JPS62121839A - 車両のスリツプ制御装置 - Google Patents

車両のスリツプ制御装置

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JPS62121839A
JPS62121839A JP26355785A JP26355785A JPS62121839A JP S62121839 A JPS62121839 A JP S62121839A JP 26355785 A JP26355785 A JP 26355785A JP 26355785 A JP26355785 A JP 26355785A JP S62121839 A JPS62121839 A JP S62121839A
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JP
Japan
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slip
value
target opening
opening degree
vehicle
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JP26355785A
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English (en)
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Yoshio Yamamoto
純郎 山本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両加速時の駆動輪のタイヤと路面との摩1察
力が大きくなるよう駆動輪の回転を制御する車両スリッ
プ制御装置に関し、特に駆動輪の回転をエンジンの出力
によって制御する車両スリップ制御装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 氷上、雪路等の低摩擦係数路面での発進及び走行は、駆
動輪のスリップ等により尻振りや車両スピン等に陥る場
合があり、非常に危険でおる。そこで従来はタイヤと路
面間の摩隙係数を上げる為に、スパイクタイヤやチェー
ン等を装着している。
また、駆動輪のスリップを抑えるトラクションコントロ
ールシステムも考えられており、第2図に示すごとく路
面摩毘力が最も大きくなるようスリップ率[(車両速度
−駆動輪速度)/駆動輪速度]を−0,1〜−0,2付
近に制御するようエンジン出力トルク等を抑制制御しよ
うとするものである。このエンジン出力トルク制御とし
ては次のものがある。即ち、 ■点火遅角制御 ■燃料カット ■気筒毎燃料カット ■リンクレススロットルバルブ方式、即ち、スリップが
発生した場合のスロットルバルブ制御■潰性過給(体積
効率)、方式 これらによってエンジン出力トルクが抑えられる結果、
加速スリップが抑制される。
[発明が解決しようとする問題点] このように、従来では車両加速時におりるスリップ制御
については種々考えられ、運転者が急加速をかけた場合
でおっても、加速ロスおよび車体の横すべりがないよう
制御がなされているのであるが、単に車輪が加速スリッ
プを生じた際にエンジン出力を抑えるといった程度のこ
としか考えられておらず、車両の加速性をより最適に制
御するといったことは余り考えられていなかった。
また加速スリップ時に単に燃料をカットしたり点火時期
を遅角するものは、エンジンの運転状態の急変、撮動の
発生、又は停止といった問題および制御範囲が狭められ
る問題がおった。そこで本発明は上記の問題点を解決す
ることを目的とするが、該目的を達成する意味で特願昭
60−184545号にあげられている技術があり、該
技術を用いて例えば吸入空気量を制御した場合には、内
燃機関の出力をスムーズに抑制できるのである。
しかし、該技術では、吸入空気量を制御するスロットル
バルブの目標開度を、出力トルクを減少する場合には仝
閉状態に、一方、出力トルクを増加する場合にはアクセ
ル開度にて定められる開度状態にもとづいて一義的に定
められる開度に設定していたため、運転者が当システム
を信用してフルスコツ1−ル等の荒い操作をした場合に
、低摩擦路面において有効な制御の行なえない場合が発
生することが考えられるので、本発明は該問題を解決し
て、更に、最適なスリップ制御のできる車両のスリップ
制御装置の提供を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明の構成した手段は、
第1図の基本的構成図に示すごとく、車両の遊動輪M1
の回転速度を検出する遊動輪回転速度検出手段M2と、 車両の駆動輪M3の回転速度及びその加速度を検出する
駆動輪回転状態検出手段M4と、上記遊動輪回転速度検
出手段M2の検出値から求められた演算値と、上記駆動
輪回転状態検出手段M4が検出した回転速度から求めら
れた演11111との大小関係から駆動輪のスリップ値
を算出するスリップ値算出手段M5と、 上記遊動輪回転速度検出手段M2の検出値にもとづいて
、所定上限スリップ値と所定下限スリップ値とからなる
所定スリップ範囲値を設定するスリップ範囲値設定手段
M6と、 上記スリップ値が所定上限スリップ値以上の場合には、
エンジンM7の吸入空気量増減部M8を所定下限目標開
度に駆動する制御を行ない、一方、上記スリップ値が所
定下限スリップ値以下の場合には、エンジンM7の吸入
空気量増減部M8を所定上限目標開度に駆動する制御を
行なうスリップ制御手段M9と、 を備えた車両のスリップ制御装置において、上記駆動輪
回転状態検出手段M4が検出した加速度の大小から駆動
輪M3の減速状態の大小を判定する減速状態判定手段M
10と、 該減速状態判定手段M10の判定結果に応じて、上記ス
リップ制御手段の下限目標開度および上限目標開度を設
定する目標開度設定手段Mllとを備え、 上記上限目標開度を減速状態の減少にしたがって閉方向
開度に設定したことを特徴とする車両のスリップ制御装
置を要旨としている。
本発明にお1プる遊動輪回転速度検出手段M2とは、例
えば左右の遊動輪M1の回転速度を磁気ピックアップ等
からなる回転速度センサにて検出するものである。
駆動輪回転状態検出手段M4とは、例えば左右の駆動輪
M3、プロペラシャフト、又はスピードメータケーブル
等の回転速度を回転速度センサにて検出するものおよび
、該回転速度の時間微分値、つまり加速度を検出するも
のである。
スリップ値算出手段M5とは、例えば駆動輪M3の回転
速度から求められた演算値と遊動輪M2の回転速度から
求められた演算値との大小関係を求めるものである。
スリップ範囲値設定手段M6とは、例えば遊動輪M1の
回転速度に一定のスリップ範囲値を付加した値、つまり
スリップ範囲値を設定するものである。
吸入空気m増減部M8とは、例えばリンクレススロット
ルバルブを制御して吸入空気量の調D、又は第2のスロ
ットルバルブを設けて吸入空気量を調量して出力トルク
の増減等を行なう部分である。
スリップ制御手段M9とは、吸入空気m増減部M8を制
御して、例えば、エンジンM7の吸入空気量を制御して
エンジンM7の出力トルクを調整して、スリップ値が所
定スリップ範囲値内へ向かうように制御するものである
減速状態判定手段M10とは、例えば、上記駆動輪回転
状態検出手段M4の検出した負の加速度つまり減速度の
最大値又は平均値から、減速状態の大小を判定するもの
である。
目標開度設定手段M11とは、例えば、上記減速状態判
定手段M10の判定結果が、減速状態が大きい場合には
、上限目標開度を広い開度に設定し、一方、減速状態が
小さい場合には、上限目標開度を狭い開度に設定するも
のである。
[作用] すなわら、本発明は駆動輪M3の減速状態が路面との間
の摩擦係数の大きさに左右されることに着目してなされ
たものである。したがって本発明ではまず駆動輪回転状
態検出手段M4が検出した加速度にもとづいて、減速状
態判定手段M10が減速状態の大小を判定している。次
に、該減速状態の大小にもとづいて目標開度設定手段M
11が所定下限目標開度および所定下限目標開度を設定
している。該所定下限目標開度にあっては、スリップ値
算出手段M5にて算出されたスリップ値がスリップ範囲
値設定手段M6にて設定された所定上限スリップ値以上
の場合における吸入空気量増減部M8の目標開度として
スリップ制御手段M9に設定され、一方、所定下限目標
開度にあっては、上記スリップ値がスリップ範囲値設定
手段M6にて設定された所定下限スリップ値以下の場合
における吸入空気量増減部M8の目標開度としてスリッ
プ制御手段に設定される。
したがって、吸入空気量増減部M8の上限および下限目
標開度が、駆動輪M3の減速状態に応じて設定される。
その結果例えば、上記上限目標開度が上記減速状態の減
少にしたがって狭い開度になるように設定された場合に
は、駆動輪M3と路面との摩擦係数の低下(したがって
該上限目標開度が狭い開度に設定される。
以下、実施例について説明するが、本発明の実施例はこ
れに限るものではなく、要旨を逸脱しない範囲で、種々
の態様で実施可能である。
[実施例] まず第3図は本実施例の車両スリップの制御装置を搭載
した車両のエンジン周辺及び車輪部分を示す概略構成図
であって、1はエンジン、2はピストン、3は点火プラ
グ、4は吸気弁、5は燃料噴射弁、6はサージタンク、
7はエアフロメータ、8はエアクリーナを表わしている
。そして本実施例においてはエアフロメータ7とサージ
タンク6との間の吸気通路に、従来より備えられている
、アクセルペダル9と連動して吸気量を調整する第1ス
ロツトルバルブ10の他に、DCモータ12により駆動
され上記第1スロツトルバルブ10と同様に吸気量を調
整する第2スロツトルバルブ14が備えられており、ま
た第1スロツトルバルブ10にはスロットルの開度に応
じて開度信号を出力する第1スロツトル開度センサ16
が設けられ、ざらに第2スロツトルバルブ14には第2
スロットル間度センサ17が設けられている。
一方20ないし23は当該車両の車輪を示し、20およ
び21はエンジン1の動力がトランスミッション25、
プロペラシャフト26等を介して伝達され、当該車両を
駆動するための左・右の駆動輪を、22および23は車
両の走行に伴い回転される左・右の遊動輪をそれぞれ表
わしている。
そして左遊動輪22および右遊動輪23にはそれぞれそ
の回転速度を検出するための左遊動輪速度センサ27お
よび右遊動輪セン4ノ28が設けられており、また右駆
動輪21および左駆動輪20にはそれぞれその回転速度
を検出するための右駆動輪速度センサ29aおよび左駆
動輪速度センサ29bが設けられている。
また30は駆動制御回路を示し、上記第1スロツトル開
度センサ16、第2スロツトル開度センサ17、左遊動
輪速度センサ27、右遊動輪速度センサ28、右駆動輪
速度センサ29aおよび左駆動輪速度センサ29bから
のそれぞれの検出信号を受け、車両加速時に加速スリッ
プを生じさせることなく最大の加速性が得られるよう、
第2スロツトルバルブ14の開度を調整するDCモータ
12に駆動信号を出力してエンジン出力を制御する、ス
リップ制御が実行される。
ここで本実施例においては上記駆動制御回路30をマイ
クロコンピュータを用いて構成したものとし、説明を進
めると、駆動制御回路3oの構成は、第4図に示すよう
に表わすことができる。該図における31は上記各セン
サにて検出されたデータを制御プログラムに従って入力
および演算し、DCモータ12を駆動制御するための処
理を行なうセントラルプロセシングユニット(CPU)
、32は上記制御プログラムやマツプ等のデータが格納
されたリードオンリメモリ(ROM> 、33は上記各
センサからのデータや演算制御に必要なデータが一時的
に読み書きされるランダムアクセスメモリ(RAM) 
、34は波形整形回路や各センサの出力信号をCPU3
1に選択的に出力するマルチプレクサ等を備えた入力部
、35はDCモータ12をCPU31からの制御信号に
従って駆動する駆動回路を備えた出力部、36はCPt
J31、ROM32等の各素子および入力部34、出力
部35を結び、各種データの通路とされるパスライン、
37は上記各部に電源を供給する電源回路をそれぞれ表
わしている。
次に、上記のように構成された駆動制御回路30にて実
行される本実施例のスリップ制御の要部について、第5
図に示すタイミングチャートを用いて説明する。
まず、本実施例の要部を説明する前に、該要部を付加す
る前提となるスリップ制御を説明する。
該スリップ制御では、駆動輪回転速度VWRが時点TO
にて上限スリップ回転速度ΔVscをこえたときに第2
スロツトルバルブ14の開度θSが最大閉位置θ5cl
oseに向(プて閉弁駆動される。該閉弁駆動にて、エ
ンジン1の出力トルクが減少して、その後時点T1にて
該時点まで正であった駆動輪加速度WRが負になる。該
負の状態にあっては、該負のV曲によって補正された駆
動輪回転速度7種を用いて駆動輪速度補正値vwrが下
限スリップ回転速度△VsO未満になったときに、第2
スロツトルバルブ14が開弁駆動されることで、エンジ
ン1の出力トルクが増加する。該出力トルクの増加によ
って、駆動輪加速度VすRが時点T2にて増加状態にな
る。以後、時点T2以後、エンジン1の出力トルクの増
減が繰り返される。
したがって、上限スリップ回転速度ΔVscと下限スリ
ップ回転速度ΔVsOとを基準にして、駆動輪のスリッ
プを収束させる方向に第2スロツトルバルブ14の開度
θSが開閉弁制御されている。
次に、本実施例の要部を説明する。本実施例の要部は、
第2スロツトルバルブ14の開弁制御時の目標開度θS
Oを負の駆動輪加速度つまり減速度v讐Rの平均値1−
vWJの関数にて定めるものである。つまり、−例を示
すと、時点T1から時点T2間の減速度WRの平均値1
−VWR1を算出して、該1−VWR+の関数にて定め
られる第2スロッ1−ルバルブ14の目標開度θSOを
時点T2以後の時点T3にて開弁駆動の開始時におけ目
標開度に設定する。以後減速度v曲の平均値+−vwR
+の算出および該1−VWRIの関数にて定められるθ
SOの設定が繰り返される。
したがって、上記上限目標開度θsOを第6図に示すよ
うに、θsO=に3Xl−WR1+Aであられされる値
に制御することで、スリップが収束したとき、又は路面
の11!ff係数が小さいときのいずれかの場合に、第
2スロツトルバルブ14の目標開度θsOが小さい開度
に設定されることになる。
さらに、上記θSOに上限開度θHAXおよび下限開度
θ)IINを設定することで誤った動作時の保護を行な
うことができる。
次に、上記に説明した動作を実行するフローチャートを
第7図、第8図および第9図に示して説明する。本プロ
グラムは車両のスタータスイッチをON状態にするとC
PU31にて繰り返し実行されるものである。
まず、本プログラムの処理を開始するとRAM33の内
容のクリアおよび各フラグやカウンタのリセット等の初
期化処理が実行され(ステップ100)、以下の処理に
備える。
次いで、DCモータ12で第2スロットル間度θSが全
開状態を示すまで駆動して、本実施例のスリップ制御の
開始時点、又はスリップ制御を行なっていない場合に常
に第2スロツトルバルブ14を全開にする処理を行なう
(ステップ110)。
′次に、加速スリップ制御の必要な加速状態であるかを
第1スロツトルバルブ10の開度で判定する(ステップ
120)。
上記の判定にて第1スロツトルバルブ10が全開でなく
加速スリップの制御が必要であるとされた場合に、制御
に必要な各種運転状態である車速に対応する遊動輪の回
転速度VWFを、左右の遊動輪の速度センサ27および
28の検出値を平均して求め、右駆動輪回転速度V W
RRを右駆動輪速度センサ29aの検出値から求め、該
V WRRの加速度v wRRを単位時間のV WRR
の変化状態から求め、左駆動輪回転速度V WRLおよ
び該V WRLの加速度VΔR[を左駆動輪速度センサ
29bの検出値から求め、第1スロツトルバルブ10の
開度θHを第1スロットル間度センザ16の検出値から
求め、第2スロツトルバルブ14の開度θSを第2スロ
ットル間度センサ17の検出値から求める処理がそれぞ
れ行なわれる(ステップ130)。
次いで、遊動輪の回転速度V叶から本実施例のスリップ
制御を行なう上限速度V)IAX  (例えば1100
K /h )に達しているか否かが判定される(ステッ
プ140)。
上記の判定にてVMAX >VWFであると判定された
場合に以下に示すスリップ制御が行なわれる(ステップ
150ないし290)。
まず、スリップ制御の対象となる駆動輪回転速度V腫を
右駆動輪回転速度V WRRと左駆動輪回転速度V W
RLとを比較して決定する(ステップ150)。該比較
の結果大きい方の駆動輪の加速度がvWRに設定され、
一方、回転速度がVWRに設定される(ステップ155
,160又は215,220)。
以後、説明は右駆動輪回転速度V WRRにもとづいて
行なう。なお、左駆動輪回転速度V WRLの方が大き
い場合の制御(ステップ215ないし250)について
は、V WRRの方が大きい場合の制御(ステップ15
5ないし190)と同一動作であることから、説明は省
略する。
次に、駆動輪の減速状態時に、駆動輪速度補正値Vwr
を仮想する処理を行なう(ステップ170ないし190
)。該処理では、駆動輪の回転速度とみなしてスリップ
制御を行なう場合の比較値にする駆動輪速度補正値Vw
rについて、減速時にはVwr=KI VWRR十に2
WRR(Kl 、 K2は所定係数)の式で算出しくス
テップ180)、一方、加速時にはVwrへV WRR
を代入する(ステップ190)。該減速時処理の場合の
ywr特性を第5図のタイミングチャートでは、点線で
Vwr曲線中に示している。該減速時の処理によって図
示のように上記補正値■wrが実際の駆動輪回転速度V
WRよりはやく小さくなって下限スリップ回転速度ΔV
SOに達している。
次に、第2スロツトルバルブ14の開閉処理を行なう。
該処理では、遊動輪回転速度VWFに上限スリップ回転
速度ΔVSCを加えたものより駆動輪速度補正値ywr
の方が大であるとき(ステップ200)、つまり所定以
上のスリップと判定した場合には、出力トルクを減少し
てスリップを所定より小さくするために、第2スロツト
ルバルブ14を開方向へ最大閉位置θ5close (
例えば仝閉)に達するまで閉弁駆動する(ステップ21
0)。一方、VWFにΔVSOを加えたものよりvWr
の方が小であるとき(ステップ260>、つまり所定以
下のスリップと判定した場合には、出力トルクを増加し
てスリップを所定より大きくするために、第2スロツト
ルバルブ14を、後述の平均値算出ルーチン(ステップ
213)および目標開度算出ルーチン(ステップ270
)にて算出される目標開度θSOと一致するまで、開弁
駆動する(ステップ280)。上記平均値算出ルーチン
の内容を第8図に示し、また、目標開度算出ルーチンの
内容を第9図に示している。上記第2スロツトルバルブ
14の開閉弁駆動の結果、VWF+△VSC以下で、か
つVWF+ΔSO以上の範囲内に駆動輪速度補正値VW
rがある場合には、第2スロツトルバルブ14の開度が
保持される(ステップ300)。
上記開閉弁駆動を行ないスリップが所定範囲内に収束し
た場合には、第2スロツトルバルブ開度θSと目標開度
θSOとが一致して推移するようになり、その後駆動輪
加速度v韓RもOに収束する。
該一致して推移している時間TSが所定時間TOPを経
過したときに、スリップ制御の必要がなくなったと判断
して(ステップ290)第2スロツトルバルブ14を全
開にする(ステップ110)。
上記所定時間TOPは、所定範囲内へスリップの収束が
完了する時間に設定される。つまり、上記収束以後所定
時間TOPを経過した時点、つまり駆動輪速度補正値V
wrが収束される時点で、第2スロツトルバルブ14の
開閉弁スリップ1.IJ mを終了して、第2スロツト
ルバルブ14を全開にしている。
次に、本実施例の要部でおる上記目標開度θSOを設定
するための処理を説明する。該θSOは前記第5図のタ
イミングチャートで説明したように減速度WRの平均値
1−v臀R1の関数でおることから、まず、本実施例で
は平均値1−7曲1の算出を行なう(ステップ213)
。該1−VI4R1の算出ルーチンは、上記第2スロツ
トルバルブ14の閉弁駆動(ステップ210)、収束判
定(ステップ290> 、又は、第2スロツトルバルブ
の保持(ステップ300)のいずれかの処理の後に第8
図に示す処理を行なって求めるものである。以下に該ル
ーチンの処理を説明する。ここで、該ルーチンでは、上
記平均値1−踵1の算出処理と(ステップ400.4”
10.および450ないし490) 、前記ステップ2
80にて行なうスロワ1開制御時御時のDCモータ12
の駆動電圧VM決定時に用いる最大オーバーシュート伍
ΔVW)IAXの算出処理(ステップ420ないし44
0)の画処理を行なうものでおる。まず、AV WHA
Xの算出処理を説明する。該△V WHAXの算出処理
では、駆動輪回転速度WRと遊動輪回転速度V訂との差
、つまり、オーバーシュート量へVWRを算出して(ス
テップ4.20 > 、該ΔVWRが前回までの処理で
設定したAV W)IAXの値より大きい場合にはくス
テップ430) 、該AV曲をAVすHAXに設定する
処理(ステップ440)を繰り返して、八VWIIの最
大値をAV W)IAXに設定する処理が行なわれる。
該△V WMAXは、前記ステップ280にて行なう第
2スロツトルバルブ14の開制御時において、DCモー
タ12へ加える駆動電圧VHを算出する場合の基準値に
される。該VHの算出式は V)l =−に4 XΔVW)IAX+ B (K4 
、およびBは定数)であって、第10図に示すようにΔ
V聞AXの大きざに比例してVHが小さくなる特性であ
る。
したがって、該式にてVHが制御されることで、駆動輪
のスリップか大きなオーバーシュートで増加する場合に
は、第2スロツトルバルブ14の聞弁速度を小さくする
ことができる。その結果、スリップの大きなオーバーシ
ュートがなくなって、スリップの収束がはやくなる。上
記の最大オーバーシュート量ΔV WHAXは、該第2
スロツトルバルブ14の開弁処理後(ステップ280)
にクリアされて(ステップ285>、新たに八V WH
AXを読み込める状態にさ・れる。
次に、平均値+−VΔR1の算出処理を説明する。
該処理では、まず駆動輪加速度vすRが正から負に変化
する毎に、減速処理回数フラグjに1が加算される(ス
テップ450,490,460,400、および410
)、つまり、v曲が正の間では(ステップ450)、減
速状態回数フラグiがOに設定されていることから(ス
テップ490)、フラグjの加算処理(ステップ400
.410>は行なわれず、一方、vすRが正から負に変
化したときには、該ルーチンの処理毎にフラグiに1が
加えられることから(ステップ450.460>、v目
が正から負に変化する毎に上記フラグ1に1が設定され
ているとき、フラグjに1が加えられる(ステップ40
0,410>。次に、上記処理にて設定される減速処理
回数フラグjおよび減速状態回数フラグiにもとづいて
、減速度VWRの積算値V WRjを算出して(ステッ
プ470)、該WRjから平均値1−WR1jを算出す
る(ステップ480)。つまり、例えば、フラグjが2
の場合の2番目の減速処理時に、該ルーチンの起動毎に
該時点のv誓Rを積算値VWRj =WR2に加算する
ことで、2番目の減速処理回数時の積算値V)IRj=
VWR2が求められる(ステップ470)。そして、該
2番目の減速処理回数時にi回例えば100回v曲をv
WRj =vWR2に加算する処理が行なわれた場合に
は、該2番目の平均値1−VWRIj=l−v−RI2
はWR2/100の演算にて求められる(ステップ48
0)。したがって、一般式では、積算値ハVWRj =
VWRj +VWRjiニr求メラれて(ステップ47
0)、そして、平均値はl −VWRI j =VWR
j/i GCテ求メロ4L6 (ステップ480)。
上記で算出した、平均値+−vnR+にもとづいて、第
7図のステップ270にて算出される、第2スロツトル
バルブ14の開弁制御時の目標開度θSOの算出ルーチ
ンを、第9図に示して説明する。
該ルーチンでは、現在の1つ前の減速処理時例えば現在
2番目の処理時であれば1番目の処理時、つまり現在フ
ラグjから1を引いたフラグj−1に対応する減速処理
時の平均値+ −vnR+ j−iにもとづいて、目標
開度O3Oを θ5O4−に3×I−VWRI j−1+A (K3 
、およびAは定数)により算出して(ステップ500)
、その1多、該θSOが上限目標開度θHAXをこえる
場合には該θSOをθHAXに設定して(ステップ51
0.520>、一方、該θSOが上限目標開度θ)II
Nより小さい場合には該θSOにθ旧N@設定する(ス
テップ530.540>処理が行なわれる。
該処理を行なうことで、前記第6図に示す特性の処理が
行なわれることから、I−v曲1の小ざい場合には、目
標開度θSOが小さい値に設定されることになる。上記
θHAXおよびθMINは、θSOの誤った設定又は所
定範囲外の値に設定されることを防止するための目標開
度範囲値である。次に、上記のθSOの篩用処理では、
最初の減速処理時、つまりj=1の場合には平均値1−
vwR+が算出されていないので、θSOがθ)IIN
に設定されて加速性が悪くなることから、θsOに上限
目標開度θHAX e設定して(ステップ550,56
0)、最初の開弁処理時には、加速性を重視する処理を
行なう。
以上の処理にて締出したθsOが、次のステップ280
にて用いられて第2スロツトルバルブ14の開制御時の
目標開度θsOになる。
以上説明した本実施例を用いることで、第2スロツトル
バルブ14にて行なわれるエンジン1の出力トルクを増
減しての本スリップ制御では、第2スロツトルバルブ1
4の開弁制御時の目標開度を、駆動輪の減速度が小さい
場合には小さい値に設定することができる。したがって
、該減速度が小さい場合、つまり路面の摩1察係数が低
い場合に、又はスリップの収束にともなって第2スロツ
トルバルブ14の開弁角度を小さく制御することができ
る。結果として、低摩擦係数路面にて運転者が大きくア
クセルを踏み込んでも、エンジン1の出力トルクが急激
に大きくなることがなくなり、精度の高いスリップ制御
が可能になる。
さらに、第2スロツトルバルブ14を用いていることか
ら、第2スロツ1〜ルバルブ14の異常発生時にも第1
スロツトルバルブ10を用いて制御できるので安全性が
高く、かつ、吸気量を大きな範囲で調整できるので広範
囲のトルク制御を得ることができる。
したがって、本実施例を用いることで安全性、および低
摩擦路面における最適スリップ状態の維持能力等のすぐ
れた車両のスリップ制御装置を提供できる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明を用いることで、路面の
摩擦係数の変化に応じて変動する駆動輪の減速状態にも
とづいて、吸入空気量増減部M8の上限および下限目標
開度を設定することができる。
したがって、路面の摩擦係数が低い場合に、上記上限目
標開度を閉方向開度に設定することができる。結果とし
て、路面の摩1察係数が低い場合に、運転者がフルスロ
ットル等の荒い操作をしても、エンジンのトルクが過大
になることがなくなり、適正なスリップ制御ができる。
以上に示したよう、本発明を用いることで広い範囲の摩
擦係数の路面に対して、適正なスリップ制御の行なえる
車両のスリップ制御装置の提供ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成の一例を示す構成図、第2
図はスリップ率と路面摩擦力との特性を示すグラフ、第
3図は実施例の構成概略図、第4図は実施例の制御系の
ブロック図、第5図は実施例のタイミングチャート、第
6図は実施例の目標回度の特性を示すグラフ、第7図は
実施例の制御プログラムのフローチャート、第8図は実
施例の平均値算出ルーチンのフローチャート、第9図は
実施例の目標開度算出ルーチンのフローチャート、第1
0図はDCモータの駆動電圧の特性を示すグラフである
。 Ml・・・遊動輪 M2・・・遊動輪回転速度検出手段 M3・・・駆動輪 M4・・・駆動輪回転状態検出手段 M5・・・スリップ値算出手段 M6・・・スリップ範囲値設定手段 M7・・・エンジン M8・・・吸入空気1増減部 M9・・・スリップ制御手段 Mlo・・・減速状態判定手段 Mll・・・目標開度設定手段 1・・・エンジン 14・・・第2スロツトルバルブ 27・・・左遊動輸速度センサ 28・・・右駆動輪速度センサ 29a・・・右駆動輪速度センサ 29b・・・左駆動輪速度センサ 30・・・駆動制御回路 第2図 一一一−−シS    (’10ノ スリップ千 @3図 第4図 第6図 ↑ 漬砺L1咬の勾と多瀘直  1;1 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車両の遊動輪の回転速度を検出する遊動輪回転速度検出
    手段と、 車両の駆動輪の回転速度及びその加速度を検出する駆動
    輪回転状態検出手段と、 上記遊動輪回転速度検出手段の検出値から求められた演
    算値と、上記駆動輪回転状態検出手段が検出した回転速
    度から求められた演算値との大小関係から駆動輪のスリ
    ップ値を算出するスリップ値算出手段と、 上記遊動輪回転速度検出手段の検出値にもとづいて、所
    定上限スリップ値と所定下限スリップ値とからなる所定
    スリップ範囲値を設定するスリップ範囲値設定手段と、 上記スリップ値が所定上限スリップ値以上の場合には、
    エンジンの吸入空気量増減部を所定下限目標開度に駆動
    する制御を行ない、一方、上記スリップ値が所定下限ス
    リップ値以下の場合には、エンジンの吸入空気量増減部
    を所定上限目標開度に駆動する制御を行なうスリップ制
    御手段と、を備えた車両のスリップ制御装置において、
    上記駆動輪回転状態検出手段が検出した加速度の大小か
    ら駆動輪の減速状態の大小を判定する減速状態判定手段
    と、 該減速状態判定手段の判定結果に応じて、上記スリップ
    制御手段の下限目標開度および上限目標開度を設定する
    目標開度設定手段とを備え、上記上限目標開度を減速状
    態の減少にしたがって閉方向開度に設定したことを特徴
    とする車両のスリップ制御装置。
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