JPS62121838A - 車両のスリツプ制御装置 - Google Patents
車両のスリツプ制御装置Info
- Publication number
- JPS62121838A JPS62121838A JP26078885A JP26078885A JPS62121838A JP S62121838 A JPS62121838 A JP S62121838A JP 26078885 A JP26078885 A JP 26078885A JP 26078885 A JP26078885 A JP 26078885A JP S62121838 A JPS62121838 A JP S62121838A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- slip
- value
- valve opening
- slip control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は車両加速時の駆動輪のタイヤと路面との摩擦力
が大きくなるよう駆動輪の回転を制御する車両スリップ
制御装置に関し、特に駆動輪の回転をエンジンの出力に
よって制御する車両スリップ制御装置に関するものでお
る。
が大きくなるよう駆動輪の回転を制御する車両スリップ
制御装置に関し、特に駆動輪の回転をエンジンの出力に
よって制御する車両スリップ制御装置に関するものでお
る。
[従来の技術]
氷上、雪路等の低摩擦係数路面での発進及び走行は、駆
動輪のスリップ等により尻振りや車両スピン等に陥る場
合がおり、非常に危険である。そこで従来はタイヤと路
面間の摩擦係数を上げる為に、スパイクタイヤやチェー
ン等を装着している。
動輪のスリップ等により尻振りや車両スピン等に陥る場
合がおり、非常に危険である。そこで従来はタイヤと路
面間の摩擦係数を上げる為に、スパイクタイヤやチェー
ン等を装着している。
また、駆動輪のスリップを抑えるトラクションコントロ
ールシステムも考えられており、第2図に示すごとく路
面摩擦力が最も大きくなるようスリップ率[(車両速度
−駆動輪速度)/駆動輪速度]を−0,1〜−0,2付
近に制御するようエンジン出力トルク等を抑制制御しよ
うとするものである。このエンジン出力トルク制御とし
ては次のものがある。即ち、 ■点火遅角制御 ■燃料カット ■気筒毎燃料カット ■リンクレススロットルバルブ方式、即ち、スリップが
発生した場合のスロットルバルブ制御■憤性過給(体積
効率)方式 これらによってエンジン出力トルクが抑えられる結果、
加速スリップが抑制される。
ールシステムも考えられており、第2図に示すごとく路
面摩擦力が最も大きくなるようスリップ率[(車両速度
−駆動輪速度)/駆動輪速度]を−0,1〜−0,2付
近に制御するようエンジン出力トルク等を抑制制御しよ
うとするものである。このエンジン出力トルク制御とし
ては次のものがある。即ち、 ■点火遅角制御 ■燃料カット ■気筒毎燃料カット ■リンクレススロットルバルブ方式、即ち、スリップが
発生した場合のスロットルバルブ制御■憤性過給(体積
効率)方式 これらによってエンジン出力トルクが抑えられる結果、
加速スリップが抑制される。
[発明が解決しようとする問題点コ
このように、従来では車両加速時におけるスリップ制御
については種々前えられ、運転者が急加速をかけた場合
であっても、加速ロスおよび車体の横すべりがないよう
制御がなされているのでおるが、単に車輪が加速スリッ
プを生じた際にエンジン出力を抑えるといった程度のこ
としか考えられてあらず、車両の/10速性をより最適
に制御するといったことは余り考えられていなかった。
については種々前えられ、運転者が急加速をかけた場合
であっても、加速ロスおよび車体の横すべりがないよう
制御がなされているのでおるが、単に車輪が加速スリッ
プを生じた際にエンジン出力を抑えるといった程度のこ
としか考えられてあらず、車両の/10速性をより最適
に制御するといったことは余り考えられていなかった。
また加速スリップ時に単に燃料をカットしたり点火時期
を遅角するものは、エンジンの運転状態の急変、撮動の
発生、又は停止といった問題および制御範囲が狭められ
る問題があった。そこで本発明は上記の問題点を解決す
ることを目的とするが、該目的を達成する意味で特願昭
60−184545@にあげられている技術があり、該
技術を用いて例えば吸入空気量を制御した場合には、内
燃機関の出力をスムーズに抑制できるのである。
を遅角するものは、エンジンの運転状態の急変、撮動の
発生、又は停止といった問題および制御範囲が狭められ
る問題があった。そこで本発明は上記の問題点を解決す
ることを目的とするが、該目的を達成する意味で特願昭
60−184545@にあげられている技術があり、該
技術を用いて例えば吸入空気量を制御した場合には、内
燃機関の出力をスムーズに抑制できるのである。
しかし、該技術では、吸入空気量の増減を行なうスロッ
トルバルブが、出力トルクの減少時には一定速度で閉じ
られていた。一方、出力トルクの増大時には遊動輪回転
速度と駆動輪回転速度との差にもとづいて、法外が大き
くなるにしたがって遅くなる速度で間けられていた。そ
の結果、低)f際路面においてスリップの収束速度が遅
くなる特性を示していた。又、該低摩隙路面を基準に制
御した1合には、高摩擦路面時に特に、駆動系の応答性
の遅いA下車等ではショックの発生する場合がめった。
トルバルブが、出力トルクの減少時には一定速度で閉じ
られていた。一方、出力トルクの増大時には遊動輪回転
速度と駆動輪回転速度との差にもとづいて、法外が大き
くなるにしたがって遅くなる速度で間けられていた。そ
の結果、低)f際路面においてスリップの収束速度が遅
くなる特性を示していた。又、該低摩隙路面を基準に制
御した1合には、高摩擦路面時に特に、駆動系の応答性
の遅いA下車等ではショックの発生する場合がめった。
したがって、本発明は該問題を解決して、更に、最適な
スリップ制御のできる車両のスリップ制御装置の提供を
目的としている。
スリップ制御のできる車両のスリップ制御装置の提供を
目的としている。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するために本発明の構成した手段は、
第1図の基本的構成図に示すごとく、車両の遊動輪M1
の回転速度を検出する遊動輪回転速度検出手段M2と、 車両の駆動輪M3の回転速度及びその加速度を検出する
駆動輪回転状態検出手段M4と、上記遊動輪回転速度検
出手段M2の検出値から求められた演算値と、上記駆動
輪回転状態検出手段M4が検出した回転速度から求めら
れた演算値との大小関係から駆動輪のスリップ値を算出
するスリップ値算出手段M5と、 上記遊動輪回転速度検出手段M2の検出値にもとづいて
、所定上限スリップ値と所定下限スリップ値とからなる
所定スリップ範囲値を設定するス1ノツプ範囲値設定手
段M6と、 上記スリップ値が所定上限スリップ値以上の場合には、
エンジンM7の吸入空気■増減部M8を所定閉弁速度に
て駆動する制御を行ない、一方、上記スリップ値が所定
下限スリップ値以下の場合には、エンジンM7の吸入空
気量増減部M8を所定開弁速度にて駆動する制御を行な
うスリップ制御手段M9と、 を備えた車両のスリップ制御装置において、上記駆動輪
回転状態検出手段M4が検出した加速度から駆動輪M3
の減速状態の大小を判定する減速状態判定手段M10と
、 該減速状態判定手段M10の判定結果に応じて、。
第1図の基本的構成図に示すごとく、車両の遊動輪M1
の回転速度を検出する遊動輪回転速度検出手段M2と、 車両の駆動輪M3の回転速度及びその加速度を検出する
駆動輪回転状態検出手段M4と、上記遊動輪回転速度検
出手段M2の検出値から求められた演算値と、上記駆動
輪回転状態検出手段M4が検出した回転速度から求めら
れた演算値との大小関係から駆動輪のスリップ値を算出
するスリップ値算出手段M5と、 上記遊動輪回転速度検出手段M2の検出値にもとづいて
、所定上限スリップ値と所定下限スリップ値とからなる
所定スリップ範囲値を設定するス1ノツプ範囲値設定手
段M6と、 上記スリップ値が所定上限スリップ値以上の場合には、
エンジンM7の吸入空気■増減部M8を所定閉弁速度に
て駆動する制御を行ない、一方、上記スリップ値が所定
下限スリップ値以下の場合には、エンジンM7の吸入空
気量増減部M8を所定開弁速度にて駆動する制御を行な
うスリップ制御手段M9と、 を備えた車両のスリップ制御装置において、上記駆動輪
回転状態検出手段M4が検出した加速度から駆動輪M3
の減速状態の大小を判定する減速状態判定手段M10と
、 該減速状態判定手段M10の判定結果に応じて、。
上記スリップ制御手段M9の所定開弁速度および所定閉
弁速度を設定する開閉弁速度設定手段M11と、 を備えたことを特徴とする車両のスリップ制御装置を要
旨としている。
弁速度を設定する開閉弁速度設定手段M11と、 を備えたことを特徴とする車両のスリップ制御装置を要
旨としている。
本発明における遊動輪回転速度検出手段M2とは、例え
ば左右の遊動輪M1の回転速度を磁気ピーツクアップ等
からなる回転速度センサにて検出するものである。
ば左右の遊動輪M1の回転速度を磁気ピーツクアップ等
からなる回転速度センサにて検出するものである。
駆動輪回転状態検出手段M4とは、例えば左右の駆動輪
M3、プロペラシャフト、又はスピードメータケーブル
等の回転速度を回転速度センサにて検出するものおよび
、該回転速度の時間微分値、つまり加速度を検出するも
のである。
M3、プロペラシャフト、又はスピードメータケーブル
等の回転速度を回転速度センサにて検出するものおよび
、該回転速度の時間微分値、つまり加速度を検出するも
のである。
スリップ値締出手段M5とは、例えば駆動輪M3の回転
速度から求められた演算値と遊動輪M2の回転速度から
求められた演算値との大小関係を求めるものである。
速度から求められた演算値と遊動輪M2の回転速度から
求められた演算値との大小関係を求めるものである。
スリップ範囲値設定手段M6とは、例えば遊動輪M1の
回転速度に一定のスリップ範囲値を付加した値、つまり
スリップ範囲値を設定するものである。
回転速度に一定のスリップ範囲値を付加した値、つまり
スリップ範囲値を設定するものである。
吸入空気量増減部M8とは、例えばリンクレススロット
ルバルブを制御して吸入空気量の調量、又は第2のスロ
ットルバルブを設けて吸入空気量を調量して出力トルク
の増減等を行なう部分である。
ルバルブを制御して吸入空気量の調量、又は第2のスロ
ットルバルブを設けて吸入空気量を調量して出力トルク
の増減等を行なう部分である。
スリップ制御手段M9とは、吸入空気量増減部M8を制
御して、例えば、エンジンM7の吸入空気量を制御して
エンジンM7の出力トルクを調整して、スリップ値が所
定スリップ範囲値内へ向かうように制御するものである
。
御して、例えば、エンジンM7の吸入空気量を制御して
エンジンM7の出力トルクを調整して、スリップ値が所
定スリップ範囲値内へ向かうように制御するものである
。
減速状態判定手段M10とは、例えば、上記駆動輪回転
状態検出手段M4の検出した負の加速度つまり減速度の
最大値又は平均値から、減速状態の大小を判定するもの
である。
状態検出手段M4の検出した負の加速度つまり減速度の
最大値又は平均値から、減速状態の大小を判定するもの
である。
開閉弁速度設定手段M11とは、例えば、減速状態が小
さくなるにしたがって、所定開弁速度を低速度に設定、
又は閉弁速度を高速度に設定するものでおる。
さくなるにしたがって、所定開弁速度を低速度に設定、
又は閉弁速度を高速度に設定するものでおる。
[作用]
すなわち、本発明は駆動輪M3の減速状態が路面との間
の摩擦係数の大きざに左右されることに着目してなされ
たものである。したがって本発明ではまず駆動輪回転状
態検出手段M4が検出した加速度にもとづいて、減速状
態判定手段M10が減速状態の大小を判定している。次
に、該減速状態の大小にもとづいて開閉弁速度設定手段
M11がスリップ制御手段M9における所定閉弁速度お
よび所定開弁速度を設定する。
の摩擦係数の大きざに左右されることに着目してなされ
たものである。したがって本発明ではまず駆動輪回転状
態検出手段M4が検出した加速度にもとづいて、減速状
態判定手段M10が減速状態の大小を判定している。次
に、該減速状態の大小にもとづいて開閉弁速度設定手段
M11がスリップ制御手段M9における所定閉弁速度お
よび所定開弁速度を設定する。
したがって、吸入空気量増減部M8の所定開弁速度およ
び所定閉弁速度が、駆動輪M3の減速状態に応じて設定
される。
び所定閉弁速度が、駆動輪M3の減速状態に応じて設定
される。
例えば、上記所定開弁速度が上記減速状態の減少にした
がって低く設定された場合には、駆動輪M3と路面との
摩擦係数の低下にしたがって該所定開弁速度が低く設定
される。又、上記所定閉弁速度が上記減速状態の減少に
したがって高く設定された場合には、駆動輪M3と路面
との摩擦係数の低下にしたがって該所定閉弁速度が高く
設定される。
がって低く設定された場合には、駆動輪M3と路面との
摩擦係数の低下にしたがって該所定開弁速度が低く設定
される。又、上記所定閉弁速度が上記減速状態の減少に
したがって高く設定された場合には、駆動輪M3と路面
との摩擦係数の低下にしたがって該所定閉弁速度が高く
設定される。
以下、実施例について説明するが、本発明の実施例はこ
れに限るものではなく、要旨を逸脱しない範囲で、種々
の態様で実施可能である。
れに限るものではなく、要旨を逸脱しない範囲で、種々
の態様で実施可能である。
[実施例]
まず第3図は本実施例の車両スリップの制御装置を搭載
した車両のエンジン周辺及び車輪部分を示す概略構成図
であって、1はエンジン、2はピストン、3は点火プラ
グ、4は吸気弁、5は燃料噴射弁、6はサージタンク、
7はエアフロメータ、8はエアクリーナを表わしている
。そして本実施例においてはエアフロメータ7とサージ
タンク6との間の吸気通路に、従来より備えられている
、アクセルペダルつと連動して吸気量を調整する第1ス
ロツトルバルブ10の他に、DCモータ12により駆動
され上記第1スロツトルバルブ10と同様に吸気量を調
整する第2スロツトルバルブ14が備えられており、ま
た第1スロツトルバルブ10にはスロットルの開度に応
じて開度信号を出力する第1スロツトル開度センサ16
が設けられ、ざらに第2スロツトルバルブ14には第2
スロツトル開度センサ17が設けられている。
した車両のエンジン周辺及び車輪部分を示す概略構成図
であって、1はエンジン、2はピストン、3は点火プラ
グ、4は吸気弁、5は燃料噴射弁、6はサージタンク、
7はエアフロメータ、8はエアクリーナを表わしている
。そして本実施例においてはエアフロメータ7とサージ
タンク6との間の吸気通路に、従来より備えられている
、アクセルペダルつと連動して吸気量を調整する第1ス
ロツトルバルブ10の他に、DCモータ12により駆動
され上記第1スロツトルバルブ10と同様に吸気量を調
整する第2スロツトルバルブ14が備えられており、ま
た第1スロツトルバルブ10にはスロットルの開度に応
じて開度信号を出力する第1スロツトル開度センサ16
が設けられ、ざらに第2スロツトルバルブ14には第2
スロツトル開度センサ17が設けられている。
一方20ないし23は当該車両の車輪を示し、20およ
び21はエンジン1の動力がトランスミッション25、
プロペラシャフト26等を介して伝達され、当該車両を
駆動するための左・石の駆動輪を、22および23は車
両の走行に伴い回転される左・右の遊動輪をそれぞれ表
わしている。
び21はエンジン1の動力がトランスミッション25、
プロペラシャフト26等を介して伝達され、当該車両を
駆動するための左・石の駆動輪を、22および23は車
両の走行に伴い回転される左・右の遊動輪をそれぞれ表
わしている。
そして左遊動輪22および右遊動輪23にはそれぞれそ
の回転速度を検出するための左遊動輪速度センサ27お
よび右遊動輪センサ28が設けられており、また右駆動
輪21および左駆動輪20にはそれぞれその回転速度を
検出するための右駆動輪速度センサ29aおよび左駆動
輪速度センサ29bが設けられている。
の回転速度を検出するための左遊動輪速度センサ27お
よび右遊動輪センサ28が設けられており、また右駆動
輪21および左駆動輪20にはそれぞれその回転速度を
検出するための右駆動輪速度センサ29aおよび左駆動
輪速度センサ29bが設けられている。
また30は駆動制御回路を示し、上記第1スロツトル開
度センサ16、第2スロツトル開度センサ17、左遊動
輪速度センサ27、右遊動輪速度センサ28、右駆動輪
速度センサ29aおよび左駆動輪速度センサ29bから
のそれぞれの検出信号を受け、車両加速時に加速スリッ
プを生じさせることなく最大の加速性が得られるよう、
第2スロツトルバルブ14の開度を調整するDCモータ
12に駆動信号を出力してエンジン出力を制御する、ス
リップ制御が実行される。
度センサ16、第2スロツトル開度センサ17、左遊動
輪速度センサ27、右遊動輪速度センサ28、右駆動輪
速度センサ29aおよび左駆動輪速度センサ29bから
のそれぞれの検出信号を受け、車両加速時に加速スリッ
プを生じさせることなく最大の加速性が得られるよう、
第2スロツトルバルブ14の開度を調整するDCモータ
12に駆動信号を出力してエンジン出力を制御する、ス
リップ制御が実行される。
ここで本実施例においては上記駆動制御回路30をマイ
クロコンピュータを用いて構成したものとし、説明を進
めると、駆動制御回路30の構成は、第4図に示すよう
に表わすことができる。該図における31は上記各セン
サにて検出されたデータを制御プログラムに従って入力
および演算し、DCモータ12を駆動制御するための処
理を行なうセントラルプロセシングユニット(CPU)
、32は上記制御プログラムやマツプ等のデータが格納
されたリードオンリメモリ(ROM) 、33は上記各
センサからのデータや演算制御に必要なデータが一時的
に読み書きされるランダムアクセスメモリ(RAM)
、34は波形整形回路や各センサの出力信号をCPU3
1に選択的に出力するマルチプレクサ等を備えた入力部
、35はDCモータ12をCPU31からの制御信号に
従って駆動する駆動回路を備えた出力部、36はCPU
31、ROM32等の各素子および入力部34、出力部
35を結び、各種データの通路とされるパスライン、3
7は上記各部に電源を供給する電源回路をそれぞれ表わ
している。
クロコンピュータを用いて構成したものとし、説明を進
めると、駆動制御回路30の構成は、第4図に示すよう
に表わすことができる。該図における31は上記各セン
サにて検出されたデータを制御プログラムに従って入力
および演算し、DCモータ12を駆動制御するための処
理を行なうセントラルプロセシングユニット(CPU)
、32は上記制御プログラムやマツプ等のデータが格納
されたリードオンリメモリ(ROM) 、33は上記各
センサからのデータや演算制御に必要なデータが一時的
に読み書きされるランダムアクセスメモリ(RAM)
、34は波形整形回路や各センサの出力信号をCPU3
1に選択的に出力するマルチプレクサ等を備えた入力部
、35はDCモータ12をCPU31からの制御信号に
従って駆動する駆動回路を備えた出力部、36はCPU
31、ROM32等の各素子および入力部34、出力部
35を結び、各種データの通路とされるパスライン、3
7は上記各部に電源を供給する電源回路をそれぞれ表わ
している。
次に、上記のように構成された駆動制御回路30にて実
行される本実施例のスリップ制御の要部について、第5
図に示すタイミングチャートを用いて説明する。
行される本実施例のスリップ制御の要部について、第5
図に示すタイミングチャートを用いて説明する。
まず、本実施例の要部を説明する前に、該要部を付加す
る前提となるスリップ制御を説明する。
る前提となるスリップ制御を説明する。
該スリップ制御では、駆動輪回転速度VWRが時点TO
にて上限スリップ回転速度ΔVSCをこえたときに第2
スロツ1−ルバルブ14の開度θSが最大閉位置θ5c
loseに向けて閉弁速度V)Icにて駆動される。該
閉弁駆動にて、エンジン1の出力トルクが減少して、そ
の後時点T1にて該時点まで正であった駆動輪加速度v
曲が負になる。該負の状態にあっては、該負のvすRに
よって補正された駆動輪回転速度VWRを用いて駆動輪
速度補正値Vwrが下限スリップ回転速度ΔVsO未満
になったときに、第2スロツトルバルブ14が後)小第
6図に制御特性を示す上限目標開度θsOに向けて開弁
速度V)10にて駆動されることで、エンジン1の出力
トルクが増加する。該出力トルクの増加によって、駆動
輪加速度WRが時点T2にて増加状態になる。以後、時
点T2以後、エンジ>1の出力トルクの増減が繰り返さ
れる。
にて上限スリップ回転速度ΔVSCをこえたときに第2
スロツ1−ルバルブ14の開度θSが最大閉位置θ5c
loseに向けて閉弁速度V)Icにて駆動される。該
閉弁駆動にて、エンジン1の出力トルクが減少して、そ
の後時点T1にて該時点まで正であった駆動輪加速度v
曲が負になる。該負の状態にあっては、該負のvすRに
よって補正された駆動輪回転速度VWRを用いて駆動輪
速度補正値Vwrが下限スリップ回転速度ΔVsO未満
になったときに、第2スロツトルバルブ14が後)小第
6図に制御特性を示す上限目標開度θsOに向けて開弁
速度V)10にて駆動されることで、エンジン1の出力
トルクが増加する。該出力トルクの増加によって、駆動
輪加速度WRが時点T2にて増加状態になる。以後、時
点T2以後、エンジ>1の出力トルクの増減が繰り返さ
れる。
したがって、上限スリップ回転速度ΔSCと下限スリッ
プ回転速度ΔVsOとを基準にして、駆動輪のスリップ
を収束ざぜる方向に第2スロツ1〜ルバルブ14の開度
θSが閉弁速度VMCおよび開弁速度VMOにて制御さ
れている。
プ回転速度ΔVsOとを基準にして、駆動輪のスリップ
を収束ざぜる方向に第2スロツ1〜ルバルブ14の開度
θSが閉弁速度VMCおよび開弁速度VMOにて制御さ
れている。
次に、本実施例の要部を説明する。本実施例の要部は、
第2スロツトルバルブ14の開弁制御時の開弁速度VH
Oおよび閉制御時の閉弁速度VHCを負の駆動輪加速度
つまり減速度v曲の平均値1−VWRIの関数にて定め
るものである。つまり、−例を示すと、時点T1から時
点T2間の減速度WRの平均値1−VWRIを算出して
、該1−VWRIの関数にて定められる第2スロツトル
バルブ14の、閉弁速度■HCが時点T2以俊の時点T
3にて閉弁駆動の開始時に、一方、開弁速度VHOが時
点T4にて開弁駆動の開始時に、設定される。以後減速
度WRの平均値1−VWRIの算出あにび該1−VW旧
の関数にて定められる開弁速度V)IOおよび閉弁速度
VMCが設定される。
第2スロツトルバルブ14の開弁制御時の開弁速度VH
Oおよび閉制御時の閉弁速度VHCを負の駆動輪加速度
つまり減速度v曲の平均値1−VWRIの関数にて定め
るものである。つまり、−例を示すと、時点T1から時
点T2間の減速度WRの平均値1−VWRIを算出して
、該1−VWRIの関数にて定められる第2スロツトル
バルブ14の、閉弁速度■HCが時点T2以俊の時点T
3にて閉弁駆動の開始時に、一方、開弁速度VHOが時
点T4にて開弁駆動の開始時に、設定される。以後減速
度WRの平均値1−VWRIの算出あにび該1−VW旧
の関数にて定められる開弁速度V)IOおよび閉弁速度
VMCが設定される。
上記第6図に示す上限目標開度θSOは、第2スロツト
ルバルブ14の開駆動時の目標開度であって、θsO=
に3 x l −VWRI +Aで表わされる値に制御
される。該制御にて、スリップが小さくなったとき、又
は路面の摩擦係数が小さいときのいずれかの場合に、第
2スロツトルバルブ14の目標開度θSOが小さい開度
に設定されることになる。
ルバルブ14の開駆動時の目標開度であって、θsO=
に3 x l −VWRI +Aで表わされる値に制御
される。該制御にて、スリップが小さくなったとき、又
は路面の摩擦係数が小さいときのいずれかの場合に、第
2スロツトルバルブ14の目標開度θSOが小さい開度
に設定されることになる。
ざらに、上記θSOに上限開度θHAXおよび下限開度
θMINを設定することで誤った動作時の保護を行なう
ことができる。
θMINを設定することで誤った動作時の保護を行なう
ことができる。
次に、本実施例の要部である開閉弁速度特性を決定する
VHOおよびVHCの特性グラフを、第7図ないし第9
図に示して説明する。該第7図、および第8図は開弁速
度VHOを決定する特性グラフであって、第7図では開
弁速度VHOを VHO=−に4XΔVWHAX+b (K4は定数)で
示す式にて求めた場合の特性を示している。したがって
該VMOは、駆動輪回転速度VWRから遊動輪回転速度
V旺を引いた値の最大値である最大オーバーシュート量
ΔV WHAXと、第8図に特性を示す減速度の平均値
1−VWRIと比例したb=に5 Xl−VWRI
(K5は定数)に設定される最速開弁速度すにもとづい
て設定されている。結果、該■HOは、最大オーバーシ
ュート量ΔV聞^Xが大きくなるにしたがって小さくな
り、かつ、減速度の平均値1−VWRIが大きくなるに
したがって大きくなる。又、該1−VWRIの大小にて
設定される最速開弁速度すには、上限最速開弁速度b
HAXと下限最速開弁速度MINとが設定されて、誤っ
た値の設定を防止している。
VHOおよびVHCの特性グラフを、第7図ないし第9
図に示して説明する。該第7図、および第8図は開弁速
度VHOを決定する特性グラフであって、第7図では開
弁速度VHOを VHO=−に4XΔVWHAX+b (K4は定数)で
示す式にて求めた場合の特性を示している。したがって
該VMOは、駆動輪回転速度VWRから遊動輪回転速度
V旺を引いた値の最大値である最大オーバーシュート量
ΔV WHAXと、第8図に特性を示す減速度の平均値
1−VWRIと比例したb=に5 Xl−VWRI
(K5は定数)に設定される最速開弁速度すにもとづい
て設定されている。結果、該■HOは、最大オーバーシ
ュート量ΔV聞^Xが大きくなるにしたがって小さくな
り、かつ、減速度の平均値1−VWRIが大きくなるに
したがって大きくなる。又、該1−VWRIの大小にて
設定される最速開弁速度すには、上限最速開弁速度b
HAXと下限最速開弁速度MINとが設定されて、誤っ
た値の設定を防止している。
第9図に示す開閉弁速度vHCは、
VMC= −に6 x l −VWRI +C(K6
#ヨヒCハ定数)で示す式にて求めた特性であって、か
つ、下限閉弁速度■HCにて定められている特性である
。
#ヨヒCハ定数)で示す式にて求めた特性であって、か
つ、下限閉弁速度■HCにて定められている特性である
。
したがって、該VHCは、減速度が大きくなるにしたが
って下限閉弁速度VHCに至るまで小さくなる特性値で
ある。
って下限閉弁速度VHCに至るまで小さくなる特性値で
ある。
次に、上記に説明した動作を実行するフローチャートを
第10図ないし第14図に示して説明する。本プログラ
ムは車両のスタータスイッチをON状態にするとCPU
31GCで繰り返し実行されるものである。
第10図ないし第14図に示して説明する。本プログラ
ムは車両のスタータスイッチをON状態にするとCPU
31GCで繰り返し実行されるものである。
まず、第10図に示す本プログラムの処理を開始すると
RAM33の内容のクリアおよび各フラグやカウンタの
リセット等の初期化処理が実行され(ステップ100)
、以下の処理に備える。
RAM33の内容のクリアおよび各フラグやカウンタの
リセット等の初期化処理が実行され(ステップ100)
、以下の処理に備える。
次いで、DCモータ12で第2スロツトル開度θSが全
開状態を示すまで駆動して、本実施例のスリップ制御の
開始時点、又はスリップ制御を行なっていない場合に常
に第2スロツトルバルブ14を全開にする処理を行なう
(ステップ110)。
開状態を示すまで駆動して、本実施例のスリップ制御の
開始時点、又はスリップ制御を行なっていない場合に常
に第2スロツトルバルブ14を全開にする処理を行なう
(ステップ110)。
次に、加速スリップ制御の必要な加速状態であるかを第
1スロットルバルブ1.0の開度で判定する(ステップ
120)。
1スロットルバルブ1.0の開度で判定する(ステップ
120)。
上記の判定にて第1スロツトルバルブ10が全開でなく
加速スリップの制御が必要であるとされた場合に、制御
に必要な各種運転状態である車速に対応する遊動輪の回
転速度■旺を、左右の遊動輪の速度センサ27および2
8の検出値を平均して求め、右駆動輪回転速度V WR
Rを右駆動輪速度センサ29aの検出値から求め、該V
WRRの加速度v wRrtを単位時間のV WRR
の変化状態から求め、左駆動輪回転速度VWRLおよび
該V WRLの加速度v wRtを左駆動輪速度センサ
29bの検出値から求め、第1スロツトルバルブ10の
開度θHを第1スロットル間度センサ16の検出値から
求め、第2スロットルバルブ14の開度θSを第2スロ
ツトル開度センサ17の検出値から求める処理がそれぞ
れ行なわれる(ステップ130)。
加速スリップの制御が必要であるとされた場合に、制御
に必要な各種運転状態である車速に対応する遊動輪の回
転速度■旺を、左右の遊動輪の速度センサ27および2
8の検出値を平均して求め、右駆動輪回転速度V WR
Rを右駆動輪速度センサ29aの検出値から求め、該V
WRRの加速度v wRrtを単位時間のV WRR
の変化状態から求め、左駆動輪回転速度VWRLおよび
該V WRLの加速度v wRtを左駆動輪速度センサ
29bの検出値から求め、第1スロツトルバルブ10の
開度θHを第1スロットル間度センサ16の検出値から
求め、第2スロットルバルブ14の開度θSを第2スロ
ツトル開度センサ17の検出値から求める処理がそれぞ
れ行なわれる(ステップ130)。
次いで、遊動輪の回転速度VWFから本実施例のスリッ
プ制御を行なう上限速度VHAX (例えば1100
K /h )に達しているか否かが判定される(ステッ
プ140)。
プ制御を行なう上限速度VHAX (例えば1100
K /h )に達しているか否かが判定される(ステッ
プ140)。
上記の判定にてVHAX>VWFであると判定された場
合に以下に示すスリップ制御が行なわれる(ステップ1
50ないし290)。
合に以下に示すスリップ制御が行なわれる(ステップ1
50ないし290)。
まず、スリップ制御の対象となる駆動輪回転速度VWf
?を右駆動輪回転速度V WRRと左駆動輪回転速度V
WRLとを比較して決定する(ステップ150)。該比
較の結果大きい方の駆動輪の加速度がVWRに設定され
、一方、回転速度がVWRに設定される(ステップ15
5,160又は215,220)。
?を右駆動輪回転速度V WRRと左駆動輪回転速度V
WRLとを比較して決定する(ステップ150)。該比
較の結果大きい方の駆動輪の加速度がVWRに設定され
、一方、回転速度がVWRに設定される(ステップ15
5,160又は215,220)。
以後、説明は右駆動輪回転速度VすRRにもとづいて行
なう。なお、左駆動輪回転速度V WRLの方が大きい
場合の制御(ステップ215ないし250)については
、V WRRの方が大きい場合の制御(ステップ155
ないし190)と同一動作であることから、説明は省略
する。
なう。なお、左駆動輪回転速度V WRLの方が大きい
場合の制御(ステップ215ないし250)については
、V WRRの方が大きい場合の制御(ステップ155
ないし190)と同一動作であることから、説明は省略
する。
次に、駆動輪の減速状態時に、駆動輪速度補正値ywr
を仮想する処理を行なう(ステップ170ないし190
)。該処理では、駆動輪の回転速度とみなしてスリップ
制御を行なう場合の比較値にする駆動輪速度補正値Vw
rについて、減速時にはVwr=KI VWRR十に2
VWRR(Kl 、 K2は所定係数)の式で算出し
くステップ180)、一方、加速時にはVWFへV W
RRを代入する(ステップ190)。該減速時処理の場
合のVwr特性を第5図のタイミングチャートでは、点
線でvWr曲線中に示している。該減速時の処理によっ
て図示のように上記補正値ywrが実際の駆動輪回転速
度VWRよりはやく小さくなって下限スリップ回転速度
ΔVSOに達している。
を仮想する処理を行なう(ステップ170ないし190
)。該処理では、駆動輪の回転速度とみなしてスリップ
制御を行なう場合の比較値にする駆動輪速度補正値Vw
rについて、減速時にはVwr=KI VWRR十に2
VWRR(Kl 、 K2は所定係数)の式で算出し
くステップ180)、一方、加速時にはVWFへV W
RRを代入する(ステップ190)。該減速時処理の場
合のVwr特性を第5図のタイミングチャートでは、点
線でvWr曲線中に示している。該減速時の処理によっ
て図示のように上記補正値ywrが実際の駆動輪回転速
度VWRよりはやく小さくなって下限スリップ回転速度
ΔVSOに達している。
次に、第2スロツトルバルブ14の開閉処理を行なう。
該処理では、遊動輪回転速度V旺に上限スリップ回転速
度ΔVSCを加えたものより駆動輪速度補正値Vwrの
方が大でおるとき(ステップ200)、つまり所定以上
のスリップと判定した場合には、出力トルクを減少して
スリップを所定より小さくするために、第2スロツトル
バルブ]4を閉方向へ後述第13図に示す閉弁駆動ルー
チンにて駆動する(ステップ210)。一方、■旺にΔ
VSOを加えたものよりVwrの方が小であるとき(ス
テップ260>、つまり所定以下のスリップと判定した
場合には、出力トルクを増加してスリップを所定より大
きくするために、第2スロツトルバルブ14を、後述第
11図に示す平均値算出ルーチン(ステップ213)お
よび後述第12図に示す目標開度算出ルーチン(ステッ
プ270)にて算出される目標開度θsOと一致するま
で、後述第14図に示す開弁駆動ルーチンにて駆動する
(ステップ280)。上記第2スロツトルバルブ14の
開閉弁駆動の結果、VWF十ΔVSC以下で、かつVW
F十ΔVSO以上の範囲内に駆動輪速度補正値ywrが
ある場合には、第2スロツトルバルブ14の開度が保持
される(ステップ300)。
度ΔVSCを加えたものより駆動輪速度補正値Vwrの
方が大でおるとき(ステップ200)、つまり所定以上
のスリップと判定した場合には、出力トルクを減少して
スリップを所定より小さくするために、第2スロツトル
バルブ]4を閉方向へ後述第13図に示す閉弁駆動ルー
チンにて駆動する(ステップ210)。一方、■旺にΔ
VSOを加えたものよりVwrの方が小であるとき(ス
テップ260>、つまり所定以下のスリップと判定した
場合には、出力トルクを増加してスリップを所定より大
きくするために、第2スロツトルバルブ14を、後述第
11図に示す平均値算出ルーチン(ステップ213)お
よび後述第12図に示す目標開度算出ルーチン(ステッ
プ270)にて算出される目標開度θsOと一致するま
で、後述第14図に示す開弁駆動ルーチンにて駆動する
(ステップ280)。上記第2スロツトルバルブ14の
開閉弁駆動の結果、VWF十ΔVSC以下で、かつVW
F十ΔVSO以上の範囲内に駆動輪速度補正値ywrが
ある場合には、第2スロツトルバルブ14の開度が保持
される(ステップ300)。
上記開閉弁駆動を行ないスリップが所定範囲内に収束し
た場合には、第2スロットルバルブ間度θSと目標開度
θsOとが一致して推移するようになり、その後駆動輪
加速度vb+aもOに収束する。
た場合には、第2スロットルバルブ間度θSと目標開度
θsOとが一致して推移するようになり、その後駆動輪
加速度vb+aもOに収束する。
該一致して推移している時間TSが所定時間TOPを経
過したときに、スリップ制御の必要がなくなったと判断
して(ステップ290)第2スロツトルバルブ14を全
開にする(ステップ110)。
過したときに、スリップ制御の必要がなくなったと判断
して(ステップ290)第2スロツトルバルブ14を全
開にする(ステップ110)。
上記所定時間TOPは、所定範囲内へスリップの収束が
完了する時間に設定される。つまり、上記収束以後所定
時間TOPを経過した時点、つまり駆動輪速度補正値V
wrが収束される時点で、第2スロツトルバルブ14の
開閉弁スリップ制御を終了して、第2スロツトルバルブ
14を全開にしている。
完了する時間に設定される。つまり、上記収束以後所定
時間TOPを経過した時点、つまり駆動輪速度補正値V
wrが収束される時点で、第2スロツトルバルブ14の
開閉弁スリップ制御を終了して、第2スロツトルバルブ
14を全開にしている。
次に、本実施例の上限目標開度θsOを設定するための
処理および要部である開閉弁駆動ルーチンを説明する。
処理および要部である開閉弁駆動ルーチンを説明する。
該目標開度θsOおよび該開閉駆動ルーチンのなかの閉
弁速度■HCおよび開弁速度’110は前記第5図のタ
イミングチャートで説明したように減速度v付Rの平均
値I−■−R1の関数であることから、まず、本実施例
では平均値1−VWRIの算出を行なう(ステップ21
3)。該1−WRIの算出ルーチンは、上記第2スロツ
トルバルブ14の閉弁駆動ルーチン(ステップ210)
、収束判定(ステップ290> 、又は、第2スロツト
ルバルブの保持(ステップ300)のいずれかの処理の
後に第11図に示す処理を行なって求めるものである。
弁速度■HCおよび開弁速度’110は前記第5図のタ
イミングチャートで説明したように減速度v付Rの平均
値I−■−R1の関数であることから、まず、本実施例
では平均値1−VWRIの算出を行なう(ステップ21
3)。該1−WRIの算出ルーチンは、上記第2スロツ
トルバルブ14の閉弁駆動ルーチン(ステップ210)
、収束判定(ステップ290> 、又は、第2スロツト
ルバルブの保持(ステップ300)のいずれかの処理の
後に第11図に示す処理を行なって求めるものである。
以下に該ルーチンの処理を説明する。ここで、該ルーチ
ンでは、上記平均値1−vWRl(7)算出処理と(ス
テップ400,410、および450ないし490)
、前記ステップ280にて行なうスロットルの開弁駆動
時のDCモータ12の電圧である開弁速度VHOの決定
時に用いる最大オーバーシュート量Δν囲^Xの算出処
理(ステップ420ないし440)の画処理を行なうも
のである。まず、ΔV WMAXの算出処理を説明する
。該へV WHAXの算出処理では、駆動輪回転速mv
wRと遊動輪回転速度VWFとの差、つまり、オーバー
シュート吊ΔVWRを算出して(ステップ420)、該
ΔVΔRが前回までの処理で設定したΔV WHAXの
値より大きい場合には(ステップ430)、該ΔVWR
をΔVすHAXに設定する処理(ステップ440)を繰
り返して、ΔVWHの最大値をΔV間へXに設定する処
理が行なわれる。
ンでは、上記平均値1−vWRl(7)算出処理と(ス
テップ400,410、および450ないし490)
、前記ステップ280にて行なうスロットルの開弁駆動
時のDCモータ12の電圧である開弁速度VHOの決定
時に用いる最大オーバーシュート量Δν囲^Xの算出処
理(ステップ420ないし440)の画処理を行なうも
のである。まず、ΔV WMAXの算出処理を説明する
。該へV WHAXの算出処理では、駆動輪回転速mv
wRと遊動輪回転速度VWFとの差、つまり、オーバー
シュート吊ΔVWRを算出して(ステップ420)、該
ΔVΔRが前回までの処理で設定したΔV WHAXの
値より大きい場合には(ステップ430)、該ΔVWR
をΔVすHAXに設定する処理(ステップ440)を繰
り返して、ΔVWHの最大値をΔV間へXに設定する処
理が行なわれる。
次に、平均値1−VWRIの算出処理を説明する。
該処理では、まず駆動輪加速度vWRが正から負に変化
する毎に、減速処理回数7ラグjに1が加算される(ス
テップ450,490,460,400、および410
)、つまり、v曲が正の間では(ステップ450) 、
減速状態回数フラグiがOに設定されていることがら(
ステップ490)、フラグjの加算処理(ステップ40
0,410>は行なわれず、一方、vWRが正から負に
変化したときには、該ルーチンの処理毎にフラグi゛に
1が加えられることから(ステップ450,460>、
v畦が正から負に変化する毎に上記フラグiに1が設定
されているとき、フラグjに1が加えられる(ステップ
400,410>。次に、上記処理にて設定される減速
処理回数フラグjおよび減速状態回数フラグiにもとづ
いて、減速度WRの積算値V WRjを算出して(ステ
ップ470)、該VWRjから平均値1−VWRljを
算出する(ステップ480)。つまり、例えば、フラグ
jが2の場合の2番目の減速処理時に、該ルーチンの起
動毎に該時点(7)VWRヲ積算値VWI?j =VW
R2ニ加算することで、2番目の減速処理回数時の積算
値曲j=vlllR2カ求メラレル(ステップ470)
、そして、該2番目の減速処理回数時にi回例えば10
0回vWRをVWRj =v旨2に加算する処理が行な
われた場合には、該2番目の平均値 l −VWRI j = 1−wR+ 2 ハvwrt
2/1oo ノ演算にて求められる(ステップ480)
。したがって、一般式テハ、積算値ハVWRj =VW
Rj +VWRjiニて求められて(ステップ470)
、そして、平均値は1−VWRI j =VWRj/i
ニテ求メラレル(ステップ480)。
する毎に、減速処理回数7ラグjに1が加算される(ス
テップ450,490,460,400、および410
)、つまり、v曲が正の間では(ステップ450) 、
減速状態回数フラグiがOに設定されていることがら(
ステップ490)、フラグjの加算処理(ステップ40
0,410>は行なわれず、一方、vWRが正から負に
変化したときには、該ルーチンの処理毎にフラグi゛に
1が加えられることから(ステップ450,460>、
v畦が正から負に変化する毎に上記フラグiに1が設定
されているとき、フラグjに1が加えられる(ステップ
400,410>。次に、上記処理にて設定される減速
処理回数フラグjおよび減速状態回数フラグiにもとづ
いて、減速度WRの積算値V WRjを算出して(ステ
ップ470)、該VWRjから平均値1−VWRljを
算出する(ステップ480)。つまり、例えば、フラグ
jが2の場合の2番目の減速処理時に、該ルーチンの起
動毎に該時点(7)VWRヲ積算値VWI?j =VW
R2ニ加算することで、2番目の減速処理回数時の積算
値曲j=vlllR2カ求メラレル(ステップ470)
、そして、該2番目の減速処理回数時にi回例えば10
0回vWRをVWRj =v旨2に加算する処理が行な
われた場合には、該2番目の平均値 l −VWRI j = 1−wR+ 2 ハvwrt
2/1oo ノ演算にて求められる(ステップ480)
。したがって、一般式テハ、積算値ハVWRj =VW
Rj +VWRjiニて求められて(ステップ470)
、そして、平均値は1−VWRI j =VWRj/i
ニテ求メラレル(ステップ480)。
上記で算出した、平均値1−VWRIにもとづいて、第
10図のステップ270にて算出される、第2スロツト
ルバルブ14の開弁駆動時の目標開度θsOの算出ルー
チンを、第12図に示して説明する。該ルーチンでは、
現在の1つ前の減速処理時例えば現在2番目の処理時で
あれば1番目の処理時、つまり現在フラグjから1を引
いたフラグj−1に対応する減速処理時の平均値1−V
WRIj−1にもとづいて、目標開度θSOをθsO<
−に3 x l −VWRI j−1+A (K3 、
ctl:ヒAは定数)により算出して(ステップ500
)、その後、該θSOが上限目標開度θHAXをこえる
場合には該θSOをθHAXに設定して(ステップ51
0.520)、一方、該θSOが下限目標開度θ旧Nよ
り小さい場合には該θSOにθHIMを設定する(ステ
ップ530.540)処理が行なわれる。
10図のステップ270にて算出される、第2スロツト
ルバルブ14の開弁駆動時の目標開度θsOの算出ルー
チンを、第12図に示して説明する。該ルーチンでは、
現在の1つ前の減速処理時例えば現在2番目の処理時で
あれば1番目の処理時、つまり現在フラグjから1を引
いたフラグj−1に対応する減速処理時の平均値1−V
WRIj−1にもとづいて、目標開度θSOをθsO<
−に3 x l −VWRI j−1+A (K3 、
ctl:ヒAは定数)により算出して(ステップ500
)、その後、該θSOが上限目標開度θHAXをこえる
場合には該θSOをθHAXに設定して(ステップ51
0.520)、一方、該θSOが下限目標開度θ旧Nよ
り小さい場合には該θSOにθHIMを設定する(ステ
ップ530.540)処理が行なわれる。
該処理を行なうことで、前記第6図に示す特性の処理が
行なわれることから、1−VWRIの小ざい場合には、
目標開度θSOが小さい値に設定されることになる。上
記θHAXおよびθHINは、θSOの誤った設定又は
所定範囲外の値に設定されることを防止するための目標
開度範囲値である。次に、上記のθSOの算出処理では
、最初の減速処理時、つまりj=1の場合には平均値1
−v曲1が算出されていないので、θSOがθ旧Nに設
定されて加速性が悪くなることから、θSOに上限目標
開度θHAXを設定して(ステップ550,560>
、最初の開弁処理時には、h0速性を重視する処理を行
なう。
行なわれることから、1−VWRIの小ざい場合には、
目標開度θSOが小さい値に設定されることになる。上
記θHAXおよびθHINは、θSOの誤った設定又は
所定範囲外の値に設定されることを防止するための目標
開度範囲値である。次に、上記のθSOの算出処理では
、最初の減速処理時、つまりj=1の場合には平均値1
−v曲1が算出されていないので、θSOがθ旧Nに設
定されて加速性が悪くなることから、θSOに上限目標
開度θHAXを設定して(ステップ550,560>
、最初の開弁処理時には、h0速性を重視する処理を行
なう。
上記の処理にて算出したθSOが、次のステップ280
にて用いられて第2スロツトルバルブ14の開弁駆動時
の目標開度θsOになる。
にて用いられて第2スロツトルバルブ14の開弁駆動時
の目標開度θsOになる。
次に、ステップ210にて行なわれる閉弁駆動ルーチン
を第13図のフローチャートにもとづいて説明する。該
ルーチンでは、前記第10図のステップ213にて算出
された平均値1−VWRljにもとづいて閉弁速度■H
Cを’1c=−に3X1−誓R1j +C(K3 、お
よびCは定数)の式にて算出して(ステップ600)、
該算出したVHCが下限閉弁速度V )Ic)flN未
満であるか否かの判定をして(ステップ610)、該判
定がVHC<V)1c)IIN テアtLハVMCニV
)Ic)IIN (7)代入を行なッテ後(ステップ6
20) 、該閉弁速度VHCにてDCモータ12を閉弁
方向へ全開位置θc l oseまで駆動する処理が行
なわれる(ステップ630)。
を第13図のフローチャートにもとづいて説明する。該
ルーチンでは、前記第10図のステップ213にて算出
された平均値1−VWRljにもとづいて閉弁速度■H
Cを’1c=−に3X1−誓R1j +C(K3 、お
よびCは定数)の式にて算出して(ステップ600)、
該算出したVHCが下限閉弁速度V )Ic)flN未
満であるか否かの判定をして(ステップ610)、該判
定がVHC<V)1c)IIN テアtLハVMCニV
)Ic)IIN (7)代入を行なッテ後(ステップ6
20) 、該閉弁速度VHCにてDCモータ12を閉弁
方向へ全開位置θc l oseまで駆動する処理が行
なわれる(ステップ630)。
したがって、該閉弁駆動ルーチンにて、前記第9図に示
すように減速度1−四1の平均値が大きくなるにしたが
ってDCモータ12の閉弁速度VHCが遅くなる。
すように減速度1−四1の平均値が大きくなるにしたが
ってDCモータ12の閉弁速度VHCが遅くなる。
次に、第10図のステップ280にて行なわれる開弁駆
動ルーチンを第14図のフローチャートにもとづいて説
明する。該ルーチンでは、まず前記第10図のステップ
213にて算出された平均値1−VWRljにもとづい
て、最速開弁速度すをb=に5x + −vwRt j
−t (K5 ハ定数、j−1ハ現在の1つ前の減速
処理時を表わすフラグの値でおる。)の式で算出して(
ステップ700)、該算出したbが下限最速開弁速度b
)IAXを越える場合には(ステップ710)該すに
b )IAXを代入する処理を行ない(ステップ720
)、一方、上記算出したbが下限最速開弁速度b)II
N未満の場合には(ステップ730)該すにb MIN
を代入する処理を行なって、最速開弁速度すが決定され
る。
動ルーチンを第14図のフローチャートにもとづいて説
明する。該ルーチンでは、まず前記第10図のステップ
213にて算出された平均値1−VWRljにもとづい
て、最速開弁速度すをb=に5x + −vwRt j
−t (K5 ハ定数、j−1ハ現在の1つ前の減速
処理時を表わすフラグの値でおる。)の式で算出して(
ステップ700)、該算出したbが下限最速開弁速度b
)IAXを越える場合には(ステップ710)該すに
b )IAXを代入する処理を行ない(ステップ720
)、一方、上記算出したbが下限最速開弁速度b)II
N未満の場合には(ステップ730)該すにb MIN
を代入する処理を行なって、最速開弁速度すが決定され
る。
次に該決定された最速開弁速度すにもとづいて開弁速度
V)10が■)lo=−に4XΔ■聞AX+b(K4は
定数)の式にて算出されて(ステップ750)、次に、
第2スロツトルバルブ14が前記第10図のステップ2
70にて算出された目標開度θSOへ向けて第2スロツ
トルバルブ14の開度θSが一致するまで該算出された
開弁速度vト10にて開弁制御される(ステップ760
)。次いで、該開弁制御の後に、該開弁制御に用いられ
た最大オーバーシュート但へV聞AXをクリアして初期
化する処理を行なって(ステップ770)、以後のvH
Oの算出に備える処理が行なわれる。
V)10が■)lo=−に4XΔ■聞AX+b(K4は
定数)の式にて算出されて(ステップ750)、次に、
第2スロツトルバルブ14が前記第10図のステップ2
70にて算出された目標開度θSOへ向けて第2スロツ
トルバルブ14の開度θSが一致するまで該算出された
開弁速度vト10にて開弁制御される(ステップ760
)。次いで、該開弁制御の後に、該開弁制御に用いられ
た最大オーバーシュート但へV聞AXをクリアして初期
化する処理を行なって(ステップ770)、以後のvH
Oの算出に備える処理が行なわれる。
したがって、該開弁駆動ルーチンにて、前記第7図およ
び第8図に示すように、減速度の平均値1−VWRIが
大きくなるにしたがって、最速開弁速度すが大きくなる
。その結果、1−−R1が大きくなるにしたがって、開
弁速度VHOが大きくなる。
び第8図に示すように、減速度の平均値1−VWRIが
大きくなるにしたがって、最速開弁速度すが大きくなる
。その結果、1−−R1が大きくなるにしたがって、開
弁速度VHOが大きくなる。
以上に説明した本実施例を用いることで、第2スロツト
ルバルブ14にて行なわれるエンジン1の出力トルクを
増減しての本スリップ制御では、第2スロツトルバルブ
14の開弁駆動時の閉弁速度を、駆動輪の減速度が小さ
くなるにしたがって高く設定することができる。したが
って、該減速度が大きい場合、つまり路面の摩擦係数が
高い場合又はスリップ制御の変動の大きい場合、例えば
スリップ制御の開始時に、第2スロツトルバルブ14の
閉弁速度を低くすることができる。結果として、高摩擦
係数路面にての閉弁制御時に、エンジン1のトルクの減
少が遅くなることから、駆動輪と路面との過度のグリッ
プによるショックの発生を防止することができる。又、
低摩擦係数路面にての閉弁制御時に、エンジン1のトル
クの減少が速くなることから、スリップの収束が速くな
る。
ルバルブ14にて行なわれるエンジン1の出力トルクを
増減しての本スリップ制御では、第2スロツトルバルブ
14の開弁駆動時の閉弁速度を、駆動輪の減速度が小さ
くなるにしたがって高く設定することができる。したが
って、該減速度が大きい場合、つまり路面の摩擦係数が
高い場合又はスリップ制御の変動の大きい場合、例えば
スリップ制御の開始時に、第2スロツトルバルブ14の
閉弁速度を低くすることができる。結果として、高摩擦
係数路面にての閉弁制御時に、エンジン1のトルクの減
少が遅くなることから、駆動輪と路面との過度のグリッ
プによるショックの発生を防止することができる。又、
低摩擦係数路面にての閉弁制御時に、エンジン1のトル
クの減少が速くなることから、スリップの収束が速くな
る。
一方、第2スロツトルバルブ14の開弁駆動時の開弁速
度を、駆動輪の減速度が小さくなるにしたがって低く設
定することができる。したがって、該減速度が小さい場
合、つまり路面の摩擦係数が低い場合又はスリップの小
さい時に、第2スロツトルバルブ14の開弁速度を低速
度にすることができる。結果として、低摩擦係数路面に
ての開弁制御時に、エンジン1のトルクの増加を緩やか
に制御するので過度のスリップ状態には至らずスリップ
の収束が速くなる。又、高摩擦係数路面では、エンジン
1のトルクの増加を速くすることができるので、スリッ
プの収束が速くなる。
度を、駆動輪の減速度が小さくなるにしたがって低く設
定することができる。したがって、該減速度が小さい場
合、つまり路面の摩擦係数が低い場合又はスリップの小
さい時に、第2スロツトルバルブ14の開弁速度を低速
度にすることができる。結果として、低摩擦係数路面に
ての開弁制御時に、エンジン1のトルクの増加を緩やか
に制御するので過度のスリップ状態には至らずスリップ
の収束が速くなる。又、高摩擦係数路面では、エンジン
1のトルクの増加を速くすることができるので、スリッ
プの収束が速くなる。
ざらに、第2スロツトルバルブ14を用いていることか
ら、第2スロツトルバルブ14の異常発生時にも第1ス
ロツトルバルブ10を用いて制御できるので安全性が高
く、かつ、吸気量を大きな範囲で調整できるので広範囲
のトルク制御を1qることができる。
ら、第2スロツトルバルブ14の異常発生時にも第1ス
ロツトルバルブ10を用いて制御できるので安全性が高
く、かつ、吸気量を大きな範囲で調整できるので広範囲
のトルク制御を1qることができる。
したがって、本実施例を用いることで安全性、および低
摩擦路面における最適スリップ状態の維持能力等のすぐ
れた車両のスリダブ制御装置を提供できる。
摩擦路面における最適スリップ状態の維持能力等のすぐ
れた車両のスリダブ制御装置を提供できる。
[発明の効果]
以上に説明したように、本発明を用いることで、路面の
摩擦係数の変化に応じて変動する駆動輪の減速状態にも
とづいて、吸入空気量増減部M8の開閉弁速度を設定す
ることができる。
摩擦係数の変化に応じて変動する駆動輪の減速状態にも
とづいて、吸入空気量増減部M8の開閉弁速度を設定す
ることができる。
したがって、路面の摩擦係数が低い場合に、開弁速度を
低く設定することができる。結果として、路面の摩擦係
数が低い場合に、エンジンの出力トルクが過大になるこ
とがなくなり、適正なスリップ制御ができる。一方、路
面の摩擦係数が高い場合に、閉弁速度を低く設定するこ
とができる。結果として、路面の摩擦係数が高い場合に
、エンジンの出力トルクの減少を遅くすることができる
ことから、駆動輪のグリップがなくなり、該グリップを
原因とするショックの発生がなくなって、適正なスリッ
プ制御ができる。
低く設定することができる。結果として、路面の摩擦係
数が低い場合に、エンジンの出力トルクが過大になるこ
とがなくなり、適正なスリップ制御ができる。一方、路
面の摩擦係数が高い場合に、閉弁速度を低く設定するこ
とができる。結果として、路面の摩擦係数が高い場合に
、エンジンの出力トルクの減少を遅くすることができる
ことから、駆動輪のグリップがなくなり、該グリップを
原因とするショックの発生がなくなって、適正なスリッ
プ制御ができる。
以上に示したように、本発明を用いることで広い範囲の
摩擦係数の路面に対して、スリップの収束速度が速くな
って、かつ、適正なスリップ制御の行なえる車両のスリ
ップ制御装置の提供ができる。
摩擦係数の路面に対して、スリップの収束速度が速くな
って、かつ、適正なスリップ制御の行なえる車両のスリ
ップ制御装置の提供ができる。
第1図は本発明の基本的構成の一例を示す構成図、第2
図はスリップ率と路面摩擦力との特性を示すグラフ、第
3図は実施例の構成概略図、第4図は実施例の制御系の
ブロック図、第5図は実施例のタイミングチャート、第
6図は実施例の目標開度の特性を示すグラフ、第7図は
実施例の開弁速度の特性を示すグラフ、第8図は実施例
の最速開弁速度の特性を示すグラフ、第9図は実施例の
閉弁速度の特性を示すグラフ、第10図は実施例の制御
のフローチャート、第11図は実施例の平均値算出ルー
チンのフローチャート、第12図は実施例の目標開度算
出ルーチンのフローチャート、第13図は実施例の閉弁
駆動ルーチンのフローチャート、第14図は実施例の開
弁駆動ルーチンのフローチャートである。 Ml・・・遊動輪 M2・・・遊動輪回転速度検出手段 M3・・・駆動輪 M4・・・駆動輪回転状態検出手段 M5・・・スリップ値算出手段 M6・・・スリップ範囲値設定手段 M7・・・エンジン M8・・・吸入空気量増減部 M9・・・スリップ制御手段 Mlo・・・減速状態判定手段 Mll・・・開閉弁速度設定手段 1・・・エンジン 14・・・第2スロツ、トルバルブ 27・・・左遊動輪速度センサ 28・・・右遊動輪速度センサ 29a・・・右駆動輪速度センサ 29b・・・左駆動輪速度センサ 30・・・駆動制御回路
図はスリップ率と路面摩擦力との特性を示すグラフ、第
3図は実施例の構成概略図、第4図は実施例の制御系の
ブロック図、第5図は実施例のタイミングチャート、第
6図は実施例の目標開度の特性を示すグラフ、第7図は
実施例の開弁速度の特性を示すグラフ、第8図は実施例
の最速開弁速度の特性を示すグラフ、第9図は実施例の
閉弁速度の特性を示すグラフ、第10図は実施例の制御
のフローチャート、第11図は実施例の平均値算出ルー
チンのフローチャート、第12図は実施例の目標開度算
出ルーチンのフローチャート、第13図は実施例の閉弁
駆動ルーチンのフローチャート、第14図は実施例の開
弁駆動ルーチンのフローチャートである。 Ml・・・遊動輪 M2・・・遊動輪回転速度検出手段 M3・・・駆動輪 M4・・・駆動輪回転状態検出手段 M5・・・スリップ値算出手段 M6・・・スリップ範囲値設定手段 M7・・・エンジン M8・・・吸入空気量増減部 M9・・・スリップ制御手段 Mlo・・・減速状態判定手段 Mll・・・開閉弁速度設定手段 1・・・エンジン 14・・・第2スロツ、トルバルブ 27・・・左遊動輪速度センサ 28・・・右遊動輪速度センサ 29a・・・右駆動輪速度センサ 29b・・・左駆動輪速度センサ 30・・・駆動制御回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車両の遊動輪の回転速度を検出する遊動輪回転速度検出
手段と、 車両の駆動輪の回転速度及びその加速度を検出する駆動
輪回転状態検出手段と、 上記遊動輪回転速度検出手段の検出値から求められた演
算値と、上記駆動輪回転状態検出手段が検出した回転速
度から求められた演算値との大小関係から駆動輪のスリ
ップ値を算出するスリップ値算出手段と、 上記遊動輪回転速度検出手段の検出値にもとづいて、所
定上限スリップ値と所定下限スリップ値とからなる所定
スリップ範囲値を設定するスリップ範囲値設定手段と、 上記スリップ値が所定上限スリップ値以上の場合には、
エンジンの吸入空気量増減部を所定閉弁速度にて駆動す
る制御を行ない、一方、上記スリップ値が所定下限スリ
ップ値以下の場合には、エンジンの吸入空気量増減部を
所定開弁速度にて駆動する制御を行なうスリップ制御手
段と、 を備えた車両のスリップ制御装置において、上記駆動輪
回転状態検出手段が検出した加速度から駆動輪の減速状
態の大小を判定する減速状態判定手段と、 該減速状態判定手段の判定結果に応じて、上記スリップ
制御手段の所定閉弁速度および所定開弁速度を設定する
開閉弁速度設定手段と を備えたことを特徴とする車両のスリップ制御装置。 2 上記減速状態判定手段による判定結果である減速状
態が小さくなるにしたがって、上記所定開弁速度を低く
設定した特許請求の範囲第1項記載の車両のスリップ制
御装置。 3 上記減速状態判定手段による判定結果である減速状
態が小さくなるにしたがって、上記所定閉弁速度を高く
設定した特許請求の範囲第1項または第2項に記載の車
両のスリップ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60260788A JPH0735735B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 車両のスリツプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60260788A JPH0735735B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 車両のスリツプ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62121838A true JPS62121838A (ja) | 1987-06-03 |
JPH0735735B2 JPH0735735B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17352742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60260788A Expired - Fee Related JPH0735735B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 車両のスリツプ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735735B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0194058A (ja) * | 1987-10-07 | 1989-04-12 | Akebono Brake Res & Dev Center Ltd | 車両のトラクション制御方法 |
JPH03286157A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 | Honda Motor Co Ltd | 駆動輪スリップ制御装置 |
JPH0518288A (ja) * | 1991-02-02 | 1993-01-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用トラクシヨン制御装置 |
KR100372781B1 (ko) * | 1999-11-08 | 2003-02-20 | 주식회사 만도 | 차량의 엔진 토오크 제어방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61182434A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-15 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用スリップ防止装置 |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP60260788A patent/JPH0735735B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61182434A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-15 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用スリップ防止装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0194058A (ja) * | 1987-10-07 | 1989-04-12 | Akebono Brake Res & Dev Center Ltd | 車両のトラクション制御方法 |
JPH03286157A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 | Honda Motor Co Ltd | 駆動輪スリップ制御装置 |
JPH0518288A (ja) * | 1991-02-02 | 1993-01-26 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用トラクシヨン制御装置 |
KR100372781B1 (ko) * | 1999-11-08 | 2003-02-20 | 주식회사 만도 | 차량의 엔진 토오크 제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0735735B2 (ja) | 1995-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |