JP3311795B2 - 能動音響再生装置およびその制御装置 - Google Patents

能動音響再生装置およびその制御装置

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JP3311795B2 JP29877492A JP29877492A JP3311795B2 JP 3311795 B2 JP3311795 B2 JP 3311795B2 JP 29877492 A JP29877492 A JP 29877492A JP 29877492 A JP29877492 A JP 29877492A JP 3311795 B2 JP3311795 B2 JP 3311795B2
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04B1/20Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver
    • H04B1/205Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver with control bus for exchanging commands between units

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、能動音響再生装置に関
する。これは、未処理の音響信号を受信し、その信号を
音質制御や出力増幅といった信号処理動作に供給する音
響再生装置を意味するものと解する。本発明はまた、こ
うした音響再生装置を制御するための制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述した形式の能動音響再生装置は、欧
州特許出願書EP−A1−0 082905号によって
公知である。この公知の能動音響再生装置は、音響信号
を受信するための音響入力端子、供給された設定信号に
応答して音響信号を処理するための信号処理回路、設定
信号を受信するための制御入力端子および設定信号を信
号処理回路へ供給するための制御回路を有する。音響再
生装置には、未処理の音響信号が供給される。「未処
理」という用語は、信号が音量、音質およびバランス制
御などのいかなる処理動作も受けていないことを意味す
るものと解する。音響信号は、音響再生装置に到達する
まで、信号処理動作を受けない。その目的に必要とされ
る制御信号を設定信号と称する。これらの信号は、特
に、所望の音量、音質およびバランスに関する値を含
み、同様に音響再生装置に供給される。
【0003】この公知の音響再生装置は、それらの制御
信号および設定信号を、以下、制御装置と称する、送信
部から受信する。制御装置は、複数の音源から再生すべ
き音響信号を選択し、その信号を音響再生装置に供給す
る。さらに、制御装置は、遠隔制御装置から受信される
遠隔制御コマンドに応答して設定信号を生成する。音源
は、例えば、レコードプレーヤ、チューナ、カセットレ
コーダ、CDプレーヤなどである。音響信号および制御
信号は、公知の音響再生装置にディジタルで送信され
る。必要な場合、音源からの音響信号は、制御装置によ
ってディジタル化され、送信用にフォーマットされる。
【0004】音源がすでにディジタル信号を生成してい
る場合、ディジタル化は不要であることは明白であろ
う。CDプレーヤなどの所与の音源がそれ自体で1台以
上の音響再生装置への直接供給に適したフォーマットで
ディジタル音響信号を事前に生成することは実現可能で
ある。その場合には、原則的に、高額な制御装置は必要
ない。しかし、CDプレーヤなどの現行の音源は、こう
した音響再生装置用の設定信号を生成し、それらの信号
をスピーカに供給するように適応していない。従って、
公知の音響再生装置は、CDプレーヤに接続できない。
同じ問題は、音響再生装置に設定信号を供給するように
適応していない制御装置が存在する場合に生じる。それ
は、制御装置および音響再生装置が、例えば両者の商標
が異なるなどして、互換性がない場合にも生じ得る。
【0005】未処理の音響信号および関連する設定信号
の能動音響再生装置への送信は、同一の音響信号である
が、設定値が異なる信号を、異なる音響再生装置に供給
できるという利点を有する。前記の欧州特許出願書は、
異なる音響再生装置について異なる搬送周波数がその目
的で使用できる、または、設定信号が複数の音響再生装
置に対して時分割多重化により送信できることを記載し
ている。例えば、居間に音響再生装置(または、ステレ
オ再生の場合は1組の音響再生装置)を配置し、寝室な
どの別の空間に別の音響再生装置を配置することが可能
である。同一の音響信号がそれらの2機の音響再生装置
に供給される。音響再生装置は能動スピーカとして実施
され、異なる設定信号を受信するので、音量、音質およ
びバランスが両方の空間で個別に調整可能である。しか
し、使用者は、制御装置が位置する空間で公知の音響再
生装置を操作する。例えば、制御装置が居間にある場合
に、寝室で音量を制御することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、公知
の音響再生装置の上述の欠点を補うことである。詳細に
は、本発明の目的は、CDプレーヤなどの既存のコンポ
ーネントおよび、音響再生装置との互換性の有無にかか
わらず後に購入する制御装置に結合できる能動音響再生
装置を供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
面に従えば、その音響再生装置は、制御信号を送信する
ための制御出力端子および遠隔制御信号を受信するため
の手段を有することを特徴とする。その制御回路は、
「マスタモード」に切り換え可能である。このモード
は、複数の音響再生装置がディジタルバスを介して接続
される場合に、少なくともそのうちの1台に他の装置の
ための遠隔制御信号を発生できるようにする状態であ
る。したがって、このモードでは遠隔制御信号が受信さ
れた時に、制御回路は設定信号を生成し、この設定信号
を他の装置へ供給させるために制御出力端子へ供給す
る。
【0008】音響再生装置がCDプレーヤまたは「非互
換性」制御装置に結合されている場合、音響再生装置は
いかなる設定信号も受信しない。その場合、制御装置に
よってその音響再生装置および他の音響再生装置のため
の設定信号に変換される遠隔制御信号を受信する。その
時、音響再生装置は、いわば、後続の音響再生装置用の
制御装置として動作する。遠隔制御信号は、遠隔制御装
置からの赤外線経路などによって受信される。
【0009】オーディオシステムにおけるそれらの音響
再生装置のうちの1台がマスタモードに切り換え可能で
あれば、それで十分である。しかし、実際には、オーデ
ィオシステムの音響再生装置の全部が同一であることは
合理的である。その場合、好ましくは、マスタとなって
いない他の音響再生装置は、各自の制御回路がそれぞれ
の制御出力端子を介して「マスタ」へ遠隔制御信号を通
過させるように構成されている「スレーブモード」に切
り換え可能である。このモードは上述したような複数台
接続が行われた場合においていずれかの装置がマスタと
なったとき、各装置に対する制御信号がすべてそのマス
タから送られ、すなわちマスタから制御を受ける状態を
意味する。それによって、遠隔制御装置が指向的に感度
を有し、他の音響再生装置の1台の方向に向けられてい
れば、その遠隔制御信号がマスタに到達することも行え
る。遠隔制御信号が別の空間の音響再生装置によって受
信された場合、その信号をマスタまたは制御装置に到達
させることもできる。
【0010】音響再生装置において遠隔制御信号を受信
し、それを制御装置へ通過させることは、それ自体、ド
イツ特許明細書DE 29 17 078号によって公
知であることを指摘しておかなければならない。この制
御装置は別の空間に配置することができる。しかしこの
明細書は、すでに処理されている音響信号を受信する受
動スピーカに関するものである。
【0011】音響再生装置内の制御回路が「マスタモー
ド」または「スレーブモード」のいずれで動作すべきか
を指示するために、音響再生装置は、例えば、使用者に
よって設定される「マスタ/スレーブ」位置を備えたス
イッチを有してよい。しかし、制御回路は、好ましくは
「マスタ要求」制御信号を送信し、それに応答してマス
タが存在することを示す「マスタ存在」制御信号を受信
しない場合にはその制御回路が「マスタモード」で動作
するように要求する。「マスタ存在」信号が発生してい
るときには他の装置はすべて「スレーブモード」で動作
することを意味する。「マスタ要求」制御信号は、例え
ば、音響再生装置の電源スイッチを入れられた直後に送
信される。互換性のある制御装置が存在する場合、それ
は、接続された全部の音響再生装置がスレーブモードに
切り換えられるようにその要求信号に応答する。「マス
タ要求」制御信号に応答する互換制御装置がまったく存
在しない場合、そのマスタ機能は「マスタ存在」制御信
号の不在を最初に検出する音響再生装置によって引き継
がれる。これは、通常、最初に電源スイッチを入れられ
た音響再生装置となる。マスタモードに切り換えられる
と、関連する音響再生装置は、以降、他の音響再生装置
がスレーブモードに切り換えられるように、「マスタ存
在」制御信号を配信する。
【0012】別の実施例では、この音響再生装置は、音
響信号が供給される音響検出器を備える。その制御回路
は、音響検出器に結合されており、音響信号が検出され
た時に「マスタ要求」制御信号を送信するように適応し
ている。これにより、互換制御装置が存在するが、その
装置がまだ電源スイッチを入れられていない場合に、音
響再生装置がマスタとして動作するのを防ぐ。マスタ機
能は、制御装置の電源スイッチが入れられ、音響信号が
供給された時にのみ割り当てられる。
【0013】この音響再生装置はまた、好ましくは、音
響出力端子および、その音響出力端子へ音響信号を供給
するためのスイッチング手段を備える。制御回路は、こ
のスイッチング手段に結合されており、「マスタモー
ド」動作時に音響信号を音響出力端子に供給するように
適応している。この実施例では、音響再生装置の音響信
号は、そのスイッチング手段を介して以降の音響再生装
置に結合されている。従って、複数の音響再生装置が連
鎖形で相互接続される。最初に、音響入力および音響出
力端子は、その連鎖の第1の音響再生装置だけが音響信
号を受信するために、相互接続されない。この第1の音
響再生装置はその時点で「マスタ要求」制御信号を送信
する。互換制御装置がまったく存在しなければ、この要
求にはいっさい応答がない。これにより、第1の音響再
生装置はマスタとして動作を開始できる。それによっ
て、その音響信号は若干の遅延を伴って第2の音響再生
装置に供給される。さらに、第1の音響再生装置は「マ
スタ存在」制御信号を配信する。好ましくは、他の音響
再生装置は、それらが「マスタ存在」制御信号によって
「スレーブモード」にされた直後に、その音響信号を通
過させる。その後はそれ以上の遅延はもはや生じない。
【0014】本発明の別の面に従えば、制御回路は、送
信側音響再生装置を識別する送信器アドレスを、その信
号が送信される際に遠隔制御信号に付加するように適応
している。「マスタモード」において、制御回路は、そ
の送信器アドレスを検出し、対応する宛先アドレスを送
信された設定信号と関係づけるように適応している。こ
れは、音響再生装置の第1の組が空間Aにあり、音響再
生装置の第2の組が別の空間Bにある場合に適切であ
る。マスタとして動作している音響再生装置(または制
御装置)が空間Aにあり、空間Bから遠隔制御信号を受
信する場合、空間Bに向けられた設定信号は空間Bにあ
る音響再生装置によって認識され実行される。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に従った能動音響再生装置の
実施例の説明図である。この音響再生装置は、特に、信
号処理回路2、スイッチ3および音響検出器4が結合さ
れている音響入力端子1を有する。受信された音響信号
は、信号処理回路2を介してスピーカ5によって再生さ
れ、スイッチ3によって音響出力端子6に結合される。
この音響再生装置はさらに、音響検出器4からの検出信
号Dを受信し、スイッチング信号Sをスイッチ3に供給
し、設定信号Iによって信号処理回路2を制御する、制
御回路7を有する。制御回路7はさらに、制御信号を送
受信するための双方向制御接続8、および、赤外線遠隔
制御信号IRを受信するための遠隔制御受信器9に結合
されている。音響再生装置はまた、それが空間A、Bま
たはCのいずれに位置するかを指示するための設定スイ
ッチ10、および、左(L)、右(R)またはモノラル
(M)の音響再生装置のいずれであるかを指示するため
の設定スイッチ11を備えている。スイッチ10および
11は、制御回路7に結合されており、使用者によって
設定される。
【0016】入力端子1に供給される音響信号は、好ま
しくは、国際電気標準会議(IEC)によって規定さ
れ、“Digital audio interfac
e(ディジタル音響インタフェース)”(1989年)
に記載された、国際標準ディジタルステレオ信号であ
る。
【0017】音響検出器4は、公知の方法で実施するこ
とができる。音響信号がアナログ信号であれば、音響検
出器は整流回路およびスレショルド検出器などを含む。
音響信号がディジタル信号であれば、音響検出器は、デ
ータ信号の有無を検出するPLLクロック再生器として
形成される。
【0018】図1に示す能動音響再生装置は、以下のよ
うに動作する。音響再生装置は、その音響入力端子1で
未処理のステレオ信号を受信する。「未処理」という用
語は、その音響信号が音量および音質制御などのいかな
る処理動作も受けていないことを意味するものと解す
る。音響信号は、この制御回路によって供給されるゲイ
ン係数、フィルタ係数などの形式による設定信号Iに応
答して信号処理回路2内で処理される。そのために、設
定信号は、オペレーションコードOPCおよびデータD
TAを含む。オペレーションコードは、その設定信号が
関係する動作の形式(音量、低域、高域)を指示し、そ
の処理動作の量的値を、例えば、音量:30 dB、低
域:150 Hz、高域:15 kHzというように指
示する。
【0019】いくつかの設定信号が音響再生装置内で局
所的に生成される。設定スイッチ11の位置に応じて、
信号処理回路が左または右の音響信号を再生するか、ま
たは、モノラル再生のために両方の信号を加算するかを
指示するために、設定信号が生成される。その他の設定
信号は、他の位置にある制御回路の双方向制御接続8を
介して音響再生装置によって受信される。これらの設定
信号は、その信号が空間A、BまたはCの音響再生装置
に向けられたものであるかを指示する宛先アドレスを有
する。制御回路7は、その宛先アドレスを設定スイッチ
10の位置と比較し、それらが一致すれば、その設定信
号を信号処理回路に供給する。
【0020】図2は、音響信号および制御信号が周波数
分割多重(FDM)で受信され、共通接続を通じて送信
される、能動音響再生装置の好ましい実施例を示す。前
述のディジタルステレオ信号は約1 MHzのビットレ
ートであり、制御信号は約1kHzのビットレートを有
する。これらの信号は、フィルタによって相互に結合ま
たは分離される。図2は、図1の要素と同一の要素を同
一の参照番号で示している。第1の接続12は、制御信
号用双方向接続およびディジタル音響信号用入力端子で
ある。第2の接続13は、制御信号用双方向接続および
ディジタル音響信号用出力端子である。高域フィルタ1
4aは、受信された制御信号を接続12から分離し、そ
の音響信号を、上述と同様に、信号処理回路2、スイッ
チ3および音響検出器4に供給する。高域フィルタ14
bは、スイッチ3の音響信号を接続13に供給する。制
御回路7によって生成される制御信号は、低域フィルタ
15aを介して接続12へ、低域フィルタ15bを介し
て接続13へ供給される。接続12によって受信される
制御信号は、低域フィルタ16aを介して制御回路へ供
給される。接続13によって受信される制御信号は、低
域フィルタ16bを介して制御回路へ供給される。
【0021】この能動音響再生装置(図1および図2参
照)の制御回路7は、好ましくは、メモリ(図示せず)
に記憶されたプログラムを実行するマイクロプロセッサ
である。メインプログラムとも称するこのプログラム
は、図3に図示している。このプログラムは、音響再生
装置が電源スイッチを入れられる際に実行される、以下
セットアッププログラム(SU)と称する、サブプログ
ラム40を含む。以降、メインプログラムは段階30
で、赤外線制御信号が遠隔制御受信器(図1および図2
の9)によって受信されているか、または、制御信号が
双方向接続(図1および図2の8、12、13)によっ
て受信されているかを判定する。前者の場合、メインプ
ログラムは、以下リモートプログラム(RM)と称する
サブプログラム50を実行する。後者の場合、メインプ
ログラムは、以下制御プログラム(CTRL)と称する
サブプログラム60を実行する。これら3つのサブプロ
グラムについて、以下に詳述する。 〔セットアッププログラム〕 図4は、図3で参照番号40によって指示されたセット
アッププログラムSUの流れ図を示す。このセットアッ
ププログラムは、音響再生装置が電源に接続された時に
マイクロプロセッサによって実行される。セットアップ
プログラムの段階41で、音響再生装置の音響入力端子
と音響出力端子との間の接続は、マイクロプロセッサ7
がスイッチング信号Sによってスイッチ3(図1および
図2参照)を開くので、制御回路によって遮断される。
その後、段階42で、「マスタ存在」制御信号MPが制
御入力端子を通じて受信されているかどうかが確認され
る。それが否定であれば、段階43で音響検出器4(図
1および図2参照)が音響信号を検出しているかどうか
が確認される。それも否定であれば、セットアッププロ
グラムは段階42に戻る。その後、音響再生装置は不活
動状態のままである。セットアッププログラムは、「マ
スタ存在」制御信号が受信された後、または、音響信号
が検出された後のいずれかに継続される。「マスタ存
在」制御信号の受信は、その音響再生装置に対して、互
換制御装置が接続されている、または、別の音響再生装
置がマスタモードで動作するということを指示する。そ
の後、段階46で、音響再生装置はスレーブモードにな
る。そのため、値0がマイクロプロセッサのメモリの論
理変数Mなどに割り当てられる。
【0022】「マスタ存在」制御信号の受信が先行せず
に、音響信号の存在が検出された場合、セットアッププ
ログラムは段階44を実行する。段階44では、「マス
タ要求」制御信号MRが生成され、送信される。互換制
御装置が存在する場合、または、別の音響再生装置がす
でにマスタモードとなっている場合、それらは、その要
求に対して「マスタ存在」制御信号の送信によって応答
する。段階45で、この「マスタ存在」制御信号が認識
される。その後、段階46で、音響再生装置はスレーブ
モードになる。段階45で、所定の時間内に要求に対し
てまったく応答がないと判定された場合、セットアップ
プログラムは段階47を実行し、音響再生装置はマスタ
モードになる。そのため、論理変数Mに値1が割り当て
られる。さらに、段階48で、マイクロプロセッサは、
その音響再生装置を含むオーディオシステムの他のコン
ポーネントに「マスタ存在」信号を送信する。
【0023】このようにして、音響再生装置がマスタモ
ードまたはスレーブモードのいずれかで動作するかが決
定された後、セットアッププログラムは段階49を実行
し、音響入力端子と音響出力端子とが相互接続される。
その時、音響再生装置は、双方向接続を介して制御信号
を、または、遠隔制御受信器を介して赤外線遠隔制御信
号を受信できる状態になる。 〔リモートプログラム〕 図5は、図3で参照番号50によって指示されたリモー
トプログラムRMの流れ図を示す。このリモートプログ
ラムは、赤外線遠隔制御信号が遠隔制御受信器(図1お
よび図2の9を参照)によって受信され、マイクロプロ
セッサに供給された場合に実行される。リモートプログ
ラムの段階51では、マイクロプロセッサは設定スイッ
チA/B/C(図1および図2の10を参照)を走査す
る。このスイッチは、使用者によって設定され、音響再
生装置が空間A、BまたはCのいずれに配置されている
かを指示する。引き続き段階51で、対応する値A、B
またはCがパラメータABCに割り当てられる。その
後、リモートプログラムは段階52で、受信された遠隔
制御コマンドをパラメータCOMに割り当てる。パラメ
ータCOMは、「音量増」、「低域減」、「高域増」な
どといった使用者コマンドを表す。
【0024】段階53で、フォーマット<R><ABC
><COM>の制御信号が構成される。<R>は、その
制御信号が遠隔制御信号を表すことを指示するプリアン
ブルである。<ABC>は空間を、<COM>は使用者
コマンドを表す。このようにして構成された制御信号は
段階54で送信される。その後リモートプログラムは終
了する。
【0025】リモートプログラムは、音響再生装置が遠
隔制御信号を受信した場合に各音響再生装置によって実
行されることを指摘しておかなければならない。その音
響再生装置がマスタモードまたはスレーブモードのいず
れで動作するかは関係がない。 〔制御プログラム〕 図6は、図3で参照番号60によって指示された制御プ
ログラムCTRLの流れ図を示す。この制御プログラム
は、制御信号が双方向制御接続(図1および図2の8、
12、13を参照)を介して受信された場合に実行され
る。
【0026】段階61で、制御プログラムは、受信され
た制御信号が「マスタ要求」制御信号MRであるかどう
かを確認する。後述のように、こうした「マスタ要求」
制御信号は任意の時点で別の音響再生装置によって送信
することができる。制御信号が「マスタ要求」制御信号
であれば、制御プログラムは段階62で音響再生装置が
マスタモードで動作するかどうかを確認する。それが肯
定であれば、音響再生装置は、制御プログラムの段階6
3で「マスタ存在」制御信号MPを配信する。音響再生
装置がスレーブモードで動作する場合、制御プログラム
はその「マスタ要求」制御信号に反応しない。
【0027】段階64で、「マスタ要求」制御信号以外
の制御信号のうちで、受信された制御信号の形式が判定
される。そのため、その制御信号がいずれのプリアンブ
ルを備えているかが確認される。前述の通り、制御信号
は、それが遠隔制御装置によって生成された使用者コマ
ンドを表すことを指示するためにプリアンブル<R>を
備えることができる。しかし、制御信号は、代わりに、
信号処理回路へ供給される設定信号としてもよい。その
場合、後述の通り、その制御信号はプリアンブル<I>
を備える。
【0028】段階64でその制御信号がプリアンブル<
R>を備えていると判定された場合、段階65で、音響
再生装置がマスタモードで動作するかどうかが確認され
る。それが否定であれば、その制御信号はそれ以上処理
されず、制御プログラムは終了する。音響再生装置がマ
スタモードで動作する場合、以下の段階が生起する。段
階66で、空間コード<ABC>およびコマンド<CO
M>がその制御信号から読み取られる。例えば、制御信
号<R><ABC=B><COM=「音量増」>は、
「音量増」の使用者コマンドが空間Bで生成されたこと
を意味する。制御プログラムは、内部メモリにおいて空
間Bの現在設定値を検査する。続いて段階67で、コマ
ンド<COM>が、関係する音響再生装置の信号処理回
路へ供給されるオペレーションコードOPCおよびデー
タDTAに変換される。例えば、「音量増」コマンドの
場合、3 dBの量が空間Bにある音響再生装置の現在
音量設定値に加算されるはずである。現在音量設定値が
50 dBである場合、制御プログラムは、段階67
で、フォーマット<OPC=音量><DTA=53>の
設定信号を構成する。コマンドが「バランス左」であっ
たとすれば、制御プログラムは、例えば、フォーマット
<OPC=音量><DTA=53左,47右>の設定信
号を生成するであろう。
【0029】続いて、段階68で、フォーマット<I>
<ABC><OPC><DTA>の制御信号が構成さ
れ、送信される。<ABC>は、受信制御信号に存在し
たものと同一の空間コードであり、<I>は、その制御
信号が設定信号を表すことを指示するプリアンブルを表
す。その後、制御プログラムは終了する。
【0030】上述のことから明らかなように、制御プロ
グラムによって受信された制御信号は、プリアンブル<
I>を備えることができる。それらの信号は、信号処理
回路に供給されるオペレーションコード<OPC>およ
びデータ<DTA>を含む設定信号である。段階64
で、制御信号がそうした形式のものであると判定された
場合、その制御信号の空間コード<ABC>は段階69
でその音響再生装置の設定スイッチ10(図1および図
2参照)の位置と比較される。それらが一致しなけれ
ば、その設定信号は明らかに当該の空間に向けられたも
のではなく、その制御信号は無視される。受信された空
間コードが設定スイッチと一致した場合、制御プログラ
ムは、段階70で、受信されたオペレーションコード<
OPC>およびデータ<DTA>を信号処理回路へ供給
する。それらのデータが、例えば、前述のフォーマット
<OPC=音量><DTA=53左,47右>の設定信
号が受信された時に、左および右の音響再生装置に関し
て異なるデータである場合、制御プログラムはその設定
スイッチ11(図1および図2参照)の位置を走査し、
それに応じて所望の動作を実行する。
【0031】上述のセットアッププログラム40、リモ
ートプログラム50および制御プログラム60の効果
を、オーディオシステムの2つの想定可能な機器構成に
関して以下に説明する。 〔互換制御装置を備えたオーディオシステム〕 図7は、複数の能動音響再生装置を含むオーディオシス
テムの機器構成を示す。このオーディオシステムは、C
Dプレーヤ71、ラジオチューナ72、カセットレコー
ダ73といった複数の音源を有する。これらの音源は、
制御装置74の各自の入力端子に接続されている。選択
された音響信号は、接続75aを通じて第1の能動音響
再生装置76aへ、続いて、第1の音響再生装置および
接続75bを介して第2の能動音響再生装置76bへデ
ィジタルフォーマットで供給される。接続75aおよび
75bは、図2に示す通り、制御信号用双方向通信バス
である。この通信バスは、さらに、参照番号75によっ
て指示されている。制御装置74ならびに2つの音響再
生装置76aおよび76bの双方は、遠隔制御装置77
から赤外線遠隔制御信号を受信することができる。
【0032】図7は、さらに別の音響再生装置78aお
よび78bが接続75cおよび75dを介してシステム
に結合できることを破線で示している。これらの別の音
響再生装置は、音源71〜73、制御装置74、音響再
生装置76aおよび76bが位置する空間Aとは別の空
間Bに配置することができる。それらは、空間Bにある
遠隔制御装置79からの赤外線遠隔制御信号を受信す
る。
【0033】制御装置74は、電源が入った時、およ
び、「マスタ要求」信号が受信された時に「マスタ存
在」制御信号を送信するように適応している。制御装置
はまた、遠隔制御装置77および79からの遠隔制御信
号を通信バス75を介して受信し、それらの信号を、空
間コードAまたはBをそれぞれ有する設定信号に変換す
るように適応している。そのため、制御装置もまた、
「マスタモード」の音響再生装置によって実行されるも
のと同一のプログラム段階を実行するマイクロプロセッ
サを含む(図示せず)。
【0034】初めに、空間Bにある音響再生装置78a
および78bは、システムに結合されていないものと仮
定する。制御装置74に電源が入っていない限り、2台
の音響再生装置76aおよび76bは、音響信号も制御
信号もいずれも受信しない。制御装置74の電源が入れ
られると、制御装置は通信バス75を通じて「マスタ存
在」制御信号を配信する。2台の音響再生装置は、この
制御信号を受信し(段階42)、それに従って、スレー
ブモードで動作する(段階46)。さらに、音響入力端
子は音響出力端子と相互接続される(段階49)。図7
に示すオーディオシステムの場合、これは、両方の音響
再生装置76aおよび76bが音響信号を受信すること
を意味する。この時、セットアッププログラム40は、
その2台の音響再生装置をスレーブモードで動作させ、
音響信号を受信させている。
【0035】空間Aの遠隔制御装置77からの遠隔制御
信号は、制御装置74および/または音響再生装置76
aおよび76bの一方または両方によって受信される。
音響再生装置によって受信された遠隔制御信号は、その
音響再生装置によってプリアンブル<R>および空間コ
ード<A>を付与され、通信バス75へ供給される(段
階51〜54)。その信号は制御装置によって受信さ
れ、それに応答して制御装置は設定信号を音響再生装置
に供給する。空間Aの音響再生装置76aおよび76b
は、それらの設定信号を処理する(段階70)。空間B
の音響再生装置78aおよび78bは、空間コード<A
>がそれらの音響再生装置が位置する空間に一致しない
ので、それらの設定信号を処理しない(段階69)。
【0036】こうした状況で、図7の破線によって示す
ように、さらに別の2台の音響再生装置78aおよび7
8bの電源が入れられた場合、それらの音響再生装置は
まだセットアッププログラムを実行する段階にある。そ
の2台の音響再生装置は、「マスタ存在」制御信号また
は音響信号のいずれかを待機する(段階42および4
3)。すでに音響信号が存在すれば、それは初めに音響
再生装置78aだけによって受信される。実際には、音
響入力端子および出力端子は音響再生装置76bで相互
接続されているが、音響再生装置78aではまだそうな
っていない。音響信号の受信によって(段階43)、音
響再生装置78aは、「マスタ要求」信号を生成し、そ
れを通信バス75に供給する(段階44)。制御装置
は、「マスタ存在」信号を配信することによってこの要
求に応答する。この信号は、全部の音響再生装置によっ
て受信される。さらに詳細に言えば、音響再生装置78
aは、そのセットアッププログラムの段階45でこの信
号を受信するが、音響再生装置78bは、そのセットア
ッププログラムの段階42でこの信号を受信する。両方
とも、音響再生装置はその時スレーブモードとなってお
り(段階46)、音響信号は相互接続されている。その
後、その連鎖の全部の音響再生装置は音響信号を受信す
る。
【0037】空間Bの遠隔制御装置79からの遠隔制御
信号は、音響再生装置78aおよび78bの一方または
両方によって受信され、その音響再生装置は、それらの
信号にプリアンブル<R>および空間コード<B>を付
与し、それらを通信バスに供給する(段階51〜5
4)。それらの信号は制御装置によって受信され、制御
装置はそれに応答して音響再生装置へ設定信号を供給す
る。これらの設定信号は、空間Bにある音響再生装置7
8aおよび78bによって処理される(段階70)。そ
れらの設定信号は、空間Aの音響再生装置76aおよび
76bによって処理されることはない。空間コード<B
>がそれらの音響再生装置が位置する空間に一致しない
からである(段階69)。 〔互換制御装置を備えないオーディオシステム〕 図8は、複数の能動音響再生装置を含むオーディオシス
テムのさらに別の想定可能な機器構成を示す。図8に示
すシステムは、CDプレーヤなどのディジタル音源81
を含む。音源は、接続82aを通じて音響再生装置83
aと、接続82bを通じて音響再生装置83bと結合さ
れている。接続82aおよび82bは、制御信号用通信
バスを構成しており、このバスは参照番号82によって
指示されている。しかし、このCDプレーヤはバス82
によって制御信号を送受信するように適応していない。
2台の音響再生装置は、遠隔制御装置84から赤外線遠
隔制御信号を受信する。
【0038】CDプレーヤ81の電源が入れられ、音響
信号を生成するとただちに、音響再生装置83aはその
セットアッププログラムの段階43でその音響信号を検
出する。音響再生装置83bは、音響再生装置83aの
音響入力端子と音響出力端子との間の相互接続がまだ有
効となっていないので、その音響信号を受信しない。そ
こで音響再生装置83aは、「マスタ要求」信号を送信
する(段階44)。CDプレーヤはそれに応答しない。
音響再生装置83aは、「マスタ存在」信号を受信しな
いので、その後それはマスタモードで動作を開始し(段
階47)、「マスタ存在」信号を送信する(段階4
8)。音響再生装置83bは、「マスタ存在」信号を受
信し(段階42)、従って、音響再生装置83bはスレ
ーブモードで動作を開始する(段階46)。両方の音響
再生装置において、音響信号は音響出力端子に供給され
(段階49)、それによって音響再生装置83bもその
音響信号を受信できる。いわば、この場合には、連鎖の
第1の音響再生装置が制御装置の機能を引き受けること
になる。
【0039】遠隔制御装置84からの遠隔制御信号は、
音響再生装置83aおよび83bのいずれか一方または
両方によって受信され、これらの音響再生装置によって
通信バス83に供給される(段階51〜54)。それら
の信号は、マスタとして動作する音響再生装置83aに
よって処理される。それに応答して、この音響再生装置
は、設定信号を通信バスに供給し(段階66〜68)、
それらの信号は音響再生装置によって受信され処理され
る(段階70)。
【0040】別の空間にあるさらに他の音響再生装置が
図8に示すオーディオシステムに結合されている場合、
音響再生装置83aは、それらの他の音響再生装置の制
御装置としても動作することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った能動音響再生装置の実施例の説
明図。
【図2】本発明に従った能動音響再生装置の実施例の説
明図。
【図3】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
【図4】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
【図5】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
【図6】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
【図7】能動音響再生装置を含むオーディオシステムの
想定可能な機器構成の説明図。
【図8】能動音響再生装置を含むオーディオシステムの
想定可能な機器構成の説明図。
【符号の説明】
1 音響入力端子 2 信号処理回路 3 スイッチ 4 音響検出器 5 スピーカ 6 音響出力端子 7 制御回路 8 双方向制御接続 9 遠隔制御受信器 10,11 設定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, T he Netherlands (72)発明者 ルディ、レネ、フィリプ、デ、レート ベルギー国ロイベン、プラインストラー ト(番地なし) (72)発明者 オメール、クレメント、ヨゼフ、バンブ ヒェレム ベルギー国ロイベン、プラインストラー ト(番地なし) (56)参考文献 特開 平2−288497(JP,A) 米国特許4621374(US,A) 米国特許4862159(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 301 H04R 3/00 310

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】能動音響再生装置であって、未処理の 音響信号受信するための音響入力端子と、 供給された設定信号に応答して前記音響信号を処理する
    ための信号処理回路と、 特に前記設定信号としての制御信号を受信するための制
    御入力端子と、 前記制御入力端子に結合されており、前記設定信号を前
    記信号処理回路に供給するための制御回路とを含み、 前記音響再生装置は制御信号送信用制御出力端子および
    遠隔制御信号受信用手段を有しており、また、前記制御
    回路は、前記設定信号を生成し、遠隔制御信号が受信さ
    れた時に前記設定信号を前記制御出力端子に供給する
    「マスタモード」に切り換え可能であることを特徴とす
    る能動音響再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の音響再生装置であって、前
    記制御回路が前記遠隔制御信号を前記制御出力端子に供
    給する「スレーブモード」に切り換え可能であることを
    特徴とする音響再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の音響再生装置で
    あって、前記制御回路が、「マスタ要求」制御信号を送
    信し、それに応答して「マスタ存在」制御信号がまった
    く受信されない場合に「マスタモード」で動作するよう
    に構成されたことを特徴とする音響再生装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の音響再生装置で
    あって、前記制御回路が「マスタ存在」制御信号の受信
    に応答して「スレーブモード」で動作するように構成さ
    れたことを特徴とする音響再生装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4に記載の音響再生装置で
    あって、前記制御回路が「マスタモード」において「マ
    スタ存在」制御信号を送信するように構成されたことを
    特徴とする音響再生装置。
  6. 【請求項6】請求項3、4または5に記載の音響再生装
    置であって、前記音響再生装置はさらに、音響信号の受
    信を検出するための検出手段を備えており、前記検出手
    段は前記制御回路に結合されており、前記制御回路は音
    響信号が検出された時に「マスタ要求」制御信号を送信
    するように構成されたことを特徴とする音響再生装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の音響再生装置であって、前
    記音響再生装置はさらに、音響出力端子および、前記音
    響信号を前記音響出力端子に供給するためのスイッチン
    グ手段を備えており、前記スイッチング手段は前記制御
    回路に結合されており、前記制御回路は「マスタモー
    ド」において前記音響信号を前記音響出力端子に供給す
    るように構成されたことを特徴とする音響再生装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の音響再生装置であって、前
    記制御回路が、「マスタ存在」制御信号が受信された時
    に前記音響信号を前記音響出力端子に供給するように構
    成されたことを特徴とする音響再生装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかに記載の音響
    再生装置であって、前記制御回路は、前記「マスタモー
    ド」において前記受信された遠隔制御信号に関係する送
    信器アドレスを検出し、対応する宛先アドレスを前記送
    信された設定信号に関係づけるように構成されたことを
    特徴とする音響再生装置。
  10. 【請求項10】請求項2から9のいずれかに記載の音響
    再生装置であって、前記制御回路は、遠隔制御信号が送
    信される時に、送信側音響再生装置を識別する送信器ア
    ドレスを前記遠隔制御信号に関係づけるように構成され
    たことを特徴とする音響再生装置。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項10のいずれかに
    記載の音響再生装置であって、前記制御入力端子および
    制御出力端子が、双方向制御接続の形態で結合されてい
    ることを特徴とする音響再生装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の音響再生装置であっ
    て、前記双方向制御接続がフィルタによって前記音響入
    力端子および音響出力端子に結合されていることを特徴
    とする音響再生装置。
  13. 【請求項13】請求項1ないし請求項12のいずれかに
    記載の能動音響再生装置の1台以上を制御するための制
    御装置であって、 音響信号送信用音響出力端子と、 制御信号送信用制御接続とを含み、 前記制御装置はさらに、「マスタ存在」制御信号を送信
    するように構成されたことを特徴とする制御装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の制御装置であって、前
    記制御装置はさらに、制御信号を受信し、「マスタ要
    求」制御信号の受信に応答して「マスタ存在」制御信号
    を送信するように構成されたことを特徴とする制御装
    置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の制御装置であって、前
    記制御装置はさらに、関係する送信器アドレスを備えた
    遠隔制御信号が受信された時に、対応する宛先アドレス
    を送信された設定信号に関係づけるように構成されたこ
    とを特徴とする制御装置。
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