JPH06303277A - 多回線通信システム - Google Patents
多回線通信システムInfo
- Publication number
- JPH06303277A JPH06303277A JP5083502A JP8350293A JPH06303277A JP H06303277 A JPH06303277 A JP H06303277A JP 5083502 A JP5083502 A JP 5083502A JP 8350293 A JP8350293 A JP 8350293A JP H06303277 A JPH06303277 A JP H06303277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- bus
- host computer
- communication system
- enable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 故障した端末機をバスからハード的に切り離
し、一部の故障要因がバス全体に影響を及ぼさないよう
にした多回線通信システムを提供する。 【構成】 ホストコンピュータ1と、これに接続される
多数の端末機2と、これらをバス方式で接続する接続回
路3と、接続回路のホストコンピュータ側と端末機側の
接続端にそれぞれ設けられたバスレシーバ8およびバス
ドライバ7とを備えた多回線通信システムにおいて、端
末機側バスドライバのイネーブ端子制御回路5を設け、
この制御回路には、端末機内のCPUからの信号により
イネーブル端子6に開または閉の信号を発信する制御用
レジスタ12と、端末機を監視してその作動が正常か否
かの信号を発信するウォッチドグタイマ9と、制御用レ
ジスタ12とウォッチドグタイマ9の出力に基づきイネ
ーブル端子6の開閉を行なう手段13を設けたこと。
し、一部の故障要因がバス全体に影響を及ぼさないよう
にした多回線通信システムを提供する。 【構成】 ホストコンピュータ1と、これに接続される
多数の端末機2と、これらをバス方式で接続する接続回
路3と、接続回路のホストコンピュータ側と端末機側の
接続端にそれぞれ設けられたバスレシーバ8およびバス
ドライバ7とを備えた多回線通信システムにおいて、端
末機側バスドライバのイネーブ端子制御回路5を設け、
この制御回路には、端末機内のCPUからの信号により
イネーブル端子6に開または閉の信号を発信する制御用
レジスタ12と、端末機を監視してその作動が正常か否
かの信号を発信するウォッチドグタイマ9と、制御用レ
ジスタ12とウォッチドグタイマ9の出力に基づきイネ
ーブル端子6の開閉を行なう手段13を設けたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多回線通信システムに
係り、特にバス方式を用いた多回線シリアル通信システ
ムであって、端末機側の故障がバス全体に影響を及ぼさ
ない多回線通信システムに関する。
係り、特にバス方式を用いた多回線シリアル通信システ
ムであって、端末機側の故障がバス全体に影響を及ぼさ
ない多回線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータ1台に対して多くの
端末機を接続する場合、図3に示されるようにホストコ
ンピュータ1と端末機2の間に多数の回線を収容するた
めの通信制御装置10およびモデム11が必要となり、
コスト、通信制御装置のソフト開発等の面からみて問題
となる。そこでホストコンピュータ1と端末機2をRS
−232C、RS−422等のインタフェースで直接接
続する方法が考えられる。図4に構成例を示すが、接続
できる端末機2の台数はホストコンピュータ1がサポー
トしているシリアル通信制御コントローラ4の数で制限
されるという問題点があり、拡張性の乏しいシステム構
成となる。その点を解決するために、通信を1対1から
1対Nのバス方式に変更した構成を図5に示す。RS−
485は図5に示すようなバス方式に適用可能な規格で
あり、1本の通信ライン上に32組のバスドライバ/バ
スレシーバ(図1参照)を接続することができる。例え
ばホスト側が2つのシリアル通信制御用コントローラ4
をサポートしていれば最大64台の端末機2と接続する
ことが可能となる。
端末機を接続する場合、図3に示されるようにホストコ
ンピュータ1と端末機2の間に多数の回線を収容するた
めの通信制御装置10およびモデム11が必要となり、
コスト、通信制御装置のソフト開発等の面からみて問題
となる。そこでホストコンピュータ1と端末機2をRS
−232C、RS−422等のインタフェースで直接接
続する方法が考えられる。図4に構成例を示すが、接続
できる端末機2の台数はホストコンピュータ1がサポー
トしているシリアル通信制御コントローラ4の数で制限
されるという問題点があり、拡張性の乏しいシステム構
成となる。その点を解決するために、通信を1対1から
1対Nのバス方式に変更した構成を図5に示す。RS−
485は図5に示すようなバス方式に適用可能な規格で
あり、1本の通信ライン上に32組のバスドライバ/バ
スレシーバ(図1参照)を接続することができる。例え
ばホスト側が2つのシリアル通信制御用コントローラ4
をサポートしていれば最大64台の端末機2と接続する
ことが可能となる。
【0003】図5に示すように、通信が1対1ではなく
1台のホスト(ここでは1つのシリアル通信制御用コン
トローラ4)に対して多数の子(端末機2)が共用の1
回線に接続されている場合には、バス上のぶつかりが生
じないようなプロトコル(ポーリング/セレクション方
式(1ケ1ケの子端末機をさがすこと))が必要とな
る。プロトコルの例を以下に示す。
1台のホスト(ここでは1つのシリアル通信制御用コン
トローラ4)に対して多数の子(端末機2)が共用の1
回線に接続されている場合には、バス上のぶつかりが生
じないようなプロトコル(ポーリング/セレクション方
式(1ケ1ケの子端末機をさがすこと))が必要とな
る。プロトコルの例を以下に示す。
【0004】ホストが端末機2に対してメッセージを送
りたい場合は、いつでも自由に送ることができる。図6
に示すように、まずホスト1から端末機2のアドレスを
つけたENQ(問い合わせ)を発行する。該当するアド
レスの端末機2が通信回線を接続した後、ACK(肯定
応答)を返す。回線接続後は、ホストからのメッセージ
転送、該当アドレスの端末機2からのACK返答と続
き、メッセージが正常に転送されたとホストが認識した
後(端末機からのACK受信後)、
りたい場合は、いつでも自由に送ることができる。図6
に示すように、まずホスト1から端末機2のアドレスを
つけたENQ(問い合わせ)を発行する。該当するアド
レスの端末機2が通信回線を接続した後、ACK(肯定
応答)を返す。回線接続後は、ホストからのメッセージ
転送、該当アドレスの端末機2からのACK返答と続
き、メッセージが正常に転送されたとホストが認識した
後(端末機からのACK受信後)、
【0005】
【外1】
【0006】(伝送終了)を発行し、該当アドレスの端
末が回線を切断して通信を終了する。図6において、S
TXはスタートオブテキスト、ETXはエンドオブテキ
スト、BCCはブロックチェックコード(データが正し
く送られたかどうかを確認すること)を示す。逆に端末
からホストに対するメッセージを図7に示すが、この場
合は、ホストからの許可を受けないとメッセージを送信
することができない。まずホストから端末機2のアドレ
スをつけたENQを発行する。なお、端末機側では2種
類のアドレスをもち、1つがホストから端末機に対する
メッセージ用、もう1つは端末機からホストに対するメ
ッセージ用であり端末機側ではどちらのアドレスで呼ば
れたかで転送方向を判定する。該当するアドレスの端末
機はバス接続後、メッセージを送信し、ホストからのA
CKを受信し、(外1)を発行した後、回線を切断して
通信を終了する。上記のようなプロトコルだとバスの接
続/切断の問いかけはホストから行なうが、接続/切断
処理は該当する端末機2側で実行する。図8にバスの接
続/切断方法を示す。ホストから端末機2に対する送信
データは常時接続状態(ブロードキャスト転送(ホスト
から端末機全部に常時伝送))だが、端末機2からホス
トに対する送信データはバスがマルチドロップ(一つの
信号ラインに沢山の回線がつながっていること)されて
いるため、バスのぶつかりを防ぐため該当する端末機2
だけがRS−485ドライバICのイネーブル端子6も
アサート(ローレベルにセット)し、バスを接続状態と
する。通信終了後はイネーブル端子6をネゲート(ハイ
レベルにセット)し、ハイインピーダンス状態にしてバ
スの切断を行なう。
末が回線を切断して通信を終了する。図6において、S
TXはスタートオブテキスト、ETXはエンドオブテキ
スト、BCCはブロックチェックコード(データが正し
く送られたかどうかを確認すること)を示す。逆に端末
からホストに対するメッセージを図7に示すが、この場
合は、ホストからの許可を受けないとメッセージを送信
することができない。まずホストから端末機2のアドレ
スをつけたENQを発行する。なお、端末機側では2種
類のアドレスをもち、1つがホストから端末機に対する
メッセージ用、もう1つは端末機からホストに対するメ
ッセージ用であり端末機側ではどちらのアドレスで呼ば
れたかで転送方向を判定する。該当するアドレスの端末
機はバス接続後、メッセージを送信し、ホストからのA
CKを受信し、(外1)を発行した後、回線を切断して
通信を終了する。上記のようなプロトコルだとバスの接
続/切断の問いかけはホストから行なうが、接続/切断
処理は該当する端末機2側で実行する。図8にバスの接
続/切断方法を示す。ホストから端末機2に対する送信
データは常時接続状態(ブロードキャスト転送(ホスト
から端末機全部に常時伝送))だが、端末機2からホス
トに対する送信データはバスがマルチドロップ(一つの
信号ラインに沢山の回線がつながっていること)されて
いるため、バスのぶつかりを防ぐため該当する端末機2
だけがRS−485ドライバICのイネーブル端子6も
アサート(ローレベルにセット)し、バスを接続状態と
する。通信終了後はイネーブル端子6をネゲート(ハイ
レベルにセット)し、ハイインピーダンス状態にしてバ
スの切断を行なう。
【0007】このようなバス方式を採用すると、多数の
端子6が容易に接続できるというメリットがあるが、端
末機2側のCPU( Central Processing Unit )の1つ
が故障(暴走)し、RS−485ドライバICのイネー
ブル端子6を誤った制御を行なった場合、ホストコンピ
ュータはバスにつながっている全ての端末機と通信でき
なくなる可能性があるという問題点がある。
端子6が容易に接続できるというメリットがあるが、端
末機2側のCPU( Central Processing Unit )の1つ
が故障(暴走)し、RS−485ドライバICのイネー
ブル端子6を誤った制御を行なった場合、ホストコンピ
ュータはバスにつながっている全ての端末機と通信でき
なくなる可能性があるという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一つのホストコンピュ
ータに多数の端末機がバス方式で接続された多回線通信
システムの上記従来技術は、バス上の1つの端末機2の
故障がバス全体の通信不能に到る可能性があった。本発
明の目的は、上記従来技術の問題点をなくし、故障した
端末機2をバスからハード的に切り離し、一部の故障要
因がバス全体に影響を及ぼさないようにした多回線通信
システムを提供することにある。
ータに多数の端末機がバス方式で接続された多回線通信
システムの上記従来技術は、バス上の1つの端末機2の
故障がバス全体の通信不能に到る可能性があった。本発
明の目的は、上記従来技術の問題点をなくし、故障した
端末機2をバスからハード的に切り離し、一部の故障要
因がバス全体に影響を及ぼさないようにした多回線通信
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願の第1の発明は、ホストコンピュータと、それに接
続される複数の端末機と、それらをバス方式で接続する
接続回路と、接続回路のホストコンピュータ側と端末機
側の接続端にそれぞれ設けたバスレシーバおよびバスレ
ドラバとを備えた多回線通信システムにおいて、端末機
側のバスドライバの接続端子の開閉を行なう端子制御回
路を設け、該制御回路には、端末機の非通信時には接続
端子を切断、通信時には端末機の正常作動を条件として
接続端子を接続する開閉制御手段を設けたことを特徴と
する多回線通信システムに関する。
本願の第1の発明は、ホストコンピュータと、それに接
続される複数の端末機と、それらをバス方式で接続する
接続回路と、接続回路のホストコンピュータ側と端末機
側の接続端にそれぞれ設けたバスレシーバおよびバスレ
ドラバとを備えた多回線通信システムにおいて、端末機
側のバスドライバの接続端子の開閉を行なう端子制御回
路を設け、該制御回路には、端末機の非通信時には接続
端子を切断、通信時には端末機の正常作動を条件として
接続端子を接続する開閉制御手段を設けたことを特徴と
する多回線通信システムに関する。
【0010】第2の発明は、ホストコンピュータと、そ
れに接続される端末機と、それらをバス方式で接続する
接続回路と、接続回路のホストコンピュータ側と端末機
側の各端末にそれぞれ設けたバスドライバおよびバスレ
シーバとを備えた1:Nの多回線通信システムにおい
て、端末機側バスドライバのバスドライバイネーブル端
子制御回路を設け、該制御回路には、端末機内CPUか
らの信号によりイネーブル端子に開または閉の信号を発
信する制御用レジスタと、前記端末機を監視してその作
動が正常か否かの信号を発信するウオッチドグタイマと
を設け、制御用レジスタとウオッチドグタイマの両者の
出力信号に基づきイネーブル端子の開閉を制御して、端
末機故障時には前記イネーブル端子の接続を禁止して端
末機をバスから切り離すように構成したことを特徴とす
る多回線通信システムに関する。
れに接続される端末機と、それらをバス方式で接続する
接続回路と、接続回路のホストコンピュータ側と端末機
側の各端末にそれぞれ設けたバスドライバおよびバスレ
シーバとを備えた1:Nの多回線通信システムにおい
て、端末機側バスドライバのバスドライバイネーブル端
子制御回路を設け、該制御回路には、端末機内CPUか
らの信号によりイネーブル端子に開または閉の信号を発
信する制御用レジスタと、前記端末機を監視してその作
動が正常か否かの信号を発信するウオッチドグタイマと
を設け、制御用レジスタとウオッチドグタイマの両者の
出力信号に基づきイネーブル端子の開閉を制御して、端
末機故障時には前記イネーブル端子の接続を禁止して端
末機をバスから切り離すように構成したことを特徴とす
る多回線通信システムに関する。
【0011】
【作用】バス(RS−485)上の端末機2がホストコ
ンピュータ1にメッセージを送信する場合、該当アドレ
スの端末機2のみがバスの使用権を有する。端末機2側
のCPUは、制御用レジスタ12の送信イネーブルビッ
トをセットすることによりRS−485ドライバICの
送信イネーブル端子6をアサート(ローレベルにセッ
ト)して回線接続してメッセージの送信を行なう。ただ
し、端末機2側の送信イネーブル端子6の制御動作が保
証されていない場合(CPUの暴走等)には、バス上に
ぶら下がっている他の正常な端末機2の通信も妨害して
しまう可能性がある。そこで、RS−485ドライバI
Cの送信イネーブル端子6のアサート(ローレベルにセ
ット)できる条件として、上記制御用レジスタ12の送
信イネーブルビットとウオッチドグタイマ出力(CPU
が暴走しているか否かの判定)の積(アンド)をとり、
CPUが暴走したとき(ウオッチドグタイムアウト信号
発生)には無条件に送信イネーブル端子をネゲート(ハ
イレベルにセット)し、出力をハイインピーダンスにし
てバスから切断し、他の端末機2の通信の妨げとならな
いようにする。そして、ホストコンピュータからの定期
的なパトロールに対して、応答が返ってこない(ソフト
ウェアタイムアウト発生)端末機を異常と判定すること
ができる。
ンピュータ1にメッセージを送信する場合、該当アドレ
スの端末機2のみがバスの使用権を有する。端末機2側
のCPUは、制御用レジスタ12の送信イネーブルビッ
トをセットすることによりRS−485ドライバICの
送信イネーブル端子6をアサート(ローレベルにセッ
ト)して回線接続してメッセージの送信を行なう。ただ
し、端末機2側の送信イネーブル端子6の制御動作が保
証されていない場合(CPUの暴走等)には、バス上に
ぶら下がっている他の正常な端末機2の通信も妨害して
しまう可能性がある。そこで、RS−485ドライバI
Cの送信イネーブル端子6のアサート(ローレベルにセ
ット)できる条件として、上記制御用レジスタ12の送
信イネーブルビットとウオッチドグタイマ出力(CPU
が暴走しているか否かの判定)の積(アンド)をとり、
CPUが暴走したとき(ウオッチドグタイムアウト信号
発生)には無条件に送信イネーブル端子をネゲート(ハ
イレベルにセット)し、出力をハイインピーダンスにし
てバスから切断し、他の端末機2の通信の妨げとならな
いようにする。そして、ホストコンピュータからの定期
的なパトロールに対して、応答が返ってこない(ソフト
ウェアタイムアウト発生)端末機を異常と判定すること
ができる。
【0012】
【実施例】図1に本発明の一実施例になる多回線通信シ
ステムの構成を示す。図1に示す多回線通信システム
は、ホストコンピュータ1と複数の端末機2を1系統の
バス(RS−485)3に接続した構成をとり、相互の
通信はホストコンピュータと端末機にそれぞれ設けた通
信制御コントローラ4、バスドライバ7、バスレシーバ
8を介して行なう。また端末機2側にはバスドライバ7
のバスドライバイネーブル端子6を制御するためのイネ
ーブル端子制御回路5を実装していることを特徴とす
る。
ステムの構成を示す。図1に示す多回線通信システム
は、ホストコンピュータ1と複数の端末機2を1系統の
バス(RS−485)3に接続した構成をとり、相互の
通信はホストコンピュータと端末機にそれぞれ設けた通
信制御コントローラ4、バスドライバ7、バスレシーバ
8を介して行なう。また端末機2側にはバスドライバ7
のバスドライバイネーブル端子6を制御するためのイネ
ーブル端子制御回路5を実装していることを特徴とす
る。
【0013】図1に示す構成の通信システムでは、バス
上のぶつかりが生じないようなプロトコルが必要とな
る。ホストコンピュータ1から端末機2側へのメッセー
ジ転送プロトコルは図6に示した手順と同じである。ま
た、端末機2からホストコンピュータ1側へのメッセー
ジ転送のプロトコルは図7に示した手順と同じである。
例えば端末機2からホストコンピュータ1へのメッセー
ジ転送は、まずホストコンピュータ1が通信したい端末
機2固有のアドレスをつけたENQ(問い合わせ)を発
行する。該当するアドレスの端末機2内のCPUは、イ
ネーブル端子制御回路5に指令を与えてバスドライバイ
ネーブル端子6をローレベルにすることでバスの接続を
行ない、その後通信制御コントローラ4を介してメッセ
ージをホストコンピュータに送信する。ホストコンピュ
ータ1からの受信完了を示す応答(ACK)を受信後、
(外1)(伝送終了)を発行し、イネーブル端子制御回
路5を介してバスドライバイネーブル端子6をハイレベ
ルとし、出力をハイインピーダンスとすることでバスの
切断を行なう。
上のぶつかりが生じないようなプロトコルが必要とな
る。ホストコンピュータ1から端末機2側へのメッセー
ジ転送プロトコルは図6に示した手順と同じである。ま
た、端末機2からホストコンピュータ1側へのメッセー
ジ転送のプロトコルは図7に示した手順と同じである。
例えば端末機2からホストコンピュータ1へのメッセー
ジ転送は、まずホストコンピュータ1が通信したい端末
機2固有のアドレスをつけたENQ(問い合わせ)を発
行する。該当するアドレスの端末機2内のCPUは、イ
ネーブル端子制御回路5に指令を与えてバスドライバイ
ネーブル端子6をローレベルにすることでバスの接続を
行ない、その後通信制御コントローラ4を介してメッセ
ージをホストコンピュータに送信する。ホストコンピュ
ータ1からの受信完了を示す応答(ACK)を受信後、
(外1)(伝送終了)を発行し、イネーブル端子制御回
路5を介してバスドライバイネーブル端子6をハイレベ
ルとし、出力をハイインピーダンスとすることでバスの
切断を行なう。
【0014】図2にイネーブル端子制御回路5の構成を
示す。端末機2からデータを送信する場合、該当アドレ
ス端末機2内のCPUがイネーブル端子制御回路5内の
制御用レジスタ12のフリップフロップをセット(ハイ
レベル)、リセット(ローレベル)することで、バスド
ライバ7のイネーブル端子6を制御することができる。
ただし、CPUが暴走した場合、ソフトウェアにて設定
するこのイネーブル端子6の動作は保証されないため、
禁止条件としてウオッチドグタイマ9とのアンドをと
り、正常に動作している(ウオッチドグタイマの出力が
ハイレベル)ときのみフリップフロップの値を有効とす
る。上記回路構成をとることにより、端末機2側に故障
が発生した場合(ウオッチドグタイマの出力がローレベ
ル)、その端末機2はバスから切り離され、他の端末機
の通信の妨げとなることを防ぐことができる。
示す。端末機2からデータを送信する場合、該当アドレ
ス端末機2内のCPUがイネーブル端子制御回路5内の
制御用レジスタ12のフリップフロップをセット(ハイ
レベル)、リセット(ローレベル)することで、バスド
ライバ7のイネーブル端子6を制御することができる。
ただし、CPUが暴走した場合、ソフトウェアにて設定
するこのイネーブル端子6の動作は保証されないため、
禁止条件としてウオッチドグタイマ9とのアンドをと
り、正常に動作している(ウオッチドグタイマの出力が
ハイレベル)ときのみフリップフロップの値を有効とす
る。上記回路構成をとることにより、端末機2側に故障
が発生した場合(ウオッチドグタイマの出力がローレベ
ル)、その端末機2はバスから切り離され、他の端末機
の通信の妨げとなることを防ぐことができる。
【0015】ウオッチドグタイマとしては、つぎのよう
な構成のものを使用することができる。すなわち、CP
Uに設けたソフトによって、CPUの出力をパルス状に
して一定時間間隔ごとに、例えば電源とコンデンサと抵
抗よりなる時定数回路である充電装置に送り放電させる
ように構成しておけば、CPUの故障時には上記充電装
置の放電が行なわれないので、該装置の電圧が、ある設
定電圧以上になれば、CPUの故障と判断することにな
る。
な構成のものを使用することができる。すなわち、CP
Uに設けたソフトによって、CPUの出力をパルス状に
して一定時間間隔ごとに、例えば電源とコンデンサと抵
抗よりなる時定数回路である充電装置に送り放電させる
ように構成しておけば、CPUの故障時には上記充電装
置の放電が行なわれないので、該装置の電圧が、ある設
定電圧以上になれば、CPUの故障と判断することにな
る。
【0016】
【発明の効果】シリアル通信をバス方式で接続して、
1:N(N≧2)通信を可能とする構成とした場合、1
つの端末機2の故障が、バス全体の通信不能に到る可能
性があったが、本発明によれば、端末機2側のバスドラ
イバのイネーブル端子の制御条件に、ウオッチドグタイ
マの出力とアンド論理をとることにより、CPUが暴走
(ウオッチドグタイマアウト発生)した場合にはその端
末機2をバスから切り離し、バス全体の通信不能に到る
ことを防ぐことができる。
1:N(N≧2)通信を可能とする構成とした場合、1
つの端末機2の故障が、バス全体の通信不能に到る可能
性があったが、本発明によれば、端末機2側のバスドラ
イバのイネーブル端子の制御条件に、ウオッチドグタイ
マの出力とアンド論理をとることにより、CPUが暴走
(ウオッチドグタイマアウト発生)した場合にはその端
末機2をバスから切り離し、バス全体の通信不能に到る
ことを防ぐことができる。
【図1】本発明になる多回線通信システムの実施例構成
図。
図。
【図2】本発明の実施例におけるイネーブル端子制御回
路の構成図。
路の構成図。
【図3】通信制御装置を用いた従来の多回線通信システ
ムの構成図。
ムの構成図。
【図4】機器間をシリアル通信手段で直接接続した多回
線通信システムの構成図。
線通信システムの構成図。
【図5】バス方式で接続した多回線通信システムの構成
図。
図。
【図6】ホストコンピュータから端末機側への転送プロ
トコルを示す図。
トコルを示す図。
【図7】端末機からホストコンピュータへの転送プロト
コルを示す図。
コルを示す図。
【図8】図5の多回線通信システムの詳細図。
1…ホストコンピュータ、2…端末機、3…RS−48
5バス、4…通信制御コントローラ、5…イネーブル端
子制御回路、6…バスドライバイネーブル端子、7…バ
スドライバ、8…バスレシーバ、9…ウオッチドグタイ
マ、11…モデム、12…制御用レジスタ。
5バス、4…通信制御コントローラ、5…イネーブル端
子制御回路、6…バスドライバイネーブル端子、7…バ
スドライバ、8…バスレシーバ、9…ウオッチドグタイ
マ、11…モデム、12…制御用レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9371−5K H04L 13/00 311
Claims (2)
- 【請求項1】 ホストコンピュータと、それに接続され
る複数の端末機と、それらをバス方式で接続する接続回
路と、接続回路のホストコンピュータ側と端末機側の接
続端にそれぞれ設けたバスレシーバおよびバスレドラバ
とを備えた多回線通信システムにおいて、端末機側のバ
スドライバの接続端子の開閉を行なう端子制御回路を設
け、該制御回路には、端末機の非通信時には接続端子を
切断、通信時には端末機の正常作動を条件として接続端
子を接続する開閉制御手段を設けたことを特徴とする多
回線通信システム。 - 【請求項2】 ホストコンピュータと、それに接続され
る端末機と、それらをバス方式で接続する接続回路と、
接続回路のホストコンピュータ側と端末機側の各端末に
それぞれ設けたバスドライバおよびバスレシーバとを備
えた1:Nの多回線通信システムにおいて、端末機側バ
スドライバのバスドライバイネーブル端子制御回路を設
け、該制御回路には、端末機内CPUからの信号により
イネーブル端子に開または閉の信号を発信する制御用レ
ジスタと、前記端末機を監視してその作動が正常か否か
の信号を発信するウオッチドグタイマとを設け、制御用
レジスタとウオッチドグタイマの両者の出力信号に基づ
きイネーブル端子の開閉を制御して、端末機故障時には
前記イネーブル端子の接続を禁止して端末機をバスから
切り離すように構成したことを特徴とする多回線通信シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083502A JPH06303277A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 多回線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083502A JPH06303277A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 多回線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06303277A true JPH06303277A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13804264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5083502A Pending JPH06303277A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 多回線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06303277A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7995517B2 (en) | 2004-03-24 | 2011-08-09 | Lg Electronics Inc. | System and method for transmitting units of messages in a mobile communication system |
JP2015228681A (ja) * | 2001-03-20 | 2015-12-17 | トムソン ライセンシングThomson Licensing | 遠隔診断の方法および遠隔診断を実行するセットトップ・ボックス |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP5083502A patent/JPH06303277A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015228681A (ja) * | 2001-03-20 | 2015-12-17 | トムソン ライセンシングThomson Licensing | 遠隔診断の方法および遠隔診断を実行するセットトップ・ボックス |
US7995517B2 (en) | 2004-03-24 | 2011-08-09 | Lg Electronics Inc. | System and method for transmitting units of messages in a mobile communication system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5210530A (en) | Network management interface with internal dsd | |
CN1132381C (zh) | 用于在集成电路和其它设备之间传递数据的方法和系统 | |
US4159470A (en) | Data communications systems employing redundant series transmission loops | |
US4760571A (en) | Ring network for communication between one chip processors | |
JPH0756644B2 (ja) | 状態変化通知装置及び方法 | |
JPS58502027A (ja) | 低デ−タ転送率の直列入出力インタ−フェイスをモニタするようにされた周辺装置 | |
US6178178B1 (en) | Switching module for redundant local area network | |
US4962378A (en) | Multi-user serial bus system | |
US6744810B1 (en) | Signal repeater for voltage intolerant components used in a serial data line | |
US5941997A (en) | Current-based contention detection and handling system | |
JPH06303277A (ja) | 多回線通信システム | |
EP2078234B1 (en) | System and method facilitating double address detection | |
EP0076401B1 (en) | Self adjusting, distributed control, access method for a multiplexed single signal data bus | |
JPS61295738A (ja) | 伝送制御装置 | |
WO1990015491A1 (en) | Data communication apparatus | |
JP4570753B2 (ja) | エラーコード送出装置および方法 | |
JP3293697B2 (ja) | 車両の監視制御データ転送装置 | |
JPH05260066A (ja) | Lanの端末装置及び入出力デバイス装置とoa機器制御方式 | |
WO2018043264A1 (ja) | 通信システム、通信装置、中継装置、通信IC(Integrated Circuit)、制御IC及び通信方法 | |
CN111835378B (zh) | 一种通讯类型切换电路、方法及空调设备 | |
GB2308904A (en) | SCSI bus extension over the ethernet | |
KR930006862B1 (ko) | 전자교환기의 신호단말그룹 버스 삼중화 신호 감시회로 | |
JP2880603B2 (ja) | 情報通信装置 | |
KR950007438B1 (ko) | 전자교환기용 패킷 버스 장치의 중앙 중재기 | |
JPH0635816A (ja) | マルチcpuシステム |