JP3312626B2 - ロードセル型重量測定装置 - Google Patents
ロードセル型重量測定装置Info
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- JP3312626B2 JP3312626B2 JP23669490A JP23669490A JP3312626B2 JP 3312626 B2 JP3312626 B2 JP 3312626B2 JP 23669490 A JP23669490 A JP 23669490A JP 23669490 A JP23669490 A JP 23669490A JP 3312626 B2 JP3312626 B2 JP 3312626B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01G—WEIGHING
- G01G23/00—Auxiliary devices for weighing apparatus
- G01G23/06—Means for damping oscillations, e.g. of weigh beams
- G01G23/10—Means for damping oscillations, e.g. of weigh beams by electric or magnetic means
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01G—WEIGHING
- G01G3/00—Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances
- G01G3/12—Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing
- G01G3/14—Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing measuring variations of electrical resistance
- G01G3/1414—Arrangements for correcting or for compensating for unwanted effects
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
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- G01G3/12—Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing
- G01G3/14—Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing measuring variations of electrical resistance
- G01G3/142—Circuits specially adapted therefor
- G01G3/147—Circuits specially adapted therefor involving digital counting
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ロードセルを荷重検出手段に用いた重量測
定装置、より詳しくは重量測定装置が設置されている床
等からの振動の影響を防止する技術に関する。
定装置、より詳しくは重量測定装置が設置されている床
等からの振動の影響を防止する技術に関する。
（従来技術） ロードセルを荷重検出手段とする重量測定装置は、ロ
ードセルの一端を基台に固定し、他端に被測定物の荷重
を掛け、荷重に比例して生じるロードセルの歪をゲージ
により電気信号に変換するように構成されている。この
ようにロードセルは、片持梁状に支持されている関係
上、重量測定装置が設定されている床等からの振動を受
け易く、計量結果に誤差を含むという問題がある。
ードセルの一端を基台に固定し、他端に被測定物の荷重
を掛け、荷重に比例して生じるロードセルの歪をゲージ
により電気信号に変換するように構成されている。この
ようにロードセルは、片持梁状に支持されている関係
上、重量測定装置が設定されている床等からの振動を受
け易く、計量結果に誤差を含むという問題がある。
このような問題を解消するために、例えば特開昭60−
142216号公報に示されているように、荷重検出手段をな
すロードセルと同様な構造の第２のロードセルを片持梁
状に取付けてダミー用ロードセルを構成し、このダミー
用ロードセルからの信号と荷重信号を演算増幅器に入力
して、荷重信号に含まれている振動成分を相殺する技術
が提案されている。
142216号公報に示されているように、荷重検出手段をな
すロードセルと同様な構造の第２のロードセルを片持梁
状に取付けてダミー用ロードセルを構成し、このダミー
用ロードセルからの信号と荷重信号を演算増幅器に入力
して、荷重信号に含まれている振動成分を相殺する技術
が提案されている。
ところで、一般的にロードセルから出力された信号
は、機械的振動よりもさらに高い周波数の雑音成分を含
んでいるため、通常、アナログ回路で構成されたローバ
スフィルタを通して低周波成分だけを抽出することが行
なわれているが、ローバスフィルタを構成している直流
増幅器自体のドリフトや、コンデンサ等の回路定数の誤
差による位相遅れ等により各ロードセルからの信号にレ
ベル変動や、位相差が生じるため、床からの振動を十分
に除去することができず、計量誤差が生じるという問題
があった。
は、機械的振動よりもさらに高い周波数の雑音成分を含
んでいるため、通常、アナログ回路で構成されたローバ
スフィルタを通して低周波成分だけを抽出することが行
なわれているが、ローバスフィルタを構成している直流
増幅器自体のドリフトや、コンデンサ等の回路定数の誤
差による位相遅れ等により各ロードセルからの信号にレ
ベル変動や、位相差が生じるため、床からの振動を十分
に除去することができず、計量誤差が生じるという問題
があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、外部からの振動の影響を
確実に防止することができる新規な重量測定装置を提供
することにある。
て、その目的とするところは、外部からの振動の影響を
確実に防止することができる新規な重量測定装置を提供
することにある。
（課題を解決するための手段） このような問題を解消するために、第１の発明では、
一端が基台に固定され、他端に被測定物載置台が取り付
けられた計量用ロードセルと、一端が基台に固定され、
他端に既知重量の分銅が取り付けられたダミー用ロード
セルと、前記計量用ロードセルとダミー用ロードセルか
らの信号を交互に切換えて出力する第１の信号切換手段
と、第１の信号切換手段からの信号をデジタルデータに
変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記アナログ
−デジタル変換手段からのデジタルデータを切換えて出
力する第２の信号切換手段と、第１、第２の信号切換手
段を外部から伝播する機械振動の周期よりも短い周期で
交互に切換える切換制御手段と、第２の信号切換手段の
出力端に接続された第１、第２のデジタルフィルタ手段
と、第１、第２のデジタルフィルタ手段の出力信号をそ
れぞれ記憶する第１、第２の記憶手段と、第２の記憶手
段に接続され、前記分銅による零点移動を補正する補正
手段と、前記計量用ロードセルの出力と前記ダミー用ロ
ードセルの出力との比に相当する係数を前記補正手段の
出力に乗算する係数乗算手段と、前記係数を導くための
データを前記係数乗算手段に予め設定しておく入力手段
と、前記第１の記憶手段のデータと前記係数乗算手段か
らのデータとの差分を出力する引算手段を備えるように
した。
一端が基台に固定され、他端に被測定物載置台が取り付
けられた計量用ロードセルと、一端が基台に固定され、
他端に既知重量の分銅が取り付けられたダミー用ロード
セルと、前記計量用ロードセルとダミー用ロードセルか
らの信号を交互に切換えて出力する第１の信号切換手段
と、第１の信号切換手段からの信号をデジタルデータに
変換するアナログ−デジタル変換手段と、前記アナログ
−デジタル変換手段からのデジタルデータを切換えて出
力する第２の信号切換手段と、第１、第２の信号切換手
段を外部から伝播する機械振動の周期よりも短い周期で
交互に切換える切換制御手段と、第２の信号切換手段の
出力端に接続された第１、第２のデジタルフィルタ手段
と、第１、第２のデジタルフィルタ手段の出力信号をそ
れぞれ記憶する第１、第２の記憶手段と、第２の記憶手
段に接続され、前記分銅による零点移動を補正する補正
手段と、前記計量用ロードセルの出力と前記ダミー用ロ
ードセルの出力との比に相当する係数を前記補正手段の
出力に乗算する係数乗算手段と、前記係数を導くための
データを前記係数乗算手段に予め設定しておく入力手段
と、前記第１の記憶手段のデータと前記係数乗算手段か
らのデータとの差分を出力する引算手段を備えるように
した。
また、第２の発明では、一端が基台に固定され、他端
に被測定物載置台が取り付けられた計量用ロードセル
と、一端が基台に固定され、他端に既知重量の分銅が取
り付けられたダミー用ロードセルと、前記計量用ロード
セルとダミー用ロードセルからの信号を交互に切換えて
出力する第１の信号切換手段と、第１の信号切換手段か
らの信号を増幅する共通の前置増幅器と、該前置増幅器
からの信号をデジタルデータに変換するアナログ−デジ
タル変換手段と、前記アナログ−デジタル変換手段から
のデジタルデータを切換えて出力する第２の信号切換手
段と、第１、第２の信号切換手段を外部から伝播する機
械振動の周期よりも短い周期で交互に切換える切換制御
手段と、第２の信号切換手段の出力端に接続された第
１、第２のデジタルフィルタ手段と、第１、第２のデジ
タルフィルタ手段の出力信号をそれぞれ記憶する第１、
第２の記憶手段と、第２の記憶手段に接続され、前記分
銅による零点移動を補正する補正手段と、前記計量用ロ
ードセルの出力と前記ダミー用ロードセルの出力との比
に相当する係数を前記補正手段の出力に乗算する係数乗
算手段と、前記係数を導くためのデータを前記係数乗算
手段に予め設定しておく入力手段と、前記第１の記憶手
段のデータと前記係数乗算手段からのデータとの差分を
出力する引算手段を備えるようにした。
に被測定物載置台が取り付けられた計量用ロードセル
と、一端が基台に固定され、他端に既知重量の分銅が取
り付けられたダミー用ロードセルと、前記計量用ロード
セルとダミー用ロードセルからの信号を交互に切換えて
出力する第１の信号切換手段と、第１の信号切換手段か
らの信号を増幅する共通の前置増幅器と、該前置増幅器
からの信号をデジタルデータに変換するアナログ−デジ
タル変換手段と、前記アナログ−デジタル変換手段から
のデジタルデータを切換えて出力する第２の信号切換手
段と、第１、第２の信号切換手段を外部から伝播する機
械振動の周期よりも短い周期で交互に切換える切換制御
手段と、第２の信号切換手段の出力端に接続された第
１、第２のデジタルフィルタ手段と、第１、第２のデジ
タルフィルタ手段の出力信号をそれぞれ記憶する第１、
第２の記憶手段と、第２の記憶手段に接続され、前記分
銅による零点移動を補正する補正手段と、前記計量用ロ
ードセルの出力と前記ダミー用ロードセルの出力との比
に相当する係数を前記補正手段の出力に乗算する係数乗
算手段と、前記係数を導くためのデータを前記係数乗算
手段に予め設定しておく入力手段と、前記第１の記憶手
段のデータと前記係数乗算手段からのデータとの差分を
出力する引算手段を備えるようにした。
（作用） 外部の機械振動の影響を受けた計量用ロードセルの信
号と、この機械振動によって出力するダミー用ロードセ
ルの信号とをそれぞれ共通のアナログ−デジタル変換手
段により交互にデジタル信号に変換してデジタル的にそ
れぞれフィルタリングする。その際、外部の機械振動の
周期よりも短い周期で交互にフィルタリングするため、
両ロードセルからの出力には、アナログフィルタで生じ
がちな位相差がなくなる。
号と、この機械振動によって出力するダミー用ロードセ
ルの信号とをそれぞれ共通のアナログ−デジタル変換手
段により交互にデジタル信号に変換してデジタル的にそ
れぞれフィルタリングする。その際、外部の機械振動の
周期よりも短い周期で交互にフィルタリングするため、
両ロードセルからの出力には、アナログフィルタで生じ
がちな位相差がなくなる。
次いでダミー用ロードセルからの振動成分データに係
数を掛けて、その出力レベルを計量用ロードセルの振動
成分の出力レベルに合わせ、それを引算手段において計
量用ロードセルのデジタルデータから相殺する。
数を掛けて、その出力レベルを計量用ロードセルの振動
成分の出力レベルに合わせ、それを引算手段において計
量用ロードセルのデジタルデータから相殺する。
（実施例） 以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明
する。
する。
第１図は、本発明の一実施例を示すものであって、図
中符号１は、荷重検出手段をなす計量用ロードセルで、
一端は筺体のフレーム２に固定され、また他端には被測
定物載置台３が取付けられていて、表面に貼付された歪
ゲージ４により被測定物の重量に比例した電気信号を出
力するように構成されている。
中符号１は、荷重検出手段をなす計量用ロードセルで、
一端は筺体のフレーム２に固定され、また他端には被測
定物載置台３が取付けられていて、表面に貼付された歪
ゲージ４により被測定物の重量に比例した電気信号を出
力するように構成されている。
５は、振動検出手段をなすダミー用ロードセルで、一
端は計量用ロードセル１と同等に外部振動を受けるよう
にフレーム２に固定され、また他端には既知重量W2の分
銅６を取付けて自由端とし、外部振動に起因する歪を表
面に固定された歪ゲージ７により電気信号に変換するよ
うに構成されている。
端は計量用ロードセル１と同等に外部振動を受けるよう
にフレーム２に固定され、また他端には既知重量W2の分
銅６を取付けて自由端とし、外部振動に起因する歪を表
面に固定された歪ゲージ７により電気信号に変換するよ
うに構成されている。
これら各ロードセル１、５からの電気信号は、それぞ
れ前置増幅器10、11により増幅された後、アナログ−デ
ジタル変換器12、13によりデジタルデータに変換され、
次いで各デジタルデータを乗加算して高域ノイズ、つま
り各ロードセル１、５及び載置台等の振動に起因するそ
れぞれの高周波成分を遮断するデジタルフィルタ14、15
を介して後述するデジタル信号処理装置16に入力してい
る。
れ前置増幅器10、11により増幅された後、アナログ−デ
ジタル変換器12、13によりデジタルデータに変換され、
次いで各デジタルデータを乗加算して高域ノイズ、つま
り各ロードセル１、５及び載置台等の振動に起因するそ
れぞれの高周波成分を遮断するデジタルフィルタ14、15
を介して後述するデジタル信号処理装置16に入力してい
る。
16は、前述のデジタル信号処理装置で、各デジタルフ
ィルタ14、15からの出力データを順次記憶するメモリ1
7、18とアナログ−デジタル変換器13からの初期荷重と
して出力される分銅重量に相当するデジタルデータを零
レベルに補正する零点補正手段19と、零点補正手段19か
らのデータに係数Ｋを乗じて出力する係数乗算手段20
と、計量用ロードセル１側のデータと係数乗算手段20か
らのデータとの引算をデジタル的に実行する引算手段21
とから構成されている。
ィルタ14、15からの出力データを順次記憶するメモリ1
7、18とアナログ−デジタル変換器13からの初期荷重と
して出力される分銅重量に相当するデジタルデータを零
レベルに補正する零点補正手段19と、零点補正手段19か
らのデータに係数Ｋを乗じて出力する係数乗算手段20
と、計量用ロードセル１側のデータと係数乗算手段20か
らのデータとの引算をデジタル的に実行する引算手段21
とから構成されている。
係数乗算手段20は、計量用ロードセル１とダミー用ロ
ードセル５との感度係数の比、つまり単位重量当りの出
力E1、E2の比K1＝E1/E2が予め設定されているととも
に、計量用ロードセル１に掛かる荷重W1、つまり載置台
３とロードセル１と被測定物とを合わせた全重量と、ダ
ミー用ロードセル５に掛かる重量W1、つまり分銅の重量
W2とロードセルとを合せた全量との比K2＝W1/W2を演算
し、これら比K1、K2の積Ｋ＝K1×K2をゼロ点補正手段19
からの出力データに乗算して引算手段21に出力するよう
に構成されている。
ードセル５との感度係数の比、つまり単位重量当りの出
力E1、E2の比K1＝E1/E2が予め設定されているととも
に、計量用ロードセル１に掛かる荷重W1、つまり載置台
３とロードセル１と被測定物とを合わせた全重量と、ダ
ミー用ロードセル５に掛かる重量W1、つまり分銅の重量
W2とロードセルとを合せた全量との比K2＝W1/W2を演算
し、これら比K1、K2の積Ｋ＝K1×K2をゼロ点補正手段19
からの出力データに乗算して引算手段21に出力するよう
に構成されている。
次に、このように構成した装置を、重量検査装置、つ
まり被測定物が予め定められた基準重量であるか否かを
検査する、いわゆる重量チェッカーに適用した場合を例
に採ってその動作について説明する。
まり被測定物が予め定められた基準重量であるか否かを
検査する、いわゆる重量チェッカーに適用した場合を例
に採ってその動作について説明する。
これから検査しようとする重量検査装置の載置台の重
量、及び感度係数を予めキーボード22から入力してお
く。係数乗算手段20は、ダミー用ロードセル５に掛かる
重量W2と、計量用ロードセル１に掛かる重量W1との比K2
＝W2/W1と感度係数K1との積Ｋ＝K1×K2が演算可能とな
る。
量、及び感度係数を予めキーボード22から入力してお
く。係数乗算手段20は、ダミー用ロードセル５に掛かる
重量W2と、計量用ロードセル１に掛かる重量W1との比K2
＝W2/W1と感度係数K1との積Ｋ＝K1×K2が演算可能とな
る。
この状態で載置台３に被測定物を載せると、計量用ロ
ードセル１は載置台３と被測定物等の重量W1に比例した
歪を生じ、重量に一致するアナログ電気信号を出力す
る。このアナログ電気信号は、前置増幅器10により増幅
された後、アナログ−デジタル変換器12、及びデジタル
フィルタ14により高周波ノイズを除去されたデジタル信
号として出力される。
ードセル１は載置台３と被測定物等の重量W1に比例した
歪を生じ、重量に一致するアナログ電気信号を出力す
る。このアナログ電気信号は、前置増幅器10により増幅
された後、アナログ−デジタル変換器12、及びデジタル
フィルタ14により高周波ノイズを除去されたデジタル信
号として出力される。
一方、ダミー用ロードセル５は、端部に取付けられて
いる分銅６等の重量W2に相当する歪を受けて、これの重
量に一致するアナログ電気信号を出力する。このアナロ
グ電気信号は、前置増幅器11により増幅された後、アナ
ログ−デジタル変換器13、及びデジタルフィルタ15によ
り高周波ノイズを除去されたデジタル信号として出力さ
れ、零点補正手段19により分銅の重量がデジタル処理に
より相殺される。
いる分銅６等の重量W2に相当する歪を受けて、これの重
量に一致するアナログ電気信号を出力する。このアナロ
グ電気信号は、前置増幅器11により増幅された後、アナ
ログ−デジタル変換器13、及びデジタルフィルタ15によ
り高周波ノイズを除去されたデジタル信号として出力さ
れ、零点補正手段19により分銅の重量がデジタル処理に
より相殺される。
重量測定装置に床等から外部振動が作用していない状
態では、計量用ロードセル１、及びダミー用ロードセル
５は、その歪量が一定しているから、アナログ電気信号
は直流信号となる。このため、零点補正手段19は、零デ
ータを出力することになり、したがって、引算手段21か
らはデジタルフィルタ14からの信号がそのまま計量デー
タとして出力されることになる。
態では、計量用ロードセル１、及びダミー用ロードセル
５は、その歪量が一定しているから、アナログ電気信号
は直流信号となる。このため、零点補正手段19は、零デ
ータを出力することになり、したがって、引算手段21か
らはデジタルフィルタ14からの信号がそのまま計量デー
タとして出力されることになる。
一方、重量測定装置に外部からの振動が作用すると、
計量用ロードセル１は、載置台３とロードセル１と被測
定物との合計重量に比例したレベル幅でもって、外部振
動周期に一致した周期の交流成分を含む信号を出力する
ことになる。また、ダミー用ロードセル５は、分銅６と
ロードセル５との合計重量に比例したレベル幅でもっ
て、外部振動周期に一致した周期の交流成分を含んだア
ナログ電気信号を出力する。このアナログ電気信号は、
アナログ−デジタル変換器13によりデジタルデータに変
換された後、デジタルフィルタ15により高周波雑音成分
を除去され、次いで零点補正手段19により振動成分だけ
が抽出されて振動成分データに変換される。
計量用ロードセル１は、載置台３とロードセル１と被測
定物との合計重量に比例したレベル幅でもって、外部振
動周期に一致した周期の交流成分を含む信号を出力する
ことになる。また、ダミー用ロードセル５は、分銅６と
ロードセル５との合計重量に比例したレベル幅でもっ
て、外部振動周期に一致した周期の交流成分を含んだア
ナログ電気信号を出力する。このアナログ電気信号は、
アナログ−デジタル変換器13によりデジタルデータに変
換された後、デジタルフィルタ15により高周波雑音成分
を除去され、次いで零点補正手段19により振動成分だけ
が抽出されて振動成分データに変換される。
係数乗算手段20は零点補正手段19からのデータに重量
W1に比例した係数Ｋを乗算して出力する。これにより、
ダミー用ロードセル５に掛かる全重量W2と計量用ロード
セル１に掛かる全重量W1との差に起因するダミー用ロー
ドセル５からの振動成分の振幅が補正されることにな
る。
W1に比例した係数Ｋを乗算して出力する。これにより、
ダミー用ロードセル５に掛かる全重量W2と計量用ロード
セル１に掛かる全重量W1との差に起因するダミー用ロー
ドセル５からの振動成分の振幅が補正されることにな
る。
引算手段21は、デジタルフィルタ14からの振動成分を
含むデータと、係数乗算手段20からの振動成分のデータ
とを受け、これら２つのデータをデジタル的に引算して
差分を出力する。これにより、振動成分を含む計量デー
タは、その振動成分だけを係数乗算手段20からのデータ
により相殺されることになって、被測定物の重量に一致
したデータに変換されることになる。云うまでもなく、
これら相殺演算は全てデジタル信号により実行されてい
るため、計量データと振動成分データとの間に時間的な
ズレや、ドリフトが生じる余地がなく、しかも各ロード
セル１、５から出力された同一時点のデータを保持可能
なため、計量用ロードセル１のアナログ電気信号から外
部振動に起因するアナログ電気信号が確実に除去される
ことになる。
含むデータと、係数乗算手段20からの振動成分のデータ
とを受け、これら２つのデータをデジタル的に引算して
差分を出力する。これにより、振動成分を含む計量デー
タは、その振動成分だけを係数乗算手段20からのデータ
により相殺されることになって、被測定物の重量に一致
したデータに変換されることになる。云うまでもなく、
これら相殺演算は全てデジタル信号により実行されてい
るため、計量データと振動成分データとの間に時間的な
ズレや、ドリフトが生じる余地がなく、しかも各ロード
セル１、５から出力された同一時点のデータを保持可能
なため、計量用ロードセル１のアナログ電気信号から外
部振動に起因するアナログ電気信号が確実に除去される
ことになる。
第２図は、本発明の第２実施例を示すものであって、
図中符号23は、信号切換器で、外部振動の周期よりも極
めて短い周期、例えば1/100程度の周期により、前置増
幅器10、11からの計量用ロードセル１、及びダミー用ロ
ードセル５のアナログ電気信号を交互に共通のアナログ
−デジタル変換器24に出力するものである。
図中符号23は、信号切換器で、外部振動の周期よりも極
めて短い周期、例えば1/100程度の周期により、前置増
幅器10、11からの計量用ロードセル１、及びダミー用ロ
ードセル５のアナログ電気信号を交互に共通のアナログ
−デジタル変換器24に出力するものである。
26は、デジタル信号処理装置で、前段の信号切換器23
の動作周期に合せてアナログ−デジタル変換器24からの
デジタルデータを、各々同様のデジタルフィルタ14、15
に出力する信号切換器25と、重量測定系のデジタルデー
タからロードセル１及び載置台３の振動に起因する高周
波成分を除去するデジタルフィルタ14と、振動検出系の
デジタルデータからロードセル５の固有周波数以上の高
周波成分を除去するデジタルフィルタ15と、各デジタル
フィルタ14、15からの出力データを順次記憶するメモリ
17、18と、第１実施例において説明したのと同様の零点
補正手段19、係数乗算手段20、引算手段21とから構成さ
れている。
の動作周期に合せてアナログ−デジタル変換器24からの
デジタルデータを、各々同様のデジタルフィルタ14、15
に出力する信号切換器25と、重量測定系のデジタルデー
タからロードセル１及び載置台３の振動に起因する高周
波成分を除去するデジタルフィルタ14と、振動検出系の
デジタルデータからロードセル５の固有周波数以上の高
周波成分を除去するデジタルフィルタ15と、各デジタル
フィルタ14、15からの出力データを順次記憶するメモリ
17、18と、第１実施例において説明したのと同様の零点
補正手段19、係数乗算手段20、引算手段21とから構成さ
れている。
前記メモリ18に記憶された信号は、零点補正手段19に
より分銅６の重量を相殺された後、係数乗算手段20によ
り係数Ｋが乗じられて引算手段21に入力される。引算手
段21は、メモリ17に保持されている重量測定系のフィル
タ14からのデジタルデータと、係数乗算手段20からのデ
ジタルデータとの引算を行なって振動成分を除去したデ
ータを出力する。なお、図中符号29は、切換器23、25を
相互に同期を取りながら作動させるための切換制御手段
を示す。
より分銅６の重量を相殺された後、係数乗算手段20によ
り係数Ｋが乗じられて引算手段21に入力される。引算手
段21は、メモリ17に保持されている重量測定系のフィル
タ14からのデジタルデータと、係数乗算手段20からのデ
ジタルデータとの引算を行なって振動成分を除去したデ
ータを出力する。なお、図中符号29は、切換器23、25を
相互に同期を取りながら作動させるための切換制御手段
を示す。
この実施例において、各ロードセル１、５から出力さ
れたアナログ電気信号は、前置増幅器10、11により所定
レベルに増幅された後、切換器23により共通のアナログ
−デジタル変換器24に交互に入力して、デジタルデータ
に変換される。次いで前段の切換えタイミングに同期し
て作動する切換器25により、各ロードセル１、５に専用
のデジタルフィルタ14、15に振り分けられることにな
る。もとより、切換器23、25の切換え周波数が振動成分
の周波数に比較して極めて高いため、振動成分を忠実に
取り込んだデータが各メモリ17、18に格納されることに
なる。
れたアナログ電気信号は、前置増幅器10、11により所定
レベルに増幅された後、切換器23により共通のアナログ
−デジタル変換器24に交互に入力して、デジタルデータ
に変換される。次いで前段の切換えタイミングに同期し
て作動する切換器25により、各ロードセル１、５に専用
のデジタルフィルタ14、15に振り分けられることにな
る。もとより、切換器23、25の切換え周波数が振動成分
の周波数に比較して極めて高いため、振動成分を忠実に
取り込んだデータが各メモリ17、18に格納されることに
なる。
引算手段21は、デジタルフィルタ14からの振動成分を
含むデータと、係数乗算手段20からの振動成分のデータ
とを受け、これら２つのデータをデジタル的に引算して
差分を出力する。これにより、振動成分を含む計量デー
タは、その振動成分だけを計数乗算手段20からのデータ
により相殺されることになって、被測定物の重量に一致
したデータに変換されることになる。云うまでもなく、
これら相殺演算は全てデジタル信号により実行されてい
るため、計量データと振動成分データとの間に時間的な
ズレや、ドリフトが生じる余地がなく、しかも各ロード
セル１、５から出力された同一時点のデータを保持可能
なため、計量用ロードセル１のアナログ電気信号から外
部振動に起因するアナログ電気信号が確実に除去される
ことになる。
含むデータと、係数乗算手段20からの振動成分のデータ
とを受け、これら２つのデータをデジタル的に引算して
差分を出力する。これにより、振動成分を含む計量デー
タは、その振動成分だけを計数乗算手段20からのデータ
により相殺されることになって、被測定物の重量に一致
したデータに変換されることになる。云うまでもなく、
これら相殺演算は全てデジタル信号により実行されてい
るため、計量データと振動成分データとの間に時間的な
ズレや、ドリフトが生じる余地がなく、しかも各ロード
セル１、５から出力された同一時点のデータを保持可能
なため、計量用ロードセル１のアナログ電気信号から外
部振動に起因するアナログ電気信号が確実に除去される
ことになる。
この実例によれば、比較的高価なアナログ−デジタル
変換器24を共通に使用することができて、装置の簡素化
とコストの引下げを図ることができる。
変換器24を共通に使用することができて、装置の簡素化
とコストの引下げを図ることができる。
第３図は本発明の第３実施例を示すものであって、図
中符号30は、切換器で、外部振動の周期よりも極めて短
い周期、例えば1/100程度の周期で、計量用ロードセル
１及びダミー用ロードセル５からのアナログ電気信号
を、後述するデジタル信号処理装置の動作周波数に合せ
て交互に共通の前置増幅器31に交互に入力させるように
なっている。前置増幅器31の出力側には共通のアナログ
−デジタル変換器32が接続されており、各ロードセル
１、５から出力された信号をデジタル信号に変換して後
述するデジタル信号処理装置26に出力している。
中符号30は、切換器で、外部振動の周期よりも極めて短
い周期、例えば1/100程度の周期で、計量用ロードセル
１及びダミー用ロードセル５からのアナログ電気信号
を、後述するデジタル信号処理装置の動作周波数に合せ
て交互に共通の前置増幅器31に交互に入力させるように
なっている。前置増幅器31の出力側には共通のアナログ
−デジタル変換器32が接続されており、各ロードセル
１、５から出力された信号をデジタル信号に変換して後
述するデジタル信号処理装置26に出力している。
デジタル信号処理装置26は、アナログ−デジタル変換
器32からのデジタルデータを前段の切換器30と同期して
各々デジタルフィルタ14、15に出力する切換器25と、重
量測定系のデジタルデータからロードセル１の固有振動
数以上の高周波成分を除去するデジタルフィルタ14と、
振動検出系のデジタルデータからロードセル５の固有振
動数以上の高周波成分を除去するデジタルフィルタ15
と、各フィルタからの出力データを順次記憶するメモリ
17、18と、第１実施例において説明したのと同様の零点
補正手段19、係数乗算手段20、引算手段21とから構成さ
れている。なお、図中符号33は、切換器25、30を相互に
同期を取りながら作動させるための切換制御手段を示
す。
器32からのデジタルデータを前段の切換器30と同期して
各々デジタルフィルタ14、15に出力する切換器25と、重
量測定系のデジタルデータからロードセル１の固有振動
数以上の高周波成分を除去するデジタルフィルタ14と、
振動検出系のデジタルデータからロードセル５の固有振
動数以上の高周波成分を除去するデジタルフィルタ15
と、各フィルタからの出力データを順次記憶するメモリ
17、18と、第１実施例において説明したのと同様の零点
補正手段19、係数乗算手段20、引算手段21とから構成さ
れている。なお、図中符号33は、切換器25、30を相互に
同期を取りながら作動させるための切換制御手段を示
す。
この実施例において、これから検査しようとする重量
検査装置の載置台の重量、及び感度係数を予めキーボー
ド22から入力しておく。係数乗算手段20は、ダミー用ロ
ードセル５に掛かる重量W2と、計量用ロードセル１に掛
かる荷重W1との比K2＝W2/W1と感度係数K1との積Ｋ＝K1
×K2が演算可能となる。
検査装置の載置台の重量、及び感度係数を予めキーボー
ド22から入力しておく。係数乗算手段20は、ダミー用ロ
ードセル５に掛かる重量W2と、計量用ロードセル１に掛
かる荷重W1との比K2＝W2/W1と感度係数K1との積Ｋ＝K1
×K2が演算可能となる。
この状態で載置台３に被計量物を載せると、計量用ロ
ードセル１は載置台３と測定物等の重量W1に比例した歪
を生じ、重量に一致するアナログ電気信号を出力する。
これらロードセル１、５から出力されたアナログ電気信
号は、切換器30により交互に切換えられて前置増幅器31
に入力して所定のレベルに増幅された後、アナログ−デ
ジタル変換器32によりデジタル信号に変換される。
ードセル１は載置台３と測定物等の重量W1に比例した歪
を生じ、重量に一致するアナログ電気信号を出力する。
これらロードセル１、５から出力されたアナログ電気信
号は、切換器30により交互に切換えられて前置増幅器31
に入力して所定のレベルに増幅された後、アナログ−デ
ジタル変換器32によりデジタル信号に変換される。
切換器25は、初段の切換器30と同期して切換えられる
ため、計量用ロードセル１による荷重信号がアナログ−
デジタル変換器32から出力された時点では、この信号を
デジタルフィルタ14に、またダミー用ロードセル５から
の信号がアナログ−デジタル変換器32から出力された時
点では、デジタルフィルタ15にデジタルデータを出力さ
せることになる。これにより各ロードセル１、５からの
荷重信号はそれぞれフィルタ14、15により高周波ノイズ
を除去されたデジタル信号としてメモリ17、18に格納さ
れる。メモリ18に格納されたデータは、零点補正手段19
により分銅の重量がデジタル処理により相殺される。
ため、計量用ロードセル１による荷重信号がアナログ−
デジタル変換器32から出力された時点では、この信号を
デジタルフィルタ14に、またダミー用ロードセル５から
の信号がアナログ−デジタル変換器32から出力された時
点では、デジタルフィルタ15にデジタルデータを出力さ
せることになる。これにより各ロードセル１、５からの
荷重信号はそれぞれフィルタ14、15により高周波ノイズ
を除去されたデジタル信号としてメモリ17、18に格納さ
れる。メモリ18に格納されたデータは、零点補正手段19
により分銅の重量がデジタル処理により相殺される。
重量測定装置に床等から外部振動が作動していない状
態では、計量用ロードセル１、及びダミー用ロードセル
５は、その歪量が安定しているから、アナログ電気信号
は直流信号となる。このため、零点補正手段19は、零デ
ータを出力することになり、したがって、引算手段21か
らはデジタルフィルタ14からの信号がそのまま計量デー
タとして出力されることになる。
態では、計量用ロードセル１、及びダミー用ロードセル
５は、その歪量が安定しているから、アナログ電気信号
は直流信号となる。このため、零点補正手段19は、零デ
ータを出力することになり、したがって、引算手段21か
らはデジタルフィルタ14からの信号がそのまま計量デー
タとして出力されることになる。
一方、重量測定装置に外部からの振動が作用すると、
計量用ロードセル１は、載置台３とロードセル１と被測
定物との合計重量に比例したレベル幅でもって、外部振
動周期に一致した周期の交流成分を含む信号を出力する
ことになる。また、ダミー用ロードセル５は、分銅６と
ロードセル５との合計重量に比例したレベル幅でもっ
て、外部振動周期に一致した周期の交流成分を含んだア
ナログ電気信号を出力する。
計量用ロードセル１は、載置台３とロードセル１と被測
定物との合計重量に比例したレベル幅でもって、外部振
動周期に一致した周期の交流成分を含む信号を出力する
ことになる。また、ダミー用ロードセル５は、分銅６と
ロードセル５との合計重量に比例したレベル幅でもっ
て、外部振動周期に一致した周期の交流成分を含んだア
ナログ電気信号を出力する。
係数乗算手段20は、零点補正手段19からのデータに重
量W1に比例した係数Ｋを乗算して出力する。これによ
り、ダミー用ロードセル５に掛かる全重量W2と計量用ロ
ードセル１に掛かる全重量W1との差に起因するダミー用
ロードセル５からの振動成分の振幅が補正されることに
なる。もとより、切換器25、30の切換え周波数が振動成
分の周波数に比較して極めて高いため、振動成分を忠実
に取込んだデータが各メモリ17、18に格納されることに
なる。
量W1に比例した係数Ｋを乗算して出力する。これによ
り、ダミー用ロードセル５に掛かる全重量W2と計量用ロ
ードセル１に掛かる全重量W1との差に起因するダミー用
ロードセル５からの振動成分の振幅が補正されることに
なる。もとより、切換器25、30の切換え周波数が振動成
分の周波数に比較して極めて高いため、振動成分を忠実
に取込んだデータが各メモリ17、18に格納されることに
なる。
引算手段21は、デジタルフィルタ14からの振動成分を
含むデータと、係数乗算手段20からの振動成分のデータ
とを受け、これら２つのデータをデジタル的に引算して
差分を出力する。これにより、振動成分を含む計量デー
タは、その振動成分だけを係数乗算手段20からのデータ
により相殺されることになって、被測定物の重量に一致
したデータに変換されることになる。云うまでもなく、
これら相殺演算は全てデジタル信号により実行されてい
るため、計量データと振動成分データとの間に時間的な
ズレや、ドリフトが生じる余地がなく、しかも各ロード
セル１、５から出力された同一時点のデータを保持可能
なため、計量用ロードセル１のアナログ電気信号から外
部振動に起因するアナログ電気信号が確実に除去される
ことになる。
含むデータと、係数乗算手段20からの振動成分のデータ
とを受け、これら２つのデータをデジタル的に引算して
差分を出力する。これにより、振動成分を含む計量デー
タは、その振動成分だけを係数乗算手段20からのデータ
により相殺されることになって、被測定物の重量に一致
したデータに変換されることになる。云うまでもなく、
これら相殺演算は全てデジタル信号により実行されてい
るため、計量データと振動成分データとの間に時間的な
ズレや、ドリフトが生じる余地がなく、しかも各ロード
セル１、５から出力された同一時点のデータを保持可能
なため、計量用ロードセル１のアナログ電気信号から外
部振動に起因するアナログ電気信号が確実に除去される
ことになる。
この実施例によれば、計量用ロードセル１とダミー用
ロードセル５からの信号を共通の前置増幅器31により増
幅することができるため、回路構成部品の点数の削減
と、前置増幅器に生じるドリフトによる誤差を防止して
高い精度で振動成分を除去することができる。
ロードセル５からの信号を共通の前置増幅器31により増
幅することができるため、回路構成部品の点数の削減
と、前置増幅器に生じるドリフトによる誤差を防止して
高い精度で振動成分を除去することができる。
なお、上述の実施例においては、デジタルフィルタと
アナログ−デジタル変換器をそれぞれ独立の素子により
構成しているが、デジタル的にフィルタリングする機能
を備えたアナログ−デジタル変換器を用いても同様の作
用を奏することは明らかである。
アナログ−デジタル変換器をそれぞれ独立の素子により
構成しているが、デジタル的にフィルタリングする機能
を備えたアナログ−デジタル変換器を用いても同様の作
用を奏することは明らかである。
また、上述の実施例においてはダミー用ロードセル５
の分銅重量を零点補正手段により相殺するようにしてい
るが、歪ゲージにより構成されるブリッジ回路を無振動
時に平衡状態となるようにブリッジバランスを取って、
振動成分だけを出力させるようにしても同様の作用を奏
することは明らかである。
の分銅重量を零点補正手段により相殺するようにしてい
るが、歪ゲージにより構成されるブリッジ回路を無振動
時に平衡状態となるようにブリッジバランスを取って、
振動成分だけを出力させるようにしても同様の作用を奏
することは明らかである。
（発明の効果） 以上、説明したように第１の発明においては、一端が
基台に固定され、他端に被測定物載置台が取り付けられ
た計量用ロードセルと、一端が基台に固定され、他端に
既知重量の分銅が取り付けられたダミー用ロードセル
と、前記計量用ロードセルとダミー用ロードセルからの
信号を交互に切換えて出力する第１の信号切換手段と、
第１の信号切換手段からの信号をデジタルデータに変換
するアナログ−デジタル変換手段と、前記アナログ−デ
ジタル変換手段からのデジタルデータを切換えて出力す
る第２の信号切換手段と、第１、第２の信号切換手段を
外部から伝播する機械振動の周期よりも短い周期で交互
に切換える切換制御手段と、第２の信号切換手段の出力
端に接続された第１、第２のデジタルフィルタ手段と、
第１、第２のデジタルフィルタ手段の出力信号をそれぞ
れ記憶する第１、第２の記憶手段と、第２の記憶手段に
接続され、前記分銅による零点移動を補正する補正手段
と、前記計量用ロードセルの出力と前記ダミー用ロード
セルの出力との比に相当する係数を前記補正手段の出力
に乗算する係数乗算手段と、前記係数を導くためのデー
タを前記係数乗算手段に予め設定しておく入力手段と、
前記第１の記憶手段のデータと前記係数乗算手段からの
データとの差分を出力する引算手段とを備えたので、ア
ナログ信号処理回路で起こりがちな信号のドリフトや位
相遅れの影響を可及的に小さくして、外部からの機械振
動に起因する誤差を除去した高精度な重量測定装置を提
供することができる。
基台に固定され、他端に被測定物載置台が取り付けられ
た計量用ロードセルと、一端が基台に固定され、他端に
既知重量の分銅が取り付けられたダミー用ロードセル
と、前記計量用ロードセルとダミー用ロードセルからの
信号を交互に切換えて出力する第１の信号切換手段と、
第１の信号切換手段からの信号をデジタルデータに変換
するアナログ−デジタル変換手段と、前記アナログ−デ
ジタル変換手段からのデジタルデータを切換えて出力す
る第２の信号切換手段と、第１、第２の信号切換手段を
外部から伝播する機械振動の周期よりも短い周期で交互
に切換える切換制御手段と、第２の信号切換手段の出力
端に接続された第１、第２のデジタルフィルタ手段と、
第１、第２のデジタルフィルタ手段の出力信号をそれぞ
れ記憶する第１、第２の記憶手段と、第２の記憶手段に
接続され、前記分銅による零点移動を補正する補正手段
と、前記計量用ロードセルの出力と前記ダミー用ロード
セルの出力との比に相当する係数を前記補正手段の出力
に乗算する係数乗算手段と、前記係数を導くためのデー
タを前記係数乗算手段に予め設定しておく入力手段と、
前記第１の記憶手段のデータと前記係数乗算手段からの
データとの差分を出力する引算手段とを備えたので、ア
ナログ信号処理回路で起こりがちな信号のドリフトや位
相遅れの影響を可及的に小さくして、外部からの機械振
動に起因する誤差を除去した高精度な重量測定装置を提
供することができる。
また第２の発明においては、前記第１の信号切換手段
とアナログ−デジタル変換手段との間に、アナログ信号
を増幅する共通の前置増幅器を設けたので、この前置増
幅器にドリフトが発生しても、これをも効果的に相殺す
ることができる効果がある。
とアナログ−デジタル変換手段との間に、アナログ信号
を増幅する共通の前置増幅器を設けたので、この前置増
幅器にドリフトが発生しても、これをも効果的に相殺す
ることができる効果がある。
第１図は本発明の一実施例を示す装置の構成図、及び第
２図、第３図は、それぞれ本発明の他の実施例を示す装
置の構成図である。 １……計量用ロードセル、２……基台 ３……載置台、４……歪ゲージ ５……ダミー用ロードセル、６……分銅 ７……歪ゲージ 14,15……デジタルフィルタ 17,18……第１、第２の記憶手段 19……零点補正手段 20……係数乗算手段 21……引算手段 22……入力手段 25……第２の信号切換手段 23,30……第１の信号切換手段 24,32……アナログ−デジタル変換器 29,33……切換制御手段 31……共通の前置増幅器
２図、第３図は、それぞれ本発明の他の実施例を示す装
置の構成図である。 １……計量用ロードセル、２……基台 ３……載置台、４……歪ゲージ ５……ダミー用ロードセル、６……分銅 ７……歪ゲージ 14,15……デジタルフィルタ 17,18……第１、第２の記憶手段 19……零点補正手段 20……係数乗算手段 21……引算手段 22……入力手段 25……第２の信号切換手段 23,30……第１の信号切換手段 24,32……アナログ−デジタル変換器 29,33……切換制御手段 31……共通の前置増幅器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−40518（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−119416（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−288528（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−78023（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−113724（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01G 23/00
Claims (2)
- 【請求項１】一端が基台に固定され、他端に被測定物載
置台が取り付けられた計量用ロードセルと、一端が基台
に固定され、他端に既知重量の分銅が取り付けられたダ
ミー用ロードセルと、前記計量用ロードセルとダミー用
ロードセルからの信号を交互に切換えて出力する第１の
信号切換手段と、第１の信号切換手段からの信号をデジ
タルデータに変換するアナログ−デジタル変換手段と、
前記アナログ−デジタル変換手段からのデジタルデータ
を切換えて出力する第２の信号切換手段と、第１、第２
の信号切換手段を外部から伝播する機械振動の周期より
も短い周期で交互に切換える切換制御手段と、第２の信
号切換手段の出力端に接続された第１、第２のデジタル
フィルタ手段と、第１、第２のデジタルフィルタ手段の
出力信号をそれぞれ記憶する第１、第２の記憶手段と、
第２の記憶手段に接続され、前記分銅による零点移動を
補正する補正手段と、前記計量用ロードセルの出力と前
記ダミー用ロードセルの出力との比に相当する係数を前
記補正手段の出力に乗算する係数乗算手段と、前記係数
を導くためのデータを前記係数乗算手段に予め設定して
おく入力手段と、前記第１の記憶手段のデータと前記係
数乗算手段からのデータとの差分を出力する引算手段と
からなる重量をチェックするためのロードセル型重量測
定装置。 - 【請求項２】一端が基台に固定され、他端に被測定物載
置台が取り付けられた計量用ロードセルと、一端が基台
に固定され、他端に既知重量の分銅が取り付けられたダ
ミー用ロードセルと、前記計量用ロードセルとダミー用
ロードセルからの信号を交互に切換えて出力する第１の
信号切換手段と、第１の信号切換手段からの信号を増幅
する共通の前置増幅器と、該前置増幅器からの信号をデ
ジタルデータに変換するアナログ−デジタル変換手段
と、前記アナログ−デジタル変換手段からのデジタルデ
ータを切換えて出力する第２の信号切換手段と、第１、
第２の信号切換手段を外部から伝播する機械振動の周期
よりも短い周期で交互に切換える切換制御手段と、第２
の信号切換手段の出力端に接続された第１、第２のデジ
タルフィルタ手段と、第１、第２のデジタルフィルタ手
段の出力信号をそれぞれ記憶する第１、第２の記憶手段
と、第２の記憶手段に接続され、前記分銅による零点移
動を補正する補正手段と、前記計量用ロードセルの出力
と前記ダミー用ロードセルの出力との比に相当する係数
を前記補正手段の出力に乗算する係数乗算手段と、前記
係数を導くためのデータを前記係数乗算手段に予め設定
しておく入力手段と、前記第１の記憶手段のデータと前
記係数乗算手段からのデータとの差分を出力する引算手
段とからなる重量をチェックするためのロードセル型重
量測定装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23669490A JP3312626B2 (ja) | 1989-12-01 | 1990-09-06 | ロードセル型重量測定装置 |
| US07/619,216 US5117929A (en) | 1989-12-01 | 1990-11-28 | Weighing apparatus with means for correcting effects of vibrations |
| DE69012293T DE69012293T3 (de) | 1989-12-01 | 1990-11-30 | Waage. |
| EP90313015A EP0430695B2 (en) | 1989-12-01 | 1990-11-30 | Weighing apparatus |
| US08/874,826 USRE36411E (en) | 1989-12-01 | 1997-06-13 | Weighing apparatus with means for correcting effects of vibrations |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31239189 | 1989-12-01 | ||
| JP1-312391 | 1989-12-01 | ||
| JP23669490A JP3312626B2 (ja) | 1989-12-01 | 1990-09-06 | ロードセル型重量測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03233327A JPH03233327A (ja) | 1991-10-17 |
| JP3312626B2 true JP3312626B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=26532800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23669490A Expired - Lifetime JP3312626B2 (ja) | 1989-12-01 | 1990-09-06 | ロードセル型重量測定装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5117929A (ja) |
| EP (1) | EP0430695B2 (ja) |
| JP (1) | JP3312626B2 (ja) |
| DE (1) | DE69012293T3 (ja) |
Families Citing this family (35)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4001614A1 (de) * | 1990-01-20 | 1991-07-25 | Bosch Gmbh Robert | Kompensationswaage |
| US5756938A (en) * | 1990-01-25 | 1998-05-26 | Ishida Scales Mfg. Co., Ltd. | Weight measuring apparatus |
| GB2252829B (en) * | 1991-02-15 | 1994-10-19 | Crystal Semiconductor Corp | Method and apparatus for decreasing the interference and noise sensitivity of a ratiometric converter type of circuit |
| US5172783A (en) * | 1991-07-01 | 1992-12-22 | Pitney Bowes, Inc. | Weighing scale with validating reference channel |
| EP0622617B1 (en) * | 1993-04-30 | 1998-08-12 | ISHIDA CO., Ltd. | Weighing machine with at least three dummy cells |
| JP3314107B2 (ja) * | 1993-07-22 | 2002-08-12 | 株式会社イシダ | 加速度センサの取付構造 |
| JP3539582B2 (ja) * | 1993-12-02 | 2004-07-07 | 株式会社イシダ | 多点セル型計量装置 |
| US5936206A (en) * | 1993-12-31 | 1999-08-10 | Ishida Co., Ltd. | Weighing machines with means for correcting effects of floor vibrations on weight signals therefrom |
| US5569887A (en) * | 1994-03-09 | 1996-10-29 | Ishida Co., Ltd. | Load cell for detecting vibrations and weighing device comprising same |
| US6034334A (en) * | 1994-04-12 | 2000-03-07 | Ishida Co. Ltd. | Method of and means for correcting effects of floor vibrations on weight signals from a weighing machine |
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