JP2002036925A - 自動車用シートの収納構造 - Google Patents

自動車用シートの収納構造

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JP2002036925A
JP2002036925A JP2000225577A JP2000225577A JP2002036925A JP 2002036925 A JP2002036925 A JP 2002036925A JP 2000225577 A JP2000225577 A JP 2000225577A JP 2000225577 A JP2000225577 A JP 2000225577A JP 2002036925 A JP2002036925 A JP 2002036925A
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JP
Japan
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seat
seat cushion
body floor
bracket
vehicle body
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Application number
JP2000225577A
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English (en)
Inventor
Sadao Sugiura
貞雄 杉浦
Atsushi Osugi
篤志 大杉
Hidehiko Fujioka
秀彦 藤岡
Hiroyuki Suzuki
宏行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Shiroki Corp
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
Shiroki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート不使用時においてシートを車体に形成
した収納凹部に簡単に収納することができ、しかも、シ
ートベルトにかかる荷重でシートクッションフレームが
曲がることのない自動車用シートの収納構造を提供する
こと。 【解決手段】 シートクッション1aとシートバック1
bからなるシート1をシートバック1bがシートクッシ
ョン1aの座面に向け伏倒された重ね合わせ状態として
その後方の車体フロア20に形成してある収納凹部2に
リンク部材10を介して収納できるようにした自動車用
シートの収納構造において、前記シートクッション1a
のベースとなるシートクッションフレーム3の後杆部3
aの中間部にシートベルト連結部4aを有するブラケッ
ト4を取付けてこのブラケット4に脚端が車体フロア2
0への固定部5aとされた折畳式後脚5の基部を連結し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート不使用時に
おいて該シートを車体に形成した収納凹部に簡単に収納
することができ、またシートベルトにかかる荷重を車床
に確実に伝達することができる自動車用シートの収納構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のシート収納構造とし
て、例えば特開平11−48840号公報等に開示され
るように、シートクッションとシートバックからなるシ
ートをその後方の車体フロアに形成した収納凹部に収納
できるようにしたものが知られている。
【0003】しかしながら、従来のシート収納構造はシ
ートクッション側部に設けたキャッチャーを車両側部に
設けられたストライカーに係合して使用状態とするもの
であるため、シート収納時には前記ストライカーが露呈
してしまい外観を損なうという問題点があった。また、
3人掛けシートではシートベルトのアンカープレートを
後部シートクッションフレームの中間部に設けることと
なるが、この場合シートベルトに力がかかると前記後杆
部がシートベルトに引っ張られて曲がってしまうおそれ
があるという問題点があり、これを防止するにはフレー
ム補強部材が必要で重量的に重くなるとともに生産コス
トも高くなってしまうという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、シート不使用時においてシー
トを車体に形成した収納凹部に簡単に収納することがで
き、しかも、シートベルトに力がかかった場合にもこの
シートベルトに引っ張られてフレームが曲がるのを確実
に防止することができる自動車用シートの収納構造を提
供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車用シートの収納構造は、シ
ートクッションとシートバックからなるシートを前記シ
ートバックがシートクッションの座面に向け伏倒された
重ね合わせ状態としてその後方の車体フロアに形成して
ある収納凹部にリンク部材を介して収納できるようにし
た自動車用シートの収納構造において、前記シートクッ
ションのベースとなるシートクッションフレームの後杆
部の中間部分にシートベルト係止部を有するブラケット
を設けてこのブラケットに脚端が車体フロアへの固定部
とされた折畳式後脚の基部を連結したことを特徴とする
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、自動車用リヤシ
ートに適用した場合を示すものであって、1はシートク
ッション1aとシートバック1bからなるシートであ
り、このシート1はシートバック1bをシートクッショ
ン1aの座面に向け伏倒させて重ね合わせ状態とし、こ
の重ね合わせ状態とされたシート1を、シートクッショ
ン1aの後部と車体フロア20とを連繋しているリンク
部材10を介してシート後方の車体フロア20に形成し
た収納凹部2に収納できるようにしたものである。
【0007】そして、前記シートクッション1aのベー
スとなるシートクッションフレーム3の後杆部3aの中
間部分には2個のシートベルトに対応するシートベルト
連結部4aを備えたブラケット4が取付けられ、このブ
ラケット4には脚端が車体フロア20への固定部5aと
された折畳式後脚5を枢動自在に連結してあり、このよ
うな構成とすることにより、シート不使用時においてシ
ート1を重ね合わせ状態として前記収納凹部2に簡単に
収納できることは勿論のこと、シートベルトに力がかか
った場合にも前記後杆部3aがこのシートベルトに引っ
張られて曲がるのを確実に防止することができるのであ
る。
【0008】更に詳述すると、図2は、6:4に分割可
能な3人掛け用のリヤシートを示すものであるため、2
人掛と1人掛の大小2個のシート1、1よりなるもので
あるが、それぞれのシート1のベースとして底部に埋設
されている枠状のシートクッションフレーム3、3のう
ち、2人掛のシート1には2人分のシートベルトが装着
されているため、その底部のシートクッションフレーム
3の後杆部3aにはその両側部に一端を連結した2本の
シートベルトの他端を連結するためのシートベルト連結
部4aが中央部分に必要となり、このため、シートベル
トに力がかかると前記後杆部3aの中央部分がシートベ
ルトに引っ張られて曲がってしまう場合があった。
【0009】そこで本発明では、図3に示されるよう
に、シートクッションフレーム1aの後杆部3aの中間
部にシートベルト連結部4aを有するブラケット4を設
けてこのブラケット4に脚端が車体フロア20への固定
部5aとされた折畳式後脚5の基部を連結することで、
シート使用時においてはシートベルト連結部4aのある
後杆部3aの中間部がブラケット4および後脚5を介し
て車体フロア20に連結した状態を確保できる構造とし
た。この結果、シートベルトに力がかかった場合にも、
シートベルト連結部4aは後脚5によりしっかりと支持
されているため、シートベルトに引っ張られて後杆部3
aが曲がることがなくなるのである。更に、搭乗者が着
座した場合にも、後脚5の支えにより後杆部3aが補強
された状態となるため、安定した座面を確保できること
となる。また図1に示されるように、前記後脚5はシー
トとして使用する時は車体フロア20に設けたストライ
カー21に脚端の固定部5aを係合固定し、シート収納
時には邪魔にならないようシートクッション1a内へ畳
むよう構成されている。なお、前記したシートベルト連
結部4aはシートベルトの両端のうち固定側を連結する
ものであっても、着脱側の雌雄いずれかを連結するもの
であってもよい。
【0010】また、前記したリンク部材10は、側面略
L字状の部材からなり一端がシートクッション1aの後
部にヒンジ10aを介して回転自在に連結され、他端が
収納凹部2の底部前方にヒンジ10bを介して回転自在
に連結されたものであり、このヒンジ10bを中心にリ
ンク部材10が回動することによりシート1が座席を形
成する状態と、収納凹部2内に収納された状態の2態様
を採るよう構成されている。 このリンク部材10は、
全体は平面視した場合にコ字状枠の一体に形成されたも
のとなっており、このように、従来のようにリンク部材
が棒状体であって、単にシートクッション1aの下面後
部と収納凹部2の底面前方部とを連結したものでないた
め、重ね合わせシート1の移動時において回転やグラツ
キを生じることがなく、安定した状態でシートの持ち上
げ作業等を行うことができる。
【0011】なお、6はシートクッション1aの下面前
部に設けられた前脚であり、シートとして使用する時は
車体フロア20に設けたストライカー21に係合して固
定し、シート収納時には邪魔にならないようシートクッ
ション1a内へ畳むよう構成されている。
【0012】このように構成されたものは、シートクッ
ションフレーム3の後杆部3aの中間部にシートベルト
連結部4aを有するブラケット4を設けてこのブラケッ
ト4に基部を連結した折畳式後脚5の脚端の固定部5a
を車体フロア20に設けた後脚係合用のストライカー2
1へ固定するようにしたので、シート使用時においては
シートベルト連結部4aのある後杆部3aの中間部がブ
ラケット4および後脚5を介して車体フロア20に連結
した状態を確保でき、このため、シートベルトに力がか
かった場合にも、係止部材4は後脚5によりしっかりと
支持されシートベルトに引っ張られて後杆部3aが曲が
ることが確実に防止される。従って、従来のようにフレ
ームの曲がり防止のために特別な補強部材を取り付ける
こともなく、軽量化およびコストダウンが図れることと
なる。また、使用状態におけるシートの固定を折畳式前
後脚と車体フロア20に設けたストライカー21との係
合による構造としたので、シート収納時においても従来
のように車両側部に設けたストライカーが突出露呈する
こともなく、優れた使用性と外観性を発揮することとな
る。
【0013】しかして、シート1を収納凹部2に収納す
るときには、シートバック1bをシートクッション1a
の座面に向け伏倒させて重ね合わせ状態とするとともに
後脚5および前脚6の車体フロア20への固定を解除
し、この状態のままリンク部材10を後方側へ回転して
収納凹部2内へ移動して収納するものであり、一方、シ
ート1を取り出す操作は、前記と逆の操作を行うのみ
で、いずれも簡単な操作で行えるものである。
【0014】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はシート不使用時においてはシートを車体フロアに形
成した収納凹部に簡単に収納することができ、また、使
用時においてシートベルトに力がかかった場合でもこの
シートベルトに引っ張られてシートクッションフレーム
の後杆部が曲がることを確実に防止することができるも
のである。よって本発明は従来の問題点を一掃した自動
車用シートの収納構造として、産業の発展に寄与すると
ころは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シート 1a シートクッション 1b シートバック 2 収納凹部 3 シートクッションフレーム 3a 後杆部 4 ブラケット 4a シートベルト連結部 5 折畳式後脚 5a 固定部 10 リンク部材 20 車体フロア 21 ストライカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 秀彦 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 (72)発明者 鈴木 宏行 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 Fターム(参考) 3B087 DE06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション(1a)とシートバック(1
    b)からなるシート(1) を前記シートバック(1b)がシート
    クッション(1a)の座面に向け伏倒された重ね合わせ状態
    としてその後方の車体フロア(20)に形成してある収納凹
    部(2) にリンク部材(10)を介して収納できるようにした
    自動車用シートの収納構造において、前記シートクッシ
    ョン(1a)のベースとなるシートクッションフレーム(3)
    の後杆部(3a)の中間部分にシートベルト連結部(4a)を有
    するブラケット(4) を設けてこのブラケット(4) に脚端
    が車体フロア(20)への固定部(5a)とされた折畳式後脚
    (5) の基部を連結したことを特徴とする自動車用シート
    の収納構造。
  2. 【請求項2】 1個のブラケット(4) に2個のシートベ
    ルトに対応するシートベルト連結部(4a)が設けられてい
    る請求項1に記載の自動車用シートの収納構造。
  3. 【請求項3】 車体フロア(20)に後脚係合用のストライ
    カー(21)が設けられていてこのストライカー(21)に折畳
    式後脚(5) の脚端の固定部(5a)を係脱可能にした請求項
    1または2に記載の自動車用シートの収納構造。
JP2000225577A 2000-06-08 2000-07-26 自動車用シートの収納構造 Pending JP2002036925A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004076228A2 (en) * 2003-02-25 2004-09-10 Intier Automotive Inc. Power retraction system for a fold in floor seat assembly
CN112109608A (zh) * 2019-08-30 2020-12-22 上汽通用五菱汽车股份有限公司 折叠收纳座椅及汽车

Cited By (3)

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WO2004076228A2 (en) * 2003-02-25 2004-09-10 Intier Automotive Inc. Power retraction system for a fold in floor seat assembly
WO2004076228A3 (en) * 2003-02-25 2005-03-24 Intier Automotive Inc Power retraction system for a fold in floor seat assembly
CN112109608A (zh) * 2019-08-30 2020-12-22 上汽通用五菱汽车股份有限公司 折叠收纳座椅及汽车

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