JP3359834B2 - 防水層等の形成材の下地への施工方法 - Google Patents

防水層等の形成材の下地への施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水層やライニン
グ層等の形成材の下地への施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、防水層やライニング層の下地材
への施工方法として、防水層やライニング層を下地に全
面接着する全面接着工法が広く採用されている。
【0003】この、全面接着工法は防水層やライニング
層を形成するシート材をプライマー及び接着剤を用いて
下地躯体に全面接着するもので、接着が完全であれば、
万一漏水事故等が生じた場合でも、故障個所の発見が容
易にできるという利点がある。
【0004】また、下地躯体がPC(プレキャストコン
クリート)板やALC( 軽量発泡コンクリート) 板等の
部材でなる場合には、部材間の動きが大きくなると考え
られるので、その部材間の目地部分を部分的に絶縁する
ようにしている。図5はその絶縁部分を示すもので、P
C板1,1間の目地部分2には目地材2aを充填して段
差をなくし、この状態でPC板1,1…の表面全体にプ
ライマー3と接着剤4とを塗布し、かつ目地部分2には
これに沿って絶縁テープ5を配設してその上から防水層
やライニング層を形成するシート材6を被せて全面的に
一体接合するようになっており、絶縁テープ5により目
地部分2を絶縁してPC板1,1の部材端部間同士の相
対変位を許容吸収可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のような防水層等の施工方法では、下地コンクリー
トにひび割れやクラックが生じた場合に、防水層やライ
ニング層を形成するシート6の追従性に難があり、当該
シート6が損傷され易かった。また、目地部分2等を絶
縁テープ5で絶縁すると防水層やライニング層のシート
6は当該絶縁テープ5の配設部位が下地コンクリートに
接着されていない状態となるので、当該部位にふくれや
剥離が生じ易くなるという問題があった。
【0006】そして、これらの不具合点は、車両が通行
する駐車場や下地からの湿気の上昇があるようなところ
で特に顕著に発生している。
【0007】本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、ひび割れやクラックあるい
は目地部分等の下地の挙動に対する防水層やライニング
層の追従性に優れ、しかもふくれや剥離が生じ難い防水
層等の形成材の下地への施工方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係る防水層等の形成材の下地
の施工方法では、下地コンクリート面に防水層やライニ
ング層を施工するに際して、地糸部から立毛部が両面に
突出する立毛布帛を、その片面側の立毛部をアンカーに
して前記下地コンクリート面に一体化させて接合してお
き、前記地糸部を絶縁層にして他面側の立毛部に接着剤
を介して前記防水層あるいはライニング層の形成材を張
り付けることを特徴とする。
【0009】ここで、請求項2に示すように、前記立毛
布帛はその片面側の立毛部を下地コンクリート面に一体
的に打ち込んで該コンクリート面に一体化させて接合し
得る。 あるいは、請求項3に示すように、前記立毛布
帛はその片面側の立毛部を下地コンクリート面に接着剤
を介して一体化させて接合し得る。
【0010】また、請求項4に示すように、前記下地コ
ンクリートがプレキャストコンクリート板にてなる場合
には、該プレキャストコンクリートの周縁部以外に対し
ては、前記立毛布帛は該下地コンクリート面にその片面
側の立毛部を一体的に打ち込んで一体化させて接合し、
該周縁部に対しては、該立毛布帛はその片面の立毛部を
隣接するプレキャストコンクリート板間に掛け渡して該
下地コンクリート面に接着剤を介して一体化させて接合
すると良い。
【0011】上記構成による防水層等の下地への施工方
法にあっては、立毛布帛はその片面側の立毛部が下地コ
ンクリート面に打ち込まれて、あるいは接着剤によって
一体化されるとともに、他面側の立毛部には防水層の裏
面が接着材によって一体的に張り付けられて、当該立毛
布帛を介して下地コンクリートと仕上材とが接合され
る。当該立毛布帛は、その地糸部が下地コンクリートの
ひび割れやクラック及び目地部分における挙動を吸収し
て、その変位を許容する絶縁層として機能し、両面の立
毛部は各々下地コンクリートと仕上材とに接合一体化さ
れてそれぞれアンカーとして機能する。
【0012】立毛布帛の立毛部は密集して直立あるいは
起立して適当量突出しているから、片面側の立毛部をコ
ンクリート内に打ち込む場合には、確実にコンクリート
内に埋設されて十分なアンカー効果を発揮し、接着材で
接合させる場合にも、立毛部が下地コンクリート面に密
に接触して接合され、十分なアンカー効果を発揮する。
【0013】また、下地コンクリート表面に一体化され
て接合された立毛布帛上に、防水層やライニング層の形
成材を積層させて接着材で接合させる場合も、立毛布帛
の他面側には立毛部が密集して配設されたものとなって
いるから、当該立毛部が形成材の裏面に密に接触して接
合され、十分なアンカー効果を発揮する。また、下地コ
ンクリートと形成材とは、立毛布帛を介してその接合面
の全面に亘って接合強度が可及的に均一に付着拘束され
るので、剥離強度が大幅に向上される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態例を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発
明に係る防水層等の形成材の下地への施工方法にて形成
された防水層の一実施例の断面図を示し、図2は本実施
例に用いられる立毛布帛の拡大断面図である。
【0015】図1においては、11は下地コンクリート
としての現場打ちコンクリート躯体であり、12はこの
コンクリート躯体11の表面に取り付けられる防水層形
成材としてのシートである。図示するように、これらコ
ンクリート躯体11とシート12とは両面に多数の立毛
部が突出する立毛布帛14を介して接合される。ここ
で、前記シート12には、加硫ゴム系あるいは非加硫ゴ
ム系等の合成ゴム系シートや、塩化ビニル樹脂系あるい
はエチレン酢酸ビニル樹脂系等の合成樹脂系シートが採
用される。
【0016】前記立毛布帛14は編物または織物として
構成され、図2に示すように経糸と緯糸とから編成され
る地糸部14aと、この地糸部14aから両面に立設さ
れるループ状の立毛糸部14b,14cとで構成され
る。ここで、前記ループ状の立毛糸部14b,14cは
その先端を切断して分離しておいても良い。
【0017】本実施例では前記立毛布帛14は、地糸部
14aとしてポリアミドマルチフィラメント(210デ
ニール,24フィラメント)を用い、立毛糸部14b,
14cとしてポリプロピレンモノフィラメン(300デ
ニール)を用いて、トリコット機(14ゲージ,130
インチ幅)で密度35コース/インチ,14ウェル/イ
ンチのダブル編地に編成されている。また、立毛糸部1
4cは本実施例では300デニールとしたが、その下限
は50デニール以上有れば良く、かつ、その長さは2mm
以上、好ましくは3〜8mmに形成されれば良く、本実施
例では4mmに形成される。尚、前記立毛布帛14は地糸
部14aをポリアミドとし、立毛糸部14b,14cを
ポリプロピレンとしたが、立毛布帛14はこれらの繊維
以外にビニロン,アクリル,ポリエステル,アラミド,
ガラス等の繊維またはこれらの繊維を含んだ材料で編成
することもできる。
【0018】ところで、前記立毛布帛14はその片面側
の立毛糸部14bがコンクリート躯体11の表面に一体
的に打ち込まれて一体化されるとともに、他面側の立毛
糸部14cにはシート12の裏面が構造用接着材16
(例えばエポキシ樹脂等)によって一体的に張り付けら
れ、当該立毛布帛14を介してコンクリート躯体11と
シート12とが接合される。ここで、立毛布帛14の地
糸部14aはコンクリート躯体11の表面には打ち込ま
れないばかりか、構造用接着剤16によってシート12
にも接着されず、ほぼ両面の立毛糸部14b,14c部
分がそれぞれコンクリート躯体11とシート12とに一
体化される。これにより、立毛布帛14は地糸部14a
がコンクリート躯体11とシート12相互間の変位を許
容する絶縁層として機能し、立毛糸部14b、14cが
各々コンクリート躯体11とシート12とにそれぞれア
ンカーとして機能して接合一体化される。
【0019】前記シート12を取り付ける方法として
は、まず打設されて未硬化のコンクリート躯体11の表
面上に立毛布帛14を敷設して、その片面側の立毛糸部
14bをコンクリート躯体11の表面に打ち込んで一体
化させておく。この際、立毛布帛14は立毛糸部14b
が密集して直立あるいは起立して適当量突出している状
態でコンクリート内に打ち込まれるから、当該立毛糸部
14bが確実にコンクリート内に埋設されてアンカー効
果が十分に発揮されることになる。
【0020】そして、コンクリート躯体11の硬化後
に、その敷設してある立毛布帛14の表面上に突出する
立毛糸部14cに、エポキシアクリレート樹脂(硬化
剤,促進剤を調合した混合物)等でなる合成樹脂製の構
造用接着剤16を塗布してから、その上にさらにシート
12を敷設してシート12の裏面に立毛布帛14の他面
側の立毛糸部14cを一体化させて張り付ける。この場
合も、立毛糸部14cは密集して配設されたものとなっ
ているから、当該立毛糸部14cがシート12の裏面に
密に接触して接合され、十分なアンカー効果を発揮す
る。
【0021】尚、本実施例では合成樹脂製の構造用接着
剤してエポキシアクリレート樹脂を用いたものを開示し
たが、これ以外に不飽和ポリエステル系樹脂,エポキシ
系樹脂およびビスフェノール系樹脂等を用いることがで
き、強度,耐久性,接着性等を総合して最も好ましいの
はエポキシアクリレート樹脂およびビスフェノール系樹
脂である。
【0022】即ち、このように両面に立毛糸部14b,
14cが突出する立毛布帛14をコンクリート躯体11
とシート12との間に介在させ、片面側の立毛糸部14
bをコンクリート躯体11のコンクリート面内に埋設し
て一体化させることで十分なアンカー効果を発揮させる
一方、他面側の立毛糸部14cをシート2裏面の構造用
接着材16層内に埋設した状態で張り付けて一体化させ
ることで十分なアンカー効果を発揮させて、コンクリー
ト躯体11とシート12とを確実に接合し得る。
【0023】また、立毛布帛14の両面に突出する立毛
糸部14b,14cは密集して配設されたものとなって
いるから、シート12は立毛布帛14を介してその全面
に亘ってコンクリート躯体11との接合強度が可及的に
均一になって付着拘束され、かつ地糸部14aが絶縁層
となるから、下地コンクリートのひび割れやクラックに
対する優れた追従性を有しながら、ふくれや剥離の心配
のない防水層やライニング層を形成できる。
【0024】図3、図4は下地コンクリートとしてPC
(プレキャストコンクリート)板20を使用する場合の
実施例を示すものである。
【0025】同図に示すように、下地コンクリートがP
C板20である場合には、まずPC板20の成型型枠内
に打設したコンクリート上に、その周縁部20aに所定
の幅を残して立毛布帛14を敷設して、その片面側の立
毛糸部14bをPC板11の表面に打ち込んで一体化さ
せておく(図4参照)。
【0026】そして、鉄骨梁22上などに掛け渡して設
置したPC板20の隣接するもの同士間の目地部分24
には目地材24aを充填して埋め、その段差をなくす。
爾後、この目地部分24とこれに沿った両側のPC板2
0のまだ立毛布帛が設けられていない周縁部20aに掛
け渡して、構造用接着16を介して立毛布帛14´の片
面から突出する立毛糸部14´aを一体化させて接合
し、下地コンクリート面の全面に立毛布帛14,14´
を敷き詰める。
【0027】そして、この敷き詰めた立毛布帛14,1
4´の表面上に突出する立毛糸部14c,14´cに構
造用接着剤16塗布してその上にシート12を被せて
敷設し、シート12の裏面に立毛布帛14,14´の他
面側の立毛糸部14c,14´cを一体化させて張り付
け、地糸部14aを絶縁層として機能させる。
【0028】このように、立毛布帛14´の立毛糸部1
4´bを構造用接着剤16でPC板20等の下地コンク
リート面に接合しても、密集して起立する立毛糸部14
´bはその構造用接着材16層内に埋設された状態で張
付いて一体化するから、十分なアンカー効果を発揮し
て下地コンクリート面に確実に接合される。よって下地
コンクリート面に一体的打ち込んだ場合と比べても遜
色のない、接合強度が得られる。
【0029】従って、このようなPC板20による下地
コンクリートの場合であっても、前述の打ち込みコンク
リート躯体11による下地コンクリートの場合と同様の
作用効果が得られる。
【0030】また、PC板20を型形成するときにその
周縁部に所定幅を残して、予め立毛布帛14をその片面
側の立毛糸部14bを一体的コンクリート表面に打ち込
んで一体化させておくようにすれば、現場では目地に沿
ってその目地部分24とその両側部の上記所定幅部分だ
けに立毛布帛14´を構造用接着材で張り付ければ良い
から、作業の簡略化を図ることができる。
【0031】尚、プレキャストコンクリート板11には
軽量1種のコンクリートの他、オートクレープ養生して
作った軽量な気泡コンクリート板あるいはプレキャスト
成形に限らず木毛セメント板や押し出し成形セメント板
等、種々のパネル材にも容易に適用可能である。
【0032】また、下地コンクリート面への立毛布帛の
接合は、現場打ちコンクリートの場合であろうと、ある
いはPC板の場合であろうとも、その全面に対して構造
用接着材で行うようにしても何ら支障はない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる防
水層等の形成材の下地への施工方法にあっては次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0034】立毛布帛の片面側の立毛部が下地コンクリ
ート面に一体化されて接合されるとともに、他面側の立
毛部が防水層等の形成材の裏面に一体化されて張り付け
られて、当該立毛布帛を介して下地コンクリートと形成
材とが接合されるので、両面の立毛部をアンカーにして
下地コンクリートと形成材とを確実に接合させつつ、立
毛布帛の地糸部を下地コンクリートの挙動を吸収してそ
れら相互の変位を許容する絶縁層として機能させること
ができ、下地コンクリートのひび割れやクラック及び目
地部分に対する優れた追従性を有しながら、ふくれや剥
離の心配のない防水層やライニング層を形成できる。
【0035】また、下地コンクリートがPC板である場
合には、当該PC板を型形成するときに、その周縁部に
所定幅を残して予め立毛布帛をその片面側の立毛糸部を
一体的コンクリート表面に打ち込んで一体化させておけ
ば、現場では目地に沿った部分だけに立毛布帛を構造用
接着材で張り付ければ良いから、作業の簡略化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水層等の形成材の下地への施工
方法を、現場打ちコンクリートでなる下地コンクリート
面に適用した場合の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に用いられる立毛布帛の一実施例を示す
拡大断面図である。
【図3】本発明に係る防水層等の形成材の下地への施工
方法を、PC板でなる下地コンクリート面に適用した場
合の一実施例を示す断面図である。
【図4】図3で用いているPC板の平面図である。
【図5】従来の施工方法を示す断面図である。
【符号の説明】
11 コンクリート躯体(下地コンクリート) 12 シート(防水層の形成材) 14,14´ 立毛布帛 14a,14´a 地糸部 14b,14c,14´b,14´c 立毛糸部(立毛
部) 16 構造用接着材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04G 9/10 103 E04G 9/10 103Z (72)発明者 明山 勇 大阪府大阪市北区堂島浜2丁目2番8号 東洋紡績株式会社本社内 (72)発明者 川地 武 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 林 好正 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 小川 晴果 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 三谷 一房 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−179799(JP,A) 特開 平7−331831(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 11/00 B32B 13/14 C09J 163/00 E04D 5/00 E04F 15/12 E04G 9/10 103

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地コンクリート面に防水層やライニン
    グ層を施工するに際して、地糸部から立毛部が両面に突
    出する立毛布帛を、その片面側の立毛部をアンカーにし
    て前記下地コンクリート面に一体化させて接合してお
    き、前記地糸部を、前記下地コンクリートの変位を許容
    する絶縁層にして他面側の立毛部に接着剤を介して前記
    防水層あるいはライニング層の形成材を張り付けること
    を特徴とする防水層等の形成材の下地への施工方法。
  2. 【請求項2】 前記立毛布帛はその片面側の立毛部を下
    地コンクリート面に一体的に打ち込んで該コンクリート
    面に一体化させて接合しておくことを特徴とする請求項
    1記載の防水層等の形成材の下地への施工方法。
  3. 【請求項3】 前記立毛布帛はその片面側の立毛部を下
    地コンクリート面に接着剤を介して一体化させて接合し
    ておくことを特徴とする請求項1記載の防水層等の形成
    材の下地への施工方法。
  4. 【請求項4】 前記下地コンクリートがプレキャストコ
    ンクリート板にてなり、該プレキャストコンクリートの
    周縁部以外に対しては、前記立毛布帛は該下地コンクリ
    ート面にその片面側の立毛部を一体的に打ち込んで一体
    化させて接合しておき、該周縁部に対しては、該立毛布
    帛はその片面の立毛部を隣接するプレキャストコンクリ
    ート板間に掛け渡して該下地コンクリート面に接着剤を
    介して一体化させて接合しておくことを特徴とする請求
    項1記載の防水層等の形成材の下地コンクリート面への
    施工方法。
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