JPH0648212B2 - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

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JPH0648212B2
JPH0648212B2 JP60262147A JP26214785A JPH0648212B2 JP H0648212 B2 JPH0648212 B2 JP H0648212B2 JP 60262147 A JP60262147 A JP 60262147A JP 26214785 A JP26214785 A JP 26214785A JP H0648212 B2 JPH0648212 B2 JP H0648212B2
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孝敏 村岡
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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は電子天びんに関し、特に、ノイズを含む秤量信
号を時間Tごとにサンプリングして得られた時系列デー
タからノイズ成分を除去するためのデータ処理技術に関
する。
<従来技術> 電子天びんは、荷重−電気変換部のアナログ出力をA/
D変換器により所定時間Tごとに、例えば0.2秒ごと
にサンプリングして数値化しているが、従来はこの数値
データを算術平均処理することによりノイズ成分を減少
させる方式が用いられていた。すなわち、サンプリング
された時系列データを{Xn}(n=1,2,3,…)
としたとき、平均化処理された時系列データ{n}
は、 となる。この時信号Xに含まれている周波数(Hz)のノ
イズ re(ωt+θ),ω=2π…(2) は、時系列{Xn}においては となり、N回平均された{n}においては ωT=2lπのときは ωT≠2lπのときは 従ってN回の算術平均をとることによって周波数(Hz)
のノイズの振幅は =loのとき、 ≠loのとき、 ただしlは整数,=1/T 倍になる。の整数倍の周波数のノイズは(4)式から
明らかなように、平均化によっても全く減衰せず、
の整数倍でない周波数のノイズはN回の平均化によりそ
の振幅が(5)式のように減衰し、特に のときノイズは完全に減衰して0になる。
また、減衰量をdB表示すると、 例としてN=2=32の場合、N回平均によるノイズ
の減衰特性を示すと第6図のようになる。この減衰特性
は周期の周期関数となるので周波数範囲0〜
みを表示している。
また、Nが大きくなれば包路線で減衰特性を考える方が
実際的であると考えられる。そこで、N=32,64,
128,256の場合の減衰特性の包路線を示すと第7
図のようになる。
<発明が解決しようとする問題点> 第7図から解ることは、N回の算術平均処理においてN
をある程度大きく採ることによりノイズを減衰させるこ
とができるものの、周波数が0との近傍では平均化
の効果がほとんど現れないという問題があり、また、こ
の0との近傍を除いてノイズを例えば約40dB減
衰させたい場合、N=128ないしN=256と可成り
大きく採らねばならず、そのために大容量のメモリが必
要となるばかりでなく、秤量値がステップ状に変化した
ときに算術平均値がその変化に完全に追随するまでの時
間NTが、大きくなり、秤量値の表示の応答が鈍くなる
という問題点がある。例えばT=0.2秒,N=256
のときNTは51.2秒となり実用的でない。
そこで、本発明の目的はデジタルフィルタを複数段用い
ることによりノイズ減衰量が大きくかつ表示の応答が速
い電子天びんを提供することである。
<問題点を解決するための手段> 本発明の電子天びんは、はかり皿上の荷重を電気信号に
変換し、その電気信号を所定時間(T)ごとにサンプ
リングして得られた時系列データ{X}を用いて上記
はかり皿上荷重値を決定し、その値を表示する装置にお
いて、それぞれが (ただし、Mは正の整数でM≧2) の式で表される演算内容のもとに入力時系列データ{U
}を出力時系列データ{V}に変換する少なくとも
第1段および第2段のデジタルフィルタ手段を有し、第
1段のデジタルフィルタ手段は、上記サンプリングによ
り得られた第1次時系列データ{X}より、周期(T
)が上記所定時間(T)の整数倍である第2次時系
列データ{Y}を得るデジタルフィルタ手段であっ
て、第2段以降のデジタルフィルタ手段は、前段の時系
列データより、周期が前段の周期の整数倍である第3次
時系列データを得るデジタルフィルタ手段であり、最終
段のデジタルフィルタ手段により得られた時系列データ
を上記はかり皿上の荷重値として表示するよう構成され
ていることによって特徴づけられる。
本発明におけるデジタルフィルタ手段は、例えば入力さ
れる時系列データを{U}、出力される時系列データ
を{V}としたとき、 で表わされる。ここにMは正の整数である(M≧2)。
本発明において、時系列データの周期を整数倍すると
き、1倍を含むことは勿論である。
<作用> 第1図に各時系列データのタイムチャートを示す。所定
時間T,例えば0.2秒ごとにデータがサンプリング
されて第1次時系列データ{X}が得られる。この第
1次時系列データ{X}に基づいて、第1次デジタル
フィルタ手段の演算、例えば が実行されて第2次時系列データ{Y}が得られる。
つづいて、第2次デジタルフィルタ手段の演算が実行さ
れる。そしてこのような演算を繰返し最終次のデジタル
フィルタ手段の演算結果である最終次の時系列データが
秤量データとして供される。
<実施例> 第2図は本発明実施例の全体構成を示すブロック図であ
る。
荷重−電気変換部1は、はかり皿2上の荷重Wを電気信
号に変換する。A/D変換器3は所定時間T、例えば
0.2秒ごとにデジタル変換された数値データXnを出
力する。この中には荷重Wのほかにノイズが含まれてい
る。データ処理部4はCPU5,ROM6,RAM7を
備えており、RAM7には、時系列データを一時記憶す
るXレジスタ(X〜X),Yレジスタ(Y
12),Zレジスタ(Z〜Z12),Wレジスタ(W
〜W12),カウンタC,C及びフラグFLGを備え
ている。ROM6には後述するようなプログラムが記憶
されている。このプログラムと上記各レジスタにより本
発明のデジタルフィルタが構成されている。
第3図に、本発明実施例のプログラムのフローチャート
を示す。
初期設定11にて、Xレジスタ,Yレジスタ,Zレジス
タ,Wレジスタ,カウンタC,C及びフラグFLG
がクリアされる。次にA/D変換器からサンプリングさ
れた第1次時系列信号{Xn}のひとつXが入力される
と(12)、FLGが“1”であればXがXレジスタの最小
桁Xに入力される(13)、しかし最初はFLGが“0”
であるからステップ14へ進み、データXが各レジスタ
の全桁へ並列に入力される。これはデジタルフィルタの
初期応答を速くするためである。
ステップ15において第1次デジタルフィルタの演算 が実行される。この演算はサンプリング入力Xが到来
する毎に実行されて第2次の時系列{Yn}がつくられ
てゆく。次にフラグFLGが“0”のときにはFLG=
1にセットしてステップ17へ進み、FLGが“1”の
ときにはカウンタCを+1歩進させてステップ17へ
進む。このステップ17にて、C≠4ならばステップ
22へ進み、ここでYi←Yi-1,Xi←Xi-1の置換
を行い次のサンプリング入力を待つ。C=4ならばス
テップ18へ進み、第2次デジタルフィルタの演算 が実行されるとともにカウンタCがクリアされる。こ
のようにして、第2次時系列{Yn}の4倍の周期で第
3次時系列{Zn}がつくられてゆく。
同様にステップ19にてC=4か否かが判断されC
=4ならばステップ20へ進み、第3次デジタルフィル
タの演算 が実行されるとともにカウンタCがクリアされる。こ
のようにして、第3次時系列{Zn}の更に4倍の周期
で第4次時系列{Wn}がつくられてゆく。また、ステ
ップ20からステップ23へと進んで(10)式で求めたW
が荷重値の表示値として表示器に表示される。
第4図に、(7)式に示す第1次デジタルフィルタの減衰
量(dB)の周波数特性図を示す。周波数0(直流)と
では減衰量が0であるが、/4,/2,3
/4の各周波数点において出力が0(減衰量−∞d
B)となり、この3点の中間に出力の極大点が存在す
る。この極大点における減衰量は約−23dBである。
デジタルフィルタの次数を増やすことにより極大点,極
小点の数が増大する。特に、実施例に示したように、第
3次時系列{Zn}の周期が第2次時系列{Yn}の周
期の4倍である場合は、一方の周波数特性の極大点と他
方の周波数特性の極小点とが一致し、同時に一方の周波
数特性の極小点と他方の周波数特性の極大点とが一致す
る。その結果、総合的な周波数特性の出力の極大点が低
く抑えられるとともに、次数の増大により出力の極小点
の個数が増加するから、全体としてすぐれた減衰特性の
ものが得られる。
第5図(A)に、この実施例、すなわち第1,第2,第
3次のデジタルフィルタを通した場合の減衰量の周波数
特性図を示す。この特性図において注目すべきことは、
第1に、周波数0との近傍をのぞく中間帯における
減衰量が−70dB前後と非常に大きいことである。第
2に、/64ごとに出力が0(減衰量,−∞dB)
に落ち込む周波数点が存在し、従って、周波数0近傍の
減衰量が従来に比べて格段に大きいことである。
本発明の他の実施例として、第3次デジタルフィルタを
省いて実施することもできる。この場合、第2次デジタ
ルフィルタによる演算結果Zが表示されるわけである
が、第5図に点線(B)によりその場合の減衰量の周波
数特性図を併記する。
更に本発明の変形実施例として、周波数における減
衰ゼロを解消するため、周波数で減衰する通常のフ
ィルタと本発明のデジタルフィルタを組合せて実施する
ことができる。
<発明の効果> 本発明によれば、コンピュータのソフトウェアによる簡
単な構成で、秤量データからノイズ成分のみを大きく減
衰させて直流成分を有効に抽出するデータ処理を行うこ
とができる。従って、分単位で変化するゆらぎのような
極低周波ノイズや、風によるノイズなどを有効に除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の各時系列データの一例を示すタイムチ
ャートである。第2図は本発明実施例の全体構成を示す
ブロック図である。第3図は本発明実施例のプログラム
のフローチャートである。第4図は本発明の第一次デジ
タルフィルタの一例の周波数特性図、第5図は本発明実
施例の周波数特性図である。第6図と第7図は従来例の
周波数特性図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】はかり皿上の荷重を電気信号に変換し、そ
    の電気信号を所定時間(T)ごとにサンプリングして
    得られた時系列データ{X}を用いて上記はかり皿上
    荷重値を決定し、その値を表示する装置において、それ
    ぞれが下記の式で表される演算内容のもとに入力時系列
    データ{U}を出力時系列データ{V}に変換する
    少なくとも第1段および第2段のデジタルフィルタ手段
    を有し、第1段のデジタルフィルタ手段は、上記サンプ
    リングにより得られた第1次時系列データ{X}よ
    り、周期(T)が上記所定時間(T)の整数倍であ
    る第2次時系列データ{Y}を得るデジタルフィルタ
    手段であって、第2段以降のデジタルフィルタ手段は、
    前段の時系列データより、周期が前段の周期の整数倍で
    ある第3次時系列データを得るデジタルフィルタ手段で
    あり、最終段のデジタルフィルタ手段により得られた時
    系列データを上記はかり皿上の荷重値として表示するよ
    う構成されていることを特徴とする電子天びん。 (ただし、Mは正の整数でM≧2)
  2. 【請求項2】後の時系列データの周期が先の時系列デー
    タの周期の4倍であることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項記載の電子天びん。
  3. 【請求項3】上記第1段のデジタルフィルタ手段の演算
    が、 であって、かつ、上記第2段以降のデジタルフィルタ手
    段の演算が、前段のデジタルフィルタ手段により得られ
    た時系列データを{Y}とし、当該デジタルフィルタ
    手段により得られる時系列データを{Z}としたと
    き、 であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の
    電子天びん。
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