JP4411551B2 - Avシステム - Google Patents

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この発明は、映像や音声を出力するAV(オーディオ・ビジュアル)装置と、リアスピーカ等のスピーカ装置と、ワイヤレス受信により音声をヘッドフォン出力可能なワイヤレス受信器とからなるAVシステムに関する
近年、マルチチャンネルの音声信号を用いて立体音響再生を行うオーディオシステムが良く知られている。例えば、前方中央と前方左右に3つのスピーカを配し、後方の左右に2つのスピーカを配し、各々のスピーカで異なるチャンネルの音声出力を行わせることで、立体音響の再生を実現する。
また、以前より、アナログの音声信号やデジタルの音声データを赤外線或いは無線によってワイヤレス伝送することで、音声ケーブルを配することなくヘッドフォンから音声の出力を可能とするワイヤレス・ヘッドフォンシステムも開発されている。
また、本願発明に関連する従来技術として、次のような技術の開示があった。例えば、特許文献1には、ヘッドフォンジャックにプラグが挿入されると音声信号のワイヤレス送信を停止させたり、ワイヤレスヘッドフォンを使用するときにフロントスピーカの出力を停止する音声再生システムについて開示されている。
また、特許文献2には、動作モードの選択によりスピーカ出力と音声信号のワイヤレス送信とを切り換えるサラウンドシステムについて開示されている。また、特許文献3には、音声信号のワイヤレス送信でヘッドフォン用とスピーカ用とで変調方式を変えて混信や誤動作を防止する技術が開示されている。
特開2005−124106号公報 特開平05−122789号公報 特開平05−002500号公報
3個以上のスピーカを用いて立体音響を再生するオーディオシステムであっても、例えば深夜などでは、スピーカからの出力を停止させて、ヘッドフォンを用いて音声や音楽を聞く場合がある。
しかしながら、上記のようなオーディオシステムにおいて、立体音響のスピーカ出力を行う状態からヘッドフォン出力の状態へ切り換える場合、音声出力のチャンネル種を変更したり、出力モードの変更を行ったり、リアスピーカからの出力を停止させたりするなど、煩雑な操作が必要であった。
また、リアスピーカやヘッドフォンは、再生装置と離れた箇所で用いるため、無線や赤外線によりワイヤレスで音声を伝送する構成にされることがある。しかしながら、このような場合に、リアスピーカとヘッドフォンの両方にワイヤレス受信機能を設けると、リアスピーカとヘッドフォンとは同時使用されないにも関わらず、2つのワイヤレス受信機能を備えることになるため、余計な無駄が生じていると考えられた。
この発明の目的は、立体音響を再生するようなAVシステムにおいて、スピーカ出力の状態とヘッドフォン出力の状態とを、煩雑な操作を要さず、無駄なく能率的に切り換えることの出来るシステムを提供することにある。また、スピーカ装置とヘッドフォンとにワイヤレスで音声伝送するのに、余計な送受信回路を省いて低コスト化を図ることにある。
本発明は、上記目的を達成するため、音声信号又は音声データのワイヤレス送信機能を備えたAV装置と、該AV装置と別体に構成されたスピーカ装置と、前記AV装置からの音声信号又は音声データをワイヤレス受信してヘッドフォンから音声出力可能なワイヤレス受信器と、を備え、前記スピーカ装置は、前記ワイヤレス受信器を装着可能な機器装着部を備え、前記ワイヤレス受信器が前記機器装着部に装着された場合に当該ワイヤレス受信器からワイヤレス受信に基づく音声信号を入力してスピーカ出力するように構成され、前記AV装置は、前記ワイヤレス受信器が前記機器装着部に装着された状態か否かを識別してこの状態に応じて音声処理に関する動作モードを変化させるように構成とした。
ここで、AV装置は、例えば、デジタルテレビ受像機や光ディスク再生装置など、音声出力や映像出力を行う種々の装置を適用できる。また、ワイヤレス受信器は、例えば、ヘッドフォンと一体化された機器としても良いし、ヘッドフォン接続端子を有して該端子からヘッドフォンに音声信号を出力する機器としても良い。
このような手段によれば、ワイヤレス受信器をスピーカ装置の機器装着部に装着したり外したりするだけで、自動的に音声出力の動作モードが変わるので、ユーザは煩わしい操作をしなくてもヘッドフォン使用時とスピーカ出力時とにそれぞれに合った音声出力の態様を得ることが出来る。また、スピーカ装置への音声出力はワイヤレス受信器のワイヤレス受信によるので、スピーカ装置もワイヤレス化することが出来るとともに、ワイヤレス受信回路はヘッドフォン用とスピーカ用とで共通化されるので、その分、コストの低減が図れる。また、ヘッドフォン用のワイヤレス信号とスピーカ用のワイヤレス信号とで混信が生じるといった不都合も生じない。
望ましくは、前記AV装置は、マルチチャンネルの音声信号処理が可能であるとともに、前記ワイヤレス受信器の装着状態か否かに応じてワイヤレス送信する音声のチャンネル種類を変化させるように構成すると良い。
また望ましくは、前記AV装置は、前記ワイヤレス受信器が装着された状態と判別した場合にフロント出力以外のチャンネルの音声信号又は音声データをワイヤレス送信し、前記ワイヤレス受信器の装着状態でないと判別した場合にヘッドフォン出力用の音声信号又は音声データをワイヤレス送信するように構成すると良い。
さらに望ましくは、前記AV装置は、前記ワイヤレス受信器が装着された状態と判別した場合に自己のスピーカから音声出力を行う一方、前記ワイヤレス受信器の装着状態でないと判別した場合に自己のスピーカから音声出力を停止するように構成すると良い。
このような構成により、スピーカ出力で立体音響を楽しむときと、スピーカ出力を停止してヘッドフォンのみから音声再生を楽しむときとで、それぞれに好適な状態を自動的に切り換えることが出来る。
また望ましくは、前記ワイヤレス受信器には、ワイヤレス通信が可能な第1通信手段と、前記機器装着部に装着されているか否かを検出する接続検出手段と、前記機器装着部に装着されているか否かを示すステータス情報を前記第1通信手段を介して送信する第1制御手段とが設けられ、前記AV装置には、ワイヤレス通信が可能な第2通信手段と、前記第2通信手段を介して受信した前記ステータス情報に基づいて前記音声処理に関する動作モードを変化させる第2制御手段とが設けられていると良い。
このような構成により、AV装置側にワイヤレス受信器の装着状態を確実に伝えることが出来る。
さらに望ましくは、前記ワイヤレス受信器は内部回路の動作電圧を供給する二次電池を備え、前記スピーカ装置には、前記二次電池の充電を行う充電用回路と、前記機器装着部に装着された前記ワイヤレス受信器に充電用の電圧を出力可能な充電用出力端子とが設けられていると良い。
このような構成によれば、スピーカ出力に切り換えてヘッドフォンを使用しないときにワイヤレス受信器の充電を行うことが出来るので大変便利である。また、ワイヤレス受信器の充電電源を供給する回路についてもスピーカ装置の構成と兼用できるので(例えば一次側の電源回路を兼用できる)、コストの低減を図ることが出来る。
以上説明したように、本発明に従うと、立体音響の再生が可能なAVシステムにおいて、スピーカ出力の状態とヘッドフォン出力の状態とを、煩雑な操作を要さず、無駄なく能率的に切り換えることが出来るという効果がある。
また、スピーカ装置とヘッドフォンとにワイヤレスで音声伝送するのに、両者の受信回路の共通化して低コスト化を図ることが出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施の形態のAVシステムの全体構成を示す図、図2は、各構成装置の回路構成を示すブロック図である。
この実施の形態のAVシステムは、例えば、映像データやマルチチャンネルの立体音響のデータが格納された光ディスクを再生して映像出力および音声出力を行うディスク再生機能付きのディスプレイ装置(AV装置)10と、ワイヤレス受信によりヘッドフォン25に音声出力が可能なワイヤレス受信器20と、例えばディスプレイ装置10の対面に配置されてマルチチャンネルのリア用左右チャンネルの音声出力を行うリアスピーカ装置30等から構成されるものである。
ディスプレイ装置10は、図2に示すように、光ディスクの再生を行うディスク再生部101と、再生した映像データや音声データの複合を行ったり無線伝送のために音声データや音声信号を符号化したりする信号処理回路102と、再生映像を出力する表示部11と、再生した音声信号を設定された音量に増幅するアンプ103と、音声出力がなされるスピーカ12と、例えば無線によりデジタル信号の送受信を行う無線送受信回路105と、各部の制御を行う第2制御手段としてのコントローラ104等を備えている。
上記のスピーカ12は、例えば、マルチチャンネル音声を再生する場合には、フロント左右チャンネルの音声出力が行われるものである。
コントローラ104は、信号処理回路102にコマンドを出力することで無線伝送用の音声信号のチャンネルを変更することが可能になっている。また、アンプ103を制御してスピーカ12からの出力をミュートにしたり、ミュートを解除したりすることが可能になっている。
ワイヤレス受信器20は、例えば無線によりデジタル信号の送受信を行う無線送受信回路201と、受信した音声データの復調やD/A変換を行う信号処理回路202と、ヘッドフォン出力用のアンプ203と、ヘッドフォンプラグが接続されるベッドフォン接続端子204と、リアスピーカ用の音声信号の出力を行う出力回路205と、リアスピーカ用の音声信号が出力される音声出力端子207と、音声出力端子207の接続状態を検出する接続検出回路206と、各部の制御を行う第1制御手段としてのコントローラ209と、各部の電源電圧を供給するバッテリ(二次電池)212と、バッテリ212への充電電圧を入力する充電用入力端子等を備えている。
上記のヘッドフォン接続端子204は、例えば、一般的なヘッドフォンジャックであり、ワイヤレス受信器20の筐体上面部或いは筐体側面部などに形成される。一方、上記の音声出力端子207や充電用入力端子211は、ワイヤレス受信器20をリアスピーカ装置30に装着した際にリアスピーカ装置30の端子と接触するように、例えば、筐体の底面部などに形成されている。
コントローラ209は、無線受信したデータから音声データを抽出して信号処理回路202に送ったり、アンプ203や出力回路205の動作をオン・オフ制御することが可能になっている。
接続検出回路206は、例えば、音声出力端子207のインピーダンスを監視して接続状態か否かを検出するようになっている。
リアスピーカ装置30は、図1に示すように、その筐体にワイヤレス受信器20を装着する装着部31が形成されている。この装着部31は、例えば、ワイヤレス受信器20の下側半分を挿入可能な穴形式のものであるが、機器装着部としては、その他、種々の方式を採用して良い。例えば、リアスピーカ装置30の筐体に開閉パネルとその内側に収容スペースを設け、この収容スペースにワイヤレス受信器20を丸ごと収容する形式等としても良い。
リアスピーカ装置30は、図2に示すように、装着部31内に配置された音声入力端子301および充電用出力端子312と、音声入力端子301から音声信号を入力する入力回路302と、入力した音声信号を増幅するアンプ303と、この音声信号により音声出力を行うスピーカ32と、例えばインピーダンスを監視して音声入力端子の接続状態を検出する接続検出回路304と、入力回路302やアンプ303への電源入力をオン・オフ制御する電源制御回路305と、例えばAC電源などを入力して各部で使用される動作電圧を生成する電源回路310と、充電用出力端子312に接続されるバッテリの充電を行う充電回路311等を備えている。
次に、図3〜図5のフローチャートを参照しながら、上記構成のAVシステムの動作について説明する。
ディスプレイ装置10とワイヤレス受信器20との間では、ワイヤレス受信器20がリアスピーカ装置30に装着された状態か否かを示すステータス情報の要求と応答とが、短いサイクルごとに行われている。
図3は、ディスプレイ装置10とワイヤレス受信器20とで行われるステータス情報の送受信に関する処理を説明するフローチャートである。
図3(a)のステータス確認処理は、ディスプレイ装置10のコントローラ104により短いサイクル(例えばコンマ数秒〜数秒)ごとに実行される処理である。また、この処理は、音声データを無線伝送している最中でも、その音声データを送信している間に送受信データを含ませて送受信を行うことで、常時所定サイクルごとに実行されるようになっている。
ディスプレイ装置10のコントローラ104は、所定サイクルが経過すると、制御処理をこのステータス確認処理に移行する。そして、先ず、ステップS1において、ワイヤレス受信器20にステータス情報を要求するステータス要求信号の送信を無線送受信回路201に行わせる。次いで、ステップS2において、ワイヤレス受信器20からの送信信号を無線送受信回路201により受信させ、その中のステータス情報を抽出する処理を行う。
ステータス情報を受信したら、このステータス確認処理を終了して、元の制御処理に戻る。その後、再び、次の所定サイクルが経過したら、再び、このステータス確認処理に移行して、この処理を実行するというように、このステータス確認処理が繰り返し実行される。
図3(b)のステータス応答処理は、ワイヤレス受信器20のコントローラ209によりステータス要求信号の受信が確認されるごとに実行されるものである。また、この処理は、音声データが無線伝送されている最中でも、その音声データを受信している間に送受信データを含ませて送受信を行うことで、常時ステータス要求がなされるごとに実行されるようになっている。
ワイヤレス受信器20によりステータス要求信号が受信されてこの応答処理に移行されると、先ず、ステップS11において、音声出力端子207の接続状態を確認する処理を行う。音声出力端子207の接続状態は、例えばコントローラ209内のステータスレジスタに記憶されている所定のフラグを調べることで確認することが出来る。このような構成は、例えば、接続検出回路206が接続状態の変化を検出したら、コントローラ209に信号を送ってコントローラ209内のステータスレジスタに接続か非接続かの状態情報を記憶させるようにしておくことで実現される。
続いて、ステップS12の分岐処理において、接続状態の確認結果が音声出力端子207の接続ありであればステップS13に移行してリアスピーカ接続モードのステータス情報を生成し、接続なしであればステップS14に移行してヘッドフォン接続モードのステータス情報を生成する。
ステータス情報が生成されたら、続くステップS15に移行して、このステータス情報を無線送受信回路201によりディスプレイ装置10に送信させ、このステータス応答処理を終了する。そして、元の制御処理に戻るとともに、次に、ステータス要求信号が受信されたら、再び、この処理を実行するというように、このステータス応答処理が繰り返し実行される。
以上のような制御処理によって、ワイヤレス受信器20がリアスピーカ装置30の装着部31に装着された状態か装着されていない状態かを、ディスプレイ装置10側で常時識別することが可能となる。
図4には、ワイヤレス受信器の接続状態が変更された場合に、ディスプレイ装置10、ワイヤレス受信器20、リアスピーカ装置30の各装置で変更される処理内容を説明するフローチャートを示す。図4のフローチャートは、ワイヤレス受信器がリアスピーカ装置に装着された場合のものである。
なお、この図4と後述の図5のフローチャートは、各装置で行われる処理を列挙したものに過ぎず、各処理はステップ順に行われるというものではない。
ワイヤレス受信器20がリアスピーカ装置30の装着部31に装着されると、先ず、ワイヤレス受信器20のコントローラ209は、接続検出回路206からの信号に基づいて装着部31に装着されたことを認識する。
そして、ワイヤレス受信器20のコントローラ209は、上記の認識に基づいて、図4のステップJ1に示す幾つかの処理を行う。すなわち、ヘッドフォン用のアンプ203をオフ状態にしてヘッドフォン接続端子204の出力を停止させ、これと並行して、出力回路205をオフの状態からオン状態にして音声出力端子207から音声信号を出力させる。
また、リアスピーカ装置30では、ワイヤレス受信器20が装着されると接続検出回路304がこれを検出して電源制御回路305に検出信号を出力する。そして、この検出信号に基づき、ステップJ2に示すように、電源制御回路305がメイン電源をオンにする。これにより、入力回路302やアンプ303に動作電圧が供給されて、ワイヤレス受信器20の受信に基く音声信号が音声入力端子301から入力されてスピーカ32から出力される。
また、これと並行して、ワイヤレス受信器20の充電用入力端子211と装着部31の充電用出力端子312とが接続されて、充電回路311からバッテリ212に充電電圧が供給され、ワイヤレス受信器20の充電が開始される。
また、ディスプレイ装置10のコントローラ104は、図3に示したように、無線データの送受信によりワイヤレス受信器20がリアスピーカ装置30に装着されたか否かを識別できるので、この識別に基づいてステップJ3の幾つかの処理を行う。すなわち、先ず、アンプ103の設定をミュート状態から通常状態に変更して、ディスプレイ装置10のスピーカ12から音声出力を再開する。また、ワイヤレス送信している音声データをリアスピーカ用のもの(例えば、マルチチャンネル音声のリア(左/右)の音声データ)に変更する。
これらの処理により、ディスプレイ装置10のスピーカ装置10からはマルチチャンネル音声のフロント(左/右)の音声出力がなされ、ワイヤレス伝送によりリアスピーカ装置30からはマルチチャンネル音声のリア(左/右)の音声出力がなされ、立体音響のスピーカ出力が実現される。
図5には、ワイヤレス受信器がリアスピーカ装置から外された場合に、ディスプレイ装置10、ワイヤレス受信器20、リアスピーカ装置30の各装置で変更される処理内容を説明したフローチャートを示す。
一方、ワイヤレス受信器20がリアスピーカ装置30の装着部31から外されると、先ず、ワイヤレス受信器20のコントローラ209は、接続検出回路206からの信号に基づき装着部31から外されたことを認識する。
そして、この認識に基づき、ワイヤレス受信器20のコントローラ209は、図5のステップJ4に示す幾つかの処理を行う。すなわち、ヘッドフォン用のアンプ203をオフ状態からオン状態にしてヘッドフォン接続端子204の出力を再開させる。また、これと並行して、出力回路205をオン状態からオフ状態にして音声出力端子207からの音声信号の出力を停止させる。
これにより、ユーザはワイヤレス受信器20にヘッドフォン25を接続してヘッドフォンから音声を聞くことが可能となる。
また、リアスピーカ装置30では、ワイヤレス受信器20の装着が外されると、接続検出回路304がこれを検出して電源制御回路305に検出信号を出力する。そして、この検出信号に基づき、電源制御回路305はステップJ5に示すようにメイン電源をオフにする。これにより、入力回路302やアンプ303に供給されている動作電圧が停止される。スピーカ32からの出力はワイヤレス受信器20が外されて音声信号の入力がなくなることで停止されるが、さらに、上記の動作電圧が停止されることで、スピーカ32からの小さなノイズの出力も完全になくなり、且つ、無駄な電力消費もなくなる。
また、ディスプレイ装置10のコントローラ104は、無線データの送受信によりワイヤレス受信器20がリアスピーカ装置30から外されたことを識別するので、この識別に基づいてステップJ6の幾つかの処理を行う。すなわち、先ず、アンプ103の設定をミュート状態にして、ディスプレイ装置10のスピーカ12からの音声出力を停止する。また、ワイヤレス送信している音声データをリアスピーカ用のものからヘッドフォン出力用のもの(例えば、マルチチャンネル音声のフロント(左/右)の音声データや、マルチチャンネル音声の各チャンネルの音声を混合させた音声データ)に変更する。
これらの処理により、各スピーカの出力は停止され、且つ、ワイヤレス受信器20を介してヘッドフォン25にヘッドフォン用の音声出力がなされて、ヘッドフォン視聴用の状態が実現される。
以上のように、この実施の形態のAVシステムによれば、ワイヤレス受信器20をリアスピーカ装置30の装着部31に装着したり外したりするだけで、自動的に音声出力の動作モードが変わるので、ユーザは煩わしい操作をしなくてもヘッドフォン使用時とスピーカ出力時とにそれぞれに合った音声出力のモード切替を簡単に行うことが出来る。
また、リアスピーカ装置30への音声出力はワイヤレス受信器20を介したワイヤレス伝送によるものなので、リアスピーカ装置30もワイヤレス化することが出来るとともに、ワイヤレス伝送用の無線回路はヘッドフォン用とリアスピーカ用とで共通化されるので、その分、コストの低減が図れる。また、ヘッドフォン用のワイヤレス信号とスピーカ用のワイヤレス信号とで混信が生じるといった不都合も生じない。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、AV装置として、光ディスク再生機能付きのディスプレイ装置を例示したが、例えば、デジタルテレビ受像装置、ディスプレイやメインスピーカと分離された光ディスク再生装置やチューナ装置、セットトップボックスなど、音声や映像の出力を行う種々のAV装置を適用することが出来る。
また、上記実施の形態では、スピーカ装置をリアスピーカに適用した例を示したが、もっと多数のチャンネルを有するマルチチャンネル音源に対応する場合には、サラウンド用の別のスピーカに適用することも出来る。また、AV装置と離れたところでメインの音声出力を行うスピーカ装置に適用することも出来る。
また、上記実施の形態では、ワイヤレス受信器の装着状態をディスプレイ装置に伝えるのに、常時、短いサイクルごとにステータス情報の送受信を行わせているが、例えば、装着状態に変更があったときだけワイヤレス受信器20から変更されたステータス情報を送信させるようにしても良い。この場合、ディスプレイ装置10から受信確認の応答信号を送信させ、この送信を受けるまでワイヤレス受信器20から変更されたステータス情報を繰り返し送信させることで、ステータス情報の送受信の確実性も担保できる。
また、上記実施の形態では、ワイヤレス受信器の装着/非装着を検出するのに所定の端子のインピーダンスを監視することで行っているが、例えば、ワイヤレス受信器20の底面部や装着部31にメカ的なスイッチを設けておき、このメカスイッチからの検出出力に基づき装着/非装着の状態を検出するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、デジタルの音声データを無線伝送する構成を示したが、アナログの音声信号を無線伝送する構成としても良い。また、無線でなく赤外線を用いた構成としても良い。また、音声信号や音声データを送受信する構成と、ワイヤレス受信器の装着/非装着を示すステータス情報を送受信する構成とを、別構成としても良い。
また、上記実施の形態では、ワイヤレス受信器をヘッドフォンとは別構成としたが、その他の変形例を示した図6のように、ヘッドフォン40の中にワイヤレス受信器の機能を組み込んだ構成としても良い。この場合、ヘッドフォン40自体をスピーカ装置30Bに装着可能とする装着部31B,31Bを設ければ良い。また、この装着の仕方も種々の方式が適用できる。
その他、実施の形態で示した細部構成や方法等は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施の形態のAVシステムの全体を示す構成図である。 AVシステムの各構成装置の回路構成を示すブロック図である。 ディスプレイ装置とワイヤレス受信器とで行われるステータス情報の送受信に関する処理を示すフローチャートである。 ワイヤレス受信器がリアスピーカ装置に装着された場合に、各装置で実行される処理内容を説明するフローチャートである。 ワイヤレス受信器がリアスピーカ装置から外された場合に、各装置で実行される処理内容を説明するフローチャートである。 ワイヤレス受信器をヘッドフォンと一体構成とした例を示す構成図である。
符号の説明
10 ディスプレイ装置(AV装置)
11 表示部
12 スピーカ
101 ディスク再生部
102 信号処理回路
103 アンプ
104 コントローラ
105 無線送受信回路
20 ワイヤレス受信器
25 ヘッドフォン
201 無線送受信回路
202 信号処理回路
203 アンプ
204 ヘッドフォン接続端子
205 出力回路
206 接続検出回路(接続検出手段)
207 音声出力端子
209 コントローラ
211 充電用入力端子
212 バッテリ
30 リアスピーカ装置
31 装着部
32 スピーカ
301 音声入力端子
302 入力回路
303 アンプ
304 接続検出回路
305 電源制御回路
310 電源回路
311 充電回路
312 充電用出力端子

Claims (1)

  1. 映像と音声の出力が可能で且つ音声信号又は音声データのワイヤレス送信機能を備えたAV装置と、
    該AV装置と別体に構成されたスピーカ装置と、
    二次電池の電力で動作するとともに、前記AV装置からの音声信号又は音声データをワイヤレス受信してヘッドフォンから音声出力可能なワイヤレス受信器と、
    を備え、
    前記スピーカ装置は、前記ワイヤレス受信器を装着可能な機器装着部と、該機器装着部に装着された前記ワイヤレス受信器からワイヤレス受信に基づく音声信号を入力してスピーカ出力する手段と、前記機器装着部に装着された前記ワイヤレス受信器に充電用の電圧を出力可能な充電用出力端子と、前記二次電池の充電を行う充電用回路と、を備え、
    前記ワイヤレス受信器は、ワイヤレス通信が可能な第1通信手段と、前記機器装着部に装着されているか否かを検出する接続検出手段と、前記機器装着部に装着されているか否かを示すステータス情報を前記第1通信手段を介して送信する第1制御手段と、を備え、
    前記AV装置は、マルチチャンネルの音声信号処理が可能であるとともに、ワイヤレス通信が可能な第2通信手段と、前記第2通信手段を介して受信した前記ステータス情報に基づいて音声処理に関する動作モードを変化させる第2制御手段と、を備え、
    前記第2制御手段は、
    前記ワイヤレス受信器が装着された状態と判別した場合に、自己のスピーカから音声出力を行うとともに、フロント出力以外のチャンネルの音声信号又は音声データをワイヤレス送信させる一方、
    前記ワイヤレス受信器の装着状態でないと判別した場合に、自己のスピーカからの音声出力を停止するとともに、ヘッドフォン出力用の音声信号又は音声データをワイヤレス送信させるように構成されていることを特徴とするAVシステム。
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