JP2005244846A - 音声再生システム、サラウンド音声生成装置、可搬機器 - Google Patents

音声再生システム、サラウンド音声生成装置、可搬機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 音声再生機能を有する携帯機器を有効に活用して、サラウンド音声を再生する。
【解決手段】 システム本体21と可搬部10とを接続した場合には、可搬部10の画像表示部11をシステム本体21側で再生されたDVDの画像表示に用いると共に、可搬部10のスピーカユニット12をDVDのサラウンド音声出力用のセンタースピーカとして利用する。また、システム本体21から可搬部10を分離した場合には、可搬部10の画像表示部11およびスピーカユニット12を、可搬部10の内部に設けられた映像/音声信号源17からの画像信号および音声信号の出力に使用する。システム本体21と可搬部10との接続は、可搬部10がクレードル22に装着されたか否かを検出することによって行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のスピーカを用いてサラウンド音声を再生する音声再生システム等に係り、特に、音声再生システムの一部を可搬機器で構成した音声再生システム等に関する。
従来から、映画館では、マルチチャンネルサラウンド方式の音声再生装置が導入されており、大型スクリーンに映し出される映像と共に臨場感溢れるサラウンド音声の再生を行っている。また、最近では、映画館と同様なサラウンド音声を家庭内や車内で楽しむための装置が実用化され、導入されてきている。
このようなサラウンド音声を再生するためには、サラウンド音声のソースおよびこのソースを再生する再生装置が必要になる。ここで、ソースとしては、例えばDVD(Digital Versatile Disk)-VIDEOなどのビデオディスク、D−VHS(Data VHS)などのビデオテープ、ケーブルシステム、衛星放送、ディジタルテレビ放送などが挙げられる。また、再生装置としては、例えば5.1chサラウンドシステムが一般的である。この5.1chシステムは、ソースを再生するセンターアンプ装置と6個のスピーカ装置とから構成される。ここで、スピーカ装置は、前方左右(レフト、ライト)および後方左右(リアレフト、リアライト)に配置されるスピーカと、前方中央(センター)に配置されるスピーカと、重低音を再生するためのサブウーファ用スピーカとからなる。
そして、ユーザは、センタースピーカに対向する位置において、各スピーカに囲まれた状態でサラウンド音声を聴くことになる。また、例えば上述したDVD-VIDEOを再生する場合には、センタースピーカの近傍にディスプレイ装置を設け、ユーザは、ディスプレイ装置に表示される映像を見ながら、各スピーカから再生される音声を聴くことになる。
ディスプレイ装置には、スピーカユニットが設けられることが一般的である。そこで、カラーテレビに設けられたスピーカユニットをサラウンド音声再生用のセンタースピーカとして利用することが考えられている。従来、例えばセンターアンプ装置にレフト、ライト、リアレフト、リアライトのスピーカ装置およびカラーテレビに設けられたスピーカユニットを接続し、センターアンプ装置からの入力がある場合にはスピーカユニットにサラウンド音声中のセンター音声を出力し、センターアンプ装置からの入力がない通常のテレビ放送受信の場合にはスピーカユニットにテレビ音声を出力するようにした技術が開示されている(特許文献1参照。)。
特開平2000−69379号公報(第3−4頁、図2)
ところで、最近では、PDA(Personal Digital Assistance)や小型のカラーテレビなど、可搬型の画像表示装置が広く普及してきている。また、携帯ラジオなど、可搬型の音声再生装置も従来から広く普及している。そこで、このような音声再生機能を有する小型の可搬機器を、上述したサラウンドシステムに組み込んで使用することが考えられる。
しかしながら、従来にあっては、可搬機器をサラウンドシステムに組み込む際に、ユーザがサラウンドシステムに対応した設定を可搬機器に対して行わなければならないため、面倒であった。
かかる問題に対し、上記特許文献1に記載の技術では、基本的に大型テレビなどのディスプレイ装置を例えばリビングルーム等に固定的に設置することを前提としているため、ディスプレイ装置が設置される環境が変わった場合の対応については、何ら考慮されていない。
なお、このような問題は、上述した5.1chシステムだけでなく、5.1chシステムにさらに後方中央(リアセンター)のスピーカを追加した6.1chシステムや、5.1chシステムに左横(レフトサイド)および右横(ライトサイド)のスピーカを追加した7.1chシステムなどにおいても、同様に生じ得る。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、音声再生機能を有する携帯機器を有効に活用して、サラウンド音声を再生することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される音声再生システムは、音声信号を生成する信号源およびスピーカユニットを備え、単独で音声再生が可能な可搬部と、可搬部が着脱自在に設けられるクレードルと、マルチチャンネルのサラウンド音声を生成するサラウンド音声生成部とを含み、可搬部は、クレードルへの接続状態にて、サラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声を出力する複数のサラウンドスピーカのうちの一つとしてスピーカユニットを機能させることを特徴としている。
ここで、スピーカユニットは複数のスピーカで構成されると共に、クレードルへの接続状態ではサラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声をモノラル出力し、クレードルへの非接続状態では信号源で生成された音声をステレオ出力することを特徴とすることができる。また、可搬部は画像表示部をさらに備えると共に、信号源は音声信号の他に画像信号を生成し、サラウンド音声生成部で生成されたマルチチャンネルのサラウンド音声に対応する画像を生成する画像生成部をさらに含み、画像表示部は、クレードルへの接続状態では画像生成部で生成された画像を表示し、クレードルへの非接続状態では信号源で生成された画像を表示することを特徴とすることができる。さらに、スピーカユニットは、クレードルへの接続状態にてサラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声中のセンター音声を出力することを特徴とすることができる。さらにまた、可搬部は、携帯型情報端末装置であることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用されるサラウンド音声生成装置は、マルチチャンネルのサラウンド音声を生成するサラウンド音声生成装置であって、マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所に対するスピーカユニットを備えた可搬機器の設置状態を検出手段で検出し、検出手段による検出結果に基づいて、音声生成手段により、可搬機器が特定の箇所に設置される際にはスピーカユニットに対する出力音声を含む第1のサラウンド音声信号を生成し、可搬機器が特定の箇所に設置されない際にはスピーカユニットに対する出力音声を含まない第2のサラウンド音声信号を生成する。
ここで、音声生成手段は、第1のサラウンド音声信号を生成する際に、スピーカユニットに出力するセンター音声信号を生成することを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明が適用される可搬機器は、音声信号を生成する音声信号源と、音声信号源にて生成された音声を出力可能なスピーカユニットと、マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所への設置状態を検出する検出部と、検出部による検出結果に基づいて、スピーカユニットをマルチチャンネルのサラウンド音声再生用のスピーカの一つして機能させるように切り替える切り替え部とを含んでいる。
ここで、検出部は、マルチチャンネルのサラウンド音声を出力する音声出力機器への接続を検出することを特徴とすることができる。
さらにまた、他の観点から捉えると、本発明が適用される可搬機器は、映像信号および音声信号を生成する映像音声信号源と、映像音声信号源にて生成された映像を表示可能な表示部と、映像音声信号源にて生成された音声を出力するスピーカユニットと、マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所への設置状態を検出する検出部と、検出部による検出結果に基づいて、スピーカユニットをマルチチャンネルのサラウンド音声再生用のスピーカの一つとして機能させると共に表示部をマルチチャンネルのサラウンド音声に対応する映像を表示させるように切り替える切り替え部とを含んでいる。
本発明によれば、音声再生機能を有する携帯機器を有効に活用して、サラウンド音声を再生することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される音声再生装置としての車載AV機器を示している。本実施の形態において、自動車20は、運転席と助手席との間のインスツルメントパネル中央部に設けられたシステム本体21、システム本体21の上部に設けられ、後述する可搬部10を装着するためのクレードル22、助手席の左側に取り付けられたレフトフロントスピーカ23、運転席の右側に取り付けられたライトフロントスピーカ24、後部座席左側に取り付けられたレフトリアスピーカ25、後部座席右側に取り付けられたライトリアスピーカ26、後部座席右後部に取り付けられたサブウーファ27を備えている。なお、この例では、サブウーファ27を後部座席右後部に装着しているが、低音成分は指向性がないため、車内のどこに装着してもよい。
また、可搬部10は、例えば液晶表示装置等にて構成される画像表示部(表示部)11、画像表示部11の左右両側に設けられるスピーカユニット12、ユーザからの指示を受け付ける操作入力部13を備えている。なお、スピーカユニット12は、レフトスピーカ12aとライトスピーカ12bとからなる。そして、可搬部10は、自動車20に設けられたクレードル22に対して着脱自在に構成されており、クレードル22に装着した場合にはシステム本体21側から制御されてディスプレイおよびサラウンド再生時のセンタースピーカとして機能し、クレードル22から取り外した場合には単独で携帯型情報端末装置(PDA:Personal Digital Assistance)として機能するようになっている。
図2は、上述した可搬機器の一つとしての可搬部10および音声出力機器の一つとしてのシステム本体21のブロック図を示している。
可搬部10は、上述した画像表示部11、スピーカユニット12、操作入力部13の他に、充電池14aを備え可搬部10に対して給電を行う電源部14、クレードル22に対する接続(装着)を検出する検出部の一つとしての接続検出部15、操作入力部13あるいはシステム本体21から受けた指示に基づいて可搬部10全体を制御する制御部16、例えばTVチューナ等からなり、映像や音声の信号源となる音声信号源あるいは映像音声信号源の一つとしての映像/音声信号源17、制御部16によって制御され、接続検出部15による接続検出結果に基づいて画像表示部11およびスピーカユニット12への入力系統を切り替える切り替え部18、クレードル22に装着された場合にシステム本体21との間で電力伝送やデータ通信を行うためのインタフェース部(図示せず)を備えている。なお、クレードル22には、可搬部10が装着された場合にシステム本体21から可搬部10に対して給電やデータ通信を行うためのインタフェース部22aが設けられている。
ここで、映像/音声信号源17からの画像信号は画像表示部11に向けて出力され、映像/音声信号源17からのステレオ音声信号は、左チャンネル分についてはレフトスピーカ12aに向けて、右チャンネル分についてはライトスピーカ12bに向けて、それぞれ出力されるようになっている。また、映像/音声信号源17からのステレオ音声信号は、スピーカユニット12の他、インタフェース部19に対しても出力されるようになっている。そして、インタフェース部19に向けて出力されたステレオ音声信号は、可搬部10がクレードル22に接続されている場合には、システム本体21に設けられた音声信号処理部36(後述)に入力されるようになっている。なお、可搬部10に設けられる映像/音声信号源17としては、上述したTVチューナの他、例えばラジオチューナ、ディスク媒体や半導体メモリカード等に記録された映像や音声の再生ユニット等が考えられる。また、可搬部10に設けられた電源部14の充電池14aは、可搬部10を単独でPDAとして機能させる場合の電源として使用されるものであり、可搬部10がクレードル22を介してシステム本体21に接続された場合に、システム本体21に設けられた電源部31(後述)によって充電されるようになっている。
一方、システム本体21は、自動車20のバッテリー(図示せず)から給電された電力をシステム本体21およびクレードル22に装着された可搬部10に対して給電する電源部31、ユーザからの指示を受け付ける操作入力部32、クレードル22に対する可搬部10の接続(装着)を検出する検出手段としての接続検出部33、DVD-VideoやCD(Compact Disc)を再生するDVD/CDドライブ34、DVD/CDドライブ34から出力される画像信号を処理する画像信号処理部35、DVD/CDドライブ34およびインタフェース部22aを介して可搬部10より出力される音声信号を処理する音声信号処理部36、操作入力部32にて受けた指示に基づいてシステム本体21全体および可搬部10を制御する制御部37を備えている。また、本実施の形態では、クレードル22に可搬部10が接続された場合に、可搬部10に設けられた制御部16とシステム本体21に設けられた制御部37との間で制御通信が行われるようになっている。本実施の形態では、DVD/CDドライブ34および音声信号処理部36がサラウンド音声生成部あるいは音声生成手段の一つとして機能し、DVD/CDドライブ34および画像信号処理部35が画像生成部の一つとして機能するようになっている。
ここで、DVD/CDドライブ34は、5.1chサラウンド方式に対応したDVDを再生できるようになっており、音声信号処理部36では、DVD/CDドライブ34からの出力が5.1chサラウンド方式に対応した音声信号である場合に、入力される音声信号に対して所定のデコード処理を実行できるようになっている。そして、5.1chサラウンド方式に対応してデコード処理されたマルチチャンネルの音声信号は、レフトフロント音声信号がレフトフロントスピーカ23に向けて、ライトフロント音声信号がライトフロントスピーカ24に向けて、レフトリア音声信号がレフトリアスピーカ25に向けて、ライトリア音声信号がライトリアスピーカ26に向けて、重低音音声信号がサブウーファ27に向けて、センター音声信号がインタフェース部22aに向けて、それぞれ出力される。なお、インタフェース部22aに向けて出力されたセンター音声信号は、可搬部10がクレードル22に接続されている場合には、可搬部10に設けられたスピーカユニット12に向けて送られる。なお、センター音声信号はモノラルの音声信号であり、本実施の形態では、スピーカユニット12を構成するレフトスピーカ12aおよびライトスピーカ12bに対して同じ音声信号が入力されるようになっており、この場合は、スピーカユニット12がモノラルスピーカとして機能する。
本実施の形態では、上述したように、自動車20に設けられたクレードル22に対して可搬部10を着脱することが可能であり、クレードル22に可搬部10が取り付けられた場合と、クレードル22から可搬部10が取り外された場合とで、その動作モードを異ならせるようになっている。
次に、クレードル22に可搬部10が取り付けられた場合の動作モード切り替え(接続動作モードへの動作モード切り替え)について詳細に説明する。
図3(a)は、可搬部10における接続動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。可搬部10の接続検出部15によって可搬部10がクレードル22に対して接続されたことが検出されると(ステップ101)、可搬部10の制御部16は、可搬部10を接続動作モードに切り替える(ステップ102)。このステップ102を具体的に説明すると、制御部16が切り替え部18を制御して、画像表示部11への画像入力をシステム本体21からの入力に切り替えると共にスピーカユニット12への音声入力をシステム本体21からの入力に切り替える。そして、接続動作モードへの切り替えを終了する(ステップ103)。
一方、図3(b)は、システム本体21における接続動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。システム本体21の接続検出部33によって可搬部10がクレードル22に対して接続されたことが検出されると(ステップ201)、システム本体21の制御部37は、システム本体21を接続動作モードに切り替える(ステップ202)。このステップ202を具体的に説明すると、制御部37が音声信号処理部36を制御して、音声信号処理部36からインタフェース部22aに向けて出力されるセンター音声信号のミュートを解除して、5.1chサラウンド方式による音声出力(第1のサラウンド音声信号)を実行可能な状態にする。そして、接続動作モードへの切り替えを終了する(ステップ203)。
このような切り替え制御を行うことで、接続動作モードでは、元々自動車20内に設置されていたレフトフロントスピーカ23、ライトフロントスピーカ24、レフトリアスピーカ25、ライトリアスピーカ26、サブウーファ27に加え、可搬部10に設けられたスピーカユニット12をセンタースピーカとして使用することができるようになる。つまり、これら各スピーカがサラウンドスピーカとして機能する。また、可搬部10に設けられた画像表示部11を、システム本体21のモニタとして使用することもできるようになる。
このため、例えばシステム本体21に設けられたDVD/CDドライブ34にて5.1chサラウンド方式に対応したDVD(例えば映画等が収録されているもの)を再生する場合には、システム本体21に設けられた画像信号処理部35によって画像処理された映像が可搬部10に設けられた画像表示部11に表示されると共に、システム本体21に設けられた音声信号処理部36によってデコード処理された5.1chサラウンド音声信号が、レフトフロントスピーカ23、ライトフロントスピーカ24、レフトリアスピーカ25、ライトリアスピーカ26、サブウーファ27および可搬部10に設けられたスピーカユニット12によって5.1chでサラウンド出力される。これにより、ドライバー等の視聴者は、臨場感溢れる映像や音声を楽しむことができる。また、本実施の形態では、画像表示部11を備えた可搬部10に設けられるスピーカユニット12をサラウンド音声出力のセンタースピーカとして使用しているため、センター音声の定位がずれるといった事態は生じ得ない。
次に、クレードル22から可搬部10が取り外された場合の動作モード切り替え(分離動作モードへの動作モード切り替え)について詳細に説明する。
図4(a)は、可搬部10における分離動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。可搬部10の接続検出部15によって可搬部10がクレードル22から分離されたことが検出されると(ステップ301)、可搬部10の制御部16は、可搬部10を分離動作モードに切り替える(ステップ302)。このステップ302を具体的に説明すると、制御部16が切り替え部18を制御して、画像表示部11への画像入力を可搬部10に設けられる映像/音声信号源17からの入力に切り替える共にスピーカユニット12への音声入力も映像/音声信号源17からの入力に切り替える。そして、分離動作モードへの切り替えを終了する(ステップ303)。
一方、図4(b)は、システム本体21における分離動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。システム本体21の接続検出部33によって可搬部10がクレードル22から分離されたことが検出されると(ステップ401)、システム本体21の制御部37は、システム本体21を分離動作モードに切り替える(ステップ402)。このステップ402を具体的に説明すると、制御部37が音声信号処理部36を制御して、音声信号処理部36からインタフェース部22aに向けて出力されるセンター音声信号をミュートし、5.1chサラウンド方式による音声出力を実行不可能な状態にすると共に、センタースピーカを使用しないで他の4.1ch分のスピーカでサラウンド再生が可能な他の音声出力(第2のサラウンド音声)を実行可能な状態にする。そして、分離動作モードへの切り替えを終了する(ステップ403)。
このような切り替え制御を行うことで、分離動作モードを実行した後は、以下のことができるようになる。まず、自動車20内においては、システム本体21により、元々自動車20内に設置されていたレフトフロントスピーカ23、ライトフロントスピーカ24、レフトリアスピーカ25、ライトリアスピーカ26、サブウーファ27を用いた4.1chサラウンド再生ができるようになる。つまり、可搬部10に設けられたスピーカユニット12を除く各スピーカがサラウンドスピーカとして機能する。その際、各スピーカには、接続動作モードにおける5.1chサラウンド音声信号とは異なるデコードがなされた4.1chサラウンド音声信号が出力され、リスナーは、違和感なくサラウンド音声を聴取することが可能となる。
一方、可搬部10は、例えば車外に持ち出すことも可能となり、好みの場所において、映像/音声信号源17から出力される画像を画像表示部11に表示すると共に、映像/音声信号源17から出力される音声をスピーカユニット12より出力することができるようになる。そして、この場合は、スピーカユニット12を構成するレフトスピーカ12aおよびライトスピーカ12bに対してそれぞれ独立した音声を出力できるようになるため、可搬部10において2chステレオ音声を楽しむことができる。
このように本実施の形態では、システム本体21と可搬部10とを接続した場合には、可搬部10の画像表示部11をDVDの画像表示に用いると共に、可搬部のスピーカユニット12をDVDのサラウンド音声出力用のセンタースピーカとして利用することができる。また、システム本体21から可搬部10を分離した場合には、可搬部10の画像表示部11およびスピーカユニット12を、映像/音声信号源17からの画像信号および音声信号の出力に使用することができる。そして、可搬部10を単独で使用する場合には、スピーカユニット12を構成するレフトスピーカ12aおよびライトスピーカ12bを用いてステレオ2ch音声を出力することが可能になる。
これにより、ユーザは、車内においてはシステム本体21および可搬部10によって臨場感あるサラウンド音声や画像を楽しむことが可能になり、可搬部10を持ち出して携行する状態(例えば車外)においては可搬部10により気軽に音声や画像を楽しむことができるようになる。
なお、本実施の形態では、システム本体21が、DVD-VideoやCDを再生するための機能のみを有している例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えば経路案内を行うナビゲーション機能やラジオ受信機能等をさらに備えるように構成することもできる。また、DVDやCDを媒体とするビデオゲーム装置等への適用も考えられる。また、本実施の形態では、可搬部10には接続検出部15を、システム本体21には接続検出部33をそれぞれ設けることで、可搬部10の接続検出を行っていたが、これに限られるものではなく、例えば、可搬部10に設けられた制御部16とシステム本体21に設けられた制御部37との間の制御通信が実行できるか否かを検出することで、クレードル22に対する可搬部10の装着を検出するようにしてもよい。さらに、本実施の形態では、システム本体21により5.1chサラウンド再生が行えるようになっていたが、これに限られるものではなく、6.1chサラウンド再生や7.1chサラウンド再生が可能な装置に適用することも可能である。さらにまた、本実施の形態では、可搬部10がPDAとしての機能を有している例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、サラウンド音声の再生のみを対象とする場合には、例えば携帯ラジオなど画像表示部11を有しないものであってもよい。
そして、本実施の形態では、自動車20に設けられる車載AV機器への適用について説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えば、室内で使用するAV機器への適用もあり得る。この場合、可搬部10としては、例えば無線LAN機能を有し、クレードル22に対応するベースステーションに着脱自在に設けられたディスプレイ装置が考えられる。そして、本実施の形態で説明を行ったのと同様に、ベースステーションにディスプレイ装置が取り付けられている場合と、ベースステーションからディスプレイ装置が取り外された場合とで、ディスプレイ装置に表示する画像やディスプレイ装置に設けられたスピーカユニットから出力する音声の信号源を切り替えるようにすれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
実施の一形態に係る車載AV機器の概要を説明するための図である。 可搬部およびシステム本体のブロック図である。 (a)は可搬部における、(b)はシステム本体における接続動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。 (a)は可搬部における、(b)はシステム本体における分離動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…可搬部、11…画像表示部、12…スピーカユニット、12a…レフトスピーカ、12b…ライトスピーカ、13…操作入力部、14…電源部、14a…充電池、15…接続検出部、16…制御部、17…映像/音声信号源、18…切り替え部、20…自動車、21…システム本体、22…クレードル、22a…インタフェース部、23…レフトフロントスピーカ、24…ライトフロントスピーカ、25…レフトリアスピーカ、26…ライトリアスピーカ、27…サブウーファ、31…電源部、32…操作入力部、33…接続検出部、34…DVD/CDドライブ、35…画像信号処理部、36…音声信号処理部、37…制御部

Claims (10)

  1. 音声信号を生成する信号源およびスピーカユニットを備え、単独で音声再生が可能な可搬部と、
    前記可搬部が着脱自在に設けられるクレードルと、
    マルチチャンネルのサラウンド音声を生成するサラウンド音声生成部とを含み、
    前記可搬部は、前記クレードルへの接続状態にて、前記サラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声を出力する複数のサラウンドスピーカのうちの一つとして前記スピーカユニットを機能させることを特徴とする音声再生システム。
  2. 前記スピーカユニットは複数のスピーカで構成されると共に、前記クレードルへの接続状態では前記サラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声をモノラル出力し、前記クレードルへの非接続状態では前記信号源で生成された音声をステレオ出力することを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
  3. 前記可搬部は画像表示部をさらに備えると共に、前記信号源は前記音声信号の他に画像信号を生成し、
    前記サラウンド音声生成部で生成されたマルチチャンネルのサラウンド音声に対応する画像を生成する画像生成部をさらに含み、
    前記画像表示部は、前記クレードルへの接続状態では前記画像生成部で生成された画像を表示し、当該クレードルへの非接続状態では前記信号源で生成された画像を表示することを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
  4. 前記スピーカユニットは、前記クレードルへの接続状態にてサラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声中のセンター音声を出力することを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
  5. 前記可搬部は、携帯型情報端末装置であることを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
  6. マルチチャンネルのサラウンド音声を生成するサラウンド音声生成装置であって、
    マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所に対するスピーカユニットを備えた可搬機器の設置状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、前記可搬機器が前記特定の箇所に設置される際には前記スピーカユニットに対する出力音声を含む第1のサラウンド音声信号を生成し、当該可搬機器が当該特定の箇所に設置されない際には当該スピーカユニットに対する出力音声を含まない第2のサラウンド音声信号を生成する音声生成手段と
    を含むことを特徴とするサラウンド音声生成装置。
  7. 前記音声生成手段は、前記第1のサラウンド音声信号を生成する際に、前記スピーカユニットに出力するセンター音声信号を生成することを特徴とする請求項6記載のサラウンド音声生成装置。
  8. 音声信号を生成する音声信号源と、
    前記音声信号源にて生成された音声を出力可能なスピーカユニットと、
    マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所への設置状態を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記スピーカユニットをマルチチャンネルのサラウンド音声再生用のスピーカの一つして機能させるように切り替える切り替え部と
    を含む可搬機器。
  9. 前記検出部は、マルチチャンネルのサラウンド音声を出力する音声出力機器への接続を検出することを特徴とする請求項8記載の可搬機器。
  10. 映像信号および音声信号を生成する映像音声信号源と、
    前記映像音声信号源にて生成された映像を表示可能な表示部と、
    前記映像音声信号源にて生成された音声を出力するスピーカユニットと、
    マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所への設置状態を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記スピーカユニットをマルチチャンネルのサラウンド音声再生用のスピーカの一つとして機能させると共に前記表示部を当該マルチチャンネルのサラウンド音声に対応する映像を表示させるように切り替える切り替え部と
    を含む可搬機器。
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