JP3301570B2 - 往復動型圧縮機 - Google Patents
往復動型圧縮機Info
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- Japan
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- chamber
- cylinder block
- discharge
- drive shaft
- compressor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/12—Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
- F04B39/125—Cylinder heads
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
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- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/0027—Pulsation and noise damping means
- F04B39/0055—Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/90—Alloys not otherwise provided for
- F05C2201/906—Phosphor-bronze alloy
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として冷房用に供さ
れる圧縮機に係り、詳しくは単頭形のピストンを装備し
た往復動型圧縮機に関する。
れる圧縮機に係り、詳しくは単頭形のピストンを装備し
た往復動型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷媒ガスを圧縮する冷房用圧縮
機において、吐出ガスの圧力脈動を緩和することにより
消音効果を期待するといった着想は既に知られており、
例えば実開昭50ー44313号公報に開示されている
ような両頭ピストンを備えた斜板式圧縮機にあっては、
ボア挟間に存在する十分に広いスペース部分を、前後の
吐出室から脈動緩和機構へと向う吐出ガスの導通路とし
て使用しうるため、圧縮機の中央付近に比較的容易に脈
動緩和機構を設置することが可能である。
機において、吐出ガスの圧力脈動を緩和することにより
消音効果を期待するといった着想は既に知られており、
例えば実開昭50ー44313号公報に開示されている
ような両頭ピストンを備えた斜板式圧縮機にあっては、
ボア挟間に存在する十分に広いスペース部分を、前後の
吐出室から脈動緩和機構へと向う吐出ガスの導通路とし
て使用しうるため、圧縮機の中央付近に比較的容易に脈
動緩和機構を設置することが可能である。
【0003】一方、単頭ピストンを有する斜板式又は揺
動板式等の圧縮機では、回路に接続される吸入口及び吐
出口をシリンダヘッド(リヤハウジング)に配設するの
が一般的であり、これは片側に並設された圧縮部のみで
所定の吐出容量を確保する必要から、上述した両頭斜板
式のそれに比して並設気筒(ボア)数が多く、ボア挟間
にガス通路形成のための余裕スペースを残しえないとい
った設計上の制約があるからである。そのため吐出圧力
脈動を緩和するために提案されている幾多の技術手段の
ほとんどすべてが、シリンダヘッドに直接脈動緩和(消
音)機構を内装するといった形態に終始しているのが実
情である。
動板式等の圧縮機では、回路に接続される吸入口及び吐
出口をシリンダヘッド(リヤハウジング)に配設するの
が一般的であり、これは片側に並設された圧縮部のみで
所定の吐出容量を確保する必要から、上述した両頭斜板
式のそれに比して並設気筒(ボア)数が多く、ボア挟間
にガス通路形成のための余裕スペースを残しえないとい
った設計上の制約があるからである。そのため吐出圧力
脈動を緩和するために提案されている幾多の技術手段の
ほとんどすべてが、シリンダヘッドに直接脈動緩和(消
音)機構を内装するといった形態に終始しているのが実
情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにシリンダヘッドの内部に脈動緩和機構を配設するこ
とは、実効容積の大小を問わずシリンダヘッドの肥大化
を余儀なくされ、とくに小型、軽量化に厳しい要求のあ
る車両搭載用圧縮機の全長増大は、まさに決定的ともい
える不利を被ることを免れない。また、圧縮端の後部に
設けられる吐出口の配置が、車両搭載時における配管類
の取回しに少なからぬ不便さを強いることも、かねてよ
り指摘されている放置しえない事柄である。
うにシリンダヘッドの内部に脈動緩和機構を配設するこ
とは、実効容積の大小を問わずシリンダヘッドの肥大化
を余儀なくされ、とくに小型、軽量化に厳しい要求のあ
る車両搭載用圧縮機の全長増大は、まさに決定的ともい
える不利を被ることを免れない。また、圧縮端の後部に
設けられる吐出口の配置が、車両搭載時における配管類
の取回しに少なからぬ不便さを強いることも、かねてよ
り指摘されている放置しえない事柄である。
【0005】本発明は、圧縮機の長大化を招くことなく
吐出圧力脈動の緩和を図ることを、解決すべき技術課題
とするものである。
吐出圧力脈動の緩和を図ることを、解決すべき技術課題
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題解決の
ため、請求項1の発明では、複数のボアを並設して圧縮
機の外郭を構成するシリンダブロックと、内部にクラン
ク室を形成してシリンダブロックの前端を閉塞するハウ
ジングと、該シリンダブロックとハウジングに回転自在
に支承された駆動軸と、内方域に吐出室、外方域に吸入
室を画設し、かつ弁板を介してシリンダブロックの後端
を閉塞するシリンダヘッドと、クランク室内の駆動軸に
装着された斜板要素と連係して上記ボア内を直動する単
頭ピストンとを備えた往復動型圧縮機において、上記シ
リンダブロックの外郭部に吐出フランジと結合された鎮
圧室を内設するとともに、上記シリンダヘッドに画設さ
れた吐出室の一部を通孔によって前記鎮圧室と連通せし
めた新規な構成を採用している。請求項2の発明では、
請求項1の発明において、吐出室の一部と鎮圧室とを連
通する通孔を、弁板を貫穿して形成するようにした。
ため、請求項1の発明では、複数のボアを並設して圧縮
機の外郭を構成するシリンダブロックと、内部にクラン
ク室を形成してシリンダブロックの前端を閉塞するハウ
ジングと、該シリンダブロックとハウジングに回転自在
に支承された駆動軸と、内方域に吐出室、外方域に吸入
室を画設し、かつ弁板を介してシリンダブロックの後端
を閉塞するシリンダヘッドと、クランク室内の駆動軸に
装着された斜板要素と連係して上記ボア内を直動する単
頭ピストンとを備えた往復動型圧縮機において、上記シ
リンダブロックの外郭部に吐出フランジと結合された鎮
圧室を内設するとともに、上記シリンダヘッドに画設さ
れた吐出室の一部を通孔によって前記鎮圧室と連通せし
めた新規な構成を採用している。請求項2の発明では、
請求項1の発明において、吐出室の一部と鎮圧室とを連
通する通孔を、弁板を貫穿して形成するようにした。
【0007】
【作用】したがって、各ボアから吐出室内へ吐出された
高圧の冷媒ガスは、上記通孔を経由して鎮圧室へと導入
され、該鎮圧室のもつ膨張形のマフラ機能によって圧力
脈動成分が減衰された吐出冷媒ガスは、圧縮機体(シリ
ンダブロック)の外郭部に配置された吐出フランジ(吐
出口)を経て、これに接続された冷凍回路へと送出され
る。なお、このように機体のほぼ中央外郭部を占居する
吐出フランジの配置構成により、車両搭載時における接
続配管類の取回しの自由度が著しく拡大される。また通
孔が弁板を貫穿して形成された場合には、通孔は極く短
距離で吐出室と鎮圧室とを連通させることができる。
高圧の冷媒ガスは、上記通孔を経由して鎮圧室へと導入
され、該鎮圧室のもつ膨張形のマフラ機能によって圧力
脈動成分が減衰された吐出冷媒ガスは、圧縮機体(シリ
ンダブロック)の外郭部に配置された吐出フランジ(吐
出口)を経て、これに接続された冷凍回路へと送出され
る。なお、このように機体のほぼ中央外郭部を占居する
吐出フランジの配置構成により、車両搭載時における接
続配管類の取回しの自由度が著しく拡大される。また通
孔が弁板を貫穿して形成された場合には、通孔は極く短
距離で吐出室と鎮圧室とを連通させることができる。
【0008】
【実施例】以下、図に基づいて本発明の実施例を具体的
に説明する。図1及び図2において、1は、少なくとも
5個のボア1aを並設したシリンダブロックで、該シリ
ンダブロック1の前端はクランク室2を形成したハウジ
ング3によって閉塞され、同後端は弁板4を挟持し、か
つ内方域に吐出室6、外方域に吸入室7を画設したシリ
ンダヘッド5により閉塞されている。なお、このように
吐出室6を内方域に配置することにより、図示しない吐
出リード弁を放射形の統合弁体としてきわめてコンパク
トに構成することができる。
に説明する。図1及び図2において、1は、少なくとも
5個のボア1aを並設したシリンダブロックで、該シリ
ンダブロック1の前端はクランク室2を形成したハウジ
ング3によって閉塞され、同後端は弁板4を挟持し、か
つ内方域に吐出室6、外方域に吸入室7を画設したシリ
ンダヘッド5により閉塞されている。なお、このように
吐出室6を内方域に配置することにより、図示しない吐
出リード弁を放射形の統合弁体としてきわめてコンパク
トに構成することができる。
【0009】8は、ハウジング3及びシリンダブロック
1にそれぞれラジアル軸受9、10を介して支承された
駆動軸で、ハウジング3側の延出部には軸封装置11が
配設されている。上記クランク室2内の駆動軸8上には
ラグプレート12が同期回転可能に嵌着されるととも
に、スリーブ13が摺動可能に遊嵌されている。該スリ
ーブ13の左右両側には枢軸13aが突設されており、
ねじ結合により一体化された回転斜板14の係合孔が該
枢軸13aと嵌合することにより、該回転斜板14は傾
動可能に支持されている。そして該回転斜板14の有効
摺動面には対の半球シュー15、15が当接され、各ボ
ア1a内に嵌挿された単頭ピストン16と該半球シュー
15、15とが球面嵌合することにより、該単頭ピスト
ン16は回転斜板14に係留されている。
1にそれぞれラジアル軸受9、10を介して支承された
駆動軸で、ハウジング3側の延出部には軸封装置11が
配設されている。上記クランク室2内の駆動軸8上には
ラグプレート12が同期回転可能に嵌着されるととも
に、スリーブ13が摺動可能に遊嵌されている。該スリ
ーブ13の左右両側には枢軸13aが突設されており、
ねじ結合により一体化された回転斜板14の係合孔が該
枢軸13aと嵌合することにより、該回転斜板14は傾
動可能に支持されている。そして該回転斜板14の有効
摺動面には対の半球シュー15、15が当接され、各ボ
ア1a内に嵌挿された単頭ピストン16と該半球シュー
15、15とが球面嵌合することにより、該単頭ピスト
ン16は回転斜板14に係留されている。
【0010】回転斜板14の前面側にはヒンジ機構を構
成する一対のブラケット17が回転斜板14の上死点位
置を跨いで延設され、各ブラケット17には球頭部18
aを有するガイドピン18が植立されている。一方、ラ
グプレート12の背面側には、相対的にヒンジ機構を構
成する一対の支持アーム19が延設され、各支持アーム
19に貫設された円孔19aに上記ガイドピン18の球
頭部18aが嵌入することにより、上記回転斜板14の
運動が規制されるが、該円孔19aは単頭ピストン16
のトップ位置が常に安定的に保持されるよう、その中心
傾角が設定されている。なお、上記ラグプレート12、
スリーブ13及び回転斜板14を含んで本発明にいう斜
板要素を構成している。
成する一対のブラケット17が回転斜板14の上死点位
置を跨いで延設され、各ブラケット17には球頭部18
aを有するガイドピン18が植立されている。一方、ラ
グプレート12の背面側には、相対的にヒンジ機構を構
成する一対の支持アーム19が延設され、各支持アーム
19に貫設された円孔19aに上記ガイドピン18の球
頭部18aが嵌入することにより、上記回転斜板14の
運動が規制されるが、該円孔19aは単頭ピストン16
のトップ位置が常に安定的に保持されるよう、その中心
傾角が設定されている。なお、上記ラグプレート12、
スリーブ13及び回転斜板14を含んで本発明にいう斜
板要素を構成している。
【0011】シリンダブロック1の外郭部には膨張形の
鎮圧室20が凹設されて、その開口端は吐出フランジ2
1によって覆蓋されている。さて、上述したようにシリ
ンダヘッド5の内方域には吐出室6が画設されている
が、この吐出室6の一部を通孔22によって上記鎮圧室
20と連通させている。すなわち本実施例における特徴
的な構成として該吐出室6には、局部的に吸入室7を分
断してボア1aを越えた外方域まで延在する枝溝6aが
付設されており、そして該鎮圧室20と上記シリンダヘ
ッド5に設けられた枝溝6aの延在端とは、弁板4を貫
穿する通孔22によって連通せしめられている。
鎮圧室20が凹設されて、その開口端は吐出フランジ2
1によって覆蓋されている。さて、上述したようにシリ
ンダヘッド5の内方域には吐出室6が画設されている
が、この吐出室6の一部を通孔22によって上記鎮圧室
20と連通させている。すなわち本実施例における特徴
的な構成として該吐出室6には、局部的に吸入室7を分
断してボア1aを越えた外方域まで延在する枝溝6aが
付設されており、そして該鎮圧室20と上記シリンダヘ
ッド5に設けられた枝溝6aの延在端とは、弁板4を貫
穿する通孔22によって連通せしめられている。
【0012】したがって、圧縮機が起動されると、駆動
軸8の回転運動がラグプレート12及びスリーブ13を
介して回転斜板14の回転揺動に変換され、単頭ピスト
ン16がボア1a内を往復動することにより、吸入室7
からボア1a内への吸入された冷媒ガスは圧縮されつつ
吐出室6へと吐出される。そしてクランク室圧力と吸入
室圧力との差圧に応じて回転斜板14の傾角及び単頭ピ
ストン16のストロークが変化し、吐出容量が制御され
る。なお、クランク室圧力はシリンダヘッド5に内装さ
れた図示しない制御弁機構により熱負荷に応じて制御さ
れる。
軸8の回転運動がラグプレート12及びスリーブ13を
介して回転斜板14の回転揺動に変換され、単頭ピスト
ン16がボア1a内を往復動することにより、吸入室7
からボア1a内への吸入された冷媒ガスは圧縮されつつ
吐出室6へと吐出される。そしてクランク室圧力と吸入
室圧力との差圧に応じて回転斜板14の傾角及び単頭ピ
ストン16のストロークが変化し、吐出容量が制御され
る。なお、クランク室圧力はシリンダヘッド5に内装さ
れた図示しない制御弁機構により熱負荷に応じて制御さ
れる。
【0013】この場合、各ボア1aから吐出室6内へ吐
出された高圧の冷媒ガスは、本実施例において特徴づけ
られる枝溝6a及び通孔22を経由して上記鎮圧室20
へと導入され、該鎮圧室20のもつ膨張形のマフラ機能
によって圧力脈動成分が減衰された吐出冷媒ガスは、シ
リンダブロック1の外郭部に配置された吐出フランジ
(吐出口)を経て、これに接続された図示しない冷凍回
路へと送出される。
出された高圧の冷媒ガスは、本実施例において特徴づけ
られる枝溝6a及び通孔22を経由して上記鎮圧室20
へと導入され、該鎮圧室20のもつ膨張形のマフラ機能
によって圧力脈動成分が減衰された吐出冷媒ガスは、シ
リンダブロック1の外郭部に配置された吐出フランジ
(吐出口)を経て、これに接続された図示しない冷凍回
路へと送出される。
【0014】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明は、シリン
ダブロックの外郭部に吐出フランジと結合された鎮圧室
を内設し、該鎮圧室を通孔によって吐出室と連通すべく
構成したものであるから、圧縮機の全長を増加させるこ
となくマフラ機能を装備させることができ、単頭ピスト
ン型式の圧縮機において、特に懸案となっていた吐出圧
力脈動を良好に減衰させることができる。しかも前記通
孔を弁板に形成した場合には、短距離で吐出室と鎮圧室
とを連通させることができ、有利である。また鎮圧室と
結合された吐出フランジ(吐出口)を機体のほぼ中央外
郭部に配置しうるので、車両搭載時における接続配管類
の取回しの自由度が著しく拡大される。
ダブロックの外郭部に吐出フランジと結合された鎮圧室
を内設し、該鎮圧室を通孔によって吐出室と連通すべく
構成したものであるから、圧縮機の全長を増加させるこ
となくマフラ機能を装備させることができ、単頭ピスト
ン型式の圧縮機において、特に懸案となっていた吐出圧
力脈動を良好に減衰させることができる。しかも前記通
孔を弁板に形成した場合には、短距離で吐出室と鎮圧室
とを連通させることができ、有利である。また鎮圧室と
結合された吐出フランジ(吐出口)を機体のほぼ中央外
郭部に配置しうるので、車両搭載時における接続配管類
の取回しの自由度が著しく拡大される。
【図1】本発明の実施例に係る圧縮機を示す図2のBー
B線断面正面図
B線断面正面図
【図2】同圧縮機のとくに吐出室を示す図1のAーA線
断面側面図
断面側面図
1はシリンダブロック、1aはボア、3はハウジング、
4は弁板、5はシリンダヘッド、6は吐出室、6aは枝
溝、20は鎮圧室、21は吐出フランジ、22は通孔
4は弁板、5はシリンダヘッド、6は吐出室、6aは枝
溝、20は鎮圧室、21は吐出フランジ、22は通孔
フロントページの続き (72)発明者 平松 修 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 平5−164042(JP,A) 実開 昭63−24386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/08 F04B 39/00 101
Claims (2)
- 【請求項1】複数のボアを並設して圧縮機の外郭を構成
するシリンダブロックと、内部にクランク室を形成して
シリンダブロックの前端を閉塞するハウジングと、該シ
リンダブロックとハウジングに回転自在に支承された駆
動軸と、内方域に吐出室、外方域に吸入室を画設し、か
つ弁板を介してシリンダブロックの後端を閉塞するシリ
ンダヘッドと、クランク室内の駆動軸に装着された斜板
要素と連係して上記ボア内を直動する単頭ピストンとを
備えた往復動型圧縮機において、上記シリンダブロック
の外郭部に吐出フランジと結合された鎮圧室を内設する
とともに、上記シリンダヘッドに画設された吐出室の一
部を通孔によって前記鎮圧室と連通せしめたことを特徴
とする往復動型圧縮機。 - 【請求項2】複数のボアを並設して圧縮機の外郭を構成
するシリンダブロックと、内部にクランク室を形成して
シリンダブロックの前端を閉塞するハウジングと、該シ
リンダブロックとハウジングに回転自在に支承された駆
動軸と、内方域に吐出室、外方域に吸入室を画設し、か
つ弁板を介してシリンダブロックの後端を閉塞するシリ
ンダヘッドと、クランク室内の駆動軸に装着された斜板
要素と連係して上記ボア内を直動する単頭ピストンとを
備えた往復動型圧縮機において、上記シリンダブロック
の外郭部に吐出フランジと結合された鎮圧室を内設する
とともに、上記シリンダヘッドに画設された吐出室の一
部を、上記弁板を貫穿する通孔によって前記鎮圧室と連
通せしめたことを特徴とする往復動型圧縮機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33039493A JP3301570B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 往復動型圧縮機 |
TW085213089U TW321248U (en) | 1993-12-27 | 1994-10-28 | Reciprocating compressor |
KR1019940031901A KR970009844B1 (ko) | 1993-12-27 | 1994-11-30 | 왕복운동형 압축기 |
DE4446302A DE4446302C2 (de) | 1993-12-27 | 1994-12-23 | Taumelscheibenkompressor mit Druckschwankungsdämpfer |
US08/364,717 US5533871A (en) | 1993-12-27 | 1994-12-27 | Single-headed-piston-type swash-plate compressor having pulsation damping system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33039493A JP3301570B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 往復動型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189896A JPH07189896A (ja) | 1995-07-28 |
JP3301570B2 true JP3301570B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=18232120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33039493A Expired - Fee Related JP3301570B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 往復動型圧縮機 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5533871A (ja) |
JP (1) | JP3301570B2 (ja) |
KR (1) | KR970009844B1 (ja) |
DE (1) | DE4446302C2 (ja) |
TW (1) | TW321248U (ja) |
Families Citing this family (21)
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