも大きな荷重が加わ
って沈み込むので、走行機体1は傾斜地の傾斜角度θよ
りも傾斜した傾斜角度αで作業走行する傾向にある。従
って、前述の沈み込みにより走行機体が傾斜地に対して
傾斜した状態により、例えば傾斜地を等高線方向に沿っ
て作業走行する場合、対地作業機が傾斜地に対して傾い
た状態で作業を行い易く、この点においても作業不良の
生じるおそれがあった。本発明は、例えば傾斜地を等高
線方向に沿って作業走行する場合、作業走行に伴って傾
斜地の傾斜角度が変動しても、対地作業機を傾斜地の傾
斜角度に適した姿勢に自動的に修正できる農用トラクタ
の作業機姿勢制御装置を得ることを目的としている。
クタの作業機姿勢制御装置において、次のように構成す
ることにある。 [1] 走行機体にローリング揺動自在に対地作業機を備え、走
行機体の左右方向での水平面に対する傾斜角度を検出す
る左右傾斜角度検出手段と、左右傾斜角度検出手段で検
出された所定個数の検出値に基づいて、対地作業機の姿
勢の基準値を設定する基準値設定手段と、左右傾斜角度
検出手段の検出値と基準値とに基づいて、対地作業機を
基準値に対して所定姿勢に保持するローリング制御を行
うローリング制御手段とを備えてある。
出された所定個数の検出値が、所定時間毎又は所定距離
毎に求められたものである。
検出手段で検出された所定個数の検出値の平均値を基準
値とするように、基準値設定手段を構成してある。
行機体の左右方向での水平面に対する傾斜角度を検出す
る左右傾斜角度検出手段と、左右傾斜角度検出手段で検
出された所定個数の検出値に基づいて、対地作業機の姿
勢の基準値を設定する基準値設定手段と、左右傾斜角度
検出手段の検出値と基準値とに基づいて、対地作業機を
基準値に対して所定姿勢に保持するローリング制御を行
うローリング制御手段と、基準値を補正する補正手段と
を備えてある。
正を調節自在に構成してある。
平面に対する傾斜角度に対応して、基準値の補正が自動
的に設定されるように、補正手段を構成してある。
平面に対する傾斜角度が大きいほど、基準値の補正が大
きくなるように構成してある。
て、左右傾斜角度検出手段で検出された所定個数の検出
値が、所定時間毎又は所定距離毎に求められたものであ
る。
て、左右傾斜角度検出手段で検出された所定個数の検出
値の平均値を基準値とするように、基準値設定手段を構
成してある。
された所定個数の検出値に基づいて対地作業機の姿勢の
基準値を設定する基準値設定手段を備えているので、例
えば傾斜地を等高線方向に沿って作業走行する場合、作
業走行の途中で傾斜地の傾斜角度が変動しても、検出さ
れた所定個数の検出値から基準値を精度良く設定でき、
設定された基準値を新たな基準値として使用できるよう
になる。
[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以
下のような「作用」を備えている。請求項4の特徴によ
ると、畑地のように比較的軟らかい傾斜地において、例
えば傾斜地を等高線方向に沿って作業走行する場合、傾
斜した走行機体の右及び左の走行装置のうち傾斜地の下
位側の走行装置の沈み込みにより、傾斜地の傾斜角度よ
りも走行機体の傾斜角度が大きくなっても、沈み込みに
よって生じる傾き分が補正手段によって補正されて、基
準値が設定される。
を等高線方向に沿って作業走行する場合、作業走行の途
中で傾斜地の傾斜角度が変動しても、傾斜地の傾斜角度
に合った基準値が設定されるので、傾斜地の傾斜角度に
良好に追従した姿勢に対地作業機を保持することができ
るようになって、対地作業機の姿勢を地面に対して良好
な姿勢に維持することができるようになった。
等高線方向に沿って往復しながら作業走行する場合、往
経路から復経路に走行機体の方向転換を行っても、傾斜
地の傾斜角度を検出して基準値が設定されるので、人為
的に基準値の符号を変更するような操作を行わなくて
も、走行機体の方向転換が行われた場合に、基準値が自
動的に変更されて、人為的に基準値の符号を変更するよ
うな煩わしさが解消される。
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、例えば
傾斜地を等高線方向に沿って作業走行する場合、傾斜地
の傾斜角度に加えて、傾斜した走行機体の右及び左の走
行装置のうち傾斜地の下位側の走行装置の沈み込みが、
補正されて基準値が設定されるので、傾斜地での走行機
体の傾斜状態に合わせて、対地作業機が傾斜地に対して
良好な姿勢に保持されるようになって、対地作業機によ
り良好な作業を行うことができるようになった。
する。図1に農用トラクタの後部が示されており、走行
機体1の後端部に配置されたミッションケース2の上部
に、リフトシリンダ3により上下に揺動駆動される左右
一対のリフトアーム4a,4bが備えられ、左右一対の
ロアリンク5a,5bがミッションケース1の後部に上
下揺動自在に取り付けられて、一方のリフトアーム4b
とロアリンク5bとが複動型の油圧シリンダ6で連結さ
れ、他方のリフトアーム4aとロアリンク5aとがター
ンバックル式の伸縮ロッドで連結されている。ロアリン
ク5a,5bに対し1本のトップリンク7が備えられ、
トップリンク7及びロアリンク5a,5bで構成された
3点リンク機構に、ロータリ耕耘装置8が連結されて、
ミッションケース2から動力が伝達される。
御について説明する。図1に示すように、座席9の下方
にポテンショメータ10が配置されている。油圧シリン
ダ6において、ピストンロッド6aに固定されたブラケ
ット11にレリーズワイヤ12のインナーワイヤ12a
が取り付けられ、レリーズワイヤ12のアウターワイヤ
12bがシリンダ6bに取り付けられている。レリーズ
ワイヤ12のインナーワイヤ12aの他端が、ポテンシ
ョメータ10の操作部10aに連結されており、油圧シ
リンダ6の伸縮量がレリーズワイヤ12を介してポテン
ショメータ10に伝達される。リフトアーム4a,4b
の揺動角を検出するポテンショメータ13、走行機体1
の左右方向での水平面に対する傾斜角度αを検出する左
右傾斜角度検出手段14が、走行機体1に備えられてい
る。
ータ10の検出信号が、ロータリ耕耘装置8の左右方向
での走行機体1に対する傾斜角度として、走行機体1に
配置された制御装置15に入力され、ポテンショメータ
13及び左右傾斜角度検出手段14の検出信号も、制御
装置15に入力される。制御装置15に、走行機体1の
左右方向での水平面に対する傾斜角度αと、ロータリ耕
耘装置8の左右方向での走行機体1に対する傾斜角度と
の関係が、油圧シリンダ6の伸縮量及びリフトアーム4
a,4bの揺動角をパラメータとした関係式で備えられ
ている。
向の傾斜角度を基準面(基準値)に対して何度(所定角
度)にすべきかの角度設定器16の信号、及び前述の関
係式に基づいて、ロータリ耕耘装置8の左右方向での基
準面(基準値)に対する傾斜角度が、角度設定器16で
設定された所定角度となるように(油圧シリンダ6の長
さが所定角度に対応する目標長さとなるように)、油圧
シリンダ6のストロークセンサを構成するポテンショメ
ータ10のフィードバック信号を受けながら、制御装置
15は油圧シリンダ6を伸縮操作する制御信号を、油圧
シリンダ6を伸縮駆動する電磁制御弁17に出力する。
された所定角度が、基準値設定手段18に入力されてい
る。傾斜地走行時のロータリ耕耘装置8のローリング制
御を行う傾斜地走行モードと、平地走行時のロータリ耕
耘装置8のローリング制御を行う平地走行モードとの選
択を行う傾斜地走行モード設定器30の信号が、基準値
設定手段18に入力されている。傾斜地での作業走行時
において、傾斜地走行モード設定器30が傾斜地走行モ
ードで設定されていると、例えば100ミリ秒毎に、左
右傾斜角度検出手段14で検出された走行機体1の左右
方向での水平面に対する傾斜角度αが、基準値設定手段
18に入力されて検出値として記憶されて、順次記憶さ
れた最新の所定個数、例えば最新の記憶された100個
の検出値の平均値が算出されて、算出結果に基づいて、
角度設定器16で設定された所定角度の基礎となる基準
面(基準値)が補正される。
間の畑地での耕耘作業のように、傾斜地を等高線方向に
沿って往復しながら作業走行する場合、作業走行の開始
箇所において、ロータリ耕耘装置8の耕深が左右方向で
一様となるように、角度設定器16で所定角度を設定す
る。これにより、ロータリ耕耘装置8の左右方向での基
準面(基準値)に対する傾斜角度が、角度設定器16で
設定された所定角度になるように、走行機体1の左右方
向の傾きに対応して、ロータリ耕耘装置8の左右方向で
の走行機体1に対する傾斜角度が修正される。
傾斜角度θが変動するので、傾斜地の傾斜角度θが左右
傾斜角度検出手段14で所定時間毎に検出され、検出さ
れた傾斜地の傾斜角度θの最新の複数個の検出値の平均
値が、傾斜地の概略的な傾斜角度θとして算出されて、
角度設定器16で設定された所定角度の基礎となる基準
面(基準値)が、傾斜地の概略的な傾斜角度θに対応す
るように補正される。このような補正は、例えば1秒毎
に行われるように設定されている。
された所定角度の基礎となる基準面(基準値)が補正手
段19に入力され、走行機体1の左右方向での水平面に
対する傾斜角度αに対応して、予め記憶手段に記憶され
た機体傾き角分(走行機体1の右及び左の車輪のうち傾
斜地の下位側に位置する車輪の地面への沈み込みによる
機体傾き角分)が、角度設定器16で設定された所定角
度の基礎となる基準面(基準値)に補正として施され
る。
所定角度の基礎となる基準面(基準値)(補正手段19
で補正されたもの)と、走行機体1の左右方向での水平
面に対する傾斜角度α(左右傾斜角度検出手段14で検
出)とが、駆動制御手段31で比較されて、駆動制御手
段31の駆動信号により電磁制御弁17が操作され、油
圧シリンダ6が伸縮作動する。従って、ロータリ耕耘装
置8の左右方向での基準面(基準値)に対する傾斜角度
が、角度設定器16で設定された所定角度になるよう
に、走行機体1の左右方向の傾きに対応して、ロータリ
耕耘装置8の左右方向での走行機体1に対する傾斜角度
が修正されるのであり、図3(ロ)に示すように、ロー
タリ耕耘装置8は傾斜地(傾斜角度θ)に最適な姿勢
(例えば傾斜地と平行で、ロータリ耕耘装置8の耕深が
左右方向で一様になる姿勢)で、耕耘作業が行われるよ
うになる。
機体1を180度方向転換する際、人為的にロータリ耕
耘装置8を上昇駆動してから方向転換することになるの
で、ロータリ耕耘装置8の上昇駆動が所定以上に行われ
たことがポテンショメータ13で検出されると、ロータ
リ耕耘装置8のローリング制御が停止される。次に方向
転換後にロータリ耕耘装置8が作業位置まで下降駆動さ
れて、ロータリ耕耘装置8の下降駆動が所定以上に行わ
れたことがポテンショメータ13で検出されると、ロー
タリ耕耘装置8のローリング制御が再開される。方向転
換した後において走行機体1の左右方向での水平面に対
する傾斜角度αが、方向転換前とは大きく異なることに
なるが、作業走行に伴って走行機体1の左右方向での水
平面に対する傾斜角度αの平均値が、実際の走行機体1
の左右方向での水平面に対する傾斜角度αに近似してく
るので、角度設定器16で設定された所定角度の基礎と
なる基準面(基準値)の符号等を、人為的に修正しなく
てもよい。
ックス22は、農用トラクタの仕様に応じてスイッチ類
が相違しており、スイッチボックス22に配置されるス
イッチ回路23も回路構成が相違している。仕様の異な
るスイッチ回路23のうち、回路構成が共通する部分を
予め同一工程で製造しておき、図6に示すように走行機
体1にスイッチ回路23を組み付ける際、仕様に合わせ
た回路に簡単に修正できるように、仕様に応じた回路に
断線の有無だけで簡単に切り換えできるジャンパー線2
4が、スイッチ回路23に備えられている。ジャンパー
線24を切断して使用する仕様及びジャンパー線24を
切断しないでそのまま使用する仕様で、スイッチ回路2
3の上方を覆う銘板25を、例えば図7(イ),(ロ)
に示すように仕様に合わせて取り付ける。スイッチ回路
23を制御装置15に接続するコネクタ26が備えられ
ている。
16に代えて3点スイッチ20により、ロータリ耕耘装
置8の走行機体1に対する姿勢を設定する。3点スイッ
チ20は左右揺動自在なスイッチであり、操作していな
いときは中立位置に復帰する。3点スイッチ20を右側
に手動で押し操作している間、ロータリ耕耘装置8が右
下がり方向に緩速でローリング駆動され、3点スイッチ
20を左側に手動で押し操作している間、ロータリ耕耘
装置8が左下がり方向に緩速でローリング駆動されて、
3点スイッチ20を操作していないときのロータリ耕耘
装置8の走行機体1に対する姿勢が基準姿勢として設定
される。これにより、油圧シリンダ6の伸縮長さを検出
するポテンショメータ等から成るストロークセンサの検
出値と、走行機体1の左右方向での水平面に対する傾斜
角度αを検出する左右傾斜角度検出手段14(ローリン
グセンサ)の検出値とに基づいて、ロータリ耕耘装置8
の走行機体1に対する姿勢が、傾斜地の傾斜角度θに応
じた状態に自動的に補正される。
軟度合いに応じて補正手段19の機体傾き角分を設定す
る為の調整を行う調整ダイヤル21が備えられている。
硬い地面であるほど傾斜地で下位側の車輪の沈み込みは
小さいから、傾斜地の硬軟度合いの標準硬さを、機体傾
き角分の基準として目盛り「0」で表示し、標準硬さを
基準として傾斜地が軟くなるほど機体傾き角分が正側に
補正され、傾斜地が硬くなるほど機体傾き角分が負側に
補正されるように、作業走行前や作業走行途中で傾斜地
の硬さに応じた、機体傾き角分を調整ダイヤル21によ
って設定できる。
θの検出に基づいて、角度設定器16で設定された所定
角度の基礎となる基準面(基準値)が補正されるように
構成されているが、農用トラクタに距離センサを備え
て、所定走行距離毎の傾斜地の傾斜角度θの検出に基づ
いて、角度設定器16で設定された所定角度の基礎とな
る基準面(基準値)が補正されるようにしても良い。
び左の車輪のうち傾斜地の下位側に位置する車輪の地面
への沈み込みによる機体傾き角分が、角度設定器16で
設定された所定角度の基礎となる基準面(基準値)に補
正として施されるように、補正手段19が構成されてい
るが、補正手段19による補正を行うことなく、角度設
定器16で設定された所定角度の基礎となる基準面(基
準値)を設定するようにしても良い。この場合、図2に
示す補正手段19を削除した構成となり、基準値設定手
段18で得られた基準値信号(角度設定器16で設定さ
れた所定角度の基礎となる基準面(基準値))が、駆動
制御手段31に直接に入力される。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
示す斜視図
において、農用トラクタを後方から見た状態を示す概略
図
ロック図
ロック図
板の状態を示す平面図
角度
Claims (9)
- 【請求項1】 走行機体(1)にローリング揺動自在に
対地作業機(8)を備え、 前記走行機体(1)の左右方向での水平面に対する傾斜
角度(α)を検出する左右傾斜角度検出手段(14)
と、 前記左右傾斜角度検出手段(14)で検出された所定個
数の検出値に基づいて、前記対地作業機(8)の姿勢の
基準値を設定する基準値設定手段(18)と、 前記左右傾斜角度検出手段(14)の検出値と基準値と
に基づいて、前記対地作業機(8)を基準値に対して所
定姿勢に保持するローリング制御を行うローリング制御
手段(15)とを備えてある農用トラクタの作業機姿勢
制御装置。 - 【請求項2】 前記左右傾斜角度検出手段(14)で検
出された所定個数の検出値が、所定時間毎又は所定距離
毎に求められたものである請求項1に記載の農用トラク
タの作業機姿勢制御装置。 - 【請求項3】 前記左右傾斜角度検出手段(14)で検
出された所定個数の検出値の平均値を基準値とするよう
に、前記基準値設定手段(18)を構成してある請求項
1又は2に記載の農用トラクタの作業機姿勢制御装置。 - 【請求項4】 走行機体(1)にローリング揺動自在に
対地作業機(8)を備え、 前記走行機体(1)の左右方向での水平面に対する傾斜
角度(α)を検出する左右傾斜角度検出手段(14)
と、 前記左右傾斜角度検出手段(14)で検出された所定個
数の検出値に基づいて、前記対地作業機(8)の姿勢の
基準値を設定する基準値設定手段(18)と、 前記左右傾斜角度検出手段(14)の検出値と基準値と
に基づいて、前記対地作業機(8)を基準値に対して所
定姿勢に保持するローリング制御を行うローリング制御
手段(15)と、 基準値を補正する補正手段(19)とを備えてある農用
トラクタの作業機姿勢制御装置。 - 【請求項5】 前記補正手段(19)による基準値の補
正を調節自在に構成してある請求項4に記載の農用トラ
クタの作業機姿勢制御装置。 - 【請求項6】 前記走行機体(1)の水平方向での水平
面に対する傾斜角度(α)に対応して基準値の補正が自
動的に設定されるように、前記補正手段(19)を構成
してある請求項4に記載の農用トラクタの作業機姿勢制
御装置。 - 【請求項7】 前記走行機体(1)の水平方向での水平
面に対する傾斜角度(α)が大きいほど、基準値の補正
が大きくなるように構成してある請求項6に記載の農用
トラクタの作業機姿勢制御装置。 - 【請求項8】 前記左右傾斜角度検出手段(14)で検
出された所定個数の検出値が、所定時間毎又は所定距離
毎に求められたものである請求項4〜7のうちのいずれ
か一つに記載の農用トラクタの作業機姿勢制御装置。 - 【請求項9】 前記左右傾斜角度検出手段(14)で検
出された所定個数の検出値の平均値を基準値とするよう
に、前記基準値設定手段(18)を構成してある請求項
4〜8のうちのいずれか一つに記載の農用トラクタの作
業機姿勢制御装置。
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JP03494794A JP3313499B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 農用トラクタの作業機姿勢制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP03494794A JP3313499B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 農用トラクタの作業機姿勢制御装置 |
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JPH07241102A JPH07241102A (ja) | 1995-09-19 |
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Family
ID=12428368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03494794A Expired - Lifetime JP3313499B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 農用トラクタの作業機姿勢制御装置 |
Country Status (1)
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1994
- 1994-03-04 JP JP03494794A patent/JP3313499B2/ja not_active Expired - Lifetime
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