JP2549365Y2 - ワゴン車等のサードシート - Google Patents

ワゴン車等のサードシート

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JP2549365Y2
JP2549365Y2 JP1990404068U JP40406890U JP2549365Y2 JP 2549365 Y2 JP2549365 Y2 JP 2549365Y2 JP 1990404068 U JP1990404068 U JP 1990404068U JP 40406890 U JP40406890 U JP 40406890U JP 2549365 Y2 JP2549365 Y2 JP 2549365Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
board
hinge
seat back
front board
Prior art date
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Application number
JP1990404068U
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English (en)
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JPH0490435U (ja
Inventor
史生 大野
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワゴン車等において、
リヤシート後方の設けられるサードシートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ワゴン車等においては、リヤシー
トの後方に展開した状態ではデッキ面と同一平面となっ
て荷物置き等のデッキを形成し、反転起立してシートク
ッションとシートバックを形成して乗員の着座を可能と
するサードシートを備えたものがある。
【0003】従来一般のサードシートの構造は図5
(A)で示すように、リヤシート1の後方のデッキ面2
から車体の後端までのスペース内に、展開状態で前記デ
ッキ面2と同一平面となる前部ボード3と後部ボード6
とをその前端をヒンジ4、7として前部ボード3はリヤ
シート1側へ傾斜起立可能に、後部ボード6は180度
反転可能に設け、前記展開状態における前部ボード3下
面にシートバック5を、また後部ボード6の下面にシー
トクッション8をそれぞれ固設した構成であり、図5
(A)の展開状態から乗員着座のための座席に形成する
には、図5(B)で示すように、前部ボード3を回転し
て前傾起立させ、同時に後部ボード6を180度反転さ
せることによりず5(C)で示すように、乗員が後方に
向いて着座するサードシートを形成するようになってい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構造による
サードシートでは、デッキ面2から車体の後端までの限
られたスペース内にシートバック5とシートクッション
6の2部材を構成するため、シートバック3の長さとパ
ッド厚が不足し、背も垂れとしての機能を半減する。こ
れを解消するために、シートバック3の長さを長くする
と、それだけシートクッション6が短くなり、座部面積
が小さくなって座り心地が悪くなる問題がある。
【0005】本考案の目的は、上記限られた設置スペー
ス内で、シートバックの長さを長くし、かつ万一の衝突
時には頭部を保護可能としたサードシートを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、車両のリヤシートの後方におい
て、展開状態でデッキ面と同一平面で延在される前部ボ
ードと後部ボードとを有し、前部ボードはその前端をヒ
ンジとして前記リヤシート側へ回転して傾斜起立可能と
し、後部ボードはその前端をヒンジとして前記リヤシー
ト側へ反転可能とし、前記展開状態における前部ボード
の下面にヘッドレストを備えたシートバック上部を前記
前部ボードの後端をヒンジとして前記リヤシート側へ傾
斜起立する よう回転可能に枢着し、前記後部ボードの下
面にはシートクッションを固定すると共に、シートバ
ク下部を前記後部ボードの後端をヒンジとして前記リヤ
シート側へ傾斜起立したシートバック上部の下側に傾斜
起立するよう回転可能に枢着し、前記シートバック上部
のヒンジは前記リヤシート側へ傾斜起立したシートバッ
ク上部の前後方向の動きを規制する手段として、シート
バック上部の両側にシャフトを設け、このシャフト部位
のシートバック上部の背面端に前部ボード端に係合支持
される切欠部を形成し、前部ボード端にL形溝を有する
ブラケットを固設し、このブラケットのL形溝に前記シ
ャフトを挿通案内した構造よりなる特徴とするものであ
る。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1乃至図3において、1はリヤシート、2は前記
リヤシート1の後方のデッキ面である。このデッキ面2
から車体の後端までのスペース内に、展開状態で前記デ
ッキ面2と同一平面で延在する前部ボード3と後部ボー
ド6とが配置されている。この前部ボード3はその前端
をヒンジ4として前記リヤシート1側へ回転して傾斜起
立可能であり、後部ボード6はその前端をヒンジ7とし
て180度前記リヤシート1側へ反転可能としている。
【0008】また、前部ボード3及び後部ボード6の展
開状態において、前部ボード3の下面にはシートバック
上部5aが前部ボード3の後端をヒンジ9として反転可
能に枢着され、後部ボード6の下面にはシートクッショ
ン8が固着され、さらにシートバック下部5bが後部ボ
ード6の後端をヒンジ10として回転可能に枢着されて
いる。
【0009】前記シートバック下部5bは、ヒンジ10
の部位にL字状の屈曲部5cが形成され、この屈曲部5
cがシートクッションに一部を構成している。また、シ
ートバック上部5aのヒンジ9部の反対側の端面にはヘ
ッドレスト5dが任意に装着される。
【0010】さらに、バック上部5aのヒンジ9は、上
方に反転したシートバック上部5aの前後方向の動きを
規制する手段を備えている。その構造例は図4で示すよ
うに、シートバック上部5aの両側にシャフト11を設
け、このシャフト11の部位のシートバック上部5aの
背面端に切欠部14を形成し、前部ボード3にL形溝1
3を有するブラケット12を固設し、このブラケット1
2のL形溝13に前記シャフト11を挿通案内した構造
である。
【0011】本考案は上記の通りの構造であるから、リ
ヤシート1の後方でデッキとして使用する場合は、図3
(A)で示すように、前部ボード3及び後部ボード6を
展開し、デッキ面2と同一平面とする。このとき、シー
トバック上部5aは前部ボード3の下面に折り畳まれ、
シートバック下部5bは後部ボード6の下面に向いたシ
ートクッション8の下方に折り畳まれて格納されてい
る。
【0012】上記の状態からサードシートとして乗員の
着座状態にするには、図3(B)で示すように、先ず、
前部ボード3をリヤシート1側へ回転して傾斜起立させ
る。次いで、シートバック上部5aを反転し前部ボード
3に沿って傾斜起立させ、図4(A)で示すように、ブ
ラケット12のL形溝13の上方に位置しているシャフ
ト11を図4(B)で示すようにL形溝13の下方に位
置するようスライドさせる。これにより、シートバック
上部5aの背面端の切欠部14が前部ボード3の上端に
係合され、前部ボード3の上端より上方に延在したシー
トバック上部5aの前後方向の動きが規制される。
【0013】次に、図3(C)で示すように、後部ボー
ド6をリヤシート1側へ反転する。これにより、シート
クッション8を上向きとなる。さらに、シートバック下
部5bをリヤシート1側へ回転することにより、シート
バック下部5bは前部ボード3に当接して支持され、図
1及び図2で示すように、シートバック上部5aとシー
トバック下部5bとは前部ボード3上で同一傾斜面とし
て継続状態となり、長さの長い背も垂れを具現する。
【0014】また、前記シートバック下部5のL字状
の屈曲部5cは、上向きとなったシートクッション8の
後端と前部ボード3との隙間を埋めてシートクッション
8と同一面に継続され、広い面積のシートクッション面
が具現されるのである。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、リヤシー
ト側へ回転して傾斜起立した前部ボードの上端より上方
に延在して傾斜起立するシートバック上部と、このシー
トバック上部の下側に傾斜起立するシートバック下部と
によるシートバック形態の構成あるから、ワゴン車等に
おいて、リヤシートから車体後端までの限られた設置ス
ペース内で、広い背もたれ面積で充分なシートバック長
が確保でき、座り心地を良好とし、しかもヘッドレスト
を備えているので、万一の衝突のときには頭部を保護す
ることができると共に、運転者の後方視界は左右のヘッ
ドレスト間により確保できる。また、シートバック上部
のヒンジはシートバック上部の両側にシャフトを設け、
このシャフト部位のシートバック上部の背面端に前部ボ
ード端に係合支持される切欠部を形成し、前部ボード端
にL形溝を有するブラケットを固設し、このブラケット
のL形溝に前記シャフトを挿通案内した構造であるか
ら、リヤシート側へ傾斜起立したシートバック上部の前
後方向の動きを確実に規制し、しかも、このヒンジ構造
は側部に出っ張りがないため安全性を確保している利点
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の側面図
【図2】本考案の斜視図
【図3】本考案のサードシート組立説明図
【図4】シートバック上部のヒンジの側面図
【図5】従来のサードシートの側面図
【符号の説明】
1 リヤシート 2 デッキ面 3 前部ボード 4 ヒンジ 5a シートバック上部 5b シートバック下部 5c 屈曲部 6 後部ボード 7 ヒンジ 8 シートクッション 9 ヒンジ 10 ヒンジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のリヤシートの後方において、展開
    状態でデッキ面と同一平面で延在される前部ボードと後
    部ボードとを有し、前部ボードはその前端をヒンジとし
    て前記リヤシート側へ回転して傾斜起立可能とし、後部
    ボードはその前端をヒンジとして前記リヤシート側へ反
    転可能とし、前記展開状態における前部ボードの下面に
    ヘッドレストを備えたシートバック上部を前記前部ボー
    ドの後端をヒンジとして前記リヤシート側へ傾斜起立す
    るよう回転可能に枢着し、前記後部ボードの下面にはシ
    ートクッションを固定すると共に、シートバク下部を
    前記後部ボードの後端をヒンジとして前記リヤシート側
    へ傾斜起立したシートバック上部の下側に傾斜起立する
    よう回転可能に枢着し、前記シートバック上部のヒンジ
    前記リヤシート側へ傾斜起立したシートバック上部の
    前後方向の動きを規制する手段として、シートバック上
    部の両側にシャフトを設け、このシャフト部位のシート
    バック上部の背面端に前部ボード端に係合支持される切
    欠部を形成し、前部ボード端にL形溝を有するブラケッ
    トを固設し、このブラケットのL形溝に前記シャフトを
    挿通案内した構造よりなることを特徴とするワゴン車等
    のサードシート。
JP1990404068U 1990-12-21 1990-12-21 ワゴン車等のサードシート Expired - Lifetime JP2549365Y2 (ja)

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JPH0490435U JPH0490435U (ja) 1992-08-06
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JPH0490435U (ja) 1992-08-06

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