JP3323335B2 - 被覆電線の防水方法及び被覆電線の防水構造 - Google Patents
被覆電線の防水方法及び被覆電線の防水構造Info
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Description
び防水構造に関する。
コネクタNに、被覆電線Wを介して複数のコネクタP,
Q,Rを接続したものが、従来より広く使用されてい
る。多極コネクタNには、機能上防水を必要とする部位
n(防水部)が設けられている場合があり、かかる場合
には、防水部nに対して防水処理を施している。
覆電線W内部の被覆部3と芯線1aとの間や芯線1a間
には空隙Cが形成されており、いわゆる毛細管現象によ
って空隙Cを水等が流通可能であるため、コネクタP,
Q,Rから被覆電線Wの内部に流入した水が、空隙Cを
通り、多極コネクタN内に流出してしまう可能性があ
る。このため、防水部nに防水処理を施していても、防
水性が十分に確保されない場合があった。
極コネクタNに接続される3個のコネクタP,Q,Rに
対し防水処理を施す方法が知られている。この方法によ
れば、被覆電線W内への水が流入せず、防水部nの防水
性を確保することができる。
従来の方法では、接続されるコネクタP,Q,Rの中に
機能上防水が不要なコネクタ(例えばP,Q)が含まれ
ていても、すべてのコネクタP,Q,Rに対して防水処
理が必要となるため、コネクタP,Qの構造の複雑化や
作業の煩雑化によるコストの高騰が否めなかった。
側が防水処理を要しない被覆電線の他端側の防水性を簡
単な作業及び構造で確保できる被覆電線の防水方法及び
被覆電線の防水構造の提供を目的とする。
複数の芯線からなる導体線部の外周を樹脂製の被覆部に
よって被覆した被覆電線の防水方法であって、前記被覆
電線を一対の樹脂チップで挟む第1の工程と、前記樹脂
チップで挟まれた被覆部を飛散溶融させて前記一対の樹
脂チップ相互を溶着させるとともに、前記芯線間に溶融
した樹脂チップを充填して該芯線間の空隙を溶融した樹
脂チップで遮断する第2の工程とからなることを特徴と
する。
る導体線部の外周を樹脂製の被覆部によって被覆した被
覆電線の防水構造であって、前記被覆電線の導体線部を
露出させて芯線間に樹脂材を充填し、この樹脂材によっ
て前記露出した導体線部を密封して前記芯線間の空隙を
前記樹脂材で遮断したことを特徴とする。
覆電線の防水方法であって、前記第2の工程では、前記
一対の樹脂チップを前記被覆電線の上下から挟み、前記
樹脂チップの外側から前記被覆電線をホーンとアンビル
間で加圧及び加振し、前記加圧及び加振の方向は、前記
上下方向としたことを特徴とする。
被覆電線の防水構造であって、前記樹脂材は、透明体と
したことを特徴とする。
項4に記載の被覆電線の防水構造であって、前記被覆電
線は、シート状の樹脂製の被覆部内に複数本の導体線部
を並設したフラットケーブルであることを特徴とする。
脂チップで挟んだ状態で、被覆部を飛散溶融させて導体
線部を露出させ、一対の樹脂チップ相互を溶着させると
ともに芯線間に溶融した樹脂チップを充填する。これに
より、露出した導体線部は樹脂チップによって密封され
て、被覆電線の芯線間に形成される空隙が硬化した樹脂
チップによって遮断された状態となり、樹脂チップ両側
の被覆電線間において内部の止水効果を得ることができ
る。
下方向から挟むことができる寸法形状で済むため、被覆
電線に対して防水処理を施す部分を狭く抑えることがで
きる。
樹脂チップで挟み、相互に溶着させるという、比較的簡
単な方法であり、被覆電線の形状等を特に限定するもの
ではないので、様々な形状の被覆電線に容易に適用する
ことができ、高い汎用性が得られる。
線部を露出させて芯線間に樹脂材を充填し、露出した導
体線部を樹脂材によって密封しているので、被覆電線の
芯線間に形成される空隙が樹脂材によって遮断された状
態となり、樹脂材両側の被覆電線間において内部の止水
効果を得ることができる。
法形状で済むため、被覆電線に対して処理を施す部分を
狭く抑えることができる。
を特に限定するものではないので、様々な形状の被覆電
線に容易に適用することができ、高い汎用性が得られ
る。
プを被覆電線の上下から挟み、樹脂チップの外側から被
覆電線をホーンとアンビル間で加圧及び加振すると、樹
脂チップ及び被覆部が溶融して、樹脂チップ相互が溶着
するとともに、芯線間に溶融した樹脂チップが充填され
るので、かかる簡単な方法によって、請求項1記載の発
明と同様の作用を得ることができる。
したので、加圧時に、溶融した被覆部は樹脂チップの中
心側から外側に向かって押出され、樹脂チップ内で導体
線部が良好に露出する。
下方向としたので、樹脂チップの良好な溶着状態が得ら
れるとともに、被覆部を樹脂チップの中心側から外側に
押出す作用が増長される。
発明の作用に加え、樹脂材を透明体としたので、樹脂材
の充填状態を外側から視ることができる。
製の被覆部内に複数本の導体線部を並設したフラットケ
ーブルであっても、請求項2又は請求項4記載の発明と
同様の作用を得ることができ、さらに汎用性が高まる。
る第1実施例を図面に基づいて説明する。
防水構造を得る手段を示す斜視図であり、図1は防水処
理開始前の状態を示し、図2は防水処理開始後の状態を
示している。図3は図2のA方向からの要部矢視断面を
示す模式図であり、(a)は防水処理開始時の状態を示
し、(b)は防水処理開始後の状態を示している。図4
は第1実施例の被覆電線の防水構造を示す斜視図、図5
(a)は図3(a)のD−D断面図、図5(b)は図3
(b)のE−E断面図を示している。
水方法について説明する。
芯線1aからなる導体線部1の外周を樹脂製の被覆部3
によって被覆したものであり、被覆電線Wの防水には、
樹脂材51としての一対の樹脂チップ53,55と、超
音波振動を発生させるホーン57と、被覆電線W及び樹
脂チップ53,55を支持するアンビル59を用いる。
アンビル59は、基台61と、基台61から突設された
支持部63を備え、支持部63は略円筒状に形成されて
いる。支持部63は反基台側(図中上側)が開口する内
径部65を有し、支持部63の周壁63aには、内径部
65の中心を挟んで対向する2本の溝部67が設けられ
ている。2本の溝部67は、内径部65と同じ側で開口
し、支持部63の突設方向に沿って形成され、内径部6
5を介して連通している。一対の樹脂チップ53,55
は、アンビル59の内径部65よりも僅かに小さい外径
を有する円形板体状に形成され、ホーン57の頭部71
の端面71aは樹脂チップ53,55とほぼ同じか又は
僅かに小さい外径を有する円形状に形成されている。樹
脂チップ53,55の材質は、アクリル系樹脂、ABS
(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)
系樹脂、PC(ポリカーボネイト)系樹脂、PVC(ポ
リ塩化ビニル)系樹脂、PE(ポリエチレン)系樹脂等
である。
覆電線Wを上下から一対の樹脂チップ53,55で挟
む。
一方(下側)の樹脂チップ55を挿入し、その上から被
覆電線Wを溝部67に挿入し、さらにその上から他方
(上側)の樹脂チップ53を挿入する。これにより、被
覆電線Wは、上側及び下側の樹脂チップ53,55のほ
ぼ中心で上下方向から挟まれた状態となる。
覆部3を飛散溶融させて導体線部1を露出させ、一対の
樹脂チップ53,55相互を溶着させるとともに、芯線
1a間に溶融した樹脂チップ53,55を充填し、露出
した導体線部1を密封する。
方)の樹脂チップ53の上からホーン57の頭部71を
挿入し、被覆電線Wを、上下の樹脂チップ53,55の
外側からホーン57とアンビル59間で加圧及び加振す
る。加圧は、ホーン57をアンビル59に向かって押圧
することによって行われ、加圧の方向は前記上下方向と
一致している。
て溶着する場合、樹脂材51の接合面とほぼ垂直に交叉
する方向に加振するのが最も良好な溶着状態が得られる
ため、被覆電線Wへの加振の方向は、両樹脂チップ5
3,55の相対向する面53a,55aと交叉する方
向、すなわち前記上下方向に設定してあり、これにより
ホーン57からいわゆる縦振動が発信される。
3,55を加圧及び加振すると、被覆部3が先に溶融し
て、被覆電線Wの導体線部1が樹脂チップ53,55の
間で露出する。このとき被覆電線Wは上下方向から加圧
されているので、溶融した被覆部3は樹脂チップ53,
55の中心側から外側に向かって押出され、導体線部1
が良好に露出する。また、加振の方向を加圧方向と同様
に上下方向に設定したので、被覆部3を樹脂チップ5
3,55の中心側から外側に押出す作用が増長される。
ると、樹脂チップ53,55が溶融して、両樹脂チップ
53,55の相対向する面(上側樹脂チップ53の下面
53aと下側樹脂チップ55の上面55a)が溶着され
るとともに、前記導通接触した導体線部1に隣接する被
覆部3の外周面と樹脂チップ53,55が溶着する。こ
れにより、導通接触した導体線部1の周りは、樹脂チッ
プ53,55によって覆われた状態となる。
加振前の被覆電線Wの内部には、被覆部3と芯線1aの
間や芯線1a間に空隙Cが形成されているが、被覆部3
が溶融飛散すると、被覆部3と芯線1aの間の空隙Cが
溶融した樹脂チップ53,55によって埋められ、さら
に、図5(b)に示すように、樹脂チップ53,55が
上方から加圧されることにより芯線1a間に溶融した樹
脂チップ53,55が充填される。すなわち、被覆電線
Wの内部の空隙Cが樹脂チップ53,55によって遮断
された状態となる。
57による加圧及び加振を止め、被覆部3及び樹脂チッ
プ53,55を硬化させ、防水処理作業を終了する。
施例の被覆電線の防水構造について説明する。
の樹脂チップ53,55からなる樹脂材51によって被
覆電線Wを防水処理したもので、樹脂材51の内部で
は、図5(b)に示すように、露出した導体線部1の芯
線1a間に樹脂材51が充填され、露出した導体線部1
が樹脂材51によって密封されている。
Cが樹脂材51によって遮断された状態となり、いわゆ
る毛細管現象によって樹脂材51の一側の被覆電線W内
部を水が流通しても、かかる水が樹脂材51の他側に流
出せず、被覆電線W内部において止水効果を得ることが
できる。
の使用例を示した模式図である。
る部位n(防水部)が設けられた多極コネクタNに、被
覆電線Wを介して、機能上防水処理が不要なコネクタ
P,Qと、機能上防水処理が必要なコネクタRを接続す
る場合、コネクタP,Qを接続する被覆電線Wa,W
b,Wcのそれぞれに対して、樹脂材51による防水処
理を施すことにより、コネクタP,Qから被覆電線Wの
内部に流入した水が、多極コネクタN内に流出するのを
確実に防止することができる。したがって、コネクタ
P,Q自体に防水処理を施すことなく、コネクタP,Q
を簡単な構造としたまま防水部nの防水性を十分に確保
することができ、コストの低減を図ることができる。
かる防水方法及び防水構造によれば、被覆電線Wを一対
の樹脂チップ53,55で挟んだ状態で、樹脂チップ5
3,55の外側から加圧しながら被覆部3を飛散溶融さ
せ、樹脂チップ53,55相互を溶着するだけで、被覆
電線W内部の止水効果を得ることができる。したがっ
て、一端側が防水処理を必要とする部位に接続された被
覆電線Wの他端側を、機能上防水処理が不要な部位に接
続する場合に、被覆電線Wを樹脂材51による防水処理
を施すという簡単な作業及び構成によって、被覆電線W
の他端側に防水処理を施すことなく一端側の防水性を確
保することができる。
を上下方向から挟むことができる寸法形状で済むため、
防水処理を施す部分を狭い範囲に抑えることができる。
脂チップ53,55で挟み、樹脂チップ53,55の外
側から被覆電線Wをホーン57とアンビル59間で加圧
及び加振するという、比較的簡単な方法であり、且つか
かる防水方法及び防水構造は、被覆電線Wの形状等を特
に限定するものではないので、様々な被覆電線Wに容易
に適用することができ、高い汎用性が得られる。
電線Wの上下から挟み、樹脂チップ53,55の外側か
らホーン57とアンビル59間で加圧及び加振し、その
加圧方向は前記上下方向としたので、被覆電線Wの加圧
時に、溶融した被覆部3は樹脂チップ53,55の中心
側から外側に向かって押出され、導体線部1が良好に露
出する。また、加振の方向は加圧方向と同様に上下方向
としたので、樹脂チップ53,55の良好な溶着状態が
得られるとともに、被覆部3を押出す作用が増長され
る。したがって、樹脂チップ53,55による止水効果
及び密封状態を一層確実に得ることができる。
51を透明体とすることにより、樹脂チップ53,55
の充填状態を樹脂材51の外側から視ることができ、品
質管理の容易化及び品質の向上を図ることができる。
施例について説明する。
防水構造を得る手段を示す斜視図であり、図7は防水処
理前の状態を示し、図8は防水処理中の状態を示してい
る。また、図9は図8のホーンの断面図、図10はフラ
ットケーブルの全体斜視図、図11はフラットケーブル
を折畳んだ使用状態を示す斜視図である。なお、第1実
施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省
略する。
の樹脂製の被覆部73内に複数本の導体線部1を並設し
たフラットケーブル75の一つの導体線部1を防水処理
するもので、このフラットケーブル75が被覆電線を構
成している。
は、第1実施例とほぼ同じであり、下側の樹脂チップ5
5をアンビル59の内径部65に挿入し、その上からフ
ラットケーブル75の被覆部73内の導体線部1を溝部
67に挿入する。この場合、被覆部73はシート状であ
るため、導体線部1を溝部67に完全に挿入させること
ができず、フラットケーブル75は、図8に示すように
アンビル59上に載置された状態となるので、これに合
わせて、内径部65及び溝部67は浅く形成されてる。
また、アンビル59上に載置されたフラットケーブル7
5上に上側の樹脂チップ53を配すると、樹脂チップ5
3がフラットケーブル75上に載置された状態となるの
で、樹脂チップ53の位置決め及びホーン57による加
圧及び加振する作業が困難となる。このため、図9に示
すように、ホーン57の外側には円筒状のチップ保持部
材77が設けられ、チップ保持部材77の下端77aに
は、ホーン57の頭部71が挿通可能で樹脂チップ53
が仮保持されるような開口部79が設けてあり、図9の
ように、開口部79に上側の樹脂チップ53を仮保持さ
せた状態で、チップ保持部材77の下端77aをアンビ
ル59の内径部65に合わせてフラットケーブル75上
に突き当て、ホーン57を押圧して仮保持された上側の
樹脂チップ53を下方に押出し、上下の樹脂チップ5
3,55でフラットケーブル75内の導体線部1を挟
む。また、チップ保持部材77の下端には、被覆部73
の外側から導体線部1に嵌まる断面円弧状の溝77bが
形成されており、この溝部77bにより、チップ保持部
材77をフラットケーブル75上に突き当てた際の位置
決めを容易に行うことができる。なお、以後の防水方法
については、前記第1実施例と同様である。
被覆電線の防水構造は、図4に示す第1実施例とほぼ同
一であり、一対の樹脂チップ53,55からなる樹脂材
51の内部で、被覆部73が飛散溶融してフラットケー
ブル75の導体線部1が露出し、露出した導体線部1の
芯線1a間に樹脂材51が充填され、露出した導体線部
1が樹脂材51によって密封されている。
トケーブル75に対しても第1実施例と同様の効果を得
ることができる。
り、導体線部1の導通接触状態を樹脂材51の外側から
視ることができる。
項2に記載の発明によれば、簡単な作業又は構造で、被
覆電線内部の止水効果を得ることができるので、例え
ば、被覆電線の一端側を防水を必要とする部位に接続
し、他端側を機能上防水を必要としない部位に接続する
場合に、毛細管現象によって他端側から被覆電線の内部
に水等が流入しても、前記止水効果によって一端側への
水等の流出が阻止される。したがって、防水を必要とし
ない他端側に防水処理を施すことなく簡単で安価な方法
によって、一端側の防水性を確保することができる。ま
た、防水処理を施す範囲が狭く、被覆電線の形状も問わ
ないので、高い汎用性が得られる。
は請求項2記載の発明の効果に加えて、加圧時に導体線
部がより良好に露出し、確実な止水効果及び密封状態が
得られる。
載の発明の効果に加えて、樹脂材の充填状態を外側から
視ることができ、品質管理の容易化及び品質の向上を図
ることができる。
ーブルであっても、請求項2又は請求項4記載の発明と
同様の効果を得ることができ、さらに汎用性が高まる。
示す斜視図である(防水処理開始前の状態を示す)。
示す斜視図である(防水処理開始後の状態を示す)。
であり、(a)は防水処理開始時の状態を示し、(b)
は防水処理開始後の状態を示している。
である。
−D断面図、(b)は図3(b)のE−E断面図を示し
ている。
した模式図である。
示す斜視図である(防水処理開始前の状態を示す)。
示す斜視図である(防水処理開始後の状態を示す)。
全体斜視図である。
電線の断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の芯線からなる導体線部の外周を樹
脂製の被覆部によって被覆した被覆電線の防水方法であ
って、 前記被覆電線を一対の樹脂チップで挟む第1の工程と、 前記樹脂チップで挟まれた被覆部を飛散溶融させて前記
一対の樹脂チップ相互を溶着させるとともに、前記芯線
間に溶融した樹脂チップを充填して該芯線間の空隙を溶
融した樹脂チップで遮断する第2の工程とからなること
を特徴とする被覆電線の防水方法。 - 【請求項2】 複数の芯線からなる導体線部の外周を樹
脂製の被覆部によって被覆した被覆電線の防水構造であ
って、 前記被覆電線の導体線部を露出させて芯線間に樹脂材を
充填し、この樹脂材によって前記露出した導体線部を密
封して前記芯線間の空隙を前記樹脂材で遮断したことを
特徴とする被覆電線の防水構造。 - 【請求項3】 請求項1記載の被覆電線の防水方法であ
って、 前記第2の工程では、前記一対の樹脂チップを前記被覆
電線の上下から挟み、 前記樹脂チップの外側から前記被覆電線をホーンとアン
ビル間で加圧及び加振し、 前記加圧及び加振の方向は、前記上下方向としたことを
特徴とする被覆電線の防水方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載の被覆電線の防水構造で
あって、 前記樹脂材は、透明体としたことを特徴とする被覆電線
の防水構造。 - 【請求項5】 請求項2又は請求項4に記載の被覆電線
の防水構造であって、 前記被覆電線は、シート状の樹脂製の被覆部内に複数本
の導体線部を並設したフラットケーブルであることを特
徴とする被覆電線の防水構造。
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- 1994-10-25 JP JP26056494A patent/JP3323335B2/ja not_active Expired - Fee Related
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