JP3297418B2 - 車両用後部シート構造 - Google Patents
車両用後部シート構造Info
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- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
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- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
- B60N2/3002—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements
- B60N2/3004—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only
- B60N2/3009—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis
- B60N2/3013—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis the back-rest being hinged on the vehicle frame
-
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- B60N2/3038—Cushion movements
- B60N2/304—Cushion movements by rotation only
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- B60N2/305—Cushion movements by rotation only about transversal axis the cushion being hinged on the vehicle frame
-
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/806—Head-rests movable or adjustable
- B60N2/874—Head-rests movable or adjustable movable to an inoperative or stowed position
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等に
用いる車両用後部シート構造であって、請求項1の前文
部分に記載した種類の、背もたれ部と、着座部と、多関
節ヒンジとを備えた、折り畳み可能な車両用後部シート
構造に関するものである。
用いる車両用後部シート構造であって、請求項1の前文
部分に記載した種類の、背もたれ部と、着座部と、多関
節ヒンジとを備えた、折り畳み可能な車両用後部シート
構造に関するものである。
【0002】この種の車両用後部シート構造は、着座部
及び背もたれ部を折り畳むことによって、セダンやステ
ーションワゴンにおける荷物室空間を拡げることができ
る。また、多関節ヒンジを使用しているため、折り畳み
時には、着座部を前方へ大きく移動させることができ
る。
及び背もたれ部を折り畳むことによって、セダンやステ
ーションワゴンにおける荷物室空間を拡げることができ
る。また、多関節ヒンジを使用しているため、折り畳み
時には、着座部を前方へ大きく移動させることができ
る。
【0003】
【従来の技術】この種の車両用後部シート構造の公知例
としては、ドイツ特許公開公報DE3913529A1
に開示されているものがある。同公報の車両用後部シー
ト構造の多関節ヒンジは4関節ヒンジであり、1本のリ
ンクの一端が、車体に対して固定された第1関節点に枢
着され、そのリンクの他端が、着座部に対して固定され
た第2関節点に枢着されている。着座部を着座位置にセ
ットした状態では、第2関節点は、第1関節点と背もた
れ部との間に位置しており、また、第1関節点より低い
位置にある。多くの折り畳み可能な車両用後部シート構
造では、車両が急激に減速したときに着座部が不用意に
折り畳み状態となるのを防止するために、着座部の後端
近傍にロック機構を装備しているが、同公報の多関節ヒ
ンジの構成では、そのようなロック機構は不要となって
おり、それが不要であるのは、車両の走行方向に作用す
る減速時の慣性力が、着座部が着座位置にセットされて
いるときには着座部をその着座位置へ付勢するように働
き、着座部が折り畳み位置にセットされているときには
着座部をその折り畳み位置へ付勢するように働くからで
ある。
としては、ドイツ特許公開公報DE3913529A1
に開示されているものがある。同公報の車両用後部シー
ト構造の多関節ヒンジは4関節ヒンジであり、1本のリ
ンクの一端が、車体に対して固定された第1関節点に枢
着され、そのリンクの他端が、着座部に対して固定され
た第2関節点に枢着されている。着座部を着座位置にセ
ットした状態では、第2関節点は、第1関節点と背もた
れ部との間に位置しており、また、第1関節点より低い
位置にある。多くの折り畳み可能な車両用後部シート構
造では、車両が急激に減速したときに着座部が不用意に
折り畳み状態となるのを防止するために、着座部の後端
近傍にロック機構を装備しているが、同公報の多関節ヒ
ンジの構成では、そのようなロック機構は不要となって
おり、それが不要であるのは、車両の走行方向に作用す
る減速時の慣性力が、着座部が着座位置にセットされて
いるときには着座部をその着座位置へ付勢するように働
き、着座部が折り畳み位置にセットされているときには
着座部をその折り畳み位置へ付勢するように働くからで
ある。
【0004】自動車に用いる同様の構成の車両用後部シ
ート構造の別の公知例として、ドイツ特許公開公報DE
3546147A1に開示されているものがある。同公
報の車両用後部シート構造に使用されている4関節ヒン
ジ機構は、シートクッション側リンク、フロア側リン
ク、ロアーリンク、及びアッパーリンクで構成されてい
る。シートクッション側リンクはシートクッションに固
定されている。フロア側リンクは、着座部の前端近傍に
おいて、車体の前後方向に対して略々直角な垂直方向に
延在しており、車体フロアに固定されている。ロアーリ
ンクは、その上端と下端とが、夫々、ボルト連結構造を
介して、シートクッション側リンクの前端部分とフロア
側リンクの下端部分とに枢着されている。アッパリンク
は、その後端と前端とが、夫々、ボルト連結構造を介し
て、シートクッション側リンクの後端部分とフロア側リ
ンクの下端部分とに枢着されている。この4関節ヒンジ
機構の構成によれば、着座部を直立させる際に加える力
が小さくて済むため、着座部を回動させて、それを略々
直立する折り畳み位置に移動させる作業が容易になる。
ート構造の別の公知例として、ドイツ特許公開公報DE
3546147A1に開示されているものがある。同公
報の車両用後部シート構造に使用されている4関節ヒン
ジ機構は、シートクッション側リンク、フロア側リン
ク、ロアーリンク、及びアッパーリンクで構成されてい
る。シートクッション側リンクはシートクッションに固
定されている。フロア側リンクは、着座部の前端近傍に
おいて、車体の前後方向に対して略々直角な垂直方向に
延在しており、車体フロアに固定されている。ロアーリ
ンクは、その上端と下端とが、夫々、ボルト連結構造を
介して、シートクッション側リンクの前端部分とフロア
側リンクの下端部分とに枢着されている。アッパリンク
は、その後端と前端とが、夫々、ボルト連結構造を介し
て、シートクッション側リンクの後端部分とフロア側リ
ンクの下端部分とに枢着されている。この4関節ヒンジ
機構の構成によれば、着座部を直立させる際に加える力
が小さくて済むため、着座部を回動させて、それを略々
直立する折り畳み位置に移動させる作業が容易になる。
【0005】在来の後部シート構造では、その背もたれ
部に、一人分のシートごとに1個ずつのヘッドレストを
装備し、その後部シートに乗員が着座していないときに
は、ヘッドレストを後方へ、即ち、背もたれ部の背面側
へ回動させて倒すことによって、運転者が良好な後方視
界を得られるようにしたものが多く存在している。とこ
ろが、荷物室空間を拡げる際に、着座部を直立させ、そ
の着座部のすぐ背後に背もたれ部を倒すようにしたもの
では、ヘッドレストを背もたれ部から取外さないと、ヘ
ッドレストが邪魔をして背もたれ部を倒せないという問
題があった。また一方で、背もたれ部を取外さなくても
折り畳めるようにしたものでは、折り畳むことによって
得られる荷物室空間の増大分が小さくなるという問題が
あった。
部に、一人分のシートごとに1個ずつのヘッドレストを
装備し、その後部シートに乗員が着座していないときに
は、ヘッドレストを後方へ、即ち、背もたれ部の背面側
へ回動させて倒すことによって、運転者が良好な後方視
界を得られるようにしたものが多く存在している。とこ
ろが、荷物室空間を拡げる際に、着座部を直立させ、そ
の着座部のすぐ背後に背もたれ部を倒すようにしたもの
では、ヘッドレストを背もたれ部から取外さないと、ヘ
ッドレストが邪魔をして背もたれ部を倒せないという問
題があった。また一方で、背もたれ部を取外さなくても
折り畳めるようにしたものでは、折り畳むことによって
得られる荷物室空間の増大分が小さくなるという問題が
あった。
【0006】ドイツ特許公告公報DE3325927C
1にも、折り畳むことで荷物室空間を拡げられるように
した公知の後部シート構造が開示されている。同公報に
おいては、後部シートを折り畳む際にヘッドレストを取
外さずに済むようにするために、シートクッション部
を、その前端近傍に設けた枢軸を中心として回動させる
ことで、略々垂直に立てられるようにすると共に、その
シートクッション部の下面に、複数の収容凹部を形成し
ている。また、個々のヘッドレストに装備したストッパ
を解除することで、それらヘッドレストを後方へ90°
回動させることができるようにしており、更に、背もた
れ部を、その下部に設けた枢軸を中心として回動させる
ことで、前方へ倒して折り畳めるようにしてある。そし
て、背もたれ部を折り畳む際に、複数のヘッドレスト
が、シートクッション部の下面に形成してある複数の収
容凹部の夫々に収容されるようになっている。この構成
では、背もたれ部、シートクッション部、背もたれ部の
枢軸、及びシートクッション部の下面に形成する複数の
収容凹部の、夫々の寸法及び相対位置に、高い精度が要
求される。
1にも、折り畳むことで荷物室空間を拡げられるように
した公知の後部シート構造が開示されている。同公報に
おいては、後部シートを折り畳む際にヘッドレストを取
外さずに済むようにするために、シートクッション部
を、その前端近傍に設けた枢軸を中心として回動させる
ことで、略々垂直に立てられるようにすると共に、その
シートクッション部の下面に、複数の収容凹部を形成し
ている。また、個々のヘッドレストに装備したストッパ
を解除することで、それらヘッドレストを後方へ90°
回動させることができるようにしており、更に、背もた
れ部を、その下部に設けた枢軸を中心として回動させる
ことで、前方へ倒して折り畳めるようにしてある。そし
て、背もたれ部を折り畳む際に、複数のヘッドレスト
が、シートクッション部の下面に形成してある複数の収
容凹部の夫々に収容されるようになっている。この構成
では、背もたれ部、シートクッション部、背もたれ部の
枢軸、及びシートクッション部の下面に形成する複数の
収容凹部の、夫々の寸法及び相対位置に、高い精度が要
求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冒頭
に記載した種類の車両用後部シート構造において、背も
たれ部からヘッドレストを取外す手間をかけずに、着座
部及び背もたれ部を好適に折り畳めるようにすることに
ある。
に記載した種類の車両用後部シート構造において、背も
たれ部からヘッドレストを取外す手間をかけずに、着座
部及び背もたれ部を好適に折り畳めるようにすることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、請求項1の特徴部分に記載した特徴要件によって
達成される。即ち背もたれ部と着座部とを備えた、自動
車等に用いる車両用後部シート構造であって、前記背も
たれ部は少なくとも1個のヘッドレストを備えており、
前記背もたれ部は、車体に対して固定した枢軸を中心と
して、略々直立する着座位置から、略々水平に延在する
折り畳み位置へ回動させることによって折り畳み可能と
してあり、前記背もたれ部が前記折り畳み位置にあると
きには、該背もたれ部の背面が荷台面を画成するように
してあり、前記着座部は、その下面に、前端へ向かって
伸びる傾斜面部を備えており、前記着座部は、少なくと
も1個の多関節ヒンジによって、略々水平に延在する着
座位置から、略々直立して前部シート構造に沿って延在
する折り畳み位置へ回動させることができ、それによっ
て荷物室空間を拡大できるようにしてあり、前記多関節
ヒンジは、前記着座部の前端近傍に装備されていて、前
記着座部と車体とに結合されている、車両用後部シート
構造において、前記少なくとも1個のヘッドレストは、
後方へ回動させて倒せるようにして、前記背もたれ部に
装備されており、前記多関節ヒンジは、前記着座部を回
動させて前記折り畳み位置へ移動させる際に、該着座部
を十分に上昇させるように構成されており、それによっ
て、前記背もたれ部の前記背面に対して略々直角に延在
するように回動させて倒した前記ヘッドレストが、前記
着座部の前記下面の前記傾斜面部に収まり、しかも、前
記着座部の前記下面の輪郭とおおむね同一面内に揃うよ
うにした、ことを特徴とする。
れば、請求項1の特徴部分に記載した特徴要件によって
達成される。即ち背もたれ部と着座部とを備えた、自動
車等に用いる車両用後部シート構造であって、前記背も
たれ部は少なくとも1個のヘッドレストを備えており、
前記背もたれ部は、車体に対して固定した枢軸を中心と
して、略々直立する着座位置から、略々水平に延在する
折り畳み位置へ回動させることによって折り畳み可能と
してあり、前記背もたれ部が前記折り畳み位置にあると
きには、該背もたれ部の背面が荷台面を画成するように
してあり、前記着座部は、その下面に、前端へ向かって
伸びる傾斜面部を備えており、前記着座部は、少なくと
も1個の多関節ヒンジによって、略々水平に延在する着
座位置から、略々直立して前部シート構造に沿って延在
する折り畳み位置へ回動させることができ、それによっ
て荷物室空間を拡大できるようにしてあり、前記多関節
ヒンジは、前記着座部の前端近傍に装備されていて、前
記着座部と車体とに結合されている、車両用後部シート
構造において、前記少なくとも1個のヘッドレストは、
後方へ回動させて倒せるようにして、前記背もたれ部に
装備されており、前記多関節ヒンジは、前記着座部を回
動させて前記折り畳み位置へ移動させる際に、該着座部
を十分に上昇させるように構成されており、それによっ
て、前記背もたれ部の前記背面に対して略々直角に延在
するように回動させて倒した前記ヘッドレストが、前記
着座部の前記下面の前記傾斜面部に収まり、しかも、前
記着座部の前記下面の輪郭とおおむね同一面内に揃うよ
うにした、ことを特徴とする。
【0009】請求項1の特徴部分に記載したように多関
節ヒンジを使用しているため、着座部を折り畳む際に、
その着座部を前方へ一杯まで移動させることができ、ま
た、本発明にかかる(多関節ヒンジの)構成では、着座
部が、十分に上昇させられて、前部シート構造に寄り添
うように位置付けられると共に、着座部の下面の前端近
傍に形成されている傾斜面部が、折り畳まれた背もたれ
部の上端の近傍に位置付けられ、そのため、背もたれ部
の上端と、後方へ約90°回動させて倒したヘッドレス
トとが、共に着座部の傾斜面部に収容されるようにな
る。また、回動させて直立させた着座部の下面と、折り
畳まれて水平に延在している背もたれ部から垂直に立ち
上がっているヘッドレストの背面とが、荷物室空間を画
成する略々連続した平面内に位置するようになる。既存
の後部シートの多くは、その着座部の下面に、前端へ向
かって上昇している傾斜面部を既に備えているため、そ
の傾斜面部を、ヘッドレストを収容するために利用する
ことができ、そうすれば、着座部にヘッドレストの収容
凹部を新たに形成することなく、既存の後部シートに本
発明を適用することができる。
節ヒンジを使用しているため、着座部を折り畳む際に、
その着座部を前方へ一杯まで移動させることができ、ま
た、本発明にかかる(多関節ヒンジの)構成では、着座
部が、十分に上昇させられて、前部シート構造に寄り添
うように位置付けられると共に、着座部の下面の前端近
傍に形成されている傾斜面部が、折り畳まれた背もたれ
部の上端の近傍に位置付けられ、そのため、背もたれ部
の上端と、後方へ約90°回動させて倒したヘッドレス
トとが、共に着座部の傾斜面部に収容されるようにな
る。また、回動させて直立させた着座部の下面と、折り
畳まれて水平に延在している背もたれ部から垂直に立ち
上がっているヘッドレストの背面とが、荷物室空間を画
成する略々連続した平面内に位置するようになる。既存
の後部シートの多くは、その着座部の下面に、前端へ向
かって上昇している傾斜面部を既に備えているため、そ
の傾斜面部を、ヘッドレストを収容するために利用する
ことができ、そうすれば、着座部にヘッドレストの収容
凹部を新たに形成することなく、既存の後部シートに本
発明を適用することができる。
【0010】請求項1に従属するその他の請求項は、本
発明にかかる車両用後部シート構造の有利な実施の形
態、並びに本発明を実施する上で好適な具体的構造及び
細部構造を記載したものである。
発明にかかる車両用後部シート構造の有利な実施の形
態、並びに本発明を実施する上で好適な具体的構造及び
細部構造を記載したものである。
【0011】本発明の好適な実施の形態においては、多
関節ヒンジは7関節ヒンジとして構成されており、この
7関節ヒンジは、その2つの関節点が、車体フロアに形
成されフロアレベルより上方へ突出しているクロスメン
バの前面の前方において、車体フロアに固定されてお
り、着座部が着座位置にあるときには、この着座部が、
傾斜面部の近傍において、クロスメンバ上に支持される
ようにしている。また、この7関節ヒンジは更に、その
1つの関節点が、傾斜面部の近傍において、着座部の下
面に連結されている。また、その車体に対して固定され
ている前記2つの関節点が、前記着座部を支持している
前記クロスメンバの上面より夫々所定距離だけ下方に位
置することができる。また、7関節ヒンジとして構成さ
れている前記多関節ヒンジが、屈曲リンクである第1及
び第2リンクを含んでおり、それら第1及び第2リンク
は、各々の一端が、前記クロスメンバの前面の前方にお
いて前記車体フロアに枢着されており、前記多関節ヒン
ジが更に、2本の腕を有する3点リンクを含んでおり、
該3点リンクは、前記第1リンクの他端に枢着されてお
り、また、該3点リンクの一方の腕に、前記第2リンク
の他端が枢着されており、前記多関節ヒンジが更に、ト
グル・リンクを含んでおり、該トグル・リンクは、その
一端が、前記3点リンクの他方の腕に枢着されており、
その他端が、前記第1リンクの前記3点リンクに連結し
ている前記他端からやや離れた位置において前記第1リ
ンクに枢着されており、更に、そのトグル点が、前記着
座部の前記下面に枢着されるとよい。また、前記第1リ
ンクを車体に連結している前記関節点が、前記第2リン
クを車体に連結している前記関節点より上方に位置する
とよい。
関節ヒンジは7関節ヒンジとして構成されており、この
7関節ヒンジは、その2つの関節点が、車体フロアに形
成されフロアレベルより上方へ突出しているクロスメン
バの前面の前方において、車体フロアに固定されてお
り、着座部が着座位置にあるときには、この着座部が、
傾斜面部の近傍において、クロスメンバ上に支持される
ようにしている。また、この7関節ヒンジは更に、その
1つの関節点が、傾斜面部の近傍において、着座部の下
面に連結されている。また、その車体に対して固定され
ている前記2つの関節点が、前記着座部を支持している
前記クロスメンバの上面より夫々所定距離だけ下方に位
置することができる。また、7関節ヒンジとして構成さ
れている前記多関節ヒンジが、屈曲リンクである第1及
び第2リンクを含んでおり、それら第1及び第2リンク
は、各々の一端が、前記クロスメンバの前面の前方にお
いて前記車体フロアに枢着されており、前記多関節ヒン
ジが更に、2本の腕を有する3点リンクを含んでおり、
該3点リンクは、前記第1リンクの他端に枢着されてお
り、また、該3点リンクの一方の腕に、前記第2リンク
の他端が枢着されており、前記多関節ヒンジが更に、ト
グル・リンクを含んでおり、該トグル・リンクは、その
一端が、前記3点リンクの他方の腕に枢着されており、
その他端が、前記第1リンクの前記3点リンクに連結し
ている前記他端からやや離れた位置において前記第1リ
ンクに枢着されており、更に、そのトグル点が、前記着
座部の前記下面に枢着されるとよい。また、前記第1リ
ンクを車体に連結している前記関節点が、前記第2リン
クを車体に連結している前記関節点より上方に位置する
とよい。
【0012】
【発明の実施の形態】これより本発明を、添付図面に示
した具体的な実施の形態に即して、更に詳細に説明して
行く。本発明の実施の形態にかかる車両用後部シート構
造は、図1及び図2に概略図で示したように、背もたれ
部11と着座部13とを備えている。背もたれ部11に
は、一人分のシートに対して1個ずつのヘッドレスト1
2が装備されている。図1に示したように、ヘッドレス
ト12は、背もたれ部11の上端に取付けられており、
枢軸14を中心として回動可能であり、後部シートに乗
員が着座していないときには、ヘッドレスト12を後方
へ、即ち背もたれ部11の背面111側へ倒すことによ
って、運転者が良好な後方視界を得られるようにしてあ
る。背もたれ部11は、ヘッドレスト12と同様に、一
人分のシートごとに独立した形態のものとしてもよい。
背もたれ部11は、車体に連結されており、ロック機構
を解除することによって、車体に対して固定した枢軸2
2を中心として、前方へ回動させて倒すことができる。
背もたれ部11の背後の荷物室空間15を拡げるため
に、着座部13は、図1に示した着座位置から、図2に
示した略々直立する折り畳み位置へ移動可能にしてあ
り、図2の折り畳み位置にあるときには、着座部13
は、前部シート構造の背後にあって略々垂直に直立して
いる。着座部13を直立させたならば、それに続いて背
もたれ部11を、図2に示した、略々水平に延在する折
り畳み位置へ移動させることができ、背もたれ部11が
図2の折り畳み位置にあるときには、この背もたれ部1
1の背面111が荷台面を画成するようにしてある。着
座部13は、左右に1個ずつ装備した2個の多関節ヒン
ジ16によって、回動可能となっており、それら多関節
ヒンジ16は、着座部13の前端近傍において、着座部
13と車体とに結合されている。
した具体的な実施の形態に即して、更に詳細に説明して
行く。本発明の実施の形態にかかる車両用後部シート構
造は、図1及び図2に概略図で示したように、背もたれ
部11と着座部13とを備えている。背もたれ部11に
は、一人分のシートに対して1個ずつのヘッドレスト1
2が装備されている。図1に示したように、ヘッドレス
ト12は、背もたれ部11の上端に取付けられており、
枢軸14を中心として回動可能であり、後部シートに乗
員が着座していないときには、ヘッドレスト12を後方
へ、即ち背もたれ部11の背面111側へ倒すことによ
って、運転者が良好な後方視界を得られるようにしてあ
る。背もたれ部11は、ヘッドレスト12と同様に、一
人分のシートごとに独立した形態のものとしてもよい。
背もたれ部11は、車体に連結されており、ロック機構
を解除することによって、車体に対して固定した枢軸2
2を中心として、前方へ回動させて倒すことができる。
背もたれ部11の背後の荷物室空間15を拡げるため
に、着座部13は、図1に示した着座位置から、図2に
示した略々直立する折り畳み位置へ移動可能にしてあ
り、図2の折り畳み位置にあるときには、着座部13
は、前部シート構造の背後にあって略々垂直に直立して
いる。着座部13を直立させたならば、それに続いて背
もたれ部11を、図2に示した、略々水平に延在する折
り畳み位置へ移動させることができ、背もたれ部11が
図2の折り畳み位置にあるときには、この背もたれ部1
1の背面111が荷台面を画成するようにしてある。着
座部13は、左右に1個ずつ装備した2個の多関節ヒン
ジ16によって、回動可能となっており、それら多関節
ヒンジ16は、着座部13の前端近傍において、着座部
13と車体とに結合されている。
【0013】着座部13は、その下面131に、前端へ
向かって傾斜、即ち上昇している前方の傾斜面部17を
備えている。着座部13は、傾斜面部17の近傍におい
て、車体フロア10に形成されフロアレベルより上方へ
突出しているクロスメンバ18上に支持されている。ま
た、着座部13は、その後部が、クロスメンバ18から
後方へ傾斜して延在しているフロアパンの窪みに収容さ
れるようにしてある。多関節ヒンジ16は、7関節ヒン
ジとして構成されており、その1つの関節点19が、傾
斜面部17の近傍において、着座部13の下面131に
連結されている。また、多関節ヒンジ16は、その2つ
の関節点20、21が、車両の走行方向をもって前方と
するとき、クロスメンバ18の前面の前方において車体
フロア10に連結されている。図3の拡大図から明らか
なように、多関節ヒンジ16は、2つの屈曲リンクであ
る第1及び第2リンク23、24を含んでおり、それら
第1及び第2リンク23、24は、各々の一端が、車体
フロア10に枢着されており、即ち、クロスメンバ18
の前面の前方に位置している2つの関節点20、21に
枢着されている。また、第1リンク23が枢着されてい
る関節点20は、第2リンク24が枢着されている関節
点21より上方に位置している。多関節ヒンジ16は更
に、2本の腕を有する3点リンク(2アーム・リンク)
26を含んでいる。3点リンク26は、関節点25にお
いて第1リンク23の他端に枢着されており、この3点
リンク26の一方の腕261に、関節点27において、
第2リンク24の他端が枢着されている。多関節ヒンジ
16は更に、トグル・リンク28を含んでいる。このト
グル・リンク28は、その一端が、関節点29におい
て、3点リンク26の他方の腕262に枢着されてお
り、その他端が、関節点30において、第1リンク23
の、前記3点リンク26を支持している端部からやや離
れた位置に枢着されており、更に、そのトグル点(関節
点19)が、着座部13の下面131に枢着されてい
る。
向かって傾斜、即ち上昇している前方の傾斜面部17を
備えている。着座部13は、傾斜面部17の近傍におい
て、車体フロア10に形成されフロアレベルより上方へ
突出しているクロスメンバ18上に支持されている。ま
た、着座部13は、その後部が、クロスメンバ18から
後方へ傾斜して延在しているフロアパンの窪みに収容さ
れるようにしてある。多関節ヒンジ16は、7関節ヒン
ジとして構成されており、その1つの関節点19が、傾
斜面部17の近傍において、着座部13の下面131に
連結されている。また、多関節ヒンジ16は、その2つ
の関節点20、21が、車両の走行方向をもって前方と
するとき、クロスメンバ18の前面の前方において車体
フロア10に連結されている。図3の拡大図から明らか
なように、多関節ヒンジ16は、2つの屈曲リンクであ
る第1及び第2リンク23、24を含んでおり、それら
第1及び第2リンク23、24は、各々の一端が、車体
フロア10に枢着されており、即ち、クロスメンバ18
の前面の前方に位置している2つの関節点20、21に
枢着されている。また、第1リンク23が枢着されてい
る関節点20は、第2リンク24が枢着されている関節
点21より上方に位置している。多関節ヒンジ16は更
に、2本の腕を有する3点リンク(2アーム・リンク)
26を含んでいる。3点リンク26は、関節点25にお
いて第1リンク23の他端に枢着されており、この3点
リンク26の一方の腕261に、関節点27において、
第2リンク24の他端が枢着されている。多関節ヒンジ
16は更に、トグル・リンク28を含んでいる。このト
グル・リンク28は、その一端が、関節点29におい
て、3点リンク26の他方の腕262に枢着されてお
り、その他端が、関節点30において、第1リンク23
の、前記3点リンク26を支持している端部からやや離
れた位置に枢着されており、更に、そのトグル点(関節
点19)が、着座部13の下面131に枢着されてい
る。
【0014】この車両用後部シート構造が着座位置にセ
ットされているときには、多関節ヒンジ16は、図1に
示した状態にある。このとき、2本の屈曲リンク23、
24はクロスメンバ18の前面に沿って延在しており、
3点リンク26及びトグル・リンク28は、クロスメン
バ18の上面と着座部13の下面131との間にあっ
て、着座部13の下面131の傾斜面部17の近傍に位
置している。多関節ヒンジ16のこの状態は、破線によ
って図3にも示してある。着座部13を前方へ回動させ
て折り畳む際には、多関節ヒンジ16の作用によって、
関節点27及び25が、図3に一点差線の矢印で示した
ように、略々重なり合う円弧形の軌跡を辿って移動し、
こうして着座部13を回動させた終点においては、多関
節ヒンジ16の状態は、図3に実線で示したようにな
る。このとき着座部13は、前方へ回動して前方一杯の
位置まで移動するが、単に前方へ移動して後部シートの
乗員の足下空間へ移動するのではなく、この前方移動と
同時に垂直移動もし、即ち、多関節ヒンジ16によって
所定距離を上昇させられて、前部シートの背もたれ部に
寄り添う位置へ移動される。そして、この垂直移動にお
ける所定距離は、車体に対して固定されている枢軸22
を中心として前方へ回動させて倒した背もたれ部11の
上端と、背もたれ部11の背面111側へ約90°回動
させたヘッドレスト12とが、共に着座部13の下面1
31の傾斜面部17に収まる(図2及び図3参照)よう
な距離にしてある。また、この構成においては、こうし
て折り畳んだ状態では、図2及び図3に仮想線31で示
したように、ヘッドレスト12の背面と、着座部13の
下面131のうちの荷物室15の方向へ最も張出した部
分の輪郭とがおおむね同一面内に揃うようにしてある。
ットされているときには、多関節ヒンジ16は、図1に
示した状態にある。このとき、2本の屈曲リンク23、
24はクロスメンバ18の前面に沿って延在しており、
3点リンク26及びトグル・リンク28は、クロスメン
バ18の上面と着座部13の下面131との間にあっ
て、着座部13の下面131の傾斜面部17の近傍に位
置している。多関節ヒンジ16のこの状態は、破線によ
って図3にも示してある。着座部13を前方へ回動させ
て折り畳む際には、多関節ヒンジ16の作用によって、
関節点27及び25が、図3に一点差線の矢印で示した
ように、略々重なり合う円弧形の軌跡を辿って移動し、
こうして着座部13を回動させた終点においては、多関
節ヒンジ16の状態は、図3に実線で示したようにな
る。このとき着座部13は、前方へ回動して前方一杯の
位置まで移動するが、単に前方へ移動して後部シートの
乗員の足下空間へ移動するのではなく、この前方移動と
同時に垂直移動もし、即ち、多関節ヒンジ16によって
所定距離を上昇させられて、前部シートの背もたれ部に
寄り添う位置へ移動される。そして、この垂直移動にお
ける所定距離は、車体に対して固定されている枢軸22
を中心として前方へ回動させて倒した背もたれ部11の
上端と、背もたれ部11の背面111側へ約90°回動
させたヘッドレスト12とが、共に着座部13の下面1
31の傾斜面部17に収まる(図2及び図3参照)よう
な距離にしてある。また、この構成においては、こうし
て折り畳んだ状態では、図2及び図3に仮想線31で示
したように、ヘッドレスト12の背面と、着座部13の
下面131のうちの荷物室15の方向へ最も張出した部
分の輪郭とがおおむね同一面内に揃うようにしてある。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車両用後部シート構造を折り畳むことによっ
て荷物室空間を最大限に拡げることができ、しかも、背
もたれ部からヘッドレストを取外す手間をかけずに、着
座部及び背もたれ部を好適に折り畳むことができるとい
う、優れた効果が得られる。
によれば、車両用後部シート構造を折り畳むことによっ
て荷物室空間を最大限に拡げることができ、しかも、背
もたれ部からヘッドレストを取外す手間をかけずに、着
座部及び背もたれ部を好適に折り畳むことができるとい
う、優れた効果が得られる。
【図1】着座位置にセットした車両用後部シート構造を
示した概略図である。
示した概略図である。
【図2】荷物室空間を拡げるために折り畳み位置にセッ
トした図1の車両用後部シート構造を示した概略図であ
る。
トした図1の車両用後部シート構造を示した概略図であ
る。
【図3】図2の円IIIの内部を詳細に示した拡大図であ
る。
る。
11 背もたれ部 12 ヘッドレスト 13 着座部 15 荷物室空間 16 多関節ヒンジ 17 着座部の下面の傾斜面部 18 クロスメンバ 19、20、21 関節点 22 枢軸 23 第1リンク 24 第2リンク 26 3点リンク 28 トグル・リンク 111 背もたれ部の背面 131 着座部の下面 261 一方の腕
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−216529(JP,A) 特開 平2−48237(JP,A) 特開 平10−262771(JP,A) 実開 平7−9149(JP,U) 実開 平1−145734(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/36 A47C 7/38 A47C 7/40
Claims (5)
- 【請求項1】 背もたれ部(11)と着座部(13)と
を備えた、自動車等に用いる車両用後部シート構造であ
って、前記背もたれ部(11)は少なくとも1個のヘッ
ドレスト(12)を備えており、前記背もたれ部(1
1)は、車体に対して固定した枢軸(22)を中心とし
て、略々直立する着座位置から、略々水平に延在する折
り畳み位置へ回動させることによって折り畳み可能とし
てあり、前記背もたれ部(11)が前記折り畳み位置に
あるときには、該背もたれ部(11)の背面(111)
が荷台面を画成するようにしてあり、前記着座部(1
3)は、その下面(131)に、前端へ向かって伸びる
傾斜面部(17)を備えており、前記着座部(13)
は、少なくとも1個の多関節ヒンジ(16)によって、
略々水平に延在する着座位置から、略々直立して前部シ
ート構造に沿って延在する折り畳み位置へ回動させるこ
とができ、それによって荷物室空間(15)を拡大でき
るようにしてあり、前記多関節ヒンジ(16)は、前記
着座部(13)の前端近傍に装備されていて、前記着座
部(13)と車体とに結合されている、車両用後部シー
ト構造において、 前記少なくとも1個のヘッドレスト(12)は、後方へ
回動させて倒せるようにして、前記背もたれ部(11)
に装備されており、 前記多関節ヒンジ(16)は、前記着座部(13)を回
動させて前記折り畳み位置へ移動させる際に、該着座部
(13)を十分に上昇させるように構成されており、そ
れによって、前記背もたれ部(11)の前記背面(11
1)に対して略々直角に延在するように回動させて倒し
た前記ヘッドレスト(12)が、前記着座部(13)の
前記下面(131)の前記傾斜面部(17)に収まり、
しかも、前記着座部(13)の前記下面(131)の輪
郭とおおむね同一面内に揃うようにした、 ことを特徴とする車両用後部シート構造。 - 【請求項2】 前記多関節ヒンジ(16)は7関節ヒン
ジとして構成されており、該7関節ヒンジは、その2つ
の関節点(20、21)が、車体フロア(10)に形成
されフロアレベルより上方へ突出しているクロスメンバ
(18)の前面の前方において該車体フロア(10)に
連結されており、前記着座部(13)が前記着座位置に
あるときには、該着座部(13)が、前記傾斜面部(1
7)の近傍において前記クロスメンバ(18)上に支持
されており、前記7関節ヒンジは更に、その1つの関節
点(19)が、前記傾斜面部(17)の近傍において、
前記着座部(13)の前記下面(131)に連結されて
いることを特徴とする請求項1記載の車両用後部シート
構造。 - 【請求項3】 車体に対して固定されている前記2つの
関節点(20、21)が、前記着座部(13)を支持し
ている前記クロスメンバ(18)の上面より夫々所定距
離だけ下方に位置していることを特徴とする請求項2記
載の車両用後部シート構造。 - 【請求項4】 7関節ヒンジとして構成されている前記
多関節ヒンジ(16)が、屈曲リンクである第1及び第
2リンク(23、24)を含んでおり、それら第1及び
第2リンク(23、24)は、各々の一端が、前記クロ
スメンバ(18)の前面の前方において前記車体フロア
(10)に枢着されており、前記多関節ヒンジ(16)
が更に、2本の腕を有する3点リンク(26)を含んで
おり、該3点リンク(26)は、前記第1リンク(2
3)の他端に枢着されており、また、該3点リンク(2
6)の一方の腕(261)に、前記第2リンク(24)
の他端が枢着されており、前記多関節ヒンジ(16)が
更に、トグル・リンク(28)を含んでおり、該トグル
・リンク(28)は、その一端が、前記3点リンク(2
6)の他方の腕(262)に枢着されており、その他端
が、前記第1リンク(23)の前記3点リンク(26)
に連結している前記他端からやや離れた位置において前
記第1リンク(23)に枢着されており、更に、そのト
グル点(19)が、前記着座部(13)の前記下面(1
31)に枢着されていることを特徴とする請求項2また
は3記載の車両用後部シート構造。 - 【請求項5】 前記第1リンク(23)を車体に連結し
ている前記関節点(20)が、前記第2リンク(24)
を車体に連結している前記関節点(21)より上方に位
置していることを特徴とする請求項4記載の車両用後部
シート構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE19921453:0 | 1999-05-08 | ||
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Publications (2)
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---|---|
JP2000335299A JP2000335299A (ja) | 2000-12-05 |
JP3297418B2 true JP3297418B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=7907549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000134820A Expired - Fee Related JP3297418B2 (ja) | 1999-05-08 | 2000-05-08 | 車両用後部シート構造 |
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---|---|
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JP (1) | JP3297418B2 (ja) |
DE (1) | DE19921453C1 (ja) |
FR (1) | FR2793200B1 (ja) |
GB (1) | GB2350057B (ja) |
IT (1) | IT1316397B1 (ja) |
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