JP3299302B2 - ねじ体・ナット装置 - Google Patents

ねじ体・ナット装置

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • F16H25/2209Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls with arrangements for taking up backlash
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、等ピッチの多条ねじを
もつねじ体及びナット、そして該ねじ体とナットの間に
配される転動体を有するねじ体・ナット装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ねじ体
・ナット装置は、循環ボールの形式あるいは遊星ローラ
の形式にあっても、回転動を直線動に変換あるいは逆の
変換を行うために用いられる。
【0003】ボール形式あるいは遊星ローラ形式のねじ
体・ナット装置において、転動体はねじ体そしてナット
の螺旋溝あるいはねじの面と、公称値にて約45°位
の角度をもって斜めに接触し、ねじ体とナットの相対的
センタリングを行っていると共に主として軸方向そして
時には半径方向の荷重を支えている。
【0004】クリアランスをもって組み立てるために、
通常の設計では、転動体(ボールまたはローラ)とねじ
体そしてナットのねじの面とのすべての接触は、転動
体によって伝達される外部からの軸力の方向が決まる
と、同じ方向の傾角をもつようになる。その結果、荷重
は最大数の接触点に分布される。
【0005】図13は、軸力Cを受けている場合に、ク
リアランスをもったねじ体・ナット装置におけるねじ体
VとナットEのねじそしてボールBとの間に生ずる接
触状態を示している。図に見られるように、すべてのボ
ールBがすべてのねじで同じ方向で同じ角度αをもっ
て接触している。
【0006】かかるねじ体・ナット装置の精度を改善す
るために、装置の内部クリアランスを調整したり、零に
したりあるいは内部予荷重を与えるのが普通である。
【0007】このために、いくつかの形式のものが近来
用いられている。
【0008】1.単一ブロック状のナットと径が大きめ
の転動体 径が大きめの転動体(ボールあるいはローラ)を用いる
と内部クリアランスをなくすことができる。転動体はね
じ体そしてナットのねじの両側の面に接触するように
なる。
【0009】ボールを用いたねじ体・ナット装置の場
合、ねじは二つの円弧をもって形成されたプロフィル
を有し、通常45°の傾角をもって接触している。そし
て、各ボールは、図14に見られるように四つの面で接
触するようになる。ボール自体の回転軸は、二つの対向
面で接触している場合における瞬間軸に比し、拘束され
たものとなり、その結果、滑り現象が生じ、また摩擦ト
ルクが増大する。回転に必要なトルクはねじ体の径に対
応して増大し、組立体の寿命は内部摩擦がもたらす摩耗
によって短命化されてしまう。
【0010】遊星ローラをもったねじ体・ナット装置の
場合、装置が予荷重を受けているかどうかに係らず、ロ
ーラの回転軸は変わらないが、所定の予荷重を得るため
に要求されるローラの直径精度は技術的にも経済的にも
ボールの場合よりもより困難となる。
【0011】2.ナットの変位によるナットのピッチ円
の直径の縮小化 径が大きめの転動体を配設する代わりに、ナットの変位
によって該ナットのピッチ円の直径を縮小することがで
きる。この現象は、ボールの回転軸の修正という点に関
しては、ある形態において、ナットにおける転動軌道が
ナットの変形を容易にするためのスロットによって干渉
されるという欠点をもたらすのと同じことである。
【0012】3.相対的に調整可能な二つの部分をもつ
ナット 位置付けについての許容性をもつ二つの部分を有するナ
ット、あるいは互いに相対的に調整可能な二つの部分を
有するナットを備えた装置は種々知られている。かかる
装置では、転動体(ボールまたはローラ)は、上記二つ
の部分の一方を他方と比較したとき、ねじとの互いに
異なる面で接触している。
【0013】a)ナットの二つの部分の相対的並進移動 ナットの二つの部分の間で軸方向の調整を行うことによ
って、同じ相対的角位置を維持できる。これによって、
クリアランスを調整したり、あるいは予荷重を生じせし
めることができる。
【0014】相対的並進移動は、例えば、次によってな
される。 二つの部分の対向面を調整し、互いに直接
に面するようにしたりあるいは剛性・弾性のあるスペー
スワッシャに面するようにする。 ハウジング内にと
じ込められたナットの二つの部分の外面に作用させる。
同一原理の他のシステムを用いてナットの二つの部
分に、調整中に同じ相対角位置を維持せしめる。
【0015】b)ナットの二つの部分の間に相対回転を
もたせる。
【0016】基準面(直接もしくは中間スペーサと共に
支持されている外面あるいは内面)に関し、ナットの二
つの部分が軸方向に固定的に対向するように支持されて
いると、互いの相対回転によってもたらされるどのよう
な角位相変位も、二つの部分のねじの対向面を離した
り一緒にしたりすることと同じであり、かくして上記
a)に述べた並進移動と変わらない。
【0017】確定的あるいは調整的方法で、この相対角
変位を得たりあるいは一旦調整がなされた二つの部分の
相対角位置を維持するための装置は多く知られている。
【0018】ナットの二つの部分の並進移動あるいは相
対回転による上記二つの調整方法によると、最終結果と
して、公称ピッチと、二つの部分に支持されるねじ
二つの作動部の間の移行部分におけるねじ同士の間の
実際の距離とに差が見られる。
【0019】図15と図16には、ボールBのねじ体V
のねじとの接触の状態と、ナットE1とE2の二つの
部分の二つの異なる相対位置の差の状態が示されてい
る。すなわち、図15ではナットE1とE2の二つの部
分の間の距離D−Δが、そして図16ではナットの上記
二つの部分の間の距離D+Δが示されている。
【0020】4.工作中におけるナットのねじ溝の中央
部での変位によるクリアランスを調整する単一ブロック
状のナット かかる設計によると、3.にて述べたように、二つの部
分が二つの部品として設けられたとき、ナットの二つの
部分の位置調整とセンタリングを行うために必要とされ
る追加的の機械加工を不要とすることができる。したが
って、同心性がよくなると共に、ボールと単条のねじの
組立体となって経済的にも有利となる。ボールと単条の
ねじとの組立体にあっても、各ボールは対向する二つの
接触点に限定されて傾角をもつという利点を有し、一つ
のボールが四点で接触する(摩擦、摩耗を伴う)形式の
ものが有する欠点を回避できる。
【0021】図17と図18には、ピッチpの単条ねじ
体Vと協働する装置が図示されており、図17に見られ
るように次のねじとの間の距離がp−Δに減少してい
る中央部分を除いて、単一ブロック状のナットEaがピ
ッチpのねじを有しているか、あるいは、図18に見
られるように次のねじとの間の距離がp+Δに増加し
ている中央部分を除いてピッチpをなしている。
【0022】上記3.によるナットの二つの部分をもつ
装置や上記4.によるナットの二つの単一ブロック状の
部分をもつ装置にあっては、ナットは該ナットの二つの
部分のそれぞれにボール循環路を独立して備えていなけ
ればならない。そうすることにより、一つの循環路当た
りのボールの数を多くなり過ぎることを回避し、また一
つの与えられた接触角(傾角)から反対側の接触角まで
の間で、二つの部分の間の移行領域でのボールの経路に
摩擦の不規則性がなくなる。
【0023】さらに、一回当たりの進み(すなわち1ピ
ッチ)が大きい場合、ナットの各部分の長さが少なくと
もピッチ(ボールの一回転に相当)に等しくなければな
らない限りにおいては、ナットの全長は大きくなる。こ
れは、調整ナットに関する限り単一ブロック状のナット
の製造における技術的問題をもたらし、またタッピング
によってさらに経済的に製造したいという要望を実現不
可にしてしまう。
【0024】結論として、近来用いられているころがり
軸受形式の公知のねじ体・ナット装置は、接触の状態の
調整を行う手段が与えられているとき、特に多条ねじの
ときには、摩擦特性の面と経済性の面とにおいて不利な
点がある。
【0025】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明
は、多条ねじ、特に一回転当たりの進みが大きく、転動
体を有するねじ体・ナット装置であって、同じ構成要素
(ねじ体、ナット、転動体)で、全体寸法を小さくする
と共にねじの仕上加工を独立とした状態で、転動体と
ねじ体及びナットのねじの面との接触状態を変え、内
部摩擦トルクの低下及び摩耗の抑制を図ることを目的と
する。本発明は、さらに、同じ構成要素でありながら、
異なる値のクリアランスや予荷重が得られる組立体を提
供する。また、本発明は、荷重に対して最適な組立体と
することができる多条ねじをもつねじ体・ナット装置を
提供する。
【0026】本発明による転動体を有するねじ体・ナッ
ト装置は、等ピッチの多条ねじのねじ体及びナット、ね
じ体とナットとのねじの間に配される転動体、そして
ねじ体とナットのねじの面と転動体との間の接触状態
の調整をする手段とを有している。
【0027】本発明よると、ねじ体及びナットにおい
て、前後に連続せるねじは、ねじ同士間のピッチに
対応した周期をもって繰り返し変化する距離をもち、ナ
ットに対するねじ体の組立体の位置が、ねじ体及びナッ
トのねじと転動体との接触状態を変えるように変化で
きる。公知の装置に比しての大きな違いは、各要素の全
長にわたりナットとねじ体について同時に接触状態を調
整するための同じ構成となっていることにある。
【0028】最も簡単な場合、ねじ体とナットは偶数の
ねじを有し、ねじ同士の間の距離は交互に繰り返す
ようにして二つの異なる値をとる。かかるねじ体とナッ
トのねじの位相を一致するようにしてねじ体がナット
と協働するときには、ねじ体とナットのねじへの転動
体の接触状態がすべての転動体について同じとなる。こ
れは逆に、ねじ体とナットのねじの位相を一致させな
いでナットがねじ体と協働するときには、ねじ体とナッ
トの前後に連続せるねじと転動体との接触は逆の状態
として得られる。
【0029】また、ねじ体とナットは奇数のねじを有
し、ねじ同士の間の距離が交互に繰り返すように二つ
の異なる値をとる場合もある。この場合、ナットとねじ
体の前後に連続するねじの面と転動体の接触の状態
は、ねじの位相が一方向に一致しているときには同じ
で、そしてねじの位相が一致しないときには反対とな
る。これとは逆に、ねじの数が奇数であるが故に、ね
の位相が一致していないナットとねじ体との協働は
一方の方向に優勢となった接触をもたらす。
【0030】両方の場合、ねじの位相が一致している
かどうかによって、ボールの直径の関数として、ねじ
の位相が一致しているとき軸方向クリアランスあるいは
ゼロクリアランスが得られ、ねじの位相が一致してい
ないときにゼロクリアランスあるいは内部予荷重が得ら
れる。
【0031】ねじ相互間の距離の変動とねじの数に
関する他の条件は、ナットに関するねじ体の位置の関数
としてのクリアランスあるいは予荷重の調整に関し他の
顕著な組合わせを許容する。
【0032】
【実施例】図1ないし図12を参照して、さらに本発明
のボールを用いたねじ体・ナット装置を詳細に説明す
る。
【0033】図1と図2は本発明の第一実施例であり、
二種のねじをもっていて、前後に連続するねじの間
の距離が二種の値をもつナット及びねじ体を有している
場合である。
【0034】図3と図4は第二実施例を示し、三種のね
を有し、前後に連続するねじの間の距離が二種の
値をもつナット及びねじ体を有している場合である。
【0035】図5と図6は第三実施例を示し、四種のね
を有し、ねじの間の距離が漸次増大する四種の値
をもつナット及びねじ体を有している場合である。
【0036】図9と図10は第四実施例を示し、三種の
ねじを有し、ねじ間の距離が漸次増大する三種の値
をもつナット及びねじ体を有する場合である。
【0037】図1と図2に示される本発明によるボール
形式のねじ体・ナット装置では、ナットEとねじ体V
は、異なるねじ間隔、すなわち、ねじIとIIとの間
がa+δで、ねじIIとIの間がa−δであるような二
種のねじI,IIを有している。
【0038】図1によると、ねじ体VとナットEは、ね
が同じ位相になるように協働している。これらの状
態においては、すべてのボールはねじと同じ状態で接
触しており、ねじ体とナットのすべてのねじ間の距離
が等しい従来装置の場合と似ている。
【0039】図2によると、ねじ体VとナットEのねじ
は位相が一致しておらず、すなわちねじ体Vのねじ
IはナットEのねじIIと協働しており、またその逆に
なっている。かかる状態にあってボールBはねじに対
し互いに反対を向く傾角をもって接触をしている。
【0040】さらに、もしボールBの直径が図1に示さ
れるような位置にてゼロクリアランスを得るように選定
されているならば、同じボールによりもたらされる図2
に示す状態は−2δに等価な内部予荷重を生ずる。
【0041】逆に言えば、図1の場合における2δの軸
方向クリアランスに対し、図2の場合ゼロクリアランス
が得られる。
【0042】図1における位置そして図2における位置
の間のボールの直径の変化は、クリアランスの可能性あ
る変動と予応力の可能性ある変動を増大する。
【0043】図3と図4に示される実施例において、ね
じ体VとナットEは三種のねじを有し、前後に連続す
るねじ間の距離は二種となっている。すなわち、ねじ
IとIIの間がa+δで、ねじIIとIIIの間がa−δ
で、ねじIIIとIの間がa−δとなっている。
【0044】ねじ体のねじがナットのねじと同じ位
相にあるような、図3に示される状態においてナットE
にねじ体Vを協働させることによって、図1と同様な方
法で、すべてのボールBについて同じ接触状態が得られ
る。
【0045】これとは反対に、ねじ体VとナットEのね
が図4のように一種のねじによって同じでなくな
っている場合、−2δの値に対応する軸方向予荷重をも
って、すべてのボールBに交互に変わる傾角をもった接
触を得る。
【0046】奇数のねじを有するが故に、傾角をもつ
接触の特定な位置付けは自動的になされる。そのため、
一方あるいは他方に優勢な荷重を受けるねじ体・ナット
装置を作るように有利に利用できる。
【0047】図5から図8の実施例によると、ねじ体・
ナット装置は偶数のねじを有している。すなわち、図
示の例では四種のねじI,II,III,IVと漸次増大す
るねじ間の距離a(ねじIVとIの間)、a+δ(I
とIIの間)、a+2δ(IIとIIIの間)そしてa+3δ
(IIとIVの間)を有している。
【0048】ねじ体VとナットEの同じねじが同じ位
相にあるときには、図5に示されるように、すべてのボ
ールBについて同じ方向の傾角をもった接触を得る。
【0049】ねじ体VをナットE内で反転して位置せし
めることにより、図6に示されるように、交互に逆方向
の接触が得られる。
【0050】もし、図5の場合において、ボールBがゼ
ロクリアランスを得るように選定されているなら、図6
に示されるように配備された同じねじ体、ナットそして
ボールは同じボールの組で−δ/2の軸方向予荷重をも
たらす。
【0051】図7の場合、図6に示されるねじ体の反転
に加え、一種のねじによって位相が一致しなくなり、
次のような結果が得られる。
【0052】ねじ体のねじ間距離をI−IIとしナット
Eのねじ間距離をIII−IVとすると、軸方向予荷重が
−δとなって対向して組をなす傾角の接触を交互に得ら
れる。
【0053】ねじ間距離がIV−Iのねじ体に、ねじ
間距離がII−IIIのナットEを用いた追加的位相に該当
する図8に示される場合にあっては、図7の場合に類似
する接触状態が再び得られる。すなわち、対をなす対向
せる傾角をもった接触状態が交互に得られる。
【0054】異なる組のボールBによると、図5から図
8に示される装置で、次のような組合わせが可能とな
る。
【0055】図9から図12はねじの数が奇数のねじ
体とナットをもつねじ体・ナット装置を示しており、そ
の場合は、ねじI,II,IIIは漸次増大するねじ
距離a,a+δ,a+2δをもっている。
【0056】同じねじをもつねじ体とナットを同じ位
相におくと、図9に示されるように、接触の傾角はすべ
てのボールBについて同じとなる。
【0057】逆向きの接触を交互に得るためには、ねじ
体VをナットEに関して反転させればよい。
【0058】ねじ体・ナット装置が図9にてゼロクリア
ランスをもつと仮定した場合、ナットに関してねじ体を
反転させた後に、例えば図10あるいは図11に示され
るように位相を一致させない場合に予荷重−δ/2を得
ることができるし、あるいは図12に示されるように位
相を一致させない場合の予荷重−δを、一方向に優勢な
傾角をもった接触をもって得ることができる。
【0059】本発明は、勿論、実施例にとして既述した
あるいは図示したものに限定されず本発明の範囲内で種
々変更が可能である。例えば、ねじの数、ねじ間距
離の値等である。すべての場合、ねじ体、ナットのねじ
は、ねじ体とナットのねじが同じ位相にあるときに
すべての転動体がねじ体とナットのねじにて同じ傾角
の接触をもつように実施できる。そして、ナットあるい
はねじ体を反転させることによりねじの位相を一致さ
せなければ、交互に反対の接触が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例装置を示す断面図である。
【図2】第一実施例装置の変形例を示す断面図である。
【図3】第二実施例装置を示す断面図である。
【図4】第二実施例装置の変形例を示す断面図である。
【図5】第三実施例装置を示す断面図である。
【図6】第三実施例装置の変形例を示す断面図である。
【図7】第三実施例装置のさらなる変形例を示す断面図
である。
【図8】第三実施例装置のさらなる変形例を示す断面図
である。
【図9】第四実施例装置を示す断面図である。
【図10】第四実施例装置の変形例を示す断面図であ
る。
【図11】第四実施例装置のさらなる変形例を示す断面
図である。
【図12】第四実施例装置のさらなる変形例を示す断面
図である。
【図13】従来装置を示す断面図である。
【図14】図13装置の一部を拡大せる断面図である。
【図15】他の従来装置を示す断面図である。
【図16】図13装置のクリアランスを変えたときを示
す断面図である。
【図17】さらに他の従来装置を示す断面図である。
【図18】図17装置の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
B 転動体 E ナット V ねじ体 I ねじ II ねじ III ねじ IV ねじ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−99551(JP,A) 特開 昭58−109757(JP,A) 特開 昭64−74353(JP,A) 実開 昭63−110757(JP,U) 実開 昭58−35174(JP,U) 米国特許2936645(US,A) 米国特許3258983(US,A) 米国特許4680982(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 19/00 - 31/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等ピッチの多条ねじのねじ体及びナッ
    ト、ねじ体とナットのねじの間に配される転動体とを
    有し、前後に連続せるねじは、ねじ同士間のピッチ
    に対応した周期をもって繰り返し変化する距離をもち、
    ナットに対するねじ体の組立体の位置が、ねじ体及びナ
    ットのねじと転動体との接触状態を可変としており
    転動体のナットに対するねじ体の一つの位置にて同一方
    向の傾角をもって接触し、ナットに対するねじ体の一も
    しくはそれ以上の他の位置にて交互に反対の傾角をもっ
    て接触し、同じ要素がクリアランスを生じあるいはクリ
    アランスをなくしさらには内部予荷重を生ずる状態を
    択的可能に構成されていることとするねじ体・ナット装
    置。
  2. 【請求項2】 ねじ体とナットは偶数のねじを有し、
    前後するねじ間の距離は二種の異なる値を交互に繰り
    返して有していることとする請求項1に記載のねじ体・
    ナット装置。
  3. 【請求項3】 ねじ体とナットは奇数のねじを有し、
    前後するねじ間の距離は二種の異なる値を有している
    こととする請求項1に記載のねじ体・ナット装置。
  4. 【請求項4】 ねじ体とナットは偶数のねじを有し、
    前後するねじ間の距離が漸次増大していることとする
    請求項1に記載のねじ体・ナット装置。
  5. 【請求項5】 ねじ体とナットは奇数のねじを有し、
    前後するねじ間の距離が漸次増大していることとする
    請求項1に記載のねじ体・ナット装置。
  6. 【請求項6】 ナットに対するねじ体の組立体の位置の
    変化は、ナットとのねじに対するねじ体のねじの位
    相を一致させないことにより可能となっていることとす
    る請求項1に記載のねじ体・ナット装置。
  7. 【請求項7】 ナットに対するねじ体の組立体の位置の
    変化は、ナットに対してねじ体を反転させることにより
    可能となっていることとする請求項1に記載のねじ体・
    ナット装置。
  8. 【請求項8】 ねじの数が奇数で、一方の傾角の接触
    点の数が反対向きを示す他方の傾角の接触点の数よりも
    多いこととする請求項5に記載のねじ体・ナット装置。
JP14796292A 1991-05-16 1992-05-15 ねじ体・ナット装置 Expired - Fee Related JP3299302B2 (ja)

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FR9105967A FR2676520B1 (fr) 1991-05-16 1991-05-16 Dispositif vis-ecrou a roulement a jeu ou precharge reglable.
FR9105967 1991-05-16

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JPH06147289A JPH06147289A (ja) 1994-05-27
JP3299302B2 true JP3299302B2 (ja) 2002-07-08

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ID=9412851

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