JP3294451B2 - 仕上材接着用両面パイル編織物 - Google Patents
仕上材接着用両面パイル編織物Info
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- JP3294451B2 JP3294451B2 JP30224294A JP30224294A JP3294451B2 JP 3294451 B2 JP3294451 B2 JP 3294451B2 JP 30224294 A JP30224294 A JP 30224294A JP 30224294 A JP30224294 A JP 30224294A JP 3294451 B2 JP3294451 B2 JP 3294451B2
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- JP
- Japan
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- double
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- finishing material
- knitted fabric
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- Finishing Walls (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、陶磁器タイルや石材な
どの仕上材とコンリート下地やモルタル下地との接合状
態を良好に保持するための仕上材接着用両面パイル編織
物に関するものである。
どの仕上材とコンリート下地やモルタル下地との接合状
態を良好に保持するための仕上材接着用両面パイル編織
物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からコンクリート構造物は、コンク
リート駆体を構築した後、その表面にモルタルを塗布し
て下地を施工し、モルタルが未硬化の状態の間にこのモ
ルタルにタイルなどの仕上材を張着して仕上面を形成す
る方法及び仕上材をコンクリート駆体を構築する型枠に
捶着し、この仕上材の裏面にコンクリートを打設して、
コンクリート駆体に仕上材を一体に接合させ、その後、
型枠を除去して仕上面を形成する方法等がある。いづれ
の方法においても、モルタル層と仕上材又はコンクリー
ト打設層と仕上材との間に接合面を生じるが、これらの
仕上材とモルタル層又は仕上材とコンクリート打設層と
の接合性、接着性が不十分であり、仕上材の亀裂、剥離
又は、剥落の事故が起るおそれがあった。
リート駆体を構築した後、その表面にモルタルを塗布し
て下地を施工し、モルタルが未硬化の状態の間にこのモ
ルタルにタイルなどの仕上材を張着して仕上面を形成す
る方法及び仕上材をコンクリート駆体を構築する型枠に
捶着し、この仕上材の裏面にコンクリートを打設して、
コンクリート駆体に仕上材を一体に接合させ、その後、
型枠を除去して仕上面を形成する方法等がある。いづれ
の方法においても、モルタル層と仕上材又はコンクリー
ト打設層と仕上材との間に接合面を生じるが、これらの
仕上材とモルタル層又は仕上材とコンクリート打設層と
の接合性、接着性が不十分であり、仕上材の亀裂、剥離
又は、剥落の事故が起るおそれがあった。
【０００３】これらの仕上材の亀裂、剥離、脱落を防止
するために仕上材の裏面に凹凸溝を設ける方法が知られ
ている。仕上材の裏面の凹凸溝を設ける方法は、接合初
期には、仕上材とモルタル、コンクリート打設層との接
合性はよくても、施工後に加わる加熱、冷却や吸放湿に
より、コンクリート駆体、モルタル、仕上材の膨張、収
縮のため、各層間変位に伴なうこれらの構成材料間に剥
離応力が発生し、層間接着界面から剥離、剥落が生じる
という問題があった。
するために仕上材の裏面に凹凸溝を設ける方法が知られ
ている。仕上材の裏面の凹凸溝を設ける方法は、接合初
期には、仕上材とモルタル、コンクリート打設層との接
合性はよくても、施工後に加わる加熱、冷却や吸放湿に
より、コンクリート駆体、モルタル、仕上材の膨張、収
縮のため、各層間変位に伴なうこれらの構成材料間に剥
離応力が発生し、層間接着界面から剥離、剥落が生じる
という問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の施工方
法の欠点を解決する方法として、コンクリート下地の表
面にポリマーセメントモルタルを塗布し、このポリマー
セメントモルタルの未硬化状態で不織布を一体的に張り
つけた後、不織布に押し付けてモルタルでタイルをコン
クリート下地に対して固定するものである。これによ
り、不織布の繊維が、コンクリート下地に接着剤で接着
するとき、不織布内に接着剤が含浸し不織布を毛羽立た
せ、この毛羽がモルタル内に入り込んで、不織布とモル
タルとの接合を強固なものとして、コンクリート下地と
仕上材であるモルタルとの間にアンカー効果を生じ、コ
ンクリート下地に対してタイルを接着保持するようにな
っている。
法の欠点を解決する方法として、コンクリート下地の表
面にポリマーセメントモルタルを塗布し、このポリマー
セメントモルタルの未硬化状態で不織布を一体的に張り
つけた後、不織布に押し付けてモルタルでタイルをコン
クリート下地に対して固定するものである。これによ
り、不織布の繊維が、コンクリート下地に接着剤で接着
するとき、不織布内に接着剤が含浸し不織布を毛羽立た
せ、この毛羽がモルタル内に入り込んで、不織布とモル
タルとの接合を強固なものとして、コンクリート下地と
仕上材であるモルタルとの間にアンカー効果を生じ、コ
ンクリート下地に対してタイルを接着保持するようにな
っている。
【０００５】しかしながら、不織布は、モルタル等の粘
性が高くなるとモルタルに入り込んだ際、不織布の表面
繊維が圧縮変形してへたり、繊維がモルタルの中に入り
にくくなり、充分なアンカー効果がえられない。又、不
織布の場合、毛羽立たせる必要があり、施工時のバラツ
キも発生しやすい問題があった。本発明は、上記従来の
課題に鑑み、仕上材のモルタル接合性を改良し、モルタ
ルへのアンカー効果を改善した両面パイル編織物を提供
することを目的とするものである。
性が高くなるとモルタルに入り込んだ際、不織布の表面
繊維が圧縮変形してへたり、繊維がモルタルの中に入り
にくくなり、充分なアンカー効果がえられない。又、不
織布の場合、毛羽立たせる必要があり、施工時のバラツ
キも発生しやすい問題があった。本発明は、上記従来の
課題に鑑み、仕上材のモルタル接合性を改良し、モルタ
ルへのアンカー効果を改善した両面パイル編織物を提供
することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、合成繊
維からなる両面パイル布帛であって、パイル部はパイル
長が２ｍｍ以上のものが２０〜６０本／ｃｍ２存在する
とともに、編目又は織目の開口面積が９ｍｍ ２ 以上であ
り、コンリート下地またはモルタル下地に塗布されたモ
ルタルの未硬化状態で一体的に張り付けられ、片面のパ
イルが埋没して逆面のパイルが表面に残る程度におさえ
込まれて貼り付けモルタルで表面に出てくるパイル面に
押し付けて仕上材をコンクリート下地に対して固定する
ことを特徴とする仕上材接着用両面パイル編織物。合成
繊維の単糸繊度が５０デニール以上であることを特徴と
する請求項１記載の仕上材接着用両面パイル編織物。合
成繊維が樹脂被覆されてなることを特徴とする請求項１
又は２記載の仕上材接着用両面パイル編織物。少なくと
も引張強度が２０ｇ／ｄ以上、引張弾性率が５００ｇ／
ｄの合成繊維を一部に用いてなる両面パイル布帛である
ことを特徴とする請求項１又は２記載の仕上材接着用両
面パイル編織物。目付が１００ｇ／ｍ２以上であること
を特徴とする請求項１〜４記載の仕上材接着用両面パイ
ル編織物である。
維からなる両面パイル布帛であって、パイル部はパイル
長が２ｍｍ以上のものが２０〜６０本／ｃｍ２存在する
とともに、編目又は織目の開口面積が９ｍｍ ２ 以上であ
り、コンリート下地またはモルタル下地に塗布されたモ
ルタルの未硬化状態で一体的に張り付けられ、片面のパ
イルが埋没して逆面のパイルが表面に残る程度におさえ
込まれて貼り付けモルタルで表面に出てくるパイル面に
押し付けて仕上材をコンクリート下地に対して固定する
ことを特徴とする仕上材接着用両面パイル編織物。合成
繊維の単糸繊度が５０デニール以上であることを特徴と
する請求項１記載の仕上材接着用両面パイル編織物。合
成繊維が樹脂被覆されてなることを特徴とする請求項１
又は２記載の仕上材接着用両面パイル編織物。少なくと
も引張強度が２０ｇ／ｄ以上、引張弾性率が５００ｇ／
ｄの合成繊維を一部に用いてなる両面パイル布帛である
ことを特徴とする請求項１又は２記載の仕上材接着用両
面パイル編織物。目付が１００ｇ／ｍ２以上であること
を特徴とする請求項１〜４記載の仕上材接着用両面パイ
ル編織物である。
【０００７】本発明において、両面パイル編織物とは、
編地又は織物の両面にループ状のパイル又はカットパイ
ルを有する編織物をいう。本発明のパイル部に使用可能
な繊維は、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリ
ルニトリル系、ポリプロピレン系、ポリビニルアルコー
ル系などの合成繊維、アセテート系の半合成繊維、レー
ヨンなどの再生繊維及びこれらの繊維を複合した繊維等
が例示される。
編地又は織物の両面にループ状のパイル又はカットパイ
ルを有する編織物をいう。本発明のパイル部に使用可能
な繊維は、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリ
ルニトリル系、ポリプロピレン系、ポリビニルアルコー
ル系などの合成繊維、アセテート系の半合成繊維、レー
ヨンなどの再生繊維及びこれらの繊維を複合した繊維等
が例示される。
【０００８】本発明の両面パイル編織物のパイル部のパ
イル糸は単糸繊度が５０デニール以上であり、５０デニ
ール未満であると繊維の剛性反発生が低く、繊維がモル
タル内部に入りにくく好ましくない。特に好ましくは、
１００〜４００デニールである。ここでパイル部はマル
チフイラメント糸であってもモノフイラメント糸であっ
てもよい。パイル部のパイル長は２ｍｍ以上であること
が必要である。パイル長が２ｍｍ以下では、パイルがモ
ルタルへの貫入深さが小さいので十分なアンカー効果が
劣り、仕上材とモルタルとの接合力が不十分である。好
ましくは３〜６ｍｍである。
イル糸は単糸繊度が５０デニール以上であり、５０デニ
ール未満であると繊維の剛性反発生が低く、繊維がモル
タル内部に入りにくく好ましくない。特に好ましくは、
１００〜４００デニールである。ここでパイル部はマル
チフイラメント糸であってもモノフイラメント糸であっ
てもよい。パイル部のパイル長は２ｍｍ以上であること
が必要である。パイル長が２ｍｍ以下では、パイルがモ
ルタルへの貫入深さが小さいので十分なアンカー効果が
劣り、仕上材とモルタルとの接合力が不十分である。好
ましくは３〜６ｍｍである。
【０００９】パイル部のパイル数は１０本／ｃｍ2以上
６０本／ｃｍ2未満の範囲であることを要する。パイル
数が１０本／ｃｍ2未満であると、モルタル内部にパイ
ル部が十分分散されないので、モルタルに対する接合力
が不十分である。又、パイル数が６０本／ｃｍ2以上に
なるとモルタル内部へパイルが入りにくくなり、作業性
が悪くなる。好ましくは２０〜５０本／ｃｍ2である。
６０本／ｃｍ2未満の範囲であることを要する。パイル
数が１０本／ｃｍ2未満であると、モルタル内部にパイ
ル部が十分分散されないので、モルタルに対する接合力
が不十分である。又、パイル数が６０本／ｃｍ2以上に
なるとモルタル内部へパイルが入りにくくなり、作業性
が悪くなる。好ましくは２０〜５０本／ｃｍ2である。
【００１０】上記構成により、コンリート下地またはモ
ルタル下地の表面部にポリマーモルタルを塗布し、この
ポリマーセメントモルタルの未硬化状態で上記両面パイ
ル編織物を一体的に張り付け、片面のパイルが埋没して
逆面のパイルが表面に残る程度におさえ込み貼り付けモ
ルタルで表面に出てくるパイル面に押し付けてタイルを
コンクリート下地に対して固定するものである。これに
より片面パイルはポリマーセメントモルタル層の内部へ
貫入し、逆面のパイルは張り付けモルタル層内部へ貫入
してマンカー効果で各々の層を保持するとともに、熱冷
や吸放湿、建物の層間変位に伴なう応力を両面パイル編
織物が効果的に吸収し仕様材の亀裂、剥離、剥落を防止
出来る。
ルタル下地の表面部にポリマーモルタルを塗布し、この
ポリマーセメントモルタルの未硬化状態で上記両面パイ
ル編織物を一体的に張り付け、片面のパイルが埋没して
逆面のパイルが表面に残る程度におさえ込み貼り付けモ
ルタルで表面に出てくるパイル面に押し付けてタイルを
コンクリート下地に対して固定するものである。これに
より片面パイルはポリマーセメントモルタル層の内部へ
貫入し、逆面のパイルは張り付けモルタル層内部へ貫入
してマンカー効果で各々の層を保持するとともに、熱冷
や吸放湿、建物の層間変位に伴なう応力を両面パイル編
織物が効果的に吸収し仕様材の亀裂、剥離、剥落を防止
出来る。
【００１１】
（実施例１）地糸は２５０デニールのアクリル繊維マル
チフイラメントを用い、ループ部は２００デニールポリ
プロピレンモノフイラメントを用いて、カールマイヤー
社製トリコット経編機ＦＢＺにて、両面パイル編地を得
た。パイル長は３ｍｍで、パイル数は３０本／ｃｍ2(片
面当り)編物の地組織は３.５ｍｍ角の粗い編目組織とし
た（図１）。コンクリート下地にポリマーセメントモル
タルを塗布し、該ポリマーセメントモルタルが未硬化状
態で両面パイル編地の片面パイルが埋没した状態に押し
つけ、逆面のパイルが表面に残るように張りつけ、タイ
ル張り付けモルタルで表面に出ているパイルに押し付け
ながらタイルを張り付けた（図２）。タイル張り付け後
１４日後に建研式引張接着試験機を使用して、タイルの
引張り接着強度を求めた。その結果２２ｋｇｆ／ｃｍ2
の接着強度が得られた。又、タイル仕上面に衝撃を加え
てタイルを割った所両面パイル編地の介在によりタイル
張り仕上層の剥落・剥離は起らなかった。又、−２０℃
と８０℃の熱冷繰返し１０サイクル後の試験体の接着強
度を測定したが、２０ｋｇｆ／ｃｍ2と初期の接着力と
変化なく層間変位に伴なう応力を吸収して接合性を良好
に保持している事が明らかとなった。
チフイラメントを用い、ループ部は２００デニールポリ
プロピレンモノフイラメントを用いて、カールマイヤー
社製トリコット経編機ＦＢＺにて、両面パイル編地を得
た。パイル長は３ｍｍで、パイル数は３０本／ｃｍ2(片
面当り)編物の地組織は３.５ｍｍ角の粗い編目組織とし
た（図１）。コンクリート下地にポリマーセメントモル
タルを塗布し、該ポリマーセメントモルタルが未硬化状
態で両面パイル編地の片面パイルが埋没した状態に押し
つけ、逆面のパイルが表面に残るように張りつけ、タイ
ル張り付けモルタルで表面に出ているパイルに押し付け
ながらタイルを張り付けた（図２）。タイル張り付け後
１４日後に建研式引張接着試験機を使用して、タイルの
引張り接着強度を求めた。その結果２２ｋｇｆ／ｃｍ2
の接着強度が得られた。又、タイル仕上面に衝撃を加え
てタイルを割った所両面パイル編地の介在によりタイル
張り仕上層の剥落・剥離は起らなかった。又、−２０℃
と８０℃の熱冷繰返し１０サイクル後の試験体の接着強
度を測定したが、２０ｋｇｆ／ｃｍ2と初期の接着力と
変化なく層間変位に伴なう応力を吸収して接合性を良好
に保持している事が明らかとなった。
【００１２】（比較例−１）実施例１と同じ糸使いでパ
イル長を１ｍｍとした以外は全て同一条件の両面パイル
編地を作成した。実施例と同様に図２のタイル張りし
て、１４日後に建研式引張接着試験機を使用して、タイ
ルの引張接着強度を測定した所１０ｋｇｆ／ｃｍ2であ
り、パイル長さ３ｍｍと比較して約半分の接着強度しか
得られなかった。パイル長が短い為、十分なアンカー効
果が得られず好ましくない。
イル長を１ｍｍとした以外は全て同一条件の両面パイル
編地を作成した。実施例と同様に図２のタイル張りし
て、１４日後に建研式引張接着試験機を使用して、タイ
ルの引張接着強度を測定した所１０ｋｇｆ／ｃｍ2であ
り、パイル長さ３ｍｍと比較して約半分の接着強度しか
得られなかった。パイル長が短い為、十分なアンカー効
果が得られず好ましくない。
【００１３】（比較例−２）実施例１同じ糸使いで、パ
イル数を８本／ｃｍ3（片面当り）として、それ以外は
実施例と同一条件の両面パイル編地を作成した。実施例
と同様に図２のタイル張り後１４日に建研式引張接着試
験機を使用して、タイルの引張接着強度を測定した所、
１３ｋｇｆ／ｃｍ2と低く、十分な効果が得られなかっ
た。
イル数を８本／ｃｍ3（片面当り）として、それ以外は
実施例と同一条件の両面パイル編地を作成した。実施例
と同様に図２のタイル張り後１４日に建研式引張接着試
験機を使用して、タイルの引張接着強度を測定した所、
１３ｋｇｆ／ｃｍ2と低く、十分な効果が得られなかっ
た。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し、作用す
るのでコンクリート下地にポリマーセメントモルタルで
張り付けた片面パイルがポリマーセンメントモルタル層
に貫入しアンカーとなって連結するとともに、張り付け
モルタル層に貫入した逆面のパイルがアンカーとなって
連結して、２層とも大幅に接合力と強化される。熱冷や
吸放湿による層間変位に伴なう応力を両面パイル編織物
が吸収し仕上材の張り付け状態を維持し、仕上材の亀
裂、剥離、剥落を防止出来た。
るのでコンクリート下地にポリマーセメントモルタルで
張り付けた片面パイルがポリマーセンメントモルタル層
に貫入しアンカーとなって連結するとともに、張り付け
モルタル層に貫入した逆面のパイルがアンカーとなって
連結して、２層とも大幅に接合力と強化される。熱冷や
吸放湿による層間変位に伴なう応力を両面パイル編織物
が吸収し仕上材の張り付け状態を維持し、仕上材の亀
裂、剥離、剥落を防止出来た。
【図１】 本発明の立毛布帛の拡大模式図。
【図２】 本発明の立毛布帛を用いてコンリート下地に
タイルを張り付けた状態を示す模式図。
タイルを張り付けた状態を示す模式図。
１：コンクリート下地， ２：両面パイル編織物，
３：ポリマーセメントモルタル， ４：張り付けモルタ
ル， ５：タイル， ６：パイル， ７：地糸部
３：ポリマーセメントモルタル， ４：張り付けモルタ
ル， ５：タイル， ６：パイル， ７：地糸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−121831（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−158215（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−170995（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−271372（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−91794（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−331831（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D04B 1/00 - 1/28 D04B 21/00 - 21/20 D03D 27/00 E04F 13/08
Claims (5)
- 【請求項１】 合成繊維からなる両面パイル布帛であっ
て、パイル部はパイル長が２ｍｍ以上のものが２０〜６
０本／ｃｍ２存在するとともに、編目又は織目の開口面
積が９ｍｍ ２ 以上であり、コンリート下地またはモルタ
ル下地に塗布されたモルタルの未硬化状態で一体的に張
り付けられ、片面のパイルが埋没して逆面のパイルが表
面に残る程度におさえ込まれて貼り付けモルタルで表面
に出てくるパイル面に押し付けて仕上材をコンクリート
下地に対して固定することを特徴とする仕上材接着用両
面パイル編織物。 - 【請求項２】 合成繊維の単糸繊度が５０デニール以上
であることを特徴とする請求項１記載の仕上材接着用両
面パイル編み織物。 - 【請求項３】 合成繊維が樹脂被覆されてなることを特
徴とする請求項１又は２記載の仕上材接着用両面パイル
編織物。 - 【請求項４】 少なくとも引張強度が２０ｇ／ｄ以上、
引張弾性率が５００ｇ／ｄの合成繊維を一部に用いてな
る両面パイル布帛であることを特徴とする請求項１又は
２記載の仕上材接着用両面パイル編織物。 - 【請求項５】 目付が１００ｇ／ｍ２以上であることを
特徴とする請求項１〜４記載の仕上材接着用両面パイル
編織物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30224294A JP3294451B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 仕上材接着用両面パイル編織物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30224294A JP3294451B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 仕上材接着用両面パイル編織物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08158216A JPH08158216A (ja) | 1996-06-18 |
| JP3294451B2 true JP3294451B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=17906669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30224294A Expired - Lifetime JP3294451B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 仕上材接着用両面パイル編織物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3294451B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3277131B2 (ja) * | 1996-11-11 | 2002-04-22 | 株式会社大林組 | 仕上げ面の施工方法 |
| JP3509433B2 (ja) * | 1996-11-22 | 2004-03-22 | 株式会社大林組 | 仕上材の取付け方法及びその取付け構造 |
| JP3375503B2 (ja) * | 1996-12-13 | 2003-02-10 | 株式会社大林組 | 躯体コンクリート表面の湿式仕上げ方法 |
| JP3349376B2 (ja) * | 1996-12-13 | 2002-11-25 | 株式会社大林組 | 湿式仕上げ材の剥落防止方法 |
| JP2000104391A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Ohbayashi Corp | 湿式石張り床の施工方法 |
| JP6484989B2 (ja) * | 2014-10-17 | 2019-03-20 | 株式会社大林組 | 仕上げ方法 |
| JP7050242B2 (ja) * | 2015-12-07 | 2022-04-08 | 有限会社小川節夫研究所 | 躯体表面構造の施工方法、躯体表面施工用布地およびボード |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03121831A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-23 | Maeda Kousen Kk | 被覆用複合シート |
| JP3179889B2 (ja) * | 1992-09-11 | 2001-06-25 | ユニチカ株式会社 | 複合材料 |
| JPH06170995A (ja) * | 1992-12-09 | 1994-06-21 | Unitika Ltd | 複合材料 |
| JP2821080B2 (ja) * | 1993-03-19 | 1998-11-05 | 東洋紡績株式会社 | コンクリート表面の耐蝕ライニング施工方法 |
| JP2968170B2 (ja) * | 1994-06-07 | 1999-10-25 | 株式会社トクヤマ | シート状左官仕上材およびその製造方法とその現場施工方法 |
| JP3294450B2 (ja) * | 1994-12-05 | 2002-06-24 | 東洋紡績株式会社 | 仕上材接着用立毛布帛 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP30224294A patent/JP3294451B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08158216A (ja) | 1996-06-18 |
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