JPH10267103A - ボールねじ機構 - Google Patents

ボールねじ機構

Info

Publication number
JPH10267103A
JPH10267103A JP9075188A JP7518897A JPH10267103A JP H10267103 A JPH10267103 A JP H10267103A JP 9075188 A JP9075188 A JP 9075188A JP 7518897 A JP7518897 A JP 7518897A JP H10267103 A JPH10267103 A JP H10267103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
nut
screw shaft
screw
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9075188A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sasaki
彰 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9075188A priority Critical patent/JPH10267103A/ja
Priority to CA002232825A priority patent/CA2232825C/en
Priority to US09/046,788 priority patent/US5946974A/en
Publication of JPH10267103A publication Critical patent/JPH10267103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0497Screw mechanisms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • F16H25/2214Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls with elements for guiding the circulating balls
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18568Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
    • Y10T74/18576Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including screw and nut
    • Y10T74/18744Lubrication

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は長期間に亘る安定した動作を実現し
て、寿命の長寿命化を図ったうえで、簡便な製作加工を
実現することにある。 【解決手段】ねじ軸10、ナット11及び管路部材12
を金属材料で形成して、そのねじ溝10a,11a及び
管路部材12のボール循環路12aの内壁に固体潤滑膜
を被着し、管路部材12のボール循環路12aの内径を
d1 、ねじ軸10の溝径をd2 、ボール13の直径をd
3 、ナット11のねじ溝11a(及び管路部材12)の
端部とねじ軸10との間隙をh1 として、 (|d1 −d2 |/d3 )≦1/40 h1 /d3 ≦1/40 の関係を満足するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば宇宙空間
や真空環境等の極限環境の使用に好適するボールねじ機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、宇宙空間においては、熱
真空環境であることから地上で使用されるオイルやグリ
ースを用いた潤滑が困難なために、宇宙ステーション等
の宇宙航行体に設けられる各種の駆動機構部等を構成す
るボールねじ機構に二硫化モリブデン等の固体潤滑剤を
使用した固体潤滑方式が採用されている。
【0003】この固体潤滑方式としては、従来、ボール
ねじ機構のボール及びねじ軸とナットのねじ溝にスパッ
タリングやメッキにより固体潤滑膜を形成したり、ある
いは塗布により固体潤滑膜を形成する方法が知られてい
る。
【0004】このようなボールねじ機構は、そのナット
のねじ溝の両端部間にボール摺動案内用ボール循環路を
有するパイプス部材と称する管路部材を組付け配置し
て、ナットのねじ溝の両端部を連通するバイパス回路を
構成する。これにより、ねじ軸が回転駆動されると、ね
じ軸は、ボールの作用によりナットとの相互間が回転駆
動される。すると、ねじ軸のねじ溝とナットのねじ溝と
の間に介在されるボールは、管路部材のボール循環路を
通過して循環移動されて、ねじ軸とナットとの螺合が調
整され、ナットが軸方向に案内される。
【0005】ところが、上記固体潤滑方式のボールねじ
機構では、その潤滑方式上、ダンピング効果を期待する
のが困難なために、ナットのねじ溝と管路部材のボール
循環路とねじ軸のねじ溝との段差等の位置ずれが発生す
ると、ボールが循環する際に、位置ずれにより振動や騒
音が発生して、高精度な駆動制御が困難となるという問
題を有する。
【0006】また、一定以上の位置ずれがあると、ボー
ルが循環することにより、固体潤滑膜の疲労摩耗が促進
され、寿命の劣化を招くために、長寿命化の要請される
宇宙環境での使用要求を満足することが困難となる。
【0007】そこで、上記ボールねじ機構としては、ナ
ット、管路部材及びねじ軸を段差等の位置ずれがほとん
ど無い、高精度な精度で製作加工することにより、振動
及び騒音の軽減を図るように構成することが考えられ
る。しかし、加工精度の向上を図るのにも限界があるた
めに、その製作加工が非常に煩雑であるという問題を有
する。なお、係る事情は宇宙環境に限ることなく、地上
における真空環境等の極限環境においても同様のもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のボールねじ機構では、寿命が短命であるために、保
守点検作業が困難な宇宙環境等の極限環境における使用
要求を満足することが困難であるという問題を有してい
た。
【0009】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、長期間に亘る安定した動作を実現して、寿命の長
寿命化を図ったうえで、簡便な製作加工を実現し得るよ
うにしたボールねじ機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、ねじ軸に対
してボールを介して螺合されるナットのねじ溝の両端部
を管路部材で連通したボール循環路を形成し、前記ボー
ルを前記ナットのねじ溝に対して管路部材を介して循環
させてなるボールねじ機構において、前記ボール、ねじ
軸、ナット及び管路部材を金属材料で形成して、前記ね
じ軸及びナットのボール摺動部に固体潤滑膜を被着し、
且つ、前記管路部材の内径をd1 、前記ねじ軸の溝径を
d2 、前記ボール径をd3 、前記ナットのねじ溝及び管
路部材の端部とねじ軸との間隙をh1 として、 (|d1 −d2 |/d3 )≦1/40 h1 /d3 ≦1/40 の関係を有して形成した。
【0011】上記構成によれば、ボールは、ナットのね
じ溝に対して所定の精度で組付け配置された管路部材の
ボール循環路を通ってナットのナット溝に案内されて循
環移動され、ねじ軸のねじ溝、ナットのボール摺動部の
固体潤滑膜と接触することにより、その表面に固体潤滑
膜が転移され、転移膜潤滑が行なわれる。これにより、
ボールは、所望の間隙h1 を有して組付け配置したナッ
トのねじ溝及び管路部材のボール循環路とねじ軸のねじ
溝とを移動して循環されることにより、循環移動時の振
動及び騒音が許容範囲に保たれ、しかも、固体潤滑膜の
疲労摩耗が軽減され、長期間に亘る安定したボール循環
動作が実現されて、長寿命化の促進が図れる。そして、
これによれば、間隙h1 を振動及び騒音の許容範囲の製
作精度を有して製作することで、長期間に亘る高精度な
ボール循環が実現されることにより、簡便な製作が確保
される。
【0012】また、この発明は、ねじ軸に対してボール
を介して螺合されるナットに、そのねじ溝間を連通して
ボール循環路を形成する複数の連通溝が設けられたボー
ル循環こまを組付け配置して、前記ボールを前記ナット
のねじ溝に対してボール循環こまの連通溝を介して循環
させてなるボールねじ機構において、前記ボール、ねじ
軸、ナット及びボール循環こまを金属材料で形成して、
前記ねじ軸及びナットのボール摺動部に固体潤滑膜を被
着し、且つ、前記ねじ軸の溝径をd2 、前記ボール径を
d3 、前記ボール循環こまの連通溝の内径をd4 、前記
ナットのねじ溝及びボール循環こまの連通溝の端部とね
じ軸との間隙をh2 として、 (|d4 −d2 |/d3 )≦1/40 h2 /d3 ≦1/40 の関係を有して形成した。
【0013】上記構成によれば、ボールは、ナットのね
じ溝に対して所定の精度で組付け配置されたボール循環
こまの連通溝を通ってナットのナット溝間を循環移動し
て、ねじ軸のボール摺動部、ナットのボール摺動部の固
体潤滑膜と接触し、その表面に固体潤滑膜が転移され、
転移膜潤滑が行なわれる。これにより、ボールは、ねじ
軸のねじ溝に対して所望の間隙h2 を有して組付け配置
したナットのねじ溝及びボール循環こまの連通溝とねじ
軸のねじ溝とを移動して循環されることにより、循環移
動時の振動及び騒音が許容範囲に保たれ、しかも、固体
潤滑膜の疲労摩耗が軽減され、長期間に亘る安定したボ
ール循環動作が実現されて、長寿命化の促進が図れる。
そして、これによれば、間隙h2 を振動及び騒音の許容
範囲の製作精度を有して製作することで、長期間に亘る
高精度なボール循環が実現されることにより、簡便な製
作が確保される。
【0014】さらに、この発明は、ねじ軸に対してボー
ルを介して螺合されるナットに、そのねじ溝の両端部を
連通するボール循環路を有するボール循環部材を組付け
配置して、前記ボールを前記ナットのねじ溝に対してボ
ール循環部材のボール循環路を介して循環させてなるボ
ールねじ機構において、前記ボール、ねじ軸、ナット及
びボール循環部材を金属材料で形成して、前記ねじ軸及
びナットのボール摺動部に固体潤滑膜を被着し、且つ、
前記ねじ軸の溝径をd2 、前記ボール径をd3、前記ナ
ットのねじ溝の内径をd5 、ボール循環部材のボール循
環路の内径をd6 、前記ナット及びボール循環部材のボ
ール循環路の出入口とねじ軸のねじ溝との間隙をh3 と
して、 (|d6 −d5 |/d3 )≦1/40 (|d5 −d2 |/d3 )≦1/40 h3 /d3 ≦1/40 の関係を有して形成した。
【0015】上記構成によれば、ボールは、ナットのね
じ溝に対して所定の精度で組付け配置されたボール循環
部材のボール循環路を通ってナットのナット溝間を循環
移動して、ねじ軸のボール摺動部、ナットのボール摺動
部の固体潤滑膜と接触し、その表面に固体潤滑膜が転移
され、転移膜潤滑が行なわれる。これにより、ボール
は、ねじ軸のねじ溝に対して所望の間隙h3 を有して組
付け配置したナットのねじ溝及びボール循環部材のボー
ル循環路とねじ軸のねじ溝とを移動して循環されること
により、循環移動時の振動及び騒音が許容範囲に保た
れ、しかも、固体潤滑膜の疲労摩耗が軽減され、長期間
に亘る安定したボール循環動作が実現されて、長寿命化
の促進が図れる。そして、これによれば、間隙h3 を振
動及び騒音の許容範囲の製作精度を有して製作すること
で、長期間に亘る高精度なボール循環が実現されること
により、簡便な製作が確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明
の一実施の形態に係るボールねじ機構を示すもので、ね
じ軸10は、例えば図示しない駆動源に連結され、その
周囲には、例えば被駆動部に連結されるナット11が調
整自在に螺合される。
【0017】即ち、ねじ軸10及びナット11は、それ
ぞれ金属材料で形成され、これらねじ軸10のねじ溝1
0a及びナット11のねじ溝11aを含むボール摺動部
には、二硫化モリブデン被膜処理等の被膜処理が施され
て固体潤滑膜が被着される。そして、ナット11には、
そのねじ溝11aの両端部にバイパス回路を構成するチ
ューブ状の管路部材12が架設されて連通される。この
管路部材12は、金属材料で形成され、そのボール摺動
案内用ボール循環路12aの内壁には、例えば二硫化モ
リブデン被膜処理等の被膜処理が施されて固体潤滑膜が
被着される。
【0018】そして、上記ねじ軸10及びナット11間
には、複数のボール13が管路部材12を経由して循環
移動自在に介在される。このボール13は、上記管路部
材12のボール循環路12a、ねじ軸10のねじ溝10
aとナット11のねじ溝11aとの間を循環移動して、
該ナット11とねじ軸10との螺合調整を許容する。こ
の際、ボール13は、循環移動により、その表面にねじ
軸10、ナット11及びバイパス部材12の固体潤滑膜
が転移膜潤滑される。
【0019】ここで、上記ねじ軸10、ナット11及び
管路部材12は、管路部材12のボール循環路12aの
内径をd1 、ねじ軸10の溝径をd2 、ボール13の直
径をd3 、ナット11のねじ溝11a(及び管路部材1
2)の端部とねじ軸10との間隙をh1 とすると、 (|d1 −d2 |/d3 )≦1/40 …(1) h1 /d3 ≦1/40 …(2) の関係を有して形成される。
【0020】上記構成において、ねじ軸10に上記駆動
源(図示せず)からの回転力がねじ軸10に伝達されて
該ねじ軸10が回転駆動されると、ボール13を介して
ナット11との相互間が回転駆動されて矢印A,B方向
に直線移動される。すると、ねじ軸10のねじ溝10a
とナット11のねじ溝11aとの間に介在されるボール
13は、管路部材12を通過して循環移動されて、ねじ
軸10とナット11との螺合が調整され、ナット11を
軸方向に案内する。ここで、ボール13は、上記
(1),(2)式の関係を有して組合わせ配置されるね
じ軸10のねじ溝10aとナット11のねじ溝11a及
び管路部材12のボール循環路12aを移動する際に、
該ねじ軸10、ナット11及び管路部材12にそれぞれ
被着された各固体潤滑膜が、その表面のしゅう酸塩被膜
に転移膜潤滑される。
【0021】このように、上記ボールねじ機構は、ねじ
軸10、ナット11及び管路部材12を金属材料で形成
して、そのねじ溝10a,11a及び管路部材12のボ
ール循環路12aの内壁に固体潤滑膜を被着し、これら
ねじ軸10、ナット11及び管路部材12のボール循環
路12aが上記(1)及び(2)式の関係を満足するよ
うに組合わせ構成した。
【0022】これによれば、ねじ軸10が回転駆動され
ると、ボール13の表面が所定の間隙h1 を有して組合
わせ配置されるねじ軸10とナット11及び管路部材1
2の固体潤滑膜と接触して、これらねじ軸10、ナット
11及び管路部材12の固体潤滑膜が移膜されて転移膜
潤滑が行なわれる。この結果、加工精度を、若干、向上
するだけの容易な製作加工を確保したうえで、ボール循
環時の振動及び騒音を所望の値に設定することが実現で
きて、疲労摩耗の低減が図れ、信頼性の高い安定した転
移膜潤滑が実現されて長期間に亘って安定した動作が実
現される。
【0023】なお、上記実施の形態では、ねじ軸10を
駆動源からの回転力が伝達されるように構成した場合で
説明したが、これに限ることなく、例えばナット11に
回転力が付与され、これに連動して、ねじ軸10が軸方
向に移動されるように構成することも可能である。
【0024】また、上記実施の形態では、固体潤滑膜を
ねじ軸10のねじ溝10aを含むボール摺動部、ナット
11のねじ溝11aを含むボール摺動部及び管路部材1
2のボール循環路12aの内壁に形成するように構成し
た場合で説明したが、これに限ることなく、例えば固体
潤滑膜を管路部材12のボール潤滑路に被着することな
く、固体潤滑膜をねじ軸10のボール摺動部及びナット
11のボール摺動部のみに形成して転移膜潤滑を行うよ
うに構成することも可能である。
【0025】さらに、上記実施の形態では、バイパス構
造として、チューブ式の管路部材12を用いて構成した
場合で説明したが、これに限ることなく、例えば図2に
示すこま式構造、あるいは図3に示すリターンプレート
式構造等各種のバイパス構造のものにおいても適用可能
で、いずれの構造方式においても同様の効果が期待され
る。
【0026】図2のこま式構造は、ナット11の中間部
にボール循環こま14を組付け配置する。このボール循
環こま14には、ナット11のねじ溝11a間を連通す
る連通溝14aが形成され、ナット11のねじ溝11a
に収容されたボール13を連通溝14aを介してナット
11のねじ溝11a,11a間に循環供給するように構
成される。
【0027】また、ねじ軸10及びナット11のねじ溝
10a,11aを含むボール摺動部、ボール循環こま1
4の連通溝14aには、例えば前記図1と略同様に固体
潤滑膜が被着される。そして、これらねじ溝10、ナッ
ト11及びボール循環こま14は、ねじ軸10のねじ溝
10aの溝径をd2 、ボール13の直径をd3 、ボール
循環こま14の連通溝14aの内径をd4 、ナット11
のねじ溝11a及びボール循環こま14の連通溝14a
の端部とねじ軸10との間隙をh2 として、 (|d4 −d2 |/d3 )≦1/40 h2 /d3 ≦1/40 の関係を有して組合わせ形成される。
【0028】図3のリターンプレート式構造は、ナット
11に対して、そのねじ溝11aの両端部を連通するボ
ール循環路15aを構成するボール循環部材15を組付
け配置する。このボール循環部材15は、金属材料で形
成されて、例えばねじ軸10の回転に連動して、そのボ
ール循環路15aがナット11のねじ溝11aの両端を
連通してボール13をナット11のねじ溝11aに循環
供給する。
【0029】また、これらねじ軸10及びナット11の
ねじ溝10a,11aを含むボール摺動部、ボール循環
部材15のボール循環路15aには、例えば前記図1と
同様に固体潤滑膜が被着される。そして、ねじ軸10の
ねじ溝10aの溝径をd2 、ボール13の直径をd3 、
ナット11のねじ溝11aの溝径をd5 、ボール循環部
材15のボール循環路15aの内径をd6 、ナット11
及びボール循環部材15のボール循環路15aの出入口
とねじ軸10のねじ溝10aとの間隙をh3 として、 (|d6 −d5 |/d3 )≦1/40 (|d5 −d2 |/d3 )≦1/40 h3 /d3 ≦1/40 の関係を有して組合わせ形成される。
【0030】なお、上記図2及び図3においては、ボー
ル循環こま14の連通溝14a及びボール循環部材15
のボール循環路15aにも固体潤滑膜を被着するように
構成したが、これに限ることなく、少なくともねじ軸1
0及びナット11のねじ溝10a,11aを含むボール
摺動部に固体潤滑膜を形成することにより、略同様の効
果が期待される。よって、この発明は上記実施の形態に
限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のことである。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、長期間に亘る安定した動作を実現して、寿命の長寿
命化を図ったうえで、簡便な製作加工を実現し得るよう
にしたボールねじ機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るボールねじ機構
を示した図。
【図2】この発明の他の実施の形態を示した図。
【図3】この発明の他の実施の形態を示した図。
【符号の説明】
10…ねじ軸。 10a…ねじ溝。 11…ナット。 11a…ねじ溝。 12…管路部材。 12a…ボール循環路。 13…ボール。 14…ボール循環こま。 14a…連通溝。 15…ボール循環部材。 15a…ボール循環路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ軸に対してボールを介して螺合され
    るナットのねじ溝の両端部を管路部材で連通したボール
    循環路を形成し、前記ボールを前記ナットのねじ溝に対
    して管路部材を介して循環させてなるボールねじ機構に
    おいて、 前記ボール、ねじ軸、ナット及び管路部材を金属材料で
    形成して、前記ねじ軸及びナットのボール摺動部に固体
    潤滑膜を被着し、且つ、前記管路部材の内径をd1 、前
    記ねじ軸の溝径をd2 、前記ボール径をd3 、前記ナッ
    トのねじ溝及び管路部材の端部とねじ軸との間隙をh1
    として、 (|d1 −d2 |/d3 )≦1/40 h1 /d3 ≦1/40 の関係を有して形成することを特徴とするボールねじ機
    構。
  2. 【請求項2】 前記管路部材のボール循環路には、固体
    潤滑膜が被着されることを特徴とする請求項1記載のボ
    ールねじ機構。
  3. 【請求項3】 ねじ軸に対してボールを介して螺合され
    るナットに、そのねじ溝間を連通してボール循環路を形
    成する複数の連通溝が設けられたボール循環こまを組付
    け配置して、前記ボールを前記ナットのねじ溝に対して
    ボール循環こまの連通溝を介して循環させてなるボール
    ねじ機構において、 前記ボール、ねじ軸、ナット及びボール循環こまを金属
    材料で形成して、前記ねじ軸及びナットのボール摺動部
    に固体潤滑膜を被着し、且つ、前記ねじ軸の溝径をd2
    、前記ボール径をd3 、前記ボール循環こまの連通溝
    の内径をd4 、前記ナットのねじ溝及びボール循環こま
    の連通溝の端部とねじ軸との間隙をh2 として、 (|d4 −d2 |/d3 )≦1/40 h2 /d3 ≦1/40 の関係を有して形成することを特徴とするボールねじ機
    構。
  4. 【請求項4】 前記ボール循環こまの連通溝には、固体
    潤滑膜が被着されることを特徴とする請求項3記載のボ
    ールねじ機構。
  5. 【請求項5】 ねじ軸に対してボールを介して螺合され
    るナットに、そのねじ溝の両端部を連通するボール循環
    路を有するボール循環部材を組付け配置して、前記ボー
    ルを前記ナットのねじ溝に対してボール循環部材のボー
    ル循環路を介して循環させてなるボールねじ機構におい
    て、 前記ボール、ねじ軸、ナット及びボール循環部材を金属
    材料で形成して、前記ねじ軸及びナットのボール摺動部
    に固体潤滑膜を被着し、且つ、前記ねじ軸の溝径をd2
    、前記ボール径をd3 、前記ナットのねじ溝の内径を
    d5 、ボール循環部材のボール循環路の内径をd6 、前
    記ナット及びボール循環部材のボール循環路の出入口と
    ねじ軸のねじ溝との間隙をh3 として、 (|d6 −d5 |/d3 )≦1/40 (|d5 −d2 |/d3 )≦1/40 h3 /d3 ≦1/40 の関係を有して形成することを特徴とするボールねじ機
    構。
  6. 【請求項6】 前記ボール循環部材のボール循環路に
    は、固体潤滑膜が被着されることを特徴とする請求項5
    記載のボールねじ機構。
JP9075188A 1997-03-27 1997-03-27 ボールねじ機構 Pending JPH10267103A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075188A JPH10267103A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 ボールねじ機構
CA002232825A CA2232825C (en) 1997-03-27 1998-03-23 A ball screw mechanism
US09/046,788 US5946974A (en) 1997-03-27 1998-03-24 Ball screw mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075188A JPH10267103A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 ボールねじ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10267103A true JPH10267103A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13568986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9075188A Pending JPH10267103A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 ボールねじ機構

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5946974A (ja)
JP (1) JPH10267103A (ja)
CA (1) CA2232825C (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3209086C1 (de) * 1982-03-12 1983-04-07 Helmut 5600 Wuppertal Korthaus Kugelgewindetrieb
FR2676520B1 (fr) * 1991-05-16 1993-12-03 Transrol Dispositif vis-ecrou a roulement a jeu ou precharge reglable.
DE4412539C2 (de) * 1993-04-12 2002-06-27 Nsk Ltd Kugelumlaufspindel
DE4447709C2 (de) * 1993-10-07 2002-11-07 Nsk Ltd Kugelumlaufspindelvorrichtung
JPH084873A (ja) * 1994-06-24 1996-01-12 Ntn Corp 真空機器用ボールねじ
US5809838A (en) * 1995-05-30 1998-09-22 Nsk Ltd. Ball screw device with means for maintaining balance
US5622082A (en) * 1995-08-22 1997-04-22 Thomson Saginaw Ball Screw Company, Inc. Ball nut and screw assemblies with improved crossovers

Also Published As

Publication number Publication date
CA2232825A1 (en) 1998-09-27
US5946974A (en) 1999-09-07
CA2232825C (en) 2001-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5683323A (en) Ball-rolling type torque transmission device
US6615689B2 (en) Non-lubricated wave gear device
US5094118A (en) Splined ball screw assembly having a nested structure
EP1424513B1 (en) Ball screw device
JPH09242839A (ja) ねじ式直線作動機の廻り止め機構
US6503168B2 (en) Planetary gear device for reducing speed of an output shaft of a motor
WO2007081271A1 (en) Friction gear frej
EP0488161B1 (en) Planetary gear
GB2160267A (en) Endless sliding ball splines
JPH10267103A (ja) ボールねじ機構
JP2005083549A (ja) ボールねじナットおよびその製造方法
TWI822855B (zh) 角傳動裝置
US4217788A (en) Gear reducer
US5655410A (en) Worm type reduction gear mechanism
US2885872A (en) Universal drive coupling
KR102303050B1 (ko) 마찰 파동 감속기
JP4656867B2 (ja) 軸継手
JPH0960702A (ja) ボールねじ機構
CN112128343B (zh) 减速器及具有其的机器人
JPH07269585A (ja) ダブルドラム形等速自在継手
KR20020079510A (ko) 유성 기어 장치
JP2009014025A (ja) ねじロッドがスライド移動する装置。
JP6624413B2 (ja) 逆型ローラ減速機
KR100804473B1 (ko) 조향장치의 기어박스
CN118242424A (zh) 减速装置、减速装置单元的组装方法