JP2000048901A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2000048901A
JP2000048901A JP10211472A JP21147298A JP2000048901A JP 2000048901 A JP2000048901 A JP 2000048901A JP 10211472 A JP10211472 A JP 10211472A JP 21147298 A JP21147298 A JP 21147298A JP 2000048901 A JP2000048901 A JP 2000048901A
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Akira Shinji
陽 榛地
Norihiro Ohashi
紀弘 大橋
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Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5205Sealing means between cable and housing, e.g. grommet
    • H01R13/5208Sealing means between cable and housing, e.g. grommet having at least two cable receiving openings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/504Bases; Cases composed of different pieces different pieces being moulded, cemented, welded, e.g. ultrasonic, or swaged together
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    • H01R13/501Bases; Cases formed as an integral body comprising an integral hinge or a frangible part

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆電線の被覆部をハウジングに溶着して防
水構造とした場合の端子の二重係止を工程が増やすこと
なく、簡単に行う。 【解決手段】 端子14を収容する端子収容室15を有
するハウジング12と、ハウジング12に被せられるこ
とによりハウジング12との間で電線挿通孔20を形成
するカバー13とを備える。カバー13に端子14の後
端部分に係止して抜け止めを行う抜け止め係止部31を
設け、導体部2の周囲を樹脂製の被覆部3で被覆した被
覆電線1を電線挿通孔20に挿通した状態で外側から超
音波加振及び加圧することによって被覆部3をハウジン
グ12及びカバー13に溶着した防水構造とすると共
に、ハウジング12とカバー13とを溶着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波加振処理す
ることにより、電線挿通部分を防水構造とした防水コネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は被覆電線相互の接続部
分を防水するため、特開平9−320651号公報に記
載された従来の防水構造を示す。被覆電線1は導体部2
が樹脂製の被覆部3によって被覆されることによって形
成されており、この被覆電線1の2本が交差して接続さ
れる部分には、上下で一対となる樹脂チップ4,5が用
いられる。
【0003】図9に示すように、下側の樹脂チップ4は
溶着ボス部4aを中央部分に突設すると共に、被覆電線
1,1が挿入される案内溝4bを4隅部分に設けてい
る。各案内溝4bには、溶着ボス部4a側から外側に向
かって被覆除去部4c及び防水溝部4dが順に形成され
ている。又、それぞれの案内溝4bは溶着ボス部4aと
の間に間隔4eを有している。
【0004】上側の樹脂チップ5も同様であり、中央部
分に溶着ボス部5aを突設すると共に、溶着ボス部5a
と間隔5eを有した案内溝5bを4隅部分に設けてい
る。又、各案内溝5bには、被覆除去部5c及び防水溝
部5dが順に形成されている。
【0005】この構造では、下側の樹脂チップをアンビ
ル(図示省略)内にセットした状態で被覆電線1,1が
交差するように下側の樹脂チップ4の案内溝4bに挿入
し、その後、図10(a)で示すように上側の樹脂チッ
プ5を反転させて下側の樹脂チップ4に突き合わせる。
この突き合わせによって、溶着ボス部4a、5aが相互
に当接すると共に、案内溝4b、5bが被覆電線1,1
を挟み込む。そして、この状態でホーン(図示省略)を
上側の樹脂チップ5に当て付けて加圧しながら超音波加
振する。
【0006】これにより、図10(b)で示すように、
被覆電線1の被覆部3が溶融して防水溝部4d、5d内
に流れ込み、導体部2が露出するため被覆電線1,1が
相互に導通する。さらに加圧及び加振を継続すると、溶
着ボス部4a、5aが溶融して溶着ボス部4a、5aが
相互に溶着する。このときには、図10(c)で示すよ
うに、溶融した被覆部3の樹脂が防水溝部4d、5d内
を充満している。従って、その後、硬化することによ
り、溶融した被覆部3の樹脂が環状となって防水溝部4
d、5dを満たすため、防水機能を備えた接続を行うこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような防水構造
は、被覆電線に対して有効であるところから、電線が接
続された端子を収容するコネクタに利用して防水コネク
タとすることが可能である。この場合において、端子を
確実に抜け止めするため、一般的には端子を2重に係止
することが行われる。
【0008】このコネクタへの利用は、以下の工程で行
うことができる。
【0009】被覆電線と端子とが挿通するように加締
め等によって接続する。
【0010】電線が接続された端子をコネクタのハウ
ジング内に収容してハウジング内の係止ランスに係止す
る。
【0011】その後、端子の後部から延びている被覆
電線に対して上述した加圧及び超音波加振を行うことに
より、被覆電線の被覆部を溶融して防水構造とする。
【0012】上記の工程の後で、端子に対して二重
係止部材を係止して抜け止めする。
【0013】これに対し、従来より行われている端子の
二重係止は、被覆電線と端子との接続→ハウジング
への端子の収容と係止→端子の二重係止の工程で終了
する。従って、上述した工程は、従来より行われている
端子の二重係止の工程に対し、防水工程が加わるため、
工程数が多くなっている。又、二重係止を行うための部
材が別途必要であり、部品点数が多くなっている。
【0014】そこで、本発明は、被覆電線の被覆部の溶
融によって防水構造とすると共に、工程数及び部品点数
が多くなることなく、端子をハウジングに二重に係止す
ることが可能な防水コネクタを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、端子を収容する端子収容室を有
するハウジングと、このハウジングに被せられることに
よりハウジングとの間で電線挿通孔を形成するカバーと
を備え、前記カバーに端子の後端部分に係止して抜け止
めを行う抜け止め係止部を設け、導体部の周囲を樹脂製
の被覆部で被覆した被覆電線を前記電線挿通孔に挿通し
た状態で外側から超音波加振及び加圧することによって
前記被覆部をハウジング及びカバーに溶着した防水構造
とすると共に、ハウジングとカバーとを溶着することを
特徴とする。
【0016】この発明では、ハウジングにカバーを被せ
ることにより、被覆電線を電線挿通孔に挿通する。この
状態に対し、外側から超音波加振及び加圧することによ
り、被覆電線の被覆部が溶融してハウジング及びカバー
に溶着するため、溶融した被覆部によって防水性が付与
される。又、カバーはハウジングに被せられることによ
り、その抜け止め係止部が端子収容室内の端子の後部に
係止して端子を二重に係止する。これに加えて、超音波
加振によってハウジングとカバーとが溶着によって接合
するため、カバーが安定し、抜け止め係止部の係止状態
が不用意に解除することがなくなる。
【0017】このような発明では、カバーをハウジング
に被せると同時に端子の二重係止が行われるため、防水
構造としても、工程数が増えることがなくなる。又、端
子収容室内の係止に加えてカバーが端子の二重係止を行
うため、部品点数が増えることもない。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記カバーの抜け止め係止部が後側から係止す
る係止突起を前記端子に設けたことを特徴とする。
【0019】この発明では、端子の係止突起にカバーの
抜け止め係止部が係止するため、端子収容室内の係止に
加えて端子の二重係止をさらに確実に行うことができ
る。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明であって、前記カバーをハウジングに被せることに
より前記被覆電線を軸方向と交差する方向に押圧して屈
曲させる押圧屈曲部を設けたことを特徴とする。
【0021】この発明では、押圧屈曲部が被覆電線を押
圧して屈曲させる。屈曲された被覆電線の屈曲部はスト
レインリリーフとして機能し、軸方向の応力が被覆電線
に作用しても、先端の端子に伝達されることがない。こ
のため、電線の引き抜きが防止される。
【0022】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記押圧屈曲部は、前記ハウジングに隆起する
ように形成した屈曲溝部と、この屈曲溝部に前記被覆電
線を押し込むように前記カバーに形成した押圧部とから
なることを特徴とする。
【0023】この発明では、カバーに形成した押圧部が
被覆電線を押圧することにより、ハウジングの屈曲溝部
が被覆電線を押し込んで屈曲させるため、軸方向と交差
する方向への屈曲を確実に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、本発明の一実施形
態の防水コネクタであり、図1及び図2はその斜視図及
び正面図、図3は端子の斜視図、図4はハウジングの部
分斜視図、図5及び図6は溶着を行う手順を示す部分断
面図を示す。
【0025】図1及び図2に示すように、防水コネクタ
11はハウジング12及びカバー13を有している。ハ
ウジング12は端子14をそれぞれ収容する端子収容室
15を横一列、上下2段で複数有している。ハウジング
12の中間部分には支持壁部(図5参照)18が水平方
向に設けられており、この支持壁部18を境として端子
収容室15が上下2段に分けられている。
【0026】図5及び図6に示すように、各端子収容室
15内には、相手端子(図示省略)が接触する接触部1
4aに対して後側から係止する係止ランス16が突出す
るように形成されている。又、各端子収容室15の先端
には、相手端子が侵入する端子挿入孔17が開口されて
いる。上述した支持壁部18は端子収容室15よりも後
側に延設され、延設された部分が後述する電線受け台1
9となっている。
【0027】ハウジング12の外側にはハウジング12
を内包するフード部24が設けられている。フード部2
4は湾曲状の矩形筒体からなると共に先端面が開口され
ており、この開口部分から相手コネクタ(図示省略)が
挿入されて嵌合する。挿入された相手コネクタを固定す
るため、フード部24の内部には、図5及び図6に示す
ように防水パッキン25が装着されている。又、フード
部24の上面には、相手コネクタの嵌合状態をロックす
るロックアーム26が設けられている。なお、フード部
24の後面は端子収容室15及び後述する電線受け台1
9の電線収容溝20aを除く部分が閉鎖されている。
【0028】図1に示すように、電線受け台19は平面
矩形状となっており、その上下面には、各端子収容室1
5に対応して連通する電線収容溝20aが列状に形成さ
れている。又、電線受け台19の左右の端部には、フー
ド部24の後面に連設すると共に、後方に向かって幅が
小さくなる略三角形状の側壁部21が一体的に形成され
ており、この側壁部21の上下の端面が超音波加振によ
ってカバー13と溶着する溶着辺部22となっている。
なお、電線収容溝20aは左右の側壁部21及び左右の
側壁部の間に平行状に設けられた隔壁部23によって仕
切られることにより形成されるものである。
【0029】カバー13は電線受け台19の上下面に対
応するように上下に設けられている。それぞれのカバー
13は電線受け台19と同じ寸法の矩形状となってお
り、電線受け台19に被せられることにより、電線受け
台19の上下面を塞ぐことができる。この実施形態にお
いて、上下のカバー13はフード部24の後面に設けた
ヒンジ27を介してフード部24に連結されており、ヒ
ンジ27が回動することにより、各フード部24が電線
受け台19に上下から被せられる。なお、ヒンジ27に
よって連結することなく、カバー13を別体としても良
い。
【0030】カバー13は電線受け台19の側壁部21
に対応したテーパ面29を外面側に有した左右の側壁部
28と、左右の側壁部28の間に平行状に設けられた隔
壁部30とを有しており、これらの側壁部28及び隔壁
部30によって仕切られた空間部分が電線収容溝20b
となっている。この電線収容溝20bはカバー13を電
線受け台19に被せることにより、電線受け台19側の
電線収容溝20aと合わせられる。このように電線収容
溝20a、20bが合わせられることにより、被覆電線
1が挿通する電線挿通孔20が形成される。又、上述し
たテーパ面29は電線受け台19の溶着辺部22と密着
し、超音波加振によって溶着辺部22と溶着する溶着辺
部29となるものである。
【0031】それぞれのカバー13には、抜け止め係止
部31が形成されている。抜け止め係止部31は端子収
容室15内に収容されている端子14に後端部分から係
止することにより端子14の抜け止めを行うものであ
る。この実施形態では、図6に示すように、端子収容室
15に臨んでフード部24の後面に当接するカバー13
の当接面13aを端子収容室15方向に延長して、端子
収容室15の面内に位置させることにより抜け止め係止
部31としている。従って、抜け止め係止部31を別
途、形成する必要がなく構造が簡単となる。
【0032】さらに、ハウジング12及びカバー13に
は、屈曲溝部32及び押圧部33からなり被覆電線1を
屈曲させる押圧屈曲部が形成されている。屈曲溝部32
は図4に示すように、電線受け台19の各電線収容溝2
0aの底面を傾斜状に隆起させることにより形成されて
いる。これに対し、押圧部33は図5及び図6に示すよ
うに、カバー13の各電線収容溝20bにおける当接面
13a側にテーパ面を形成することにより設けられてい
る。この押圧部33はカバー13を電線受け台19に被
せることにより、電線受け台19の各電線収容溝20a
に収容されている被覆電線1を屈曲溝部32に押し込む
ように作用する。これにより、被覆電線1をその軸方向
と交差する方向に屈曲させることができる。
【0033】図1及び図3に示すように、端子14は被
覆電線1が加締められることによって被覆電線1が連結
される加締め部14cと、被覆電線1から露出された導
体部2に加締められることにより導体部2と導通接続す
る接続部14bと、相手端子が接触して導通する接触部
14aとを備えている。端子14の加締め部14cに
は、加締め部14cよりも外側に突出する係止突起34
が形成されている。この係止突起34には、カバー13
の抜け止め係止部31が後側から係止する。この係止に
より係止ランス16の係止に加えて、端子14の二重係
止を行うことができる。
【0034】被覆電線1は導体部2と、導体部2の周囲
を被覆する被覆部3とからなり、被覆部3が樹脂によっ
て形成されている。被覆部3の樹脂としては、塩化ビニ
ル樹脂が使用される。一方、ハウジング12及びカバー
13を含めた防水コネクタ11の全体は、アクリル系樹
脂、ABS(アクリル−ブタジエン−スチレン共重合
体)系樹脂、PC(ポリカーボネート)系樹脂、ポリエ
チレンなどのポリオレフィン系樹脂、PEI(ポリエー
テルイミド)系樹脂、PBT(ポリブチレンテレフタレ
ート)系樹脂等を使用される。これらの樹脂は被覆部3
の樹脂に比して硬質である特性を有している。
【0035】次に、この実施形態の組み立てを図5及び
図6により説明する。図5に示すように、カバー13を
開いた状態で、被覆電線1に接続されている端子14を
ハウジング12のそれぞれの端子収容室15に収容す
る。この収容によって、端子収容室15内の係止ランス
16が端子14の接触部14aに係止する。又、この収
容にあっては、各被覆電線1を電線受け台19のそれぞ
れの電線収容溝20aに落とし込む。
【0036】そして、ヒンジ27を回動させてカバー1
3を電線受け台19の上下面に被せる。カバー13を被
せることにより、電線受け台19の溶着辺部22とカバ
ー13の溶着辺部29とが密着すると共に、電線受け台
19の電線収容溝20aとカバー13の電線収容溝20
bとが合わせられて被覆電線1が挿通する電線挿通孔2
0が形成される。
【0037】又、図6に示すように、カバー13の押圧
部33が被覆電線1を屈曲溝部32に押し込むため、被
覆電線1が軸方向と交差する方向に屈曲される。さら
に、カバー13の当接面13aに設けた抜け止め係止部
31が端子14の加締め部14cに後側から係止する。
【0038】次に、下側のカバー13をアンビル(図示
省略)上に載置すると共に、上側のカバー13にホーン
35を当接させることにより、アンビル及びホーン35
で挟み、加圧しながらホーン35から縦振動を超音波発
振する。超音波発振された縦振動によって、電線受け台
19及びカバー13と接触している被覆電線1の被覆部
3が先に溶融し、その後、電線受け台19及びカバー1
3の被覆電線1との接触部分が溶融する。
【0039】これらの溶融した樹脂は相互に混ざり合う
ため、硬化することにより、電線挿通孔20と被覆電線
1との界面には被覆電線1と溶着して一体化した樹脂結
合層が形成される。このため、水が電線挿通孔20及び
被覆電線1の間から侵入することができず、良好な防水
構造とすることができる。
【0040】さらに、超音波振動を継続することによ
り、電線受け台19の溶着辺部22及びカバー13の溶
着辺部29が溶融して溶着する。この溶着によって電線
受け台19及びカバー13が結合して一体化する。この
電線受け台19との結合によってカバー13が安定する
ため、被覆電線1の屈曲状態が確実に保持される。又、
抜け止め係止部31が端子14との係止状態から外れる
ことがなくなる。
【0041】このような実施の形態では、カバー13を
ハウジング12の電線受け台19に被せることにより、
図7に示すように抜け止め係止部31が端子収容室15
内の端子14の後部に係止する。このため、係止ランス
16の係止に加えた二重係止を行うことができる。
【0042】従って、カバー13を電線受け台19に被
せると同時に端子14の二重係止が行われるため、コネ
クタを防水構造としても、工程数が増えることがなくな
ると共に、カバー13に設けた抜け止め係止部によって
係止するため、二重係止のための部品点数が増えること
もない。
【0043】図8はカバー13を電線受け台19に被せ
ることにより、被覆電線1を屈曲させた状態を示し、1
0が被覆電線1の屈曲部である。この屈曲部10は被覆
電線1の軸方向と交差する方向となっており、被覆電線
1には屈曲部10を境として、2段階の軸線10a、1
0bが形成される。
【0044】従って、屈曲部10はストレインリリーフ
として機能し、軸方向の応力が軸線10bに沿って作用
しても、軸線10aには伝達されることがない。このた
め、被覆電線1先端に接続されている端子14から被覆
電線1が引き抜けたりせず、被覆電線1は防水コネクタ
11に確実に保持される。
【0045】さらに、この実施形態では、カバー13の
抜け止め係止部31が係止する係止突起34を端子14
に設けているため、端子14の二重係止を確実に行うこ
とができる。
【0046】なお、本発明では、カバー13が確実に端
子14に係止する場合には、端子14の係止突起34を
形成しなくても良い。又、端子収容室15を1段として
も良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、カバーをハウジングに被せると同時にカバーの
抜け止め係止部が端子に係止して端子の二重係止が行わ
れるため、防水構造としても、工程数が増えることがな
くなると共に、部品点数が増えることもない。
【0048】請求項2の発明によれば、端子の係止突起
にカバーの抜け止め係止部が係止するため、端子の二重
係止をさらに確実に行うことができる。
【0049】請求項3の発明によれば、押圧屈曲部が被
覆電線を押圧して軸方向と交差する方向に屈曲させるた
め、軸方向の応力が被覆電線に作用しても、被覆電線の
引き抜けを防止することが出来る。
【0050】請求項4の発明によれば、屈曲溝部及び押
圧部とによって押圧屈曲部を形成するため、軸方向と交
差する方向への被覆電線の屈曲を確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体を示す斜視図であ
る。
【図2】一実施形態の全体の正面図である。
【図3】端子を示す斜視図である。
【図4】ハウジングに形成した屈曲溝部を示す部分斜視
図である。
【図5】端子を端子収容室に収容した状態を示す部分断
面図である。
【図6】カバーを被せて超音波加振する状態を示す部分
断面図である。
【図7】カバーの抜け止め係止部の作用を説明する断面
図である。
【図8】押圧屈曲部の作用を説明する側面図である。
【図9】従来の被覆電線の防水構造を示す分解斜視図で
ある。
【図10】従来の被覆電線の防水構造を超音波振動の溶
着によって組み立てる手順を示し、(a)は溶着前の断
面図、(b)は超音波振動時の断面図、(c)は超音波
振動を終了した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 被覆電線 2 導体部 3 被覆部 11 防水コネクタ 12 ハウジング 13 カバー 14 端子 15 端子収容室 19 電線受け台 20 電線挿通孔 31 抜け止め係止部 32 屈曲溝部 33 押圧部 34 係止突起
フロントページの続き Fターム(参考) 5E086 PP05 PP14 PP25 QQ10 QQ16 5E087 EE02 EE14 FF06 FF13 GG15 GG16 GG25 GG36 KK04 LL03 LL14 MM05 RR12 RR26 RR29 RR47

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子が収容・係止される端子収容室を有
    するハウジングと、このハウジングに被せられることに
    よりハウジングとの間で電線挿通孔を形成するカバーと
    を備え、前記カバーに端子の後端部分に係止して抜け止
    めを行う抜け止め係止部を設け、導体部の周囲を樹脂製
    の被覆部で被覆した被覆電線を前記電線挿通孔に挿通し
    た状態で外側から超音波加振及び加圧することによって
    前記被覆部をハウジング及びカバーに溶着した防水構造
    とすると共に、ハウジングとカバーとを溶着することを
    特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水コネクタであって、
    前記カバーの抜け止め係止部が後側から係止する係止突
    起を前記端子に設けたことを特徴とする防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の防水コネクタであ
    って、前記カバーをハウジングに被せることにより前記
    被覆電線を軸方向と交差する方向に押圧して屈曲させる
    押圧屈曲部を設けたことを特徴とする防水コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の防水コネクタであって、
    前記押圧屈曲部は、前記ハウジングに隆起するように形
    成した屈曲溝部と、この屈曲溝部に前記被覆電線を押し
    込むように前記カバーに形成した押圧部とからなること
    を特徴とする防水コネクタ。
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