JPH06180974A - 能動音響再生装置およびその制御装置 - Google Patents
能動音響再生装置およびその制御装置Info
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- JPH06180974A JPH06180974A JP4298774A JP29877492A JPH06180974A JP H06180974 A JPH06180974 A JP H06180974A JP 4298774 A JP4298774 A JP 4298774A JP 29877492 A JP29877492 A JP 29877492A JP H06180974 A JPH06180974 A JP H06180974A
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- sound
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- control signal
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
- H04B1/20—Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver
- H04B1/205—Circuits for coupling gramophone pick-up, recorder output, or microphone to receiver with control bus for exchanging commands between units
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 CDプレーヤなどの既存のコンポーネントお
よび、音響再生装置との互換性の有無にかかわらず後に
購入する制御装置に結合できる能動音響再生装置を供す
る。 【構成】 能動音響再生装置は、音響信号および、その
音響信号を処理ための設定信号(音量設定値、フィルタ
係数)をディジタルバスを通じて受信する。通常、それ
らの設定信号は、適切な制御装置によって供給される。
この装置が存在しない場合、そのタスクは、マスタとし
て動作する1機の音響再生装置によって引き受けられ
る。セットアップ手順において、音響再生装置のいずれ
がマスタとして動作するかが判定され、各音響再生装置
は、遠隔制御信号を受信し、ディジタルバスを通じてマ
スタの音響再生装置に送信するように適応している。そ
の後、設定信号をディジタルバスを通じて関連する音響
再生装置に配信する。制御装置またはマスタとして動作
する音響再生装置は、別の空間に配置することができ
る。
よび、音響再生装置との互換性の有無にかかわらず後に
購入する制御装置に結合できる能動音響再生装置を供す
る。 【構成】 能動音響再生装置は、音響信号および、その
音響信号を処理ための設定信号(音量設定値、フィルタ
係数)をディジタルバスを通じて受信する。通常、それ
らの設定信号は、適切な制御装置によって供給される。
この装置が存在しない場合、そのタスクは、マスタとし
て動作する1機の音響再生装置によって引き受けられ
る。セットアップ手順において、音響再生装置のいずれ
がマスタとして動作するかが判定され、各音響再生装置
は、遠隔制御信号を受信し、ディジタルバスを通じてマ
スタの音響再生装置に送信するように適応している。そ
の後、設定信号をディジタルバスを通じて関連する音響
再生装置に配信する。制御装置またはマスタとして動作
する音響再生装置は、別の空間に配置することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、能動音響再生装置に関
する。これは、未処理の音響信号を受信し、その信号を
音質制御や出力増幅といった信号処理動作に供給する音
響再生装置を意味するものと解する。本発明はまた、こ
うした音響再生装置を制御するための制御装置に関す
る。
する。これは、未処理の音響信号を受信し、その信号を
音質制御や出力増幅といった信号処理動作に供給する音
響再生装置を意味するものと解する。本発明はまた、こ
うした音響再生装置を制御するための制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述した形式の能動音響再生装置は、欧
州特許出願書EP−A1−0 082905号によって
公知である。この公知の能動音響再生装置は、音響信号
を受信するための音響入力、供給された設定信号に応答
して音響信号を処理するための信号処理回路、設定信号
を受信するための制御入力および設定信号を信号処理回
路へ供給するための制御回路を有する。音響再生装置に
は、未処理の音響信号が供給される。「未処理」という
用語は、信号が音量、音質およびバランス制御などのい
かなる処理動作も受けていないことを意味するものと解
する。音響信号は、音響再生装置に到達するまで、信号
処理動作を受けない。その目的に必要とされる制御信号
を設定信号と称する。これらの信号は、特に、所望の音
量、音質およびバランスに関する値を含み、同様に音響
再生装置に供給される。
州特許出願書EP−A1−0 082905号によって
公知である。この公知の能動音響再生装置は、音響信号
を受信するための音響入力、供給された設定信号に応答
して音響信号を処理するための信号処理回路、設定信号
を受信するための制御入力および設定信号を信号処理回
路へ供給するための制御回路を有する。音響再生装置に
は、未処理の音響信号が供給される。「未処理」という
用語は、信号が音量、音質およびバランス制御などのい
かなる処理動作も受けていないことを意味するものと解
する。音響信号は、音響再生装置に到達するまで、信号
処理動作を受けない。その目的に必要とされる制御信号
を設定信号と称する。これらの信号は、特に、所望の音
量、音質およびバランスに関する値を含み、同様に音響
再生装置に供給される。
【0003】この公知の音響再生装置は、それらの制御
信号および設定信号を、以下、制御装置と称する、送信
部から受信する。制御装置は、複数の音源から再生すべ
き音響信号を選択し、その信号を音響再生装置に供給す
る。さらに、制御装置は、遠隔制御装置から受信される
遠隔制御コマンドに応答して設定信号を生成する。音源
は、例えば、レコードプレーヤ、チューナ、カセットレ
コーダ、CDプレーヤなどである。音響信号および制御
信号は、公知の音響再生装置にディジタルで送信され
る。必要な場合、音源からの音響信号は、制御装置によ
ってディジタル化され、送信用にフォーマットされる。
信号および設定信号を、以下、制御装置と称する、送信
部から受信する。制御装置は、複数の音源から再生すべ
き音響信号を選択し、その信号を音響再生装置に供給す
る。さらに、制御装置は、遠隔制御装置から受信される
遠隔制御コマンドに応答して設定信号を生成する。音源
は、例えば、レコードプレーヤ、チューナ、カセットレ
コーダ、CDプレーヤなどである。音響信号および制御
信号は、公知の音響再生装置にディジタルで送信され
る。必要な場合、音源からの音響信号は、制御装置によ
ってディジタル化され、送信用にフォーマットされる。
【0004】音源がすでにディジタル信号を生成してい
る場合、ディジタル化は不要であることは明白であろ
う。CDプレーヤなどの所与の音源がそれ自体で1機以
上の音響再生装置への直接供給に適したフォーマットで
ディジタル音響信号を事前に生成することは実現可能で
ある。その場合には、原則的に、高額な制御装置は余分
である。しかし、CDプレーヤなどの現行の音源は、こ
うした音響再生装置用の設定信号を生成し、それらの信
号をスピーカに供給するように適応していない。従っ
て、公知の音響再生装置は、CDプレーヤに接続できな
い。同じ問題は、音響再生装置に設定信号を供給するよ
うに適応していない制御装置が存在する場合に生じる。
それは、制御装置および音響再生装置が、例えば両者の
商標が異なるなどして、互換性がない場合にも生じ得
る。
る場合、ディジタル化は不要であることは明白であろ
う。CDプレーヤなどの所与の音源がそれ自体で1機以
上の音響再生装置への直接供給に適したフォーマットで
ディジタル音響信号を事前に生成することは実現可能で
ある。その場合には、原則的に、高額な制御装置は余分
である。しかし、CDプレーヤなどの現行の音源は、こ
うした音響再生装置用の設定信号を生成し、それらの信
号をスピーカに供給するように適応していない。従っ
て、公知の音響再生装置は、CDプレーヤに接続できな
い。同じ問題は、音響再生装置に設定信号を供給するよ
うに適応していない制御装置が存在する場合に生じる。
それは、制御装置および音響再生装置が、例えば両者の
商標が異なるなどして、互換性がない場合にも生じ得
る。
【0005】未処理の音響信号および関連する設定信号
の能動音響再生装置への送信は、同一の音響信号である
が、設定値が異なる信号を、異なる音響再生装置に供給
できるという利点を有する。前記の欧州特許出願書は、
異なる音響再生装置について異なる搬送周波数がその目
的で使用できる、または、設定信号が複数の音響再生装
置に対して時分割多重化により送信できることを記載し
ている。例えば、居間に音響再生装置(または、ステレ
オ再生の場合は1組の音響再生装置)を配置し、寝室な
どの別の空間に別の音響再生装置を配置することが可能
である。同一の音響信号がそれらの2機の音響再生装置
に供給される。音響再生装置は能動スピーカとして実施
され、異なる設定信号を受信するので、音量、音質およ
びバランスが両方の空間で個別に調整可能である。しか
し、使用者は、制御装置が位置する空間で公知の音響再
生装置を操作する。例えば、制御装置が居間にある場合
に、寝室で音量を制御することはできない。
の能動音響再生装置への送信は、同一の音響信号である
が、設定値が異なる信号を、異なる音響再生装置に供給
できるという利点を有する。前記の欧州特許出願書は、
異なる音響再生装置について異なる搬送周波数がその目
的で使用できる、または、設定信号が複数の音響再生装
置に対して時分割多重化により送信できることを記載し
ている。例えば、居間に音響再生装置(または、ステレ
オ再生の場合は1組の音響再生装置)を配置し、寝室な
どの別の空間に別の音響再生装置を配置することが可能
である。同一の音響信号がそれらの2機の音響再生装置
に供給される。音響再生装置は能動スピーカとして実施
され、異なる設定信号を受信するので、音量、音質およ
びバランスが両方の空間で個別に調整可能である。しか
し、使用者は、制御装置が位置する空間で公知の音響再
生装置を操作する。例えば、制御装置が居間にある場合
に、寝室で音量を制御することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、公知
の音響再生装置の上述の欠点を補うことである。詳細に
は、本発明の目的は、CDプレーヤなどの既存のコンポ
ーネントおよび、音響再生装置との互換性の有無にかか
わらず後に購入する制御装置に結合できる能動音響再生
装置を供することである。
の音響再生装置の上述の欠点を補うことである。詳細に
は、本発明の目的は、CDプレーヤなどの既存のコンポ
ーネントおよび、音響再生装置との互換性の有無にかか
わらず後に購入する制御装置に結合できる能動音響再生
装置を供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
面に従えば、その音響再生装置は、制御信号を送信する
ための制御出力および遠隔制御信号を受信するための手
段を有することを特徴とする。その制御回路は、「マス
タモード」に切り換え可能である。このモードでは、制
御回路は、設定信号を生成し、それらを遠隔制御信号が
受信された時に制御出力へ供給するように適応してい
る。
面に従えば、その音響再生装置は、制御信号を送信する
ための制御出力および遠隔制御信号を受信するための手
段を有することを特徴とする。その制御回路は、「マス
タモード」に切り換え可能である。このモードでは、制
御回路は、設定信号を生成し、それらを遠隔制御信号が
受信された時に制御出力へ供給するように適応してい
る。
【0008】音響再生装置がCDプレーヤまたは「非互
換性」制御装置に結合されている場合、音響再生装置は
いかなる設定信号も受信しない。その場合、制御装置に
よってその音響再生装置および他の音響再生装置のため
の設定信号に変換される遠隔制御信号を受信する。その
時、音響再生装置は、いわば、後続の音響再生装置用の
制御装置として動作する。遠隔制御信号は、遠隔制御装
置からの赤外線経路などによって受信される。
換性」制御装置に結合されている場合、音響再生装置は
いかなる設定信号も受信しない。その場合、制御装置に
よってその音響再生装置および他の音響再生装置のため
の設定信号に変換される遠隔制御信号を受信する。その
時、音響再生装置は、いわば、後続の音響再生装置用の
制御装置として動作する。遠隔制御信号は、遠隔制御装
置からの赤外線経路などによって受信される。
【0009】オーディオシステムにおけるそれらの音響
再生装置のうちの1機がマスタモードに切り換え可能で
あれば、それで十分である。しかし、実際には、オーデ
ィオシステムの音響再生装置の全部が同一であれば、そ
れが適切である。その場合、その他の音響再生装置は、
好ましくは、各自の制御回路がそれぞれの制御出力を介
して「マスタ」へ遠隔制御信号を通過させるように適応
している「スレーブモード」に切り換え可能である。そ
れによって、遠隔制御装置が指向的に感度を有し、他の
音響再生装置の1機の方向に向けられていれば、遠隔制
御信号がマスタに到達することも行える。遠隔制御信号
は、別の空間の音響再生装置によって受信された場合、
マスタまたは制御装置に到達することさえできる。
再生装置のうちの1機がマスタモードに切り換え可能で
あれば、それで十分である。しかし、実際には、オーデ
ィオシステムの音響再生装置の全部が同一であれば、そ
れが適切である。その場合、その他の音響再生装置は、
好ましくは、各自の制御回路がそれぞれの制御出力を介
して「マスタ」へ遠隔制御信号を通過させるように適応
している「スレーブモード」に切り換え可能である。そ
れによって、遠隔制御装置が指向的に感度を有し、他の
音響再生装置の1機の方向に向けられていれば、遠隔制
御信号がマスタに到達することも行える。遠隔制御信号
は、別の空間の音響再生装置によって受信された場合、
マスタまたは制御装置に到達することさえできる。
【0010】音響再生装置において遠隔制御信号を受信
し、それを制御装置へ通過させることは、それ自体、ド
イツ特許明細書DE 29 17 078号によって公
知であることを指摘しておかなければならない。この制
御装置は別の空間に配置することができる。しかしこの
明細書は、すでに処理されている音響信号を受信する受
動スピーカに関するものである。
し、それを制御装置へ通過させることは、それ自体、ド
イツ特許明細書DE 29 17 078号によって公
知であることを指摘しておかなければならない。この制
御装置は別の空間に配置することができる。しかしこの
明細書は、すでに処理されている音響信号を受信する受
動スピーカに関するものである。
【0011】音響再生装置内の制御回路が「マスタモー
ド」または「スレーブモード」のいずれで動作すべきか
を指示するために、音響再生装置は、例えば、使用者に
よって設定される「マスタ/スレーブ」位置を備えたス
イッチを有してよい。しかし、制御回路は、好ましく
は、「マスタ要求」制御信号を送信し、それに応答して
いかなる「マスタ存在」制御信号も受信しない場合に
「マスタモード」で動作するように適応している。「マ
スタ要求」制御信号は、例えば、音響再生装置の電源ス
イッチを入れられた直後に送信される。互換性のある制
御装置が存在する場合、それは、接続された全部の音響
再生装置がスレーブモードに切り換えられるようにその
要求信号に応答する。「マスタ要求」制御信号に応答す
る互換制御装置がまったく存在しない場合、そのマスタ
機能は、「マスタ存在」制御信号の不在を最初に検出す
る音響再生装置によって引き受けられる。これは、通
常、最初に電源スイッチを入れられた音響再生装置とな
る。マスタモードに切り換えられると、関連する音響再
生装置は、以降、他の音響再生装置がスレーブモードに
切り換えられるように、「マスタ存在」制御信号を配信
する。
ド」または「スレーブモード」のいずれで動作すべきか
を指示するために、音響再生装置は、例えば、使用者に
よって設定される「マスタ/スレーブ」位置を備えたス
イッチを有してよい。しかし、制御回路は、好ましく
は、「マスタ要求」制御信号を送信し、それに応答して
いかなる「マスタ存在」制御信号も受信しない場合に
「マスタモード」で動作するように適応している。「マ
スタ要求」制御信号は、例えば、音響再生装置の電源ス
イッチを入れられた直後に送信される。互換性のある制
御装置が存在する場合、それは、接続された全部の音響
再生装置がスレーブモードに切り換えられるようにその
要求信号に応答する。「マスタ要求」制御信号に応答す
る互換制御装置がまったく存在しない場合、そのマスタ
機能は、「マスタ存在」制御信号の不在を最初に検出す
る音響再生装置によって引き受けられる。これは、通
常、最初に電源スイッチを入れられた音響再生装置とな
る。マスタモードに切り換えられると、関連する音響再
生装置は、以降、他の音響再生装置がスレーブモードに
切り換えられるように、「マスタ存在」制御信号を配信
する。
【0012】別の実施例では、この音響再生装置は、音
響信号が供給される音響検出器を備える。その制御回路
は、音響検出器に結合されており、音響信号が検出され
た時に「マスタ要求」制御信号を送信するように適応し
ている。これにより、互換制御装置が存在するが、その
装置がまだ電源スイッチを入れられていない場合に、音
響再生装置がマスタとして動作するのを防ぐ。マスタ機
能は、制御装置の電源スイッチが入れられ、音響信号が
供給された時にのみ割り当てられる。
響信号が供給される音響検出器を備える。その制御回路
は、音響検出器に結合されており、音響信号が検出され
た時に「マスタ要求」制御信号を送信するように適応し
ている。これにより、互換制御装置が存在するが、その
装置がまだ電源スイッチを入れられていない場合に、音
響再生装置がマスタとして動作するのを防ぐ。マスタ機
能は、制御装置の電源スイッチが入れられ、音響信号が
供給された時にのみ割り当てられる。
【0013】この音響再生装置はまた、好ましくは、音
響出力および、その音響出力へ音響信号を供給するため
のスイッチング手段を備える。制御回路は、このスイッ
チング手段に結合されており、「マスタモード」動作時
に音響信号を音響出力に供給するように適応している。
この実施例では、音響再生装置の音響信号は、そのスイ
ッチング手段を介して以降の音響再生装置に結合されて
いる。従って、複数の音響再生装置が連鎖形で相互接続
される。最初に、音響入力および音響出力は、その連鎖
の第1の音響再生装置だけが音響信号を受信するため
に、相互接続されない。この第1の音響再生装置はその
時点で「マスタ要求」制御信号を送信する。互換制御装
置がまったく存在しなければ、この要求にはいっさい応
答がない。これにより、第1の音響再生装置はマスタと
して動作を開始できる。それによって、その音響信号は
若干の遅延を伴って第2の音響再生装置に供給される。
さらに、第1の音響再生装置は「マスタ存在」制御信号
を配信する。好ましくは、他の音響再生装置は、それら
が「マスタ存在」制御信号によって「スレーブモード」
にされた直後に、その音響信号を通過させる。その後は
それ以上の遅延はもはや生じない。
響出力および、その音響出力へ音響信号を供給するため
のスイッチング手段を備える。制御回路は、このスイッ
チング手段に結合されており、「マスタモード」動作時
に音響信号を音響出力に供給するように適応している。
この実施例では、音響再生装置の音響信号は、そのスイ
ッチング手段を介して以降の音響再生装置に結合されて
いる。従って、複数の音響再生装置が連鎖形で相互接続
される。最初に、音響入力および音響出力は、その連鎖
の第1の音響再生装置だけが音響信号を受信するため
に、相互接続されない。この第1の音響再生装置はその
時点で「マスタ要求」制御信号を送信する。互換制御装
置がまったく存在しなければ、この要求にはいっさい応
答がない。これにより、第1の音響再生装置はマスタと
して動作を開始できる。それによって、その音響信号は
若干の遅延を伴って第2の音響再生装置に供給される。
さらに、第1の音響再生装置は「マスタ存在」制御信号
を配信する。好ましくは、他の音響再生装置は、それら
が「マスタ存在」制御信号によって「スレーブモード」
にされた直後に、その音響信号を通過させる。その後は
それ以上の遅延はもはや生じない。
【0014】本発明の別の面に従えば、制御回路は、送
信側音響再生装置を識別する送信器アドレスを、その信
号が送信される際に遠隔制御信号に付加するように適応
している。「マスタモード」において、制御回路は、そ
の送信器アドレスを検出し、対応する宛先アドレスを送
信された設定信号と関係づけるように適応している。こ
れは、音響再生装置の第1の組が空間Aにあり、音響再
生装置の第2の組が別の空間Bにある場合に適切であ
る。マスタとして動作している音響再生装置(または制
御装置)が空間Aにあり、空間Bから遠隔制御信号を受
信する場合、空間Bに向けられた設定信号は空間Bにあ
る音響再生装置によって認識され実行される。
信側音響再生装置を識別する送信器アドレスを、その信
号が送信される際に遠隔制御信号に付加するように適応
している。「マスタモード」において、制御回路は、そ
の送信器アドレスを検出し、対応する宛先アドレスを送
信された設定信号と関係づけるように適応している。こ
れは、音響再生装置の第1の組が空間Aにあり、音響再
生装置の第2の組が別の空間Bにある場合に適切であ
る。マスタとして動作している音響再生装置(または制
御装置)が空間Aにあり、空間Bから遠隔制御信号を受
信する場合、空間Bに向けられた設定信号は空間Bにあ
る音響再生装置によって認識され実行される。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に従った能動音響再生装置の
実施例の説明図である。この音響再生装置は、特に、信
号処理回路2、スイッチ3および音響検出器4が結合さ
れている音響入力1を有する。受信された音響信号は、
信号処理回路2を介してスピーカ5によって再生され、
スイッチ3によって音響出力6に結合される。この音響
再生装置はさらに、音響検出器4からの検出信号Dを受
信し、スイッチング信号Sをスイッチ3に供給し、設定
信号Iによって信号処理回路2を制御する、制御回路7
を有する。制御回路7はさらに、制御信号を送受信する
ための双方向制御接続8、および、赤外線遠隔制御信号
IRを受信するための遠隔制御受信器9に結合されてい
る。音響再生装置はまた、それが空間A、BまたはCの
いずれに位置するかを指示するための設定スイッチ1
0、および、左(L)、右(R)またはモノラル(M)
の音響再生装置のいずれであるかを指示するための設定
スイッチ11を備えている。スイッチ10および11
は、制御回路7に結合されており、使用者によって設定
される。
実施例の説明図である。この音響再生装置は、特に、信
号処理回路2、スイッチ3および音響検出器4が結合さ
れている音響入力1を有する。受信された音響信号は、
信号処理回路2を介してスピーカ5によって再生され、
スイッチ3によって音響出力6に結合される。この音響
再生装置はさらに、音響検出器4からの検出信号Dを受
信し、スイッチング信号Sをスイッチ3に供給し、設定
信号Iによって信号処理回路2を制御する、制御回路7
を有する。制御回路7はさらに、制御信号を送受信する
ための双方向制御接続8、および、赤外線遠隔制御信号
IRを受信するための遠隔制御受信器9に結合されてい
る。音響再生装置はまた、それが空間A、BまたはCの
いずれに位置するかを指示するための設定スイッチ1
0、および、左(L)、右(R)またはモノラル(M)
の音響再生装置のいずれであるかを指示するための設定
スイッチ11を備えている。スイッチ10および11
は、制御回路7に結合されており、使用者によって設定
される。
【0016】入力1に供給される音響信号は、好ましく
は、国際電気標準会議(IEC)によって規定され、
“Digital audio interface
(ディジタル音響インタフェース)”(1989年)に
記載された、国際標準ディジタルステレオ信号である。
は、国際電気標準会議(IEC)によって規定され、
“Digital audio interface
(ディジタル音響インタフェース)”(1989年)に
記載された、国際標準ディジタルステレオ信号である。
【0017】音響検出器4は、公知の方法で実施するこ
とができる。音響信号がアナログ信号であれば、音響検
出器は整流回路およびスレショルド検出器などを含む。
音響信号がディジタル信号であれば、音響検出器は、デ
ータ信号の有無を検出するPLLクロック再生器として
形成される。
とができる。音響信号がアナログ信号であれば、音響検
出器は整流回路およびスレショルド検出器などを含む。
音響信号がディジタル信号であれば、音響検出器は、デ
ータ信号の有無を検出するPLLクロック再生器として
形成される。
【0018】図1に示す能動音響再生装置は、以下のよ
うに動作する。音響再生装置は、その音響入力1で未処
理のステレオ信号を受信する。「未処理」という用語
は、その音響信号が音量および音質制御などのいかなる
処理動作も受けていないことを意味するものと解する。
音響信号は、この制御回路によって供給されるゲイン係
数、フィルタ係数などの形式による設定信号Iに応答し
て信号処理回路2内で処理される。そのために、設定信
号は、オペレーションコードOPCおよびデータDTA
を含む。オペレーションコードは、その設定信号が関係
する動作の形式(音量、低域、高域)を指示し、その処
理動作の量的値を、例えば、音量:30dB、低域:1
50 Hz、高域:15 kHzというように指示す
る。
うに動作する。音響再生装置は、その音響入力1で未処
理のステレオ信号を受信する。「未処理」という用語
は、その音響信号が音量および音質制御などのいかなる
処理動作も受けていないことを意味するものと解する。
音響信号は、この制御回路によって供給されるゲイン係
数、フィルタ係数などの形式による設定信号Iに応答し
て信号処理回路2内で処理される。そのために、設定信
号は、オペレーションコードOPCおよびデータDTA
を含む。オペレーションコードは、その設定信号が関係
する動作の形式(音量、低域、高域)を指示し、その処
理動作の量的値を、例えば、音量:30dB、低域:1
50 Hz、高域:15 kHzというように指示す
る。
【0019】いくつかの設定信号が音響再生装置内で局
所的に生成される。設定スイッチ11の位置に応じて、
信号処理回路が左または右の音響信号を再生するか、ま
たは、モノラル再生のために両方の信号を加算するかを
指示するために、設定信号が生成される。その他の設定
信号は、他の位置にある制御回路の双方向制御接続8を
介して音響再生装置によって受信される。これらの設定
信号は、その信号が空間A、BまたはCの音響再生装置
に向けられたものであるかを指示する宛先アドレスを有
する。制御回路7は、その宛先アドレスを設定スイッチ
10の位置と比較し、それらが一致すれば、その設定信
号を信号処理回路に供給する。
所的に生成される。設定スイッチ11の位置に応じて、
信号処理回路が左または右の音響信号を再生するか、ま
たは、モノラル再生のために両方の信号を加算するかを
指示するために、設定信号が生成される。その他の設定
信号は、他の位置にある制御回路の双方向制御接続8を
介して音響再生装置によって受信される。これらの設定
信号は、その信号が空間A、BまたはCの音響再生装置
に向けられたものであるかを指示する宛先アドレスを有
する。制御回路7は、その宛先アドレスを設定スイッチ
10の位置と比較し、それらが一致すれば、その設定信
号を信号処理回路に供給する。
【0020】図2は、音響信号および制御信号が周波数
分割多重(FDM)で受信され、共通接続を通じて送信
される、能動音響再生装置の好ましい実施例を示す。前
述のディジタルステレオ信号は約1 MHzのビットレ
ートであり、制御信号は約1kHzのビットレートを有
する。これらの信号は、フィルタによって相互に結合ま
たは分離される。図2は、図1の要素と同一の要素を同
一の参照番号で示している。第1の接続12は、制御信
号用双方向接続およびディジタル音響信号用入力であ
る。第2の接続13は、制御信号用双方向接続およびデ
ィジタル音響信号用出力である。高域フィルタ14a
は、受信された制御信号を接続12から分離し、その音
響信号を、上述と同様に、信号処理回路2、スイッチ3
および音響検出器4に供給する。高域フィルタ14b
は、スイッチ3の音響信号を接続13に供給する。制御
回路7によって生成される制御信号は、低域フィルタ1
5aを介して接続12へ、低域フィルタ15bを介して
接続13へ供給される。接続12によって受信される制
御信号は、低域フィルタ16aを介して制御回路へ供給
される。接続13によって受信される制御信号は、低域
フィルタ16bを介して制御回路へ供給される。
分割多重(FDM)で受信され、共通接続を通じて送信
される、能動音響再生装置の好ましい実施例を示す。前
述のディジタルステレオ信号は約1 MHzのビットレ
ートであり、制御信号は約1kHzのビットレートを有
する。これらの信号は、フィルタによって相互に結合ま
たは分離される。図2は、図1の要素と同一の要素を同
一の参照番号で示している。第1の接続12は、制御信
号用双方向接続およびディジタル音響信号用入力であ
る。第2の接続13は、制御信号用双方向接続およびデ
ィジタル音響信号用出力である。高域フィルタ14a
は、受信された制御信号を接続12から分離し、その音
響信号を、上述と同様に、信号処理回路2、スイッチ3
および音響検出器4に供給する。高域フィルタ14b
は、スイッチ3の音響信号を接続13に供給する。制御
回路7によって生成される制御信号は、低域フィルタ1
5aを介して接続12へ、低域フィルタ15bを介して
接続13へ供給される。接続12によって受信される制
御信号は、低域フィルタ16aを介して制御回路へ供給
される。接続13によって受信される制御信号は、低域
フィルタ16bを介して制御回路へ供給される。
【0021】この能動音響再生装置(図1および図2参
照)の制御回路7は、好ましくは、メモリ(図示せず)
に記憶されたプログラムを実行するマイクロプロセッサ
である。メインプログラムとも称するこのプログラム
は、図3に図示している。このプログラムは、音響再生
装置が電源スイッチを入れられる際に実行される、以下
セットアッププログラム(SU)と称する、サブプログ
ラム40を含む。以降、メインプログラムは段階30
で、赤外線制御信号が遠隔制御受信器(図1および図2
の9)によって受信されているか、または、制御信号が
双方向接続(図1および図2の8、12、13)によっ
て受信されているかを判定する。前者の場合、メインプ
ログラムは、以下リモートプログラム(RM)と称する
サブプログラム50を実行する。後者の場合、メインプ
ログラムは、以下制御プログラム(CTRL)と称する
サブプログラム60を実行する。これら3つのサブプロ
グラムについて、以下に詳述する。 〔セットアッププログラム〕図4は、図3で参照番号4
0によって指示されたセットアッププログラムSUの流
れ図を示す。このセットアッププログラムは、音響再生
装置が電源に接続された時にマイクロプロセッサによっ
て実行される。セットアッププログラムの段階41で、
音響再生装置の音響入力と音響出力との間の接続は、マ
イクロプロセッサ7がスイッチング信号Sによってスイ
ッチ3(図1および図2参照)を開くので、制御回路に
よって遮断される。その後、段階42で、「マスタ存
在」制御信号MPが制御入力を通じて受信されているか
どうかが確認される。それが否定であれば、段階43で
音響検出器4(図1および図2参照)が音響信号を検出
しているかどうかが確認される。それも否定であれば、
セットアッププログラムは段階42に戻る。その後、音
響再生装置は不活動状態のままである。セットアッププ
ログラムは、「マスタ存在」制御信号が受信された後、
または、音響信号が検出された後のいずれかに継続され
る。「マスタ存在」制御信号の受信は、その音響再生装
置に対して、互換制御装置が接続されている、または、
別の音響再生装置がマスタモードで動作するということ
を指示する。その後、段階46で、音響再生装置はスレ
ーブモードになる。そのため、値0がマイクロプロセッ
サのメモリの論理変数Mなどに割り当てられる。
照)の制御回路7は、好ましくは、メモリ(図示せず)
に記憶されたプログラムを実行するマイクロプロセッサ
である。メインプログラムとも称するこのプログラム
は、図3に図示している。このプログラムは、音響再生
装置が電源スイッチを入れられる際に実行される、以下
セットアッププログラム(SU)と称する、サブプログ
ラム40を含む。以降、メインプログラムは段階30
で、赤外線制御信号が遠隔制御受信器(図1および図2
の9)によって受信されているか、または、制御信号が
双方向接続(図1および図2の8、12、13)によっ
て受信されているかを判定する。前者の場合、メインプ
ログラムは、以下リモートプログラム(RM)と称する
サブプログラム50を実行する。後者の場合、メインプ
ログラムは、以下制御プログラム(CTRL)と称する
サブプログラム60を実行する。これら3つのサブプロ
グラムについて、以下に詳述する。 〔セットアッププログラム〕図4は、図3で参照番号4
0によって指示されたセットアッププログラムSUの流
れ図を示す。このセットアッププログラムは、音響再生
装置が電源に接続された時にマイクロプロセッサによっ
て実行される。セットアッププログラムの段階41で、
音響再生装置の音響入力と音響出力との間の接続は、マ
イクロプロセッサ7がスイッチング信号Sによってスイ
ッチ3(図1および図2参照)を開くので、制御回路に
よって遮断される。その後、段階42で、「マスタ存
在」制御信号MPが制御入力を通じて受信されているか
どうかが確認される。それが否定であれば、段階43で
音響検出器4(図1および図2参照)が音響信号を検出
しているかどうかが確認される。それも否定であれば、
セットアッププログラムは段階42に戻る。その後、音
響再生装置は不活動状態のままである。セットアッププ
ログラムは、「マスタ存在」制御信号が受信された後、
または、音響信号が検出された後のいずれかに継続され
る。「マスタ存在」制御信号の受信は、その音響再生装
置に対して、互換制御装置が接続されている、または、
別の音響再生装置がマスタモードで動作するということ
を指示する。その後、段階46で、音響再生装置はスレ
ーブモードになる。そのため、値0がマイクロプロセッ
サのメモリの論理変数Mなどに割り当てられる。
【0022】「マスタ存在」制御信号の受信が先行せず
に、音響信号の存在が検出された場合、セットアッププ
ログラムは段階44を実行する。段階44では、「マス
タ要求」制御信号MRが生成され、送信される。互換制
御装置が存在する場合、または、別の音響再生装置がす
でにマスタモードとなっている場合、それらは、その要
求に対して「マスタ存在」制御信号の送信によって応答
する。段階45で、この「マスタ存在」制御信号が認識
される。その後、段階46で、音響再生装置はスレーブ
モードになる。段階45で、所定の時間内に要求に対し
てまったく応答がないと判定された場合、セットアップ
プログラムは段階47を実行し、音響再生装置はマスタ
モードになる。そのため、論理変数Mに値1が割り当て
られる。さらに、段階48で、マイクロプロセッサは、
その音響再生装置を含むオーディオシステムの他のコン
ポーネントに「マスタ存在」信号を送信する。
に、音響信号の存在が検出された場合、セットアッププ
ログラムは段階44を実行する。段階44では、「マス
タ要求」制御信号MRが生成され、送信される。互換制
御装置が存在する場合、または、別の音響再生装置がす
でにマスタモードとなっている場合、それらは、その要
求に対して「マスタ存在」制御信号の送信によって応答
する。段階45で、この「マスタ存在」制御信号が認識
される。その後、段階46で、音響再生装置はスレーブ
モードになる。段階45で、所定の時間内に要求に対し
てまったく応答がないと判定された場合、セットアップ
プログラムは段階47を実行し、音響再生装置はマスタ
モードになる。そのため、論理変数Mに値1が割り当て
られる。さらに、段階48で、マイクロプロセッサは、
その音響再生装置を含むオーディオシステムの他のコン
ポーネントに「マスタ存在」信号を送信する。
【0023】このようにして、音響再生装置がマスタモ
ードまたはスレーブモードのいずれかで動作するかが決
定された後、セットアッププログラムは段階49を実行
し、音響入力と音響出力とが相互接続される。その時、
音響再生装置は、双方向接続を介して制御信号を、また
は、遠隔制御受信器を介して赤外線遠隔制御信号を受信
できる状態になる。 〔リモートプログラム〕図5は、図3で参照番号50に
よって指示されたリモートプログラムRMの流れ図を示
す。このリモートプログラムは、赤外線遠隔制御信号が
遠隔制御受信器(図1および図2の9を参照)によって
受信され、マイクロプロセッサに供給された場合に実行
される。リモートプログラムの段階51では、マイクロ
プロセッサは設定スイッチA/B/C(図1および図2
の10を参照)を走査する。このスイッチは、使用者に
よって設定され、音響再生装置が空間A、BまたはCの
いずれに配置されているかを指示する。引き続き段階5
1で、対応する値A、BまたはCがパラメータABCに
割り当てられる。その後、リモートプログラムは段階5
2で、受信された遠隔制御コマンドをパラメータCOM
に割り当てる。パラメータCOMは、「音量増」、「低
域減」、「高域増」などといった使用者コマンドを表
す。
ードまたはスレーブモードのいずれかで動作するかが決
定された後、セットアッププログラムは段階49を実行
し、音響入力と音響出力とが相互接続される。その時、
音響再生装置は、双方向接続を介して制御信号を、また
は、遠隔制御受信器を介して赤外線遠隔制御信号を受信
できる状態になる。 〔リモートプログラム〕図5は、図3で参照番号50に
よって指示されたリモートプログラムRMの流れ図を示
す。このリモートプログラムは、赤外線遠隔制御信号が
遠隔制御受信器(図1および図2の9を参照)によって
受信され、マイクロプロセッサに供給された場合に実行
される。リモートプログラムの段階51では、マイクロ
プロセッサは設定スイッチA/B/C(図1および図2
の10を参照)を走査する。このスイッチは、使用者に
よって設定され、音響再生装置が空間A、BまたはCの
いずれに配置されているかを指示する。引き続き段階5
1で、対応する値A、BまたはCがパラメータABCに
割り当てられる。その後、リモートプログラムは段階5
2で、受信された遠隔制御コマンドをパラメータCOM
に割り当てる。パラメータCOMは、「音量増」、「低
域減」、「高域増」などといった使用者コマンドを表
す。
【0024】段階53で、フォーマット<R><ABC
><COM>の制御信号が構成される。<R>は、その
制御信号が遠隔制御信号を表すことを指示するプリアン
ブルである。<ABC>は空間を、<COM>は使用者
コマンドを表す。このようにして構成された制御信号は
段階54で送信される。その後リモートプログラムは終
了する。
><COM>の制御信号が構成される。<R>は、その
制御信号が遠隔制御信号を表すことを指示するプリアン
ブルである。<ABC>は空間を、<COM>は使用者
コマンドを表す。このようにして構成された制御信号は
段階54で送信される。その後リモートプログラムは終
了する。
【0025】リモートプログラムは、音響再生装置が遠
隔制御信号を受信した場合に各音響再生装置によって実
行されることを指摘しておかなければならない。その音
響再生装置がマスタモードまたはスレーブモードのいず
れで動作するかは関係がない。 〔制御プログラム〕図6は、図3で参照番号60によっ
て指示された制御プログラムCTRLの流れ図を示す。
この制御プログラムは、制御信号が双方向制御接続(図
1および図2の8、12、13を参照)を介して受信さ
れた場合に実行される。
隔制御信号を受信した場合に各音響再生装置によって実
行されることを指摘しておかなければならない。その音
響再生装置がマスタモードまたはスレーブモードのいず
れで動作するかは関係がない。 〔制御プログラム〕図6は、図3で参照番号60によっ
て指示された制御プログラムCTRLの流れ図を示す。
この制御プログラムは、制御信号が双方向制御接続(図
1および図2の8、12、13を参照)を介して受信さ
れた場合に実行される。
【0026】段階61で、制御プログラムは、受信され
た制御信号が「マスタ要求」制御信号MRであるかどう
かを確認する。後述のように、こうした「マスタ要求」
制御信号は任意の時点で別の音響再生装置によって送信
することができる。制御信号が「マスタ要求」制御信号
であれば、制御プログラムは段階62で音響再生装置が
マスタモードで動作するかどうかを確認する。それが肯
定であれば、音響再生装置は、制御プログラムの段階6
3で「マスタ存在」制御信号MPを配信する。音響再生
装置がスレーブモードで動作する場合、制御プログラム
はその「マスタ要求」制御信号に反応しない。
た制御信号が「マスタ要求」制御信号MRであるかどう
かを確認する。後述のように、こうした「マスタ要求」
制御信号は任意の時点で別の音響再生装置によって送信
することができる。制御信号が「マスタ要求」制御信号
であれば、制御プログラムは段階62で音響再生装置が
マスタモードで動作するかどうかを確認する。それが肯
定であれば、音響再生装置は、制御プログラムの段階6
3で「マスタ存在」制御信号MPを配信する。音響再生
装置がスレーブモードで動作する場合、制御プログラム
はその「マスタ要求」制御信号に反応しない。
【0027】段階64で、「マスタ要求」制御信号以外
の制御信号のうちで、受信された制御信号の形式が判定
される。そのため、その制御信号がいずれのプリアンブ
ルを備えているかが確認される。前述の通り、制御信号
は、それが遠隔制御装置によって生成された使用者コマ
ンドを表すことを指示するためにプリアンブル<R>を
備えることができる。しかし、制御信号は、代わりに、
信号処理回路へ供給される設定信号としてもよい。その
場合、後述の通り、その制御信号はプリアンブル<I>
を備える。
の制御信号のうちで、受信された制御信号の形式が判定
される。そのため、その制御信号がいずれのプリアンブ
ルを備えているかが確認される。前述の通り、制御信号
は、それが遠隔制御装置によって生成された使用者コマ
ンドを表すことを指示するためにプリアンブル<R>を
備えることができる。しかし、制御信号は、代わりに、
信号処理回路へ供給される設定信号としてもよい。その
場合、後述の通り、その制御信号はプリアンブル<I>
を備える。
【0028】段階64でその制御信号がプリアンブル<
R>を備えていると判定された場合、段階65で、音響
再生装置がマスタモードで動作するかどうかが確認され
る。それが否定であれば、その制御信号はそれ以上処理
されず、制御プログラムは終了する。音響再生装置がマ
スタモードで動作する場合、以下の段階が生起する。段
階66で、空間コード<ABC>およびコマンド<CO
M>がその制御信号から読み取られる。例えば、制御信
号<R><ABC=B><COM=「音量増」>は、
「音量増」の使用者コマンドが空間Bで生成されたこと
を意味する。制御プログラムは、内部メモリにおいて空
間Bの現在設定値を検査する。続いて段階67で、コマ
ンド<COM>が、関係する音響再生装置の信号処理回
路へ供給されるオペレーションコードOPCおよびデー
タDTAに変換される。例えば、「音量増」コマンドの
場合、3 dBの量が空間Bにある音響再生装置の現在
音量設定値に加算されるはずである。現在音量設定値が
50 dBである場合、制御プログラムは、段階67
で、フォーマット<OPC=音量><DTA=53>の
設定信号を構成する。コマンドが「バランス左」であっ
たとすれば、制御プログラムは、例えば、フォーマット
<OPC=音量><DTA=53左,47右>の設定信
号を生成するであろう。
R>を備えていると判定された場合、段階65で、音響
再生装置がマスタモードで動作するかどうかが確認され
る。それが否定であれば、その制御信号はそれ以上処理
されず、制御プログラムは終了する。音響再生装置がマ
スタモードで動作する場合、以下の段階が生起する。段
階66で、空間コード<ABC>およびコマンド<CO
M>がその制御信号から読み取られる。例えば、制御信
号<R><ABC=B><COM=「音量増」>は、
「音量増」の使用者コマンドが空間Bで生成されたこと
を意味する。制御プログラムは、内部メモリにおいて空
間Bの現在設定値を検査する。続いて段階67で、コマ
ンド<COM>が、関係する音響再生装置の信号処理回
路へ供給されるオペレーションコードOPCおよびデー
タDTAに変換される。例えば、「音量増」コマンドの
場合、3 dBの量が空間Bにある音響再生装置の現在
音量設定値に加算されるはずである。現在音量設定値が
50 dBである場合、制御プログラムは、段階67
で、フォーマット<OPC=音量><DTA=53>の
設定信号を構成する。コマンドが「バランス左」であっ
たとすれば、制御プログラムは、例えば、フォーマット
<OPC=音量><DTA=53左,47右>の設定信
号を生成するであろう。
【0029】続いて、段階68で、フォーマット<I>
<ABC><OPC><DTA>の制御信号が構成さ
れ、送信される。<ABC>は、受信制御信号に存在し
たものと同一の空間コードであり、<I>は、その制御
信号が設定信号を表すことを指示するプリアンブルを表
す。その後、制御プログラムは終了する。
<ABC><OPC><DTA>の制御信号が構成さ
れ、送信される。<ABC>は、受信制御信号に存在し
たものと同一の空間コードであり、<I>は、その制御
信号が設定信号を表すことを指示するプリアンブルを表
す。その後、制御プログラムは終了する。
【0030】上述のことから明らかなように、制御プロ
グラムによって受信された制御信号は、プリアンブル<
I>を備えることができる。それらの信号は、信号処理
回路に供給されるオペレーションコード<OPC>およ
びデータ<DTA>を含む設定信号である。段階64
で、制御信号がそうした形式のものであると判定された
場合、その制御信号の空間コード<ABC>は段階69
でその音響再生装置の設定スイッチ10(図1および図
2参照)の位置と比較される。それらが一致しなけれ
ば、その設定信号は明らかに当該の空間に向けられたも
のではなく、その制御信号は無視される。受信された空
間コードが設定スイッチと一致した場合、制御プログラ
ムは、段階70で、受信されたオペレーションコード<
OPC>およびデータ<DTA>を信号処理回路へ供給
する。それらのデータが、例えば、前述のフォーマット
<OPC=音量><DTA=53左,47右>の設定信
号が受信された時に、左および右の音響再生装置に関し
て異なるデータである場合、制御プログラムはその設定
スイッチ11(図1および図2参照)の位置を走査し、
それに応じて所望の動作を実行する。
グラムによって受信された制御信号は、プリアンブル<
I>を備えることができる。それらの信号は、信号処理
回路に供給されるオペレーションコード<OPC>およ
びデータ<DTA>を含む設定信号である。段階64
で、制御信号がそうした形式のものであると判定された
場合、その制御信号の空間コード<ABC>は段階69
でその音響再生装置の設定スイッチ10(図1および図
2参照)の位置と比較される。それらが一致しなけれ
ば、その設定信号は明らかに当該の空間に向けられたも
のではなく、その制御信号は無視される。受信された空
間コードが設定スイッチと一致した場合、制御プログラ
ムは、段階70で、受信されたオペレーションコード<
OPC>およびデータ<DTA>を信号処理回路へ供給
する。それらのデータが、例えば、前述のフォーマット
<OPC=音量><DTA=53左,47右>の設定信
号が受信された時に、左および右の音響再生装置に関し
て異なるデータである場合、制御プログラムはその設定
スイッチ11(図1および図2参照)の位置を走査し、
それに応じて所望の動作を実行する。
【0031】上述のセットアッププログラム40、リモ
ートプログラム50および制御プログラム60の効果
を、オーディオシステムの2つの想定可能な機器構成に
関して以下に説明する。 〔互換制御装置を備えたオーディオシステム〕図7は、
複数の能動音響再生装置を含むオーディオシステムの機
器構成を示す。このオーディオシステムは、CDプレー
ヤ71、ラジオチューナ72、カセットレコーダ73と
いった複数の音源を有する。これらの音源は、制御装置
74の各自の入力に接続されている。選択された音響信
号は、接続75aを通じて第1の能動音響再生装置76
aへ、続いて、第1の音響再生装置および接続75bを
介して第2の能動音響再生装置76bへディジタルフォ
ーマットで供給される。接続75aおよび75bは、図
2に示す通り、制御信号用双方向通信バスである。この
通信バスは、さらに、参照番号75によって指示されて
いる。制御装置74ならびに2つの音響再生装置76a
および76bの双方は、遠隔制御装置77から赤外線遠
隔制御信号を受信することができる。
ートプログラム50および制御プログラム60の効果
を、オーディオシステムの2つの想定可能な機器構成に
関して以下に説明する。 〔互換制御装置を備えたオーディオシステム〕図7は、
複数の能動音響再生装置を含むオーディオシステムの機
器構成を示す。このオーディオシステムは、CDプレー
ヤ71、ラジオチューナ72、カセットレコーダ73と
いった複数の音源を有する。これらの音源は、制御装置
74の各自の入力に接続されている。選択された音響信
号は、接続75aを通じて第1の能動音響再生装置76
aへ、続いて、第1の音響再生装置および接続75bを
介して第2の能動音響再生装置76bへディジタルフォ
ーマットで供給される。接続75aおよび75bは、図
2に示す通り、制御信号用双方向通信バスである。この
通信バスは、さらに、参照番号75によって指示されて
いる。制御装置74ならびに2つの音響再生装置76a
および76bの双方は、遠隔制御装置77から赤外線遠
隔制御信号を受信することができる。
【0032】図7は、さらに別の音響再生装置78aお
よび78bが接続75cおよび75dを介してシステム
に結合できることを破線で示している。これらの別の音
響再生装置は、音源71〜73、制御装置74、音響再
生装置76aおよび76bが位置する空間Aとは別の空
間Bに配置することができる。それらは、空間Bにある
遠隔制御装置79からの赤外線遠隔制御信号を受信す
る。
よび78bが接続75cおよび75dを介してシステム
に結合できることを破線で示している。これらの別の音
響再生装置は、音源71〜73、制御装置74、音響再
生装置76aおよび76bが位置する空間Aとは別の空
間Bに配置することができる。それらは、空間Bにある
遠隔制御装置79からの赤外線遠隔制御信号を受信す
る。
【0033】制御装置74は、電源が入った時、およ
び、「マスタ要求」信号が受信された時に「マスタ存
在」制御信号を送信するように適応している。制御装置
はまた、遠隔制御装置77および79からの遠隔制御信
号を通信バス75を介して受信し、それらの信号を、空
間コードAまたはBをそれぞれ有する設定信号に変換す
るように適応している。そのため、制御装置もまた、
「マスタモード」の音響再生装置によって実行されるも
のと同一のプログラム段階を実行するマイクロプロセッ
サを含む(図示せず)。
び、「マスタ要求」信号が受信された時に「マスタ存
在」制御信号を送信するように適応している。制御装置
はまた、遠隔制御装置77および79からの遠隔制御信
号を通信バス75を介して受信し、それらの信号を、空
間コードAまたはBをそれぞれ有する設定信号に変換す
るように適応している。そのため、制御装置もまた、
「マスタモード」の音響再生装置によって実行されるも
のと同一のプログラム段階を実行するマイクロプロセッ
サを含む(図示せず)。
【0034】初めに、空間Bにある音響再生装置78a
および78bは、システムに結合されていないものと仮
定する。制御装置74に電源が入っていない限り、2機
の音響再生装置76aおよび76bは、音響信号も制御
信号もいずれも受信しない。制御装置74の電源が入れ
られると、制御装置は通信バス75を通じて「マスタ存
在」制御信号を配信する。2機の音響再生装置は、この
制御信号を受信し(段階42)、それに従って、スレー
ブモードで動作する(段階46)。さらに、音響入力は
音響出力と相互接続される(段階49)。図7に示すオ
ーディオシステムの場合、これは、両方の音響再生装置
76aおよび76bが音響信号を受信することを意味す
る。この時、セットアッププログラム40は、その2機
の音響再生装置をスレーブモードで動作させ、音響信号
を受信させている。
および78bは、システムに結合されていないものと仮
定する。制御装置74に電源が入っていない限り、2機
の音響再生装置76aおよび76bは、音響信号も制御
信号もいずれも受信しない。制御装置74の電源が入れ
られると、制御装置は通信バス75を通じて「マスタ存
在」制御信号を配信する。2機の音響再生装置は、この
制御信号を受信し(段階42)、それに従って、スレー
ブモードで動作する(段階46)。さらに、音響入力は
音響出力と相互接続される(段階49)。図7に示すオ
ーディオシステムの場合、これは、両方の音響再生装置
76aおよび76bが音響信号を受信することを意味す
る。この時、セットアッププログラム40は、その2機
の音響再生装置をスレーブモードで動作させ、音響信号
を受信させている。
【0035】空間Aの遠隔制御装置77からの遠隔制御
信号は、制御装置74および/または音響再生装置76
aおよび76bの一方または両方によって受信される。
音響再生装置によって受信された遠隔制御信号は、その
音響再生装置によってプリアンブル<R>および空間コ
ード<A>を付与され、通信バス75へ供給される(段
階51〜54)。その信号は制御装置によって受信さ
れ、それに応答して制御装置は設定信号を音響再生装置
に供給する。空間Aの音響再生装置76aおよび76b
は、それらの設定信号を処理する(段階70)。空間B
の音響再生装置78aおよび78bは、空間コード<A
>がそれらの音響再生装置が位置する空間に一致しない
ので、それらの設定信号を処理しない(段階69)。
信号は、制御装置74および/または音響再生装置76
aおよび76bの一方または両方によって受信される。
音響再生装置によって受信された遠隔制御信号は、その
音響再生装置によってプリアンブル<R>および空間コ
ード<A>を付与され、通信バス75へ供給される(段
階51〜54)。その信号は制御装置によって受信さ
れ、それに応答して制御装置は設定信号を音響再生装置
に供給する。空間Aの音響再生装置76aおよび76b
は、それらの設定信号を処理する(段階70)。空間B
の音響再生装置78aおよび78bは、空間コード<A
>がそれらの音響再生装置が位置する空間に一致しない
ので、それらの設定信号を処理しない(段階69)。
【0036】こうした状況で、図7の破線によって示す
ように、さらに別の2機の音響再生装置78aおよび7
8bの電源が入れられた場合、それらの音響再生装置は
まだセットアッププログラムを実行する段階にある。そ
の2機の音響再生装置は、「マスタ存在」制御信号また
は音響信号のいずれかを待機する(段階42および4
3)。すでに音響信号が存在すれば、それは初めに音響
再生装置78aだけによって受信される。実際には、音
響入力および出力は音響再生装置76bで相互接続され
ているが、音響再生装置78aではまだそうなっていな
い。音響信号の受信によって(段階43)、音響再生装
置78aは、「マスタ要求」信号を生成し、それを通信
バス75に供給する(段階44)。制御装置は、「マス
タ存在」信号を配信することによってこの要求に応答す
る。この信号は、全部の音響再生装置によって受信され
る。さらに詳細に言えば、音響再生装置78aは、その
セットアッププログラムの段階45でこの信号を受信す
るが、音響再生装置78bは、そのセットアッププログ
ラムの段階42でこの信号を受信する。両方とも、音響
再生装置はその時スレーブモードとなっており(段階4
6)、音響信号は相互接続されている。その後、その連
鎖の全部の音響再生装置は音響信号を受信する。
ように、さらに別の2機の音響再生装置78aおよび7
8bの電源が入れられた場合、それらの音響再生装置は
まだセットアッププログラムを実行する段階にある。そ
の2機の音響再生装置は、「マスタ存在」制御信号また
は音響信号のいずれかを待機する(段階42および4
3)。すでに音響信号が存在すれば、それは初めに音響
再生装置78aだけによって受信される。実際には、音
響入力および出力は音響再生装置76bで相互接続され
ているが、音響再生装置78aではまだそうなっていな
い。音響信号の受信によって(段階43)、音響再生装
置78aは、「マスタ要求」信号を生成し、それを通信
バス75に供給する(段階44)。制御装置は、「マス
タ存在」信号を配信することによってこの要求に応答す
る。この信号は、全部の音響再生装置によって受信され
る。さらに詳細に言えば、音響再生装置78aは、その
セットアッププログラムの段階45でこの信号を受信す
るが、音響再生装置78bは、そのセットアッププログ
ラムの段階42でこの信号を受信する。両方とも、音響
再生装置はその時スレーブモードとなっており(段階4
6)、音響信号は相互接続されている。その後、その連
鎖の全部の音響再生装置は音響信号を受信する。
【0037】空間Bの遠隔制御装置79からの遠隔制御
信号は、音響再生装置78aおよび78bの一方または
両方によって受信され、その音響再生装置は、それらの
信号にプリアンブル<R>および空間コード<B>を付
与し、それらを通信バスに供給する(段階51〜5
4)。それらの信号は制御装置によって受信され、制御
装置はそれに応答して音響再生装置へ設定信号を供給す
る。これらの設定信号は、空間Bにある音響再生装置7
8aおよび78bによって処理される(段階70)。そ
れらの設定信号は、空間Aの音響再生装置76aおよび
76bによって処理されることはない。空間コード<B
>がそれらの音響再生装置が位置する空間に一致しない
からである(段階69)。 〔互換制御装置を備えないオーディオシステム〕図8
は、複数の能動音響再生装置を含むオーディオシステム
のさらに別の想定可能な機器構成を示す。図8に示すシ
ステムは、CDプレーヤなどのディジタル音源81を含
む。音源は、接続82aを通じて音響再生装置83a
と、接続82bを通じて音響再生装置83bと結合され
ている。接続82aおよび82bは、制御信号用通信バ
スを構成しており、このバスは参照番号82によって指
示されている。しかし、このCDプレーヤはバス82に
よって制御信号を送受信するように適応していない。2
機の音響再生装置は、遠隔制御装置84から赤外線遠隔
制御信号を受信する。
信号は、音響再生装置78aおよび78bの一方または
両方によって受信され、その音響再生装置は、それらの
信号にプリアンブル<R>および空間コード<B>を付
与し、それらを通信バスに供給する(段階51〜5
4)。それらの信号は制御装置によって受信され、制御
装置はそれに応答して音響再生装置へ設定信号を供給す
る。これらの設定信号は、空間Bにある音響再生装置7
8aおよび78bによって処理される(段階70)。そ
れらの設定信号は、空間Aの音響再生装置76aおよび
76bによって処理されることはない。空間コード<B
>がそれらの音響再生装置が位置する空間に一致しない
からである(段階69)。 〔互換制御装置を備えないオーディオシステム〕図8
は、複数の能動音響再生装置を含むオーディオシステム
のさらに別の想定可能な機器構成を示す。図8に示すシ
ステムは、CDプレーヤなどのディジタル音源81を含
む。音源は、接続82aを通じて音響再生装置83a
と、接続82bを通じて音響再生装置83bと結合され
ている。接続82aおよび82bは、制御信号用通信バ
スを構成しており、このバスは参照番号82によって指
示されている。しかし、このCDプレーヤはバス82に
よって制御信号を送受信するように適応していない。2
機の音響再生装置は、遠隔制御装置84から赤外線遠隔
制御信号を受信する。
【0038】CDプレーヤ81の電源が入れられ、音響
信号を生成するとただちに、音響再生装置83aはその
セットアッププログラムの段階43でその音響信号を検
出する。音響再生装置83bは、音響再生装置83aの
音響入力と音響出力との間の相互接続がまだ有効となっ
ていないので、その音響信号を受信しない。そこで音響
再生装置83aは、「マスタ要求」信号を送信する(段
階44)。CDプレーヤはそれに応答しない。音響再生
装置83aは、「マスタ存在」信号を受信しないので、
その後それはマスタモードで動作を開始し(段階4
7)、「マスタ存在」信号を送信する(段階48)。音
響再生装置83bは、「マスタ存在」信号を受信し(段
階42)、従って、音響再生装置83bはスレーブモー
ドで動作を開始する(段階46)。両方の音響再生装置
において、音響信号は音響出力に供給され(段階4
9)、それによって音響再生装置83bもその音響信号
を受信できる。いわば、この場合には、連鎖の第1の音
響再生装置が制御装置の機能を引き受けることになる。
信号を生成するとただちに、音響再生装置83aはその
セットアッププログラムの段階43でその音響信号を検
出する。音響再生装置83bは、音響再生装置83aの
音響入力と音響出力との間の相互接続がまだ有効となっ
ていないので、その音響信号を受信しない。そこで音響
再生装置83aは、「マスタ要求」信号を送信する(段
階44)。CDプレーヤはそれに応答しない。音響再生
装置83aは、「マスタ存在」信号を受信しないので、
その後それはマスタモードで動作を開始し(段階4
7)、「マスタ存在」信号を送信する(段階48)。音
響再生装置83bは、「マスタ存在」信号を受信し(段
階42)、従って、音響再生装置83bはスレーブモー
ドで動作を開始する(段階46)。両方の音響再生装置
において、音響信号は音響出力に供給され(段階4
9)、それによって音響再生装置83bもその音響信号
を受信できる。いわば、この場合には、連鎖の第1の音
響再生装置が制御装置の機能を引き受けることになる。
【0039】遠隔制御装置84からの遠隔制御信号は、
音響再生装置83aおよび83bのいずれか一方または
両方によって受信され、これらの音響再生装置によって
通信バス83に供給される(段階51〜54)。それら
の信号は、マスタとして動作する音響再生装置83aに
よって処理される。それに応答して、この音響再生装置
は、設定信号を通信バスに供給し(段階66〜68)、
それらの信号は音響再生装置によって受信され処理され
る(段階70)。
音響再生装置83aおよび83bのいずれか一方または
両方によって受信され、これらの音響再生装置によって
通信バス83に供給される(段階51〜54)。それら
の信号は、マスタとして動作する音響再生装置83aに
よって処理される。それに応答して、この音響再生装置
は、設定信号を通信バスに供給し(段階66〜68)、
それらの信号は音響再生装置によって受信され処理され
る(段階70)。
【0040】別の空間にあるさらに他の音響再生装置が
図8に示すオーディオシステムに結合されている場合、
音響再生装置83aは、それらの他の音響再生装置の制
御装置としても動作することになる。
図8に示すオーディオシステムに結合されている場合、
音響再生装置83aは、それらの他の音響再生装置の制
御装置としても動作することになる。
【図1】本発明に従った能動音響再生装置の実施例の説
明図。
明図。
【図2】本発明に従った能動音響再生装置の実施例の説
明図。
明図。
【図3】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
れるプログラムの流れ図。
【図4】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
れるプログラムの流れ図。
【図5】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
れるプログラムの流れ図。
【図6】図1および図2に示す制御回路によって実行さ
れるプログラムの流れ図。
れるプログラムの流れ図。
【図7】能動音響再生装置を含むオーディオシステムの
想定可能な機器構成の説明図。
想定可能な機器構成の説明図。
【図8】能動音響再生装置を含むオーディオシステムの
想定可能な機器構成の説明図。
想定可能な機器構成の説明図。
1 音響入力 2 信号処理回路 3 スイッチ 4 音響検出器 5 スピーカ 6 音響出力 7 制御回路 8 双方向制御接続 9 遠隔制御受信器 10,11 設定スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 ルディ、レネ、フィリプ、デ、レート ベルギー国ロイベン、プラインストラート (番地なし) (72)発明者 オメール、クレメント、ヨゼフ、バンブヒ ェレム ベルギー国ロイベン、プラインストラート (番地なし)
Claims (15)
- 【請求項1】能動音響再生装置であって、 音響信号受信用音響入力と、 供給された設定信号に応答して前記音響信号を処理する
ための信号処理回路と、 制御信号、特に前記設定信号を受信するための制御入力
と、 前記制御入力に結合されており、前記設定信号を前記信
号処理回路に供給するための制御回路とを含み、 前記音響再生装置は制御信号送信用制御出力および遠隔
制御信号受信用手段を有しており、また、前記制御回路
は、前記設定信号を生成し、遠隔制御信号が受信された
時に前記設定信号を前記制御出力に供給するように適応
している「マスタモード」に切り換え可能であることを
特徴とする能動音響再生装置。 - 【請求項2】請求項1記載の音響再生装置であって、前
記制御回路が前記遠隔制御信号を前記制御出力に供給す
るように適応している「スレーブモード」に切り換え可
能であることを特徴とする音響再生装置。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の音響再生装置で
あって、前記制御回路が、「マスタ要求」制御信号を送
信し、それに応答して「マスタ存在」制御信号がまった
く受信されない場合に「マスタモード」で動作するよう
に適応していることを特徴とする音響再生装置。 - 【請求項4】請求項2または3に記載の音響再生装置で
あって、前記制御回路が「マスタ存在」制御信号の受信
に応答して「スレーブモード」で動作するように適応し
ていることを特徴とする音響再生装置。 - 【請求項5】請求項3または4に記載の音響再生装置で
あって、前記制御回路が「マスタモード」において「マ
スタ存在」制御信号を送信するように適応していること
を特徴とする音響再生装置。 - 【請求項6】請求項3、4または5に記載の音響再生装
置であって、前記音響再生装置はさらに、音響信号の受
信を検出するための検出手段を備えており、前記検出手
段は前記制御回路に結合されており、前記制御回路は音
響信号が検出された時に「マスタ要求」制御信号を送信
するように適応していることを特徴とする音響再生装
置。 - 【請求項7】請求項6記載の音響再生装置であって、前
記音響再生装置はさらに、音響出力および、前記音響信
号を前記音響出力に供給するためのスイッチング手段を
備えており、前記スイッチング手段は前記制御回路に結
合されており、前記制御回路は「マスタモード」におい
て前記音響信号を前記音響出力に供給するように適応し
ていることを特徴とする音響再生装置。 - 【請求項8】請求項7記載の音響再生装置であって、前
記制御回路が、「マスタ存在」制御信号が受信された時
に前記音響信号を前記音響出力に供給するように適応し
ていることを特徴とする音響再生装置。 - 【請求項9】前記の請求項のいずれかに記載の音響再生
装置であって、前記制御回路は、前記「マスタモード」
において前記受信された遠隔制御信号に関係する送信器
アドレスを検出し、対応する宛先アドレスを前記送信さ
れた設定信号に関係づけるように適応していることを特
徴とする音響再生装置。 - 【請求項10】請求項2から9のいずれかに記載の音響
再生装置であって、前記制御回路は、遠隔制御信号が送
信される時に、送信側音響再生装置を識別する送信器ア
ドレスを前記遠隔制御信号に関係づけるように適応して
いることを特徴とする音響再生装置。 - 【請求項11】前記の請求項のいずれかに記載の音響再
生装置であって、前記制御入力および制御出力が、双方
向制御接続の形態で結合されていることを特徴とする音
響再生装置。 - 【請求項12】請求項11記載の音響再生装置であっ
て、前記双方向制御接続がフィルタによって前記音響入
力および音響出力に結合されていることを特徴とする音
響再生装置。 - 【請求項13】前記の請求項のいずれかに記載の1機以
上の能動音響再生装置を制御するための制御装置であっ
て、 音響信号送信用音響出力と、 制御信号送信用制御接続とを含み、 前記制御装置はさらに、「マスタ存在」制御信号を送信
するように適応していることを特徴とする制御装置。 - 【請求項14】請求項13記載の制御装置であって、前
記制御装置はさらに、制御信号を受信し、「マスタ要
求」制御信号の受信に応答して「マスタ存在」制御信号
を送信するように適応していることを特徴とする制御装
置。 - 【請求項15】請求項14記載の制御装置であって、前
記制御装置はさらに、関係する送信器アドレスを備えた
遠隔制御信号が受信された時に、対応する宛先アドレス
を送信された設定信号に関係づけるように適応している
ことを特徴とする制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP91202933 | 1991-11-12 | ||
NL91202933.7 | 1991-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06180974A true JPH06180974A (ja) | 1994-06-28 |
JP3311795B2 JP3311795B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=8208001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29877492A Expired - Fee Related JP3311795B2 (ja) | 1991-11-12 | 1992-11-09 | 能動音響再生装置およびその制御装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5313524A (ja) |
EP (1) | EP0542345B1 (ja) |
JP (1) | JP3311795B2 (ja) |
KR (1) | KR100272935B1 (ja) |
DE (1) | DE69220180T2 (ja) |
DK (1) | DK0542345T3 (ja) |
TW (1) | TW218062B (ja) |
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