JP5561070B2 - トラクタ作業機の制御装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、トラクタの車体1後部に作業機2をローリング可能に装着し、車体1に設けた傾斜センサ3の車体傾斜角検出に基づいてローリングシリンダ25を制御し、該ローリングシリンダ25のピストンロッドにより作業機2を水平に維持するトラクタ作業機の制御装置において、
水平制御切換スイッチ(33)で作業機(2)を水平に維持する自動水平モード、手動で作業機(2)の左右傾きを調整して車体(1)と作業機(2)との相対関係を保持する手動モード、所定時間毎に作業機(2)の傾斜角度の平均値を算出しこの傾斜角度の平均値となるように作業機(2)の姿勢制御を行う自動傾斜修正モードに設定可能に構成し、
前記水平制御切換スイッチ33で自動水平モードに設定した後に、作業機2の左右傾斜を調整する手動傾き調整スイッチ7,8の手動による傾き変更で水平に対する作業機2の傾斜角度を任意角度に設定可能にすると共に、この設定した傾斜角度を傾斜設定基準角度Aとして自動傾斜維持モードに移行して自動制御するようにしたことを特徴とするトラクタ作業機の制御装置とする。
この構成で、水平制御切換スイッチ33で作業機を水平に維持する自動水平モードの状態からのみ、手動傾き調整スイッチ7,8を利用して作業機の水平に対する傾斜角度を変更し、変更した傾斜角度を維持する自動傾斜維持モードに移行する。
前記水平制御切換スイッチ33で自動傾斜修正モードに設定した後に、車体1の操向角を検出する操向センサ5が一定以上の操向角を検出すると、自動傾斜修正モードを停止して車体1と作業機2を左右平行状に維持制御する平行モードを行わせる構成とし、操向センサ5が一定以下の操向角を検出して一定時間経過すると自動傾斜修正モードに復帰させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ作業機の制御装置とした。
また、水平制御切換スイッチ33で自動傾斜修正モードに設定している状態からのみ、車体1の操向角を検出する操向センサ5が一定以上の操向角を検出すると、自動傾斜修正モードを停止して車体1と作業機2を左右平行状に維持制御する平行モードを行わせる。そして、操向センサ5が一定以下の操向角を検出して一定時間経過すると自動傾斜修正モードに復帰させる。
そして、水平制御切換スイッチ33で作業機を水平に維持する自動水平モードの状態からのみ、手動傾き調整スイッチ7,8を利用して作業機の水平に対する傾斜角度を変更し、変更した傾斜角度を維持する自動傾斜維持モードに移行する構成としているので、意図的に自動傾斜維持モードへの移行ができる。
また、従来からある手動傾き調整スイッチ7,8を利用して自動水平モードから自動傾斜維持モードに移行できるので、操作が容易となり廉価な構成となる。
請求項2の発明では、請求項1の効果に加え、車体1に設けるローリングシリンダ25の伸縮量を検出するストロークセンサ36の動きで作業機2を傾斜させた角度Aを演算し、この演算した作業機の傾斜角度Aを維持するように傾斜センサ3の値と比較して制御するので、自動傾斜維持モードへの移行が速やかに行われるようになる。
また、水平制御切換スイッチ33で自動傾斜修正モードに設定している状態からのみ、車体1の操向角を検出する操向センサ5が一定以上の操向角を検出すると、自動傾斜修正モードを停止して車体1と作業機2を左右平行状に維持制御する平行モードを行わせる。これにより、旋回時などのように、操向センサ5が一定以上の操向角を検出すると車体1と作業機2を左右平行状に維持制御する平行モードを行わせることで、作業機が無駄な動きをしなくなる。
図1で、トラクタ車体1は、前輪6と後輪11を軸装して、ボンネット12内のエンジンで駆動走行する四輪走行形態であって、ダッシュボード13上のステアリングハンドル14の操作によって前輪6を操向可能に構成している。フロア15の後部には運転席16を設けている。
なお、前記作業機2は、車体1後部のPTO軸28を介して駆動する。
出力信号は、ローリングシリンダ25を伸縮作動させる水平伸びソレノイド40と水平縮みソレノイド41への制御出力と、水平モニタ42と傾斜地モニタ43への表示出力である。
ステップS4で右上げスイッチ8がオンでなく、ステップS6で右下げスイッチ7がオンであれば、ステップS7でローリングシリンダ25を縮み出力してステップS9で自動傾斜維持モードに変更してリターンする。右下げスイッチ7もオンでなければ、ステップS8で傾き調整した傾きで自動制御(自動傾斜)し、リターンする。
ステップS24で右下げスイッチ7がオフからオンに切換ってなれば、ステップS27で右下げスイッチ7がオフからオンに切換ったかを判定し、切換った時点でステップS28でストロークセンサ値を手動スイッチ操作後メモリ(B)として記憶し、ステップS29でストロークセンサ変化量(B−B’)を算出し、ステップS30で傾斜センサ基準値に対する補正値(A)を算出し、リターンする。
補正した傾斜設定基準角度(A)は、次の演算式で算出する。
A=A’+(B−B’)/KSNS
A’は、前回の傾斜設定基準角度で、KSNSは、傾斜センサとストロークセンサの角度合わせをする掛け率である。
なお、ステップS27で右下げスイッチ7がオフからオンに切換ったかを判定して、一定時間(200ms)の経過後にステップS28の記憶を行い(作業機の安定のため)、さらに一定時間(500ms)の経過後にステップS31の自動傾斜制御を行うようにすることで、ストロークセンサ値が安定して正確な制御が行えるようになる。
図7は、傾斜設定基準角度の補正値をリセットするフローチャートで、ステップS54で、右上げ・下げスイッチ7,8の両押しがあれば、ステップS56で補正値をリセットし、自動水平モードに戻る。
作業選択ボタン59で乾田にしてロータリの昇降速度を標準にし、湿田にして昇降速度を遅くし、代掻きにして昇降速度をさらに遅くすることが出来る。
1 車体
2 作業機
3 傾斜センサ
5 操向センサ
7 手動傾き調整スイッチ(手動伸びスイッチ)
8 手動傾き調整スイッチ(手動縮みスイッチ)
25 ローリングシリンダ
33 水平制御切換スイッチ
36 ストロークセンサ
Claims (3)
- トラクタの車体(1)後部に作業機(2)をローリング可能に装着し、車体(1)に設けた傾斜センサ(3)の車体傾斜角検出に基づいてローリングシリンダ(25)を制御し、該ローリングシリンダ(25)のピストンロッドにより作業機(2)を水平に維持するトラクタ作業機の制御装置において、
水平制御切換スイッチ(33)で作業機(2)を水平に維持する自動水平モード、手動で作業機(2)の左右傾きを調整して車体(1)と作業機(2)との相対関係を保持する手動モード、所定時間毎に作業機(2)の傾斜角度の平均値を算出しこの傾斜角度の平均値となるように作業機(2)の姿勢制御を行う自動傾斜修正モードに設定可能に構成し、
前記水平制御切換スイッチ(33)で自動水平モードに設定した後に、作業機(2)の左右傾斜を調整する手動傾き調整スイッチ(7),(8)の手動による傾き変更で水平に対する作業機(2)の傾斜角度を任意角度に設定可能にすると共に、この設定した傾斜角度を傾斜設定基準角度(A)として自動傾斜維持モードに移行して自動制御するようにしたことを特徴とするトラクタ作業機の制御装置。 - 前記自動傾斜維持モードへの移行時における前記傾斜設定基準角度(A)の算出は、手動傾き調整スイッチ(7),(8)によって伸縮するローリングシリンダ(25)のピストンロッドの伸縮量を検出するストロークセンサ(36)の検出値から演算すべく構成し、
前記水平制御切換スイッチ(33)で自動傾斜修正モードに設定した後に、車体(1)の操向角を検出する操向センサ(5)が一定以上の操向角を検出すると、自動傾斜修正モードを停止して車体(1)と作業機(2)を左右平行状に維持制御する平行モードを行わせる構成とし、操向センサ(5)が一定以下の操向角を検出して一定時間経過すると自動傾斜修正モードに復帰させる構成としたことを特徴とする請求項1に記載のトラクタ作業機の制御装置。 - 前記ローリングシリンダ(25)のピストンロッドを伸縮する手動傾き調整スイッチ(7),(8)の伸び側と縮み側を共に又は同時に入り状態にすることで、自動傾斜維持モードを解除して自動水平モードに戻ることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ作業機の制御装置。
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