JP3293697B2 - 車両の監視制御データ転送装置 - Google Patents

車両の監視制御データ転送装置

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JP3293697B2 JP23340293A JP23340293A JP3293697B2 JP 3293697 B2 JP3293697 B2 JP 3293697B2 JP 23340293 A JP23340293 A JP 23340293A JP 23340293 A JP23340293 A JP 23340293A JP 3293697 B2 JP3293697 B2 JP 3293697B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の監視制御データを
目的とするユニットに転送する場合のデータ転送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両、例えば自動車を安全にかつ快適に
運転できるようにするためには非常に多くの監視制御信
号が必要となり、これらの信号の転送には、古くは、ワ
イヤハーネスによって形成された個別信号線によって行
なわれていた。
【0003】ワイヤハーネスは車両別に異なること、お
よび今日ではその構成信号線が非常に多くなることか
ら、監視制御機器の設置されている位置および機能等よ
り、これらの機器類を複数に分割し、分割されたユニッ
トまでは個別線で、ユニット間は多重信号線で信号を伝
送するシステムが開発されている。
【0004】すなわち、図3は車両の監視制御システム
の1例で、車両の監視制御をエンジンユニット21、イ
ンパネユニット22、コンソールユニット23、右カウ
エルユニット24、左カウエルユニット25、右ドアユ
ニット26、左ドアユニット27、トランクユニット2
8の8ユニットに分割して構成し、各ユニット間のデー
タの転送は多重信号線10によって行なわれる。
【0005】各ユニットは、分割された範囲の監視制御
機器と個別信号線で接続され、例えばホーンを鳴らすス
イッチはインパネユニット22と接続され、一方ホーン
を鳴らすための電源をオンオフするスイッチはエンジン
ユニット21と接続され、ホーンスイッチがオンになる
と、オン信号はユニット22よりユニット21に転送さ
れてホーンを鳴らすようにしている。
【0006】各ユニット間の信号を伝送するための信号
のフレーム構成は、図4に示すように、最初よりフレー
ムの最初であることを示す信号SOF、データのプライ
オリティを示す信号PRI、データを伝送する相手を示
す信号DADR、データの送出元を示す信号SADR、
転送するデータ信号DATA、転送データの誤りをチェ
ックするためのチェック信号CRC、データの終りを示
す信号EOD、転送されたデータに対する応答信号RE
S、およびフレームの終りを示す信号EOFで構成され
る。これらの信号は“1”および“0”の2進数で表さ
れ、多重信号線10上での信号の“1”および“0”
は、図5に示すように、PWMによって区別している。
【0007】すなわち、データの1ビット長に対して、
1/3ビット長を或る電圧が持続しているものが
“1”、2/3ビット長を或る電圧が持続しているもの
を“0”としている。各ユニットは、データ転送の要求
が発生すると、多重信号線10がアイドル状態、すなわ
ち他のユニット間でデータ転送中でないことを確認し
て、図4で示したフレーム構成でデータを多重信号線1
0に送出する。
【0008】各ユニットは常時多重信号線10で転送さ
れる信号を検出しており、転送されたデータのDADR
が自ユニットの番号と一致した場合は、CRCチェック
がOKの場合はRES対応するビットに正常受信である
ACK信号を、CRCチェックで誤り検出された場合は
NAC信号を送出する。また、ACK信号としては、自
ユニットのアドレスを返送している。
【0009】データ転送元のユニットでRESにNAC
信号が転送された場合は、データの再転送を行ない、A
CKが返送されるまで繰り返される。また、多重信号線
10は各ユニットで共用されるために、同時に複数のユ
ニットから多重信号線10にデータを送出する場合が生
ずる。この場合、どのユニットに多重信号線を使用させ
るかのアービトレーションは勝残り方式で行っている。
【0010】すなわち、図6で示す様に、ユニットAよ
り“1”なる信号が送出され(図6(A))、ユニット
Bより“0”なる信号が送出され(図6(B))ると、
多重信号線には図6(C)で示される信号値となる。し
たがって、各ユニットは多重信号線の信号値を監視し
て、自ユニットが送出した信号と多重信号線における信
号値が異なった時は自ユニットからの信号の送出を停止
させる。すなわち、図6の場合はユニットAがデータの
転送を停止させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の車両の監視制御データ転送装置においては、ユニット
間を接続する信号線はバス状接続となっているため、信
号線の一部が短絡されると、全てのユニット間の監視制
御データの転送は出来なくなる。
【0012】本発明は信号線の一部が短絡される障害が
発生しても全ユニットに影響を及ぼさないようにした車
両の監視制御データ転送装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために本発明が採用した手段を説明する。車両内に分散
して設置されている複数のユニット相互間に監視制御信
号を転送する車両の監視制御データ転送装置において、
前記複数のユニットの中の1ユニットをマスタユニット
とし、マスタユニットとその他のユニット間を星状に接
続する信号線と、マスタユニットに、マスタユニットと
その他のユニットと接続されている各信号線を個別に切
離すスイッチと、各信号線の障害を検出する障害検出手
段と、障害検出手段で障害と検出された各信号線に接続
されている前記スイッチの切離しを制御するスイッチ制
御部と、を備える。
【0014】
【作用】複数のユニットの中の1ユニットをマスタユニ
ットとし、マスタユニットとその他のユニット間を信号
線によって星状に接続する。その他のユニットと接続さ
れている各信号線に、各信号線のそれぞれを切離すスイ
ッチを設ける。
【0015】障害検出手段では、各信号線の障害を検出
する。スイッチ制御手段では障害検出手段で障害と検出
された信号線に対応するスイッチを制御して障害である
各信号線を切離す。以上のように、マスタユニットとそ
の他のユニット間を信号線によって星状に接続し、各信
号線に信号線を切離すスイッチを設け、マスタユニット
とその他のユニット間の信号線に障害が発生した場合
は、障害が発生した信号線に接続されているスイッチを
動作させて切離すようにしたので、切離された信号線と
接続されるユニット以外のユニット間の監視制御データ
の転送は正常に行なうことができる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図1および図2を参照し
て説明する。まず図1を参照して実施例の構成を説明す
る。図1で示す実施例の構成は、ユニットA,Bおよび
CとマスタユニットMとで構成された場合を示してお
り、マスタユニットMと各ユニットA,BおよびCは信
号線LA ,LB およびLC で星状に接続される。
【0017】各信号線には、各信号線LA ,LD および
C を切離すスイッチ(SWA ,SWB ,SWC が接続
され、各スイッチのマスタユニットM側出力は共に接続
されてマスタユニットMに接続される。マスタユニット
Mよりの監視制御データはスイッチSWA ,SWB ,お
よびSWC を介して同時に転送され、従来例で説明した
ように自ユニット宛のデータを取込む。
【0018】また、他のユニット、例えばユニットAか
らの監視制御データは、スイッチSWA を介してマスタ
ユニットMに転送され、その他のユニットBおよびCに
は、それぞれスイッチSWB およびSWC を介して転送
され、自ユニット宛のデータを取込む。
【0019】どのユニットをマスタユニットにするかは
重要で監視制御信号が集中し、かつ信号線の長さが短か
くなる所に設けられたユニットをマスタユニットとして
選ばれる。6〜8はインタフェース(I/O)で、I/
O6を介して監視制御機よりの監視制御信号が入出力さ
れ、データ制御部5で従来例で説明したような処理によ
りI/O7を介して信号線に入出力される。
【0020】また、1は障害検出信号送出部、2は障害
検出信号検出部、3はスイッチSW A ,SWB およびS
C を制御するスイッチ制御部、4は表示部、9は処理
を行なうプロセッサである。つぎに、図2を参照して、
実施例の動作を説明する。
【0021】動作の開始は信号線が障害と判定されると
開始される。信号線が障害になったとの判定は、従来例
で説明したように、データ転送制御部5はデータ転送の
プライオリティ制御を行っており、自ユニットで送出デ
ータの“1”および“0”と信号線で転送される“1”
および“0”を比較してアービトレーションを行ってい
る。
【0022】したがって、信号線の1部は短絡障害が発
生すると、データ“1”を送出しても信号線上は“0”
となるから、この現象が発生したとき障害が発生したと
判定する。処理S1では、スイッチ制御部3はI/O8
を介してスイッチSWA ,SWBおよびSWC の全ての
スイッチをOFF、すなわち切離すよう指令する。この
指令により全てのスイッチが動作して信号線LA ,LB
およびLC を切離す。
【0023】処理S2では、障害検出信号送出部1は障
害検出信号をI/O7を介して送出する。障害検出信号
としては信号レベル“1”が連続する信号を送出する。
処理S3では、スイッチ制御部3は、まず最初のスイッ
チSWA をONにする指令をI/O8 を介して送出
し、スイッチSWA をONにする。
【0024】処理S4では、障害検出信号検出部2は、
信号線よりI/O7を介して障害検出信号が検出される
か否かを判定し、判定結果がYESの場合は処理S7
に、NOの場合は処理S5に移る。信号線LA に短絡障
害が発生していない場合は、スイッチSWA をONにし
ても信号線は正常であるため、障害検出信号である信号
レベル“1”が検出され、短絡障害が発生した場合は信
号レベルは“0”となる。
【0025】処理S5では、スイッチ制御部3は表示部
に処理S3でスイッチSWX をONとしたスイッチに接
続されている信号線LX が障害であることを表示する。
処理S6では、スイッチ制御部3は、処理S3でONと
したスイッチSWX をOFFにするよう指令する。
【0026】処理S7では、全てのスイッチに対して処
理S3〜S6を実行したか否かを判定し、実行していな
いならば処理S3〜S6が繰り返される。処理S8で
は、障害検出信号送出部1より送出している障害検出信
号の送出を停止して処理を終了する。
【0027】なお実施例ではマスタユニットのCPUを
共用して障害の検出およびスイッチ制御を行なわせてい
たが、共用しないで別のプロセッサで処理するようにし
ても良い。また、実施例では信号線を切離すスイッチS
Wをマスタユニットの外に設置したが、マスタユニット
内に設置するようにしても良い。
【0028】また実施例での各ユニット間のデータ転送
は勝残り方式によるマルチマスタ方式であるが、マスタ
・スレーブ方式、時分割多重方式(TDMA)、アロハ
方式等のマルチプルアクセス方式を使用することもでき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。マスタユニットとその他のユニット
間を信号線によって星状に接続し、各信号線に信号線を
切離すスイッチを設け、マスタユニットとその他のユニ
ット間の信号線に障害が発生した場合は、障害が発生し
た信号線に接続されているスイッチを動作させて切離す
ようにしたので、切離された信号線と接続されるユニッ
ト以外のユニット間の監視制御データの転送は正常に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】同実施例の動作フローチャートである。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】データ転送時のフレーム構成図である。
【図5】信号線上の信号説明図である。
【図6】信号線のアービトレーション説明図である。
【符号の説明】 1 障害検出信号送出部 2 障害検出信号検出部 3 スイッチ制御部 4 表示部 5 データ転送制御部 6〜8 インタフェース(I/O) 9 プロセッサ(CPU) SWA ,SWB ,SWC スイッチ LA ,LB ,LC 信号線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H04L 12/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に分散して設置されている複数の
    ユニット相互間に監視制御信号を転送する車両の監視制
    御データ転送装置において、 前記複数のユニットの中の1ユニットをマスタユニット
    とし、 マスタユニットとその他のユニット間を星状に接続する
    信号線と、マスタユニットに、 マスタユニットとその他のユニットと接続されている各
    信号線を個別に切離すスイッチと、 各信号線の障害を検出する障害検出手段と、 障害検出手段で障害と検出された各信号線に接続されて
    いる前記スイッチの切離しを制御するスイッチ制御部
    と、 を備えたことを特徴とする車両の監視制御データ転送装
    置。
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JP6905499B2 (ja) * 2018-10-18 2021-07-21 矢崎総業株式会社 通信システム

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