JP5215206B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、自走機体に左右ローリング自在に連結される作業機を自動的にローリング制御する制御手段を備えた作業車に関する。
特許文献1に示されるように、自走機体の左右方向の傾斜角度を検出するセンサー(傾斜センサー88及び角速度センサー89)の検出値と、自走機体に対するロータリ耕耘装置3の左右方向の傾斜角度を検出するセンサー88,89の検出値と、ローリング角度設定器90によって設定した設定値に基づいて、自走機体に連結されるロータリ耕耘装置3を自動的にローリング制御するローリング制御手段48cを備えている作業車が知られている。
特許文献1では、水平圃場においてロータリ耕耘装置3の左右方向の傾斜角度を予め設定した設定値に維持する標準モード、傾斜地圃場での等高線に沿った走行時においてロータリ耕耘装置3の左右方向の傾斜角度を予め設定した設定値に維持する傾斜地モード(図8参照)、標準及び傾斜地モードに優先してロータリ耕耘装置3をローリングさせる優先モードが、ローリング制御手段48cに制御モードとして備えられている。
ローリング制御手段48cは、操作パネル59に備えたワンタッチ操作式の選択スイッチ84が押し操作されるごとに、制御モードが標準モードと傾斜地モードとに順次切り換わる。傾斜地モードの使用が選択された場合には、谷側の車輪の沈下(図8参照)を考慮して、ローリング角度設定器90の設定値が、自動的に設定された補正値分だけ補正される。これによって、傾斜地圃場での谷側の車輪の沈下にかかわらず、ロータリ耕耘装置3の左右方向の傾斜角度をローリング角度設定器90の設定値に精度良く維持することができるようになっている(以上の符号は、特許文献1での符号である)。
特開2008−148644号公報
しかし、傾斜地圃場の硬軟度、殊に軟弱地の場合は谷側の車輪が深く沈み込むので、ロータリ耕耘装置が補正された設定値による姿勢よりも大きく谷側に傾斜することになる。これにより、等高線に沿って耕耘作業を行うと、ロータリ耕耘装置の谷側が沈みこんで、耕耘跡に等高線に沿った段差が生じることがあり、段差の為に水はけが悪くなることがあった。
本発明は、傾斜地圃場において等高線に沿って走行する場合、段差の生じない作業が行えるように構成することを目的としている。
〔第1発明の構成〕
第1発明は、左右ローリング自在に連結される作業機の左右方向の傾斜角度を検出するセンサーの検出値と、傾斜設定器によって設定した設定値とに基づいて、前記作業機を自動的にローリング制御する傾斜地ローリング制御手段を備え、前記設定値を補正する傾斜地ローリング設定手段を備えた作業車において、前記傾斜地ローリング設定手段とは別に前記設定値を補正する手動ローリング補正手段を設け、前記手動ローリング補正手段によって補正した補正値を表示する補正値表示手段を備えてあり、前記補正値表示手段は、前記手動ローリング補正手段による補正が行われている間にはその補正した補正値を表示し、それ以外のときには作業用の表示となっており、前記手動ローリング補正手段による補正が終了すると、その後、前記補正値の表示から前記作業用の表示に切り換わるように構成されている
〔第1発明の作用〕
第1発明によれば、傾斜地ローリング制御手段により傾斜地圃場で等高線に沿って走行しながら作業を行う場合、谷側の車輪の沈下が考慮された傾斜地ローリング設定手段によって、傾斜設定器の設定値が自動的に補正され、これにより傾斜地圃場での谷側の車輪の沈下が考慮されたローリング制御が行われる(図8参照)。
上記の作業において、傾斜地圃場の土質の硬軟度の違いによって、例えば土質が標準よりも軟弱な圃場の場合は、傾斜設定器の設定値が補正されている場合でも、傾斜面に対して、さらに谷側の車輪が沈み込むことがある。このまま作業を続けると谷側が低くなるので、ロータリ耕耘装置を作業機として耕耘作業を行っている場合は、谷側が深く耕耘されて、全体が斜面に沿った平面状でなく、作業幅に相当する距離毎に段差の生じた耕耘が行われることがある。
第1発明によれば、運転者が作業機のローリング状態を目視で確認しながら、手動ローリング補正手段を操作して、傾斜設定器の設定値を傾斜地圃場に合った値に補正して、傾斜地圃場に段差が生じないようにすることができる。
第1発明によれば、手動ローリング補正手段で補正した補正値が、補正値表示手段に表示される。この補正値(表示値)を運転者が覚えておくことにより、同じ傾斜地圃場で次回以降に作業をするときや、土質等が同じ条件の別の傾斜地圃場で作業をするときには、作業機のローリング状態を目視で確認することなく、手動ローリング補正手段で前回の補正値(表示値)を設定するだけで、作業機の左右方向の傾斜角度を傾斜設定器の設定値に精度良く合わせることができる(傾斜地圃場の傾斜に沿って作業することができる)。
〔第1発明の効果〕
従って、第1発明によれば、傾斜設定器の設定値を傾斜地圃場に合った値に補正することにより、傾斜地圃場に段差が生じないようにすることができるようになって、作業性能を向上させることができた。
第1発明によれば、補正値表示手段に表示された補正値(表示値)を覚えておくことにより、次回以降の同じ傾斜地圃場等での手動ローリング制御手段による補正値の設定を、正確且つ容易に行うことができる。これにより、2回目以降の作業において、傾斜地圃場で段差の生じない作業を容易に行うことができるに至った。
〔第2発明の構成〕
第2発明は、第1発明の構成において、前記手動ローリング補正手段によって補正した補正値をデジタル表示する液晶表示部を運転座席の前方の操縦パネルに備えて、前記補正値表示手段を構成してある。
〔第2発明の作用効果〕
第2発明によれば、運転座席に着座した運転者が前方を目視している状態において、液晶表示部を容易に目視することができ、手動ローリング補正手段によって補正した補正値(表示値)の確認が容易に行える。
トラクタ及びロータリ耕耘装置の全体側面図である。 トラクタの搭乗運転部を示す平面図である。 表示パネルの正面図である。 トラクタの後部及びロータリ耕耘装置を示す斜視図である。 操作パネルの平面図である。 制御構成を示すブロック図である。 別実施の形態の操作パネルの平面図である。 傾斜地圃場を走行する自走機体の概略図である。
[1]
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された自走機体の前部にエンジン10が備えられ、自走機体の後部にミッションケース3が備えられて、作業車の一例である四輪駆動型のトラクタが構成されている。
図1に示す操縦ハンドル26の操作により右及び左の前輪1が右又は左に操向操作される。図示しない前輪操向用のナックルアームの基部に、前輪1の操向角度(直進位置から右の操向角度、又は直進位置から左の操向角度)を検出する操向角度センサー35が備えられており、操向角度センサー35の検出値が制御装置18に入力されている。
エンジン10の動力がミッションケース3に伝達され、ミッションケース3の内部の主変速装置(図示せず)及び副変速装置(図示せず)から、後輪デフ装置(図示せず)を介して、右及び左の後輪2に伝達される。後輪デフ装置の直前から分岐した動力が、ミッションケース3内に備えた前輪変速装置5、前輪デフ装置7を経て、右及び左の前輪1に伝達される。
図6に示すように、前輪変速装置5に、油圧多板型式の標準クラッチ8と増速クラッチ9が並列的に備えられている。標準及び増速クラッチ8,9は遮断状態に付勢されて、作動油が供給されることにより伝動状態に操作される。標準クラッチ8に作動油を給排操作する制御弁19、増速クラッチ9に作動油を給排操作する制御弁20が備えられており、制御装置18によって制御弁19,20が操作される。
制御弁19により標準クラッチ8を伝動状態に操作し、制御弁20により増速クラッチ9を遮断状態に操作すると、前輪1及び後輪2が略同じ速度で駆動されるように前輪1及び後輪2に動力が伝達される標準四輪駆動状態が得られる。制御弁19により標準クラッチ8を遮断状態に操作し、制御弁20により増速クラッチ9を伝動状態に操作すると、前輪1が後輪2よりも高速で駆動されるように前輪1及び後輪2に動力が伝達される増速四輪駆動状態が得られる。制御弁19,20により標準及び増速クラッチ8,9を遮断状態に操作すると、右及び左の前輪1への動力が遮断され(右及び左の前輪1の自由回転状態)、右及び左の後輪2に動力が伝達される後二輪駆動状態が得られる。
[2]
右及び左の後輪2を独立に制動可能な右及び左のサイドブレーキ11が備えられ、右及び左のサイドブレーキペダル12が備えられている。右のサイドブレーキ11と右のサイドブレーキペダル12とが、右の操作シリンダ13及び右の連係ロッド14を介して接続されて、左のサイドブレーキ11と左のサイドブレーキペダル12とが、左の操作シリンダ13及び左の連係ロッド14を介して接続されている。
右及び左の操作シリンダ13は内装されたバネ15により伸張側に付勢されており、作動油が供給されることで収縮作動する。右の操作シリンダ13に作動油を給排操作する制御弁21、左の操作シリンダ13に作動油を給排操作する制御弁22が備えられており、制御装置18によって制御弁21,22が操作される。
これにより、右(左)のサイドブレーキペダル12を踏み操作すると、右(左)の操作シリンダ13及び右(左)の連係ロッド14を介して右(左)のサイドブレーキ11が制動状態に操作される。右(左)のサイドブレーキペダル12を踏み操作していない状態において、制御弁21,22により右(左)の操作シリンダ13に作動油を供給して、右(左)の操作シリンダ13を収縮作動させると、右(左)の連係ロッド14を介して右(左)のサイドブレーキ11が制動状態に操作されるのであり、制御弁21,22により右(左)の操作シリンダ13の作動油を排出して、右(左)の操作シリンダ13を伸張作動させると、右(左)の連係ロッド14を介して右(左)のサイドブレーキ11が解除状態に操作される。
[3]
次に、作業機(ロータリ耕耘装置37)に関する構成について説明する。
図1及び図4に示すように、ミッションケース3の後部にトップリンク27、右及び左のロアリンク28が上下に揺動自在に支持され、右及び左のリフトアーム29が上下に揺動自在に支持されている。右及び左のリフトアーム29を上下に揺動駆動する単動型の右及び左のリフトシリンダ30が備えられており、右のリフトアーム29と右のロアリンク28とに亘って複動型のローリングシリンダ31が接続され、左のリフトアーム29と左のロアリンク28とに連係ロッド32が接続されている。
図6に示すように、リフトシリンダ30及びローリングシリンダ31に作動油を給排操作する制御弁33,34が備えられて、制御装置18によって制御弁33,34が操作される。自走機体に対する右及び左のリフトアーム29の上下角度を検出する角度センサー36が備えられて、角度センサー36の検出値が制御装置18に入力されている。
図1及び図4に示すように、トップリンク27、右及び左のロアリンク28にロータリ耕耘装置37が連結されている。ロータリ耕耘装置37に後部カバー37aが上下に揺動自在に支持され、バネ37bにより下方に付勢されており、ロータリ耕耘装置37に対する後部カバー37aの上下角度を検出する角度センサー38が備えられて、角度センサー38の検出値が制御装置18に入力されている。
図1、図4、図6に示すように、エンジン10の動力がPTOクラッチ39及びPTO軸40を介してロータリ耕耘装置37に伝達されている。PTOクラッチ39は遮断状態に付勢されて、作動油が供給されることにより伝動状態に操作されるように構成されており、PTOクラッチ39に作動油を給排操作する制御弁41が備えられて、制御装置18によって制御弁41が操作される。
以上の構造により、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸縮作動させると、右及び左のリフトアーム29によりロータリ耕耘装置37が昇降操作される。制御弁34によりローリングシリンダ31を伸縮作動させると、左のロアリンク28を支点としてロータリ耕耘装置37がローリング操作される。
[4]
次に、前輪変速装置5、右及び左のサイドブレーキ11に関する機能及び操作系について説明する。
制御装置18において、二輪駆動制御手段、標準四輪駆動制御手段、増速四輪駆動制御手段、自動ブレーキ制御手段が備えられている。
二輪駆動制御手段は、前輪1の操向角度がどのようなものであっても(直進状態及び旋回状態であっても)、制御弁19,20により前輪変速装置5(標準及び増速クラッチ8,9)を後二輪駆動状態に操作するものである。
標準四輪駆動制御手段は、前輪1の操向角度がどのようなものであっても(直進状態及び旋回状態であっても)、制御弁19,20により前輪変速装置5(標準及び増速クラッチ8,9)を標準四輪駆動状態に操作するものである。
増速四輪駆動制御手段は、前輪1の操向角度が直進位置から右又は左の設定角度内(直進状態又は前輪1を少し操向操作した状態)であると、制御弁19,20により前輪変速装置5(標準及び増速クラッチ8,9)を標準四輪駆動状態に操作し、前輪1の操向角度が右又は左の設定角度を超えると、制御弁19,20により前輪変速装置5(標準及び増速クラッチ8,9)を増速四輪駆動状態に操作するものである。
自動ブレーキ制御手段は、二輪駆動制御手段の作動状態、標準四輪駆動制御手段の作動状態及び増速四輪駆動制御手段の作動状態において、前輪1の操向角度が直進位置から右又は左の設定角度内(直進状態又は前輪1を少し操向操作した状態)であると、制御弁21,22により右及び左のサイドブレーキ11を解除状態に操作し、前輪1の操向角度が右又は左の設定角度を超えると、制御弁21,22により旋回中心側のサイドブレーキ11を制動状態に操作するものである。
図6に示すように、操縦ハンドル26の右横側に、押しボタン型式の第1走行選択スイッチ45、押しボタン型式の第2走行選択スイッチ46が備えられており、第1及び第2走行選択スイッチ45,46の操作信号が制御装置18に入力されている。
第1走行選択スイッチ45を押し操作するごとに、二輪駆動制御手段の作動状態、標準四輪駆動制御手段の作動状態、増速四輪駆動制御手段の作動状態のうちの一つが順番に選択される。第2走行選択スイッチ46を押し操作するごとに、自動ブレーキ制御手段の作動状態と停止状態に交互に切り換わる。二輪駆動制御手段の作動状態、標準四輪駆動制御手段の作動状態、増速四輪駆動制御手段の作動状態のうちのどれが選択されたかを表示するモニター表示部と、自動ブレーキ制御手段の作動状態及び停止状態のどちらが選択されたかを表示するモニター表示部とが、運転座席42の前方の操縦パネル69に備えられている。
[5]
次に、ロータリ耕耘装置37に関する機能及び操作系について説明する。
制御装置18においてポジション制御手段、第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段、ローリング制御手段72(傾斜地ローリング制御手段に相当)、オートアップ制御手段、バックアップ制御手段、手動ローリング操作手段、傾斜地ローリング設定手段、手動ローリング補正手段が備えられている。
図1及び図6に示すように、運転座席42の右横側の前側に昇降レバー43が備えられて、昇降レバー43は最高位置A1及び最低位置A2の範囲で操作自在で、最高及び最低位置A1,A2の範囲内の任意の操作位置に保持可能に構成されており、昇降レバー43の操作位置が制御装置18に入力される位置センサー43aを備えている。
図6に示すように、水平面に対する自走機体の左右方向の傾斜角度を検出する重垂型式の傾斜センサー44(自走機体の左右方向の傾斜角度を検出するセンサーに相当)、エンジン10の回転数を検出する回転数センサー60、右及び左のロアリンク28の基部に掛かる牽引負荷を検出する牽引負荷センサー61、ローリングシリンダ31の伸縮長さを検出するストロークセンサー63(自走機体に対する作業機の左右方向の傾斜角度を検出するセンサーに相当)が備えられている。傾斜センサー44の検出値、回転数センサー60の検出値、牽引負荷センサー61、ストロークセンサー63の検出値が制御装置18に入力されている。
図2、図5に示すように、運転座席42の右横に操作パネル47が備えられており、操作パネル47の操作信号が制御装置18に入力されている。操作パネル47に、ダイヤル操作型式の耕深設定器48、押しボタン型式の昇降切換スイッチ49、押しボタン型式のローリング切換スイッチ50、ダイヤル操作型式の傾斜設定器51、ダイヤル操作型式の落下速度設定器52、ダイヤル操作型式の感度設定器53、ダイヤル操作型式の高さ規制設定器54、押しボタン型式のオートアップスイッチ55、押しボタン型式のバックアップスイッチ56、押しボタン型式の右下さがりスイッチ57、押しボタン型式の左下さがりスイッチ58、押しボタン型式の平行スイッチ59が備えられている。
[6]
次にポジション制御手段、第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段及びレーザー制御手段について説明する。
ポジション制御手段は、右及び左のリフトアーム29の上下角度が、昇降レバー43の操作位置に対応する上下角度となるように、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を同時に伸縮作動させてロータリ耕耘装置37の上下高さを制御するものである。
この場合、図6に示すように、昇降レバー43の最高位置A1が右及び左のリフトアーム29の機械的な上限に対応し、昇降レバー43の最低位置A2が右及び左のリフトアーム29の機械的な下限に対応している。昇降レバー43の最高位置A1よりも少し下側に予め設定位置が設定されており、昇降レバー43が最低位置A2と設定位置との間の範囲に操作されていると、制御弁41によりPTOクラッチ39が伝動状態に操作され、昇降レバー43が設定位置と最高位置A1との間の範囲に操作されていると、制御弁41によりPTOクラッチ39が遮断状態に操作される。
第1昇降制御手段は、ロータリ耕耘装置37の後部カバー37aの上下角度が設定角度に維持されるように、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸縮作動させてロータリ耕耘装置37の対地高さを一定にする高さ制御をするものである。
この場合、図1、図4、図6に示すように、ロータリ耕耘装置37の後部カバー37aの上下角度がロータリ耕耘装置37の耕耘深さに相当しており、ロータリ耕耘装置37の後部カバー37aの上下角度が設定角度に維持されることにより、ロータリ耕耘装置37の耕耘深さが設定深さに維持される。耕深設定器48を操作することにより、設定深さを「浅」及び「深」側に変更することができる。
第2昇降制御手段は、回転数センサー60の検出値に基づいてエンジン10に掛かる負荷を検出し、エンジン10に掛かる負荷が設定値に維持されるように、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸縮作動させてロータリ耕耘装置37を昇降させるエンジン負荷制御をするものである。
ドラフト制御手段は、ロータリ耕耘装置37に代えて、プラウ(図示せず)をトップリンク27、右及び左のロアリンク28に連結した状態において、牽引負荷センサー61の検出値が設定値に維持されるように、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸縮作動させてロータリ耕耘装置37を昇降させる牽引負荷制御をするものである。
レーザー制御手段は、ロータリ耕耘装置37に代えて、レーザー受信機を備えた均平装置(レーザーレベラー)(図示せず)をトップリンク27、右及び左のロアリンク28に連結した状態において、圃場の端部に備えられたレーザー発信機(図示せず)のレーザーをレーザー受信機が受信するように、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸縮作動させて、均平装置により地面を高精度で均平にするものである。
図5に示すように、昇降切換スイッチ49を押し操作するごとに、ポジション制御手段の作動状態、第1昇降制御手段の作動状態、第2昇降制御手段の作動状態、ドラフト制御手段の作動状態、レーザー制御手段の作動状態のうちの一つが順番に選択される。ポジション制御手段の作動状態〜レーザー制御手段の作動状態のうちのどれが選択されたかを表示するランプ62が、操作パネル47に備えられている。
第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段が作動する状態において、昇降レバー43を最低位置A2から上方に操作すると、第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段に優先して、ポジション制御手段によって制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30が伸張作動する。昇降レバー43を最低位置A2に操作すると、第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段が作動する。
これにより、ポジション制御手段の作動状態とは、ポジション制御手段のみが作動する状態であり、第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段が停止した状態である。第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段の作動状態とは、「第1昇降制御手段及びポジション制御手段」、「第2昇降制御手段及びポジション制御手段」、「ドラフト制御手段及びポジション制御手段」又は「レーザー制御手段及びポジション制御手段」が作動する状態である。
図5に示すように、感度設定器53を操作することにより、第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段の昇降感度を、「敏感」及び「鈍感」側に変更することができる。
ポジション制御手段、第1昇降制御手段、第2昇降制御手段、ドラフト制御手段、レーザー制御手段において、落下速度設定器52を操作することにより、トップリンク27、右及び左のロアリンク28に連結される作業機に応じて、制御弁33による右及び左のリフトシリンダ30の収縮速度を変更することができる。
[7]
次に、ローリング制御手段72、手動ローリング操作手段について説明する。
図6に示すように、ストロークセンサー63によりローリングシリンダ31の伸縮長さを検出することにより、自走機体に対するロータリ耕耘装置37の左右方向の傾斜角度を検出することができ、傾斜センサー44により水平面に対する自走機体の左右方向の傾斜角度を検出することによって、水平面に対するロータリ耕耘装置37の左右方向の傾斜角度を検出することができる。
ローリング制御手段72は、前述のようにして検出された水平面に対するロータリ耕耘装置37の左右方向の傾斜角度が傾斜設定器51の設定値に維持されるように、制御弁34によりローリングシリンダ31を伸縮作動させる制御をするものである。
図5に示すように、傾斜設定器51を操作することにより、傾斜設定器51の設定値を「水平」から「右下」及び「左下」側に変更することができる(後述する3つの標準モードにおいて実際の水平が傾斜設定器51の設定値の「水平」となり、傾斜地モードにおいて傾斜センサー44の検出値が傾斜設定器51の設定値の「水平」となる)。
図1及び図4に示すように、トップリンク27、右及び左のロアリンク28に各種の作業機を連結する場合、右及び左のロアリンク28の作業機への連結点の位置が異なることがあり、右及び左のロアリンク28へのローリングシリンダ31及び連係ロッド32の連結点を変更する必要が生じることがある。この場合、ストロークセンサー63によりローリングシリンダ31の伸縮長さを検出して、自走機体に対するロータリ耕耘装置37の左右方向の傾斜角度を検出する際に補正が必要になる。
上記補正をするために制御装置18に、各種の作業機に対応した複数の補正値(補正係数)と、傾斜地を耕耘するときの補正値(補正係数)とが記憶されている。図5に示すローリング切換スイッチ50を押し操作する毎に、各種の作業機に対応した3つの補正値(補正係数)と、傾斜地を耕耘する場合に選択する一つの傾斜地用の補正値(補正係数)が順番に選択される。
つまり、ローリング切換スイッチ50を押し操作する毎に、3つの標準モードと1つの傾斜モードとが順番に現れて、3つの標準モードと1つの傾斜モードとのうちの一つを選択することができ、そのうちどれが選択されたかを表示するランプ64が、操作パネル47に備えられている。
3つの標準モードでは、実際の水平が傾斜設定器51の設定値の「水平」に対応するものとなり、3種の作業機に対応した補正値(補正係数)が標準モードの各々に選択され、標準モードの各々においてローリング制御手段72が作動する。
傾斜地モードでは、傾斜地用の補正値(補正係数)が選択され、傾斜センサー44の検出値が傾斜地用の補正値(補正係数)で補正されて、この値が傾斜設定器51の設定値の「水平」に対応するものとなり、ローリング制御手段72が作動する。傾斜地用の補正値(補正係数)を設定することから、ローリング切換スイッチ50を傾斜地ローリング設定手段とする。
手動ローリング操作手段は、3つの標準モードにおいて、右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58を押し操作している間だけ、ローリング制御手段72に優先して、ロータリ耕耘装置37の右側又は左側が下降するように、制御弁34によりローリングシリンダ31を伸張又は収縮作動させるものであり、右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58の押し操作が終わると、ローリング制御手段72が作動する状態とするものである。
手動ローリング操作手段は、3つの標準モードにおいて、平行スイッチ59を押し操作している間だけ、ローリング制御手段72に優先して、ローリングシリンダ31が連係ロッド32と同じ長さ(ロータリ耕耘装置37が自走機体と平行になる状態)になるように制御弁34によりローリングシリンダ31が伸縮作動させるのであり、平行スイッチ59の押し操作が終わると、ローリング制御手段72が作動する状態とするものである。
傾斜地圃場では等高線に沿って走行しながら耕耘作業を行なうが、傾斜地圃場では自走機体の重心が谷側に寄るので、谷側の前輪1及び後輪2の方が山側の前輪1及び後輪2よりも沈み勝手となり、傾斜地圃場が軟弱であればあるほど、沈み勝手の状態が顕著に現れる。
例えば図8に示すように、傾斜地圃場が傾斜角度θ1である場合、自走機体の谷側が沈み込んで自走機体が傾斜地圃場に対して沈み角度θ2だけ更に傾くと、自走機体もロータリ耕耘装置37も共に同じように傾斜して水平面に対して傾斜角度θ3で走行することとなる。このままだと、谷側が深く耕耘されることになるので、自走機体の傾斜角度θ3に対して、ロータリ耕耘装置37の水平に対する傾斜角度θを自走機体が沈み込んだ沈み角度θ2だけ戻して、ロータリ耕耘装置37の傾斜角度θを傾斜地圃場の傾斜角度θ1に成るように補正する必要がある。傾斜センサー44で検出されているのは、自走機体の傾斜角度θ3である。
傾斜地モードを選択して傾斜地圃場で耕耘作業をするときは、ロータリ耕耘装置37の谷側が沈むので、傾斜センサー44の検出値を補正して、自走機体の沈み込んだ分(沈み角度θ2)だけ、ロータリ耕耘装置37の自走機体に対する左右方向の傾斜角度が小さめになるように、ロータリ耕耘装置37が制御されるようにする。傾斜地モードを選択したときの傾斜センサー44に対する演算上の補正値(補正係数:沈み角度θ2分を修正するための補正係数)は、予め標準設定された傾斜地用の補正値(補正係数)として与えられる。
自走機体の傾斜は、傾斜地圃場の硬軟度に応じて、殊に軟弱な傾斜地圃場の場合は、谷側の前輪1及び後輪2が山側の前輪1及び後輪2よりも沈み込むので、傾斜地用の補正値(補正係数)を傾斜地圃場の条件に合致するように変更することが望ましい。傾斜地モードが選択されているときに、右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58を押し操作することにより、標準設定された傾斜地用の補正値(補正係数)を大小に変更することができる。
右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58の押し操作により変更された傾斜地用の補正値(補正係数)は、運転座席42の前方の操縦パネル69に設けられたデジタル表示式の液晶表示部68(補正値表示手段に相当)に表示されるように構成されており、運転者は液晶表示部68の表示を見ながら右下がり又は左下がりスイッチ57,58を押し操作して、傾斜地用の補正値(補正係数)を設定することができる。
右下がり又は左下がりスイッチ57,58が押し操作されていない状態において、PTO軸40の回転数が液晶表示部68に表示されている。(このPTO軸40の回転数の表示が作業用の表示に相当する。)前述のように傾斜地モードにおいて、右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58が押し操作されると、PTO軸40の回転数に代えて傾斜地用の補正値(補正係数)が表示され、右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58の押し操作が終わってから数秒後に、傾斜地用の補正値(補正係数)に代えてPTO軸40の回転数が液晶表示部68に表示される。
従って、ある傾斜地圃場で初めて作業を行う場合に、傾斜地モードを選択して、ロータリ耕耘装置37が傾斜地圃場に平行でなく谷側に沈み込んでいると、運転者は後ろのロータリ耕耘装置37を見ながら右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58を押し操作して、ロータリ耕耘装置37が傾斜地圃場に平行になったと思われたときに、右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58の操作を停止して、傾斜地用の補正値(補正係数)を設定するのであり、運転者は液晶表示部68に表示された傾斜地用の補正値(補正係数)を覚えておく(又はメモ書きしておく)。
傾斜地用の補正値(補正係数)は、エンジン10を始動したときに、予め標準設定された傾斜地用の補正値(補正係数)に戻される。従って、同じ傾斜地圃場でエンジン10を始動して作業を再開する場合、前回の傾斜地モードでの最適な傾斜地用の補正値(補正係数)を、運転者が覚えておくこと(又はメモ書き)により、傾斜地モードを選択した後、運転者は液晶表示部68を見ながら右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58を押し操作して、前回の傾斜地用の補正値(補正係数)を設定する。これにより、運転者は毎回後ろを振り向いてロータリ耕耘装置37を見ながら右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58を押し操作しなくても、前方の液晶表示部68を見ながら容易に最適な傾斜地用の補正値(補正係数)を設定することができるようになった。
[8]
次に、オートアップ制御手段、バックアップ制御手段について説明する。
オートアップ制御手段は、前輪1の操向角度が直進位置から右又は左の設定角度内(直進状態又は前輪1を少し操向操作した状態)であると、前項[6]に記載のポジション制御手段〜レーザー制御手段、及び前項[7]に記載のローリング制御手段を作動させ、制御弁41によりPTOクラッチ39を伝動状態に操作し、前輪1の操向角度が右又は左の設定角度を超えると、前項[6]に記載のポジション制御手段〜レーザー制御手段、及び前項[7]に記載のローリング制御手段を停止させ、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸張作動させて、ロータリ耕耘装置37を地面から大きく上昇させて、制御弁41によりPTOクラッチ39を遮断状態に操作するものである。
バックアップ制御手段は、自走機体が前進状態であると、前項[6]に記載のポジション制御手段〜レーザー制御手段及び前項[7]に記載のローリング制御手段を作動させ、制御弁41によりPTOクラッチ39を伝動状態に操作する。自走機体が後進状態であると、前項[6]に記載のポジション制御手段〜レーザー制御手段、及び前項[7]に記載のローリング制御手段を停止させ、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸張作動させて、ロータリ耕耘装置37を地面から大きく上昇させて、制御弁41によりPTOクラッチ39を遮断状態に操作するものである。
図5に示すように、オートアップスイッチ55を押し操作するごとに、オートアップ制御手段の作動状態及び停止状態が交互に選択されるのであり、オートアップ制御手段の作動状態及び停止状態のどちらが選択されたかを表示するランプ65が、操作パネル47に備えられている。
バックアップスイッチ56を押し操作するごとに、バックアップ制御手段の作動状態及び停止状態が交互に選択されるのであり、バックアップ制御手段の作動状態及び停止状態のどちらが選択されたかを表示するランプ66が、操作パネル47に備えられている。
前項[6]に記載のポジション制御手段、オートアップ制御手段、バックアップ制御手段において、高さ規制設定器54を操作することにより、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30を伸張作動させて、右及び左のリフトアーム29を上方に揺動駆動する際の上限位置を設定及び変更することができる。
高さ規制設定器54により上限位置に対応する右及び左のリフトアーム29の上下角度を設定するのであり、ポジション制御手段、オートアップ制御手段、バックアップ制御手段において、角度センサー36の検出値が上限位置に対応する右及び左のリフトアーム29の上下角度に達すると、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30が停止する。前述のように右及び左のリフトシリンダ30が停止した状態において、高さ規制設定器54により上限位置を「高」及び「低」側に変更すると、角度センサー36の検出値が上限位置に対応する右及び左のリフトアーム29の上下角度に維持されるように、制御弁33により右及び左のリフトシリンダ30が伸縮作動する。
〔別実施の形態〕
図7は、第2の実施の形態を示す。
第2の実施の形態は、前記実施の形態に比べて、ローリング切換スイッチ50の機能が一部変更されていることと、新たにローリング制御モード選択スイッチ70及びその表示ランプ71が追加された点で相違し、その他は前記実施の形態と同じである。
図7に示すローリング切換スイッチ50は、4種類の作業機に対応する補正値を選択できるように構成されている。
図7に示すローリング制御モード選択スイッチ70を押し操作することにより、3つの標準モード(ローリング切換スイッチ50により選択される)から傾斜地モードとなる状態(傾斜地モードから3つの標準モードとなる状態)が得られ、傾斜地モードが選択されたことを表示するランプ71が操作パネル47に備えられている。ローリング制御モード選択スイッチ70による傾斜地モードの選択は、ローリング切換スイッチ50による傾斜地モードの選択状態と同等の機能が得られる。この傾斜地モードを選択すると、予め設定された標準の傾斜地用の補正値(補正係数)で傾斜センサー44の検出値が補正されて、ロータリ耕耘装置37がローリング制御される。
ローリング制御モード選択スイッチ70により傾斜地モードが選択された状態で、右下がりスイッチ57又は左下がりスイッチ58を押し操作することで、傾斜地用の補正値(補正係数)を変更することができ、傾斜地用の補正値(補正係数)が液晶表示部68に表示される。
図5、図7の実施の形態では、作業機(ロータリ耕耘装置37)の左右方向の傾斜角度を、重垂式の傾斜センサー44とローリングシリンダ31の伸縮長さを検出するストロークセンサー63とで検出するようにしてあるが、重垂式の傾斜センサー44と角速度センサー(図示せず)との組み合わせで、リアルタイムに自走機体の左右方向の傾斜角度を検出するように構成してもよい。
図5、図7の実施の形態では、傾斜地モードを選択すると、傾斜センサー44の検出値を傾斜地用の補正値(補正係数)で補正することによって、傾斜地圃場での作業機のローリングを補正したが、傾斜設定器51の設定値を補正するように傾斜地用の補正値(補正係数)を適用してもよい。これらを総称して手動ローリング補正手段と言う。
図5、図7の実施の形態では、右下がりスイッチ57及び左下がりスイッチ58の押し操作で、傾斜地用の補正値(補正係数)を変更するようにしてあるが、右下がりスイッチ57及び左下がりスイッチ57,58とは別に、傾斜地用の補正値(補正係数)を変更する専用のスイッチを設けてもよい。これらの右下がりスイッチ57及び左下がりスイッチ58等を手動ローリング補正手段と総称する。
自走機体に対して作業機37をローリングさせる手段としては、ローリングシリンダの他、電動モータを利用した電動シリンダその他の手段であってもよく、これらをアクチュエータと総称する。
本発明は、自走機体に左右ローリング自在に連結される各種の作業機(ロータリ耕耘装置やプラウ等)を、自動的にローリング制御する制御手段を備えたトラクタ等の作業車に関する。
37 作業機(ロータリ耕耘装置)
42 運転座席
44 センサー(傾斜センサー)
50 傾斜地ローリング設定手段(ローリング切換スイッチ)
51 傾斜設定器
57 手動ローリング補正手段(右下がりスイッチ)
58 手動ローリング補正手段(左下がりスイッチ)
63 センサー(ストロークセンサー)
68 補正値表示手段(液晶表示部)
69 操縦パネル
72 傾斜地ローリング制御手段

Claims (2)

  1. 左右ローリング自在に連結される作業機の左右方向の傾斜角度を検出するセンサーの検出値と、傾斜設定器によって設定した設定値とに基づいて、前記作業機を自動的にローリング制御する傾斜地ローリング制御手段を備え、前記設定値を補正する傾斜地ローリング設定手段を備えた作業車において、
    前記傾斜地ローリング設定手段とは別に前記設定値を補正する手動ローリング補正手段を設け、前記手動ローリング補正手段によって補正した補正値を表示する補正値表示手段を備えてあり、
    前記補正値表示手段は、前記手動ローリング補正手段による補正が行われている間にはその補正した補正値を表示し、それ以外のときには作業用の表示となっており、前記手動ローリング補正手段による補正が終了すると、その後、前記補正値の表示から前記作業用の表示に切り換わるように構成されている作業車。
  2. 前記手動ローリング補正手段によって補正した補正値をデジタル表示する液晶表示部を運転座席の前方の操縦パネルに備えて、前記補正値表示手段を構成してある請求項1記載の作業車。
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