JP2005221006A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールねじ溝とボールとの接触面圧の急激な増大に伴う金属接触により水素脆化による剥離が発生し易くなることを防止することのできるボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ボールねじ溝13,14に対するボール15の接触角αを35°以上45°以下とし、ねじ軸11またはナット12にスラスト荷重が作用してもボール15の接触楕円15aがランド面18の面取り部18aに乗り上がらないようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、高負荷条件下で使用されるボールねじ装置の改良に関する。
一般に、ボールねじ装置は回転運動を直線運動に変換する装置として各種機械の送り機構などで使用されているが、電動射出成形機やプレス成形機などでは、高温、高回転、高荷重等の条件下で使用されることが多い。このため、このような高負荷条件下でボールねじ装置を使用するとグリースが分解して水素を発生させ、グリースの分解により発生した水素がねじ軸やナット、ボール等の素材中に侵入することによって、金属組織の白色変化を伴った水素脆性による剥離を引き起こすことがある。また、電動射出成形機やプレス成形機は稼動と休止を繰り返す機械であるため、機械の休止中に空気中の水分がねじ軸やナット等に水滴となって付着し、ねじ軸やナット等に付着した水滴がグリース中に混入して水素の発生が促進され易い。
そこで、グリース中に不動態化酸化剤を添加することによって水素脆性による剥離や水素の発生を抑制するようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第2878749号公報
しかしながら、従来のボールねじ装置では、ねじ軸またはナットにスラスト荷重が作用するとボールの弾性変形によってボールねじ溝に対するボールの接触角が初期の設定値よりも大きくなり、ボールの接触楕円がランド面の面取り部に乗り上げることによってボールねじ溝とボールとの接触面圧が急激に増大する。このため、ボールねじ装置の運転中は潤滑剤の油膜によりねじ軸とボールおよびボールとナットは電気的に絶縁状態となっているが、接触面圧の増大に伴う金属接触により導通状態となるため、ねじ軸を駆動するプーリとベルトとの間に静電気が発生した場合は、ねじ軸とボールおよびボールとナットとの間に電位差が生じ、その結果、グリース中の水分が電気分解されて水素イオンの発生が促進されると共に金属接触によって生成された新生面から水素が侵入し、水素脆化による剥離が発生し易くなるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ボールねじ溝とボールとの接触面圧の急激な増大に伴う金属接触により水素脆化による剥離が発生し易くなることを防止することのできるボールねじ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、ねじ軸と、このねじ軸の外周面に形成されたボールねじ溝と対向するボールねじ溝を内周面に有するナットと、前記ねじ軸及び前記ナットの両ボールねじ溝間に転動自在に組み込まれた多数のボールとを備えたボールねじ装置において、前記ボールねじ溝に対する前記ボールの接触角を35°以上45°以下としたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のボールねじ装置において、前記多数のボールのうち隣り合う二つのボール間にリテーナを配置したことを特徴とするものである。
本発明に係るボールねじ装置によれば、ボールねじ溝に対するボールの接触角を35°以上45°以下としたことで、ねじ軸またはナットにスラスト荷重が作用してもボールの接触楕円がランド面の面取り部に乗り上げて接触面圧の急激な増大を引き起こすことがないので、ボールねじ溝とボールとの接触面圧の急激な増大に伴う金属接触により水素脆化による剥離が発生し易くなることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係るボールねじ装置の一実施形態を図1及び図2に示す。図1において、符号11はねじ軸、12はナットを示しており、ねじ軸11の外周面にはボールねじ溝13が形成されている。このボールねじ溝13はナット12の内周面に形成されたボールねじ溝14と対向しており、ボールねじ溝13とボールねじ溝14との間には多数のボール15が転動自在に組み込まれている。これらのボール15はねじ軸11またはナット12が軸回りに回転するとボールねじ溝13,14上を転動するようになっており、隣り合う2つのボール15,15間には、ボール15より軟質の材料(例えば合成樹脂等)からなるリテーナ16が設けられている。
また、ボール15は、図2に示すように、ボールねじ溝13,14にα=35°〜45°の角度で接触しており、ねじ軸11またはナット12にはスラスト荷重が付与されている。なお、ボールねじ溝13,14上を転動したボール15は、ボール循環部材としてのボール循環チューブ17内を通って循環運動するようになっている。
上述のように、ボールねじ溝13,14に対するボール15の接触角αを35°≦θ≦45°とすることで、ねじ軸11またはナット12にスラスト荷重が作用してもボール15の接触楕円15a(図2参照)がランド面18の面取り部18aに乗り上げて接触面圧の急激な増大を引き起こすことがないので、ボールねじ溝13,14とボール15との接触面圧の急激な増大に伴う金属接触により水素脆化による剥離が発生し易くなることを防止することができる。
すなわち、ねじ軸11またはナット12にスラスト荷重が作用すると、ボール15の弾性変形によってボールねじ溝13,14に対するボール15の接触角αが初期の設定値よりも大きくなる。このとき、接触角αの上限角αM(図2参照)がボールねじ溝の上限角αSを超えると接触楕円15aの面積が上昇し、ボールねじ溝とボールとの接触面圧が急激に増大するが、本発明では、ねじ軸11またはナット12にスラスト荷重が作用しても接触角αの上限角αMがボールねじ溝の上限角αSを超えることがないので、ボールねじ溝13,14とボール15との接触面圧の急激な増大に伴う金属接触により水素脆化による剥離が発生し易くなることを防止することができる。
また、上述した実施形態では隣り合う2つのボール15,15間にリテーナ16を設けたことで、ボール同士の接触を防止でき、ボール同士の接触による振動や騒音の発生を低減することができる。
本発明者は、ボールの接触角をα=30°、35°、40°、45°、50°、55°、60°に設定してボールねじ装置の耐久寿命試験を使用ボールねじ名:NSKボールねじ装置36×10−C5(ボール径3.175mm)、使用試験機名:NSK製ボールねじ装置耐久寿命試験機、予圧荷重:500N、試験荷重:アキシャル荷重=1000N、加速度荷重=750〜1500N、最高回転数:1000min-1、ストローク:500mm、潤滑グリース:MY2(リューベ製)、試験回数:各接触角について10回の試験条件で行った。そして、ボールねじ溝に剥離が生じるまでの時間を測定し、その測定値の平均を計算寿命に対する実寿命の比として求めた。その結果を図3に示す。
図3に示す実験結果から、ボールの接触角αが35°≦θ≦45°の範囲から外れると、ボールねじ装置の耐久寿命が急激に低下することがわかる。これは、上述したように、ボールの接触角αが35°≦θ≦45°の範囲から外れると、ねじ軸またはナットに作用するスラスト荷重によりボールの接触楕円がランド面の面取り部に乗り上げ、ボールねじ溝とボールとの接触面圧が急激に増大することによって金属接触が生じるためである。
したがって、上述した実験結果からも明らかなように、ボールの接触角αを35°以上45°以下とすることで、ねじ軸またはナットにスラスト荷重が作用してもボールの接触楕円がランド面の面取り部に乗り上げてボールねじ溝とボールとの接触面圧が急激に増大することがないので、ボールねじ溝とボールとの接触面圧の急激な増大に伴う金属接触により水素脆化による剥離が発生し易くなることを防止することができる。
なお、上述した実施形態ではボール循環部品としてボール循環チューブを使用したチューブ式ボールねじ装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばボール循環部品としてエンドキャップを使用したエンドキャップ式ボールねじ装置またはこま式ボールねじ装置あるいはナットの両端部に循環部品を配置したエンドデフレクタ方式のボールねじ装置にも本発明を適用可能である。
本発明の一実施形態に係るボールねじ装置の概略構成を示す断面図である。 ボールねじ溝に対するボールの接触角を示す図である。 ボールの接触角をα=30°〜60°の範囲で5°ずつ変化させた場合におけるボールねじ装置の計算寿命比と接触角との関係を示す図である。
符号の説明
11 ねじ軸
12 ナット
13,14 ボールねじ溝
15 ボール
16 リテーナ
17 ボール循環チューブ
18 ランド面
18a 面取り部

Claims (2)

  1. ねじ軸と、このねじ軸の外周面に形成されたボールねじ溝と対向するボールねじ溝を内周面に有するナットと、前記ねじ軸及び前記ナットの両ボールねじ溝間に転動自在に組み込まれた多数のボールとを備えたボールねじ装置において、
    前記ボールねじ溝に対する前記ボールの接触角を35°以上45°以下としたことを特徴とするボールねじ装置。
  2. 前記多数のボールのうち隣り合う二つのボール間にリテーナを配置したことを特徴とする請求項1記載のボールねじ装置。
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