JP2005244846A - 音声再生システム、サラウンド音声生成装置、可搬機器 - Google Patents
音声再生システム、サラウンド音声生成装置、可搬機器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 システム本体21と可搬部10とを接続した場合には、可搬部10の画像表示部11をシステム本体21側で再生されたDVDの画像表示に用いると共に、可搬部10のスピーカユニット12をDVDのサラウンド音声出力用のセンタースピーカとして利用する。また、システム本体21から可搬部10を分離した場合には、可搬部10の画像表示部11およびスピーカユニット12を、可搬部10の内部に設けられた映像/音声信号源17からの画像信号および音声信号の出力に使用する。システム本体21と可搬部10との接続は、可搬部10がクレードル22に装着されたか否かを検出することによって行う。
【選択図】 図2
Description
そして、ユーザは、センタースピーカに対向する位置において、各スピーカに囲まれた状態でサラウンド音声を聴くことになる。また、例えば上述したDVD-VIDEOを再生する場合には、センタースピーカの近傍にディスプレイ装置を設け、ユーザは、ディスプレイ装置に表示される映像を見ながら、各スピーカから再生される音声を聴くことになる。
かかる問題に対し、上記特許文献1に記載の技術では、基本的に大型テレビなどのディスプレイ装置を例えばリビングルーム等に固定的に設置することを前提としているため、ディスプレイ装置が設置される環境が変わった場合の対応については、何ら考慮されていない。
ここで、音声生成手段は、第1のサラウンド音声信号を生成する際に、スピーカユニットに出力するセンター音声信号を生成することを特徴とすることができる。
ここで、検出部は、マルチチャンネルのサラウンド音声を出力する音声出力機器への接続を検出することを特徴とすることができる。
図1は、本実施の形態が適用される音声再生装置としての車載AV機器を示している。本実施の形態において、自動車20は、運転席と助手席との間のインスツルメントパネル中央部に設けられたシステム本体21、システム本体21の上部に設けられ、後述する可搬部10を装着するためのクレードル22、助手席の左側に取り付けられたレフトフロントスピーカ23、運転席の右側に取り付けられたライトフロントスピーカ24、後部座席左側に取り付けられたレフトリアスピーカ25、後部座席右側に取り付けられたライトリアスピーカ26、後部座席右後部に取り付けられたサブウーファ27を備えている。なお、この例では、サブウーファ27を後部座席右後部に装着しているが、低音成分は指向性がないため、車内のどこに装着してもよい。
可搬部10は、上述した画像表示部11、スピーカユニット12、操作入力部13の他に、充電池14aを備え可搬部10に対して給電を行う電源部14、クレードル22に対する接続(装着)を検出する検出部の一つとしての接続検出部15、操作入力部13あるいはシステム本体21から受けた指示に基づいて可搬部10全体を制御する制御部16、例えばTVチューナ等からなり、映像や音声の信号源となる音声信号源あるいは映像音声信号源の一つとしての映像/音声信号源17、制御部16によって制御され、接続検出部15による接続検出結果に基づいて画像表示部11およびスピーカユニット12への入力系統を切り替える切り替え部18、クレードル22に装着された場合にシステム本体21との間で電力伝送やデータ通信を行うためのインタフェース部(図示せず)を備えている。なお、クレードル22には、可搬部10が装着された場合にシステム本体21から可搬部10に対して給電やデータ通信を行うためのインタフェース部22aが設けられている。
図3(a)は、可搬部10における接続動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。可搬部10の接続検出部15によって可搬部10がクレードル22に対して接続されたことが検出されると(ステップ101)、可搬部10の制御部16は、可搬部10を接続動作モードに切り替える(ステップ102)。このステップ102を具体的に説明すると、制御部16が切り替え部18を制御して、画像表示部11への画像入力をシステム本体21からの入力に切り替えると共にスピーカユニット12への音声入力をシステム本体21からの入力に切り替える。そして、接続動作モードへの切り替えを終了する(ステップ103)。
一方、図3(b)は、システム本体21における接続動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。システム本体21の接続検出部33によって可搬部10がクレードル22に対して接続されたことが検出されると(ステップ201)、システム本体21の制御部37は、システム本体21を接続動作モードに切り替える(ステップ202)。このステップ202を具体的に説明すると、制御部37が音声信号処理部36を制御して、音声信号処理部36からインタフェース部22aに向けて出力されるセンター音声信号のミュートを解除して、5.1chサラウンド方式による音声出力(第1のサラウンド音声信号)を実行可能な状態にする。そして、接続動作モードへの切り替えを終了する(ステップ203)。
このため、例えばシステム本体21に設けられたDVD/CDドライブ34にて5.1chサラウンド方式に対応したDVD(例えば映画等が収録されているもの)を再生する場合には、システム本体21に設けられた画像信号処理部35によって画像処理された映像が可搬部10に設けられた画像表示部11に表示されると共に、システム本体21に設けられた音声信号処理部36によってデコード処理された5.1chサラウンド音声信号が、レフトフロントスピーカ23、ライトフロントスピーカ24、レフトリアスピーカ25、ライトリアスピーカ26、サブウーファ27および可搬部10に設けられたスピーカユニット12によって5.1chでサラウンド出力される。これにより、ドライバー等の視聴者は、臨場感溢れる映像や音声を楽しむことができる。また、本実施の形態では、画像表示部11を備えた可搬部10に設けられるスピーカユニット12をサラウンド音声出力のセンタースピーカとして使用しているため、センター音声の定位がずれるといった事態は生じ得ない。
図4(a)は、可搬部10における分離動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。可搬部10の接続検出部15によって可搬部10がクレードル22から分離されたことが検出されると(ステップ301)、可搬部10の制御部16は、可搬部10を分離動作モードに切り替える(ステップ302)。このステップ302を具体的に説明すると、制御部16が切り替え部18を制御して、画像表示部11への画像入力を可搬部10に設けられる映像/音声信号源17からの入力に切り替える共にスピーカユニット12への音声入力も映像/音声信号源17からの入力に切り替える。そして、分離動作モードへの切り替えを終了する(ステップ303)。
一方、図4(b)は、システム本体21における分離動作モード切り替え処理の流れを説明するためのフローチャートである。システム本体21の接続検出部33によって可搬部10がクレードル22から分離されたことが検出されると(ステップ401)、システム本体21の制御部37は、システム本体21を分離動作モードに切り替える(ステップ402)。このステップ402を具体的に説明すると、制御部37が音声信号処理部36を制御して、音声信号処理部36からインタフェース部22aに向けて出力されるセンター音声信号をミュートし、5.1chサラウンド方式による音声出力を実行不可能な状態にすると共に、センタースピーカを使用しないで他の4.1ch分のスピーカでサラウンド再生が可能な他の音声出力(第2のサラウンド音声)を実行可能な状態にする。そして、分離動作モードへの切り替えを終了する(ステップ403)。
一方、可搬部10は、例えば車外に持ち出すことも可能となり、好みの場所において、映像/音声信号源17から出力される画像を画像表示部11に表示すると共に、映像/音声信号源17から出力される音声をスピーカユニット12より出力することができるようになる。そして、この場合は、スピーカユニット12を構成するレフトスピーカ12aおよびライトスピーカ12bに対してそれぞれ独立した音声を出力できるようになるため、可搬部10において2chステレオ音声を楽しむことができる。
これにより、ユーザは、車内においてはシステム本体21および可搬部10によって臨場感あるサラウンド音声や画像を楽しむことが可能になり、可搬部10を持ち出して携行する状態(例えば車外)においては可搬部10により気軽に音声や画像を楽しむことができるようになる。
Claims (10)
- 音声信号を生成する信号源およびスピーカユニットを備え、単独で音声再生が可能な可搬部と、
前記可搬部が着脱自在に設けられるクレードルと、
マルチチャンネルのサラウンド音声を生成するサラウンド音声生成部とを含み、
前記可搬部は、前記クレードルへの接続状態にて、前記サラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声を出力する複数のサラウンドスピーカのうちの一つとして前記スピーカユニットを機能させることを特徴とする音声再生システム。 - 前記スピーカユニットは複数のスピーカで構成されると共に、前記クレードルへの接続状態では前記サラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声をモノラル出力し、前記クレードルへの非接続状態では前記信号源で生成された音声をステレオ出力することを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
- 前記可搬部は画像表示部をさらに備えると共に、前記信号源は前記音声信号の他に画像信号を生成し、
前記サラウンド音声生成部で生成されたマルチチャンネルのサラウンド音声に対応する画像を生成する画像生成部をさらに含み、
前記画像表示部は、前記クレードルへの接続状態では前記画像生成部で生成された画像を表示し、当該クレードルへの非接続状態では前記信号源で生成された画像を表示することを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。 - 前記スピーカユニットは、前記クレードルへの接続状態にてサラウンド音声生成部で生成されたサラウンド音声中のセンター音声を出力することを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
- 前記可搬部は、携帯型情報端末装置であることを特徴とする請求項1記載の音声再生システム。
- マルチチャンネルのサラウンド音声を生成するサラウンド音声生成装置であって、
マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所に対するスピーカユニットを備えた可搬機器の設置状態を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記可搬機器が前記特定の箇所に設置される際には前記スピーカユニットに対する出力音声を含む第1のサラウンド音声信号を生成し、当該可搬機器が当該特定の箇所に設置されない際には当該スピーカユニットに対する出力音声を含まない第2のサラウンド音声信号を生成する音声生成手段と
を含むことを特徴とするサラウンド音声生成装置。 - 前記音声生成手段は、前記第1のサラウンド音声信号を生成する際に、前記スピーカユニットに出力するセンター音声信号を生成することを特徴とする請求項6記載のサラウンド音声生成装置。
- 音声信号を生成する音声信号源と、
前記音声信号源にて生成された音声を出力可能なスピーカユニットと、
マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所への設置状態を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記スピーカユニットをマルチチャンネルのサラウンド音声再生用のスピーカの一つして機能させるように切り替える切り替え部と
を含む可搬機器。 - 前記検出部は、マルチチャンネルのサラウンド音声を出力する音声出力機器への接続を検出することを特徴とする請求項8記載の可搬機器。
- 映像信号および音声信号を生成する映像音声信号源と、
前記映像音声信号源にて生成された映像を表示可能な表示部と、
前記映像音声信号源にて生成された音声を出力するスピーカユニットと、
マルチチャンネルスピーカを構成する特定の箇所への設置状態を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記スピーカユニットをマルチチャンネルのサラウンド音声再生用のスピーカの一つとして機能させると共に前記表示部を当該マルチチャンネルのサラウンド音声に対応する映像を表示させるように切り替える切り替え部と
を含む可搬機器。
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