JPH10246181A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

可変容量型圧縮機

Info

Publication number
JPH10246181A
JPH10246181A JP9046649A JP4664997A JPH10246181A JP H10246181 A JPH10246181 A JP H10246181A JP 9046649 A JP9046649 A JP 9046649A JP 4664997 A JP4664997 A JP 4664997A JP H10246181 A JPH10246181 A JP H10246181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
cam plate
variable displacement
displacement compressor
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9046649A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Ota
太田  雅樹
Hisakazu Kobayashi
久和 小林
Masaru Hamazaki
勝 濱崎
Masayoshi Hori
真嘉 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP9046649A priority Critical patent/JPH10246181A/ja
Priority to US09/032,635 priority patent/US6139282A/en
Priority to KR1019980006372A priority patent/KR19980071799A/ko
Priority to DE19808256A priority patent/DE19808256A1/de
Priority to FR9802424A priority patent/FR2760793B1/fr
Priority to CN98109242A priority patent/CN1198512A/zh
Publication of JPH10246181A publication Critical patent/JPH10246181A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1054Actuating elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1045Cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2210/00Working fluid
    • F05B2210/10Kind or type
    • F05B2210/14Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S417/00Pumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムプレートの軽量化と、外部駆動源の高回
転時における安定した容量制御との兼ね合いに優れる可
変容量型圧縮機を提供すること。 【解決手段】 斜板21はアルミニウム材よりなり、駆
動軸16に一体回転可能でかつ傾動可能に挿着されてい
る。ピストン32は斜板21に連結され、駆動軸16の
回転運動により往復直線運動される。ウエイト座23は
斜板21と一体に突設されている。ウエイト22は、鉄
系材よりなる重量部材26と同じく鉄系材よりなる圧入
ピン27とからなる。重量部材26は、圧入ピン27に
よりウエイト座23を介して斜板21に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
システムに適用され、カムプレートの傾角を調節するこ
とで吐出容量を変更可能な可変容量型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の可変容量型圧縮機においては、
例えば、次のような構成のものが存在する。フロントハ
ウジングはシリンダブロックに接合固定されており、内
部には両者に囲まれてクランク室が区画形成されてい
る。駆動軸は、クランク室内において回転可能に配設さ
れている。同駆動軸は、車両エンジン等の外部駆動源に
作動連結されている。シリンダボアはシリンダブロック
に貫設形成され、ピストンは同シリンダボア内に収容さ
れている。カムプレートはクランク室内において駆動軸
に挿着されており、同駆動軸の回転により一体回転可能
であるとともにその軸線に対して傾動可能である。ピス
トンはカムプレートに連結されており、従って、駆動軸
の回転により同ピストンが往復直線動されて冷媒ガスの
圧縮が行われる。
【0003】前記クランク室は吸入圧領域及び吐出圧領
域にそれぞれ接続されており、同クランク室への吐出冷
媒ガスの導入量及び同クランク室からの冷媒ガスの排出
量の少なくとも一方が容量制御弁により調節される。従
って、クランク室の圧力とシリンダボア内の圧力とのピ
ストンを介した差が変更され、その差に応じてカムプレ
ートの傾角が変更されて吐出容量が制御される。容量制
御弁は、例えば、吸入圧を感知して動作され、同吸入圧
が設定値となるように、その差に応じてクランク室への
吐出冷媒ガスの導入量及び同クランク室からの冷媒ガス
の排出量の少なくとも一方を調節する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9に示す
ように、前記構成の圧縮機においては、車両エンジンが
高回転となるとピストン101の速度が速くなる。この
ため、ピストン慣性力F1が、カムプレート102に対
してその傾角を増大させる方向のモーメントM1として
過大に作用される。従って、容量制御弁が吐出容量を中
間容量に制御しようとしても、カムプレート102が同
モーメントM1により最大傾角側に大きく傾動されて吐
出容量が大きくなり、吸入圧が設定値よりも大幅に小さ
くなる。このため、容量制御弁は、同吸入圧と設定値と
の大きな差を解消すべくカムプレート102を最小傾角
付近に変更する。しかし、これでは吐出容量が過少とな
って、吸入圧が設定値よりも大幅に高くなる。このた
め、容量制御弁は吸入圧を低くして設定値に近づけるべ
く、再びカムプレート102を最大傾角付近に変更す
る。
【0005】つまり、車両エンジンが高回転となると、
吐出容量を中間容量に制御しようとしても、カムプレー
ト102が最大傾角付近と最小傾角付近との間で大きく
揺動されてしまう。その結果、安定した容量制御を行う
ことができず、カムプレート102の揺動にともなう振
動・騒音の発生や、吐出容量の大きな変動が車両エンジ
ンのトルク変動を招いて、車両のドライバビリティが悪
化される等の問題を生じていた。
【0006】ここで、回転するカムプレート102に
は、自身の重量により遠心力F2が作用され、同遠心力
F2により傾角減少方向のモーメントM2が作用され
る。一般にカムプレート102は鉄系材により構成さ
れ、その重量は比較的重い。重量が重ければ、カムプレ
ート102に作用する遠心力F2は大きく、モーメント
M2も大きくなる。従って、車両エンジンの高回転時に
おいても、モーメントM1がモーメントM2により効果
的に相殺されて、前述した問題をそれほど危惧する必要
はなくなる。
【0007】しかし、近年、車両軽量化を達成すべく圧
縮機の軽量化が要求され、その要求を満たす手段とし
て、カムプレート102を鉄系材と比較して比重の小さ
なアルミニウム材により構成することが提案されてい
る。単に軽量化された同カムプレート102には、車両
エンジンの高回転時においても小さなモーメントM2し
か作用せず、モーメントM1が効果的に相殺されるとは
言い難い。つまり、安易なカムプレート102の軽量化
は、前述した問題の深刻化につながる。
【0008】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、カムプ
レートの軽量化と、外部駆動源の高回転時における安定
した容量制御との兼ね合いに優れる可変容量型圧縮機を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、カムプレートはアルミニウム材
よりなり、同カムプレートには別体のウエイトが固定さ
れた可変容量型圧縮機である。
【0010】請求項2の発明では、前記ウエイトは、カ
ムプレートを構成する材料より比重の大きな材料で構成
されている。請求項3の発明では、前記カムプレートに
はウエイト座が一体に突設され、同ウエイト座を介して
ウエイトが固定されている。
【0011】請求項4の発明では、前記ピストンはカム
プレートの外周部に連結され、前記ウエイト座はカムプ
レートの内周部に設けられ、ウエイトはウエイト座の座
面からカムプレートの半径方向に沿って外方に突出され
ている。
【0012】請求項5の発明では、前記ウエイトは、カ
ムプレートの外縁部より外方に突出されている。請求項
6の発明では、前記ピストンはシューを介してカムプレ
ートに連結され、同カムプレートにおいてシューが摺動
される摺動面とウエイト座の座面とは平行に形成されて
いる。
【0013】請求項7の発明では、前記駆動軸には回転
支持体が固定され、同回転支持体とカムプレートとの間
にはヒンジ機構が介在され、カムプレートは回転支持体
及びヒンジ機構を介して駆動軸と一体回転可能でかつ、
同ヒンジ機構の案内によりその傾角を最大傾角と最小傾
角との間で変更するものである。
【0014】請求項8の発明では、前記カムプレートの
最大傾角は、ウエイトが回転支持体に当接することで規
定される。請求項9の発明では、前記ウエイトはウエイ
ト座の座面からカムプレートの半径方向に沿って突出さ
れ、同ウエイトにおいて回転支持体との当接部は、ウエ
イト座の座面からカムプレートの半径方向に突出しない
位置に設けられている。
【0015】請求項10の発明では、前記カムプレート
には挿通孔が貫設され、同カムプレートは挿通孔に挿通
された駆動軸によって支持され、前記回転支持体におい
てウエイトとの当接面は、最大傾角位置にあるカムプレ
ートと同じ側に傾斜する斜面に構成されている。
【0016】請求項11の発明では、前記カムプレート
はクランク室内に収容され、同カムプレートの傾角制御
は、クランク室の圧力を変更することで、同クランク室
の圧力とシリンダボア内の圧力とのピストンを介した差
を変更して行われ、前記ウエイトはウエイト座の座面か
らカムプレートの半径方向に沿って突出され、同突出部
分には貫通孔が形成されている。
【0017】請求項12の発明では、前記ウエイトの回
転支持体との当接部は、一対が離間して形成されてい
る。請求項13の発明では、前記各当接部は、ウエイト
においてカムプレートの外周側に位置する部位にそれぞ
れ形成されている。
【0018】請求項14の発明では、前記ウエイトは、
重量部材と同重量部材をカムプレートに固定するための
固定部材とからなる。請求項15の発明では、前記重量
部材と固定部材は一体に構成されている。
【0019】請求項16の発明では、前記重量部材と固
定部材は別体に構成され、同重量部材は平板状をなして
いる。(作用)上記構成の請求項1の発明においては、
カムプレートの軽量化は、同カムプレートをアルミニウ
ム材により構成することで達成される。回転する同カム
プレートに所定の遠心力を作用させるのに必要な重量
は、主として別部材であるウエイトにより確保される。
同ウエイトをカムプレートと別部材にすることで、それ
らを一体とするよりも、その材質、形状及び配置位置等
の設定の自由度が増す。従って、好適な材料により好適
な形状でウエイトを構成し、同ウエイトをカムプレート
に対して好適な位置に固定すれば、安易に肉量を増やす
手段を採るよりも、大型化、大重量化をともなわずし
て、所定の遠心力を同カムプレートに作用させることが
可能となる。
【0020】請求項2の発明においてウエイトは、カム
プレートを構成する材料より比重の大きな材料で構成さ
れている。従って、同ウエイトを小型化できる。請求項
3の発明においては、ウエイトがウエイト座を介してカ
ムプレートに固定されている。従って、例えば、ウエイ
トをカムプレートに固定する際、その作業中に同ウエイ
トに対して作用される応力は、ウエイト座によって直接
受けられ、同応力がカムプレートの他の部位に対して直
接作用することはない。
【0021】ここで、例えば、軽量のウエイトで所定の
遠心力をカムプレートに作用させようとすると、同ウエ
イトをカムプレートの外周部に配置しなくてはならな
い。しかし、ピストンをカムプレートの外周部に連結す
る構成を採ると、同外周部に直接ウエイトを固定するこ
とは難しい。そこで、請求項4の発明においては、ウエ
イト座がカムプレートの内周部に突設され、同ウエイト
座を介してカムプレートが固定されている。従って、同
ウエイト座がスペーサとなって、ウエイトをカムプレー
トから離れた位置に配置でき、同ウエイトを座面からカ
ムプレートの半径方向に沿って外方、つまり、同カムプ
レートの外周部側に突出配置させても、ピストンに干渉
されないようにすることが可能となる。
【0022】請求項5の発明においては、ウエイトがカ
ムプレートの外縁部より外方に突出されている。従っ
て、軽量のウエイトで所定の遠心力をカムプレートに作
用させることができる。
【0023】請求項6の発明においては、カムプレート
の摺動面と座面を平行とすることで、それらの加工の際
に一方の面を基準とすれば、他方の面の形成が容易とな
る。請求項7の発明においては、駆動軸の回転トルクが
回転支持体及びヒンジ機構を介してカムプレートに伝達
され、同カムプレートが回転駆動される。また、同カム
プレートは、ヒンジ機構に案内されて最大傾角と最小傾
角との間で傾動される。
【0024】請求項8の発明においては、最大傾角側に
傾動されるカムプレートが、ウエイトを以って回転支持
体に当接することでそれ以上の傾動が規制され、この規
制された状態が同カムプレートの最大傾角となる。
【0025】ここで、最大傾角位置にあるカムプレート
にはピストンを介して大きな圧縮荷重が作用され、同カ
ムプレートは当接部を介して回転支持体に圧接される。
従って、同当接部には、圧縮荷重の大きな反力が作用さ
れる。そこで、請求項9の発明において同当接部は、ウ
エイトにおいてウエイト座の座面からカムプレートの半
径方向に突出しない位置に設けられている。従って、同
当接部に作用される圧縮荷重の大きな反力は、ウエイト
座によって直接受けられる。
【0026】また、前記圧縮荷重はカムプレートを介し
てヒンジ機構にも作用し、同ヒンジ機構の案内構造によ
っては、同カムプレートを駆動軸に対してヒンジ機構側
にずらそうとする力が生じる。しかし、請求項10の発
明においては、回転支持体の当接面が、最大傾角位置に
あるカムプレートと同じ側に傾斜する斜面に形成されて
いる。従って、ウエイトを介してカムプレートに作用さ
れる前記圧縮荷重の反力により、同カムプレートには前
述した力を相殺する方向に力が作用される。その結果、
カムプレートが駆動軸に対してヒンジ機構側にずれるこ
とを防止でき、挿通孔の内面が駆動軸に強く押付けられ
ることはない。
【0027】前記カムプレートの傾角制御は、例えば、
クランク室の圧力を変更することで、同クランク室の圧
力とシリンダボア内の圧力とのピストンを介した差が変
更されて行われる。クランク室の調圧は、同クランク室
への吐出冷媒ガスの導入量及び同クランク室からの冷媒
ガスの排出量の少なくとも一方を調節することで行われ
る。
【0028】ここで、前述したようにウエイトがクラン
ク室内に配置されており、同ウエイトがクランク室内で
の冷媒ガスの流動を阻害するおそれがある。そこで、請
求項11の発明においては、貫通孔がウエイトにおいて
座面から突出する部分に形成されている。同貫通孔は冷
媒ガスの通過を許容し、同ウエイトの突出部分がクラン
ク室内での冷媒ガスの流動を極力阻害しないように配慮
されている。
【0029】請求項12の発明においては、前記ウエイ
トの回転支持体との当接部は、一対が離間して形成され
ている。従って、カムプレートが最大傾角位置にある状
態で、同カムプレートはウエイトを介して二点で回転支
持体に当接される。その結果、カムプレートの最大傾角
位置での姿勢が安定される。そのうえ、請求項13の発
明において各当接部は、ウエイトにおいてカムプレート
の外周側に位置する部位にそれぞれ形成されている。従
って、当接部の二点間隔を広く取ることが可能となり、
カムプレートの最大傾角位置での姿勢がさらに安定され
る。
【0030】請求項14の発明においては、ウエイトの
所定重量は主として重量部材により確保され、同重量部
材のカムプレートへの固定は固定部材を介してなされ
る。請求項15の発明においては、重量部材と固定部材
が一体であり、両部材を別個に用意する手間が省ける。
【0031】請求項16の発明においては、平板状をな
す重量部材は、例えば、板材をプレスにより打ち抜くこ
とで製作可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、車両空調システ
ムに適用される可変容量型の片頭ピストン式圧縮機にお
いて具体化した第1〜第4実施形態について説明する。
なお、第2〜第4実施形態において第1実施形態と同一
部材には、同じ番号を付してその説明を省略する。
【0033】(第1実施形態)図1に示すように、フロ
ントハウジング11はシリンダブロック12の前端に接
合固定されている。リヤハウジング13は、シリンダブ
ロック12の後端に弁形成体14を介して接合固定され
ている。このように、フロントハウジング11、シリン
ダブロック12及びリヤハウジング13が一体化され
て、圧縮機のハウジングが構成されている。
【0034】クランク室15は、フロントハウジング1
1とシリンダブロック12とに囲まれて区画形成されて
いる。駆動軸16は、クランク室15内を通るようにフ
ロントハウジング11とシリンダブロック12との間に
ラジアルベアリング17を介して回転可能に架設支持さ
れている。同駆動軸16は、図示しない外部駆動源とし
ての車両エンジンに電磁クラッチ等のクラッチ機構を介
して連結されている。従って、同駆動軸16は、車両エ
ンジンの起動状態において電磁クラッチの接続により回
転駆動される。
【0035】リップシール18は、駆動軸16の前端側
とフロントハウジング11との間に介在され、同駆動軸
16を封止している。回転支持体19は鉄系材よりな
り、クランク室15内において駆動軸16に止着されて
いる。カムプレートとしての斜板21はアルミニウム
(アルミニウム合金も含み、本実施形態においてはシリ
コンを多く含むものが用いられている)材よりなり、ク
ランク室15内に収容されている。同斜板21はその中
央部に挿通孔21aが貫設され、同挿通孔21a内に挿
通された駆動軸16によって、同駆動軸16の軸線L方
向へスライド可能でかつ傾動可能に支持されている。ヒ
ンジ機構25は、回転支持体19と斜板21との間に介
在されている。
【0036】前記ヒンジ機構25について説明すると、
図1〜図3に示すように、1本のスイングアーム61は
斜板21の前面外周部において上死点位置Dに突設され
ている。ガイドピン63は、スイングアーム61の先端
部に挿入固定されている。一対の支持アーム64は、回
転支持体19の後面において、斜板21の上死点位置D
を中心とした対称位置に突設されている。ガイド孔64
aは各支持アーム64に貫設され、斜板21側に向かっ
て駆動軸16に近づくように傾斜された長孔状をなす。
スイングアーム61は支持アーム64間に挿入配置され
ており、ガイドピン63の両突出端部63aが、それぞ
れ対応する各支持アーム64のガイド孔64a内に没入
されている。
【0037】そして、駆動軸16が回転されると、その
回転トルクは、回転支持体19、支持アーム64及びス
イングアーム61を介して斜板21に伝達される。ま
た、斜板21の軸線L方向へのスライド移動及び傾動
は、ガイド孔64aとガイドピン63の端部63aとの
間のスライドガイド関係、及び駆動軸16による挿通孔
21aを介したスライド支持作用により案内される。
【0038】複数(図1中には一つのみ示す)のシリン
ダボア31は、シリンダブロック12において軸線L周
りに所定間隔で形成されている。同数の片頭型のピスト
ン32はシリンダボア31内にそれぞれ挿入されてい
る。同ピストン32は、シュー36を介して斜板21の
最外周部の前後面(以下、摺動面とする)21bで係留
されている。従って、斜板21の回転運動が、その摺動
面21bを摺動されるシュー36を介してピストン32
の往復直線運動に変換される。斜板21が上死点位置D
の摺動面21bを以ってシュー36に対応されると、同
シュー36に係合されたピストン32は上死点に位置さ
れる(図1)。
【0039】吸入室38及び吐出室39は、リヤハウジ
ング13内にぞれぞれ区画形成されている。吸入孔4
0、同吸入孔40を開閉する吸入弁41、吐出孔42、
同吐出孔42を開閉する吐出弁43は、それぞれ弁形成
体14に形成されている。そして、吸入室38の冷媒ガ
スは、ピストン32の上死点側から下死点側への移動に
より、吸入孔40及び吸入弁41を介してシリンダボア
31内に吸入される。同シリンダボア31内に流入され
た冷媒ガスは、ピストン32の下死点側から上死点側へ
の移動により圧縮されるとともに、吐出孔42及び吐出
弁43を介して吐出室39に吐出される。
【0040】スラストベアリング45は、回転支持体1
9とフロントハウジング11の内壁面との間に介在され
ている。同スラストベアリング45は、ピストン32及
び斜板21を介して回転支持体19に作用される、冷媒
圧縮時の圧縮荷重を受け止める。
【0041】抽気通路47は弁形成体14に貫設され、
リヤ側のラジアルベアリング17のコロ間隙を介して、
クランク室15と吸入室38とを接続している。給気通
路48は吐出室39とクランク室15とを接続し、同通
路48上には容量制御弁49が介在されている。すなわ
ち、容量制御弁49の弁室50は、給気通路48の一部
を構成するポート50aを備える。弁体52は弁室50
内に収容されており、ポート50aに対して接離可能で
ある。バネ54は弁室50内に収容され、弁体52をポ
ート50aに接触させる方向に付勢する。収容室53は
弁室50に対して区画されており、同収容室53をダイ
ヤフラム55により区画することで、感圧室56及び大
気に開放された大気室57が形成されている。ロッド5
8は、弁体52とダイヤフラム55とを連結する。そし
て、感圧通路59は吸入室38と感圧室56とを接続
し、同感圧通路59を介して吸入室38の冷媒ガスが感
圧室56に導入される。
【0042】従って、ダイヤフラム55が吸入圧の高低
により動作され、ポート50aの開度、つまり、給気通
路48の開度が調節される。その結果、クランク室15
の圧力が変更され、ピストン32の前後に作用するクラ
ンク室15の圧力とシリンダボア31内の圧力との差が
調整される。従って、斜板21の傾斜角が変更されて、
ピストン32のストロークが変更され、吐出容量が調整
される。
【0043】つまり、例えば、冷房負荷が大きいと吸入
圧が設定値よりも高くなり、容量制御弁49は給気通路
48の開度を小さくするように動作される。従って、図
1に示すように、クランク室15の圧力は、抽気通路4
7を介して吸入室38に放圧されて低下され、斜板21
の傾角が最大傾角側に変更されてピストン32のストロ
ーク量が大きくなる。その結果、吐出容量が大きくなっ
て、吸入圧が低下される。
【0044】冷房負荷が小さいと吸入圧が設定値よりも
低くなり、容量制御弁49は給気通路48の開度を大き
くするように動作される。従って、クランク室15の圧
力が吐出室39からの冷媒ガスの導入により上昇され、
斜板21の傾角が最小傾角側に変更されてピストン32
のストローク量が小さくなる。その結果、吐出容量が小
さくなって、吸入圧が上昇される。
【0045】以上のように、容量制御弁49は、設定さ
れた吸入圧を維持すべく、斜板21の傾角を変更して吐
出容量を制御する。次に、本実施形態の特徴点について
説明する。
【0046】図2及び図3に示すように、ウエイト座2
3は斜板21に一体形成されており、同斜板21の前面
内周部において、ヒンジ機構25とは軸線Lを介した反
対側で突出されている。同ウエイト座23は前面「U」
字状をなし、斜板21の前面中心部に表れる挿通孔21
aの開口周囲を、略半周に渡って取り囲むようにして設
けられている。同ウエイト座23の前面が座面23aで
あって、同座面23aは摺動面21bと平行に形成され
ている。取付孔23bは、座面23aにおいて上死点位
置Dを中心とした対称位置に穿設されている。
【0047】ウエイト22は、鉄系材よりなる重量部材
26と、固定部材としての同じく鉄系材よりなる圧入ピ
ン27とからなる。同重量部材26は前面「U」字状を
なし、例えば、鋼板をプレスにより打ち抜くことで製作
される。一対の取付孔26bは、重量部材26の内周部
において「U」字の両上昇端側で、上死点位置Dを中心
とした対称位置に貫設されている。同重量部材26は、
取付孔26b,23b同士が一致するよう、その後面内
周部がウエイト座23の座面23aに重合される。そし
て、圧入ピン27が前面26a側から取付孔26bを介
して取付孔23bに圧入されることで、重量部材26が
ウエイト座23に固定される。同圧入ピン27の頭部端
面27aは、重量部材26の前面26aに面一となって
いる。ウエイト座23に固定された同重量部材26は、
その外周部が座面23aから斜板21の半径方向に沿っ
て外方へ突出されている。さらに、同外周部においてス
イングアーム61と軸線Lを介した反対側の部位は、斜
板21の外縁部よりも外方まで延在されている。同重量
部材26は均等な厚みの平板状をなし、従って、その前
面26aは斜板21の摺動面21bと平行である。
【0048】一対の最大傾角規制凸部20は、回転支持
体19の後面外周部において軸線Lを中心とした対称位
置に突設されている。当接面20aは、最大傾角規制凸
部20において斜板21との対向面が構成する。同当接
面20aに対応する一対の当接部22a(当接面20a
を示す仮想線にて囲まれた領域)は、重量部材26の前
面26a外周部において、上死点位置Dを中心とした対
称位置に設定されている。そして、傾角増大側に傾動さ
れる斜板21は、ウエイト22の当接部22aを以って
最大傾角規制凸部20の当接面20aに当接することで
それ以上の傾動が規制され、同斜板21の最大傾角が規
定される。この時、当接面20aと当接部22aは面接
触される。すなわち、同当接面20aは、斜板21が最
大傾角位置に配置された状態で、重量部材26の前面2
6a、つまり、同斜板21の摺動面21bと平行となる
斜面に形成されている。
【0049】なお、図示しないが、傾角減少側に傾動さ
れる斜板21は、ガイドピン63の端部63aがガイド
孔64aの内下端面に当接することでそれ以上の傾動が
規制され、同斜板21の最小傾角が規定される。
【0050】さて、図9に示すように、車両エンジンが
高回転となるにつれて斜板21が高回転となり、ピスト
ン32の速度が速くなる。従って、ピストン慣性力F1
が増大して、斜板21に作用される傾角増大方向のモー
メントM1が大きくなる。しかし、ウエイト22を備え
た斜板21には大きな遠心力F2が作用され、同遠心力
F2により自身に作用される傾角減少方向のモーメント
M2は大きいものとなる。従って、モーメントM1はモ
ーメントM2により効果的に相殺されて小さくなり、車
両エンジンの高回転時においても、同モーメントM1が
斜板21の傾角制御に大きな影響を与えることはない。
【0051】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)斜板21の軽量化は、同斜板21をアルミニウム
材により構成することで達成され、同斜板21に対して
所定の遠心力F2を作用させるのに必要な重量は、別部
材であるウエイト22により確保される。斜板21と別
部材のウエイト22は、一体である場合と比較して、そ
の材質、形状及び配置位置等の設定に自由度がある。上
記実施形態では、好適な材料により好適な形状で構成さ
れたウエイト22を、さらには、斜板21に対して好適
な位置に配置した。このため、安易に斜板21の肉量を
増やす手段を採るよりも少ない重量増で、同斜板21に
所定の遠心力F2を作用させることができた。つまり、
前記圧縮機は、斜板21の軽量化と、外部駆動源の高回
転時における安定した容量制御との兼ね合いに優れる。
【0052】(2)ヒンジ機構25(スイングアーム6
1,ガイドピン63)は、斜板21において軸線Lから
偏心した位置に存在する。従って、同ヒンジ機構25と
軸線Lを介して反対側に設けられたウエイト22は、カ
ウンタウエイトとしての役目をなし、斜板21に作用す
る遠心力F2の不釣り合いを解消する。その結果、同斜
板21の回転バランスが向上され、駆動軸16に振れが
生じること等が防止される。
【0053】(3)ウエイト22は鉄系材により構成さ
れている。同鉄系材は、斜板21を構成する材料より比
重が大きい。従って、ウエイト22を小型化しても所定
の遠心力F2を斜板21に作用させることができ、同斜
板21の小型化、ひいては圧縮機の小型化が達成され
る。
【0054】(4)ウエイト座23が斜板21に一体に
突設され、同ウエイト座23を介してウエイト22が固
定されている。従って、同ウエイト22を斜板21に固
定する際、その作業中に同斜板21に対して作用される
応力(例えば、圧入ピン27を取付孔26,23bへ圧
入する際に、同圧入ピン27に対して付与される圧入
力)は、ウエイト座23によって直接受けられ、同応力
が斜板21の他の部位に対して直接作用することはな
い。従って、例えば、精度が要求される摺動面21b等
に歪みが生じることを防止できる等、斜板21の精度を
低下させることなく同斜板21に対するウエイト22の
固定作業を行い得る。
【0055】(5)軽量のウエイト22で斜板21に所
定の遠心力F2を作用させようとすると、同ウエイト2
2を斜板21の外周部に配置する必要がある。しかし、
同斜板21の外周部にはピストン32が連結されてお
り、同外周部にウエイト22を直接固定することは難し
い。そこで、ウエイト座23が斜板21の内周部に設け
られ、同ウエイト座23を介してウエイト22が固定さ
れている。従って、同ウエイト座23がスペーサとなっ
て、ウエイト22を斜板21の前面から離れた位置に配
置でき、同ウエイト22の外周部を、ピストン32に干
渉することなく斜板21の外周部に延在配置させること
ができた。
【0056】(6)斜板21は、座面23aと摺動面2
1bが平行に形成されている。従って、一方の面23
a,21bを基準とすれば、他方の面21b,23aを
加工し易く、斜板21の加工が容易となる。例えば、斜
板21を鋳造により製作する場合、その金型製作時にお
いて面23a,21bに対応する部位を加工し易くな
る。
【0057】(7)ウエイト22においてその外周部の
一部は、斜板21の外縁部より外方に突出されている。
従って、軽量のウエイト22で、斜板21に所定の遠心
力F2を作用させ得る。
【0058】(8)斜板21の最大傾角は、ウエイト2
2と回転支持体19との当接により規定される。従っ
て、アルミニウム材よりなる斜板21が鉄系材よりなる
回転支持体19に直接当接されることはなく、同斜板2
1の摩耗劣化を防止できる。また、重量部材26の厚み
や同重量部材26において当接部22aの高さ形状を変
更するのみで斜板21の最大傾角を変更でき、異なる最
大吐出容量の圧縮機を容易に製作できる。
【0059】(9)図2に示すように、最大傾角位置に
ある斜板21にはピストン32を介して大きな圧縮荷重
Kが作用される。同圧縮荷重Kの一部K1は、スイング
アーム61及びガイドピン63を介して、ガイド孔64
aの回転支持体19側の内面に作用される。同ガイド孔
64aの内面は斜板21側に向かって駆動軸16に近づ
くように傾斜されているため、同内面に作用した圧縮荷
重K1の反力が、斜板21を駆動軸16に対してヒンジ
機構25側にずらそうとする方向の分力F3を生じる。
【0060】しかし、前記回転支持体19の当接面20
aは、最大傾角位置にある斜板21と同じ側に傾斜する
斜面に形成されている。従って、同当接面20aに作用
される圧縮荷重Kの一部K2の反力が、斜板21に対し
て分力F3と相殺方向に分力F4を作用させ、同斜板2
1が駆動軸16に対してヒンジ機構25側にずれること
を防止できる。その結果、挿通孔21aの内面が駆動軸
16に強く押付けられることがなく、同挿通孔21aの
内面の摩耗劣化、つまり、斜板21の摩耗劣化を防止で
きる。
【0061】(10)当接部22aは、一対がウエイト
22の前面において離間して設定されている。従って、
斜板21が最大傾角位置にある状態で、同斜板21はウ
エイト22を介して二点で回転支持体19に当接され
る。その結果、同斜板21の最大傾角位置での姿勢が安
定される。
【0062】(11)一対の当接部22aは、ウエイト
22の前面において、上死点位置Dを中心とした対称位
置に設定されている。また、各当接部22aは、ウエイ
ト22の外周部に設定されている。つまり、前述した当
接部22aによる二点支持間隔が広く取られており、最
大傾角位置にある斜板21に作用する大きな圧縮荷重K
を、両当接部22a間で受けることが可能となってい
る。従って、同圧縮荷重Kに起因して、斜板21に大き
な曲げモーメントが作用されることを防止できる。その
結果、斜板21が最大傾角位置においてがたつくことが
なく、同がたつきに起因した振動や騒音を抑制できる
し、最大吐出容量も安定される。
【0063】(12)重量部材26は平板状をなし、例
えば、市販の鋼板をプレスにより打ち抜くことで安価に
製作できる。 (第2実施形態)図4においては第2実施形態を示す。
上記第1実施形態においてウエイト22の回転支持体1
9との当接部22aは、ウエイト座23の座面23aか
ら斜板21の半径方向に突出された重量部材26の外周
部に設定されている。つまり、同当接部22aは、ウエ
イト座23による直接的な支持から外れた位置に形成さ
れてる。従って、斜板21が最大傾角位置に配置された
際、同斜板21に当接部22aを介して作用される圧縮
荷重K2の反力が、重量部材26の外周部に直接作用さ
れる。その結果、同重量部材26の外周部が変形したり
する等のおそれがあった。
【0064】そこで、本実施形態においては、上記最大
傾角規制凸部20を削除し、同最大傾角規制凸部20と
同様な構成の最大傾角規制凸部71が、回転支持体19
の後面内周部において軸線Lを中心とした対称位置に一
対突設されている。従って、同最大傾角規制凸部71の
当接面71aは、圧入ピン27の頭部端面27aとその
周囲の重量部材26の前面26aの一部とに当接され
る。つまり、最大傾角規制凸部71を回転支持体19の
後面内周部に設けることで、ウエイト22の回転支持体
19との当接部22aは、ウエイト座23による直接的
な支持を得られる位置に設定された。
【0065】また、本実施形態においては、複数の貫通
孔72が重量部材26の外周部、つまり、ウエイト座2
3の座面23aから斜板21の半径方向に沿って突出し
た部分に形成されている。
【0066】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)斜板21が最大傾角位置に配置された際、ウエイ
ト22に作用される圧縮加重K2の反力はウエイト座2
3によって直接受けられ、同反力が重量部材26の外周
部に直接作用されることはない。従って、前述した問題
を危惧する必要はなくなる。
【0067】(2)ウエイト22に形成された貫通孔7
2が、クランク室15内において同ウエイト22の前面
側と後面側との間での冷媒ガスの流路を短絡させてい
る。従って、クランク室15内における冷媒ガスの流動
性が向上され、同クランク室15の昇降圧が迅速になさ
れる。その結果、容量制御の応答性が向上される。
【0068】(第3実施形態)図5及び図6においては
第3実施形態を示す。本実施形態においてウエイト75
は、重量部材及び固定部材としての鉄系材よりなる複数
の圧入ピン76,77により構成されている。つまり、
例えば、上記実施形態の圧入ピン27を大型化及び多数
化し、トータルとして所定の重量を持たせることで、固
定部材である圧入ピン76,77に重量部材としての役
割を与えている。
【0069】すなわち、一対の第1取付孔78は、ウエ
イト座23の座面23aにおいて上死点位置Dを中心と
した対称位置に穿設されている。一対の第2取付孔79
は、第1取付孔78よりも上死点位置D側において同上
死点位置Dを中心とした対称位置に穿設されている。一
対の第1圧入ピン76は第1取付孔78に、一対の第2
圧入ピン77は第2取付孔79にそれぞれ圧入固定され
ている。各圧入ピン76,77はその頭部端面76a,
77aが座面23aから突出されている。
【0070】一対の最大傾角規制凸部80は、回転支持
体19の後面内周部において軸線Lを中心とした対称位
置に突設されている。そして、傾角増大側に傾動される
斜板21は、第2圧入ピン77の頭部端面77aが最大
傾角規制凸部80の当接面80aに当接することでそれ
以上の傾動が規制され、同斜板21の最大傾角が規定さ
れる。
【0071】以上のように本実施形態においては、圧入
ピン76,77が重量部材を兼ねる。従って、重量部材
を別個に準備しなくとも良く、ウエイト75を安価に構
成できる。
【0072】(第4実施形態)図7及び図8においては
第4実施形態を示す。本実施形態のウエイト81は重量
部材82のみにより構成されている。本実施形態におい
て斜板21は鋳造により製作され、その鋳造時に、鉄系
材料よりなる重量部材82をウエイト座23部分に鋳込
むことで同斜板21にウエイト81が適用される。同重
量部材82の表面82aはウエイト座23の座面23a
に面一で露出され、同座面23aに沿った「U」字状を
なしている。
【0073】一対の最大傾角規制凸部83は、回転支持
体19の後面内周部において軸線Lを中心とした対称位
置に突設されている。そして、傾角増大側に傾動される
斜板21は、重量部材82の表面82a部分のみを以っ
て最大傾角規制凸部83の当接面82aに当接すること
でそれ以上の傾動が規制され、同斜板21の最大傾角が
規定される。
【0074】以上のように本実施形態においては、重量
部材82の斜板21への固定に固定部材を必要とせず、
ウエイト81を斜板21に対して安価に適用できる。実
施の形態は上記に限定されるものではなく、次のように
変更しても良い。
【0075】(1)上記第1及び第2実施形態におい
て、重量部材26と圧入ピン27とを一体とすること。
つまり、取付孔23bへ圧入されるピン部を、重量部材
26の裏面に一体に突設すること。このようにすれば、
ウエイト22を構成する部品点数が低減される。
【0076】(2)上記第1及び第2実施形態におい
て、重量部材26及び圧入ピン27の少なくとも一方
を、斜板21を構成するアルミニウム材より比重の大き
なアルミニウム材により構成すること。
【0077】(3)上記第1〜第3実施形態において、
圧入ピンではなくリベットやボルト等を用いること。 (4)上記第1及び第2実施形態において、重量部材2
6を接着剤等によりウエイト座23に固定すること。
【0078】(5)上記第3実施形態においては、同じ
重さの圧入ピン76,77を使用していた。これを変更
し、異なる重さの圧入ピンを組み合わせて斜板21に作
用される遠心力F2を微調節するようにしても良い。
【0079】(6)上記実施形態において、ガイドピン
63がガイド孔64aの内上端面に当接することで、最
大傾角が規定されるようにすること。このようにすれ
ば、ウエイト22,75,81は回転支持体19に当接
しなくとも良く、耐摩耗性を要求されない同ウエイト2
2,75,81を構成する材料の選択の幅が広がる。ま
た、同ウエイト22,75,81の斜板21に対する取
付精度もそれ程要求されない。
【0080】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載すると、固定部材76,77が重量部材を兼
ねる請求項15に記載の可変容量型圧縮機。このように
すれば、ウエイト75を安価に構成できる。
【0081】
【発明の効果】上記構成の請求項1、7及び14の発明
によれば、カムプレートの軽量化と、外部駆動源の高回
転時における安定した容量制御との兼ね合いに優れた圧
縮機を得ることができる。
【0082】請求項2の発明によれば、ウエイトを小型
化でき、ひいては圧縮機を小型化できる。請求項3の発
明によれば、カムプレートの精度を低下させることな
く、同カムプレートに対するウエイトの固定作業を行い
得る。
【0083】請求項4の発明によれば、軽量のウエイト
で所定の遠心力をカムプレートに作用させることがで
き、同カムプレートの軽量化、ひいては圧縮機の軽量化
を達成できる。
【0084】請求項5の発明によれば、ウエイトをさら
に軽量化しても所定の遠心力をカムプレートに作用させ
ることができ、さらなる同カムプレートの軽量化、ひい
ては圧縮機の軽量化が達成される。
【0085】請求項6の発明によれば、カムプレートの
製作が容易となり、圧縮機の製造コストが低減される。
請求項8の発明によれば、カムプレートが回転支持体に
直接当接されず、同カムプレートの摩耗劣化を防止でき
る。
【0086】請求項9の発明によれば、ウエイトの外周
部が変形したりする等の問題を解消できる。請求項10
の発明によれば、挿通孔の内面が駆動軸に強く押付けら
れることがなく、カムプレートの摩耗劣化を防止でき
る。
【0087】請求項11の発明によれば、クランク室内
における冷媒ガスの流動性が向上され、容量制御の応答
性が向上される。請求項12の発明によれば、最大傾角
位置にあるカムプレートの姿勢が安定され、最大吐出容
量が安定される。
【0088】請求項13の発明によれば、最大傾角位置
にあるカムプレートの姿勢がさらに安定され、最大吐出
容量がさらに安定される。請求項15の発明によれば、
重量部材と固定部材が一体であり、両部材を別個に用意
する手間が省ける。従って、ウエイトをカムプレートに
対して安価に適用することができる。
【0089】請求項16の発明によれば、平板状をなす
重量部材は、例えば、板材をプレスにより打ち抜くこと
で安価に製作可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可変容量型圧縮機の縦断面図。
【図2】 図1の部分拡大図であり、要部を破断して示
す図。
【図3】 斜板の正面図。
【図4】 第2実施形態を示す斜板の正面図。
【図5】 第3実施形態を示す圧縮機の要部拡大断面
図。
【図6】 斜板の正面図。
【図7】 第4実施形態を示す圧縮機の要部拡大断面
図。
【図8】 斜板の正面図。
【図9】 圧縮機を示す模式図。
【符号の説明】
16…駆動軸、21…カムプレートとしての斜板、32
…ピストン、22…ウエイト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 真嘉 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸にはカムプレートが一体回転可能
    でかつ傾動可能に挿着され、同カムプレートにはピスト
    ンが連結され、駆動軸の回転運動がカムプレートを介し
    てピストンの往復運動に変換されるとともに、同カムプ
    レートの傾角を変更することでピストンのストロークを
    変更して吐出容量を制御する構成の可変容量型圧縮機に
    おいて、 前記カムプレートはアルミニウム材よりなり、同カムプ
    レートには別体のウエイトが固定された可変容量型圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 前記ウエイトは、カムプレートを構成す
    る材料より比重の大きな材料で構成されている請求項1
    に記載の可変容量型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記カムプレートにはウエイト座が一体
    に突設され、同ウエイト座を介してウエイトが固定され
    ている請求項1又は2のいずれかに記載の可変容量型圧
    縮機。
  4. 【請求項4】 前記ピストンはカムプレートの外周部に
    連結され、前記ウエイト座はカムプレートの内周部に設
    けられ、ウエイトはウエイト座の座面からカムプレート
    の半径方向に沿って外方に突出されている請求項3に記
    載の可変容量型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記ウエイトは、カムプレートの外縁部
    より外方に突出されている請求項4に記載の可変容量型
    圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記ピストンはシューを介してカムプレ
    ートに連結され、同カムプレートにおいてシューが摺動
    される摺動面とウエイト座の座面とは平行に形成されて
    いる請求項3〜5のいずれかに記載の可変容量型圧縮
    機。
  7. 【請求項7】 前記駆動軸には回転支持体が固定され、
    同回転支持体とカムプレートとの間にはヒンジ機構が介
    在され、カムプレートは回転支持体及びヒンジ機構を介
    して駆動軸と一体回転可能でかつ、同ヒンジ機構の案内
    によりその傾角を最大傾角と最小傾角との間で変更する
    請求項1〜6のいずれかに記載の可変容量型圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記カムプレートの最大傾角は、ウエイ
    トが回転支持体に当接することで規定される請求項7に
    記載の可変容量型圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記ウエイトはウエイト座の座面からカ
    ムプレートの半径方向に沿って突出され、同ウエイトに
    おいて回転支持体との当接部は、ウエイト座の座面から
    カムプレートの半径方向に突出しない位置に設けられて
    いる請求項8に記載の可変容量型圧縮機。
  10. 【請求項10】 前記カムプレートには挿通孔が貫設さ
    れ、同カムプレートは挿通孔に挿通された駆動軸によっ
    て支持され、前記回転支持体においてウエイトとの当接
    面は、最大傾角位置にあるカムプレートと同じ側に傾斜
    する斜面に構成されている請求項8又は9に記載の可変
    容量型圧縮機。
  11. 【請求項11】 前記カムプレートはクランク室内に収
    容され、同カムプレートの傾角制御は、クランク室の圧
    力を変更することで、同クランク室の圧力とシリンダボ
    ア内の圧力とのピストンを介した差を変更して行われ、
    前記ウエイトはウエイト座の座面からカムプレートの半
    径方向に沿って突出され、同突出部分には貫通孔が形成
    されている請求項3〜10のいずれかに記載の可変容量
    型圧縮機。
  12. 【請求項12】 前記ウエイトの回転支持体との当接部
    は、一対が離間して形成されている請求項8〜11のい
    ずれかに記載の可変容量型圧縮機。
  13. 【請求項13】 前記各当接部は、ウエイトにおいてカ
    ムプレートの外周側に位置する部位にそれぞれ形成され
    ている請求項12に記載の可変容量型圧縮機。
  14. 【請求項14】 前記ウエイトは、重量部材と同重量部
    材をカムプレートに固定するための固定部材とからなる
    請求項1〜13のいずれかに記載の可変容量型圧縮機。
  15. 【請求項15】 前記重量部材と固定部材は一体に構成
    された請求項14に記載の可変容量型圧縮機。
  16. 【請求項16】 前記重量部材と固定部材は別体に構成
    され、同重量部材は平板状をなす請求項14に記載の可
    変容量型圧縮機。
JP9046649A 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機 Pending JPH10246181A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9046649A JPH10246181A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機
US09/032,635 US6139282A (en) 1997-02-28 1998-02-27 Variable capacity refrigerant compressor with an aluminum cam plate means
KR1019980006372A KR19980071799A (ko) 1997-02-28 1998-02-27 가변용량형 압축기
DE19808256A DE19808256A1 (de) 1997-02-28 1998-02-27 Leistungsveränderlicher Kühlmittelkompressor
FR9802424A FR2760793B1 (fr) 1997-02-28 1998-02-27 Compresseur a refrigerant pour conditionnement d'air de vehicule, a capacite variable
CN98109242A CN1198512A (zh) 1997-02-28 1998-02-27 带有铝制凸轮盘装置的可变容量致冷压缩机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9046649A JPH10246181A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10246181A true JPH10246181A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12753172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9046649A Pending JPH10246181A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 可変容量型圧縮機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6139282A (ja)
JP (1) JPH10246181A (ja)
KR (1) KR19980071799A (ja)
CN (1) CN1198512A (ja)
DE (1) DE19808256A1 (ja)
FR (1) FR2760793B1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1054156A2 (en) 1999-05-19 2000-11-22 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Stop for limiting inclination of a swash plate
JP2006527805A (ja) * 2003-06-17 2006-12-07 ヴァレオ コンプレッサ ヨーロッパ ゲーエムベーハー アキシャルピストンコンプレッサ
KR20150008588A (ko) * 2013-07-15 2015-01-23 한라비스테온공조 주식회사 가변 용량형 사판식 압축기
US9709045B2 (en) 2014-03-28 2017-07-18 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9790936B2 (en) 2014-03-28 2017-10-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9803629B2 (en) 2014-03-28 2017-10-31 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9903354B2 (en) 2014-03-28 2018-02-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9903353B2 (en) 2014-03-28 2018-02-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9915252B2 (en) 2014-03-28 2018-03-13 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor having a fulcrum and an action point located on opposite sides of a drive shaft

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3758399B2 (ja) * 1999-01-18 2006-03-22 株式会社豊田自動織機 可変容量型圧縮機における容量制御弁取り付け構造
KR100318772B1 (ko) * 1999-12-16 2001-12-28 신영주 가변용량 사판식 압축기
JP4565367B2 (ja) * 2000-06-07 2010-10-20 株式会社ヴァレオサーマルシステムズ 可変容量型斜板式圧縮機
KR100352877B1 (ko) * 2000-06-12 2002-09-16 한라공조주식회사 압축기 사판의 최대경사각 지지구조
JP2002161852A (ja) * 2000-09-14 2002-06-07 Toyota Industries Corp 可変容量型圧縮機及びその製造方法
JP2002202052A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Toyota Industries Corp 可変容量型圧縮機
JP2002349429A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Toyota Industries Corp 可変容量型圧縮機及びその製造方法
US6854377B2 (en) * 2001-11-02 2005-02-15 R. Sanderson Management, Inc. Variable stroke balancing
DE10344920B4 (de) * 2003-09-17 2013-02-07 Bitzer Kühlmaschinenbau Gmbh Axialkolbenverdichter
DE10347709A1 (de) * 2003-10-14 2005-05-12 Zexel Valeo Compressor Europe Axialkolbenverdichter, insbesondere Verdichter für die Klimaanlage eines Kraftfahrzeuges
DE102004009270A1 (de) * 2004-02-26 2005-09-15 Zexel Valeo Compressor Europe Gmbh Axialkolbenverdicher, insbesondere Verdichter für die Klimaanlage eines Kraftfahrzeuges
DE102004023453A1 (de) * 2004-05-12 2005-12-08 Zexel Valeo Compressor Europe Gmbh Axialkolbenverdichter, insbesondere Verdichter für die Klimaanlage eines Kraftfahrzeuges
DE102004027321A1 (de) * 2004-06-04 2005-12-22 Zexel Valeo Compressor Europe Gmbh Axialkolbenverdichter
DE102004029021A1 (de) * 2004-06-16 2005-12-29 Zexel Valeo Compressor Europe Gmbh Axialkolbenverdichter, insbesondere Verdichter für die Klimaanlage eines Kraftfahrzeuges
JP4976731B2 (ja) * 2006-04-07 2012-07-18 カルソニックカンセイ株式会社 可変容量圧縮機
US7455009B2 (en) * 2006-06-09 2008-11-25 Visteon Global Technologies, Inc. Hinge for a variable displacement compressor
KR100903037B1 (ko) * 2007-10-19 2009-06-18 학교법인 두원학원 용량가변형 사판식 압축기
DE102015009852B4 (de) 2015-07-30 2021-08-12 Audi Ag Kältemittelkreislauf für ein Fahrzeug sowie Verfahren zum Betreiben des Kältemittelkreislaufs
DE102019112245A1 (de) * 2019-04-12 2020-10-15 OET GmbH Hubkolbenkompressor

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4073603A (en) * 1976-02-06 1978-02-14 Borg-Warner Corporation Variable displacement compressor
JPS6365177A (ja) * 1986-09-05 1988-03-23 Hitachi Ltd 可変容量斜板式圧縮機
US4836090A (en) * 1988-01-27 1989-06-06 General Motors Corporation Balanced variable stroke axial piston machine
US4950132A (en) * 1988-02-11 1990-08-21 Ford Motor Company Swashplate and sliding shoe assembly for an air conditioning compressor
JP3194937B2 (ja) * 1989-08-09 2001-08-06 株式会社日立製作所 可変容量斜板式圧縮機
JP2892718B2 (ja) * 1989-11-17 1999-05-17 株式会社日立製作所 可変容量形圧縮機
JP2979687B2 (ja) * 1991-03-26 1999-11-15 株式会社豊田自動織機製作所 容量可変型斜板式圧縮機
JP2626292B2 (ja) * 1991-03-30 1997-07-02 株式会社豊田自動織機製作所 容量可変型斜板式圧縮機
JP3178630B2 (ja) * 1992-12-21 2001-06-25 株式会社豊田自動織機製作所 可変容量型圧縮機
JP3301570B2 (ja) * 1993-12-27 2002-07-15 株式会社豊田自動織機 往復動型圧縮機
JP3417067B2 (ja) * 1994-07-29 2003-06-16 株式会社豊田自動織機 可変容量型圧縮機
JPH08189464A (ja) * 1994-11-11 1996-07-23 Toyota Autom Loom Works Ltd 可変容量型圧縮機
JP3568061B2 (ja) * 1995-05-17 2004-09-22 大豊工業株式会社 斜板式コンプレッサーの斜板及び斜板とシューとの組合わせ
JP3282457B2 (ja) * 1995-08-21 2002-05-13 株式会社豊田自動織機 片頭ピストン型圧縮機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1054156A2 (en) 1999-05-19 2000-11-22 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Stop for limiting inclination of a swash plate
US6302657B1 (en) 1999-05-19 2001-10-16 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Structure for controlling capacity in variable displacement compressor
JP2006527805A (ja) * 2003-06-17 2006-12-07 ヴァレオ コンプレッサ ヨーロッパ ゲーエムベーハー アキシャルピストンコンプレッサ
KR20150008588A (ko) * 2013-07-15 2015-01-23 한라비스테온공조 주식회사 가변 용량형 사판식 압축기
US9709045B2 (en) 2014-03-28 2017-07-18 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9790936B2 (en) 2014-03-28 2017-10-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9803629B2 (en) 2014-03-28 2017-10-31 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9903354B2 (en) 2014-03-28 2018-02-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9903353B2 (en) 2014-03-28 2018-02-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor
US9915252B2 (en) 2014-03-28 2018-03-13 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement swash plate compressor having a fulcrum and an action point located on opposite sides of a drive shaft

Also Published As

Publication number Publication date
US6139282A (en) 2000-10-31
CN1198512A (zh) 1998-11-11
FR2760793A1 (fr) 1998-09-18
DE19808256A1 (de) 1998-09-03
FR2760793B1 (fr) 2001-04-27
KR19980071799A (ko) 1998-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10246181A (ja) 可変容量型圧縮機
US6186048B1 (en) Variable displacement compressor
JPH04109481U (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
US6116145A (en) Variable displacement compressor
US5931079A (en) Variable capacity swash plate compressor
JP3787903B2 (ja) 可変容量型圧縮機
US6524079B1 (en) Alignment means for the swash plate of a variable-capacity swash-plate type compressor
JPH1162824A (ja) 可変容量圧縮機
KR100193911B1 (ko) 사판식 압축기
JPH1193833A (ja) 可変容量型斜板式圧縮機
JPH09112420A (ja) 可変容量圧縮機
EP1167760B1 (en) Swash plate type compressor
JPH10205440A (ja) 中空ピストン及びそれを用いた斜板式圧縮機
US6227811B1 (en) Variable capacity swash plate type compressor
JPH11193781A (ja) 可変容量型圧縮機
JP2002180955A (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP3194937B2 (ja) 可変容量斜板式圧縮機
JPH10122139A (ja) 片斜板式圧縮機
JPH09144652A (ja) 可変容量圧縮機
JP3018746B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP3259487B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP3277580B2 (ja) 揺動斜板式可変容量圧縮機
JPH0740700Y2 (ja) 可変容量型斜板式圧縮機の斜板
JPH09175159A (ja) 斜板式コンプレッサ
JPH01267374A (ja) 斜板式可変容量型圧縮機