JP3311604B2 - 被覆電線の接合構造 - Google Patents

被覆電線の接合構造

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JP3311604B2 JP26092896A JP26092896A JP3311604B2 JP 3311604 B2 JP3311604 B2 JP 3311604B2 JP 26092896 A JP26092896 A JP 26092896A JP 26092896 A JP26092896 A JP 26092896A JP 3311604 B2 JP3311604 B2 JP 3311604B2
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    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/70Insulation of connections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R43/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for soldered or welded connections
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    • H01R43/0228Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for soldered or welded connections without preliminary removing of insulation before soldering or welding

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被覆電線同士の
接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の被覆電線の接合構造とし
て、本出願人が提案している技術を図13に示す(特開
平7−320842号公報参照)。
【0003】同図に示すように、導体線部1の外周を樹
脂製の被覆部3によって被覆した2本の被覆電線W1 ,
W2 をそれぞれの中間の接続部Sで接合するには、樹脂
材11としての一対の樹脂チップ13,15と、超音波
振動を発生させるホーン17と、接合時に被覆電線W1
,W2 及び樹脂チップ13,15を支持するアンビル
19を用いる。アンビル19は、基台21と、基台21
から突設された支持部23を備え、支持部23は略円筒
状に形成されている。支持部23は反基台側(図中上
側)が開口する内径部25を有し、支持部23の相対向
する周壁23a,23bには、内径部25のほぼ中心を
挟んで相対向する2本1組の溝部27,29がそれぞれ
設けられている。この4本の溝部27,29は、内径部
25と同じ側で開口し、支持部23の突設方向に沿って
形成され、相対向する溝部27,29同士は内径部25
を介して連通している。
【0004】一対の樹脂チップ13,15は、アンビル
19の内径部25よりも僅かに小さい外径を有する円形
板体状に形成され、ホーン17の頭部31の端面31a
は樹脂チップ13,15とほぼ同じか又は僅かに小さい
外径を有する円形状に形成されている。
【0005】各樹脂チップ13,15には、図14
(a)に示すように、ろう材としてのはんだ51が設け
られている。はんだ51は、その円形上面が上下の樹脂
チップ13,15の下上面(溶着面)13a,15aと
ほぼ同一面となるように、該下上面13a,15aのほ
ぼ中央に嵌め込まれた状態となっている。
【0006】2本の被覆電線W1 ,W2 を接合するに
は、両被覆電線W1 ,W2 を接続部Sで重ね、重ねた接
続部Sを上下から、はんだ51を介して一対の樹脂チッ
プ13,15で挟む。具体的には、アンビル19の内径
部25に一方(下側)の樹脂チップ15を、溶着面15
aが上方を向くように挿入し、その上から一方の被覆電
線W1 を一方の相対向する溝部27に挿入し、さらにそ
の上から他方の被覆電線W2 を他方の相対向する溝部2
9に挿入し、最後に他方(上側)の樹脂チップ13を、
溶着面13aが下方を向くように挿入する。両被覆電線
W1 ,W2 は、それぞれの接続部Sが内径部25の中央
で交差するように配し、これにより、接続部Sは上側及
び下側の樹脂チップ13,15のほぼ中心で、はんだ間
で重ね方向の上下から挟まれた状態となる。
【0007】次に、接続部Sの被覆部3を超音波加振に
よって飛散溶融させ、かつ樹脂チップ13,15の外側
からの加圧によって両被覆電線W1 ,W2 の導体線部
(芯線)1同士を接続部Sで導通接触させた後、一対の
樹脂チップ13,15相互を溶着面13a,15aで溶
着させて接続部Sを密封する。
【0008】具体的には、前記最後に挿入した上側(他
方)の樹脂チップ13の上からホーン17の頭部31を
挿入し、接続部Sを、上下の樹脂チップ13,15の外
側からホーン17とアンビル19間で加圧及び加振す
る。これにより、被覆部3が先に溶融して、両被覆電線
W1 ,W2 の導体線部1が樹脂チップ13,15の間の
接続部Sで露出する。このとき接続部Sは上下方向から
加圧されているので、溶融した被覆部3は樹脂チップ1
3,15の中心側から外側に向かって押出され、導体線
部1がより良好に露出し、両者が確実に導通接触する。
また、接続部Sへの加振の方向も加圧方向と同様に両被
覆電線W1 ,W2 の重ね方向に設定したので、被覆部3
を樹脂チップ13,15の中心側から外側に押出す作用
が増長される。
【0009】被覆部3の溶融後も接続部Sの加圧及び加
振を継続すると、樹脂チップ13,15が溶融して、両
樹脂チップ13,15の溶着面13a,15a同士が溶
着されるとともに、前記導通接触した導体線部1に隣接
する被覆部3の外周面と樹脂チップ13,15が溶着す
る。これにより、導通接触した導体線部1の周りは、樹
脂チップ13,15によって覆われた状態となる。
【0010】また、樹脂チップ13,15が溶融する際
の発熱により、樹脂チップ13,15に設けたはんだ5
1が溶かされ、樹脂チップ13,15内の接続部Sにお
いて、導通接続した被覆電線W1 ,W2 の導体線部S同
士がろう接される(図14(b)参照)。これにより、
接続部Sにおいて、一段と高い電気的性能を得ることが
でき、通電特性をさらに安定化させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、係る接合構
造は、前記一連の接続過程で、被覆部3が溶融し導体線
部1が露出して接触が起こるタイミングに合わせて的確
にはんだ51を溶かさなければならず、このためには、
はんだ51を樹脂チップ13,15の下上面(溶着面)
13a,15aから露出させずに、樹脂チップ13,1
5の内部に埋設しておく必要がある。このようにはんだ
51を樹脂チップ13,15の内部に埋設するには、樹
脂チップ13,15の製造過程で、樹脂チップ13,1
5にはんだ51を嵌め込んだ後、その嵌め込み用開口部
分をさらに樹脂材によって封止するという特種加工が必
要となるので、樹脂チップ13,15自体のコストの増
大が否めなかった。
【0012】また、上記タイミングではんだ51を的確
に溶かすためには、樹脂チップ13,15の内部におけ
るはんだ51の位置や超音波溶着条件(特に温度)につ
いて、詳細な設定及び管理が必要となる。このため、導
通接続作業が煩雑となり、簡単な方法で導通接続を行う
という本技術の本来的な効果を損ねてしまう恐れがあっ
た。
【0013】さらに、はんだ51には、導体線部1を構
成する芯線間への漏れ性を良好とするための化学的活性
物(フラックス)を混在させておく必要があり、接続部
Sをろう接と同時に密封する本技術では係るフラックス
が樹脂チップ13,15内に残留することとなる。この
ため、フラックスに起因して接続部Sに腐食が発生し、
電気的接続性に関する信頼性がかえって低下してしまう
恐れがあった。
【0014】そこで本発明は、上記事情を考慮し、安価
且つ容易に被覆電線同士を導通接続させると共に、電気
的特性が良好な接続状態を安定して得ることができる被
覆電線の接合方法及び接続構造を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の芯線から構成された導体線部の外周を樹脂製
の被覆部によって被覆した2本の被覆電線同士を接続部
で重ね、重ねた接続部を一対の樹脂チップで挟み、前記
被覆部を超音波加振により飛散溶融させ、かつ前記樹脂
チップの外側からの加圧によって前記両部材を接続部で
導通接触させた後、前記一対の樹脂チップ相互を溶着さ
せて前記接続部を密封してなる被覆電線の接合構造であ
って、片側を開放したケース本体と、このケース本体の
開放部を閉塞する蓋体とからなり前記2本の被覆電線の
接続部を含めた隣接部分を被覆する保護ケースを有して
おり、前記一対の樹脂チップが、それぞれ前記ケース本
体及び蓋体に一体に形成されており、かつ前記接続部に
おける2本の電線の交差角度を45゜以上135゜以下
に規制する突起部を前記ケース本体及び蓋体の少なくと
も一方に設けたことを特徴とするものである。
【0016】
【0017】請求項1に記載の発明では、被覆電線同士
を接続部で重ね、重ねた接続部を一対の樹脂チップで挟
んだ状態で、被覆部を超音波加振によって飛散溶融さ
せ、且つ樹脂チップの外側から加圧するという比較的簡
単な方法により、被覆電線同士を接続部で密封状態で導
通接触させることができる。
【0018】また、被覆電線同士を接続部で導通接触さ
せた後は、一対の樹脂チップ同士を溶着させて接続部を
密封するので、溶着して硬化した樹脂チップにより、接
続部において高い機械的強度が得られる。
【0019】また、被覆電線の交差角度を、樹脂チップ
からの加圧力がバランスを崩さずにほぼ均等に被覆電線
に作用し、芯線が良好にほぐされ、ほぐされた芯線が徐
々に拡がって平面状となる45°以上135°以下に設
定したので、両被覆電線の導体線部同士を多数箇所で接
触した状態となり、接触抵抗が低く電気的特性の良好な
接続状態を安定して得ることができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】また、一対の樹脂チップ同士を溶着させて
接続部を導通接触状態に密封すると同時にケース体と蓋
体との接合状態が得られ、これにより接続部及びその隣
接部分が保護ケースで被覆される。
【0026】また、2本の被覆電線は、超音波加振時に
も突起部で拘束されて所望の交差角度に維持することが
できるので、密封後の接続部は芯線が前記所望の交差角
度で交差した導通接触状態となる。
【0027】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の被覆電線の接合構造であって、前記突起部は、前記2
本の被覆電線の各々が当接して前記交差角度で交差する
ように折曲される両側壁を有して形成されると共に、前
記樹脂チップに近接させて対向配置されていることを特
徴とするものである。
【0028】請求項2に記載の発明では、2本の被覆電
線はそれぞれの接続部が対向配置された突起部間の樹脂
チップ上で所望の角度で交差するように配置される。こ
のときの突起部は樹脂チップに近接させて設けられるの
で、所望の交差角度を得るために必要な突起部の巾(両
側壁間の巾)を小さくすることができて突起部をコンパ
クトに設計することができると共に、対向する突起部間
の距離も小さくなって接続部の交差状態を安定して維持
することができる。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の被覆電線の接合構造であって、前記ケース本体
及び蓋体の少なくとも一方に、前記2本の被覆電線を前
記保護ケースから平行に導出する電線導出部を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0030】請求項3に記載の発明では、接続部を所望
の交差角度で交差させた2本の被覆電線を電線導出部を
経て保護ケースから平行に導出することができる。
【0031】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の被覆電線の接合構造であって、前
記ケース本体と蓋体とがヒンジ部を介して一体に成形さ
れていることを特徴とするものである。
【0032】請求項4に記載の発明では、蓋体をヒンジ
部を介して回動させることにより、蓋体をケース本体の
開放部に容易にセッティングすることができる。また、
このセッティングによりケース本体及び蓋体にそれぞれ
形成された一対の樹脂チップがそれぞれの溶着面を対向
させて配置される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0034】図1は本実施の形態の被覆電線の接合構造
を示す斜視図、図2は図1の接続部の拡大平面図、図3
〜図5は加圧加振されている樹脂チップの状態を模式的
に示す側断面図であり、図3は接合開始直後の状態を、
図4は接合中の状態を、図5は接合後の状態をそれぞれ
示し、また各図の(a)は約9倍に拡大した状態を、
(b)は約30倍に拡大した状態をそれぞれ示してい
る。図6及び図7は比較例の樹脂チップの状態を模式的
に示す側断面図であり、図6は接合開始直後の状態を、
図7は接合後の状態をそれぞれ示し、また図6(a)は
約9倍に拡大した状態を、図6(b)及び図7は約30
倍に拡大した状態をそれぞれ示している。また、図8は
交差角度と接触抵抗との関係を示す図である。なお、従
来と同一の構成部分には、同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0035】図1に示すように本実施の形態は、導体線
部1の外周を樹脂製の被覆部3によって被覆した2本の
被覆電線W1 ,W2 をそれぞれの中間の接続部Sで接合
するもので、両被覆電線W1 ,W2 の各導体線部1は、
それぞれ7本の芯線から構成されている(図2参照)。
【0036】2本の被覆電線W1 ,W2 の接合には、樹
脂材11としての一対の樹脂チップ13,15と、超音
波振動を発生させるホーン(図示外)と、接合時に被覆
電線W1 ,W2 及び樹脂チップ13,15を支持するア
ンビル(図示外)を用いる。アンビルには、上側に開口
する断面円形の内径部と、内径部のほぼ中心を挟んで相
対向し被覆電線W1 ,W2 が収容される2本1組の溝部
が設けられている。この4本の溝部は、内径部と同じ側
で開口し、相対向する溝部同士は内径部を介して連通し
ている。相対向する溝部同士を結ぶ直線の交差角度は、
被覆電線W1 ,W2 を導通接続させる際の交差角度θと
なり、該角度は、45°以上135°以下(本実施の形
態では90°)に設定されている。なお、ホーン及びア
ンビルの構造は、従来と略同一であるため、その他の詳
細な説明は省略する。
【0037】一対の樹脂チップ13,15は、アンビル
の内径部よりも僅かに小さい外径を有する円形板体状に
形成され、従来のようなろう材は設けられていない。樹
脂チップ13,15の材質は、アクリル系樹脂、ABS
(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)
系樹脂、PC(ポリカーボネイト)系樹脂、PVC(ポ
リ塩化ビニル)系樹脂、PE(ポリエチレン)系樹脂、
PEI(ポリエーテルイミド)系樹脂、PBT(ポリブ
チレンテレフタレート)系樹脂等であり、一般に被覆部
3に使用される塩化ビニル等に比して硬質である。これ
らの樹脂を樹脂チップ13,15に使用した場合の適性
は、導通性及び導通安定性の点においては全ての樹脂に
その実用性が認められ、外観性及び絶縁性をも含めて判
断した場合には、特にPEI系樹脂及びPBT系樹脂が
適する。
【0038】各樹脂チップ13,15の一表面は、樹脂
チップ13,15をアンビルの内径部内で上下に重ねた
際に相互に面当接する溶着面13a,15a(図3〜図
5参照)を構成し、2本の被覆電線W1 ,W2 が交差す
る接続部Sは、溶着面13a、15aの中央部分に位置
している。
【0039】2本の被覆電線W1 ,W2 を接合するに
は、まず両被覆電線W1 ,W2 を接続部Sで重ね、重ね
た接続部Sを上下から一対の樹脂チップ13,15で挟
む。具体的には、アンビルの内径部に一方(下側)の樹
脂チップ15を、溶着面15aが上方を向くように挿入
し、その上から一方の被覆電線W1 を一方の相対向する
溝部に挿入し、さらにその上から他方の被覆電線W2 を
他方の相対向する溝部に挿入し、最後に他方(上側)の
樹脂チップ13を、溶着面13aが下方を向くように挿
入する。両被覆電線W1 ,W2 は、それぞれの接続部S
が内径部の中央で交差するように配し、これにより、接
続部Sは上側及び下側の樹脂チップ13,15の溶着面
13a,15aの中央部分の間で重ね方向の上下から挟
まれた状態となる。また、係る状態で両被覆電線W1 ,
W2 の交差角度θは、相対向する溝部同士の交差角度で
ある90°とほぼ等しい角度に規制される。
【0040】次に、接続部Sの被覆部3を超音波加振に
よって飛散溶融させ、かつ樹脂チップ13,15の外側
からの加圧によって両被覆電線W1 ,W2 の導体線部
(芯線)1同士を接続部Sで導通接触させた後、一対の
樹脂チップ13,15相互を溶着面13a,15aで溶
着させて接続部Sを密封する(図3〜図5参照)。
【0041】具体的には、前記最後に挿入した上側(他
方)の樹脂チップ13の上からホーンを挿入し、接続部
Sを、上下の樹脂チップ13,15の外側からホーンと
アンビル間で加圧及び加振する。接続部Sへの加圧は、
ホーンをアンビルに向かって押圧することによって行わ
れ、加圧の方向は両被覆電線の重ね方向と一致してい
る。
【0042】また、樹脂材11同士を超音波振動によっ
て溶着する場合、樹脂材11の接合面とほぼ垂直に交差
する方向に加振するのが最も良好な溶着状態が得られる
ため、接続部Sへの加振の方向は、両樹脂チップ13,
15の相対向する面13a,15aと交差する方向、す
なわち両被覆電線W1 ,W2 の重ね方向と一致する方向
に設定してあり、これによりホーンからいわゆる縦振動
が発振される。
【0043】係る状態で接続部Sを加圧及び加振する
と、被覆部3が先に溶融して、両被覆電線W1 ,W2 の
導体線部1が樹脂チップ13,15の間の接続部Sで露
出する。このとき接続部Sは上下方向から加圧されてい
るので、溶融した被覆部3は樹脂チップ13,15の中
心側から外側に向かって押出され、導体線部1がより良
好に露出し、両者が確実に導通接触する。また、接続部
Sへの加振の方向も加圧方向と同様に両被覆電線W1 ,
W2 の重ね方向に設定したので、被覆部3を樹脂チップ
13,15の中心側から外側に押出す作用が増長され
る。
【0044】被覆部3の溶融後も接続部Sの加圧及び加
振を継続すると、樹脂チップ13,15が溶融して、両
樹脂チップ13,15の溶着面13a,15a同士が溶
着されるとともに、前記導通接触した導体線部1に隣接
する被覆部3の外周面と樹脂チップ13,15が溶着す
る。これにより、導通接触した導体線部1の周りは、樹
脂チップ13,15によって覆われた状態となる(図1
参照)。
【0045】また、被覆電線W1 ,W2 の交差角度θが
90°に設定されているので、接続部Sの加圧加振時に
おいて、樹脂チップ13.15からの加圧力がバランス
を崩さずにほぼ均等に被覆電線W1 ,W2 (導体線部1
の芯線)に作用する。これにより、まず最初に芯線が良
好にほぐされ、ほぐされた芯線が徐々に拡がって平面状
となり(図3〜図5参照)、結果として、両被覆電線W
1 ,W2 の導体線部1同士が多数箇所で接触した状態と
なる(図2参照)。
【0046】ここで、実験結果の一例を示すと、交差角
度θを90°とした場合、両芯線同士の接点数は30箇
所を超えていることが確認された。これは、7本の芯線
同士を接触させる場合の接点数の最大限が49箇所(図
2参照)であることを鑑みると、極めて多数箇所で接触
した状態といえる。
【0047】また、交差角度θを90°〜30°の間で
変化させた場合の芯線の拡がり不均衡の発生率を求める
と、90°〜60°の間では0%、45°では11%と
低い値となるが、30°では89%と極めて高い値とな
ることが判った。このような結果は、交差角度θが小さ
い(30°程度)場合には、図6及び図7に示すよう
に、上側の被覆電線W2 の芯線が下側の被覆電線W1 の
芯線の間に入り込み易く、樹脂チップ13.15からの
加圧力がバランスを崩して作用し、これに対し交差角度
θが大きい(90°)場合には、図3〜図5に示すよう
に、上側の被覆電線W2 の芯線が下側の被覆電線W1 の
芯線の間に入り込むことがなく、樹脂チップ13.15
からの加圧力がバランスを崩さずにほぼ均等に作用する
ことに起因しているといえる。
【0048】次に、交差角度θと接続部Sにおける接触
抵抗との関係を実験により求めると、図8に示すよう
に、接触抵抗値は、交差角度θが90°〜45°では5
mΩ未満と低い値を維持するが、45°を超えた後が大
きく上昇し、30°では5mΩを超えてしまうという結
果が得られた。
【0049】以上により、交差角度θを90°から減少
させた場合、これに応じて芯線の拡がり状態が悪化し、
芯線同士の接触点が減少して、接触抵抗が上昇してしま
うことが判る。また、接触抵抗が低く安定した導通接触
状態が得られる交差角度θの範囲としては、90°±4
5°(45°〜134°)が適しており、特に90°が
最適であることが判る。
【0050】本実施の形態に係る接合方法によれば、被
覆電線W1 ,W2 同士を接続部Sで重ね、この接続部S
を一対の樹脂チップ13,15で挟んだ状態で、樹脂チ
ップ13,15の外側から加圧しながら被覆部3を飛散
溶融させるだけで、被覆電線W1 ,W2 同士を接続部S
で導通接触させることができるので、導通接続に際して
予め被覆部3を除去する必要がなく、簡単な作業で導通
接続を得ることができる。
【0051】また、係る接合方法及びこれにより得られ
る接合構造によれば、被覆電線W1,W2 を接続部Sで
導通接触させた後は、上下の樹脂チップ13,15同士
を溶着させて接続部Sを密封するので、溶着して硬化し
た樹脂チップ13,15により、接続部Sにおいて高い
機械的強度が得られる。
【0052】また樹脂チップ13,15は、導通接触さ
れる接続部Sを上下方向から挟むことができる寸法形状
で済むため、接合に要する範囲を狭く抑えることがで
き、且つ接続部Sは樹脂チップ13,15によって密封
されるので、十分な絶縁性を確保することができる。
【0053】従って、高い機械的強度と十分な絶縁性と
により、接続部Sにおける被覆電線W1 ,W2 間の通電
特性を安定化させることができる。
【0054】また、一対の樹脂チップ13,15を被覆
電線W1 ,W2 の重ね方向の上下から挟み、樹脂チップ
13,15の外側から接続部Sをホーンとアンビル間で
加圧及び加振し、その加圧方向は被覆電線W1 ,W2 の
重ね方向としたので、接続部Sの加圧時に、溶融した被
覆部3は樹脂チップ13,15の中心側から外側に向か
って押出され、導体線部1がより良好に露出し、確実な
導通接触状態が得られる。また、接続部Sへの加振の方
向も加圧方向と同様に被覆電線W1 ,W2 の重ね方向と
したので、樹脂チップ13,15の良好な溶着状態が得
られるとともに、被覆部3を押出す作用が増長される。
【0055】さらに、被覆電線W1 ,W2 の交差角度θ
を、接続部Sの加圧加振時において、樹脂チップ13.
15からの加圧力がバランスを崩さずにほぼ均等に芯線
に作用して良好にほぐされる45°以上135°以下に
設定したので、被覆電線W1,W2 の導体線部1同士が
多数箇所で接触した状態となり、電気的特性の良好な接
続状態を安定して得ることができる。特に、本実施の形
態では、交差角度θを、芯線が最も良好にほぐされる9
0°に設定しているので、電気的特性の向上及び安定化
を一段と良好に図ることができる。
【0056】また、一対の樹脂チップ13,15には、
従来例のようにはんだを埋設する等の特殊加工が必要な
いので、安価な構造とすることができ、さらに、はんだ
を設けた場合と異なり接続部Sにフラックスが生じるこ
とがないので、電気的接続性に関する信頼性が低下して
しまうこともない。
【0057】また、樹脂チップ13,15の少なくとも
一方を透明体とすることにより、接続部Sにおける芯線
の実際の拡がり具合を目視によって判定することができ
る。これにより、被覆電線W1 ,W2 間における導通接
続状態の良否を目視によってある程度判断することがで
き、品質検査の簡素化を図ることができる。
【0058】なお、溶融時における粘性が比較的低い樹
脂チップ13,15を使用し、樹脂チップ13,15で
接続部Sを挟んで溶着する際に、接続部Sをのぞいて隣
接する導体線部1において導体線部1を構成する複数の
芯線の間に溶融した樹脂チップ13,15を充填させる
ことによって、被覆電線W1 ,W2 の被覆部3と芯線の
間や芯線間に形成された空隙を樹脂材11によって埋め
て遮断することができ、被覆電線W1 ,W2 の内部にお
いて止水効果を得ることができる。これにより、例え
ば、被覆電線W1 ,W2 の一端側を防水を必要とする部
位(防水部)に接続し、他端側を機能上防水を必要とし
ない部位(非防水部)に接続するような場合において、
毛細管現象によって、他端側から被覆電線W1 ,W2 の
内部に水等が流入し、被覆電線W1 ,W2 の内部を流通
しても、前記止水効果によって一端側への水等の流出が
阻止されるので、他端側を防水構造とすることなく、一
端側の防水性を確保することができる。すなわち、被覆
電線W1 ,W2 の両端を防水部と非防水部とに接続する
場合に、非防水部を防水構造とすることなく、簡単で安
価な方法及び構造によって、防水部における防水性を確
保することができる。
【0059】次に、本発明の好ましい実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0060】図9は本実施の形態の被覆電線の接合構造
を示す斜視図、図10は図9のX −X 断面図である。な
お、前記第1の実施の形態と同様の部分は、同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0061】本実施の形態は、下側の樹脂チップ45
に、2本の被覆電線W1 ,W2 の接続部Sにおける交差
角度θを所望の角度に規制する電線支持部としての電線
収容溝53を設けたものである。
【0062】すなわち、下側の樹脂チップ45は、上面
が溶着面47aとなる略円柱状のチップ本体47と、チ
ップ本体47の周りに形成されたドーナツ状の周縁部5
1と、チップ本体47と周縁部51との間に形成され上
方に開口するドーナツ状の溝部49とから構成され、周
縁部51には、溶着面47aのほぼ中心を挟んで相対向
し上方に開口する2本1組(4箇所)の電線収容溝53
が設けられている。相対向する電線収容溝53同士を結
ぶ直線の交差角度は、被覆電線W1 ,W2 を導通接続さ
せる際の交差角度θとなり、該角度は、第1の実施の形
態と同様に45°以上135°以下(本実施の形態では
90°)に設定されている。チップ本体47の溶着面4
7aは、電線収容溝53の溝底から上方又は下方にずれ
た位置(高さ)に形成されており、相対向する電線収容
溝53の上方に被覆電線W1 ,W2 を合わせて押圧する
と、被覆電線W1 ,W2 がチップ本体47の周端部分及
び溝部49で曲折して電線収容溝53に収容されて仮保
持され、両被覆電線W1 ,W2 が下側の溶着面47aの
略中央で所望の交差角度θで交差した状態となる。な
お、上側の樹脂チップ43は、第1の実施の形態と同様
に、下面が溶着面43aとなるような円形板体状に形成
されており、上下の溶着面43a,47aはほぼ等しい
寸法形状となっている。また、本実施の形態では下側の
樹脂チップ45にのみ電線収容溝53を設けたが、上側
と下側の双方の樹脂チップ43,45、又は上側の樹脂
チップ43にのみ電線収容溝を設けることもできる。
【0063】本実施の形態によれば、前述した実施の形
態の作用効果に加えて、前述した実施の形態のようにア
ンビルに交差角度θを規制するための溝部を別途設ける
ことなく、下側の樹脂チップ45に設けた電線収容溝5
3によって交差角度θを所望の角度に容易に設定するこ
とができる。
【0064】なお、樹脂チップ43,45の少なくとも
一方を透明体とすることにより、被覆電線W1 ,W2 間
における導通接続状態の良否を目視によってある程度判
断することができる点、及び、樹脂チップ43,45で
接続部Sを挟んで溶着する際に、接続部Sをのぞいて隣
接する芯線の間に溶融した樹脂チップ43,45を充填
させることによって、被覆電線W1 ,W2 の内部におい
て止水効果を得ることができる点は、前述した実施の形
態と同様である。
【0065】さらに、次に本発明のさらに好ましい実施
の形態を図面に基づいて説明する。
【0066】図11(a)は本実施の形態に用いられる
保護ケースの自由状態の斜視図、同図(b)は本実施の
形態の2本の被覆電線の接続後の要部外観斜視図、図1
2は本実施の形態の2本の被覆電線の芯線の導通接触状
態を示す平面図である。
【0067】本実施の形態は、一対の樹脂チップ13,
15、及び2本の被覆電線W1 ,W2 の交差角度を所望
の角度に規制する突起部64を備えた保護ケース60を
有して大略構成されている。
【0068】保護ケース60は、2本の被覆電線W1 ,
W2 の電線収容部61aが片側を開放して形成されてい
るケース本体61と、電線収容部61aの開放部を閉塞
する肉厚部62aを有して板状体に形成されている蓋体
62とから構成されている。
【0069】一対の樹脂チップ13,15の内一方の樹
脂チップ13は蓋体62の肉厚部62aの内側面(閉塞
状態でケース60の内方に位置する側面)の略中央部に
突出させて一体に形成されており、他方の樹脂チップ1
5は電線収容部61の底面の略中央部に突出させて一体
に形成されている。これら樹脂チップ13及び15はそ
れぞれの突出端面が溶着面13a及び15aになってお
り、蓋体62の閉塞状態で各溶着面13a,15aが相
互に対向するように形成されている。
【0070】突起部64はケース本体61の電線収容部
61a内に一対形成されている。すなわち一対の突起部
64,64は2本の被覆電線W1 ,W2 の各々が当接し
て所望の交差角度で交差するように折曲される両側壁6
4a,64aを有して形成されると共に樹脂チップ15
に近接させて対向配置されている。この突起部64にお
いては両側壁64a,64a間の距離、すなわち突起部
64の巾の大小により交差角度を制御することができる
ようになっており、この突起部64は所望の交差角度が
得られる巾を有して形成されている。このときの突起部
64は樹脂チップ15の溶着面15aよりも突出し電線
収容部61の深さよりも低い突出部分を有しており、こ
の突出部分の両側壁64a,64aが前述した機能を奏
する。
【0071】また、好ましくは本実施の形態のように2
本の被覆電線W1 ,W2 を保護ケース60から平行に導
出する電線導出部65が形成される。この電線導出部6
5は本実施形態では一対の突起部64,64が位置する
側の電線収容部61aの両側部を、電線収容部61aと
同方向に開放し、かつ前記側部を貫通するようにU字溝
形状に切欠いて形成されている。この電線導出部65は
電線収容部61aの両側部にそれぞれ2個並設されてい
る。この電線導出部65に対応させて蓋体62の肉厚部
62aの両側の肉薄部には、蓋体62の閉塞時に電線導
出部65に嵌入して被覆電線W1 (W2 )を押圧する角
柱状の押圧部66が突設されている。
【0072】さらに好ましくは本実施の形態のようにケ
ース本体61と蓋体62とがヒンジ部63を介して一体
に成形される。
【0073】以上のような保護ケース60を有する本実
施の形態においては次のようにして被覆電線の接合構造
が得られる。
【0074】まず、図11に示すように2本の被覆電線
W1 ,W2 をケース本体61にセットする。すなわち各
被覆電線W1 ,W2 はそれぞれの接続部Sを一対の突起
部64,64間の樹脂チップ15の溶着面15a上の略
中央部で交差させると共にこの接続部Sの両側部分を突
起部64の両側壁64aに沿わせて折曲させて対応する
各電線導出部65に嵌入させることによってセットされ
る。このセット状態では2本の被覆電線W1 ,W2 の各
接続部Sは一対の突起部64,64で拘束されて所望の
交差角度に交差した状態が維持される。
【0075】次に蓋体62をヒンジ部63を介して回動
させて、押圧部66を電線導出部65に嵌入させると共
にケース本体61の電線収容部61aを蓋体62で閉塞
する。この閉塞状態では前述した実施の形態と同様に接
続部Sは樹脂チップ13,15の溶着面13a,15a
の中央部分の間で重ね方向の上下から挟まれた状態とな
っている。
【0076】この状態において前述した実施の形態と同
様にホーンを用いて超音波加振することにより前述した
実施の形態と同様の被覆電線の接合構造が得られる。こ
の接合構造によれば、2本の被覆電線W1 ,W2 は、そ
の外観を図11(b)に示すように、その接合部に隣接
する両側部が押圧部66で押圧された状態で電線導出部
65に嵌入されて保護ケース60の両側から平行に導出
されている。
【0077】本実施の形態によれば前述した実施の形態
の作用効果に加えて次の様な特有の効果を奏することが
できる。
【0078】すなわち、一対の樹脂チップ13,15同
士を溶着させて接続部Sを導通接触状態に密封すると同
時にケース体61と蓋体62の接合状態が得られ、これ
により接続部S及びその隣接部分が保護ケース60で被
覆されて保護される。
【0079】また、2本の被覆電線W1 ,W2 は、超音
波加振時にも突起部64で拘束されて所望の交差角度に
維持することができるので、密封後の接続部Sは図12
に示すように芯線1が所望の交差角度θ(本実施形態で
は略90度)で交差した導通接触状態となり、安定した
電気性能を奏することができる。
【0080】また、突起部64は樹脂チップ15に近接
させて設けらているので、接続部Sの所望の交差角度を
得るために必要な突起部64の巾を小さく設計すること
ができひいては保護ケース60をコンパクトに設計する
ことができると共に、対向する突起部64,64間の距
離も小さくなってこの間に位置する接続部Sを所望の交
差角度に安定して維持することができる。
【0081】また、本実施の形態では、図11(b)に
示すように接続部Sを所望の交差角度で交差させた2本
の被覆電線W1 ,W2 を電線導出部を経て保護ケース6
0から平行に導出するようにしたので、ワイヤハーネス
として好適に実施可能なものとなっている。
【0082】さらに本実施の形態では、ケース本体61
と蓋体62とをヒンジ部63を介して一体に成形したの
で、部品管理が容易であると共に、蓋体62をヒンジ部
63を介して回動させるだけでケース本体61の開放部
にセッティングすることができて部品同士の位置合せが
不要で組付け作業の簡略化をも図ることができる。
【0083】また、本実施の形態の変形例としては次の
様なものがある。
【0084】樹脂チップ13,15の少なくとも一方の
樹脂チップ15(又は13)、及び該一方の樹脂チップ
15(又は13)の設けられるケース本体61(又は蓋
体62)の部分を透明体とすることにより2本の被覆電
線W1 ,W2 の導通接続状態を外部より目視することが
でき品質検査の簡素化を図ることができる。
【0085】また、突起部64及び電線導出部65は蓋
体62側に設けても良い。さらに、ヒンジ部63は蓋体
62をケース本体61へ接合した後は切断除去しても良
い。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、被覆電線の交差角度を、樹脂チップから
の加圧力がバランスを崩さずにほぼ均等に被覆電線に作
用し、芯線が良好にほぐされ、ほぐされた芯線が徐々に
拡がって平面状となる45°以上135°以下に設定し
たので、両被覆電線の導体線部同士を多数箇所で接触し
た状態となる。従って、樹脂チップに特殊加工を要せ
ず、電気的特性の良好な接続状態を安定して安価に得る
ことができる。
【0087】
【0088】
【0089】また、一対の樹脂チップ同士の溶着によ
り、2本の被覆電線の接続部を密封すると同時に、保護
ケースにおけるケース本体と蓋体との接合状態が得られ
るので、ケース本体と蓋体との接合に他の工程を要する
ことが無く、部品の増加にも拘らず工程数の増加を招く
ことがないと共に、保護ケースにより前記接続部及びそ
の隣接部の保護が図れる。
【0090】また、2本の被覆電線は、超音波加振時に
も突起部で拘束されて所望の交差角度に維持することが
できるので、密封後の接続部は芯線が前記所望の交差角
度で交差した導通接触状態となり、安定した電気性能を
奏することができる。
【0091】請求項2に記載の発明によれば、突起部を
樹脂チップに近接させて対向配置したので、突起部の両
側壁内の巾を小さくして保護ケース全体をコンパクトに
設計することができる。
【0092】また、対向する突起部間の距離も小さくな
ってこの間に位置する接続部の交差状態を安定して維持
することができるので、密封後の接続部は芯線が所望の
交差角度で交差した導通接触状態となり、安定した電気
性能を奏することができる。
【0093】請求項3に記載の発明によれば、接続部を
所望の交差角度で交差させた2本の被覆電線を電線導出
部を経て保護ケースから平行に導出するようにしたの
で、ワイヤハーネスとして好適に実施可能な被覆電線の
接合構造を提供することができる。
【0094】請求項4に記載の発明によれば、ケース本
体と蓋体とをヒンジ部を介して一体に成形したので、部
品管理が容易であると共に、蓋体をヒンジ部を介して回
動させるだけでケース本体の開放部にセッティングする
ことができて部品同士の位置合せが不要で組付け作業の
簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態の被覆電線の接合構造を示す斜視
図である。
【図2】図1の接続部の拡大平面図である。
【図3】加圧加振されている樹脂チップの接合開始直後
の状態を模式的に示す側断面図であり、(a)は約9倍
に拡大した状態を、(b)は約30倍に拡大した状態を
それぞれ示している。
【図4】加圧加振されている樹脂チップの接合中の状態
を模式的に示す側断面図であり、(a)は約9倍に拡大
した状態を、(b)は約30倍に拡大した状態をそれぞ
れ示している。
【図5】加圧加振されている樹脂チップの接合後の状態
を模式的に示す側断面図であり、(a)は約9倍に拡大
した状態を、(b)は約30倍に拡大した状態をそれぞ
れ示している。
【図6】比較例の樹脂チップの接合開始直後の状態を模
式的に示す側断面図であり、(a)は約9倍に拡大した
状態を、(b)は約30倍に拡大した状態をそれぞれ示
している。
【図7】比較例の樹脂チップの接合後の状態を約30倍
に拡大して模式的に示す側断面図である。
【図8】交差角度と接触抵抗との関係を示す図である。
【図9】好ましい実施の形態の被覆電線の接合構造を示
す斜視図である。
【図10】図9のX −X 断面図である。
【図11】(a)はさらに好ましい実施の形態に用いら
れる保護ケースの自由状態の斜視図、(b)は同実施の
形態における2本の被覆電線の接続後の要部外観斜視図
である。
【図12】さらに好ましい実施の形態における2本の被
覆電線の芯線の導通接触状態を示す平面図である。
【図13】従来例を示す斜視図である。
【図14】従来例を示し一部を破断した斜視図であり、
(a)は樹脂チップを示し、(b)は接続状態を示して
いる。
【符号の説明】
1 導体線部 3 被覆部 13 樹脂チップ 15 樹脂チップ 43 樹脂チップ 45 樹脂チップ 53 電線収容溝(電線支持部) 60 保護ケース 61 ケース本体 62 蓋体 63 ヒンジ部 64 突起部 64a 側壁(突起部の) 65 電線導出部 W1 被覆電線 W2 被覆電線 S 接続部 θ 被覆電線の接続部における交差角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−320842(JP,A) 特開 平8−7946(JP,A) 特開 平9−320652(JP,A) 特開 平9−320651(JP,A) 特開 平9−312173(JP,A) 特開 平9−293578(JP,A) 特開 平9−293577(JP,A) 特開 平9−320650(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 H01R 4/02 H01R 4/70

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の芯線から構成された導体線部の外
    周を樹脂製の被覆部によって被覆した2本の被覆電線同
    士を接続部で重ね、重ねた接続部を一対の樹脂チップで
    挟み、前記被覆部を超音波加振により飛散溶融させ、か
    つ前記樹脂チップの外側からの加圧によって前記両部材
    を接続部で導通接触させた後、前記一対の樹脂チップ相
    互を溶着させて前記接続部を密封してなる被覆電線の接
    合構造であって、 片側を開放したケース本体と、このケース本体の開放部
    を閉塞する蓋体とからなり前記2本の被覆電線の接続部
    を含めた隣接部分を被覆する保護ケースを有しており、 前記一対の樹脂チップが、それぞれ前記ケース本体及び
    蓋体に一体に形成されており、かつ前記接続部における
    2本の電線の交差角度を45゜以上135゜以下に規制
    する突起部を前記ケース本体及び蓋体の少なくとも一方
    に設けたことを特徴とする被覆電線の接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の被覆電線の接合構造で
    あって、 前記突起部は、前記2本の被覆電線の各々が当接して前
    記交差角度で交差するように折曲される両側壁を有して
    形成されると共に、前記樹脂チップに近接させて対向配
    置されていることを特徴とする被覆電線の接合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の被覆電線の接合
    構造であって、 前記ケース本体及び蓋体の少なくとも一方に、前記2本
    の被覆電線を前記保護ケースから平行に導出する電線導
    出部を設けたことを特徴とする被覆電線の接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の被
    覆電線の接合構造であって、 前記ケース本体と蓋体とがヒンジ部を介して一体に成形
    されていることを特徴とする被覆電線の接合構造。
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