JPH11120681A - 電子機器システム - Google Patents

電子機器システム

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JPH11120681A
JPH11120681A JP27554997A JP27554997A JPH11120681A JP H11120681 A JPH11120681 A JP H11120681A JP 27554997 A JP27554997 A JP 27554997A JP 27554997 A JP27554997 A JP 27554997A JP H11120681 A JPH11120681 A JP H11120681A
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JP
Japan
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electronic device
remote control
control signal
key
main body
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JP27554997A
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English (en)
Inventor
Tatsuto Tabuchi
達人 田渕
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台のリモコン送信機で複数台の電子機器を
制御でき、しかも、操作キーを複数台の電子機器で兼用
できる。 【解決手段】 リモコン送信機1は、複数個の電子機器
指定キーと、複数個の電子機器で共用される操作キーを
含み、操作されたときに常に当該操作キーに対応する単
一のリモコンコードを発生する。リモコン送信機1から
のリモコン信号は本体電子機器2のみで受信する。本体
電子機器2に他の電子機器3を接続する。電子機器指定
キーが操作されると、本体電子機器2は、その後に受信
されるリモコン信号を操作された電子機器指定キーによ
り指定される電子機器に対するリモコン信号と判断す
る。指定された電子機器が本体電子機器自身であるとき
には、受信したリモコン信号に対応する処理を本体電子
機器において行う。指定された電子機器が他の電子機器
であるときには、受信したリモコン信号は、指定された
他の電子機器の制御信号に変換して、当該他の電子機器
に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、リモー
トコントロール信号送信機(以下、リモコン送信機と略
称する)と、このリモコン送信機により制御されるディ
スク再生装置や記録再生装置などの電子機器とからなる
電子機器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器やビデオ機器などの電子
機器は、リモコン送信機によりリモートコントロールで
きるようにされているものが多いが、その場合のリモコ
ン送信機は、各電子機器のそれぞれに専用のものなって
いる。
【0003】すなわち、例えば図8に示すように、複数
個のオーディオ機器61、62、63、64を、ケーブ
ル70により接続して、互いのオーディオ信号や電源の
供給を行うように構成する場合においても、各オーディ
オ機器61、62、63、64の動作は、それぞれに専
用のリモコン送信機51、52、53、54、55から
のリモートコントロール(以下、リモートコントロール
をリモコンと略記する)信号により制御される。リモコ
ン信号としては、例えば赤外線が用いられ、それぞれ赤
外線受信部61R,62R,63R,64Rにより受信
されるようにされている。
【0004】この場合のリモコンコードは、それぞれの
機器に特有のものとされて、誤動作が生じないように設
定されている。すなわち、各リモコン送信機51、5
2、53、54からのリモコンコードは、制御対象の電
子機器を指定する情報を含むヘッダ部と、制御内容を示
す本体コード部とから構成されており、ヘッダ部の電子
機器の指定情報により、同じ制御内容の本体コードであ
っても、誤って、他の電子機器が動作してしまわないよ
うに構成されている。
【0005】したがって、各オーディオ機器61、6
2、63、64は、ケーブル70で接続されてはいて
も、それぞれ独立に動作している。このため、例えばC
D(コンパクトディスク)プレーヤとMD(ミニディス
ク)レコーダとを用いて複製、いわゆるダビングを行う
場合には、それぞれ専用のリモコン送信機を操作して動
作させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、それぞれの電子機器専用のリモコン送信機が必要で
あるため、電子機器と同数のリモコン送信機を必要とし
ていた。このため、使用者は、制御しようとする電子機
器に応じて、専用のリモコン送信機を選択してリモコン
キー操作をしなければならず、非常に煩わしかった。
【0007】一つのリモコン送信機に、例えばテレビ受
像機とVTRのような、2つの電子機器に対するリモコ
ン操作ができるように構成されているものもある。しか
し、この種の多電子機器対応のリモコン送信機からのリ
モコンコードも、前述したように、制御対象の電子機器
を指定する情報を含むヘッダ部と、制御内容を示す本体
コード部とから構成する必要があり、複数の電子機器で
兼用可能な操作キーであってもそれぞれの電子機器用に
設ける必要がある。
【0008】したがって、この種の従来のリモコン送信
機は、テレビ受像機用操作キーと、VTR用操作キーと
を別個に設けた構成となっており、2つの専用リモコン
送信機の操作キーを、一つのリモコン送信機の筐体に設
けたものに過ぎず、リモコン送信機の筐体が大型になっ
てしまうと共に、多数のキーがリモコン送信機筐体に設
けられているため、誤操作することが多いという問題が
ある。
【0009】また、専用のリモコン送信機からの専用の
リモコン信号により、それぞれの電子機器は、完全に単
独かつ独立に動作しているため、上述したように、ダビ
ングなどの複数個の電子機器を協働させて動作させる複
合動作を行うには、それぞれの電子機器に独立のリモコ
ンコードを発行し、そのリモコンコードの発行のタイミ
ングによって、複合動作の同期をとらなければならず、
非常に厄介であった。
【0010】この発明は、以上の点を改善した電子機器
システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による電子機器システムは、複数個の操作
キーを備え、前記複数個の操作キー中に、複数個の電子
機器のそれぞれを指定する複数個の電子機器指定キー
と、前記複数個の電子機器で共用される操作キーを含
み、それぞれの操作キーが単一の機能キーとして意味付
けられていると共に、操作されたときに常に当該操作キ
ーに対応する単一のリモコンコードを発生するリモコン
送信機と、前記複数個の電子機器指定キーの一つで指定
される電子機器であって、前記リモコン送信機からのリ
モコン信号の受信部を備えると共に、前記複数個の電子
機器指定キーで指定される他の電子機器を接続するため
の端子部を備える本体電子機器と、を備え、前記本体電
子機器は、前記受信部で受信した前記リモコン送信機か
らのリモコン信号が、前記複数個の電子機器指定キーの
いずれかが操作されたことによるものである場合には、
その後に前記受信部で受信されるリモコン信号を前記操
作された電子機器指定キーにより指定される電子機器に
対するリモコン信号と判断するように設定する制御機器
設定手段と、前記制御機器設定手段で設定されている電
子機器が前記本体電子機器自身であるときに前記受信部
で受信した前記リモコン信号は、当該リモコン信号に対
応する処理を前記本体電子機器において行うようにする
制御手段と、前記制御機器設定手段で設定されている電
子機器が前記他の電子機器であるときに前記受信部で受
信した前記リモコン信号は、前記指定された前記他の電
子機器の制御信号に変換して、前記他の電子機器を接続
するための端子部を通じて前記他の電子機器に供給する
ようにする変換出力手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0012】この請求項1の発明の電子機器システムに
おいては、リモコン送信機で電子機器指定キーが操作さ
れたときには、そのリモコン信号を受信部で受信する本
体電子機器では、制御機器設定手段により、以後のリモ
コン信号を、指定された電子機器用のリモコン信号とし
て判断するように設定する。
【0013】そして、その後、リモコン送信機で電子機
器指定キー以外の操作キーが操作されて、そのリモコン
信号を本体電子機器が受信したときには、本体電子機器
では、その時の設定がいずれの電子機器であるかを判断
する。そして、設定が、本体電子機器自身であるときに
は、受信したリモコン信号は、本体電子機器自身の制御
信号であると判断して、制御手段は、本体電子機器自身
において、そのリモコン信号に応じた処理を実行する。
【0014】また、リモコン送信機で電子機器指定キー
以外の操作キーが操作されたときのリモコン信号の受信
時の本体電子機器の設定が、他の電子機器であるときに
は、本体電子機器は、受信したリモコン信号は、他の電
子機器の制御用であると判断して、変換出力手段によ
り、当該リモコン信号を指定された他の電子機器の制御
信号に変換して、当該他の電子機器を接続するための端
子部を通じて当該他の電子機器に供給するようにする。
【0015】したがって、この請求項1の発明によれ
ば、複数の電子機器に対して一つのリモコン送信機を用
意するだけで、それぞれの電子機器のリモコン制御がで
きる。この場合に、リモコン送信機の操作キーは、複数
の電子機器で兼用されていても、本体電子機器の制御機
器設定手段によりいずれの電子機器用の制御信号である
かが、本体電子機器で管理されて適切に制御される。
【0016】また、他の電子機器は、リモコン信号の受
信部を有する必要はなく、単に、本体電子機器の前記端
子部と接続可能な端子部を備えていればよい。
【0017】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記本体電子機器はオーディオ機器であるととも
に、この本体電子機器に接続される前記他の電子機器
は、携帯型のオーディオ機器であり、前記本体電子機器
で、前記リモコン信号から変換する前記他の電子機器の
制御信号は、前記携帯型のオーディオ機器の、前記リモ
コン送信機で操作されたキーに対応する操作キーが操作
されたときの制御信号であることを特徴とする。
【0018】この請求項2の発明によれば、本体電子機
器に対して、いわゆるヘッドホンステレオと呼ばれる携
帯型のオーディオ機器を他の電子機器として接続して、
当該携帯型のオーディオ機器をリモコン制御することが
できる。
【0019】例えば、この種の携帯型のオーディオ機器
として、イヤーホンコードの途中にプレイ(再生)キー
やストップキーなどのキー操作部を備えるものが接続で
きる端子部を備え、前記キー操作部を操作すると、キー
に応じた制御ができるものがある。請求項2の発明で
は、この種の携帯型のオーディオ機器の前記端子部と本
体電子機器の端子部とをケーブルで接続し、本体電子機
器から携帯型のオーディオ機器の制御信号として、前記
キー操作部でキー操作されたときと同じ制御信号を送出
することにより、リモコン制御がなされるものである。
【0020】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記本体電子機器と前記他の電子機器とは、
両機器が協働して行う複合動作が可能な機器であり、前
記リモコン送信機の前記複数の操作キーには、前記複合
動作を指定するキーが含まれており、前記本体電子機器
で受信したリモコン信号が、前記複合動作を指定するも
のであったときには、前記制御手段は、前記複合動作を
実現するために自機の制御信号を発生すると共に、前記
複合動作を実現するための前記他の電子機器の制御信号
も発生して、前記端子部を通じて前記他の電子機器に供
給するようにすることを特徴とする。
【0021】この請求項3の発明においては、リモコン
送信機に設けられた特定の複合動作の指定キーを操作す
ることで、本体電子機器と、これに接続された他の電子
機器とが協働する複合動作を行わせるようにすることが
できる。
【0022】例えば、本体電子機器がディスク再生装置
で、この本体電子機器に接続される他の電子機器が携帯
型のディスク記録再生装置である場合に、リモコン送信
機にダビングキーを設け、このダビングキーを操作する
ことで、本体電子機器であるディスク再生装置で再生を
実行させるとともに、本体電子機器からの制御信号によ
り携帯型のディスク記録再生装置を記録状態にして、再
生オーディオ信号をディスクに記録するいわゆるダビン
グを実行することができる。
【0023】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、前記本体電子機器と前記他の電子機器とは、
両機器が協働して行う複合動作が可能な機器であり、前
記本体電子機器が備える複数の操作キーには、前記複合
動作を指定するキーが含まれており、前記本体電子機器
で前記複合動作を指定するキーが操作されたときには、
前記制御手段は、前記複合動作を実現するために自機の
制御信号を発生すると共に、前記複合動作を実現するた
めの前記他の電子機器の制御信号も発生して、前記端子
部を通じて前記他の電子機器に供給するようにすること
を特徴とする。
【0024】この請求項4の発明によれば、本体電子機
器に設けられた複合動作を指定するキーが操作されたと
きに、請求項3の場合と同様にして、ダビングなどの複
合動作が実行される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明による電子機器シ
ステムの実施の形態について、図を参照しながら説明す
る。
【0026】図1は、この発明による電子機器システム
の実施の形態の全体の概要を説明するためのもので、こ
の実施の形態では、リモコン送信機1は、例えば赤外線
を用いてリモコン信号を送出するものである。そして、
このリモコン送信機1は、各々のキーが操作されたとき
にそれぞれに対応した常に単一のコードを送出するもの
である。すなわち、前述した従来の複数電子機器用のリ
モコン送信機のように、ヘッダに制御対象の電子機器を
指定する情報を含むものではなく、例えば再生キーであ
れば、再生を意味するリモコンコードを送出するもので
ある。
【0027】そして、図1に示すように、この実施の形
態では、このリモコン送信機1からのリモコン信号を受
信する受信部を備える本体電子機器2は、CD(コンパ
クトディスク)プレーヤと、ラジオ受信機とを一体に構
成した電子機器(以下、CDラジカセと略称する)であ
る。
【0028】また、このCDラジカセ2に対して、接続
ケーブル4により接続される他の電子機器3は、記録再
生機能を備える携帯型ディスク装置である。この携帯型
ディスク装置3は、この例では、ミニディスクを記録媒
体として記録再生することができる電子機器の構成とさ
れている。
【0029】この携帯型ディスク装置3には、図2に示
すように、左右2チャンネル用のイヤーホン51L,5
1Rと、イヤーホンケーブル54の途中に設けられるキ
ー操作部52と、コネクタプラグ53とを備えるイヤー
ホン装置50が、図示しないコネクタジャックに前記コ
ネクタプラグ53が挿入されることにより、取り付けら
れる。
【0030】そして、キー操作部52は、記録キー、再
生キー、高速送りキーや音量調整キーを備え、それぞれ
のキーを操作すると、そのキーに対応する電圧値の制御
電圧が携帯型ディスク装置3に入力され、携帯型ディス
ク装置3では、そのキー操作入力に応じた状態になるよ
うに制御がなされる。例えば再生キーを操作することに
より、携帯型ディスク装置3をディスク再生状態にし
て、その再生音声をイヤホン51L,51Rで聴取する
ことができる。
【0031】接続ケーブル4は、その両端に図1に示す
ようにコネクタプラグ41Pおよび42Pを有するが、
このコネクタプラグ41Pおよび42Pは、イヤーホン
装置50のコネクタプラグ53とまったく同一の構成と
される。すなわち、コネクタプラグ42Pが、携帯型デ
ィスク装置3の、前記イヤーホン装置50のコネプラグ
53が挿入装着される図示しないジャックに挿入装着さ
れる。
【0032】また、この実施の形態の場合、CDラジカ
セ2にも、携帯型ディスク装置3の図示しないジャック
と同じ構成のジャック(図1には示されていない)が設
けられ、接続ケーブル4のコネクタプラグ41Pが挿入
装着されて、携帯型ディスク装置3とCDラジカセ2と
を接続する。
【0033】したがって、CDラジカセ2と、携帯型デ
ィスク装置3との間では、オーディオ信号の相互のやり
取りと、制御電圧(キー操作部52でのキー操作に応じ
て発生するものに等しい)とのやり取りが可能である。
【0034】図3は、CDラジカセ2の内部回路ブロッ
クの構成例である。すなわち、CDラジカセ2は、ラジ
オ受信機部21と、CDプレーヤ部22と、これらを制
御する制御部20とを備える。また、CDラジカセ2
は、リモコン受信部23をも備えると共に、接続ケーブ
ル4のコネクタプラグ41Pが挿入装着されるコネクタ
ジャック24を備えている。
【0035】そして、制御部20においては、CPU2
01がシステムバス202に接続されるとともに、この
システムバス202に対してプログラム等が書き込まれ
ているROM203と、ワークエリア用のRAM204
と、ラジオ受信機部21用のインターフェース205
と、CDプレーヤ部22用のインターフェース206
と、I/Oポート207、208と、キーインターフェ
ース209とが接続されている。
【0036】I/Oポート207に対しては、リモコン
受信部23が接続され、I/Oポート208に対して
は、コネクタジャック24が接続されている。キーイン
ターフェース209には、操作キー群25が接続されて
いる。
【0037】制御部20は、操作キー群25からのキー
操作入力を受けて、そのキー操作入力に応じた処理を、
ラジオ受信機部21あるいはCDプレーヤ部22に対し
て実行する。
【0038】また、リモコン受信部23で受信されたリ
モコン送信機1からのリモコン信号は、I/Oポート2
07を通じてシステムバス202に取り込まれ、後述す
るように、その取り込み時のCDラジカセ2の状態が、
自機のリモコン制御状態であるときには、そのリモコン
信号をCDラジカセ2の制御信号として判断して、前記
の操作キー群25でのキー操作入力の場合と同様にし
て、当該リモコン信号に応じた処理を実行する。
【0039】また、リモコン信号の取り込み時のCDラ
ジカセ2の状態が、これに接続される携帯型ディスク装
置3のリモコン制御状態であるときには、CDラジカセ
2は、そのリモコン信号を、携帯型ディスク装置3の前
記キー操作部52でのキー操作に応じて発生する制御電
圧に変換し、コネクタジャック24を通じて携帯型ディ
スク装置3に供給するようにする。
【0040】図4は、リモコン送信機1のキー操作部の
一部拡大図を示すもので、この実施の形態においては、
リモコン送信機1は、電子機器指定キーとして、CDラ
ジカセ指定キー11と、携帯型ディスク装置指定キー1
2とを備えるとともに、少なくとも再生キー13と、ス
トップキー14などのモードや走行制御キーと、ダビン
グキー15とを備えている。
【0041】後述するように、再生キー13、ストップ
キー14などのモードキーや走行制御キーは、CDラジ
カセ2と、携帯型ディスク装置3とで兼用される。ま
た、ダビングキー15は、CDラジカセ2と、携帯型デ
ィスク装置3とが協働する複合動作の例としてのダビン
グを指示するキーである。
【0042】リモコン送信機1でCDラジカセ指定キー
11が押下されると、CDラジカセ2は、自機のリモコ
ン制御状態になり、その後、例えば再生キー13が押下
されると、CDラジカセ2の制御部20は、CDプレー
ヤ部22を制御して、CD再生を行い、図示しないスピ
ーカにより再生音声を放音する。また、その後、リモコ
ン送信機1でストップキー14が押下されると、制御部
20は、CDプレーヤ部22を再生状態から停止状態に
制御する。
【0043】また、リモコン送信機1で携帯型ディスク
装置指定キー12が押下されると、CDラジカセ2の制
御部20は、携帯型ディスク装置3のリモコン制御状態
になり、その後、例えば再生キー13が押下されると、
携帯型ディスク装置3を制御して、ミニディスクの再生
を行う。このときの携帯型ディスク装置3の音声信号
は、ケーブル4を通じてCDラジカセ2に供給され、そ
の再生音声は、CDラジカセ2のスピーカで放音され
る。また、その後、リモコン送信機1でストップキー1
4が押下されると、CDラジカセ2からの制御信号によ
り、携帯型ディスク装置3が再生状態から停止状態に制
御される。
【0044】また、この実施の形態では、CDラジカセ
2が自機のリモコン制御状態であるときに、リモコン送
信機1でダビングキー15が押下されると、CDラジカ
セ2の制御部20は、CDプレーヤ部22を再生状態に
制御すると共に、携帯型ディスク装置3を記録状態に制
御して、CDプレーヤで再生された音声信号がケーブル
4を通じて携帯型ディスク装置3に供給され、ミニディ
スクにその再生音声信号が記録されるように制御され
る。
【0045】以上のリモコン信号の受信時の動作は、C
Dラジカセ2の制御部20でのソフトウエア処理によ
り、実行される。図5〜図7に、この場合の制御部20
のリモコン受信処理ルーチンのフローチャートを示す。
【0046】すなわち、CDラジカセ2の制御部20
は、リモコン送信機1からのリモコン信号の受信を例え
ば一定時間間隔でステップ101において監視してお
り、ステップ101でリモコン信号を受信しなかった場
合には、このリモコン受信処理ルーチンを抜けて、他の
処理ルーチンを実行する。
【0047】ステップ101でリモコン信号の受信を検
知すると、ステップ102に進み、リモコン信号は、C
Dラジカセ指定キー11の押下によるものであるか否か
判断し、CDラジカセ指定キー11の押下によるもので
あると判断したときには、ステップ103に進んで、そ
れ以後のリモコン信号をCDラジカセ2用とする自機の
リモコン制御状態とする。そして、このルーチンを抜け
る。
【0048】また、ステップ102で受信したリモコン
信号がCDラジカセ指定キー11の押下によるものでは
ないと判別されたときにはステップ104に進み、リモ
コン信号が携帯型ディスク装置指定キー12の押下によ
るものであるか否か判断する。そして、ステップ104
で、リモコン信号が携帯型ディスク装置指定キー12の
押下によるものであると判断したときには、ステップ1
05に進んで、それ以後のリモコン信号を携帯型ディス
ク装置3用とする。すなわち、CDラジカセ2のリモコ
ン制御状態を携帯型ディスク装置3のリモコン制御状態
とする。そして、このルーチンを抜ける。
【0049】また、ステップ104でリモコン信号が携
帯型ディスク装置指定キー12の押下によるものでもな
いと判断されたときには、図6のステップ106に進
み、CDラジカセ2のリモコン制御状態が自機用である
か否か判断する。そして、自機用であると判断されたと
きには、ステップ107に進んで、操作されたのは、ダ
ビングキー15であるか否か判断し、ダビングキー15
であれば、図7に示すダビング制御処理に移行する。ま
た、ダビングキー15でなければ、ステップ108に進
み、操作されたキーに対応する処理を、自機であるCD
ラジカセ2について実行する。
【0050】また、ステップ106でCDラジカセ2の
リモコン制御状態が自機用ではなく、携帯型ディスク装
置用となっていると判断されたときにはステップ109
に進み、CDラジカセ2に携帯型ディスク装置3がケー
ブル4を介して接続されているか否か判断する。もしも
携帯型ディスク装置3がケーブル4を介して接続されて
いないと判断されたときには、当該リモコン信号は無効
であるので、このルーチンをそのまま抜ける。
【0051】そして、ステップ109で携帯型ディスク
装置3がケーブル4を介して接続されていると判断され
たときには、ステップ110に進み、CDラジカセ2
は、受信したリモコン信号を、携帯型ディスク装置3の
制御電圧(キー操作部52でのキー操作に応じて発生す
るものに等しい)に変換して、次のステップ111で、
コネクタジャック24を通じ、ケーブル4を通じて携帯
型ディスク装置3に供給する。これにより、CDラジカ
セ2を経由して携帯型ディスク装置3のリモコン制御が
なされる。
【0052】また、ステップ107でダビングキー15
が押下されたと判断されたときには、図7のステップ2
01に進み、まず、CDラジカセ2に携帯型ディスク装
置3がケーブル4を介して接続されているか否か判断
し、携帯型ディスク装置3がケーブル4を介して接続さ
れていないと判断されたときには、当該リモコン信号は
無効であるので、このルーチンをそのまま抜ける。
【0053】また、ステップ201で携帯型ディスク装
置3がケーブル4を介して接続されていると判断された
ときには、ステップ202に進み、CDラジカセ2を再
生ポーズの状態に制御する制御信号を発生し、次のステ
ップ203と相俟って再生ポーズに状態にする。そし
て、次のステップ204で、CDラジカセ2は、携帯型
ディスク装置3に記録モードにする制御電圧を供給す
る。その後、ステップ205において、CDプレーヤ部
22を再生開始に制御する。以上により、ダビング処理
が実行される。
【0054】リモコン送信機1でダビングキー15の後
にストップキー14が押下されると、CDラジカセ2の
再生が停止されるだけでなく、携帯型ディスク装置3の
記録も停止される。
【0055】以上のようにして、CDラジカセ2と携帯
型ディスク装置3との複合動作であるダビングが、リモ
コン送信機1の単一のダビングキー15を押下するだけ
で実行される。
【0056】以上の実施の形態では、ダビングキー15
は、CDラジカセ2が自機のリモコン制御状態であると
設定されているときに、リモコン送信機1で操作される
と、有効となるようにしたが、携帯型ディスク装置3の
リモコン制御状態であると設定されている場合にダビン
グキー15が有効となるようにしても、もちろんよい。
【0057】また、以上の実施の形態は、本体電子機器
としてのCDラジカセに対して、他の電子機器として携
帯型ディスク装置を1台だけ、接続するようにしたが、
本体電子機器に他の電子機器を複数台接続するようにす
るとともに、リモコン送信機に、複数台の他の電子機器
のそれぞれの指定キーを設けるようにして、上述と同様
にして、1台のリモコン送信機により、複数の他の電子
機器をリモコン制御できるようにすることもできる。
【0058】また、複合動作としては、上述したダビン
グに限らず、複数台の電子機器により実行される複合動
作であれば、この発明は適用可能である。
【0059】また、以上の実施の形態では、複合動作を
指定するキーは、リモコン送信機に設けたが、本体電子
機器に設けることにより、上述の実施の形態とまったく
同様にして、本体電子機器と、他の電子機器とで複合動
作を行うことができる。
【0060】すなわち、上述の例に適用すると、CDラ
ジカセ2の操作キー群25の一つとしてダビングキーを
設け、CDラジカセ2の制御部20は、このダビングキ
ーが操作されたことを検知したときに、上述したリモコ
ン送信機3のダビングキーが操作された場合とまったく
同様の処理を実行するものである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、複数の電子機器に対して一つのリモコン送信機
を用意するだけで、それぞれの電子機器のリモコン制御
ができる。この場合に、リモコン送信機の操作キーは、
複数の電子機器で兼用することができる。また、本体電
子機器に接続される他の電子機器は、リモコン受信部を
備える必要はない。
【0062】また、請求項2の発明によれば、本体電子
機器に対して、いわゆるヘッドホンステレオと呼ばれる
携帯型のオーディオ機器を他の電子機器として接続し
て、当該携帯型のオーディオ機器をリモコン制御するこ
とができる。
【0063】さらに、請求項3の発明によれば、リモコ
ン送信機に設けられた特定の複合動作を指定キーを操作
することで、本体電子機器と、これに接続された他の電
子機器とが協働する複合動作を行わせるようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電子機器システムの実施の形態
の概要を示す図である。
【図2】この発明による電子機器システムの実施の形態
で使用される他の電子機器の例を説明するの図である。
【図3】この発明による電子機器システムの実施の形態
の本体電子機器の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明による電子機器システムの実施の形態
のリモコン送信機の一例の拡大図である。
【図5】この発明による電子機器システムの実施の形態
の本体電子機器でのリモコン信号の受信処理の流れの一
部を示すフローチャートである。
【図6】この発明による電子機器システムの実施の形態
の本体電子機器でのリモコン信号の受信処理の流れの一
部を示すフローチャートである。
【図7】この発明による電子機器システムの実施の形態
の本体電子機器でのリモコン信号の受信処理の流れの一
部を示すフローチャートである。
【図8】従来のリモコン制御の電子機器システムを説明
するための図である。
【符号の説明】
1…リモコン送信機、2…電子機器本体(CDラジカ
セ)、3…他の電子機器(携帯型ディスク装置)、4…
接続ケーブル、11…CDラジカセ指定キー、12…携
帯型ディスク装置指定キー、13…再生キー、14…ス
トップキー、15…ダビングキー、20…制御部、21
…ラジオ受信機部、22…CDプレーヤ部、23…リモ
コン受信部、24…他の電子機器とのコネクタジャッ
ク、41P,42P…コネクタプラグ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の操作キーを備え、前記複数個の操
    作キー中に、複数個の電子機器のそれぞれを指定する複
    数個の電子機器指定キーと、前記複数個の電子機器で共
    用される操作キーを含み、それぞれの操作キーが単一の
    機能キーとして意味付けられていると共に、操作された
    ときに常に当該操作キーに対応する単一のリモートコン
    トロールコードを発生するリモートコントロール信号送
    信機と、 前記複数個の電子機器指定キーの一つで指定される電子
    機器であって、前記リモートコントロール信号送信機か
    らのリモートコントロール信号の受信部を備えると共
    に、前記複数個の電子機器指定キーで指定される他の電
    子機器を接続するための端子部を備える本体電子機器
    と、 を備え、 前記本体電子機器は、 前記受信部で受信した前記リモートコントロール信号送
    信機からのリモートコントロール信号が、前記複数個の
    電子機器指定キーのいずれかが操作されたことによるも
    のである場合には、その後に前記受信部で受信されるリ
    モートコントロール信号を前記操作された電子機器指定
    キーにより指定される電子機器に対するリモートコント
    ロール信号と判断するように設定する制御機器設定手段
    と、 前記制御機器設定手段で設定されている電子機器が前記
    本体電子機器自身であるときに前記受信部で受信した前
    記リモートコントロール信号は、当該リモートコントロ
    ール信号に対応する処理を前記本体電子機器において行
    うようにする制御手段と、 前記制御機器設定手段で設定されている電子機器が前記
    他の電子機器であるときに前記受信部で受信した前記リ
    モートコントロール信号は、前記指定された前記他の電
    子機器の制御信号に変換して、前記他の電子機器を接続
    するための端子部を通じて前記他の電子機器に供給する
    ようにする変換出力手段と、 を備えることを特徴とする電子機器システム。
  2. 【請求項2】前記本体電子機器はオーディオ機器である
    とともに、この本体電子機器に接続される前記他の電子
    機器は、携帯型のオーディオ機器であり、 前記本体電子機器で、前記リモートコントロール信号か
    ら変換する前記他の電子機器の制御信号は、前記携帯型
    のオーディオ機器用の操作キーのうちの、前記リモート
    コントロール信号送信機で操作されたキーに対応する操
    作キーが操作されたときの制御信号であることを特徴と
    する請求項1に記載の電子機器システム。
  3. 【請求項3】前記本体電子機器と前記他の電子機器と
    は、両機器が協働して行う複合動作が可能な機器であ
    り、 前記リモートコントロール信号送信機の前記複数の操作
    キーには、前記複合動作を指定するキーが含まれてお
    り、 前記本体電子機器で受信したリモートコントロール信号
    が、前記複合動作を指定するものであったときには、前
    記制御手段は、前記複合動作を実現するために自機の制
    御信号を発生すると共に、前記複合動作を実現するため
    の前記他の電子機器の制御信号も発生して、前記端子部
    を通じて前記他の電子機器に供給するようにすることを
    特徴とする請求項1に記載の電子機器システム。
  4. 【請求項4】前記本体電子機器と前記他の電子機器と
    は、両機器が協働して行う複合動作が可能な機器であ
    り、 前記本体電子機器が備える複数の操作キーには、前記複
    合動作を指定するキーが含まれており、 前記本体電子機器で前記複合動作を指定するキーが操作
    されたときには、前記制御手段は、前記複合動作を実現
    するために自機の制御信号を発生すると共に、前記複合
    動作を実現するための前記他の電子機器の制御信号も発
    生して、前記端子部を通じて前記他の電子機器に供給す
    るようにすることを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器システム。
  5. 【請求項5】前記本体電子機器と前記他の電子機器の一
    方は、再生機能を備えると共に、他方は、記録機能を備
    え、前記複合動作は、複製動作であることを特徴とする
    請求項3または請求項4に記載の電子機器システム。
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