JPH07296878A - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- JPH07296878A JPH07296878A JP10756194A JP10756194A JPH07296878A JP H07296878 A JPH07296878 A JP H07296878A JP 10756194 A JP10756194 A JP 10756194A JP 10756194 A JP10756194 A JP 10756194A JP H07296878 A JPH07296878 A JP H07296878A
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- housing
- elastic arm
- contacts
- contact
- connector
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Abstract
クタの小型化が可能な電気コネクタを提供する。 【構成】 コンタクトを係止する弾性腕48を有する係止
部材24をハウジング22とは別体に形成する。弾性腕48の
両側には突条50を設け、コンタクト収容室42を形成する
と共に間隙68を有する壁66と突条50とを係合させること
により、弾性腕48の変位を阻止する。上下の収容室42、
42の間の壁66を貫通する間隙68に弾性腕48を配置したの
で、収容室42、42間のピッチを小さくでき、コネクタの
小型化が達成できる。
Description
特にハウジングとは別体に形成されたコンタクト係止部
材を有する電気コネクタに関する。
トを絶縁性ハウジング内に係止する手段として、コンタ
クトを収容するハウジング内の収容室の内壁から延びる
弾性腕を利用したコネクタが広く使用されている。コン
タクト自体に弾性係止片を設けた場合と比較すると、ハ
ウジング内に挿入する前のコンタクトが相互に絡み合う
おそれが極めて小さいという利点を有するからである。
の収容室内にハウジングと一体に弾性腕を形成すること
は、ハウジングを成形する金型の構造を複雑にするとい
う問題がある。特に、弾性腕が嵌合面から離れて形成さ
れる場合は、弾性腕を形成する金型ピンが細長くなるの
で、その強度を維持するために金型の複雑さが顕著にな
る。
クトに対して引抜く方向(矢印A方向)に外力が作用す
る場合、弾性腕の固定端が外力の作用する線上からオフ
セットしている。このため、図8に示されるようにコン
タクト1と係止する弾性腕2の自由端付近が時計回り
(矢印B方向)に回動し、コンタクト1の係止部3によ
って弾性腕2が剪断されたり(破線)、座屈する(2点
鎖線)おそれがあるという問題がある。この問題は、コ
ンタクトのピッチが小さいため、弾性腕に十分な強度が
とれない小型コネクタに顕著にあらわれる。
ば、実開平5-15348 号公報参照)のみによってコンタク
トを係止する場合は、ハウジングを成形する金型を簡素
化できる。しかし、単に、弾性腕をハウジングと別体の
係止部材に設けただけではコンタクト間のピッチは小さ
くできず、即ちコンタクトの小型化の達成は困難であ
る。
成形金型構造を複雑にすることなく、コネクタの小型化
が可能な電気コネクタを提供することを目的とする。
は、複数のコンタクトと、該コンタクトのそれぞれを収
容する収容室を有するハウジングと、該ハウジングとは
別体に形成され、前記コンタクトを抜け止めする弾性腕
を有する係止部材とを具える電気コネクタにおいて、前
記弾性腕の側面に、前記収容室を形成する壁と係合する
突部を形成し、前記収容室側への前記弾性腕の変位を阻
止したことを特徴とする。
ンタクトと、該コンタクトのそれぞれを収容する収容室
を有するハウジングと、該ハウジングとは別体に形成さ
れ、前記コンタクトを抜け止めする弾性腕を有する係止
部材とを具える電気コネクタにおいて、前記弾性腕の少
なくとも先端近傍を、上下方向に隣接する前記収容室の
間の壁を貫通して配置したことを特徴とする。
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
を示す分解斜視図である。電気コネクタ10は、プラグ
(雄型)コネクタ20及びキャップ(雌型)コネクタ70か
らなる。プラグコネクタ20は、プラグハウジング22、ラ
ンス部材(係止部材)24、シール部材26及びリセプタク
ル(雌型)コンタクト28を具える。プラグハウジング22
は、絶縁性の合成樹脂から形成され、一端嵌合面30に相
手側のタブコンタクト76が進入する複数(本実施例では
8個)の開口32が形成されている。また、側面34にはキ
ャップコネクタ70のラッチアーム82と係合して両コネク
タ20、70を相互にロックする係止部36が設けられてい
る。嵌合面30とは反対側の面38には、ランス部材24及び
シール部材26を収容する凹部40(図2参照)が形成さ
れ、リセプタクルコンタクト28のための複数の収容室42
(図2参照)がこの凹部40及び嵌合面30の開口32に連通
する。ランス部材24は、収容室42に整合する複数の孔44
が形成された基部46と、この基部46の一端面から孔44に
対応して前方に延びる弾性腕48と、基部46の4隅のそれ
ぞれから弾性腕48と略同方向に突出する断面三角形の突
起52とを有する。弾性腕48の両側には弾性腕48に沿って
突条(突部)50が形成されている。突起52は、後述する
ようにハウジング22の凹部40の底面58に超音波溶着され
る。凹部40に収容されるシール部材26は、シリコーンゴ
ム等の公知のゴムから形成され、コンタクト収容室42と
整合する8個の孔60、周壁に沿って形成された複数の環
状突部62及び各孔60の内壁に形成された複数の環状突部
64(図2参照)を有する。
グ72、ランス部材24、シール部材26、シールリング74及
びタブ(雄型)コンタクト76を具える。キャップハウジ
ング72は、絶縁性の合成樹脂から形成され、一端にプラ
グハウジング22の嵌合面30を受容する嵌合凹部78(図7
参照)を有する。この嵌合凹部78を形成する上壁80に
は、係止部36と係合可能なラッチアーム82が設けられ
る。また、ラッチラーム82の近傍には、上壁80から互い
に対向する側壁84、86にかけて壁80、84、86より一段内
側に形成された段差面88と、この段差面88の中央に嵌合
凹部78と連通する開口90とが設けられている。シールリ
ング74はこの開口90を介して嵌合凹部78内に挿入され
る。段差面88及び開口90はカバー部材92により覆われ、
後述するように超音波溶着によってカバー部材92がハウ
ジング72に固定される。キャップハウジング72の他端に
はランス部材24及びシール部材26を収容する凹部94が形
成され、タブコンタクト76のための複数の収容室96(図
7参照)がこの凹部90及び嵌合凹部78に連通する。ラン
ス部材24及びシール部材26はプラグコネクタ20のそれら
と共用できるので、金型費用を低減できる。
仮挿入した状態を示す断面図である。図3は、プラグハ
ウジングにランス部材を固着した状態を示す断面図であ
る。図4は、ランス部材の弾性腕の拡大斜視図である。
図5は、図3の線V−Vに沿った断面図である。プラグ
コネクタ20の組立手順は以下の通りである。まず、図2
において、ランス部材24は、その突起52がプラグハウジ
ング22の凹部40の底面58に当接するまで凹部40内に挿入
される。次に、ランス部材24の基部46の他端面54に工具
ホーン(図示せず)を当接させて超音波振動を印加する
と、図3に示される如く、突起52が溶融してランス部材
24がプラグハウジング22に固着される。超音波振動によ
る固着は、ラッチアームによる係止等と比較すると、係
止(固着)に必要な容積を低減できるので、コネクタの
小型化に好適である。続いて、凹部40にシール部材26を
挿入した後、電線Wに接続されたコンタクト28(図1参
照)を孔60を介してプラグハウジング22の収容室42内に
挿入する。図4に示される如くランス部材24の弾性腕48
の両側には突条(突部)50、50(一方のみ図示)が形成
され、この突条50、50は図3及び図5に示される如く、
収容室42を形成する壁66の下側に位置する。このため、
コンタクト28が収容室42内に進入する際に弾性腕48が下
方へ変位することを妨げないが、弾性腕48がコンタクト
28に係止した後、コンタクト28に後退する方向に外力が
印加される場合には突条50及び壁66の当接により弾性腕
48の時計回りの回動(図3)、即ち、対応する収容室42
側への変位を阻止する。従って、弾性腕48の座屈等が防
止され、コンタクト28の係止力が著しく増強される。
48を配置するためのものである。弾性腕48が上下方向に
隣接する収容室42、42間の壁66を貫通して配置されたこ
とにより弾性腕48専用の空間を減少させることができ、
収容室42、42のピッチ、即ちコンタクト28、28(図1参
照)のピッチを著しく小さくできる。また、間隙68の前
方には開口32に連通する溝69が形成され、この溝69に沿
って外部から工具(図示せず)を挿入し、弾性腕48を下
方に変位させることにより誤って収容室42に収容された
コンタクト28を取外すことができる。
を固着する前の状態を示す断面図である。図7は、キャ
ップハウジングカバー部材及びランス部材を固着した状
態を示す断面図である。キャップコネクタの組立手順は
以下の通りである。まず、シールリング74を開口90から
嵌合凹部78内に挿入する。次に、カバー部材92の裏面の
全周に沿って形成された突部98の内方縁98a を段差面88
の斜面88a に当接させることにより、カバー部材92が段
差面88及び開口90を覆う。続いて、カバー部材92の外面
に工具ホーン(図示せず)を当接させ超音波振動を印加
すると、突部98の内方縁98a が溶融してカバー部材92が
キャップハウジング72に固着される。溶融した内方縁98
a の材料は、斜面88a に連続する凹部88b に流れ込むの
で、ハウジング72の外表面又は開口90内には流出しな
い。シールリング74は、嵌合凹部78の段部79及びカバー
部材92によって抜け止めされるので、キャップハウジン
グ72から脱落しない。また、シールリング74はハウジン
グ72の側方から挿入されるので、挿入が容易であると共
に挿入が完了したか否かの目視確認ができる。次に、前
述のプラグコネクタの場合と同様に、ランス部材24を他
端側の凹部94内に挿入後、超音波振動によりランス部材
24を固着させ、続いてシール部材26と電線Wに接続され
たタブコンタクト76とを装着する。各部材の組込みが容
易なので、自動組立化への対応が容易である。
たが、本発明は上記実施例に限定することなく、必要に
応じて種々の変形、変更が可能である。例えば、非防水
型コネクタの場合は、シール部材26及びシールリング74
を除外すればよい。また、コンタクトを2重に係止した
い場合は、例えばハウジングの側方等から2重係止部材
を挿入してもよい。
ジングとは別体の係止部材の弾性腕の突部及び収容室を
形成する壁の係合により、成形金型の構造を複雑にする
ことなく、コネクタを小型化にした場合であっても十分
なコンタクト係止力が得られる。
ングとは別体の係止部材の弾性腕の少なくとも先端近傍
が上下方向に隣接する収容室の間の壁を貫通して配置さ
れるので、成形金型の構造を複雑にすることなく、収容
室のピッチが小さい小型のコネクタが得られる。
視図。
を示す断面図である。
示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
を固着した状態を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のコンタクトと、該コンタクトのそ
れぞれを収容する収容室を有するハウジングと、該ハウ
ジングとは別体に形成され、前記コンタクトを抜け止め
する弾性腕を有する係止部材とを具える電気コネクタに
おいて、 前記弾性腕の側面に、前記収容室を形成する壁と係合す
る突部を形成し、前記収容室側への前記弾性腕の変位を
阻止したことを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項2】 複数のコンタクトと、該コンタクトのそ
れぞれを収容する収容室を有するハウジングと、該ハウ
ジングとは別体に形成され、前記コンタクトを抜け止め
する弾性腕を有する係止部材とを具える電気コネクタに
おいて、 前記弾性腕の少なくとも先端近傍を、上下方向に隣接す
る前記収容室の間の壁を貫通して配置したことを特徴と
する電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10756194A JP3268941B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10756194A JP3268941B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07296878A true JPH07296878A (ja) | 1995-11-10 |
JP3268941B2 JP3268941B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=14462300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10756194A Expired - Lifetime JP3268941B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268941B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7255611B2 (en) | 2004-03-12 | 2007-08-14 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector |
JP2015142997A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | ブラザー工業株式会社 | 流路接続構造及び流路接続方法 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP10756194A patent/JP3268941B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7255611B2 (en) | 2004-03-12 | 2007-08-14 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector |
JP2015142997A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | ブラザー工業株式会社 | 流路接続構造及び流路接続方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3268941B2 (ja) | 2002-03-25 |
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