JP3287613B2 - 車両のスリップ制御装置 - Google Patents

車両のスリップ制御装置

Info

Publication number
JP3287613B2
JP3287613B2 JP26306892A JP26306892A JP3287613B2 JP 3287613 B2 JP3287613 B2 JP 3287613B2 JP 26306892 A JP26306892 A JP 26306892A JP 26306892 A JP26306892 A JP 26306892A JP 3287613 B2 JP3287613 B2 JP 3287613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
engine
slip
speed
fuel cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26306892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0681689A (ja
Inventor
哲弘 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP26306892A priority Critical patent/JP3287613B2/ja
Priority to US08/115,657 priority patent/US5473544A/en
Priority to DE4329835A priority patent/DE4329835B4/de
Publication of JPH0681689A publication Critical patent/JPH0681689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3287613B2 publication Critical patent/JP3287613B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/021Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine
    • F02D41/0235Introducing corrections for particular conditions exterior to the engine in relation with the state of the exhaust gas treating apparatus
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K28/00Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
    • B60K28/10Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle 
    • B60K28/16Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle  responsive to, or preventing, skidding of wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/008Controlling each cylinder individually
    • F02D41/0087Selective cylinder activation, i.e. partial cylinder operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2510/00Input parameters relating to a particular sub-units
    • B60W2510/06Combustion engines, Gas turbines
    • B60W2510/0638Engine speed

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のスリップ制御装
置に関し、特にエンジンが所定高回転以上の時における
エンジントラクション制御を改善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の加速時において、駆動輪が
過大駆動トルクによりスリップして加速性が低下するこ
とを防止する為に、駆動輪のスリップ量を検出し、駆動
輪のスリップ量が目標値となるように、エンジン出力や
車輪に対する制動力の付与を制御(エンジン出力を低下
させる、又は制動力を増大させる)するように構成した
トラクション制御技術は一般に実用化され、また、アン
チスキッド制御装置とトラクション制御装置とを備えた
ものも少なくない(例えば、特開平1−197160号
公報参照)。
【0003】そして、車両のスリップ抑制の為のエンジ
ントラクション制御技術においては、一般に、スリップ
抑制の為のエンジン出力制限として、点火時期リタード
と、部分気筒燃料カットとが併用される。一方、特開昭
60−104730号公報には、エンジントラクション
制御中に、エンジン回転数が所定の基準回転数以上にな
ったときには、全気筒燃料カットを行うようにした車両
用スリップ防止装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン回
転数が高くない場合には、トラクション制御の為の点火
時期リタードや部分気筒燃料カットを実行しても、特に
問題は生じないが、エンジンが高回転状態のときに点火
時期リタードを実行すると、エンジンの燃焼室内におけ
る燃焼性が悪化するため、未燃ガスが排気系の触媒装置
において強力に燃焼し、触媒装置の過熱によりその劣化
が進行することになる。同様に、エンジンが高回転状態
のときに部分気筒燃料カットを実行すると、排ガス中の
酸素濃度が高くなるため、触媒装置における燃焼が促進
されて触媒装置の劣化を招くという問題がある。
【0005】そこで、トラクション制御実行中にエンジ
ン回転数が高くなったときに、トラクション制御を直ち
に中止することも考えられるが、その場合、駆動輪の駆
動力の急増により操縦安定性が低下するし、エンジンに
おける吹き上がり等の問題が残る。本発明の目的は、エ
ンジン高回転時のトラクション制御による弊害を防止で
きるような車両のスリップ制御装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両のスリッ
プ制御装置は、駆動輪の路面に対するスリップ量が所定
のしきい値を超えるときにスリップ量が目標値となるよ
うに駆動輪の駆動を制御するエンジントラクション制御
手段を備えた車両のスリップ制御装置において、エンジ
ン回転数を検出する回転数検出手段を設け、前記回転数
検出手段の出力を受け、エンジン回転数が所定の高回転
数以上のときには、エンジントラクション制御手段によ
る制御を規制するトラクション規制手段を設け、エンジ
ントラクションが、点火時期をリタードする点火時期リ
タード制御と、燃料カット制御とにより行われ、スリッ
プ制御中にエンジン回転数が所定の高回転数以上となっ
たとき、前記点火時期リタード制御を禁止する一方、燃
料カット制御を継続し、 前記スリップ制御中にエンジン
回転数が所定の高回転数以上となったときの燃料カット
制御は、全気筒燃料カット及び全気筒燃料復帰の繰り返
しのみによって実行される一方、エンジン回転数が前記
所定の高回転数より小さいときの燃料カット制御は、ス
リップ量に応じて部分的な気筒燃料カットと全気筒燃料
カットの両方を選択可能に構成されたものである。
【0007】
【0008】求項2の車両のスリップ制御装置は、請
求項の装置において、前記トラクション規制手段は、
前記燃料カットによる制御を、エンジン回転数が所定の
高回転数以上となって所定時間継続した後、強制終了
せるように構成されたものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の車両のスリップ制御
装置においては、トラクション規制手段が、エンジン回
転数が所定の高回転数以上のときには、エンジントラク
ション制御手段による点火時期リタードや部分気筒燃料
カット等のトラクション制御を規制する。それ故、未燃
ガスによる排気系の触媒装置の過熱や、排気中の過剰空
気による排気系の触媒装置の過熱を確実に防止できる。
そして、エンジントラクションが、点火時期をリタード
する点火時期リタード制御と、燃料カット制御とにより
行われ、スリップ制御中にエンジン回転数が所定の高回
転数以上となったとき、前記点火時期リタード制御を禁
止する一方、燃料カット制御を継続する。 前記スリップ
制御中にエンジン回転数が所定の高回転数以上となった
ときの燃料カット制御は、全気筒燃料カット及び全気筒
燃料復帰の繰り返しのみによって実行される一方、エン
ジン回転数が前記所定の高回転数より小さいときの燃料
カット制御は、スリップ量に応じて部分的な気筒燃料カ
ットと全気筒燃料カットの両方を選択可能であることか
ら、排気系の触媒装置が損傷するのを防止できる。
【0010】
【0011】
【0012】求項の車両のスリップ制御装置におい
ては、請求項の装置において、前記トラクション規制
手段は、前記燃料カットによる制御を、エンジン回転数
が所定の高回転数以上となって所定時間継続した後、強
制終了させるから、エンジン回転数が所定の高回転数以
上となって所定時間継続した後では、車輪のスリップ状
態に関係なく燃料カットによる制御を終了させることが
できる。それ故、駆動輪のスリップ抑制を図りつつ、
エンジン排気系の少なくとも一方への悪影響を防止し
て、エンジン排気系の少なくとも一方の信頼性の低下
を防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1に示すように、車両1は左右の前輪
2a、2bが駆動輪で、また左右の後輪3a、3bが従
動輪である。車体前部にV型6気筒エンジン4が搭載さ
れ、このエンジン4からの駆動トルクが自動変速機5と
差動装置6を経て左駆動軸7aを介して左前輪2aにま
た右駆動軸7bを介して右前輪2bに夫々伝達されるよ
うに構成してある。
【0014】前記エンジン4の燃料噴射制御と点火時期
制御と、この車両のスリップ量が目標値となるようにエ
ンジン4の出力を制御するエンジントラクション制御等
を実行する制御装置8が設けられ、この制御装置8には
燃料噴射制御と点火時期制御を実行するエンジン制御部
と、エンジントラクション制御を実行するエンジントラ
クション制御部とが設けられている。センサ類として、
エンジン4のスロットル開度を検出するスロットル開度
センサ、エンジン4の回転数を検出するエンジン回転数
センサ、ハンドルの舵角を検出する舵角センサ10、前
記4輪2a、2b、3a、3bの制動状態を検出するブ
レーキセンサ、前記4輪2a、2b、3a、3bの車輪
速を検出する車輪速センサ9a、9b、9c、9d等が
設けられ、これらセンサ類からの検出信号が制御装置8
に供給されている。
【0015】前記制御装置8は、前記センサ類からの検
出信号を受け入れる入力インターフェースと、CPUと
ROMとRAMとを含む2つのマイクロコンピュータ
と、出力インターフェースと、イグナイタや燃料噴射用
インジェクタの為の駆動回路等で構成され、前記エンジ
ン制御部のマイクロコンピュータのROMには、前記燃
料噴射制御や点火時期制御の制御プログラム及びこれに
付随するテーブルやマップが予め格納され、また前記エ
ンジントラクション制御部のマイクロコンピュータのR
OMには、後述のエンジントラクション制御の制御プロ
グラム及びこのエンジントラクション制御の為の種々の
テーブルやマップが予め格納され、RAMには種々のメ
モリやソフトカウンタ等が設けられている。
【0016】前記制御装置8のエンジントラクション制
御部により実行するエンジントラクション制御の概要に
ついて説明しておくと、先ず、前記センサ類からの検出
信号を用いて実旋回半径Rr、舵角対応旋回半径Ri、
車速V(車体速)、路面摩擦係数μを求め、次に横加速
度Gを求め、その横加速度Gに基いてスリップ判定用し
きい値と制御目標値Tとを横加速度Gが大きくなる程低
くなるように補正する補正係数kを求める。その後、ス
リップ量の演算、スリップ判定、制御目標値T(スリッ
プ量の目標値)の設定、エンジン出力を調節する為の制
御レベルFCの演算などを実行し、燃料制御と点火時期
制御に対してエンジントラクション制御の制御信号を出
力する。更に、本願のエンジントラクション制御の特徴
的構成として、エンジン4が所定の高回転数(例えば、
6500rpm)以上のときに、点火時期リタードや部
分気筒燃料カットにより、エンジン4やその排気系の触
媒装置を損傷することのないように、前記所定の高回転
数以上のときには、エンジン出力を制限するエンジント
ラクション制御を規制するように構成してある。
【0017】以下、エンジントラクション制御部におい
て実行されるエンジントラクション制御のフローチャー
トについて図2〜図7に基いて説明する。但し、図中符
号Si(i=1、2、3、・・)は各ステップを示すも
のである。エンジン4の始動とともにこの制御が開始さ
れ、前記センサ類から種々の検出信号が読み込まれ(S
1)、次にS2において車輪速センサ9a〜9dの出力
に基いて前輪2a,2bの車輪速V2a,V2b及び後
輪3a,3bの車輪速V3a,V3bが演算され、更
に、実旋回半径Rr、舵角対応旋回半径Ri、車速V、
路面摩擦係数μを求める演算が実行される。前記実旋回
半径Rrは、従動輪3a、3bの車輪速V3a、V3b
により数式1により演算される。尚、Tdは車両のトレ
ッド(例えば、1.7 m)である。
【0018】
【数1】 Rr=Min(V3a,V3b)×Td÷|V3a−V3b|+0.5Td 前記舵角対応旋回半径Riは、ニュートラルステアリン
グにおける旋回半径に略対応するもので、これは舵角セ
ンサ10により検出される舵角θhの絶対値に基いて、
次の表1に示すテーブルから線形補完にて求められる。
【0019】
【表1】
【0020】前記車速Vは、前記従動輪3a、3bの車
輪速V3a、V3bのうちの高い方の値として求められ
る。前記路面摩擦係数μは、車速Vとその加速度Vgと
に基いて演算される。この路面摩擦係数μの演算には、
100msecカウントのタイマと、500msecカ
ウントのタイマとを用い、制御開始から車体加速度Vg
が十分に大きくならない500msec経過までは10
0msec毎に100msec間の車速Vの変化から次
の数式2により車体加速度Vgを求め、また、車体加速
度Vgが十分に大きくなった500msec経過後は、
100msec毎に500msec間の車速Vの変化か
ら次の数式3により車体加速度Vgを求める。尚、V
(k)は現時点、V(k−100)は100msec
前、V(k−500)は500msec前の各車速であ
りK1、K2は夫々所定の定数である。
【0021】
【数2】Vg=K1×〔V(k)−V(k−100)〕
【数3】Vg=K2×〔V(k)−V(k−500)〕 前記路面摩擦係数μは、前記のように求めた車速Vと、
車体加速度Vgとを用いて表2に示したμテーブルから
3次元補完により演算する。
【0022】
【表2】
【0023】次に、S3において横加速度Gと横加速度
対応補正係数kが演算されるが、このルーチンについて
図3により説明する。前記横加速度Gは旋回半径と車速
Vとから決まるが、横加速度Gを求めるのに実旋回半径
Rrと舵角対応旋回半径Riとを選択的に用いることと
する。路面状態と運転状態に基いて、車両が旋回走行す
るときに舵角対応旋回半径Riでの走行ラインから外れ
る傾向の大きさを判定し、その傾向が大きいときには舵
角対応旋回半径Riを選択し、またその傾向が大きくな
いときには実旋回半径Rrを選択するものとする。
【0024】図3のフローチャートにおいて、検出舵角
θhの絶対値が所定値θho以上で、かつ車速Vが所定
値Vo以上で、かつ路面摩擦係数μが所定値μo以下の
ときには、舵角対応旋回半径Riを用いて横加速度Gを
演算し(S31〜S34)、また前記諸条件が成立しな
いときには実旋回半径Rrを用いて横加速度Gを演算し
(S31〜S33、S35)、その後横加速度Gに基づ
く補正係数kを演算する(S36)。
【0025】前記横加速度Gは、次式により前記検出さ
れた車速Vと旋回半径R(舵角対応旋回半径Ri又は実
旋回半径Rr)から演算される。
【数4】G=V×V×(1/R)×(1/127) 次に、S36において、横加速度Gに基づく補正係数k
が予め設定された表3の補正係数テーブルから演算され
る。
【0026】
【表3】
【0027】次に、図2のフローチャートのS4におい
て、スリップ判定用しきい値が設定される。このスリッ
プ判定用しきい値は、基本しきい値×補正係数k、に設
定され、基本しきい値は、車速Vと路面摩擦係数μとを
パラメータとして、表4の基本しきい値テーブル1(エ
ンジントラクション制御開始用)又は表5の基本しきい
値テーブル2(エンジントラクション制御継続用)から
3次元補完で演算されるが、表4の制御目標基本しきい
値テーブル1はエンジントラクション制御を開始すべき
か否かを、表5の制御目標基本しきい値テーブル2はエ
ンジントラクション制御を継続すべきか否かを夫々判定
する為のものである。
【0028】
【表4】
【表5】
【0029】次に、S5において、スリップ量の演算が
実行される。このスリップ量の演算について図4のフロ
ーチャートに基いて説明すると、左右の前輪2a、2b
のスリップ量SL、SRは、左右の前輪2a、2bの車
輪速V2a、V2bから車速Vを減算することにより演
算され(S51)、次に平均スリップ量SAvがスリッ
プ量SL、SRの平均値から演算され(S52)、次に
最高スリップ量SHiがスリップ量SL、SRの高い方
の値から演算される(S53)。次に、S6では、スリ
ップ判定が実行される。このスリップ判定において、最
高スリップ量SHiとスリップ判定用しきい値とに基い
て次の数式6が成立するときにエンジントラクション制
御必要と判定してスリップフラグSFLが1にセットさ
れる。
【0030】
【数6】SHi≧スリップ判定用しきい値 この場合、スリップ判定用しきい値としては、S8のル
ーチンを示す図5のフローチャートのS84のステップ
において非制御状態(CFL=0)が判定されていると
きには、前記表4の開始用の制御目標基本しきい値が使
用され、またエンジントラクション制御中(CFL=
1)と判定されているときには表5の継続用の制御目標
基本しきい値が使用される。
【0031】
【表6】
【表7】
【0032】次に、S7において制御目標値Tが設定さ
れる。この制御目標値Tは、前輪2a、2bのスリップ
量として目標とする値で、車速Vと路面摩擦係μとを
パラメータとして表6の制御目標基本値テーブルから3
次元補完により求めた制御目標基本値と補正係数kから
次式により演算される。
【数7】制御目標値T=制御目標基本値×k
【0033】次に、S8において制御レベルFCが演算
される。この制御レベルFCについては、平均スリップ
量SAvの制御目標値Tからの偏差ENとその変化率D
ENとに基いて基本制御レベルFCBを決定し、これに
前回値FC(K−1)のフィードバック補正と初回補正
を加味して、0〜15の範囲に設定する。このS8のル
ーチンについて、図5のフローチャートに基いて説明す
ると、S81において偏差ENとその偏差変化率DEN
が次式により演算される。
【数8】偏差EN=SAv(K)−制御目標値T
【数9】 偏差変化率DEN=DSAv=SAv(K)−SAv(K−1)
【0034】次に、S82において前記偏差ENと偏差
変化率DENとに基いて基本制御レベルFCBが、表7
の基本制御レベルテーブルから演算される。次に、S8
3において、今回の制御レベルFC(K)に前回の制御
レベルFC(K−1)を加算するフィードバック補正が
実行され、次にS84においてエンジントラクション制
御判定が実行され、次にS85において初回エンジント
ラクション制御判定が実行され、次にS86において前
輪2a、2bのスリップが初めて判定されてからこの最
初のトラクション制御判定がなくなるまでの間制御レベ
ルを強制的に高める初回補正量が演算される。
【0035】S84のエンジントラクション制御判定の
等価回路は図6に示す通りで、図6においてAND回路
68は、スリップフラグSFL=1で且つ非ブレーキ状
態であるときにフリップフロップ69にセット信号を出
力し、AND回路70は、FC≦3で且つDSAv≦
0.3gのときに「1」を出力する。また、OR回路7
1は、カウンタ72を介してスリップフラグSFL=0
の信号を1000msec継続して受けるか、又はカウ
ンタ73を介してAND回路70から出力信号「1」を
500msec継続して受けると、フリップフロップ6
9にリセット信号を出力する。前記フリップフロップ6
9は、セット信号を受けると制御フラグCFL=1(エ
ンジントラクション制御中)の信号を出力する。
【0036】S85の初回エンジントラクション制御判
定の等価回路は図7に示す通りで、図7において、AN
D回路74は、今回の制御フラグCFL(K)=1で且
つ前回の制御フラグCFL(K−1)=0のときにフリ
ップフロップ75にセット信号を出力し、AND回路7
6は、今回のスリップフラグSFL(K)=0で且つ前
回のスリップフラグSFL(K−1)=1のときにフリ
ップフロップ75にリセット信号を出力する。前記フリ
ップフロップ75は、セット信号を受けて初回フラグS
TFL=1(初回エンジントラクション制御中)の信号
を出力する。S136において、前記初回フラグSTF
L信号と、数式9に示す平均スリップ量変化率DSAv
とに基いて、STFL=1で且つDSAv<0のとき初
回補正量(+2)を決定する。次に、S87において、
フィードバック補正された制御レベルFCに前記初回補
正量を加算して最終制御レベルFCを演算する。
【0037】次に、エンジン回転数Nが6500rpm
未満の場合には、図2のフローチャートのS8からS
9、S10を経てS11へ移行し、S11において、エ
ンジントラクション制御部からエンジン制御部へエンジ
ントラクション制御の制御信号が出力される。この制御
信号には、点火時期をリタードさせる制御信号と、燃料
カットを指令する制御信号とが含まれている。点火時期
については、図8に示すマップに基いて、前記制御レベ
ルに応じたリタード量を決定し出力する。この場合、図
9に示すマップに基いてエンジン回転数が高い領域では
最大リタード量を制限するようになっている。燃料カッ
トについては、前記制御レベルFCに基いて、表8の燃
料カットテーブルのうちのパターン0〜12の1つを選
択することになる。そして、制御レベルFCが高くなる
程パターン番号も大きくなる。尚、表8中×印は、燃料
カットを示すものである。この場合、図10に示すよう
に、エンジン回転数が低い領域では燃料カットが制限さ
れるように、各制御レベル毎に燃料カット禁止条件が付
けられている。
【0038】
【表8】
【0039】図2のS9、S10、S12〜S23のス
テップは、エンジン回転数が6500rpm以上のとき
に、エンジン出力を制限するトラクション制御を規制す
る為のステップであり、S9においては、エンジン回転
数センサで検出されたエンジン回転数Nが読み込まれ、
S10にてNが6500rpm以上か否か判定して、6
500rpm未満のときはS11へ移行して前記のよう
に制御信号がエンジン制御部へ出力されるが、Nが65
00rpm以上のときにはS12へ移行してフラグF2
がセット状態か否か判定する。このフラグF2は、S2
3にてセットされるもので、当初はリセット状態なの
で、S12からS13へ移行する。
【0040】次に、制御フラグCFLと初回フラグST
FLが両方ともセット状態のときは、S13とS14の
判定を経て、S15へ移行し、S15においてトラクシ
ョン制御の制御信号をエンジン制御部へ出力するのを禁
止する。つまり、6500rpm以上の状態で、トラク
ション制御を開始するのを禁止する。制御フラグCFL
がセット状態で、初回フラグSTFLがリセット状態の
とき(つまり、トラクション制御実行中のとき)は、S
16へ移行して、タイマーTMの作動を識別する為のフ
ラグF1について判定し、フラグF1がリセット状態の
ときは、S17においてタイマーTM(そのカウンウト
値をTMとする)がスタートされ、次にS18において
フラグF1がセットされる。
【0041】つまり、トラクション制御の実行中にエン
ジン回転数Nが6500rpm以上になった場合には、
S17においてタイマーTMがスタートされ、フラグF
1がセットされてからS19ヘ移行し、S19におい
て、点火リタードを禁止する制御信号と、全気筒燃料カ
ットと全気筒燃料復帰を繰り返す制御信号がエンジン制
御部へ出力され、次に、S21において前記タイマーT
Mのカウント値TMが所定値T0以上か否かの判定し、
Noのときはそのままリターンする。一旦、タイマーT
Mがスタートすると、S16からS19へ移行するよう
になるが、以上を繰り返して、所定時間経過すると、S
21の判定の結果がYesとなるため、S21からS2
2へ移行してタイマーTMがリセットされ、S23にて
フラグF2がセットされると、それ以降S12からS1
5へ移行してエンジン制御部へトラクション制御の制御
信号の出力が禁止され、その後リターンする。
【0042】もっとも、タイマーTMのスタート後、所
定時間経過しない場合でも、一回のトラクション制御が
終了して、制御フラグCFLがリセットされると、S1
3からS20へ移行し、S20において、S15と同様
に制御信号の出力が停止され、その後リターンする。
【0043】以上説明したエンジントラクション制御の
作用について図11のタイムチャートを参照しつつつ説
明する。非制御状態からエンジントラクション制御への
移行の為のエンジントラクション制御開始用しきい値S
hは、その基本値が表4の開始用基本目標値テーブルか
ら演算され、比較的高いしきい値に設定される。それ
故、外乱等によって駆動輪の車輪速が高く(最高スリッ
プ量SHiが大きく)なっても開始用しきい値Shを超
えない限りはスリップフラグSFLがセットされず、エ
ンジントラクション制御が開始されない。駆動輪の車輪
速が開始用しきい値Shを超えると、スリップフラグS
FLがセットされ、ブレーキが非作動状態であれば制御
フラグCFL及び初回フラグSTFLがセットされてエ
ンジントラクション制御が開始されることになる。
【0044】しかも、車両の旋回走行において、舵角θ
hと車速Vと路面摩擦係数μの値から、舵角対応旋回半
径Riでの走行ラインから外れる傾向が大きい(例え
ば、アンタステア傾向が大きい)と判定されたときは舵
角対応旋回半径Riを用いて車両の横加速度Gが演算さ
れる。この場合、舵角対応旋回半径Riは実旋回半径R
rよりも小さいから求められる横加速度Gが大きくな
り、補正係数kが小さくなるため、エンジントラクショ
ン制御開始用しきい値Shは低くなる。従って、スリッ
プ量自体はそれ程大きくなくとも、エンジントラクショ
ン制御が早期に開始されることになり、駆動輪の駆動ト
ルクの早期低下により過度のアンダステア傾向が出る前
にこれを抑制することが出来る。
【0045】前記の如く、車速Vと路面摩擦係数μと平
均スリップ量SAvとを求め、車速Vと路面摩擦係数μ
とに基いて制御目標値Tを求め、この制御目標値Tから
の平均スリップ量SAvの偏差ENとその変化率DEN
とを求めてこれらに基いて初回補正を加味した制御レベ
ルFCを求め、この制御レベルFCに応じた点火時期と
燃料噴射制限とを実行する。前記初回補正は、平均スリ
ップ量SAvの変化率DSAvが最初に0になるまでは
(+5)であり、そこから初回フラグSTFLが0にな
るまでが(+2)である。この初回補正により制御量が
強制的に大きくなり、スリップの早期収束を図ることが
出来る。
【0046】前記初回フラグSTFLが0になるのは、
高い方の駆動輪車輪速による最高スリップ量SHiがエ
ンジントラクション制御継続判定用しきい値Sc以下に
なった時点である。それ故、旋回走行時、舵角対応旋回
半径Riでの走行ラインから外れる傾向が大きいと判定
されるときには補正係数kが小さくなるため、制御目標
値Tが小さくなり、この目標値までスリップ量を下げる
ため駆動輪の駆動トルクの低減量が多くなってアンダス
テア傾向を早期に解消できる。前記継続判定用しきい値
Scは、その基本値が継続用基本値テーブルにより演算
されて比較的低いしきい値に設定される。また、舵角対
応旋回半径Riでの走行ラインから外れる傾向が大きい
と判定されるときは補正係数kが小さくなるから、継続
判定用しきい値Scが更に低くなり、スリップが確実に
収束するまで制御を継続させることが出来る。
【0047】一方、舵角対応旋回半径Riでの走行ライ
ンから外れる傾向が大きくないときは、実旋回半径Rr
を用いて横加速度Gが演算されるから、スリップ判定用
しきい値と制御目標値Tは実際の横加速度に合致させて
正確に補正される。前記高い方の駆動輪車輪速が継続判
定用しきい値Sc以下になっても、その状態が1秒以上
かなければ制御フラグCFLはセット状態に維持され
る。そして、駆動輪駆動トルクの低減量が少なくなるの
に伴って駆動輪車輪速が再び増加し、継続判定用しきい
値Scを超えると、再びスリップフラグSFLがセット
されて制御が続行される。この場合は、初回フラグST
FLはセットされず制御レベルFCの補正はなされな
い。それ故、制御レベルFCは、当初は偏差ENと偏差
変化率DENとに基づく基本制御レベルのみで設定さ
れ、以後は基本制御レベルに前回値をフィードバック補
正で加算したものが制御レベルFCとして設定されてい
くことになる。このように、スリップが収束していき、
スリップフラグSFLが1秒以上セットされない状態が
続くと、制御フラグCFLが0となってエンジントラク
ション制御が終了する。
【0048】エンジン回転数が高回転状態において、点
火リタードを実行すると、多量の未燃ガスが排気系の触
媒装置中で燃焼して触媒装置が損傷し、また、エンジン
回転数が高回転状態において、部分気筒燃料カットを実
行すると、排気中の酸素濃度が高くなって、触媒装置で
の燃焼が活性化して触媒装置が損傷することになる。こ
れを防止する為、このエンジントラクション制御におい
ては、エンジン回転数Nが6500rpm以上のときに
は、エンジン出力を制限するトラクション制御を開始し
ないようにした(S14、S15)。
【0049】一方、トラクション制御実行中にエンジン
回転数Nが6500rpm以上の高回転状態になったと
きには、所定時間の間は、点火リタードを禁止し且つ全
気筒燃料カット及び全気筒燃料復帰を繰り返すように
し、この点火リタードの禁止と全気筒燃料カット/全気
筒燃料復帰の実行中に、トラクション制御が終了したと
き(制御フラグCFLがリセット)には、制御信号の出
力を停止するように構成した。このように、所定時間の
間、トラクション制御を直ちに中止することなく、点火
リタードを禁止し且つ全気筒燃料カット/全気筒燃料復
帰を実行することにより、スリップ抑制と排気系の触媒
装置の保護を図りつつ、エンジン4での吹き上がりを防
止することができ、エンジン出力の急変により操縦安定
性が低下するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る車両のエンジントラクション制御
装置の全体構成図である。
【図2】エンジントラクション制御のルーチンのフロー
チャートである。
【図3】図2のS3のステップのルーチンのフローチャ
ートである。
【図4】図2のS5のステップのルーチンのフローチャ
ートである。
【図5】図2のS8のステップのルーチンのフローチャ
ートである。
【図6】図6のS84のステップの等価回路図である。
【図7】図6のS85のステップの等価回路図である。
【図8】制御レベルに対する点火リタード量のマップの
線図である。
【図9】エンジン回転数に対する点火リタード量のマッ
プの線図である。
【図10】制御レベルとエンジン回転数に対する燃料カ
ット禁止領域の説明図である。
【図11】エンジントラクション制御の動作タイムチャ
ートである。
【符号の説明】
2a,2b 前輪(駆動輪) 3a,3b 後輪(従動輪) 4 エンジン 8 制御装置 9a、9b、9c、9d 車輪速センサ FC 制御レベル FCB 基本制御レベル Sh エンジントラクション制御開始用しきい値 Sc エンジントラクション制御継続判定用しきい
値 V2a,V2b 駆動輪2a,2bの車輪速 V3a,V3b 従動輪3a,3bの車輪速 V 車速(車体速) T 制御目標値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 45/00 345 F02D 45/00 345G F02P 5/15 F02P 5/15 C L (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 F02D 41/00 F02D 43/00 F02D 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪の路面に対するスリップ量が所定
    のしきい値を超えるときにスリップ量が目標値となるよ
    うに駆動輪の駆動を制御するエンジントラクション制御
    手段を備えた車両のスリップ制御装置において、 エンジン回転数を検出する回転数検出手段を設け、 前記回転数検出手段の出力を受け、エンジン回転数が所
    定の高回転数以上のときには、エンジントラクション制
    御手段による制御を規制するトラクション規制手段を設
    エンジントラクションが、点火時期をリタードする点火
    時期リタード制御と、燃料カット制御とにより行われ、
    スリップ制御中にエンジン回転数が所定の高回転数以上
    となったとき、前記点火時期リタード制御を禁止する一
    方、燃料カット制御を継続し、 前記スリップ制御中にエンジン回転数が所定の高回転数
    以上となったときの燃料カット制御は、全気筒燃料カッ
    ト及び全気筒燃料復帰の繰り返しのみによって実行され
    る一方、エンジン回転数が前記所定の高回転数より小さ
    いときの燃料カット制御は、スリップ量に応じて部分的
    な気筒燃料カットと全気筒燃料カットの両方を選択可能
    に構成され たことを特徴とする車両のスリップ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記トラクション規制手段は、前記燃料
    カットによる制御を、エンジン回転数が所定の高回転数
    以上となって所定時間継続した後、強制終了させるよう
    に構成されたことを特徴とする請求項に記載の車両の
    スリップ制御装置。
JP26306892A 1992-09-03 1992-09-03 車両のスリップ制御装置 Expired - Fee Related JP3287613B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26306892A JP3287613B2 (ja) 1992-09-03 1992-09-03 車両のスリップ制御装置
US08/115,657 US5473544A (en) 1992-09-03 1993-09-03 Slip control system for an automotive vehicle
DE4329835A DE4329835B4 (de) 1992-09-03 1993-09-03 Schlupfregelsystem für ein selbstfahrendes Fahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26306892A JP3287613B2 (ja) 1992-09-03 1992-09-03 車両のスリップ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0681689A JPH0681689A (ja) 1994-03-22
JP3287613B2 true JP3287613B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=17384401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26306892A Expired - Fee Related JP3287613B2 (ja) 1992-09-03 1992-09-03 車両のスリップ制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5473544A (ja)
JP (1) JP3287613B2 (ja)
DE (1) DE4329835B4 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19515026A1 (de) * 1994-04-22 1995-10-26 Mazda Motor Traktionssteuerung für Fahrzeuge
US5660157A (en) * 1994-06-17 1997-08-26 Hitachi, Ltd. Output torque control apparatus and method for an internal combustion engine
JPH0848170A (ja) * 1994-08-08 1996-02-20 Toyota Motor Corp 車両用加速スリップ制御装置
JP2749784B2 (ja) * 1994-11-21 1998-05-13 住友電気工業株式会社 旋回半径計算方法および旋回半径計算装置
US5682316A (en) * 1995-06-05 1997-10-28 Ford Motor Company Vehicle traction controller with engine and brake control
US5816353A (en) * 1995-06-21 1998-10-06 Nissan Motor Co., Ltd. Engine fuel cut controller
JP3536523B2 (ja) * 1996-04-19 2004-06-14 日産自動車株式会社 車両用駆動力制御装置
JP3820647B2 (ja) * 1996-09-30 2006-09-13 日産自動車株式会社 エンジンのトルクダウン制御装置
DE19644231A1 (de) * 1996-10-24 1998-04-30 Teves Gmbh Alfred Antriebsschlupfbegrenzereinrichtung
DE59914189D1 (de) * 1998-08-08 2007-03-29 Volkswagen Ag Verfahren zur Bestimmung des Kurvenradius einer Fahrbahn
JP3695397B2 (ja) * 2001-04-10 2005-09-14 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化装置
US7050899B2 (en) * 2004-03-24 2006-05-23 Autotronic Controls Corporation Slew rate revlimiter
DE102009006472B4 (de) * 2009-01-28 2019-06-13 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug
US9254748B2 (en) * 2013-02-01 2016-02-09 Hondata, Inc. Vehicle traction control
JP6076146B2 (ja) * 2013-03-11 2017-02-08 本田技研工業株式会社 車両の制御装置
DE102015222059A1 (de) * 2015-11-10 2017-05-11 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrdynamikregelsystem in einem Kraftfahrzeug und elektronische Fahrdynamiksteuereinheit für ein Fahrdynamikregelsystem

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60104730A (ja) * 1983-11-12 1985-06-10 Nippon Denso Co Ltd 車両用スリツプ防止装置
EP0298232B1 (en) * 1987-06-11 1993-09-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Driving wheel slip control system for vehicles
JPH01197160A (ja) * 1988-02-01 1989-08-08 Mazda Motor Corp 車両の制動制御装置
US5224044A (en) * 1988-02-05 1993-06-29 Nissan Motor Company, Limited System for controlling driving condition of automotive device associated with vehicle slip control system
DE4017429C2 (de) * 1989-05-31 1996-05-30 Honda Motor Co Ltd Steuervorrichtung für die Bewegung eines Fahrzeuges
JPH03189338A (ja) * 1989-12-19 1991-08-19 Japan Electron Control Syst Co Ltd トラクションコントロール装置
US5216608A (en) * 1990-01-25 1993-06-01 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus and a method for estimating the friction coefficient of a road surface and controlling a driving condition of a vehicle in accordance with the estimated friction coefficient
DE4011974C1 (en) * 1990-04-12 1991-09-12 Lucas Industries P.L.C., Birmingham, West Midlands, Gb Preventing spin of driven wheels of motor vehicle - detecting speed of rotation and/or acceleration of wheels and comparing with threshold values
JP2524246B2 (ja) * 1990-06-13 1996-08-14 本田技研工業株式会社 駆動輪スリップ制御装置
JP3067028B2 (ja) * 1990-09-28 2000-07-17 マツダ株式会社 エンジンの出力制御装置
GB2251500B (en) * 1990-10-31 1994-05-11 Fuji Heavy Ind Ltd System for controlling the output of an automotive engine
JPH0826837B2 (ja) * 1990-12-28 1996-03-21 本田技研工業株式会社 内燃エンジンの点火時期制御装置
US5241478A (en) * 1991-02-20 1993-08-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Automotive traction control system
US5265693A (en) * 1992-03-09 1993-11-30 Saturn Corporation Integrated traction control system
US5213178A (en) * 1992-04-21 1993-05-25 General Motors Corporation Traction control system with fuel and spark control

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0681689A (ja) 1994-03-22
US5473544A (en) 1995-12-05
DE4329835B4 (de) 2006-02-16
DE4329835A1 (de) 1994-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3287613B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH07149169A (ja) 車両の駆動力制御装置
JP3348099B2 (ja) エンジン制動トルクを制限する方法
KR100462973B1 (ko) 부하변화에대한차량의반응을완화하기위한방법및장치
JP2704774B2 (ja) 車両の駆動輪スリップ制御装置
JP3675018B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
KR20010079940A (ko) 차량의 추진력을 조절하기 위한 조절 장치 및 조절 방법
JPH07269390A (ja) 車両のトラクションコントロール装置
JP4326316B2 (ja) 車両のトラクションコントロール装置
JPS61129432A (ja) 車両の加速スリツプ制御装置
JPH07269385A (ja) 車両のトラクションコントロール装置
JP3228094B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP3279669B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP2003534478A (ja) 自動車の推進力の制御方法及び装置
JP3316233B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP3219479B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH09112681A (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP3183671B2 (ja) 車両の車速制限方法及び装置
JPS62121838A (ja) 車両のスリツプ制御装置
JP3320812B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH0833113B2 (ja) 車両加速スリツプ制御装置
JP3033106B2 (ja) 車両用加速スリップ制御装置
JP3024138B2 (ja) 車両の加速スリップ制御装置
JPH0666170A (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH05280388A (ja) 車両のスリップ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees