JPS62107246A - 車両のスリツプ制御装置 - Google Patents

車両のスリツプ制御装置

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JPS62107246A
JPS62107246A JP24678085A JP24678085A JPS62107246A JP S62107246 A JPS62107246 A JP S62107246A JP 24678085 A JP24678085 A JP 24678085A JP 24678085 A JP24678085 A JP 24678085A JP S62107246 A JPS62107246 A JP S62107246A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両加速時の駆動輪のタイヤと路面との摩擦力
が大きくなるよう駆動輪の回転を制御する車両スリップ
制御装置に関し、特に駆動輪の回転をエンジンの出力に
よって制御する車両スリップ制御装置に関するものでお
る。
[従来の技術] 氷上、雪路等の低摩隙係数路面での発進及び走行は、駆
動輪のスリップ等により尻振りや車両スピン等に陥る場
合があり、非常に危険である。そこで従来はタイヤと路
面間の摩擦係数を上げる為に、スパイクタイヤやチェー
ン等を装着している。
また、駆動輪のスリップを抑えるトラクションコントロ
ールシステムも考えられており、第2図に示すごとく路
面摩擦力が最も大きくなるようスリップ率[(車両速度
−駆動輪速度)/駆動輪速度]を−0,1〜−0,2付
近に制御するようエンジン出力トルク等を抑制制御しよ
うとするものである。このエンジン出力トルク制御とし
ては次のものがある。即ち、 ■点火遅角制御 ■燃料カット ■気筒毎燃料カット ■リンクレススロットルバルブ方式、即ち、スリップが
発生した場合のスロットルバルブ制御■慣性過給(体積
効率)方式 これらによってエンジン出力トルクが抑えられる結果、
加速スリップが抑制される。
し発明が解決しようとする問題点] このように、従来では車両加速時におけるスリップ制御
については種々前えられ、運転者が急加速をかけた場合
であっても、加速ロスおよび車体の横すべりがないよう
制御がなされているのであるが、単に車輪が加速スリッ
プを生じた際にエンジン出力を抑えるといった程度のこ
としか考えられておらず、車両の加速性をより最適に制
御するといったことは余り考えられていなかった。
また加速スリップ時に単に燃料をカットしたり点火時期
を遅角するものは、エンジンの運転状態の急変、振動の
発生、又は停止といった問題および制御範囲が狭められ
る問題があった。そこで本発明は上記の問題点を解決す
ることを目的とする′が、該目的を達成する意味で特願
昭60−184545号にあげられている技術があり、
該技術を用いて例えば吸入空気層を制御した場合には、
内燃機関の出力をスムーズに抑制できるのである。
しかし、該技術では、全速度範囲においてスリップ制御
範囲値を所定の一定範囲値に設定していたため、中高速
時にスリップ範囲値範囲が狭くなつたり、又は適正値か
らズしたすするので、本発明は該問題を解決して、更に
、最適なスリップ制御のできる車両のスリップ制御装置
の提供を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明の構成した手饅は、
第1図の基本的構成図に示すごとく、車両の遊動輪M1
の回転速度を検出する遊動輪回転速度検出手段M2と、 車両の駆動輪M3の回転速度を検出する駆動輪回転速度
検出手段M4と、 上記遊動輪回転速度検出手段M2の検出値から求められ
た演算値と、上記駆動輪回転速度検出手段M4の検出1
心から求められた演算値との雨滴算値の大小関係から駆
動輪M3のスリップ値を搾出するスリップ値算出手段M
5と、 所定上限スリップ値と所定下限スリップ値とからなる所
定スリップ範囲値を設定するスリップ範囲値設定手段M
6と、 上記スリップ値が所定上限スリップ値以上の場合には、
エンジンM7の出力トルク増減部M8に出力トルクを減
少させる制御を行ない、一方、上記スリップ値が所定下
限スリップ値以下の場合には、エンジンM7の出力トル
ク増減部M8に出力トルクを増加させる制御を行なうス
リップ制御手段M9と、 を備えた車両のスリップ制御装置において、上記スリッ
プ範囲値設定手段M6が、 上記所定スリップ範囲値を、遊動輪回転速度検出手段M
2における検出値の所定範囲内において該検出値の増加
にともなって、上記所定スリップ範囲値の所定上限スリ
ップと所定下限スリップ値との差を大きくする方へ変更
するよう構成されたことを特徴とする車両のスリップ制
御装置を要旨としている。
本発明におCプる遊動輪回転速度検出手段M2とは、例
えば左右の遊動輪M1の回転速度を磁気ピックアップ等
からなる回転速度センサにて検出するものである。
駆動輪回転速度検出手段M4とは、例えば左右の駆動輪
M3、プロペラシャフト、又はスピードメータケーブル
等の回転速度を回転速度センサにて検出するものである
スリップ値算出手段M5とは、例えば駆動輪M3の回転
速度から求められた演算値と遊動輪M2の回転速度から
求められた演算値との差を求めるものである。
スリップ範囲値設定手段M6とは、例えば遊動輪M1の
回転速度が低速では所定の一定スリップ範囲値を設定し
、一方、回転速度が中高速では該回転速度の増加にとも
なってスリップ範囲値を広く設定するものである。
出力トルク増減部M8とは、例えば点火時期を制tub
で出力トルクの増減、燃料カットを行って出力1〜ルク
の増減、スロットルバルブを制御して出力トルクの増減
、第2のスロットルバルブを設けて吸入空気量を調量し
て出力トルクの増減、又はブレーキにて出力トルクの減
少、等を行なう部分である。
スリップ制御手段M9とは、出力トルク増減部M8を制
御して、例えば、エンジンM7の吸入空気量を制御して
エンジンM7の出力トルクを調整して、スリップ値が所
定スリップ範囲値内へ向かうように制御するものである
[作用] すなわち、本発明の車両のスリップ制御装置では、スリ
ップ値算出手段M5の検出値がスリップ範囲値設定手段
M6の設定する所定スリップ範囲値内へ向かうように、
出力トルク増減部M8をスリップ制御手段M9にて制御
している。一方、上記所定スリップ範囲値においては、
例えば遊動輪M1の回転速度が低速では、所定スリップ
範囲値を一定に、また中高速では、遊動輪M1の回転速
度の増加にともなって所定スリップ範囲値を広くする設
定がされている。
したがって、例えば車速の変動が大きい低車速時にスリ
ップ範囲値が一定の所定範囲値に設定され、一方、中高
速時に制御範囲幅が速度に応じて広くなるため最も効果
を発生するスリップ範囲値に設定することができる。
以下、実施例について説明するが、本発明の実施例はこ
れに限るものではなく、要旨を逸脱しない範囲で、種々
の態様で実施可能である。
[実施例] まず第3図は本実施例の車両スリップの制御装置を搭載
した車両のエンジン周辺及び車輪部分を示す概略構成図
であって、1はエンジン、2はピストン、3は点火プラ
グ、4は吸気弁、5は燃料噴射弁、6はサージタンク、
7はエア70メータ、8はエアクリーナを表わしている
。そして本実施例においてはエア70メータ7とサージ
タンク6との間の吸気通路に、従来より備えられている
、アクセルペダル9と連動して吸気量を調整する第1ス
ロツトルバルブ10の他に、DC七−タ12により駆動
され上記第1スロツトルバルブ10と同様に吸気量を調
整する第2スロツトルバルブ14が備えられており、ま
た第1スロツトルバルブ10にはスロットルの開度に応
じて開度信号を出力する第1スロットル間度センサ16
が設けられ、ざらに第2スロツl〜ルバルブ14には第
2スロツトル開度センサ17が設けられている。
一方20ないし23は当該車両の車輪を示し、20およ
び21はエンジン1の動力がトランスミッション25、
プロペラシャフト26等を介して伝達され、当該車両を
駆動するための左・右の駆動輪を、22および23は車
両の走行に伴い回転される左・右の遊動輪をそれぞれ表
わしている。
そして左遊動輪22.iよび右遊動輪23にはそれぞれ
その回転速度を検出するための左遊動輪速度センサ27
および右遊動輪センサ2Bが設けられており、また右駆
動輪21および左駆動輪20にはそれぞれその回転速度
を検出するための右駆動輪速度センサ29aおよび左駆
動輪速度センサ29bが設けられている。
また30は駆動制御回路を示し、上記第1スロツトル開
度センサ16、第2スロットル間度センサ17、左遊動
輪速度センサ27、右遊動輪速度センサ28、右駆動輪
速度センサ29aおよび左駆動輪速度センサ29bから
のそれぞれの検出信号を受け、車両加速時に加速スリッ
プを生じさせることなく最大の加速性が得られるよう、
第2スロツトルバルブ14の開度を調整するDCモータ
12に駆動信号を出力してエンジン出力を制御する、ス
リップ制御が実行される。
ここで本実施例においては上記駆動制御回路30をマイ
クロコンピュータを用いて構成したものとし、説明を進
めると、駆動制御回路30の構成は、第4図に示すよう
に表わすことができる。該図における31は上記各セン
サにて検出されたデータを制御プログラムに従って入力
および演算し、DCモータ12を駆動制御するための処
理を行なうセントラルプロセシングユニット(CPLJ
)、32は上記制御プログラムやマツプ等のデータが格
納されたリードオンリメモリ(ROM) 、33は上記
各センサからのデータや演算制御に必要なデータが一時
的に読み書きされるランダムアクセスメモリ(RAM)
 、34は波形整形回路や各センサの出力信号をCPU
31に選択的に出力するマルチプレクサ等を備えた入力
部、35はDCモータ12をCPU31からの制御信号
に従って駆動する駆動回路を備えた出力部、36はCP
U31、ROM32等の各素子および入力部34、出力
部35を結び、各種データの通路とされるパスライン、
37は上記各部に電源を供給する電源回路をそれぞれ表
わしている。
次に、上記のように構成された駆動制御回路30にて実
行されるスリップ制御について、第5図および第6図に
示す制御プログラムのフローチャートに基づいて説明す
る。本プログラムは車両のスタータスイッチをON状態
にするとCPU31にて繰り返し実行されるものである
゛  まず、本プログラムの処理を開始するとRAM3
′3の内容のクリアおよび各フラグやカウンタのリセッ
ト等の初期化処理が実行され(ステップ100)、以下
の処理に備える。
次いで、DCモータ12で第2スロツトル開度θSが全
開状態を示すまで駆動して、本実施例のスリップ制御の
開始時点、又はスリップ制御を行なっていない場合に常
に第2スロツトルバルブ14を全開にする処理を行なう
(ステップ110)。
次に、加速スリップ制御の必要な加速状態であるかを第
1スロツトルバルブ10の開度で判定する(ステップ1
20)。
上記の判定にて第1スロツトルバルブ10が全開でなく
加速スリップの制御が必要であるとされた場合に、制御
に必要な各種運転状態である車速に対応する遊動輪の回
転速度V旺を、左右の遊動輪の速度センサ27および2
8の検出値を平均して求め、右駆動輪回転速度V WR
Rを右駆動輪速度センサ29aの検出値から求め、該V
 WRRの加速度ΩWRRを単位時間のV WRRの変
化状態から求め、左駆動輪回転速度IRLおよび該V 
WRLの加速度vwntを左駆動輪速度センサ29bの
検出値から求め、第1スロツトルバルブ10の開度θH
を第1スロツトル開度センサ16の検出値から求め、第
2スロツトルバルブ14の開度θSを第2スロットル間
度センサ17の検出値から求める処理がそれぞれ行なわ
れる(ステップ130)。
次いで、遊動輪の回転速度V旺から本実施例のスリップ
制御を行なう上限速度VHAX  (例えば100KI
II /h )に達しているか否かが判定される(ステ
ップ140)。
上記の判定にてVHAX>V旺であると判定された場合
に以下に示すスリップ制御が行なわれる(ステップ15
0ないし290)。
まず、スリップ制御の対象となる駆動輪回転速度VII
Rを右駆動輪回転速度V WRRと左駆動輪回転速i[
V WRLとを比較して決定する(ステップ150)。
該比較の結果大きい方の駆動輪の回転速度が■顕に設定
される(ステップ160又は220)以後、説明は右駆
動輪回転速度V WRRにもとづいて行なう。なお、左
駆動輪回転速度VΔR[の方が大きい場合の制御(ステ
ップ220ないし250)については、V WRRの方
が大きい場合の制御(ステップ160ないし190)と
同一動作であることから、説明は省略する。
次に、駆動輪の減速状態時に、駆動輪速度補正値ywr
を仮想する処理を行なう(ステップ170ないし190
)。該処理では、駆動輪の回転速度とみなしてスリップ
制御を行なう場合の比較値にする駆動輪速度補正値yw
rについて、減速時にはVvr=KI VWRR+に2
 ’2WRR(Kl 、 K2は所定係数)の式で算出
しくステップ180)、一方、加速時にはVvrへV 
WRRを代入する(ステップ190)。該減速時処理の
場合の■wr特性を第7図のタイミングチャートでは、
Vwr曲線中に点線で示している。該減速時の処理によ
って図示のように上記補正値Vyrが実際の駆動輪回転
速度VWRよりはやく小さくなって下限スリップ回転速
度ΔVSOに達している。
次いで、駆動輪へ加えるトルクを増加状態から減少状態
へ反転させる上限スリップ回転速度ΔVSC1又は減少
状態から増加状態へ反転させる下限スリップ回転速度Δ
■SOを設定する(ステップ195)、該設定ルーチン
を第6図に詳細に示し説明する。該ルーチンでは、まず
遊動輪回転速度■−[と上限スリップ率KSCとを乗じ
た値が上限スリップ回転速度へV SCIより大きいか
否かについて判定されて(ステップ300) 、その結
果にしたかってΔSCの設定を行なっている。該判定結
果がVWFXKSC>ΔV SC1でおる場合には、上
限スリップ回転速度Δ■SCに■畦XKSCの値が設定
され(ステップ310)、一方、VWFXKSC≦ΔV
SCIである場合には、ΔvSCにΔVSCIが設定さ
れる(ステップ340)。
次に、下限スリップ回転速度Δ■SOの設定についても
、■畦と下限スリップ率KSOとを乗じた値が下限スリ
ップ回転速度ΔVSOIより大きいか否かで判定されて
(ステップ320)、その結果にしたがってΔVSOの
設定を行なっている。該判定がVWFxKSO>ΔVS
OI(7)場合には、下限スリップ回転速度Δ■SOに
VWFxKSOが設定され(ステップ330) 、一方
、VWFXKSO≦ΔVSO1(7)11合には、Δ■
SOにΔV 301が設定される(ステップ350)。
該ΔV 301との比較結果でΔ■SO値を切り替える
時点が第7図における時点T2である。上記Δ■SCを
切り替えることで、時点T1以前にはΔ■SCにΔv 
sciが設定され、そして、時点T1経過後にはΔvS
Cに■旺XKSCが設定されている。一方、ΔvSOを
切り替えることで、時点T21:1.前にはΔvSOに
Δvsoiが設定され、そして、時点T2経過後にはΔ
V SOk: V WFX K 5O7fi 設定され
ている。すなわち、所定の速度以下では一定のスリップ
制御範囲幅が設定され、一方、所定の速度をこえる部分
では速度の増加にともなって広くなるスリップ制御範囲
幅が設定される。
次に、第6図のルーヂン終了後、第5図にもどって第2
スロツトルバルブ14の開閉処理を行なう(ステップ2
00ないし290)。該処理では、遊動輪回転速度VW
Fに上限スリップ回転速度ΔVSCを加えたものより駆
動輪速度補正値vwrの方が大であるとき(ステップ2
00)、つまり所定以上のスリップと判定した場合には
、出力トルクを減少してスリップを所定より小さくする
ために、第2スロツトルバルブ14を閉方向へ最大開位
置θ5close (例えば全開)に達するまで閉弁駆
動する(ステップ210)。一方、VWFに△VSOを
加えたものよりvWrの方が小であるとき(ステップ2
60> 、つまり所定以下のスリップと判定した場合に
は、出力トルクを増加してスリップを所定より大きくす
るために、第2スロツトルバルブ14を第1スロツトル
バルブ開度θHと一致するまで、開弁駆動する(ステッ
プ280)。該開弁速度としては、駆動輪回転速度■す
Rから遊動輪回転速度V訂を引いた値であるΔVW  
(ステップ270)に比例したモータ速度でおる。DC
モータ12へ加えるモータ電圧V)lは、所定モータ電
圧Bから△VWに所定係数に3を乗じた値を引いた値、
つまりV)l =−に3ΔVW十Bで示される値に設定
される。該V)lの特性は、第8図に示すように、大き
いΔv4値になるとVMが小さくなるものである。従っ
てVWRの下降が緩かになってVWRとV4Fとが等し
くなった時(タイヤが路面にグリップした時)のショッ
クを低減してスムーズなスリップ制御ができる。上記第
2スロツトルバルブ14の開閉弁駆動の結果、VWF十
ΔvSC以下でかつV畦土Δ■SO以上の範囲内に駆動
輪速度補正値Vwrがある場合には、第2スロツトルバ
ルブ14の開度が保持される(ステップ300)。
上記開閉弁駆動を行ないスリップが所定範囲内に収束し
た場合には、第2スロツトルバルブ開度θSと第1スロ
ツトルバルブ開度θHとが一致して推移するようになり
、その後駆動輪加速度VWRもOに収束する。該一致し
て推移している時間TSが所定時間TOPを経過したと
きに、スリップ制御の必要がなくなったと判断して(ス
テップ290)第2スロツトルバルブ14を全開にする
(ステップ110)。上記所定時間TOPは、所定範囲
内へスリップの収束が完了する時間に設定される。
上記収束の結果θSとθHとの一致の継続開始時点が第
7図の時点T3であり、該T3以後所定時間TOPを経
過した時点つまり駆動輪速度補正値Vwrが収束される
時点T4で、第2スロツトルバルブ14の開閉弁スリッ
プ制御を終了して、第2スロツトルバルブ14を全開に
している。
なお、上記実施例にて用いた各種の所定値である上限ス
リップ回転速度Δ■S01、下限スリップ回転速度Δ■
S01、上限スリップ率KSC1および下限スリップ率
Ksoは実験等により適値を求める。
以上に説明した本実施例を用いることで、第2スロツト
ルバルブ14にて行なわれるエンジン1の出力トルクを
増減しての本スリップ制御では、車速の低い間では一定
のスリップ値範囲、すなわち一定の範囲幅で制御してい
ることから、車速の急変動等を原因とする誤作動を防止
することができる。一方、中高速では一定のスリップ率
範囲、すなわち車速の増加にしたがって制御範囲幅の増
加する制御をしていることから、最も有効とされている
スリップ率である例えばスリップ率=−0゜1へ向けて
スリップ制御することができる。
さらに、第2スロツトルバルブ14を用いていることか
ら、第2スロツトルバルブ14の異常発生時にも第1ス
ロツトルバルブ10を用いて制御できるので安全性が高
く、かつ、吸気量を大きな範囲で調整できるので広範囲
のトルク制御を得ることができる。
したがって、本実施例を用いることで安全性、広範囲制
御性、および最適スリップ状態の維持能力等のすぐれた
車両のスリップ制御装置を提供できる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明を用いることで、車速の
所定範囲内において、車速の増加にともなってスリップ
制御の範囲幅を広くすることができる。したがって、例
えば中高速時には最も路面摩擦力を大きくすることので
きるスリップ範囲内へ向かうようにエンジンM7の出力
トルクを増減して制御を行なうことができる。結果、低
速から高速まで安定で、かつ最良の加速性を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成の一例を示す構成図、第2
図はスリップ率と路面摩擦力との関係説明図、第3図は
実施例の構成概略図、第4図は実施例の制御系のブロッ
ク図、第5図は実施例の制御プログラムのフローチV−
ト、第6図は実施例のスリップ範囲値設定ルーチンのフ
ローヂ【7−ト、第7図は実施例のタイミングチャート
、第8図は開弁制御時の特性を示すグラフである。 Ml・・・遊動輪 M2・・・遊動輪回転速度検出手段 M3・・・駆動輪 M4・・・駆動輪回転速度検出手段 M5・・・スリ゛ツブ値算出手段 M6・・・スリップ範囲値設定手段 M7・・・エンジン M8・・・出力トルク増減部 M9・・・スリップ制御手段 1・・・エンジン 14・・・第2スロツトルバルブ 27・・・左遊動輪速度センサ 28・・・右遊動輪速度センサ 29a・・・右駆動輪速度センサ 29b・・・左駆動輪速度センサ 30・・・駆動制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車両の遊動輪の回転速度を検出する遊動輪回転速度検出
    手段と、 車両の駆動輪の回転速度を検出する駆動輪回転速度検出
    手段と、 上記遊動輪回転速度検出手段の検出値から求められた演
    算値と、上記駆動輪回転速度検出手段の検出値から求め
    られた演算値との両演算値の大小関係から駆動輪のスリ
    ップ値を算出するスリップ値算出手段と、 所定上限スリップ値と所定下限スリップ値とからなる所
    定スリップ範囲値を設定するスリップ範囲値設定手段と
    、 上記スリップ値が所定上限スリップ値以上の場合には、
    エンジンの出力トルク増減部に出力トルクを減少させる
    制御を行ない、一方、上記スリップ値が所定下限スリッ
    プ値以下の場合には、エンジンの出力トルク増減部に出
    力トルクを増加させる制御を行なうスリップ制御手段と
    、 を備えた車両のスリップ制御装置において、上記スリッ
    プ範囲値設定手段が、 上記所定スリップ範囲値を、遊動輪回転速度検出手段に
    おける検出値の所定範囲内において該検出値の増加にと
    もなって、上記所定スリップ範囲値の所定上限スリップ
    と所定下限スリップ値との差を大きくする方へ変更する
    よう構成されたことを特徴とする車両のスリップ制御装
    置。
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