JP2005124106A - 音声再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
サラウンド機能を有するオーディオ装置において、ワイヤードヘッドホンとワイヤレスヘッドホンとをともに使用可能とするとともに、とくにワイヤレスヘッドホンの専用の送信回路を必要としないシステムを提供する。
【解決手段】
ヘッドホンを使用しない場合には左右一対の前方のスピーカ13、14と左右一対の後方のサラウンドスピーカ15、16とによって音声を再生し、ワイヤードヘッドホンのジャック43が挿入された場合には、左右のフロントスピーカ13、14に供給されるべき信号をヘッドホンに供給するとともに、4つのスピーカ13〜16の駆動を停止する。またワイヤレスヘッドホンを用いる場合には、フロント側のスピーカに供給されるべき音声信号を送信回路57によってワイヤレスヘッドホン26に供給し、しかも4つのスピーカ13〜16の駆動を停止する。
【選択図】 図2
サラウンド機能を有するオーディオ装置において、ワイヤードヘッドホンとワイヤレスヘッドホンとをともに使用可能とするとともに、とくにワイヤレスヘッドホンの専用の送信回路を必要としないシステムを提供する。
【解決手段】
ヘッドホンを使用しない場合には左右一対の前方のスピーカ13、14と左右一対の後方のサラウンドスピーカ15、16とによって音声を再生し、ワイヤードヘッドホンのジャック43が挿入された場合には、左右のフロントスピーカ13、14に供給されるべき信号をヘッドホンに供給するとともに、4つのスピーカ13〜16の駆動を停止する。またワイヤレスヘッドホンを用いる場合には、フロント側のスピーカに供給されるべき音声信号を送信回路57によってワイヤレスヘッドホン26に供給し、しかも4つのスピーカ13〜16の駆動を停止する。
【選択図】 図2
Description
本発明は音声再生装置に係り、とくにフロントスピーカとリヤスピーカまたはサラウンドスピーカとを有する音声再生装置に関する。
オーディオ装置の音響効果を高めるために、左右一対のフロントスピーカの他にさらに左右一対のリヤスピーカまたはサラウンドスピーカを加え、4つのスピーカによって音声を再生するようにしたオーディオ装置が用いられる。このようなオーディオ装置はとくに、後側に配される左右一対のリヤスピーカあるいはサラウンドスピーカによってオーディオ装置にサラウンド機能を付加することができ、臨場感に溢れた音声の再生が可能になる。
図7は従来のこの種のオーディオ装置のシステム構成をブロック的に示したものであって、信号源となるラジオチューナ31、テレビチューナ32、ディスクプレーヤ33、テーププレーヤ34等がセレクトスイッチ35を介してA/D変換器36に接続され、このA/D変換器36の後段にデコーダ・D/A変換器37(以降デコーダ37という)が接続される。そしてこのデコーダ37のFL出力がアンプ41によって増幅されて左前方のスピーカ13を駆動する。またデコーダ37のFR出力がアンプ45で増幅され、右前方のスピーカ14を駆動する。
これに対してデコーダ37のSL出力およびSR出力は送信回路57に供給される。そして送信回路57によってSL出力とSR出力をそれぞれ受信回路59、60にワイヤレスで送信し、アンプ61、62によってそれぞれ増幅し、左後方のスピーカ15と右後方のスピーカ16とをそれぞれ駆動する。
上記のような動作は前方の左右一対のスピーカ13、14と後方の左右一対のスピーカ15、16とによって音声を再生するものであって、後側のスピーカ15、16によってサラウンド機能が発現される。
これに対してヘッドホンによって音楽を楽しむ場合には、ヘッドホンジャック43にヘッドホンと接続されたプラグを挿入する。するとこのプラグの一対の電極が接点44、47に接触する。接点47はデコーダ37のFL出力がアンプ42を介して印加され、接点44はデコーダ37のFR出力がアンプ44を介して接続されている。従ってヘッドホンには、デコーダ37のFL出力とFR出力とがそれぞれ供給される。
このときにプラグの挿入を検出する検出スイッチ49が閉成し、その出力によってスイッチ51、52をそれぞれOFFにする。従ってアンプ41からスピーカ13への出力の供給が遮断され、アンプ45からスピーカ14への出力が遮断される。さらに検出スイッチ49の出力がスイッチ68をOFFにするために、送信回路57が遮断される。従って送信回路57によるワイヤレスでのサラウンド信号の出力が停止され、このために後側の一対のスピーカ15、16に信号が供給されず、これらのスピーカ15、16は音声を再生しなくなる。
このようなオーディオ装置によると、4つのスピーカ13〜16による音声の再生と、ワイヤードヘッドホンによる音声の再生とを選択して音楽を楽しむことが可能になる。ところが一般にサラウンド機能を有するオーディオ装置は、プラズマディスプレイパネル等の大型の表示装置と組合わせて用いられることが多い。従ってディスプレイパネルから比較的離れた位置でリスナは音楽を楽しむことになる。従ってワイヤードヘッドホンを用いた場合には、非常に長い信号ケーブルを有するヘッドホンが必要になる問題がある。
このような問題点に鑑みて、特開平5−122789号公報には、AV機器が操作されて2チャンネルモードが選択されているときには、AV機器に設けられているフロントスピーカ等からフロント用音声を出力させ、またワイヤレスヘッドホンモードが選択されているときには、AV機器によってフロント音声を光信号に変換してこれをワイヤレスヘッドホンに送信して再生させ、またサラウンドモードが選択されているときには、AV機器に設けられているフロントスピーカ等からフロント用音声を出力させるとともに、AV機器によってサラウンド音声信号を光信号に変換してこれをLCHスピーカやサラウンド用RCHスピーカに送信して再生させるようにし、長いスピーカコードを使用することなくサラウンドスピーカにサラウンド信号を送ってこれを再生させたり、フロント音声信号をワイヤレスヘッドホンに送ってこれを再生させたりするようにしたワイヤレスヘッドホン/サラウンドシステムが開示されている。
上記の特開平5−122789号公報に開示されているシステムは、ワイヤレスヘッドホンしか使用できない欠点がある。一般にワイヤレスヘッドホンは赤外線あるいは電波によってワイヤレスでオーディオ機器から音声信号を受信し、これを内部の駆動部で再生して音声を出力するものである。そしてとくに赤外線式の受信部あるいは電波の受信部を必要とするために、高価で特殊なヘッドホンになる。従って上記のような装置は、高価で特殊なヘッドホンが必要になり、通常のワイヤードヘッドホンを使用できない欠点がある。
本願発明の課題は、サラウンド機能を有する音声再生装置において、スピーカによる再生とヘッドホンによる再生とを選択して利用できるようにしたシステムを提供することである。
本願発明の別の課題は、ヘッドホンによって音声を再生する場合に、ワイヤードヘッドホンとワイヤレスヘッドホンの何れをも利用できるようにし、それぞれの場合に応じて音声の出力部を切換えるようにしたオーディオ装置を提供することである。
本願発明の別の課題は、リヤスピーカあるいはサラウンドスピーカに対する音声信号のワイヤレスでの送信と、ワイヤレスヘッドホンに対する音声信号の送信とを兼用し得るようにした送信装置を有する音声再生装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、リヤスピーカあるいはサラウンドスピーカを使用する場合と、ヘッドホンを使用する場合との切換えを手動操作によって、あるいは自動的に切換えることができる音声再生装置を提供することである。
本願の主要な発明は、フロントスピーカとリヤスピーカまたはサラウンドスピーカとを有する音声再生装置において、
前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカに音声信号をワイヤレスで送信するワイヤレス送信手段と、
ヘッドホンジャックにプラグが挿入されると前記フロントスピーカへの音声出力を前記ヘッドホンジャック側に切換えるとともに、前記ワイヤレス送信手段の作動を停止させる第1の切換え手段と、
ワイヤレスヘッドホンを使用する際に前記フロントスピーカへの音声出力を遮断するとともに、前記ワイヤレス送信手段によって前記ワイヤレスヘッドホンへ音声出力を送信するように切換える第2の切換え手段と、
を具備する音声再生装置に関するものである。
前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカに音声信号をワイヤレスで送信するワイヤレス送信手段と、
ヘッドホンジャックにプラグが挿入されると前記フロントスピーカへの音声出力を前記ヘッドホンジャック側に切換えるとともに、前記ワイヤレス送信手段の作動を停止させる第1の切換え手段と、
ワイヤレスヘッドホンを使用する際に前記フロントスピーカへの音声出力を遮断するとともに、前記ワイヤレス送信手段によって前記ワイヤレスヘッドホンへ音声出力を送信するように切換える第2の切換え手段と、
を具備する音声再生装置に関するものである。
ここで前記第2の切換え手段を切換えると、前記ワイヤレス送信手段はフロントスピーカへ供給すべきフロント側の音声信号を前記ワイヤレス送信手段によって前記ワイヤレスヘッドホンに送信することが好ましい。また前記ワイヤレス送信手段は赤外線に音声信号を重畳して送信することが好ましい。また前記第2の切換え手段を切換えて前記ワイヤレス送信手段によって前記ワイヤレスヘッドホンに音声信号を供給すると、前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカの駆動が停止されることが好ましい。また前記第2の切換え手段の切換えに伴って前記音声信号に挿入される識別信号を検出手段が検出すると、前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカの駆動回路が停止状態に切換えられることが好ましい。また前記第2の切換え手段の切換えに伴って前記音声信号の搬送周波数を変更するとともに、変更された搬送周波数を検出手段が検出すると前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカの駆動回路が停止状態に切換えられることが好ましい。またリモートコマンダを具備し、該リモートコマンダから切換え信号が発信されると、前記第2の切換え手段が前記フロントスピーカの駆動を停止して前記ワイヤレスヘッドホンに音声信号を供給することが好ましい。
本願発明の好ましい態様は、リヤスピーカあるいはサラウンドスピーカに対してワイヤレスで音声信号を送信する送信手段をワイヤレスヘッドホンに対する音声の送信に兼用するとともに、汎用のワイヤードヘッドホンによっても音声の再生を可能にするものであって、ヘッドホンに対する音声信号はフロントスピーカに送信すべき音声信号を送るようにし、これによってヘッドホンだけの音声の再生に対応できるようにしたものである。
本願の主要な発明は、フロントスピーカとリヤスピーカまたはサラウンドスピーカとを有する音声再生装置において、リヤスピーカまたはサラウンドスピーカに音声信号をワイヤレスで送信するワイヤレス送信手段と、ヘッドホンジャックにプラグが挿入されるとフロントスピーカへの音声出力をヘッドホンジャック側に切換えるとともに、ワイヤレス送信手段の作動を停止させる第1の切換え手段と、ワイヤレスヘッドホンを使用する際にフロントスピーカへの音声出力を遮断するとともに、ワイヤレス送信手段によってワイヤレスヘッドホンへ音声出力を送信するように切換える第2の切換え手段と、を具備するものである。
従ってこのような音声再生装置によれば、ワイヤレス送信手段によってリヤスピーカまたはサラウンドスピーカに音声信号をワイヤレスで送信することが可能になり、しかもヘッドホンジャックにプラグが挿入されるとフロントスピーカへの音声出力がヘッドホンに供給され、ワイヤレスヘッドホンを使用する際にはフロントスピーカへの音声が遮断されるとともに、上記ワイヤレス送信手段によってヘッドホンへ音声出力が送信されるようになり、スピーカによる再生、ワイヤードヘッドホンによる再生、およびワイヤレスヘッドホンによる再生の3つの使用の態様を任意に選択できるようになる。
以下本願発明を図示の実施の形態によって説明する。図1は第1の実施の形態を示すものであって、オーディオ装置10はディスプレイパネル11の前方に配される。なおここでディスプレイパネル11としては、プラズマディスプレイパネル等の大型の表示装置が用いられる。そしてこのようなディスプレイパネル11と組合わせるように、前方の左右一対のフロントスピーカ13、14と後方の左右一対のサラウンドスピーカ15、16とが配置される。
上記オーディオ装置10は発光部20を備え、この発光部20によって赤外線に重畳して音声信号を送信するようにしている。これに対して後側の左右一対のサラウンドスピーカ15、16はそれぞれ受光部21、22を備え、これらの受光部21、22によって発光部20から発光された赤外線を受光し、復調して音声信号を取出し、サラウンドスピーカ15、16を駆動するようにしている。
オーディオ装置10には操作釦24が設けられており、この操作釦24をリスナ25が操作し、ヘッドホン26によって音声を再生するようにしている。すなわち操作釦25を操作してヘッドホン26によって音声を再生する場合には、前方の左右一対のスピーカ13、14および後方の左右一対のスピーカ15、16はそれぞれその再生動作を停止するとともに、オーディオ装置10の発光部20から赤外線に重畳した信号をヘッドホン26の受光部27に送信し、これによってヘッドホン26によってフロントスピーカ13、14へ供給される音声信号を再生するようにしている。
次に以上のようなシステムの回路の構成を説明すると、図2に示すようにこのオーディオ装置10はその信号源としてラジオチューナ31、テレビチューナ32、ディスクプレーヤ33、テーププレーヤ34をそれぞれ備えている。これらの信号源はセレクトスイッチ35を介してA/D変換器36に接続されている。そしてA/D変換器36の後段にデコーダ・D/A変換器37(以下デコーダ37と称する)が接続される。
デコーダ37のFL端子にはアンプ41が接続され、このアンプ41に左前方のスピーカ13が接続される。さらにデコーダ37のFL端子にはアンプ42が接続され、このアンプ42がヘッドホンジャック43の左側の接点47に接続される。またデコーダ37のFR端子にはアンプ45が接続され、アンプ45の出力側に右前方のスピーカ14が接続される。またデコーダ37のFR端子にはアンプ46が接続される。アンプ46はヘッドホンジャック43の右側の接点44に接続される。
上記ヘッドホンジャック43に検出スイッチ49が設けられるとともに、この検出スイッチ49の検出出力がダイオード50を介して左右のスイッチ51、52に接続され、これらのスイッチ51、52のON・OFFの開閉制御を行なうようになっている。
次にデコーダ37のFL端子とSL端子は切換えスイッチ55を介して送信回路57の一方の入力端子に接続される。またデコーダ37のFR端子とSR端子とは切換えスイッチ56を介して送信回路57の他方の入力端子に接続される。
上記送信回路57と対をなす左右の受信回路59、60にはそれぞれアンプ61、62が接続される。そしてアンプ61、62の出力側に左後方のスピーカ15と右後方のスピーカ16とが接続される。
上記オーディオ装置10の操作釦24によって開閉されるスイッチ65が設けられるとともに、このスイッチ65はさらにスイッチ66を開閉制御し、さらにはダイオード67、68を介してスイッチ51、52の開閉制御を行なうようにしている。上記スイッチ66は送信回路57の電源スイッチ69の開閉制御を行なうようになっている。またスイッチ65の出力によって切換えスイッチ55、56の切換え動作が行なわれるようになっている。
次に図2に示す回路の動作を説明する。リスナ25がヘッドホンを用いることなく、4つのスピーカ13、14、15、16によって再生された音楽を楽しむ場合には、ヘッドホンジャック43に対するワイヤードヘッドホンのプラグの挿入を行なわない。プラグを挿入しないと検出スイッチ49が検出動作を行なわず、このためにスイッチ49の出力は低レベルになり、このためにスイッチ51、52にはともにONになる。またオーディオ装置10の操作釦24を押圧操作せず、スイッチ65をOFFにしておく。すると送信回路57の入力側の切換えスイッチ55、56はそれぞれデコーダ37のSL端子およびSR端子側に切換えられる。またスイッチ65がOFFであるためにスイッチ66はONになるものの、スイッチ46の出力が低レベルであるためにスイッチ69はONになり、送信回路57は送信動作を行なう
従ってこの場合にはデコーダ37のFL端子およびFR端子から供給される左右のフロント側の音声信号はアンプ41、45およびスイッチ51、52を介して左右のフロントスピーカ13、14に供給される。従って左右のスピーカ13、14が音声を再生する。
従ってこの場合にはデコーダ37のFL端子およびFR端子から供給される左右のフロント側の音声信号はアンプ41、45およびスイッチ51、52を介して左右のフロントスピーカ13、14に供給される。従って左右のスピーカ13、14が音声を再生する。
またデコーダ37のSL端子とSR端子からのサラウンド信号が何れも送信回路57に送られ、ここでワイヤレスでの送信が行なわれる。従って左右の受信回路59、60が左右のサラウンド信号を受信し、アンプ61、62によって増幅して左右のサラウンドスピーカ15、16の駆動を行なう。従って左右一対のフロントスピーカ13、14と左右一対のリヤスピーカ15、16とによって音声の再生が行なわれる。
ここでとくにオーディオ装置10から遠く離れている後側のスピーカ15、16に対するサラウンド信号の供給が送信回路57の発光部20と受信回路59、60と接続される受光部21、22との間で赤外線によって送信されるために、長い信号ケーブルをオーディオ装置10と左右のリヤスピーカ15、16との間で接続する必要がなくなる。なお左右のスピーカ15、16に対する電源の供給はそれぞれプラグを差込んだ近くのコンセントから供給される。
次にワイヤードヘッドホンによって音声を楽しむ場合には、ヘッドホンジャック43にヘッドホンの信号ケーブルの先端側のプラグを挿入する。するとこのプラグの左右の電極がそれぞれ接点47、44に接触する。従ってデコーダ37のFL端子とFR端子からの音声信号がアンプ42、46を介して接点47、44に供給され、これによって本来左右のフロントスピーカ13、14へ供給されるべき信号がヘッドホンに供給されるようになる。
上記ヘッドホンジャック43に対するプラグの挿入によって、検出スイッチ49が検出動作を行ない、その出力がハイレベルになり、ダイオード50を介してスイッチ51、52に供給され、これらのスイッチ51、52がOFFになる。従って左右の前方のスピーカ13、14への音声信号の供給が遮断される。またこのときにはスイッチ65がOFFになっているために、スイッチ66が閉じられるとともに、検出スイッチ49の出力がスイッチ66を介してスイッチ69に供給され、スイッチ69をOFFにする。従って送信回路57の動作が遮断される。従って送信回路57から受信回路59、60に対するサラウンド信号の供給が遮断され、後側の左右のスピーカ15、16は音声を再生しない。
次にワイヤレスヘッドホン26によって音声を楽しむ場合には、オーディオ装置10の操作釦24を操作し、スイッチ65をONにする。するとスイッチ65と接続されている切換えスイッチ55、56がともにデコーダ37のFL端子およびFR端子と接続されるように切換えられる。さらにスイッチ65の出力がハイレベルになるために、このハイレベルの出力がダイオード67および68を介してスイッチ51、52に伝達され、これらのスイッチ51、52がOFFになる。従って左右の前方のスピーカ13、14に対する音声信号の供給が遮断される。さらにスイッチ65の出力がスイッチ66に供給されてスイッチ66がOFFになる。従ってスイッチ69がONになり、送信回路57が作動する。そしてこの送信回路57の発光部20からの赤外線がヘッドホン26の受光部27に送信され、この赤外線に重畳された音声信号によってワイヤレスヘッドホン26による音声の再生が行なわれる。
なおこのときに送信回路57と接続される発光部20からの赤外線が受信回路59、60の受光部21、22によって受光されると、左右のサラウンドスピーカ15、16が音声を再生する。そこで図3に示すように、上記受信回路59、60に検出回路72を接続するとともに、この検出回路72によってアンプ61、62の電源の制御を行なうスイッチ73のON・OFFの制御を行なうようにしている。
オーディオ装置10の操作釦24の操作に連動してスイッチ65がONになると、その出力がデコーダ37に印加される。従ってこの場合にはワイヤレスのヘッドホンを使用することになる。これに対してスイッチ65の出力がデコーダ37に供給されない場合には、デコーダ37は原則としてサラウンドスピーカ15、16による再生が行なわれるものと判断する。そしてそれぞれの場合について、図4に示すように音声信号の最初の部分に識別信号を付加するようにしており、サラウンドスピーカを使用する場合には例えば100の信号を付加し、ワイヤレスヘッドホン26を使用する場合には例えば011の信号を付加する。
図3の検出回路72は受信回路59で受信された音声信号の最初の部分に挿入された上記の識別信号を検出し、これに応じてスイッチ73のON・OFFの切換えを行なう。この動作が図5に示されており、検出回路72が音声信号の検出を行なうとともに、ヘッドホン識別信号があるかないかの判別を行ない、ある場合にはサラウンドスピーカを駆動しない。これに対してヘッドホンの識別信号がない場合、あるいはサラウンド信号が存在する場合にはサラウンドスピーカ15、16を駆動する。従ってワイヤレスヘッドホン26で音声を再生する場合に、サラウンドスピーカ15、16が音声を再生することはなくなる。
次に別の実施の形態を図6によって説明する。この実施の形態は上記第1の形態におけるフロントスピーカ13、14および左右一対のサラウンドスピーカ15、16の他にさらにセンタスピーカ77とサブウーハ78とを付加し、これによっていわゆる5.1チャンネルのオーディオ装置としたものであって、サラウンド効果をさらに高めるようにしている。
しかもここではオーディオ装置10側に受信部81を設け、この受信部81によって制御信号を供給するためのリモートコマンダ80によってこのオーディオ装置10を制御するようにしている。そしてリモートコマンダ80によってワイヤレスヘッドホン26を使用する信号を供給すると、上記の切換え動作が自動的に行なわれるようにしたものである。
従ってこのシステムによれば、リスナ25はワイヤレスヘッドホン26を頭部に装着してリモートコマンダ80によって信号をオーディオ装置10に供給することによって、ワイヤレスヘッドホン26で音声を再生して楽しむことが可能になり、このときに左右一対の前方側のスピーカ13、14および左右一対の後方のサラウンドスピーカ15、16はその再生動作が停止される。なおこのように停止動作は、リモートコマンダ80からのコマンド信号を受信部81が受信した場合に、図2に示すスイッチ65を閉じることによって達成される。従って操作釦24を受信部81に置換えることになる。
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態におけるサラウンドスピーカ15、16あるいはワイヤレスヘッドホン26に対する音声信号の供給を赤外線に重畳して行なうようにしているが、電波によってワイヤレスで送信することも可能である。
本願発明はサラウンド機能を有するオーディオ装置に広く利用可能である。
10‥‥オーディオ装置、11‥‥デイスプレイパネル、13‥‥フロントスピーカ(左)、14‥‥フロントスピーカ(右)、15‥‥サラウンドスピーカ(左)、16‥‥サラウンドスピーカ(右)、20‥‥発光部、21‥‥受光部(左)、22‥‥受光部(右)、24‥‥検出釦、25‥‥リスナ、26‥‥ヘッドホン、27‥‥受光部、31‥‥ラジオチューナ、32‥‥テレビチューナ、33‥‥ディスクプレーヤ、34‥‥テーププレーヤ、35‥‥セレクトスイッチ、36‥‥A/D変換器、37‥‥デコーダ・D/A変換器、41、42‥‥アンプ、43‥‥ヘッドホンジャック、44‥‥接点(左)、45、46‥‥アンプ、47‥‥接点(右)、49‥‥検出スイッチ、50‥‥ダイオード、51‥‥スイッチ(左)、52‥‥スイッチ(右)、55‥‥切換えスイッチ(左)、56‥‥切換えスイッチ(右)、57‥‥送信回路、59‥‥受信回路(左)、60‥‥受信回路(右)、61‥‥アンプ(左)、62‥‥アンプ(右)、65、66‥‥スイッチ、67、68‥‥ダイオード、69‥‥スイッチ、72‥‥検出回路、73‥‥スイッチ、77‥‥センタスピーカ、78‥‥サブウーハ、80‥‥リモートコマンダ、81‥‥受信部
Claims (7)
- フロントスピーカとリヤスピーカまたはサラウンドスピーカとを有する音声再生装置において、
前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカに音声信号をワイヤレスで送信するワイヤレス送信手段と、
ヘッドホンジャックにプラグが挿入されると前記フロントスピーカへの音声出力を前記ヘッドホンジャック側に切換えるとともに、前記ワイヤレス送信手段の作動を停止させる第1の切換え手段と、
ワイヤレスヘッドホンを使用する際に前記フロントスピーカへの音声出力を遮断するとともに、前記ワイヤレス送信手段によって前記ワイヤレスヘッドホンへ音声出力を送信するように切換える第2の切換え手段と、
を具備する音声再生装置。 - 前記第2の切換え手段を切換えると、前記ワイヤレス送信手段はフロントスピーカへ供給すべきフロント側の音声信号を前記ワイヤレス送信手段によって前記ワイヤレスヘッドホンに送信することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
- 前記ワイヤレス送信手段は赤外線に音声信号を重畳して送信することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
- 前記第2の切換え手段を切換えて前記ワイヤレス送信手段によって前記ワイヤレスヘッドホンに音声信号を供給すると、前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカの駆動が停止されることを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
- 前記第2の切換え手段の切換えに伴って前記音声信号に挿入される識別信号を検出手段が検出すると、前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカの駆動回路が停止状態に切換えられることを特徴とする請求項4に記載の音声再生装置。
- 前記第2の切換え手段の切換えに伴って前記音声信号の搬送周波数を変更するとともに、変更された搬送周波数を検出手段が検出すると前記リヤスピーカまたは前記サラウンドスピーカの駆動回路が停止状態に切換えられることを特徴とする請求項4に記載の音声再生装置。
- リモートコマンダを具備し、該リモートコマンダから切換え信号が発信されると、前記第2の切換え手段が前記フロントスピーカの駆動を停止して前記ワイヤレスヘッドホンに音声信号を供給することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
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