JP3294305B2 - 遠隔監視制御システムのデータ処理方式 - Google Patents
遠隔監視制御システムのデータ処理方式Info
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- JP3294305B2 JP3294305B2 JP03683192A JP3683192A JP3294305B2 JP 3294305 B2 JP3294305 B2 JP 3294305B2 JP 03683192 A JP03683192 A JP 03683192A JP 3683192 A JP3683192 A JP 3683192A JP 3294305 B2 JP3294305 B2 JP 3294305B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔監視制御システム
のデータ処理方式に関する。
のデータ処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は多重伝送信号を用いた遠隔監視制
御システムの構成を示しており、制御装置1からの一対
の線路からなる伝送線4に、複数の負荷制御用端末器
3、壁スイッチのような操作スイッチ6の操作監視を行
なう監視用端末器2を接続し、各制御用端末器3には負
荷5を接続し、監視用端末器2には操作スイッチ6を接
続して構成される。
御システムの構成を示しており、制御装置1からの一対
の線路からなる伝送線4に、複数の負荷制御用端末器
3、壁スイッチのような操作スイッチ6の操作監視を行
なう監視用端末器2を接続し、各制御用端末器3には負
荷5を接続し、監視用端末器2には操作スイッチ6を接
続して構成される。
【0003】システム全体の動作に付いて図3に示す多
重伝送信号に基づいて説明すると、制御装置1からは図
3(a)に示すような形式を有した多重伝送信号Vsが
送出され、制御用端末器3、監視用端末器2が監視制御
されるようになっている。即ち、多重伝送信号Vsは、
信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモー
ドを示すモードデータMD、アドレスデータAD、負荷
を制御する制御データCD、伝送誤りを検知するチェッ
クサムデータCS、返信データの返信期間を設定する信
号返信期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。
重伝送信号に基づいて説明すると、制御装置1からは図
3(a)に示すような形式を有した多重伝送信号Vsが
送出され、制御用端末器3、監視用端末器2が監視制御
されるようになっている。即ち、多重伝送信号Vsは、
信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモー
ドを示すモードデータMD、アドレスデータAD、負荷
を制御する制御データCD、伝送誤りを検知するチェッ
クサムデータCS、返信データの返信期間を設定する信
号返信期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。
【0004】制御用端末器3、監視用端末器2では、そ
れぞれ伝送線4を介して受信された多重伝送信号Vsの
アドレスデータADがあらかじめ設定されている自己の
アドレスと一致したときに、その多重伝送信号Vsの制
御データCDを取り込むとともに、多重伝送信号Vsの
信号返信期間WTに同期して返信データを電流モード信
号(伝送線4の線間を適当な低インピーダンスを介して
短絡して送出される信号)として返信するようになって
いる。
れぞれ伝送線4を介して受信された多重伝送信号Vsの
アドレスデータADがあらかじめ設定されている自己の
アドレスと一致したときに、その多重伝送信号Vsの制
御データCDを取り込むとともに、多重伝送信号Vsの
信号返信期間WTに同期して返信データを電流モード信
号(伝送線4の線間を適当な低インピーダンスを介して
短絡して送出される信号)として返信するようになって
いる。
【0005】一方、制御装置1には、ダミー信号送信手
段と、割り込み処理手段とが設けられている。ダミー信
号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとした
多重伝送信号Vsを常時送出する。また、割り込み処理
手段は図3(b)に示すような割り込み信号Viが返信
されたときに、割り込み信号Viを発生した監視用端末
器2から返信データを返信させるようになっている。す
なわち、監視用端末器2は操作スイッチ6のスイッチ出
力を接続し、このスイッチ出力がオン、或いはオフされ
たときにこのスイッチ入力の変化に応じて割り込み信号
Viを送出するのである。制御装置1では、この割り込
み信号Viに対応して、割り込みをかけた端末器2をサ
ーチするために、グループアドレス毎にアドレスサーチ
のための多重伝送信号Vsを伝送する。割り込みをかけ
た監視用端末器2では属するグループがアクセスされた
ときに自己の固有アドレスを返信データとして返信す
る。
段と、割り込み処理手段とが設けられている。ダミー信
号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとした
多重伝送信号Vsを常時送出する。また、割り込み処理
手段は図3(b)に示すような割り込み信号Viが返信
されたときに、割り込み信号Viを発生した監視用端末
器2から返信データを返信させるようになっている。す
なわち、監視用端末器2は操作スイッチ6のスイッチ出
力を接続し、このスイッチ出力がオン、或いはオフされ
たときにこのスイッチ入力の変化に応じて割り込み信号
Viを送出するのである。制御装置1では、この割り込
み信号Viに対応して、割り込みをかけた端末器2をサ
ーチするために、グループアドレス毎にアドレスサーチ
のための多重伝送信号Vsを伝送する。割り込みをかけ
た監視用端末器2では属するグループがアクセスされた
ときに自己の固有アドレスを返信データとして返信す
る。
【0006】この返信により制御装置1は、割り込みを
かけた監視用端末器2を判定でき、次に当該監視用端末
器2のアドレスデータADを持つ多重伝送信号Vsを伝
送して当該監視用端末器2をアクセスし、当該監視用端
末器2から接続された操作スイッチ6の操作データを返
信データとして返信させるのである。このようにして監
視用端末器2から返信された操作データに基いて、制御
装置3は、当該監視用端末器2に対応する負荷5を制御
する制御用端末器3への制御データCDを作成するとと
もに、その制御データCDを含む多重伝送信号Vsを伝
送線4を介して制御用端末器3に時分割多重伝送するこ
とにより、各負荷5を個別にオン、オフ制御するように
なっている。
かけた監視用端末器2を判定でき、次に当該監視用端末
器2のアドレスデータADを持つ多重伝送信号Vsを伝
送して当該監視用端末器2をアクセスし、当該監視用端
末器2から接続された操作スイッチ6の操作データを返
信データとして返信させるのである。このようにして監
視用端末器2から返信された操作データに基いて、制御
装置3は、当該監視用端末器2に対応する負荷5を制御
する制御用端末器3への制御データCDを作成するとと
もに、その制御データCDを含む多重伝送信号Vsを伝
送線4を介して制御用端末器3に時分割多重伝送するこ
とにより、各負荷5を個別にオン、オフ制御するように
なっている。
【0007】ところで制御装置1は上記遠隔監視制御の
ための伝送用CPU部10と、アプリケーション処理用
のCPU部20と、これらCPU部10、20の間でデ
ータの授受を行うためのデュアルポートメモリ30とを
備えている。次にこれらCPU部10、20間でのデー
タ授受について説明する。アプリケーション用のCPU
部20はシステムの動作の統制を取るためのもので、負
荷5の制御や監視の要求が発生すれば、デュアルポート
メモリ30にコマンドを書き込む。伝送用のCPU部1
0はこのコマンドを解析し、実際に伝送線4上に多重伝
送信号Vsを伝送して負荷5の制御、監視を行い、処理
の完了後返信データをデュアルポートメモリ30に書き
込み、アプリケーション用CPU部10とのインターフ
ェースを取る。
ための伝送用CPU部10と、アプリケーション処理用
のCPU部20と、これらCPU部10、20の間でデ
ータの授受を行うためのデュアルポートメモリ30とを
備えている。次にこれらCPU部10、20間でのデー
タ授受について説明する。アプリケーション用のCPU
部20はシステムの動作の統制を取るためのもので、負
荷5の制御や監視の要求が発生すれば、デュアルポート
メモリ30にコマンドを書き込む。伝送用のCPU部1
0はこのコマンドを解析し、実際に伝送線4上に多重伝
送信号Vsを伝送して負荷5の制御、監視を行い、処理
の完了後返信データをデュアルポートメモリ30に書き
込み、アプリケーション用CPU部10とのインターフ
ェースを取る。
【0008】伝送用CPU部10で伝送処理を含めた動
作は非常に複雑であるが、論理的なデータのコマンド形
式でアプリケーション用のCPU部20で制御監視が行
えるようになっている。次にこの両CPU部10、20
でのデータ処理を図4に示すデュアルポートメモリ30
のメモリマップで説明する。まずデュアルポートメモリ
30はエリアが256バイトとなっており、ブロックA
のエリアはアプリケーション用CPU部20が伝送用C
PU部10に対してデータ処理を行う場合のエリアであ
り、ブロックBは伝送用CPU部10がアプリケーショ
ン用CPU部20に対してデータ処理を行う場合のエリ
アであり、アプリケーション用のCPU部20が数バイ
トで構成した各種処理コマンド(以下制御コマンドと称
する)を図4に示すループバッファで構成する領域
(126バイト分)に書き込む場合、同時にコマンド分
だけ制御コマンド書き込みポインタを更新する。
作は非常に複雑であるが、論理的なデータのコマンド形
式でアプリケーション用のCPU部20で制御監視が行
えるようになっている。次にこの両CPU部10、20
でのデータ処理を図4に示すデュアルポートメモリ30
のメモリマップで説明する。まずデュアルポートメモリ
30はエリアが256バイトとなっており、ブロックA
のエリアはアプリケーション用CPU部20が伝送用C
PU部10に対してデータ処理を行う場合のエリアであ
り、ブロックBは伝送用CPU部10がアプリケーショ
ン用CPU部20に対してデータ処理を行う場合のエリ
アであり、アプリケーション用のCPU部20が数バイ
トで構成した各種処理コマンド(以下制御コマンドと称
する)を図4に示すループバッファで構成する領域
(126バイト分)に書き込む場合、同時にコマンド分
だけ制御コマンド書き込みポインタを更新する。
【0009】またアプリケーション用のCPU部20が
コマンドを読み出す場合は、監視コマンド読み出しポイ
ンタと、監視コマンド書き込みポインタが一致していな
いときに読み出していないコマンドが存在すると判断
し、ブロックBのエリア内の領域(126バイト分)
より読み出して監視コマンド読み出しポインタを更新す
る。これらの更新は1文バイト毎に行われる。
コマンドを読み出す場合は、監視コマンド読み出しポイ
ンタと、監視コマンド書き込みポインタが一致していな
いときに読み出していないコマンドが存在すると判断
し、ブロックBのエリア内の領域(126バイト分)
より読み出して監視コマンド読み出しポインタを更新す
る。これらの更新は1文バイト毎に行われる。
【0010】伝送用CPU部10からの書き込み、読み
出しも上記と同様に行われ、互いのCPU部10、20
が非同期でしかも確実にインターフェースが取れるので
ある。 尚アプリケーション用CPU部20の出力ポー
トから伝送用CPU部10にリセット信号RSを与える
ようになっている。
出しも上記と同様に行われ、互いのCPU部10、20
が非同期でしかも確実にインターフェースが取れるので
ある。 尚アプリケーション用CPU部20の出力ポー
トから伝送用CPU部10にリセット信号RSを与える
ようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような従
来のデータ処理では、次のような問題があった。つまり
多数の端末器2、3が接続され、またパターン制御等の
設定数が多数有る場合において、全部の状態を常時監視
したい要求があっても、ループバッファの容量に制限が
あり、1端末器の識別に要するコードに例えば6バイト
必要とした場合、多数回のアクセスを必要とする従来処
理方式では負担が大きいという問題がある。
来のデータ処理では、次のような問題があった。つまり
多数の端末器2、3が接続され、またパターン制御等の
設定数が多数有る場合において、全部の状態を常時監視
したい要求があっても、ループバッファの容量に制限が
あり、1端末器の識別に要するコードに例えば6バイト
必要とした場合、多数回のアクセスを必要とする従来処
理方式では負担が大きいという問題がある。
【0012】またパターン制御のための設定を行う場
合、パターン設定の認識、各端末器の制御状態の設定、
終了という一連の操作を行うために多数回のアクセスが
必要となるという問題がある。本発明は上述の問題点に
鑑みて為されたもので、その目的とするところはシステ
ムの処理及び各CPU部の処理負荷が軽減でき、処理効
率のよいシステム構築を可能とした遠隔監視制御システ
ムのデータ処理方式を提供するにある。
合、パターン設定の認識、各端末器の制御状態の設定、
終了という一連の操作を行うために多数回のアクセスが
必要となるという問題がある。本発明は上述の問題点に
鑑みて為されたもので、その目的とするところはシステ
ムの処理及び各CPU部の処理負荷が軽減でき、処理効
率のよいシステム構築を可能とした遠隔監視制御システ
ムのデータ処理方式を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、制御装置と、複数の監視用端末器及び
制御用端末器とを1対の信号線を介して接続し、制御装
置から多重伝送信号を伝送して端末器をアクセスして、
制御用端末器には対応する監視用端末器の監視データに
基づく負荷の制御データを与え、監視用端末器に対して
は負荷制御用の監視データを多重伝送信号に設けた返信
待機期間中に制御装置へ返信させ、制御装置に各端末器
との間で多重伝送信号の送受信を行なって各端末器の監
視制御を行なう伝送用のCPU部と、アプリケーション
処理用のCPU部と、これら両CPU部との間に設定、
監視、制御等のデータの授受を行うためのデュアルポー
トメモリとを設け、デュアルポートメモリには、アプリ
ケーション用CPU部が伝送用CPU部に与える制御コ
マンドを書き込み、この書き込まれた制御コマンドを伝
送用CPU部が読み出す領域と、この領域から読み出し
た制御コマンドに基づいた伝送用CPU部の処理結果を
示す返信データを伝送用CPU部が書き込み、この書き
込まれた返信データをアプリケーション用CPU部が読
み出す領域と、制御コマンドの解析に基づいて各端末器
の状態を示すデータを伝送用CPU部が書き込むととも
に、この書き込まれた各端末器の状態を示すデータをア
プリケーション側CPU部が読み出す拡張テーブル領域
とを、設けたものである。
めに、本発明は、制御装置と、複数の監視用端末器及び
制御用端末器とを1対の信号線を介して接続し、制御装
置から多重伝送信号を伝送して端末器をアクセスして、
制御用端末器には対応する監視用端末器の監視データに
基づく負荷の制御データを与え、監視用端末器に対して
は負荷制御用の監視データを多重伝送信号に設けた返信
待機期間中に制御装置へ返信させ、制御装置に各端末器
との間で多重伝送信号の送受信を行なって各端末器の監
視制御を行なう伝送用のCPU部と、アプリケーション
処理用のCPU部と、これら両CPU部との間に設定、
監視、制御等のデータの授受を行うためのデュアルポー
トメモリとを設け、デュアルポートメモリには、アプリ
ケーション用CPU部が伝送用CPU部に与える制御コ
マンドを書き込み、この書き込まれた制御コマンドを伝
送用CPU部が読み出す領域と、この領域から読み出し
た制御コマンドに基づいた伝送用CPU部の処理結果を
示す返信データを伝送用CPU部が書き込み、この書き
込まれた返信データをアプリケーション用CPU部が読
み出す領域と、制御コマンドの解析に基づいて各端末器
の状態を示すデータを伝送用CPU部が書き込むととも
に、この書き込まれた各端末器の状態を示すデータをア
プリケーション側CPU部が読み出す拡張テーブル領域
とを、設けたものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、各ブロックにおいて、CPU
部同士のデータ授受における処理用のコマンドの書き込
み、処理結果の返信データの書き込みが行えるため、片
方向、両方向の夫々の通信、優先処理等各種処理に伝送
用CPUが容易に対応することを可能とし、また拡張テ
ーブル領域によってアクセスの回数を低減することがで
き、また伝送用CPU部の機能拡張時にはこの拡張テー
ブル領域を変更するだけで、対応することができる。
部同士のデータ授受における処理用のコマンドの書き込
み、処理結果の返信データの書き込みが行えるため、片
方向、両方向の夫々の通信、優先処理等各種処理に伝送
用CPUが容易に対応することを可能とし、また拡張テ
ーブル領域によってアクセスの回数を低減することがで
き、また伝送用CPU部の機能拡張時にはこの拡張テー
ブル領域を変更するだけで、対応することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。尚伝送
用CPU部、アプリケーション用CPU部20、デュア
ルポートメモリ30を持つ制御装置10の構成は図2に
順次以下の説明において夫々に付す番号は図2に基づ
く。一実施例に用いるデュアルポートメモリ30は例え
ば2Kバイトの容量を持ち、図1に示すようにアプリケ
ーション用CPU部20からのコマンドを書き込む12
8バイトの領域と伝送用CPU部10からの返信デー
タを書き込む128バイトの領域とからなるブロック
Aと、アプリケーション用CPU部20からのコマンド
を書き込む256バイトの領域と伝送用CPU部10
からの返信データを書き込む256バイトの領域とか
らなるブロックBと、コマンドに対応して授受を行うデ
ータを書き込む816バイトの拡張テーブル領域Cと、
システム設定等他の処理に使う領域Dとからなる。ブロ
ックBの領域、及び拡張テーブル領域Cは夫々領域
Dに設定されたシステム設定領域に対する設定で容量変
更ができ、そのため伝送用CPU部10の機能拡張など
に対応させることができるようになっている。
用CPU部、アプリケーション用CPU部20、デュア
ルポートメモリ30を持つ制御装置10の構成は図2に
順次以下の説明において夫々に付す番号は図2に基づ
く。一実施例に用いるデュアルポートメモリ30は例え
ば2Kバイトの容量を持ち、図1に示すようにアプリケ
ーション用CPU部20からのコマンドを書き込む12
8バイトの領域と伝送用CPU部10からの返信デー
タを書き込む128バイトの領域とからなるブロック
Aと、アプリケーション用CPU部20からのコマンド
を書き込む256バイトの領域と伝送用CPU部10
からの返信データを書き込む256バイトの領域とか
らなるブロックBと、コマンドに対応して授受を行うデ
ータを書き込む816バイトの拡張テーブル領域Cと、
システム設定等他の処理に使う領域Dとからなる。ブロ
ックBの領域、及び拡張テーブル領域Cは夫々領域
Dに設定されたシステム設定領域に対する設定で容量変
更ができ、そのため伝送用CPU部10の機能拡張など
に対応させることができるようになっている。
【0016】本発明方式について、例えば全端末器2、
3の状態の監視要求をアプリケーション用CPU部20
から伝送用CPU部10に対して行った場合に基づいて
説明する。まずアプリケーション用CPU部20は、デ
ュアルポートメモリ30のブロックA又はBの領域又
はに対して全端末器2、3の監視要求の制御コマンド
を書き込む。一方この書き込まれた制御コマンドを伝送
用CPU部10は読み出してコマンド解析を行い、全端
末器2、3の状態のデータを既定のデュアルポートメモ
リ30の拡張テーブル領域Cに書き込むとともに、上記
制御コマンドが書き込まれたブロックA又はBの領域
又はに制御コマンドに対する処理結果を示す返信デー
タを書き込む。
3の状態の監視要求をアプリケーション用CPU部20
から伝送用CPU部10に対して行った場合に基づいて
説明する。まずアプリケーション用CPU部20は、デ
ュアルポートメモリ30のブロックA又はBの領域又
はに対して全端末器2、3の監視要求の制御コマンド
を書き込む。一方この書き込まれた制御コマンドを伝送
用CPU部10は読み出してコマンド解析を行い、全端
末器2、3の状態のデータを既定のデュアルポートメモ
リ30の拡張テーブル領域Cに書き込むとともに、上記
制御コマンドが書き込まれたブロックA又はBの領域
又はに制御コマンドに対する処理結果を示す返信デー
タを書き込む。
【0017】この返信データを読み取ったアプリケーシ
ョン用CPU部20では拡張テーブル領域Cのデータを
読み出してデータの処理を行う。同様にしてパターン制
御の設定や状態監視、その他の個別負荷5の状態等をア
プリケーション用CPU部20から伝送用CPU部10
に対して要求することができるのである。
ョン用CPU部20では拡張テーブル領域Cのデータを
読み出してデータの処理を行う。同様にしてパターン制
御の設定や状態監視、その他の個別負荷5の状態等をア
プリケーション用CPU部20から伝送用CPU部10
に対して要求することができるのである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、制御装置に各端末器との間で
多重伝送信号の送受信を行なって各端末器の監視制御を
行なう伝送用のCPU部と、アプリケーション処理用の
CPU部と、これら両CPU部との間に設定、監視、制
御等のデータの授受を行うためのデュアルポートメモリ
とを設け、アプリケーション用CPU部が伝送用CPU
部に与えるコマンドを書き込む領域と、この領域から読
み出したコマンドに基づいた伝送用CPU部の処理結果
を示す返信データを書き込む領域とからなるブロックを
二組持ち、上記コマンドに基づいてデータを相手側CP
U部に与えるCPU部側から当該データを書き込み、デ
ータが与えられる相手側CPU部が読み出す拡張テーブ
ル領域とをデュアルポートメモリに設定して両CPU部
間でデータの授受を行うので、各ブロックにおいてCP
U部同士のデータ授受における処理用のコマンドの書き
込み、処理結果の返信データの書き込みが行え、そのた
め片方向、両方向の夫々の通信、優先処理等の各種処理
に伝送用CPUが容易に対応することを可能とし、また
拡張テーブル領域により、従来のようなループバッファ
リングを用いた場合に対するメモリに対するアクセスの
回数を低減することができ、また伝送用CPU部の機能
拡張時にはこの拡張テーブル領域を変更するだけで対応
することができ、その結果システムの保守が容易となる
とともに、システムの開発負荷が軽減し、またシステム
の処理、各CPU部の処理負荷の軽減が図れて処理効率
のよいシステム構築が可能となるという効果がある。
多重伝送信号の送受信を行なって各端末器の監視制御を
行なう伝送用のCPU部と、アプリケーション処理用の
CPU部と、これら両CPU部との間に設定、監視、制
御等のデータの授受を行うためのデュアルポートメモリ
とを設け、アプリケーション用CPU部が伝送用CPU
部に与えるコマンドを書き込む領域と、この領域から読
み出したコマンドに基づいた伝送用CPU部の処理結果
を示す返信データを書き込む領域とからなるブロックを
二組持ち、上記コマンドに基づいてデータを相手側CP
U部に与えるCPU部側から当該データを書き込み、デ
ータが与えられる相手側CPU部が読み出す拡張テーブ
ル領域とをデュアルポートメモリに設定して両CPU部
間でデータの授受を行うので、各ブロックにおいてCP
U部同士のデータ授受における処理用のコマンドの書き
込み、処理結果の返信データの書き込みが行え、そのた
め片方向、両方向の夫々の通信、優先処理等の各種処理
に伝送用CPUが容易に対応することを可能とし、また
拡張テーブル領域により、従来のようなループバッファ
リングを用いた場合に対するメモリに対するアクセスの
回数を低減することができ、また伝送用CPU部の機能
拡張時にはこの拡張テーブル領域を変更するだけで対応
することができ、その結果システムの保守が容易となる
とともに、システムの開発負荷が軽減し、またシステム
の処理、各CPU部の処理負荷の軽減が図れて処理効率
のよいシステム構築が可能となるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例のデュアルポートメモリのメ
モリマップの説明図である。
モリマップの説明図である。
【図2】遠隔監視制御システムの構成図である。
【図3】遠隔監視制御システムの多重伝送信号の説明図
である。
である。
【図4】従来例のデュアルポートメモリのメモリマップ
の説明図である。
の説明図である。
30 デュアルポートメモリ A ブロック B ブロック C 拡張テーブル領域 〜 領域
Claims (1)
- 【請求項1】制御装置と、複数の監視用端末器及び制御
用端末器とを1対の信号線を介して接続し、制御装置か
ら多重伝送信号を伝送して端末器をアクセスして、制御
用端末器には対応する監視用端末器の監視データに基づ
く負荷の制御データを与え、監視用端末器に対しては負
荷制御用の監視データを多重伝送信号に設けた返信待機
期間中に制御装置へ返信させ、制御装置に各端末器との
間で多重伝送信号の送受信を行なって各端末器の監視制
御を行なう伝送用のCPU部と、アプリケーション処理
用のCPU部と、これら両CPU部との間に設定、監
視、制御等のデータの授受を行うためのデュアルポート
メモリとを設け、デュアルポートメモリには、アプリケーション用CPU
部が伝送用CPU部に与える制御コマンドを書き込み、
この書き込まれた制御コマンドを伝送用CPU部が読み
出す領域と、 この領域から読み出した制御コマンドに基づいた伝送用
CPU部の処理結果を示す返信データを伝送用CPU部
が書き込み、この書き込まれた返信データをアプリケー
ション用CPU部が読み出す領域と、 制御コマンドの解析に基づいて各端末器の状態を示すデ
ータを伝送用CPU部が書き込むとともに、この書き込
まれた各端末器の状態を示すデータをアプリケーション
側CPU部が読み出す拡張テーブル領域とを、 設けたことを 特徴とする遠隔監視制御システムのデータ
処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03683192A JP3294305B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 遠隔監視制御システムのデータ処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03683192A JP3294305B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 遠隔監視制御システムのデータ処理方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236559A JPH05236559A (ja) | 1993-09-10 |
JP3294305B2 true JP3294305B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=12480695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03683192A Expired - Fee Related JP3294305B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 遠隔監視制御システムのデータ処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3294305B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP03683192A patent/JP3294305B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH05236559A (ja) | 1993-09-10 |
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