JP2009118185A - リモートコントローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電子機器を制御可能なリモートコントローラにおいて、操作性を向上させる。
【解決手段】複数のビデオ機器または複数のオーディオ機器から入力されるビデオ信号またはオーディオ信号を切り換えて出力するAVアンプに対するリモートコントローラは、所望の機器を指定する複数の第1の機器指定ボタンと、複数のビデオ機器またはオーディオ機器のうちのグループを指定する1つのグループ指定ボタンと、グループの中の1つの機器を指定する第2の機器指定ボタンと、ボタン操作の入力を受け付け、ボタン操作に応じた制御信号を生成する制御部とを備える。制御部は、直前に、第2の機器指定ボタンにより指定された機器を記憶し、グループ指定ボタンが操作された時に、記憶されている機器を選択する制御信号を生成するので、ボタン操作の回数を減らすことができる。
【選択図】図5

Description

この発明は、リモートコントローラに関し、詳しくは、複数のビデオ機器または複数のオーディオ機器から入力される複数のビデオ信号または複数のオーディオ信号を切り換えて出力する機能を有する電子機器に対するリモートコントローラに関する。
近年、テレビジョン受像機、ビデオ記録/再生装置(具体的には、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、ディスクレコーダ、VCR(Video Cassette Recorder) )、オーディオ記録/再生装置(具体的には、CD(Compact Disc)プレーヤ、MD(Mini Disc
)レコーダ、FM(Frequency Modulation)チューナ等)等のAV(Audio Visual)機器を接続して使用する機会が増加している。これらの機器は、通常、それぞれの機器に専用のリモートコントローラによって遠隔制御を行うことが可能とされている。なお、リモートコントローラの用語は、送信機能を有するコマンダのみならず、電子機器に備えつけられた受信装置を含むリモートコントロールシステムの意味で使用される場合もあるが、ここでは、ユーザが操作する送信側の装置を意味するものとして使用している。
しかしながら、それぞれの機器に応じて、リモートコントローラをその都度使い分けるのは煩雑である。そこで、複数の機器に対応した制御コードを出力することが可能な、いわゆるプリプログラムコード対応のリモートコントローラを用いることで、複数のリモートコントローラの機能を1つにまとめることができる。
例えば、下記の特許文献1および特許文献2には、リモートコントローラの操作モードの切り換えを行い、その操作モードに応じた制御コードを出力することにより、1つのリモートコントローラでテレビジョン受像機およびその周辺機器を制御することが可能なリモートコントローラについて記載されている。
特開2005−198115号公報
特開平8−256386号公報
最近では、AV(Audio Visual)機器の種類が増加しており、ホームシアターを構築するのに適したAVアンプが使用される。AVアンプは、オーディオ機器用の信号の切り換え、映像機器用の信号の切り換えの機能を有している。このAVアンプのように外部機器を接続して使用することが前提の機器に使用されるリモートコントローラでは、その使い勝手を考慮して、複数の機器に応じて出力される制御コードの切り換えを行うことで、複数の機器の制御を行うことが望ましい。
ところで、AVアンプの製品では、外部機器の入力可能な数を、価格に応じて変更することが多い。一方、リモートコントローラはプラスチック成型品であることが多く、1個当たり単価を下げるため、複数の機種で同一の金型を使用して作られることが多い。複数の機種で同一の金型を使用する場合、ボタンの数や配置、ボタン突起などの形状による設計上の制約が発生してしまうが、このような状況下でも、AVアンプのモデルに応じて複数の機能を実現できるよう設計する必要がある。したがって、例えば、AVアンプに接続される機器の入力の切り換えを行うときに、接続される機器が多い場合には複数のボタンを押下して切り替えを行う必要が生じてしまい、リモートコントローラの操作性が悪いという問題がある。
上述の特許文献1および特許文献2に記載のものは、既存のリモートコントローラの型において、接続されるAV機器が増加したときに操作性が悪くなる点については何ら考慮されていない。
したがって、この発明の目的は、複数の機器の制御の操作性を向上させることが可能なリモートコントローラを提供することにある。
上述の課題を解決するために、この発明は、複数のビデオ機器または複数のオーディオ機器から入力される複数のビデオ信号または複数のオーディオ信号を切り換えて出力する機能を有する電子機器に対するリモートコントローラであって、
複数のビデオ機器または複数のオーディオ機器の中で所望の機器を指定する複数の第1の機器指定ボタンと、
複数のビデオ機器またはオーディオ機器のうちのグループを指定する1つのグループ指定ボタンと、
グループの中の1つの機器を指定する第2の機器指定ボタンと、
ボタン操作の入力を受け付け、ボタン操作に応じた制御信号を生成する制御部と、
制御信号を送信する送信部と、を備え、
制御部は、直前に、第2の機器指定ボタンにより指定された機器を記憶し、グループ指定ボタンが操作された時に、記憶されている機器を選択する制御信号を生成するリモートコントローラである。
この発明では、制御部は、第1の機器指定ボタンおよびグループ指定ボタンにより指定された機器およびグループに応じて、上記ボタン操作に応じて生成される制御信号を変化させることが好ましい。
また、この発明では、第1の機器指定ボタンおよびグループ指定ボタンのそれぞれは発光部を有し、制御部は、第1の機器指定ボタンおよびグループ指定ボタンの操作に対応して発光部を点灯させると共に、第1の機器指定ボタンおよびグループ指定ボタン以外のボタンのボタン操作を受け付けた時に、現在指定されている機器に対応するボタンの発光部を点灯させることが好ましい。
また、この発明では、筐体の幅方向に第1の機器指定ボタンが配列され、第1の機器指定ボタンと異なる位置に第2の機器指定ボタンが幅方向に配列されていることが好ましい。
この発明では、グループ指定ボタンを操作すると、直前に第2の機器指定ボタンにより指定された機器と同一の機器を指定することができるので、グループ指定ボタンによってグループ指定を行った後、第2の機器指定ボタンによってグループの中の機器を指定する必要がなくなり、ボタン操作の回数を減らすことができる。
この発明によれば、機器の指定においてボタン操作の回数を減らすことができるので、リモートコントローラの操作性を向上させることができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する一実施の形態は、この発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
まず、図1を参照して、この発明の一実施の形態によるリモートコントローラの主な構成について説明する。ここでは、入力A、入力B、入力C、入力D、入力E、入力F、入力Gの切り換え機能を有するAVアンプ用のリモートコントローラを例に挙げて説明する。例えば、入力Aにテレビジョン受像機、入力BにDVDレコーダ、入力Cに有料のCS(Communication Satellite )放送の番組を視聴するためのチューナ(CSチューナ)、入力Dにカセットテーププレーヤ、入力EにMDプレーヤ、入力FにCDプレーヤ、入力GにFMレシーバがそれぞれ接続される。入力D、入力E、入力F、入力Gにそれぞれ接続される機器はグループ(以下、オーディオグループと適宜称する)を構成し、これらは例えばAVアンプ内部のセレクタに接続される。
図1は、この発明の一実施の形態によるリモートコントローラのボタン配置図の一例を示す。ここで、ボタンは、リモートコントローラの筐体の表面に突起して設けられ、ボタンが押されると、筐体内部の設けられたスイッチがオンする構成とされている。スイッチのオン/オフの情報が制御部に供給される。図1に示すように、このリモートコントローラには、第1の機器指定ボタン1と、グループ指定ボタン2と、第2の機器指定ボタン3と、各種機能ボタン4が配置される。第1の機器指定ボタン1およびグループ指定ボタン2は幅方向に同じ列に配列され、第2の機器指定ボタン3は第1の機器指定ボタン1と異なる位置に配列される。
第1の機器指定ボタン1は、ボタン1a、ボタン1b、ボタン1cにより構成される。ボタン1aは、AVアンプの入力を入力Aに切り換える制御コードを出力し、入力Aに接続されている機器(例えばテレビジョン受像機)を指定する。また、リモートコントローラの操作モードを入力Aに対応するモードα(テレビジョン受像機モード)に切り換える。なお、操作モードの切り換えとは、各操作ボタンの操作に対応して出力される制御コードを操作モードに応じて切り換えることである。リモートコントローラの操作モードをモードαに切り換えることにより、リモートコントローラはテレビジョン受像機を遠隔操作することが可能となる。
ボタン1bは、AVアンプの入力を入力Bに切り換える制御コードを出力し、入力Bに接続されている機器(例えばDVDレコーダ)を指定する。また、リモートコントローラの操作モードを入力Bに対応するモードβ(DVDレコーダモード)に切り換える。リモートコントローラの操作モードをモードβに切り換えることにより、リモートコントローラはDVDレコーダを遠隔操作することが可能となる。
ボタン1cは、AVアンプの入力を入力Cに切り換える制御コードを出力し、入力Cに接続されている機器(例えばCSチューナ)を指定する。また、リモートコントローラの操作モードを入力Cに対応するモードγ(CSチューナモード)に切り換える。リモートコントローラの操作モードをモードγに切り換えることにより、リモートコントローラはCSチューナを遠隔操作することが可能となる。
グループ指定ボタン2は、AVアンプ内部のセレクタに接続されるオーディオグループを指定し、リモートコントローラの操作モードをモードδ(オーディオモード)に切り換える。リモートコントローラの操作モードをモードδに切り換えることにより、リモートコントローラはオーディオ機器を遠隔操作することが可能となる。
このグループ指定ボタン2は、以前にオーディオグループのうちセレクタによっていずれかのオーディオ機器の選択がなされた場合は、直前に指定されたオーディオ機器と同じオーディオ機器を選択する制御コードを出力する。すなわち、AVアンプの入力を、オーディオグループのうち、直前に選択されたオーディオ機器と同じオーディオ機器に切り換える。
以前にオーディオ機器の選択がなされたことが無い場合は、例えば、オーディオグループのうち所定のオーディオ機器を選択する制御コードの出力を行うことができる。また、グループ指定ボタン2を押したときはリモートコントローラをモードδに切り換えるだけで、制御コードの出力を行わないようにしてもよい。
第1の機器指定ボタン1およびグループ指定ボタン2は、発光部が設けられた自照式のボタンにより構成される。これらのボタン自体が押されると、ボタン下部の発光体(ランプ等)が発光し、光透過性または光半透過性のボタンが発光する。さらに、第2の機器指定ボタン3および各種機能ボタン4のいずれかのボタンが押下されたとき、第1の機器指定ボタン1およびグループ指定ボタン2のうち、現在選択されている操作モードに対応するボタンに設けられた発光部が点灯する。これにより、ユーザは、リモートコントローラが現在どの操作モードで使用されているかを瞬時に把握することができる。発光動作は、短時間なされる。
第2の機器指定ボタン3は、ボタン3a、3b、3c、3dにより構成される。第2の機器指定ボタン3のそれぞれは、第1の機器指定ボタン1およびグループ指定ボタン2により選択されているリモートコントローラの操作モードに応じて、それぞれ異なる制御コードを出力する。なお、リモートコントローラの操作モードは、第1の機器指定ボタン1およびグループ指定ボタン2が押下されて別の操作モードに切り換えられるまで継続する。
ボタン3aは、モードδにおいてAVアンプの入力を入力Dに切り換える制御コードを出力する。ボタン3bは、モードδにおいてAVアンプの入力を入力Eに切り換える制御コードを出力する。ボタン3cは、モードδにおいてAVアンプの入力を入力Fに切り換える制御コードを出力する。ボタン3dは、モードδにおいてAVアンプの入力を入力Gに切り換える制御コードを出力する。このように、オーディオグループを共通のモードδとし、モードδにおいてオーディオ機器の選択を行うことにより、既存のリモートコントローラのボタン数や配置を変更させることなく、複数のオーディオ機器の切り換えを行うことができる。
各種機能ボタン4は、例えば数字ボタン4a、4b、4c、4dにより構成される。機能ボタン4のそれぞれが押下されると、第1の機器指定ボタン1およびグループ指定ボタン2により選択されているリモートコントローラの操作モードに応じた制御コードが出力される。
次にこのリモートコントローラを用いてAVアンプの入力を切り換える動作について説明する。
入力Aへの切り換えは、ボタン1aを押下することによりなされる。すなわち、ボタン1aを押下すると、AVアンプの入力を入力Aに接続されているテレビジョン受像機に切り換えるための制御コードが出力されると共に、リモートコントローラの操作モードがモードα(テレビジョン受像機モード)となる。
テレビジョン受像機モードでは、数字ボタン4aを押した場合、テレビジョン受像機用の数字ボタン4aの制御コードが出力され、数字ボタン4bを押した場合はテレビジョン受像機用の数字ボタン4bの制御コードが出力される。例えば数字ボタンに対応するチャンネルが選局される。
入力Bへの切り換えは、ボタン1bを押下することによりなされる。すなわち、ボタン1bを押下すると、AVアンプの入力を入力Bに接続されているDVDレコーダに切り換えるための制御コードが出力されると共に、リモートコントローラの操作モードがモードβ(DVDレコーダモード)となる。
DVDレコーダモードでは、数字ボタン4aを押した場合、DVDレコーダ用の数字ボタン4aの制御コードが出力され、数字ボタン4bを押した場合はDVDレコーダ用の数字ボタン4bの制御コードが出力される。例えばDVDの数字ボタンに対応する箇所が再生される。
同様に、入力Cへの切り換えは、ボタン1cを押下することによりなされる。すなわち、ボタン1cを押下すると、AVアンプの入力を入力Cに接続されているCSチューナに切り換えるための制御コードが出力されると共に、リモートコントローラの操作モードがモードγ(CSチューナモード)となる。
CSチューナモードでは、数字ボタン4aを押した場合、CSチューナ用の数字ボタン4aの制御コードが出力され、数字ボタン4bを押した場合はCSチューナ用の数字ボタン4bの制御コードが出力される。例えば数字ボタンに対応するチャンネルが選局される。
入力Dへの切り換えは、グループ指定ボタン2を押下した後、ボタン3aを押下することによりなされる。すなわち、グループ指定ボタン2を押下してリモートコントローラの操作モードをモードδ(オーディオモード)に切り換えた後、ボタン3aを押下してAVアンプの入力を入力Dに接続されているカセットテーププレーヤに切り換えるための制御コードを出力する。
同様に、入力Eへの切り換えは、グループ指定ボタン2を押下した後、ボタン3bを押下することによりなされる。入力Fへの切り換えは、グループ指定ボタン2を押下した後、ボタン3cを押下することによりなされる。入力Gへの切り換えは、グループ指定ボタン2を押下した後、ボタン2dを押下することによりなされる。
このように、入力D、入力E、入力F、入力Gへの切り換えは、入力A、入力B、入力Cへの切り換えを行う場合に比べて、ボタンを押下する回数が増えてしまう問題が生じる。この発明の一実施の形態では、グループ指定ボタン2を押下したときに、AVアンプの入力を、オーディオグループのうち直前に指定されたオーディオ機器と同じオーディオ機器に切り換える制御コードが出力されるので、ボタン操作の回数を少なくすることができる。
例えば、モードδの状態で、ボタン3cを押下してAVアンプの入力を入力Fに接続されているCDプレーヤに切り換えるための制御コードを出力する。その後、ボタン1aを押下して、リモートコントローラの操作モードをモードαに切り換えると共にAVアンプを入力Aのテレビジョン受像機に切り換えても、その後グループ指定ボタン2を押下するだけで、リモートコントローラの操作モードをモードδに切り換えると共に、AVアンプの入力を入力FのCDプレーヤに切り換えることができる。したがって、ボタン操作の回数が減り、操作性を向上させることができる。特に、オーディオグループのうち特定のオーディオ機器に切り換えることが多いユーザにとって、操作の煩雑さを解消することができる。
次に、図2を参照して、このリモートコントローラにおいてグループ指定ボタン2が押下されたときの処理の流れについて説明する。図2に示す処理は、特別な記載がない限り、リモートコントローラ内の制御部の制御下で処理が行われるものとする。なお、制御部を含むリモートコントローラの内部構成については後述する。
まず、ステップS1において、ユーザによってグループ指定ボタン2が押下されると、ステップS2において、リモートコントローラの操作モードをモードδに変更する。
次に、ステップS3において、以前にモードδで第2の機器指定ボタン3のいずれかが押下されて、AVアンプの入力をオーディオグループのうちのいずれかのオーディオ機器に切り換える制御コードが出力されたか否かが判断される。
ステップS3において以前にモードδで第2の機器指定ボタン3のいずれかが押下されていないと判断された場合は、処理がステップS4に移行する。ステップS4では所定の動作、例えばオーディオグループのうち予め設定している所定のオーディオ機器に切り換える制御コードを出力する動作を行う。また、リモートコントローラをモードδに切り換えるだけで、制御コードの出力は行わないようにしても良い。その場合は、ユーザが第2の機器指定ボタン3のいずれかのボタンを押下することによってAVアンプの入力が切り換えられる。
ステップS3において以前にモードδで第2の機器指定ボタン3のいずれかが押下されたと判断された場合は、処理がステップS5に移行する。ステップS5では、モードδにおいて、第2の機器指定ボタン3のうち直前に押されたボタンがボタン3aであるか否かが判断される。
ステップS5において直前に押されたボタンがボタン3aであると判断された場合は、処理がステップS6に移行し、AVアンプを入力Dに切り換える制御コードを出力して処理が終了する。
一方、ステップS5において直前に押されたボタンがボタン3aではないと判断された場合は、処理がステップS7に移行する。ステップS7では、モードδにおいて、第2の機器指定ボタン3のうち直前に押されたボタンはボタン3bであるか否かが判断される。
ステップS7において直前に押されたボタンがボタン3bであると判断された場合は、処理がステップS8に移行し、AVアンプを入力Eに切り換える制御コードを出力して処理が終了する。
一方、ステップS7において直前に押されたボタンがボタン3bではないと判断された場合は、処理がステップS9に移行する。ステップS9では、モードδにおいて、第2の機器指定ボタン3のうち直前に押されたボタンはボタン3cであるか否かが判断される。
ステップS9において直前に押されたボタンがボタン3cであると判断された場合は、処理がステップS10に移行し、AVアンプを入力Fに切り換える制御コードを出力して処理が終了する。
一方、ステップS9において直前に押されたボタンがボタン3cではないと判断された場合は、処理がステップS11に移行する。ステップS11では、モードδにおいて、第2の機器指定ボタン3のうち直前に押されたボタンはボタン3dであるか否かが判断される。
次に、ステップS12において、AVアンプを入力Gに切り換える制御コードを出力して処理が終了する。
以下、この発明をAVアンプのリモートコントロールに対して適用した一実施の形態について具体的に説明する。AVアンプとは、一般的に下記の機能を有するアンプ(増幅器)のことである。
・オーディオ信号用のプリメインアンプの機能(オーディオ機器用信号切り換え、音量、トーン、バランス調整などのプリアンプ機能、スピーカを駆動するメイン(パワー)アンプの機能)。
・映像機器用信号切り換え機能。
・D/Aコンバータ、A/Dコンバータの機能。
・デジタル信号処理機能(オーディオ圧縮フォーマットの復号等)。
・サブウーファーを含むマルチチャンネルのスピーカを駆動する機能。サブウーファーとは、低域を専門に受け持つスピーカのことであり、100〜150Hz以下の低域周波数の成分の再生を受け持つ。
最近では、多種のAV機器が市販され、ホームシアター等を構成する場合に、図3に示すように、多くのAV機器とスピーカ装置18とがAVアンプ10に対して接続される。スピーカ装置18は、複数のスピーカを含み、5.1チャンネル、または7.1チャンネルのサラウンド再生、フロントサラウンド再生が可能とされている。AVアンプ10は、上述した機能を実現するための回路が内蔵されている。図3では、この発明に関連する構成要素として、入力切り換え器としてのオーディオセレクタ11が示されている。
AVアンプ10に対してテレビジョン受像機12が接続され、AVアンプ10からテレビジョン受像機12に対してAV信号が供給される。AVアンプ10に対して映像機器としてディスクレコーダ13、衛星放送チューナ14、CDプレーヤ15、FMレシーバ16およびデジタルオーディオプレーヤ17が接続されている。
ディスクレコーダ13は、DVDレコーダ、ブルーレイディスク(BD)レコーダまたはHD DVDレコーダである。ディスクレコーダ13により再生されたAV信号がAVアンプ10を介してテレビジョン受像機12によって再生される。また、AVアンプ10に対して入力されるAV信号をディスクレコーダ13が記録できる。
衛星放送チューナ14は、有料のCS放送の番組を視聴するためのチューナである。CDプレーヤ15は、CDを再生するプレーヤである。CDに限らず、スーパーオーディオCD(SACD)、MD等の再生が可能なプレーヤでも良い。FMレシーバ16は、FM放送を受信するチューナである。デジタルオーディオプレーヤプレーヤ17は、小型ハードディスク、フラッシュメモリ等を使用した携帯型のオーディオプレーヤである。
オーディオ機器であるCDプレーヤ15、FMレシーバ16およびデジタルオーディオプレーヤ17のそれぞれの出力オーディオ信号がAVアンプ10内部のオーディオセレクタ11によって選択されるようになされている。なお、FMレシーバ16を外付け機器とせずに、AVアンプ10の内部にFMチューナを持ち、AVアンプ10には、FMアンテナを接続する構成も可能である。その場合でも、内蔵のFMチューナの出力がオーディオセレクタ11によって選択可能とされている。
後述するように、この発明によるリモートコントローラ40は、AVアンプ10と、AVアンプ10に接続された周辺機器(テレビジョン受像機12、ディスクレコーダ13、衛星放送チューナ14、CDプレーヤ15、FMレシーバ16、デジタルオーディオプレーヤ17)のリモートコントロールが可能とされている。なお、これらの周辺機器以外の他の機器例えばゲーム機器等をAVアンプ10に対して接続することも可能である。
この発明を適用できるAVアンプ10の一例について図4Aおよび図4Bを参照して説明する。図4Aに示すように、AVアンプ10の前面パネルには、リモートコントローラ受光部21、表示部22、入力切り換えボタン23、プリセット選択ボタン24、音量調整ボタン25と、電源ボタン26とが設けられている。
リモートコントローラ受光部21は、リモートコントローラ40が送信した赤外光信号を受光する。表示部22は、選択している入力の種類の表示、AVアンプ10の動作モードの表示等を行う。入力切り換えボタン23は、再生するソース(機器)を選択するために押される。プリセット選択ボタン24は、予め登録されている放送局を切り換えるために押される。音量調整ボタン25は、音量調整のために操作される。電源ボタン26は、AVアンプ10の電源のオン/オフのために押される。
図4Bに示すように、AVアンプ10の背面パネルには、複数の端子が設置されている。2系統のHDMI(High-Definition Multimedia Interface:商品名) 入力端子27、28と、1系統のHDMI出力端子29が設けられている。HDMIでは、ビデオ・オーディオを非圧縮でディスク再生装置からテレビジョン受像機へ転送することができる。例えば一方のHDMI入力端子27と衛星放送チューナ14との間がHDMIケーブルで接続可能であり、他方のHDMI入力端子28とディスクレコーダ13との間がHDMIケーブルで接続可能である。
AVアンプ10の背面パネルにデジタルメディア(DM:Digital Media)ポート30が備えられている。デジタルメディアポート30に対してデジタルメディアポートアダプタを介して携帯型デジタルオーディオプレーヤ17が接続され、デジタルオーディオプレーヤ17の再生オーディオ信号がAVアンプ10に供給される。図3においては、デジタルメディアポートアダプタの図示が省略されている。
AVアンプ10の背面パネルにアナログオーディオ信号の入力端子(例えばRCAピン)31、32、33が備えられている。各端子は、左右のオーディオ信号に対応する一対のRCAピンを有しており、アナログオーディオケーブルでもって各機器のアナログオーディオ出力端子と接続される。アナログ入力端子31に対してFMレシーバ16の出力オーディオ信号が供給される。アナログ入力端子32にライン入力例えばCDプレーヤ15の再生オーディオ信号が供給される。ライン入力としては、ビデオデッキの再生オーディオ信号を供給しても良い。アナログ入力端子33にテレビジョン受像機12の出力オーディオ信号が供給される。
さらに、AVアンプ10には、デジタルオーディオ信号用のデジタル端子が設けられている。デジタル端子としては、同軸デジタル端子35および37と、光デジタル端子34、36、38とが備えられている。
光デジタル端子34とテレビジョン受像機12の光デジタル端子との間が光デジタルケーブルで接続され、テレビジョン受像機12のオーディオ信号出力がデジタルでAVアンプ10に伝送される。
同軸デジタル端子35または光デジタル端子36と、衛星放送チューナ14との間が同軸ケーブルまたは光デジタルケーブルを介して接続され、衛星放送チューナ14の出力デジタル音声信号がAVアンプ10に供給される。衛星放送チューナ14の出力映像信号は、映像コードによって接続されたテレビジョン受像機12対して供給される。
同軸デジタル端子37または光デジタル端子38と、ディスクレコーダ13との間が同軸ケーブルまたは光デジタルケーブルを介して接続され、ディスクレコーダ13の出力デジタル音声信号がAVアンプ10に供給される。ディスクレコーダ13の出力映像信号は、映像コードによって接続されたテレビジョン受像機12対して供給される。
なお、入力信号としては、アナログ信号の形態、デジタル信号の形態があり、デジタル信号の形態でもHDMI、光デジタル、同軸デジタルの形態がある。あるオーディオ信号に関して複数の入力端子が使用された場合には、予め定められた優先順位でもって、入力が選択される。すなわち、光デジタル→同軸デジタル→アナログの順序で選択の優先順位が定められている。
次に、AVアンプ10および複数のAV機器を遠隔制御可能なリモートコントローラ40について説明する。図5は、一実施の形態によるリモートコントローラ40の構成の外観の一例を示す正面図である。図示するリモートコントローラ40は、筐体の表面に設けられた複数の操作ボタンと、赤外線、電波等の送信信号を送信する送信部41と、スライドにより開閉自在のシャッター42とを備えている。図示はしないが、シャッター内部にも複数の操作ボタンが配置されている。
複数の操作ボタンは、例えば、電源オン/オフ用ボタン43、第1の機器指定ボタン44、グループ指定ボタンとしてオーディオボタン45、第2の機器指定ボタン46、AV電源ボタン47、入力切り換えボタン48、テレビジョン(TV)モード切り換えボタン49、数字ボタン50、アナログボタン51、カラーボタン52、方向ボタン53、確定ボタン54、機能ボタン55、AV機器の再生・停止等の動作に使用する操作ボタン56、ミュートボタン57、音量調整ボタン58、チャンネルボタン59等によって構成される。
第1の機器指定ボタン44は、テレビジョン(TV)ボタン44a、BD/DVDボタン44b、衛星放送(SAT)ボタン44cにより構成される。第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン45は、筐体の幅方向に一列に配置されている。
第2の機器指定ボタン46は、LINE INボタン46a、FMボタン46b、デジタルメディアポート(DMPORT)ボタン46cによって構成される。第2の機器指定ボタン46は、第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン45とは異なる位置に配列されている。
このリモートコントローラ40は、リモートコントローラの操作モードをテレビジョン(TV)モード、BD/DVDモード、SATモード、オーディオモードに切り換え、操作モードに応じて各操作ボタンからそれぞれ異なる制御コードを出力することにより、AVアンプ10およびAVアンプ10に接続される周辺機器を個別に制御することが可能とされている。
図6および下記の表1を参照して、リモートコントローラ40の主な操作ボタンの機能について説明する。図6は、図5に示すリモートコントローラ40の部分拡大図である。表1は、図6に示すリモートコントローラ40の操作ボタンの制御コードの機能を、操作モードごとにまとめた表である。なお、表1中の記号「・」は特定の制御コードを有さず、リモートコントローラ40から制御コードが出力されないことを意味する。
Figure 2009118185
電源オン/オフ用ボタン43は、AVアンプ10の電源のオン/オフを切り換えるボタンである。
テレビボタン44aは、AVアンプ10の入力をテレビジョン受像機12に切り換える制御コードを出力する。また、リモートコントローラ40の操作モードをTVモードに切り換える。TVモードでは、テレビジョン受像機12を遠隔制御することが可能となる。
BD/DVDボタン44bは、AVアンプ10の入力をディスクレコーダ13に切り換える制御コードを出力する。また、リモートコントローラ40の操作モードをBD/DVDモードに切り換える。BD/DVDモードでは、ディスクレコーダ13を遠隔制御することが可能となる。
SATボタン44cは、AVアンプ10の入力を衛星放送チューナ14に切り換える制御コードを出力する。また、リモートコントローラ40の操作モードをSATモードに切り換える。SATモードでは、衛星放送チューナ14を遠隔制御することが可能となる。
オーディオボタン45は、AVアンプ10の入力をオーディオセレクタ11からの出力信号に切り換える。また、リモートコントローラ40の操作モードをオーディオモードに切り換える。オーディオモードでは、オーディオ機器を遠隔制御することが可能となる。
また、オーディオボタン45は、以前にオーディオセレクタ11によってオーディオ機器であるCDプレーヤ15、FMレシーバ16およびデジタルオーディオプレーヤ17のいずれかが選択がされたことがある場合は、直前にオーディオセレクタ11によって選択されたオーディオ機器と同じオーディオ機器に切り換える制御コードを出力する。
以前にオーディオセレクタ11によってCDプレーヤ15、FMレシーバ16およびデジタルオーディオプレーヤ17のいずれかが選択されたことが無い場合は、例えば、CDプレーヤ15、FMレシーバ16およびデジタルオーディオプレーヤ17のうち所定のオーディオ機器に切り換える制御コードを出力することができる。また、リモートコントローラ40の操作モードをオーディオモードに切り換えるだけで、AVアンプ10に対して特定の制御コードを出力しない構成としても良い。
ここで、第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン46は、自照式のボタンによって構成される。自照式のボタンは、例えばシリコンラバー等の半透明の材料からなるボタンと、リモートコントローラ40の筐体内部に設けられるチップLED(Light Emitting Diode)等の発光部によって構成される。発光部は、第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン46の直下の位置にそれぞれ設けられ、発光部の点灯/消灯によって、第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン46の位置を点灯させる。リモートコントローラ40の各種操作ボタン46〜58が押下された場合、第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン46のうち現在選択されている操作モードのボタンが押されてから短時間、点灯される。
LINE INボタン46aは、オーディオモードにおいて、オーディオセレクタ11によって選択される入力を、ライン入力に入力されるCDプレーヤ15に切り換える制御コードを出力する。また、LINE INボタン46aは、TVモードおよびBD/DVDモードでは、テレビジョン受像機12あるいはディスクレコーダ13を地上デジタル放送に切り換える制御コードを出力する。
FMボタン46bは、オーディオモードにおいて、オーディオセレクタ11によって選択される入力を、FMレシーバ16に切り換える制御コードを出力する。また、FMボタン46bは、TVモードおよびBD/DVDモードでは、テレビジョン受像機12あるいはディスクレコーダ13をBSデジタル放送に切り換える制御コードを出力する。
DMPORTボタン46cは、オーディオモードにおいて、オーディオセレクタ11によって選択される入力を、DMPORTに入力されるデジタルオーディオプレーヤ17に切り換える制御コードを出力する。また、DMPORTボタン46cは、TVモードおよびBD/DVDモードでは、テレビジョン受像機12あるいはディスクレコーダ13をCSデジタル放送に切り換える制御コードを出力する。
AV電源ボタン47は、TVモード、BD/DVDモード、およびSATモードにおいて、指定された機器の電源のオン/オフを切り換える。すなわち、TVモードではテレビジョン受像機12の電源を切り換え、BD/DVDモードではディスクプレーヤ13の電源を切り換え、SATモードでは衛星放送チューナ14の電源を切り換える。
入力切り換えボタン48は、TVモードおよびBD/DVDモードにおいて、テレビジョン受像機12あるいはディスクレコーダ13の入力を切り換える。テレビモード切り換えボタン49は、制御コード出力は行わないが、リモートコントローラ40の操作モードをテレビモードに切り換える。これにより、リモートコントローラ40をテレビジョン受像機12のリモートコントローラとして使用することができる。なお、テレビモード切り換えボタン49を押してから例えば60秒間リモートコントローラ40の操作がなされなかったり、テレビモード切り換えボタン49が再度押下されたりしたときは、テレビモード切り換えボタン49によって切り換えられたTVモードを解除することができる。
数字ボタン50は、TVモード、BD/DVDモード、およびSATモードにおいてチャンネルの入力や、オーディオモードにおいてトラックを直接入力するボタンである。アナログボタン51は、TVモード、BD/DVDモードにおいて、テレビジョン受像機12あるいはディスクレコーダ13を地上アナログ放送に切り換える。カラーボタンは、BD/DVDモードにおいて地上デジタル放送の操作に使用される。
図7を参照して、リモートコントローラ40の内部の構成について説明する。図7に示すように、リモートコントローラ40は、制御部62を有し、この制御部62に、操作入力部61、メモリ63、LED64、および赤外線LED65が接続されている。
操作入力部61は、リモートコントローラ40に設けられた複数の操作ボタンを示しており、入力操作があった場合にその操作ボタンに応じた入力信号が制御部62に供給される。
制御部62は、例えばCPU(Central Processing Unit )などにより構成されるマイクロコンピュータである。制御部62は、制御部62に接続されるメモリ63に記憶されているプログラムを実行することにより、リモートコントローラ40の各部を統括的に制御する。
制御部62に操作入力部から入力信号が供給されると、制御部62はどの操作ボタンが押下されたかを検出し、現在選択されている操作モードに応じて、押下された操作ボタンの制御コードを生成する。生成された制御コードは変調されて、赤外線LED65に供給される。
グループ指定ボタンであるオーディオボタン45が押下されたときは、制御部62は、メモリ63に記憶されている、オーディオモードにおいて直前に指定されたオーディオ機器の読み出しを行い、記憶されているオーディオ機器と同じオーディオ機器を選択するための制御コードを生成する。また、リモートコントローラ40の操作モードをオーディオモードに切り換える。メモリ63にオーディオモードにおいて直前に指定されたオーディオ機器が記憶されていないときは、例えばオーディオ機器のうち所定のオーディオ機器を選択するための制御コードを生成する。リモートコントローラ40の操作モードをオーディオモードに切り換えるだけで、制御コードの生成を行わなくても良い。
オーディオボタン45が押下された後、第2の機器指定ボタン46が押下されることにより新たにオーディオ機器の指定がなされた場合は、制御部63は、新たに指定されたオーディオ機器を、直前に指定されたオーディオ機器としてメモリ63に記憶させる。
また、制御部19は、第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン45の位置に設けられたLED64の点灯/消灯を制御する。すなわち、操作入力部61が押下されたとき、現在選択されている操作モードに対応する第1の機器指定ボタン44およびオーディオボタン45のLED64を点灯させる。
メモリ63は、例えばRAM(Random Access Memory)等によって構成される。メモリ63には、表1に示すような各操作モードに応じた操作ボタンの制御コードのデータ、オーディオモードにおいて直前に指定されたオーディオ機器のデータ、現在の操作モード等が記憶されており、制御部62によって読み出し可能とされている。
LED64は、制御部からの制御信号に応じて、点灯/消灯が切り換えられる。操作入力部61を押下したときにLEDが点灯されることによって、ユーザは現在のリモートコントローラ40の操作モードを把握することができる。
赤外線LED65には制御部3から変調された制御コードが供給され、赤外線によるリモートコントローラ信号として出力される。
次に、リモートコントローラ40からの信号を受信するリモートコントローラ受信部の構成について、図8を参照して説明する。図8に示すように、このリモートコントローラ受信部は、受光部71と、制御部72と、機器制御部73によって構成される。
受光部71は、例えばAVアンプ10のリモートコントローラ受光部21に対応するものであり、リモートコントローラ40の赤外線LED65から送信されたリモートコントローラ信号を受信する受光素子により構成される。
受光部71によって受信されたリモートコントローラ信号は、制御部72に供給される。制御部72は、例えばCPUなどにより構成される。制御部72は供給されたリモートコントローラ信号を増幅し、増幅されたリモートコントローラ信号を波形成形した後、解読復調を行う。解読復調されたリモートコントローラの制御コードは機器制御部73に供給される。機器制御部73は、供給されたリモートコントローラの制御コードに基づいて、機器の動作を制御する。
以下、図3に示すようなAVアンプ10を中心として構成されたAVシステムにおいて、リモートコントローラ40を使用した制御について説明する。
テレビジョン受像機12の音声をAVアンプ10に接続されたスピーカ装置18によって聞く場合:テレビジョン受像機12の電源をオンし、所望の番組を選択する。AVアンプ10の電源をオンする。リモートコントローラ40のTVボタン44aを押す。スピーカ装置18によって再生される音量を音量調整ボタン58によって調整する。TVボタン44aを押すことによって、リモートコントローラ40をテレビジョン受像機12のリモートコントローラとして使用することが可能となる。
ディスクレコーダ13でディスクを再生する場合:テレビジョン受像機12の電源をオンする。ディスクレコーダ13のAVアンプ10の電源をオンする。リモートコントローラ40のBD/DVDボタン44bを押す。テレビジョン受像機12の入力を切り換える。ディスクレコーダ13でディスクを再生する。これらの操作の結果、テレビジョン受像機12の画面に再生映像が表示されると共に、スピーカ装置18によって音声が再生される。BD/DVDボタン44bを押すことによって、リモートコントローラ40をディスクレコーダ13のリモートコントローラとして使用することが可能となる。
衛星放送チューナ14の音声を聞く場合:テレビジョン受像機12の電源をオンする。衛星放送チューナ14とAVアンプ10の電源をオンする。リモートコントローラ40のSATボタン44cを押す。テレビジョン受像機12の入力を切り換える。スピーカ装置18によって再生される音量を音量調整ボタン58によって調整する。SATボタン44cを押すことによって、リモートコントローラ40を衛星放送チューナ14のリモートコントローラとして使用することが可能となる。
オーディオセレクタ11に対して接続された機器の音声を聞く場合:リモートコントローラ40のオーディオボタン45が押される。この操作によってオーディオセレクタ11の出力オーディオ信号を聞くように、AVアンプ10が設定される。後述するように、オーディオセレクタ11が直前に選択した機器と同一の機器を接続するように、リモートコントローラ40からの制御コードがAVアンプ10に対して送信される。
一番最初にオーディオボタン45が押される場合、あるいはユーザが機器を切り換える場合には、以下のような操作が行われる。
・ライン入力端子32に接続されたCDプレーヤ15の再生オーディオ信号を聞く場合:リモートコントローラ40のオーディオボタン45が押され、次にLINE INボタン46aが押される。CDプレーヤ15の電源をオンする。CDプレーヤ15の出力オーディオ信号がオーディオセレクタ11で選択されてスピーカ装置18によって再生される。LINE INボタン46aを押すことによって、リモートコントローラ40をCDプレーヤ15のリモートコントローラとして使用することが可能となる。
・FM入力端子31に接続されたFMレシーバ16の音声を聞く場合:リモートコントローラ40のオーディオボタン45が押され、次にFMボタン46bが押される。FMレシーバ16の電源をオンする。FMレシーバ16の出力オーディオ信号がオーディオセレクタ11で選択されてスピーカ装置18によって再生される。FMボタン46を押すことによって、リモートコントローラ40をFMレシーバ16のリモートコントローラとして使用することが可能となる。
・デジタルメディアポート30に接続されたデジタルオーディオプレーヤ17の再生オーディオ信号を聞く場合:リモートコントローラ40のオーディオボタン46が押され、次にDMPORTボタン46cが押される。デジタルオーディオプレーヤ17の再生動作を開始する。デジタルオーディオプレーヤ17の出力オーディオ信号がオーディオセレクタ11で選択されてスピーカ装置18によって再生される。DMPORTボタン46を押すことによって、リモートコントローラ40をデジタルオーディオプレーヤ17のリモートコントローラとして使用することが可能となる。
なお、AVアンプ10に対して接続される機器のメーカーが同一でない場合もありうる。この場合では、リモートコントローラ40の所定のボタン操作によって、例えば取り扱い説明書の記載されている機器のメーカー番号に対応する数字ボタンを押すことによって、その機器をリモートコントロールすることが可能とされている。
ここで、リモートコントローラ40のオーディオボタン45が押されると、リモートコントローラ40の制御部62によって図2に示すような処理が行われる。以前にオーディオセレクタ11によってオーディオセレクタ11に接続された機器の選択がなされた場合は、オーディオセレクタ11が直前に選択した機器と同一の機器を接続するように、リモートコントローラ40から制御コードが出力される。
したがって、オーディオモードにおいて、直前に選択したオーディオ機器と同じオーディオ機器を選択する場合には、オーディオボタン45を押下するだけで、リモートコントローラ40の操作モードをオーディオモードに切り換えると共に、AVアンプの入力をオーディオセレクタ11に接続されるオーディオ機器のうち、直前に選択さえていたオーディオ機器に切り換えることができる。
例えば、オーディオモードにおいてCDプレーヤ15の再生オーディオ信号を聞いた後、リモートコントローラ40のTVボタン44aを押下してAVアンプ10の入力をテレビジョン受像機12に切り換え、再びオーディオモードにおいてCDプレーヤ15の再生オーディオ信号を聞く場合:リモートコントローラ40のオーディオボタン45が押される。オーディオボタン45を押すことによって、リモートコントローラ40をCDプレーヤ15のリモートコントローラとして使用することが可能となる。CDプレーヤ15の電源をオンする。CDプレーヤ15の出力オーディオ信号がオーディオセレクタ11で選択されてスピーカ装置18によって再生される。この操作では、オーディオボタン45を押下した後、LINE INボタン46aを押すことによってオーディオ機器の選択を行う必要がないため、ボタン操作の回数を減らすことができる。
同様に、オーディオモードにおいてM入力端子31に接続されたFMレシーバ16あるいはデジタルメディアポート30に接続されたデジタルオーディオプレーヤ17のオーディオ信号を聞いた後、リモートコントローラ40のTVボタン44aを押下してAVアンプ10の入力をテレビジョン受像機12に切り換え、再びオーディオモードにおいてFMレシーバ16あるいはデジタルオーディオプレーヤ17のオーディオ信号を聞く場合にも、オーディオボタン45を押下するだけで、リモコン40をオーディオモードに切り換えると共に、オーディオ機器の切り換えを行うことができる。
以上、この発明の一実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の一実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば直前に選択した入力をリモートコントローラのメモリに記憶せずに、AVアンプの不揮発性メモリに記憶しておくようにしても良い。また、オーディオセレクタの代わりにビデオセレクタを使用し、ビデオ機器を選択するボタンとビデオセレクタにより選択される機器を指定するボタンとをリモートコントローラに設けるようにしても良い。また、この発明は、AVアンプに限らず、AV信号の切り換えを行うAVコントローラのリモートコントローラに対しても適用することができる。さらに、リモートコントローラは、赤外線を使用したものに限らず、無線通信を行うものも使用することができる。
この発明の一実施の形態によるリモートコントローラのボタン配置図の一例を示す概略図である。 この発明の一実施の形態によるリモートコントローラのグループ指定ボタンが押下されたときになされる出力処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の一実施の形態によるリモートコントローラを適用することができるAV機器およびその周辺機器の接続構成を示す概略図である。 この発明の一実施の形態によるAVアンプの構成の一例を示す概略図である。 この発明の一実施の形態によるリモートコントローラの一例を示す平面図である。 この発明の一実施の形態によるリモートコントローラの部分拡大図である。 この発明の一実施の形態によるリモートコントローラの内部の構造を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態によるリモートコントローラの受信部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・第1の機器指定ボタン
2・・・グループ指定ボタン
3・・・第2の機器指定ボタン
4・・・操作ボタン
10・・・AVアンプ
11・・・オーディオセレクタ
12・・・テレビジョン受像機
13・・・ディスクレコーダ
14・・・衛星放送チューナ
15・・・CDプレーヤ
16・・・FMレシーバ
17・・・デジタルオーディオプレーヤ
18・・・スピーカ装置
21・・・リモートコントローラ受光部
21・・・表示部
23・・・入力切り換えボタン
24・・・プリセットボタン
41・・・送信部
42・・・シャッター
44・・・第1の機器指定ボタン
45・・・オーディオボタン
46・・・第2の機器指定ボタン

Claims (4)

  1. 複数のビデオ機器または複数のオーディオ機器から入力される複数のビデオ信号または複数のオーディオ信号を切り換えて出力する機能を有する電子機器に対するリモートコントローラであって、
    上記複数のビデオ機器または複数のオーディオ機器の中で所望の機器を指定する複数の第1の機器指定ボタンと、
    上記複数のビデオ機器またはオーディオ機器のうちのグループを指定する1つのグループ指定ボタンと、
    上記グループの中の1つの機器を指定する第2の機器指定ボタンと、
    ボタン操作の入力を受け付け、上記ボタン操作に応じた制御信号を生成する制御部と、
    上記制御信号を送信する送信部と、を備え、
    上記制御部は、直前に、上記第2の機器指定ボタンにより指定された機器を記憶し、上記グループ指定ボタンが操作された時に、上記記憶されている機器を選択する制御信号を生成するリモートコントローラ。
  2. 上記制御部は、上記第1の機器指定ボタンおよび上記グループ指定ボタンにより指定された機器およびグループに応じて、上記ボタン操作に応じて生成される制御信号を変化させる請求項1記載のリモートコントローラ。
  3. 上記第1の機器指定ボタンおよび上記グループ指定ボタンのそれぞれは発光部を有し、
    上記制御部は、上記第1の機器指定ボタンおよび上記グループ指定ボタンの操作に対応して上記発光部を点灯させると共に、上記第1の機器指定ボタンおよび上記グループ指定ボタン以外のボタンのボタン操作を受け付けた時に、現在指定されている機器に対応するボタンの上記発光部を点灯させる請求項1記載のリモートコントローラ。
  4. 筐体の幅方向に上記第1の機器指定ボタンが配列され、上記第1の機器指定ボタンと異なる位置に上記第2の機器指定ボタンが上記幅方向に配列された請求項1記載のリモートコントローラ。
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