JPH09216529A - 自動車の折畳み式シート - Google Patents
自動車の折畳み式シートInfo
- Publication number
- JPH09216529A JPH09216529A JP8025566A JP2556696A JPH09216529A JP H09216529 A JPH09216529 A JP H09216529A JP 8025566 A JP8025566 A JP 8025566A JP 2556696 A JP2556696 A JP 2556696A JP H09216529 A JPH09216529 A JP H09216529A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- headrest
- seat cushion
- head rest
- seat back
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 前起こしに跳ね上げ起立可能なシートクッシ
ョンと、上縁に着脱自在なヘッドレストを装着し、且
つ、前倒し可能なシートバックとで構成される折畳み式
シートにおいて、シートクッションの起立性維持が困難
で、又、脱離したヘッドレストの収納スペースも無駄と
なり、又、シートバック上側縁に設けた軟質プレートの
孔にステーを挿通してヘッドレストを収納しても傾き易
く、シートクッションの起立性維持が困難で、特に急発
進及び急ブレーキ等の際、シートクッションの振動や騒
音を防止出来ず、ヘッドレストがシートバック背面と面
一にならず、十分な荷台スペースを確保出来ない点であ
る。 【解決手段】 起立状態のシートクッション20の背面と
前倒し状態のシートバック21の前端との間に、ヘッドレ
スト22を弾性的に圧入可能なヘッドレスト収納部Sを形
成する。
ョンと、上縁に着脱自在なヘッドレストを装着し、且
つ、前倒し可能なシートバックとで構成される折畳み式
シートにおいて、シートクッションの起立性維持が困難
で、又、脱離したヘッドレストの収納スペースも無駄と
なり、又、シートバック上側縁に設けた軟質プレートの
孔にステーを挿通してヘッドレストを収納しても傾き易
く、シートクッションの起立性維持が困難で、特に急発
進及び急ブレーキ等の際、シートクッションの振動や騒
音を防止出来ず、ヘッドレストがシートバック背面と面
一にならず、十分な荷台スペースを確保出来ない点であ
る。 【解決手段】 起立状態のシートクッション20の背面と
前倒し状態のシートバック21の前端との間に、ヘッドレ
スト22を弾性的に圧入可能なヘッドレスト収納部Sを形
成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
を起立させ、シートバックを前倒しして荷台を構成し、
シートバック上縁に着脱自在にヘッドレストを装着した
自動車の折畳み式シートに関するものである。
を起立させ、シートバックを前倒しして荷台を構成し、
シートバック上縁に着脱自在にヘッドレストを装着した
自動車の折畳み式シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】シートクッションを起立させ、シートバ
ックを前倒しして荷台を構成した自動車の折畳み式シー
トの一例を図３を参照して次に示す。図において（１）
はリヤーシートのシートクッション、（２）はリヤーシ
ートのシートバック、（３）はヘッドレストである。上
記シートクッション（１）はヒンジ（４）により車体フ
ロアパネル（５）に前起こし可能に枢支され、着座者の
尻部を支える。シートバック（２）は下端に設けた枢軸
（６）により車体フロアパネル（５）に回動自在に軸支
され、着座者の背部を支える。ヘッドレスト（３）は下
面に設けた装着用ステー（3a）をシートバック（２）の
上縁に形成した孔（図示せず）に挿入して着脱自在に装
着される。
ックを前倒しして荷台を構成した自動車の折畳み式シー
トの一例を図３を参照して次に示す。図において（１）
はリヤーシートのシートクッション、（２）はリヤーシ
ートのシートバック、（３）はヘッドレストである。上
記シートクッション（１）はヒンジ（４）により車体フ
ロアパネル（５）に前起こし可能に枢支され、着座者の
尻部を支える。シートバック（２）は下端に設けた枢軸
（６）により車体フロアパネル（５）に回動自在に軸支
され、着座者の背部を支える。ヘッドレスト（３）は下
面に設けた装着用ステー（3a）をシートバック（２）の
上縁に形成した孔（図示せず）に挿入して着脱自在に装
着される。
【０００３】上記構成において、着座時、図３に示すよ
うに、シートクッション（１）を倒してシートバック
（２）を起立させ、尻部がシートクッション（１）上に
着座して背部がシートバック（２）に凭れる。又、荷台
構成時、図４に示すように、シートクッション（１）を
前起こしに跳ね上げて起立させ、シートバック（２）を
前倒しし、且つ、ヘッドレスト（３）を脱離する。この
時、シートクッション（１）の起立性、支持剛性、取り
付け部耐久性を維持及び確保するため、バンド（７）で
シートクッション（１）を反時計方向に引っ張ったり、
或いはヒンジ（４）に加わる荷重を補強する補強部材
（８）をフロアパネル裏面側のヒンジ（４）の部分に設
ける。
うに、シートクッション（１）を倒してシートバック
（２）を起立させ、尻部がシートクッション（１）上に
着座して背部がシートバック（２）に凭れる。又、荷台
構成時、図４に示すように、シートクッション（１）を
前起こしに跳ね上げて起立させ、シートバック（２）を
前倒しし、且つ、ヘッドレスト（３）を脱離する。この
時、シートクッション（１）の起立性、支持剛性、取り
付け部耐久性を維持及び確保するため、バンド（７）で
シートクッション（１）を反時計方向に引っ張ったり、
或いはヒンジ（４）に加わる荷重を補強する補強部材
（８）をフロアパネル裏面側のヒンジ（４）の部分に設
ける。
【０００４】ところが、上記折畳み式シート（９）によ
れば、補強部材（８）の大型化やバンド（７）の追加で
コストが上昇し、又、脱離したヘッドレスト（３）の収
納スペースが無駄になるという不具合がある。そこで、
上記不具合の解消を図った折畳み式シートとして実公平
７−３０４２８号公報に示すものがある。上記シート
は、図５及び図６に示すように、シートクッション（1
0）とシートバック（11）とヘッドレスト（12）とを具
備する。上記シートクッション（10）は枢ピン（13）に
より車体フロアパネル（14）に前起こし可能に枢支され
る。シートバック（11）は背面にカーペット（15）を有
し、下端に設けた枢ピン（16）により車体フロアパネル
（14）に回動自在に枢支され、且つ、孔（17a）を備え
た一対の軟質プレート（17）を上側縁部に設ける。ヘッ
ドレスト（12）は装着用ステー（12a）をシートバック
（11）の上縁の孔（図示せず）に挿入して着脱自在に装
着される。
れば、補強部材（８）の大型化やバンド（７）の追加で
コストが上昇し、又、脱離したヘッドレスト（３）の収
納スペースが無駄になるという不具合がある。そこで、
上記不具合の解消を図った折畳み式シートとして実公平
７−３０４２８号公報に示すものがある。上記シート
は、図５及び図６に示すように、シートクッション（1
0）とシートバック（11）とヘッドレスト（12）とを具
備する。上記シートクッション（10）は枢ピン（13）に
より車体フロアパネル（14）に前起こし可能に枢支され
る。シートバック（11）は背面にカーペット（15）を有
し、下端に設けた枢ピン（16）により車体フロアパネル
（14）に回動自在に枢支され、且つ、孔（17a）を備え
た一対の軟質プレート（17）を上側縁部に設ける。ヘッ
ドレスト（12）は装着用ステー（12a）をシートバック
（11）の上縁の孔（図示せず）に挿入して着脱自在に装
着される。
【０００５】上記構成において、着座時、図５に示すよ
うに、シートクッション（10）を倒してシートバック
（11）を起立させ、尻部がシートクッション（10）上に
着座して背部がシートバック（11）に凭れる。又、荷台
構成時、図６に示すように、シートクッション（10）を
前起こしに跳ね上げて起立させ、シートバック（11）を
前倒しし、且つ、ヘッドレスト（12）を脱離する。そし
て、軟質プレート（17）の孔（17a）にステー（12a）を
挿通してヘッドレスト（12）を収納保持する。
うに、シートクッション（10）を倒してシートバック
（11）を起立させ、尻部がシートクッション（10）上に
着座して背部がシートバック（11）に凭れる。又、荷台
構成時、図６に示すように、シートクッション（10）を
前起こしに跳ね上げて起立させ、シートバック（11）を
前倒しし、且つ、ヘッドレスト（12）を脱離する。そし
て、軟質プレート（17）の孔（17a）にステー（12a）を
挿通してヘッドレスト（12）を収納保持する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、図５及び図６に示す折畳み式シート（18）によれ
ば、荷台構成時、軟質プレート（17）の孔（17a）にス
テー（12a）を挿通して保持されたヘッドレスト（12）
は傾き易いため、シートクッション（10）がガタついて
振動し易く、それにより特に急発進及び急ブレーキ時、
起立性維持や騒音防止が困難になり、又、荷台構成時、
ヘッドレスト（12）はシートバック背面のカーペット
（15）から突出するため、それが邪魔になって十分な荷
台スペースを確保出来ない点である。
は、図５及び図６に示す折畳み式シート（18）によれ
ば、荷台構成時、軟質プレート（17）の孔（17a）にス
テー（12a）を挿通して保持されたヘッドレスト（12）
は傾き易いため、シートクッション（10）がガタついて
振動し易く、それにより特に急発進及び急ブレーキ時、
起立性維持や騒音防止が困難になり、又、荷台構成時、
ヘッドレスト（12）はシートバック背面のカーペット
（15）から突出するため、それが邪魔になって十分な荷
台スペースを確保出来ない点である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前起こしに跳
ね上げ起立可能なシートクッションと、上縁に着脱自在
なヘッドレストを装着し、且つ、前倒し可能なシートバ
ックとで構成される折畳み式シートにおいて、起立状態
の前記シートクッションの背面と前倒し状態の前記シー
トバックの前端との間に、前記ヘッドレストを弾性的に
圧入可能なヘッドレスト収納部を形成したことを特徴と
する。
ね上げ起立可能なシートクッションと、上縁に着脱自在
なヘッドレストを装着し、且つ、前倒し可能なシートバ
ックとで構成される折畳み式シートにおいて、起立状態
の前記シートクッションの背面と前倒し状態の前記シー
トバックの前端との間に、前記ヘッドレストを弾性的に
圧入可能なヘッドレスト収納部を形成したことを特徴と
する。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明に係る自動車の折畳み式シ
ートの実施の形態を図１及び図２を参照して以下に説明
する。図１において（20）はリヤーシートのシートクッ
ション、（21）はリヤーシートのシートバック、（22）
はヘッドレスト、（Ｓ）はヘッドレスト収納部である。
上記シートクッション（20）はヒンジ（23）により車体
フロアパネル（24）に前起こし可能に枢支され、着座者
の尻部を支える。シートバック（21）は下端に設けた枢
軸（図示せず）により車体フロアパネル（24）に回動自
在に軸支され、着座者の背部を支える。ヘッドレスト
（22）は装着用ステー（22a）を有し、着座時、シート
バック（21）の上縁に形成した孔（図示せず）にステー
（22a）を挿入して着脱自在に装着される。ヘッドレス
ト収納部（Ｓ）は、後述するように、起立状態のシート
クッション（20）の背面と前倒し状態のシートバック
（21）の前端との間に形成された隙間からなる。尚、
（25）は補強部材で、又、車体フロアパネル（24）及び
補強部材（25）に貫通する取り付け孔（26）を設ける。
ートの実施の形態を図１及び図２を参照して以下に説明
する。図１において（20）はリヤーシートのシートクッ
ション、（21）はリヤーシートのシートバック、（22）
はヘッドレスト、（Ｓ）はヘッドレスト収納部である。
上記シートクッション（20）はヒンジ（23）により車体
フロアパネル（24）に前起こし可能に枢支され、着座者
の尻部を支える。シートバック（21）は下端に設けた枢
軸（図示せず）により車体フロアパネル（24）に回動自
在に軸支され、着座者の背部を支える。ヘッドレスト
（22）は装着用ステー（22a）を有し、着座時、シート
バック（21）の上縁に形成した孔（図示せず）にステー
（22a）を挿入して着脱自在に装着される。ヘッドレス
ト収納部（Ｓ）は、後述するように、起立状態のシート
クッション（20）の背面と前倒し状態のシートバック
（21）の前端との間に形成された隙間からなる。尚、
（25）は補強部材で、又、車体フロアパネル（24）及び
補強部材（25）に貫通する取り付け孔（26）を設ける。
【０００９】上記構成に基づき本発明の動作を次に説明
する。まず着座時、図３と同様、シートクッション（2
0）を倒してシートバック（21）を起立させ、尻部がシ
ートクッション（20）上に着座して背部がシートバック
（21）に凭れる。又、荷台構成時、図１に示すように、
シートクッション（20）を前起こしに跳ね上げて起立さ
せ、シートバック（21）を前倒しし、且つ、ヘッドレス
ト（22）を脱離する。そこで、起立したシートクッショ
ン（20）の背面と前倒ししたシートバック（21）の前端
との間に常に生じる隙間からなるヘッドレスト収納部
（Ｓ）内に上方からステー（22a）を下方に向けてヘッ
ドレスト（22）を押し込むように挿入する。そして、ス
テー（22a）を取り付け孔（26）に挿通してヘッドレス
ト（22）をその前面又は後面をシートクッション（20）
側に向けてヘッドレスト収納部（Ｓ）内に収納する。或
いは、シートクッション（20）を起立させ、ヘッドレス
ト（22）を脱離してヘッドレスト収納部（Ｓ）内に収納
した後、シートバック（21）を前倒ししても良い。
する。まず着座時、図３と同様、シートクッション（2
0）を倒してシートバック（21）を起立させ、尻部がシ
ートクッション（20）上に着座して背部がシートバック
（21）に凭れる。又、荷台構成時、図１に示すように、
シートクッション（20）を前起こしに跳ね上げて起立さ
せ、シートバック（21）を前倒しし、且つ、ヘッドレス
ト（22）を脱離する。そこで、起立したシートクッショ
ン（20）の背面と前倒ししたシートバック（21）の前端
との間に常に生じる隙間からなるヘッドレスト収納部
（Ｓ）内に上方からステー（22a）を下方に向けてヘッ
ドレスト（22）を押し込むように挿入する。そして、ス
テー（22a）を取り付け孔（26）に挿通してヘッドレス
ト（22）をその前面又は後面をシートクッション（20）
側に向けてヘッドレスト収納部（Ｓ）内に収納する。或
いは、シートクッション（20）を起立させ、ヘッドレス
ト（22）を脱離してヘッドレスト収納部（Ｓ）内に収納
した後、シートバック（21）を前倒ししても良い。
【００１０】そうすると、ヘッドレスト（22）は弾力性
を持ち、収納の際、ヘッドレスト収納部（Ｓ）内に弾性
的に圧入されるため、ヘッドレスト（22）がシートクッ
ション（20）及びシートバック（21）に弾圧接触し、特
にシートクッション（20）の起立性を確実に維持する。
そのため、起立性維持用バンド（７）が不要になり、
又、補強部材（25）も小型化出来る。又、弾力性を持つ
ヘッドレスト（22）は緩衝作用を持ち、特に急発進や急
ブレーキ等の際、起立したシートクッション（20）の振
動を吸収して騒音発生を防止する。
を持ち、収納の際、ヘッドレスト収納部（Ｓ）内に弾性
的に圧入されるため、ヘッドレスト（22）がシートクッ
ション（20）及びシートバック（21）に弾圧接触し、特
にシートクッション（20）の起立性を確実に維持する。
そのため、起立性維持用バンド（７）が不要になり、
又、補強部材（25）も小型化出来る。又、弾力性を持つ
ヘッドレスト（22）は緩衝作用を持ち、特に急発進や急
ブレーキ等の際、起立したシートクッション（20）の振
動を吸収して騒音発生を防止する。
【００１１】又、図１に示すように、シートクッション
背面のヘッドレスト（22）との接触面（20a）をヘッド
レスト前面又は後面の外形に対応した曲率で凹部状に成
形しておくと、ヘッドレスト（22）の密着性が向上して
安定に収納出来、又、シートクッション（20）の起立維
持性も向上する。又、図２に示すように、着座時にシー
トクッション（20）を倒した際、シートクッション（2
0）におけるヘッドレスト（22）との接触面（20a）が反
対に立ち上がり、尻部を支える表面の着座面（20b）が
凹部状に立ち下がるため、尻部の支えが安定する。更
に、図１に示す荷台構成時、ヘッドレスト（22）をその
上面がシートバック（21）の上面と面一になるように収
納すると、十分な荷台スペースを確保出来る。
背面のヘッドレスト（22）との接触面（20a）をヘッド
レスト前面又は後面の外形に対応した曲率で凹部状に成
形しておくと、ヘッドレスト（22）の密着性が向上して
安定に収納出来、又、シートクッション（20）の起立維
持性も向上する。又、図２に示すように、着座時にシー
トクッション（20）を倒した際、シートクッション（2
0）におけるヘッドレスト（22）との接触面（20a）が反
対に立ち上がり、尻部を支える表面の着座面（20b）が
凹部状に立ち下がるため、尻部の支えが安定する。更
に、図１に示す荷台構成時、ヘッドレスト（22）をその
上面がシートバック（21）の上面と面一になるように収
納すると、十分な荷台スペースを確保出来る。
【００１２】尚、本発明はフロントシート以外であれ
ば、２室に限らず３室にも適用出来、例えばその中間シ
ートに適用しても良い。
ば、２室に限らず３室にも適用出来、例えばその中間シ
ートに適用しても良い。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、シートクッションを前
起こしに跳ね上げて起立させ、シートバックを前倒しし
て荷台を構成し、シートバックの上縁に着脱自在にヘッ
ドレストを装着した折畳み式シートにおいて、起立した
シートクッションと前倒ししたシートバック前端との間
に生じる隙間からなるヘッドレスト収納部内に上方から
ヘッドレストを弾性的に圧入し、上記収納部内にヘッド
レストを収納すると共に、シートクッションの起立性を
維持したから、シートクッションのヒンジ補強部材を小
型化出来てコストを低減出来る。更に、シートクッショ
ン背面のヘッドレストとの接触面をヘッドレスト前面又
は後面の外形に対応した曲率で凹部状に成形しておく
と、ヘッドレストの密着性が向上して安定に収納出来、
又、シートクッションの起立維持性が向上する。又、ヘ
ッドレストは弾力性があって緩衝作用を持つため、急発
進、急ブレーキ等の際、シートクッションの振動を吸収
して騒音発生を防止出来る。又、ヘッドレストをその上
面がシートバック上面と面一になるように収納出来、十
分な荷台スペースを確保出来る。
起こしに跳ね上げて起立させ、シートバックを前倒しし
て荷台を構成し、シートバックの上縁に着脱自在にヘッ
ドレストを装着した折畳み式シートにおいて、起立した
シートクッションと前倒ししたシートバック前端との間
に生じる隙間からなるヘッドレスト収納部内に上方から
ヘッドレストを弾性的に圧入し、上記収納部内にヘッド
レストを収納すると共に、シートクッションの起立性を
維持したから、シートクッションのヒンジ補強部材を小
型化出来てコストを低減出来る。更に、シートクッショ
ン背面のヘッドレストとの接触面をヘッドレスト前面又
は後面の外形に対応した曲率で凹部状に成形しておく
と、ヘッドレストの密着性が向上して安定に収納出来、
又、シートクッションの起立維持性が向上する。又、ヘ
ッドレストは弾力性があって緩衝作用を持つため、急発
進、急ブレーキ等の際、シートクッションの振動を吸収
して騒音発生を防止出来る。又、ヘッドレストをその上
面がシートバック上面と面一になるように収納出来、十
分な荷台スペースを確保出来る。
【図１】本発明に係る自動車の折り畳み式シートの実施
の形態を示す要部側面図である。
の形態を示す要部側面図である。
【図２】本発明に係る自動車の折り畳み式シートのシー
トクッションの着座時の側面図である。
トクッションの着座時の側面図である。
【図３】従来の自動車の折り畳み式シートの一例を示す
着座時の側面図である。
着座時の側面図である。
【図４】従来の自動車の折り畳み式シートの一例を示す
荷台構成時の側面図である。
荷台構成時の側面図である。
【図５】従来の自動車の折り畳み式シートの他の一例を
示す着座時の側面図である。
示す着座時の側面図である。
【図６】従来の自動車の折り畳み式シートの他の一例を
示す荷台構成時の側断面図である。
示す荷台構成時の側断面図である。
20 シートクッション 21 シートバック 22 ヘッドレスト Ｓ ヘッドレスト収納部
Claims (2)
- 【請求項１】 前起こしに跳ね上げ起立可能なシートク
ッションと、上縁に着脱自在なヘッドレストを装着し、
且つ、前倒し可能なシートバックとで構成される折畳み
式シートにおいて、起立状態の前記シートクッションの
背面と前倒し状態の前記シートバックの前端との間に、
前記ヘッドレストを弾性的に圧入可能なヘッドレスト収
納部を形成したことを特徴とする自動車の折畳み式シー
ト。 - 【請求項２】 ヘッドレスト収納時、起立したシートク
ッションのヘッドレストとの接触面をヘッドレスト前面
又は後面の外形に対応した曲率で凹部状に成形し、ヘッ
ドレストをその上面が前倒し状態のシートバック上面と
面一になるように収納したことを特徴とする請求項１記
載の自動車の折畳み式シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025566A JPH09216529A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 自動車の折畳み式シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025566A JPH09216529A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 自動車の折畳み式シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09216529A true JPH09216529A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12169488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8025566A Withdrawn JPH09216529A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 自動車の折畳み式シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09216529A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2793200A1 (fr) * | 1999-05-08 | 2000-11-10 | Daimler Chrysler Ag | Agencement de siege arriere pour vehicule |
| WO2012073546A1 (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-07 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用折り畳み式シート装置 |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP8025566A patent/JPH09216529A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2793200A1 (fr) * | 1999-05-08 | 2000-11-10 | Daimler Chrysler Ag | Agencement de siege arriere pour vehicule |
| GB2350057A (en) * | 1999-05-08 | 2000-11-22 | Daimler Chrysler Ag | Rear seat arrangement for vehicles |
| GB2350057B (en) * | 1999-05-08 | 2001-04-11 | Daimler Chrysler Ag | Rear seat arrangement for vehicles |
| US6371559B1 (en) | 1999-05-08 | 2002-04-16 | Daimlerchrysler A.G. | Rear seat arrangement for vehicles |
| WO2012073546A1 (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-07 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用折り畳み式シート装置 |
| US9522616B2 (en) | 2010-11-30 | 2016-12-20 | Ts Tech Co., Ltd. | Automotive folding seat device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |