JP2009260458A - 音響再生装置、および、これを含む映像音声視聴システム - Google Patents

音響再生装置、および、これを含む映像音声視聴システム Download PDF

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Abstract

【課題】ホームシアターとしてマルチチャンネル音声を外付けのスピーカーから再生すると共に、同時に、特定の成分のみを抽出した音声信号をTVに内蔵のスピーカーから出力することにより、前方左右の中央に位置すべき音声をより画面と一体感を持って再生する、あるいは、前方方向への広がり感の追加など、音場効果を高めることができる音響再生装置、および、それを含む映像音声視聴システムを提供する。
【解決手段】HDMI受信部101に入力されたHDMI伝送信号から音声信号を分離し、音声処理部104で特定の成分のみを抽出した音声信号をHDMI受信部101で分離した映像信号とHDMI信号合成部102で合成し、HDMI送信部103から送信し、接続されたTV200の内蔵スピーカーから前記特定の成分のみを抽出した音声信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、HDMI規格による映像信号および音声信号を受信し、その信号を映像音声再生装置に送信すると共に、音声信号の出力機能を有する音響再生装置、および、それを含む映像音声視聴システムに関するものである。
従来より、DVDプレーヤやDVDレコーダ等の映像音声信号発生装置、AVアンプ等の音響再生装置、およびテレビジョン受信機(以下、「TV」と称する)等の映像音声再生装置を組み合わせた映像音声視聴システムが提供されている。
近年、自宅で映画館のような臨場感を実現する、一般にホームシアターシステムと呼ばれる映像音声視聴システムが種々提案され普及しつつある。ユーザはホームシアターシステムの音響再生装置に接続した外部スピーカから出力されるマルチチャンネル音声を容易に楽しむことが出来る。
特に、最近では、複数のスピーカーを内蔵したTV台、TVを上に乗せることができるラック型ホームシアターのシステムも増えてきており、更に手軽にホームシアターを楽しむことができるようになってきている。これらの装置はHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格の伝送信号の送受信ができるものも多く、HDMI規格のケーブル一本で簡単に接続ができ、また、デジタル伝送により高画質、高音質での再生が可能となっている。
特開2007−88774号公報 特開2004−104715号公報 特開2004−7389号公報
このような従来の音響再生装置、映像音声視聴システムにおいて、映画のセリフや音楽のボーカルなど、前方左右の中央に位置すべき音声は専用のセンタースピーカーから出力されるようになっている場合がほとんどである。そして、このセンタースピーカーはディスプレイの上、または下に置かれることが多く、特にラック型ホームシアターではその構造上、左右のスピーカーと共に画面の下に配置される。
このようにディスプレイの上下にセンタースピーカーが配置される場合は、ディスプレイに映し出される映像とセンタースピーカーから出力される音声の位置関係は一致しておらず、映画のセリフや音楽のボーカル音声が画面の外から聞こえることになり、非常に違和感があった(例えば図2に示すラック型ホームシアター)。
追加でのセンタースピーカーの設置を不要とし、また、上記課題を解決するために、TVに内蔵されたスピーカーをセンタースピーカーとして使用する映像音声視聴システムもあるが(特許文献1〜3)、ラック型ホームシアターのように前方左右用のスピーカーもディスプレイの下に位置する場合は、前方左右方向の音のつながりが悪くなるなどの欠点もある(例えば図5に示すラック型ホームシアター)。
本発明は、かかる従来の課題を解決するものであり、ホームシアターとしてマルチチャンネル音声を外付けのスピーカーから再生すると共に、同時に、特定の成分のみを抽出した音声信号をTVに内蔵のスピーカーから出力することにより、前方左右の中央に位置すべき音声をより画面と一体感を持って再生する、あるいは、前方方向への広がり感の追加など、音場効果を高めることができる音響再生装置、および、それを含む映像音声視聴システムを提供することを目的としたものである。
本発明の音響再生装置は、HDMI規格による映像・音声信号の入力部、及び出力部を備え、前記出力部にて映像音声再生装置と接続し、前記入力部からの音声信号を処理して外部スピーカーに出力するようにした音響再生装置、および、それを含む映像音声視聴システムであって、HDMI規格による映像・音声信号を送信可能な映像・音声信号源から、映像信号と音声信号とが多重化された当該HDMI規格による伝送信号データを受信し、それぞれ映像信号データと音声信号データに分離して出力するHDMI信号受信部と、外部スピーカーから出力するために音声信号に所定の処理を施すと共に、別途、特定の効果を得るために所定の処理を施して出力する音声処理部と、前記HDMI信号受信部で受信した映像信号データと該音声信号データを合成するHDMI信号合成部と、前記HDMI信号合成部から出力される伝送信号データを、映像表示部及び内蔵スピーカを有する映像音声再生装置に送信するHDMI信号出力部と、該HDMI信号受信部、HDMI信号合成部、HDMI信号送信部、音声処理部を制御する制御部を備え、前記音声処理部で処理された音声信号を外部スピーカーから出力している時に、更に前記音声処理部で処理が施され特定の成分のみを抽出した音声信号を、接続する該映像音声再生装置の内蔵スピーカーから出力するために、前記HDMI信号送信部よりHDMI信号として合成出力することを特徴とする。
本発明によれば、ディスプレイの上下にセンタースピーカーが配置され、ディスプレイに映し出される映像とセンタースピーカーから出力される音声の位置関係が一致しておらず、映画のセリフや音楽のボーカル音声が画面の外から聞こえることになり、違和感がある場合であっても、特定の成分のみを抽出した音声信号をTVに内蔵のスピーカーから出力することにより、前方左右の中央に位置すべき音声をより画面と一体感を持って再生する、あるいは、前方方向への広がり感の追加など、音場効果を高めることができるという作用を有する。
特定の成分とは、例えば以下のようなものである。
(1)外部スピーカーから出力される音声信号の内、特定の帯域の音声信号
センターチャンネルの音声の内、一部の周波数帯域、たとえば音声帯域のみ抽出したもの
(2)外部スピーカーから出力される音声信号の内、効果音成分を構成する音声信号
たとえば、サラウンドチャンネルの音声の内、高域成分のみを抽出したもの
本発明の音響再生装置、および、それを含む映像音声視聴システムは、HDMI規格による映像・音声信号の入出力部を備え、音声信号を処理して外部スピーカーに出力するようにした音響再生装置、および、それを含む映像音声視聴システムであって、HDMI規格による映像・音声信号を送信可能な映像・音声信号源から、映像信号と音声信号とが多重化された当該HDMI規格による伝送信号データを受信し、それぞれ映像信号データと音声信号データに分離して出力するHDMI信号受信部と、外部スピーカーから出力するために音声信号に所定の処理を施すと共に、別途、特定の効果を得るために所定の処理を施して出力する音声処理部と、前記HDMI信号受信部で受信した映像信号データと該音声信号データを合成するHDMI信号合成部と、前記HDMI信号合成部から出力される伝送信号データを、映像表示部及び内蔵スピーカを有する映像音声再生装置に送信するHDMI信号出力部と、該HDMI信号受信部、HDMI信号合成部、HDMI信号送信部、音声処理部を制御する制御部を備え、前記音声処理部で処理された音声信号を外部スピーカーから出力している時に、更に前記音声処理部で処理が施された特定の成分のみを抽出した音声信号を、接続する該映像音声再生装置の内蔵スピーカーから出力するために、HDMI信号として合成出力することで、
(1)外部スピーカーから出力される音声信号の内、特定の帯域の音声信号を映像音声再生装置の内蔵スピーカーから出力した場合
ディスプレイの上下にセンタースピーカーが配置され、ディスプレイに映し出される映像とセンタースピーカーから出力される音声の位置関係が一致しておらず、映画のセリフや音楽のボーカル音声が画面の外から聞こえることになり、違和感がある場合であっても、特定の成分のみを抽出した音声信号をTVに内蔵のスピーカーから出力することにより、前方左右の中央に位置すべき音声をより画面と一体感を持って再生することができる。
(2)外部スピーカーから出力される音声信号の内、効果音成分を構成する音声信号を映像音声再生装置の内蔵スピーカーから出力した場合
音楽を主体としたコンテンツを再生する場合に、前方方向への広がり感の追加など、音場効果を高めることができる。
以下、本発明の音響再生装置、および、それを含む映像音声視聴システムを実施するための最良の形態について、図1から図5を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、音響再生装置を含む映像音声視聴システムの構成を示す。映像音声視聴システムは、AVアンプ100、および、TV200を含む。AVアンプ100は音響再生装置の一例であり、TV200は映像音声再生装置の一例である。
AVアンプ100は、音声処理部104、音声増幅部105、制御部106を含む。また端子111には、外部機器であるDVDレコーダ500が接続されている。
HDMI受信部101には接続されたDVDレコーダ500映像音声信号発生装置からのHDMI伝送信号が入力されており、映像信号と音声信号に分離された後の映像信号と、音声信号切換スイッチ113により選択された音声信号とを合成するHDMI信号合成部102を通り、HDMI送信部103へ送られる。
音声信号切換スイッチ113には、HDMI受信部101からの音声信号(Sa1)と、その信号に所定の処理を施した後の音声信号(Sa2)とが入力されており、制御部106により選択が可能となっている。
なお、AVアンプ100には、外部スピーカとしてマルチチャンネルスピーカ107が接続されている。ここでは左右チャンネル(L、R)、および中央チャンネル(C)、重低音チャンネル(SW)の3.1チャンネルシステムとしているが、チャンネル数や構成をを特定するものではない。なお、説明の便宜上、マルチチャンネルスピーカ107を外部スピーカ107とも呼称するものとする。
以上のように構成されたAVアンプ100(音響再生装置)について、その動作を説明する。
まず、DVDレコーダ500でDVDディスクの映画ソフトを再生し、そのセリフをより画面の中から聞こえるようにするために本発明を機能させる場合を考える。この時、DVDレコーダ500の出力音声形式はマルチチャンネルの圧縮データに設定されているものとする。DVDレコーダ500から出力されたHDMI伝送信号は、HDMI入力端子111よりAVアンプ100のHDMI受信部101に入力される。HDMI受信部101は入力されたHDMI伝送信号を解読し、映像信号データと音声信号データに分離し、出力する。分離された映像信号はそのままHDMI信号合成部102へ入力される。一方、分離された音声信号(Sa1)は、音声処理部104に入力される。音声処理部104ではマルチチャンネル圧縮音声データをデコード処理した後、各出力チャンネルの音声信号として音声増幅部105に入力され、外部スピーカー107から出力される。同時に、音声処理部105ではセンターチャンネルの音声信号の内、約8kHzを中心としたバンドパスフィルタを通した音声帯域の信号(Sa2)が抽出され、2チャンネル音声として音声信号切換スイッチ113に入る。ここで、8kHz付近の帯域成分としているのは、この帯域の音声成分が上方に定位しやすいという特徴を持っているとされているからである。音声信号切換スイッチ113は、効果を有効とする選択がされている場合にはSa2側になるように制御部106により制御される。HDMI受信から出力された映像信号と、音声信号切換スイッチ113からの音声信号(Sa2)はHDMI信号合成部102によりHDMI伝送信号に合成され、該HDMI伝送信号はHDMI送信部103より出力される。
AVアンプ100のHDMI出力端子112に接続されたHDMIケーブルを通してHDMI伝送信号はTV200のHDMI入力端子211からHDMI受信部201へ入力される。HDMI受信部201では、入力されたHDMI伝送信号は映像信号と音声信号に分離され、映像信号は映像信号処理部208で適宜処理され、ディスプレイ209に映し出される。音声信号は音声処理部204で2チャンネル音声信号に変換され、音声増幅部205で増幅された後、内蔵スピーカー207から出力される。
ここで、本実施例での効果を図2〜3を併用して説明する。図2はAVアンプ100とその外部スピーカー107をラック型ホームシアターとして構成した場合のもので、本発明の効果をオフしている場合の音像を図示したものである。セリフなど前方左右の中央に位置すべき音声も含め、すべての音像が画面の下に定位している。
図3は本発明の効果をオンにした場合のものであるが、TV200の内蔵スピーカー207から出力される音声は、AVアンプ100の外部スピーカー107のセンターチャンネル用スピーカーから出力される音声信号の内、上方に定位しているように感じやすい帯域の成分のみを抜き出したものであるため、AVアンプ100の外部スピーカー107のセンターチャンネル用スピーカーからの音声信号と同時に出力されることで、図3のように、本来のセンターチャンネルの音声信号はAVアンプ100の外部スピーカー107のセンタースピーカーから出力されるため、左右方向の音のつながりを大幅に損なうことなく、セリフなど前方左右の中央に位置すべき音像がより画面内に定位する。
以上のように、本形態によれば、HDMI接続されたTVの内蔵スピーカー207を使用することで、ディスプレイ209の下にセンタースピーカーが配置され、ディスプレイ209に映し出される映像とセンタースピーカーから出力される音声の位置関係が一致しておらず、映画のセリフや音楽のボーカル音声が画面の外から聞こえることになり、違和感がある場合であっても、前方左右の中央に位置すべき音声をより画面と一体感を持って再生することができる。
なお、本実施例の構成での音声信号切換スイッチ113は、音声処理部104に入力された音声信号Sa1をそのまま出力するか、処理を施して出力するかを音声処理部104の内部で切り替えることで省略することもできる。
また、ここでは帯域の制限を8kHz付近としたが、400Hz〜4kHz程度の音声帯域とすると、より音声のみが強調されることとなり、ニュース番組などの視聴に適した効果が得られる。更に、より高域の4kHz以上の帯域を取り出した場合は、音の広がり間が増し、音楽再生に効果的である。
(実施の形態2)
次に、同じく図1の響再生装置を含む映像音声視聴システムの構成を基に、第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態においては、基本的な構成、動作、効果は前記第1の実施の形態と同じであるが、AVアンプ100の音量を変化させた場合の、TV200での音量変化の動作が追加される。
AVアンプ100の音量調整ボタンや調整ノブ、リモコン操作(いずれも図示せず)により、制御部106は音声処理部104,もしくは音声増幅部105を制御することで、外部スピーカー107からの音声出力の音量を調整する。この時、同時に、制御部106は音量制御用データをHDMI伝送ケーブルの制御線300を通してTV200の制御部206へ送信する。TV200の制御部206は、受け取った音量制御用データを基に音声処理部204もしくは音声増幅部205を制御することで内蔵スピーカー207からの出力音声の音量を調整する。
このように、AVアンプ100の外部スピーカー107からの音声出力の音量が調整された時にその音量に応じた制御データをTV200に送ることでTV200の内部スピーカーからの音声出力の音量を連動させることができる。
前記、実施の形態2の音量レベル制御用データは、CEC規格に準拠した信号であることが望ましい。
(実施の形態3)
次に、同じく図1の響再生装置を含む映像音声視聴システムの構成を基に、第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態においては、基本的な構成、動作、効果は前記第1の実施の形態と同じであるが、TV200の音量を変化させた場合の、AVアンプ100での音量変化の動作が追加される。
TV200の音量調整ボタンや調整ノブ、リモコン操作(いずれも図示せず)により、制御部206は音声処理部204,もしくは音声増幅部205を制御することで、内蔵スピーカー207からの音声出力の音量を調整する。この時、同時に、制御部206は音量制御用データをHDMI伝送ケーブルの制御線300を通してAVアンプ100の制御部106へ送信する。AVアンプ100の制御部106は、受け取った音量制御用データを基に音声処理部104もしくは音声増幅部105を制御することで外部スピーカー107からの出力音声の音量を調整する。
このように、TV200の内蔵スピーカー207からの音声出力の音量が調整された時にその音量に応じた制御データをAVアンプ100に送ることでAVアンプ100の外部スピーカーからの音声出力の音量を連動させることができる。
前記、実施の形態3の音量レベル制御用データは、CEC規格に準拠した信号であることが望ましい。
(実施の形態4)
次に、同じく図1の響再生装置を含む映像音声視聴システムの構成を基に、第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態においては、基本的な構成、動作、効果は前記第1の実施の形態と同じである。
まず、DVDレコーダ500でDVDディスクの映画ソフトを再生し、その効果音を強調し、前方の音場の広がりを付加するために本発明を機能させる場合を考える。この時、DVDレコーダ500の出力音声形式はマルチチャンネルの圧縮データに設定されているものとする。DVDレコーダ500から出力されたHDMI伝送信号は、HDMI入力端子111よりAVアンプ100のHDMI受信部101に入力される。HDMI受信部101は入力されたHDMI伝送信号を解読し、映像信号データと音声信号データに分離し、出力する。分離された映像信号はそのままHDMI信号合成部102へ入力される。一方、分離された音声信号(Sa1)は、音声処理部104に入力される。音声処理部104ではマルチチャンネル圧縮音声データをデコード処理した後、各出力チャンネルの音声信号として音声増幅部105に入力され、外部スピーカー107から出力される。同時に、音声処理部104ではサラウンドチャンネルの音声信号の内、約4kHz以上の高域成分(Sa2)が抽出され、2チャンネル音声として音声信号切換スイッチ113に入る。音声信号切換スイッチ113は、効果を有効とする選択がされている場合にはSa2側になるように制御部106により制御される。HDMI受信から出力された映像信号と、音声信号切換スイッチ113からの音声信号(Sa2)はHDMI信号合成部102によりHDMI伝送信号に合成され、該HDMI伝送信号はHDMI送信部103より出力される。
AVアンプ100のHDMI出力端子112に接続されたHDMIケーブルを通してHDMI伝送信号はTV200のHDMI入力端子211からHDMI受信部201へ入力される。HDMI受信部201では、入力されたHDMI伝送信号は映像信号と音声信号に分離され、映像信号は映像信号処理部208で適宜処理され、ディスプレイに映し出される。音声信号は音声処理部204で2チャンネル音声信号に変換され、音声増幅部205で増幅された後、内蔵スピーカー207から出力される。
ここで、本実施例での効果を図5を併用して説明する。図2はAVアンプ100とその外部スピーカー107をラック型ホームシアターとして構成した場合のもので、本発明の効果をオフしている場合の音像を図示したものである。サラウンドチャンネルの音場は図示していないが、一般的なラック型ホームシアターでは前方にしかスピーカーが配置されていなくても、頭部伝達関数を利用したバーチャル再生技術により効果音成分は視聴位置後方に周囲に取り巻くように定位して聞こえる。
図4は本発明の効果をオンにした場合のもので、前方の音場イメージを図示したものである。TV200の内蔵スピーカー207から出力される音声は、AVアンプ100のサラウンドチャンネル信号の内、約4kHz以上の高域成分が抽出されたものであるため、AVアンプ100の外部スピーカー107からのバーチャル再生されたサラウンドチャンネルの音声信号と同時に出力されることで、図4のように、前方にもサラウンド音場が奥行き感として現れ、また、後方に定位しているバーチャル音源との相互関係で音像は上方に持ち上げられ、前後左右のみならず、上下方向へのサラウンド音場の広がり感を得ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、HDMI接続されたTVの内蔵スピーカーを使用することで、音場の広がり感を強調し、臨場感を高める効果を得ることができる。
本発明は、ディスプレイの上下にセンタースピーカーが配置され、ディスプレイに映し出される映像とセンタースピーカーから出力される音声の位置関係が一致しておらず、映画のセリフや音楽のボーカル音声がディスプレイの外から聞こえることになり、違和感がある場合であっても、特定の成分のみを抽出した音声信号をTVに内蔵のスピーカーから出力することにより、前方左右の中央に位置すべき音声をより画面と一体感を持って再生する、あるいは、前方方向への広がり感の追加など、音場効果を高めることができるという作用を有し、家庭で使用するホームシアターシステムとして広く利用可能なものである。
本発明の実施の形態1〜4における映像音声視聴システムの構成図 本発明の実施の形態1における映像音声視聴システムの効果オフ時の音像イメージ図 本発明の実施の形態1における映像音声視聴システムの効果オン時の音像イメージ図 本発明の実施の形態4における映像音声視聴システムの効果オン時の音像イメージ図 TVに内蔵されたスピーカーをセンタースピーカーとして使用する従来の例での音像イメージ図
符号の説明
100 AVアンプ
101 HDMI信号受信部
102 HDMI信号合成部
103 HDMI信号送信部
104 音声処理部
105 音声増幅部
106 制御部
107 外部(マルチチャンネル)スピーカー
111 HDMI信号入力端子
112 HDMI信号出力端子
200 テレビジョン受信機(TV)
201 HDMI信号受信部
204 音声処理部
205 音声増幅部
206 制御部
207 内蔵スピーカー
208 映像処理部
209 ディスプレイ
211 HDMI信号入力端子
300 制御信号
500 DVDレコーダ
501 DVDレコーダ制御部

Claims (8)

  1. HDMI規格による映像・音声信号の入力部、及び出力部を備え、前記出力部にて映像音声再生装置と接続し、前記入力部からの音声信号を処理して外部スピーカーに出力するようにした音響再生装置であって、
    HDMI規格による映像・音声信号を送信可能な映像・音声信号源から、映像信号と音声信号とが多重化された当該HDMI規格による伝送信号データを受信し、それぞれ映像信号データと音声信号データに分離して出力するHDMI信号受信部と、
    外部スピーカーから出力するために音声信号に所定の処理を施すと共に、別途、特定の効果を得るために所定の処理を施して出力する音声処理部と、
    前記HDMI信号受信部で受信した映像信号データと該音声信号データを合成するHDMI信号合成部と、
    前記HDMI信号合成部から出力される伝送信号データを、映像表示部及び内蔵スピーカを有する映像音声再生装置に送信するHDMI信号出力部と
    該HDMI信号受信部、HDMI信号合成部、HDMI信号送信部、音声処理部を制御する制御部を備え、
    前記音声処理部で処理された音声信号を外部スピーカーから出力している時に、更に前記音声処理部で処理が施された特定の成分のみを抽出した音声信号を、接続する該映像音声再生装置の内蔵スピーカーから出力するために、前記HDMI信号送信部よりHDMI信号として合成出力することを特徴とする音響再生装置。
  2. HDMI規格による映像・音声信号とは別に外部装置とのデータ通信手段を有し、
    前記映像・音声再生装置の内蔵スピーカーから出力される音声の音量を制御するために、制御部より音量制御用データを送信することを特徴とする請求項1に記載された音響再生装置。
  3. HDMI規格による映像・音声信号とは別に外部装置とのデータ通信手段を有し、
    前記映像・音声再生装置からの音量制御用データを受信し、外部スピーカーから出力される音声の音量を制御することを特徴とする請求項1に記載された音響再生装置。
  4. 前記音量レベル制御用信号は、Consumer Electronics Control(CEC)規格に準拠した信号であることを特徴とする請求項2、3に記載の音響再生装置。
  5. 請求項1から4に記載の音響再生装置と、該音響再生装置から出力されたHDMI伝送信号を受けて映像信号と音声信号に分けて出力するHDMI信号受信部と分離された音声信号に所定の処理を施す音声処理部、その音声信号を再生する音声増幅部、および、内蔵スピーカー、分離された映像信号に所定の処理を施す映像処理部、映像信号を映し出すディスプレイを有する映像音声再生装置を含む映像音声視聴システム。
  6. 前記音響再生装置はAVアンプ、前記映像・音声再生装置はテレビジョン受信機である請求項5に記載の映像音声視聴システム。
  7. 請求項5〜6に記載の映像音声視聴システムであって、前記映像音声再生装置が、HDMI規格による映像・音声信号とは別に外部装置とのデータ通信手段を有し、音響再生装置からの音量制御データを受信し、内蔵スピーカーで再生する音声信号の音量を制御することを特徴とする映像音声視聴システム。
  8. 請求項5〜6に記載の映像音声視聴システムであって、前記音響再生装置が、HDMI規格による映像・音声信号とは別に外部装置とのデータ通信手段を有し、映像音声再生装置からの音量制御データを受信し、外部スピーカーで再生する音声信号の音量を制御することを特徴とする映像音声視聴システム。
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