JP2749784B2 - 旋回半径計算方法および旋回半径計算装置 - Google Patents

旋回半径計算方法および旋回半径計算装置

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JP2749784B2
JP2749784B2 JP6286928A JP28692894A JP2749784B2 JP 2749784 B2 JP2749784 B2 JP 2749784B2 JP 6286928 A JP6286928 A JP 6286928A JP 28692894 A JP28692894 A JP 28692894A JP 2749784 B2 JP2749784 B2 JP 2749784B2
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turning radius
tire
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rotational angular
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実香夫 中島
功雄 一色
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/04Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to forces disturbing the intended course of the vehicle, e.g. forces acting transversely to the direction of vehicle travel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/172Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/06Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle
    • B60C23/061Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle by monitoring wheel speed

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の旋回半径を計
算する方法およびこの方法を実施するための旋回半径計
算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の旋回半径を取得する方法と
しては、たとえば操舵角センサの出力に基づいて取得す
る方法、または車両に備えられている4つのタイヤ
1 ,W2,W3 ,W4 (なお、タイヤW1 ,W2 はそ
れぞれ前左右タイヤに対応し、タイヤW3 ,W4 はそれ
ぞれ後左右タイヤに対応する。また、以下総称するとき
は、「タイヤWi 」という。)の各回転角速度F1 ,F
2 ,F3 ,F4 (以下総称するときは「回転角速度
i 」という)に基づいて取得する方法があった。
【0003】回転角速度Fi は、車両がコーナーを走行
している場合、左右の各タイヤWiで異なる。具体的に
は、コーナー内側のタイヤWi の各回転角速度Fi は相
対的に遅くなり、コーナー外側のタイヤWi の各回転角
速度Fi は相対的に速くなる。これは、コーナー内側の
タイヤWi の旋回半径とコーナー外側のタイヤWi の旋
回半径との間に差が存在するためである。したがって、
回転角速度Fi に基づけば、車両の旋回半径を取得でき
る。
【0004】上記タイヤWi の回転角速度Fi に基づく
車両の旋回半径の具体的な取得方法の一例は、たとえば
特開昭60-113710 号公報に開示されている。すなわち、
キングピン間の距離(トレッド幅)をkとすると、旋回
半径Rは、
【0005】
【数1】
【0006】として計算される。なお、上記(1) 式は、
1 とF3 とが、およびF2 とF4 とが交換可能である
ことを示している。車両の旋回半径は、たとえば車両の
安全を確保する目的のために開発されたタイヤ空気圧低
下検出装置,アンチロックブレーキシステム(ABS:
Anti-lockBraking System)、または車両の現在位置を
ドライバに知らせるためのナビゲーションシステムに利
用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両がコー
ナーを走行する際、車両には、コーナー外側方向に車両
の速度に比例した横方向加速度(以下「横G」という)
が作用する。これに伴い、車両の荷重はコーナー外側方
向に移動する。その結果、コーナー外側のタイヤWi
かかる荷重は相対的に増大するとともに、コーナー内側
のタイヤWi にかかる荷重は相対的に低下する。
【0008】図9は、タイヤWi にかかる荷重とタイヤ
i の有効ころがり半径(タイヤの自由動転時におい
て、タイヤが1回転したときに車両が進んだ距離を2π
で割った値。)との対応関係を示すグラフである。この
グラフから明らかなように、タイヤWi の有効ころがり
半径は、タイヤWi にかかる荷重が増大するのに従って
低下する。
【0009】したがって、荷重が相対的に増大するコー
ナー外側のタイヤWi の有効ころがり半径は小さくなる
とともに、荷重が相対的に低下するコーナー内側のタイ
ヤW i の有効ころがり半径は大きくなる。一方、タイヤ
i の回転角速度Fi は、タイヤWi の有効ころがり半
径に対応して変化する。したがって、タイヤWi の回転
角速度Fi は、旋回半径Rだけでなく、車両の荷重移動
によってもばらつくことがわかる。そのため、上記(1)
式によって算出された旋回半径Rは、実際の旋回半径で
はなく、車両の荷重移動の影響を受けた旋回半径とな
る。
【0010】このように、従来では、旋回半径Rを正確
に算出することができなかった。そこで、この発明の目
的は、上述の技術的課題を解決し、車両の荷重移動にか
かわらず、旋回半径を正確に計算できる方法を提供する
ことである。また、この発明の他の目的は、上記旋回半
径計算方法を実施するための旋回半径計算装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、4つのタイヤを備えた車両の
旋回半径を計算する方法であって、各タイヤの回転角速
度を検出し、車両の横方向加速度を検出し、この検出さ
れた横方向加速度および予め定める第1の定数に基づい
て、上記検出された回転角速度のうち従動左右タイヤの
回転角速度を補正し、この補正された従動左右タイヤの
回転角速度に基づいて、車両の旋回半径を計算すること
を特徴とする旋回半径計算方法であるまた、この請求
項1に係る旋回半径計算方法を実施するための旋回半径
計算装置は、各タイヤの回転角速度を検出する回転角速
度検出手段と、車両の横方向加速度を検出する横方向加
速度検出手段と、この横方向加速度検出手段で検出され
た横方向加速度および予め定める第1の定数に基づい
て、上記回転角速度検出手段で検出された回転角速度の
うち従動左右タイヤの回転角速度を補正する回転角速度
補正手段と、この回転角速度補正手段で補正された従動
左右タイヤの回転角速度に基づいて、車両の旋回半径を
計算する旋回半径計算手段とを含むことを特徴とするも
のである(請求項4)。
【0012】請求項2記載の発明は、上記予め定める第
1の定数は、車両の荷重がパラメータとされているもの
であり、各タイヤの回転角速度を検出するたびに、車両
の荷重を検出し、この検出された車両の荷重に応じて上
記予め定める第1の定数を更新することを特徴とする
求項1記載の旋回半径計算方法であるまた、この請求
項2に係る旋回半径計算方法を実施するための旋回半径
計算装置は、上記予め定める第1の定数は、車両の荷重
がパラメータとされているものであり、各タイヤの回転
角速度を検出するたびに、車両の荷重を検出する荷重検
出手段と、この荷重検出手段で検出された車両の荷重に
応じて上記予め定める第1の定数を更新する更新手段と
をさらに含むことを特徴とするものである(請求項
5)。
【0013】請求項3記載の発明は、4つのタイヤを備
えた車両の旋回半径を計算する方法であって、各タイヤ
の回転角速度を検出し、この検出された回転角速度に基
づいて車両の旋回半径を計算し、上記検出された回転角
速度予め定める第2の定数および、車両の荷重およ
びタイヤの有効ころがり半径の荷重変化に対する変動率
がパラメータとされている第1の定数に基づいて得られ
第3の定数に基づいて補正値を求め、上記計算された
車両の旋回半径を上記求められた補正値に基づいて補正
することを特徴とする旋回半径計算方法であるまた、
この請求項3に係る旋回半径計算方法を実施するための
旋回半径計算装置は、各タイヤの回転角速度を検出する
回転角速度検出手段と、この回転買う速度検出手段で検
出された回転角速度に基づいて車両の旋回半径を計算す
る旋回半径計算手段と、上記回転角速度検出手段で検出
された回転角速度、予め定める第2の定数、および、車
両の荷重およびタイヤの有効ころがり半径の荷重変化に
対する変動率がパラメータとされている第1の定数に基
づいて得られる第3の定数に基づいて補正値を求める補
正値演算手段と、上記旋回半径計算手段で計算された車
両の旋回半径を上記補正値演算手段で演算された補正値
に基づいて補正する旋回半径補正手段とを含むことを特
徴とする旋回半径計算装置である(請求項6)。 なお、
上記補正値は、上記検出された回転角速度の2乗値に上
記第3の定数を乗じ、その結果得られた値に上記第2の
定数を加算することにより求められるものであってもよ
い。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】上記請求項1記載の発明では、各タイヤの回転
角速度のうち従動左右タイヤの回転角速度が車両の横方
向加速度および予め定める第1の定数に基づいて補正さ
れる。車両の荷重移動は車両の横方向加速度に比例す
る。したがって、上記補正により車両の荷重移動の影響
を排除した回転角速度が取得される。そして、この取得
された車両の荷重移動の影響を排除した回転角速度に基
づいて車両の旋回半径が計算される。そのため、車両の
荷重移動の影響を排除した正確な車両の旋回半径を得る
ことができる。
【0019】しかも、旋回半径を計算するのに用いてい
る回転角速度は、従動左右タイヤの回転角速度である。
ここで、車両がコーナーを走行する際、コーナー内側の
駆動タイヤはスリップしやすいのに対して、従動タイヤ
はスリップしにくい。したがって、スリップの発生を考
慮することなく、車両の旋回半径を得ることができる。
【0020】また、請求項2記載の発明では、タイヤの
回転角速度を補正する際に利用される第1の定数は、タ
イヤの回転角速度を検出するたびに検出される車両の荷
重に応じて更新される。車両の荷重は、車両に搭載する
人または車両に搭載される荷物の数や量によって変化す
るので、これに伴って移動すべき荷重が変化する。その
ため、車両の荷重移動の影響をより確実に排除した車両
の旋回半径を得ることができる。
【0021】また、請求項3記載の発明では、各タイヤ
の回転角速度に基づいて車両の旋回半径が計算され、こ
の計算された車両の旋回半径が補正値に基づいて補正さ
れる。補正値は、回転角速度と、第2の定数と、車両の
荷重およびタイヤの有効ころがり半径の荷重変化に対す
る変動率がパラメータとされている第1の定数に基づい
て得られる第3の定数とに基づいて求められる。すなわ
ち、第3の定数は車両の荷重およびタイヤの有効ころが
り半径の荷重変化に対する変動率から求められる値であ
るから、補正値は、車両の横方向加速度による荷重変化
によって生じるタイヤの回転角速度の変化量の大きさに
応じたものとして求められる。ゆえに、上記の補正によ
り、車両の横方向加速度に比例した車両の荷重移動の影
響を排除した正確な車両の旋回半径を得ることができ
る。
【0022】
【実施例】以下では、この発明の実施例を、添付図面を
参照して詳細に説明する。 〈第1実施例〉図2は、本発明の旋回半径計算方法また
は旋回半径計算装置が適用された第1実施例のタイヤ空
気圧低下検出装置の構成を示す概略ブロック図である。
このタイヤ空気圧低下検出装置は、4輪車両に備えられ
た4つのタイヤW1 ,W2 ,W 3 ,W4 (ただし、タイ
ヤW1 ,W2 はそれぞれ前左右タイヤに対応し、タイヤ
3 ,W4 はそれぞれ後左右タイヤに対応する。また、
以下総称するときは「タイヤWi 」という。)の空気圧
が低下しているか否かを検出するもので、上記各タイヤ
1 ,W2 ,W3 ,W4 にそれぞれ関連して設けられた
回転角速度検出手段などとしてとして機能する従来公知
の車輪速センサ1を備えている。車輪速センサ1の出力
は制御ユニット2に与えられる。制御ユニット2には、
車両の横方向加速度(以下「横G」という)を検出する
ための横方向加速度検出手段として機能する横Gセンサ
3、車両の荷重を検出するための荷重検出手段として機
能する荷重センサ4、および空気圧が低下したタイヤW
i を知らせるための液晶表示素子,プラズマ表示素子ま
たはCRT等で構成された表示器5が接続されている。
【0023】なお、この実施例では、制御ユニット2が
回転角速度補正手段,旋回半径計算手段,更新手段およ
び補正値演算手段に対応している。図3は、上記タイヤ
空気圧低下検出装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。制御ユニット2は、外部装置との信号の受渡しに必
要なI/Oインタフェース2a,演算処理の中枢として
機能するCPU2b,CPU2bの制御動作プログラム
が格納されたROM2c,およびCPU2bが制御動作
を行う際にデータ等が一時的に書込まれたり、その書込
まれたデータ等が読出されるRAM2dを含むマイクロ
コンピュータで構成されている。
【0024】車輪速センサ1では、タイヤWi の回転数
に対応したパルス信号(以下「車輪速パルス」という)
が出力される。CPU2bでは、車輪速センサ1から出
力された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周
期ΔT(sec) (たとえばΔT=1 )ごとに、各タイヤW
i の回転角速度Fi が算出される。図4は、上記タイヤ
空気圧低下検出装置におけるタイヤ空気圧低下検出処理
を説明するためのフローチャートである。なお、この処
理はソフトウエア処理で実現される。また、以下の説明
では、車両はFF(フロントエンジン・フロントドライ
ブ)車を例にとって行う。
【0025】このタイヤ空気圧低下検出処理では、先
ず、各車輪速センサ1から出力される車輪速パルスに基
づいて、各タイヤWi の回転角速度Fi が算出される
(ステップS1)。タイヤWi は、規格内でのばらつき
(以下「初期差異」という)が含まれて製造される。し
たがって、各タイヤWi の有効ころがり半径(タイヤの
自由動転時において、タイヤが1回転したときに車両が
進んだ距離を2πで割った値。)は、タイヤWi がたと
え正常内圧であっても、同一とは限らない。そのため、
各タイヤWi の回転角速度Fi はばらつくことになる。
【0026】そこで、上記ステップS1にて回転角速度
i が算出されると、この算出された回転角速度Fi
ら初期差異によるばらつきを排除する補正が行われる
(ステップS2)。具体的には、 F11 =F1 ‥‥(2) F12 =aF2 ‥‥(3) F13 =F3 ‥‥(4) F14 =bF4 ‥‥(5) の計算が行われる。
【0027】上記補正係数a,bは、たとえば車両を初
めて走行させるとき、タイヤWi の空気圧を補充したと
き、またはタイヤWi を交換したときに取得されて制御
ユニット2のROM2cに予め記憶されている。補正係
数a,bの具体的取得方法の一例は、車両が直線走行を
していることを条件として回転角速度Fi を算出し、こ
の算出された回転角速度Fi に基づいて、下記(6) ,
(7) 式のようにして求める方法がある。
【0028】 a=F1 /F2 ‥‥(6) b=F3 /F4 ‥‥(7) タイヤWi の回転角速度Fi は、上記初期差異によるば
らつきだけでなく、たとえば車両がコーナーを走行する
ときのコーナー内側のタイヤWi の旋回半径とコーナー
外側のタイヤWi の旋回半径との差(以下「タイヤ旋回
半径差」という)、および車両の荷重移動によってもば
らつく。
【0029】より具体的に説明すると、たとえば車両が
左方向に湾曲しているコーナーを走行している場合に
は、コーナー内側のタイヤW1 ,W3 の旋回半径は相対
的に小さく、コーナー外側のタイヤW2 ,W4 の旋回半
径は相対的に大きくなる。したがって、車両がスムーズ
にコーナーを走行できるようにするため、コーナー内側
のタイヤW1 ,W3 の回転角速度F1 ,F3 は相対的に
遅くされるとともに、コーナー外側のタイヤW2 ,W4
の回転角速度F2 ,F3 は相対的に速くされる。その結
果、回転角速度Fi は必然的にばらつくことになる。
【0030】また、車両が左方向に湾曲しているコーナ
ーを走行する場合、車両の重心Oには、図5に示すよう
に、旋回半径Rおよび車両の速度Vに比例した横Gがコ
ーナー外側方向(車両右側方向)に向かって作用する。
その結果、回転モーメントの釣合いから、下記(8) 式が
成立する。 Tw×Q1 +Q×H×横G=(Tw/2)×Q ‥‥(8) ただし、上記(8) 式において、Qは車両の荷重(kgf) 、
Twは従動タイヤW3,W4 の間の距離(すなわちトレ
ッド幅)(m) 、Q1 は車両の荷重Qに対する反力(以下
「荷重反力」という)(kgf) 、Hは車両の重心Oの地面
からの高さ(m)である。
【0031】上記(8) 式を従動タイヤW3 の荷重反力Q
1 について整理すると、 Q1 ={(Tw/2)×Q−W×H×横G}/Tw =(Q/2)−(Q×H×横G)/Tw ‥‥(9) となる。ここで、車両が直線を走行しているときには、
車両の荷重Qは従動タイヤW3,W4 に等しく作用する
ので、従動タイヤW3 の荷重反力Q1 はQ/2となる。
したがって、車両がコーナーを走行しているときには、
上記(9) 式から明らかなように、上記(9) 式の第2項で
ある(Q×H×横G)/Twに相当する荷重がコーナー
内側からコーナー外側に移動することがわかる。これに
伴い、従動タイヤW3 ,W4 の有効ころがり半径は、荷
重によるタイヤWi の有効ころがり半径の変動率をα
(%)とすると、 (Q×H×横G×α)/Tw (%) ‥‥(10) だけ変動する。したがって、荷重移動による変動がない
ときの有効ころがり半径を1とすると、コーナー内側の
従動タイヤW3 およびコーナー外側の従動タイヤW4
有効ころがり半径は、それぞれ下記(11),(12)式に示す
分だけ変動する。
【0032】
【数2】
【0033】この(11),(12)式において、 β=(Q×H×α)/(Tw×100) ‥‥(13) とすると、上記(11),(12)式は、それぞれ (1+β×横G) ‥‥(14) (1−β×横G) ‥‥(15) と変換することができる。
【0034】なお、以下では、上記βを「第1の定数」
という。このように、車両がコーナーを走行するときに
は、タイヤ旋回半径差によって回転角速度Fi はばらつ
き、さらに車両の荷重移動によってタイヤWi の有効こ
ろがり半径が上記(14),(15)式に示した分だけ変動する
ので、回転角速度Fi は上記(14),(15)式に示した分に
対応するようにばらつくことになる。
【0035】そこで、先ず、図4に示すように、後で詳
述する旋回半径計算処理にて車両の荷重移動に起因する
ばらつきを排除した車両の旋回半径Rが計算される(ス
テップS3)。次いで、上記計算された旋回半径Rに基
づいて、タイヤ旋回半径差に起因するばらつきを排除す
るように、上記ステップS2にて算出された初期補正後
の回転角速度F1i が補正される(ステップS4)。具
体的には、
【0036】
【数3】
【0037】のように補正される。これにより、タイヤ
旋回半径差に起因するばらつきを排除した回転角速度F
i が取得される。なお、上記(16)〜(19)式において、
WBは車両のホイールベースを表す。また、上記(16)〜
(19)式までの補正は、上述のように、車両がFF車であ
る場合を想定した処理である。もしも車両がFR(フロ
ントエンジン・リアドライブ)車であれば、下記(20)〜
(23)式のように補正される。
【0038】
【数4】
【0039】上記回転角速度Fi はまた、旋回半径R,
車両の速度V,各タイヤWi の前後加速度(以下「前後
i 」という)および横Gの大きさによって誤差が含ま
れることがある。すなわち、旋回半径Rが相対的に小さ
い場合には、タイヤWi が横すべりするおそれがあるの
で、算出される回転角速度Fi に誤差が含まれる可能性
が高い。また、車両の速度Vが極低速である場合には、
車輪速センサ1の検出精度が著しく悪くなるので、算出
される回転角速度Fi に誤差が含まれる可能性が高い。
さらに、各タイヤWi の前後Gi が相対的に大きい場合
には、たとえば車両が急加速/急減速することによるタ
イヤWi のスリップまたはフットブレーキの影響が考え
られるので、算出される回転角速度Fi に誤差が含まれ
る可能性が高い。さらにまた、車両の横Gが相対的に大
きい場合には、タイヤWi が横すべりするおそれがある
ので、算出される回転角速度Fi に誤差が含まれる可能
性が高い。
【0040】このように、回転角速度Fi に誤差が含ま
れる可能性の高い場合には、その回転角速度Fi を空気
圧低下の検出に採用せずにリジェクト(排除)する方が
好ましい。そこで、次に、車両の速度V2および各タイ
ヤWi の前後Gi が算出されるとともに、車両の横Gが
横Gセンサ3から取得される(ステップS5)。より具
体的に説明すると、車両の速度V2は、各タイヤWi
速度V2i に基づいて算出される。上記各タイヤWi
速度V2i は下記(24)式によって算出される。なお、下
記(24)式において、rはタイヤWi の有効ころがり半径
である。
【0041】 V2i =r×F2i ‥‥(24) そして、この算出された各タイヤWi の速度V2i に基
づき、車両の速度V2が下記(25)式によって算出され
る。 V2=(V21 +V22 +V23 +V24 )/4 ‥‥(25) 一方、各タイヤWi の前後Gi は、1周期前のサンプリ
ング周期ΔTにおいて算出された各タイヤWi の速度を
BV2i とすると、下記(26)式によって算出される。な
お、下記(26)式において、分母に9.8が挿入されてい
るのは、各タイヤWi の前後Gi をG換算するためであ
る。
【0042】 前後Gi =(V2i −BV2i )/(ΔT×9.8) ‥‥(26) なお、上記車両の速度V2および各タイヤWi の前後G
i は、たとえば各量V2,前後Gi を求めることができ
るセンサで直接求めるようにしてもよい。そして、旋回
半径R,車両の速度V2,各タイヤWi の前後Gi およ
び車両の横Gに基づき、このサンプリング周期ΔTで算
出された回転角速度Fi をリジェクトするか否かが判別
される(ステップS6)。具体的には、次に示す〜
の4つの条件のうち、いずれか1つでも該当した場合に
は、回転角速度Fi がリジェクトされる。
【0043】|R|<RTH(たとえばRTH=30(m) ) V2<VTH(たとえばVTH=10(Km/h)) MAX{|前後Gi |}>ATH(たとえばATH=0.1
(g)) |横G|>GTH(たとえばGTH=0.4(g)) 上記ステップS6での判別の結果、回転角速度Fi をリ
ジェクトしない場合には、上記ステップS4にて取得さ
れた回転角速度F2i に基づいて、判定値Dが下記(27)
式によって算出される(ステップS7)。
【0044】
【数5】
【0045】次いで、車両がコーナーを走行している場
合における駆動タイヤW1 ,W2 でのスリップ率の変動
による影響を取り除くため、上記算出された判定値Dが
下記(28)式のように補正される(ステップS8)。 D′=D−(横G/|R|)(c+d×V2+e×前後G) ‥‥(28) なお、上記(28)式において、c,d,eは予め定める定
数である。
【0046】また、上記(28)式において、車両の前後G
は、下記(29)式に示すように、上記(26)式で取得された
各タイヤWi の前後Gi の平均に相当する。 前後G=(前後G1 +前後G2 +前後G3 +前後G4 )/4 ‥‥(29) そして、この結果得られた補正後の判定値D′を用い
て、下記(30)式により、空気圧が低下しているか否かが
判定される(ステップS9)。
【0047】 D′<−DTH1 あるいは D′>DTH2 ‥‥(30) この結果、判定値D′が、図6のa,bに示すように、
−DTH1 ,DTH2 の間からはみ出していれば、すなわち
上記(30)式を満たしていれば、空気圧は低下していると
判定される。一方、上記判定値D′が−DTH1 ,DTH2
の間にあれば、すなわち上記(30)式を満たしていなけれ
ば、空気圧は低下していないと判定される。
【0048】このようにして車両の走行中にタイヤWi
の空気圧が低下しているか否かが検出される。ここで、
単に空気圧が低下していることを検出し、そのことをド
ライバに報知するのに対して、いずれのタイヤWi の空
気圧が低下しているのかも報知できる方が、ドライバに
とってはよりわかりやすくなる。そこで、次に、空気圧
が低下しているタイヤWi を特定する方法について説明
する。
【0049】上記(29)式により求められた判定値D′に
基づくと、 D′>0であれば、減圧しているタイヤはW1 またはW
4 D′<0であれば、減圧しているタイヤはW2 またはW
3 と特定できる。さらに、この場合において、車両が直進
状態では、 F21 >F22 ならば、減圧しているタイヤはW1 F21 <F22 ならば、減圧しているタイヤはW2 F23 >F24 ならば、減圧しているタイヤはW3 F23 <F24 ならば、減圧しているタイヤはW4 と特定できる。
【0050】以上の結果、空気圧が低下しているタイヤ
i が特定されると、その結果は表示器5へ出力されて
表示される。表示器5における表示形態としては、たと
えば図2に示すように、4つのタイヤW1 ,W2
3 ,W4 に対応する表示ランプが同時に点灯するよう
にされている。図1は、上記タイヤ空気圧低下検出処理
の一部であるステップS3の旋回半径計算処理を説明す
るためのフローチャートである。
【0051】この旋回半径計算処理では、先ず、上記図
4のステップS2で補正された従動タイヤW3 ,W4
回転角速度F13 ,F14 に基づいて、従動タイヤ
3 ,W 4 の速度V13 ,V14 が算出される(ステッ
プP1)。具体的には、 V13 =r×F13 ‥‥(31) V14 =r×F14 ‥‥(32) のようにして算出される。なお、rはタイヤWi の有効
ころがり半径である。
【0052】このように、従動タイヤW3 ,W4 の速度
V13 ,V14 だけを算出するのは、車両がコーナーを
走行している場合において、コーナー内側の駆動タイヤ
1はスリップしやすいため、旋回半径Rを正確に計算
するのには不適当だからである。ここで、上記(14),(1
5)式を見ると、旋回半径Rの計算に影響を与えるタイヤ
i の有効ころがり半径は、車両の横Gに対応して変化
するのがわかる。そのため、次に、車両の横Gが横Gセ
ンサ3から取得される(ステップP2)。
【0053】また、上記(13),(14),(15)式を見ると、
タイヤWi の有効ころがり半径は、車両の横Gだけでな
く、車両に搭乗する人や車両に搭載される荷物によって
変化する車両の荷重Qがパラメータとされている第1の
定数βに対応して変化するのがわかる。そのため、次
に、荷重センサ4から車両の荷重Qが取得され、この取
得された車両の荷重Qが上記(13)式に代入されて、第1
の定数βが求められる(ステップP3)。
【0054】なお、処理の簡素化を図るため、たとえば
第1の定数βを予め求めておき、制御ユニット2のRO
M2cに固定しておいてもよい。そして、上記ステップ
P3にて求められた第1の定数βおよび上記ステップP
2にて取得された横Gに基づき、上記ステップP1にて
算出された従動タイヤW 3 ,W4 の速度V13 ,V14
が補正される(ステップP4)。具体的には、 V23 =(1+β×横G)×V13 ‥‥(33) V24 =(1−β×横G)×V14 ‥‥(34) のような補正が施される。これにより、車両の荷重移動
に起因するばらつきを排除した速度V23 ,V24 が取
得される。
【0055】そして、この車両の荷重移動に起因するば
らつきが排除された従動タイヤW3,W4 の速度V
3 ,V24 を用いて、旋回半径Rが算出される(ステ
ップP5)。具体的には、
【0056】
【数6】
【0057】のように算出される。これにより、車両の
荷重移動に起因するばらつきが排除された旋回半径Rの
算出が達成される。以上のように第1実施例のタイヤ空
気圧低下検出装置によれば、車両の荷重移動の影響を排
除した従動タイヤW3 ,W4 の速度V3 ,V4 に基づい
て旋回半径Rを算出しているので、車両の荷重移動に起
因するばらつきが排除された正確な旋回半径Rを得るこ
とができる。したがって、車両が直線走行をしているの
か、あるいはコーナーを走行しているのかを確実に判別
できるので、タイヤWi の空気圧が低下しているか否を
正確に検出できる。そのため、交通安全の向上を図るこ
とができる。
【0058】また、旋回半径Rの計算に利用すべき回転
角速度Fi をスリップしにくい従動タイヤW3 ,W4
回転角速度F3 ,F4 としているので、スリップの発生
を考慮することなく、旋回半径Rを得ることができる。
そのため、処理の簡素化を図ることができるとともに、
旋回半径Rを正確に算出できる。 〈第2実施例〉図7は、本発明の旋回半径算出方法また
は旋回半径算出装置が適用された第2実施例のタイヤ空
気圧低下検出装置における旋回半径計算処理を説明する
ためのフローチャートである。なお、この図7におい
て、上記図1に示したタイヤ空気圧低下検出装置と同じ
機能部分については同一の参照符号を使用する。
【0059】この第2実施例における旋回半径算出処理
では、先ず、図4のステップS2で取得された初期補正
後の各タイヤW3 ,W4 の回転角速度F13 ,F14
基づいて各タイヤW3 ,W4 の速度V13 ,V14 が算
出される(ステップN1)。そして、この算出された従
動タイヤW3 ,W4 の速度V13 ,V14 に基づき、旋
回半径R′が算出される(ステップN2)。具体的に
は、
【0060】
【数7】
【0061】のようにして算出される。この(36)式を見
て明らかなように、このステップN2で算出されるべき
旋回半径R′は、車両の荷重移動に起因するばらつきを
何ら考慮していない従来技術と同様の方法で算出され
る。次いで、上記ステップN2にて算出された旋回半径
R′に車両の荷重移動に起因するばらつきを排除するよ
うな補正が施される(ステップN3)。具体的には、 R=R′×{γ+σ×(V14 +V13 2 } ‥‥(37) のようにして補正される。
【0062】なお、上記γおよびσは、それぞれ予め定
める第2の定数および第3の定数であり、制御ユニット
2のROM2cに固定されているものである。これによ
り、車両の荷重移動に起因するばらつきが排除された旋
回半径Rを取得することができる。図8は、上記(37)式
によって得られた旋回半径Rと従来技術によって得られ
た旋回半径との車両の速度Vに対する変化を示す実験結
果である。なお、この図8は、旋回半径Rが40(m) の道
路を走行した場合の実験結果である。
【0063】車両の横Gは、上述のように、車両の速度
Vが増加するのに従って増加する。すなわち、車両の速
度Vが増加するほど、計算される旋回半径Rに対する車
両の荷重移動に起因するばらつきが増大する。ここで、
図8のグラフを見ると、上記(37)式によって得られた車
両の旋回半径R(図中+で表す)は車両の速度Vにかか
わらずほぼ一定であるのに対して、従来技術によって得
られた車両の旋回半径(図中□で表す)は車両の速度V
が増加するのに従って低下している。すなわち、この図
8のグラフから明らかなように、上記(37)式によって得
られた旋回半径Rは、車両の荷重移動に起因するばらつ
きはほぼ完全に排除されたものといえる。
【0064】次に、上記(37)式の導出について具体的に
説明する。すなわち、旋回半径Rは、初期補正後の回転
角速度F1i に基づいて算出される車両の速度V1と車
両の横Gとを利用すれば、下記(38)式のように表すこと
ができる。
【0065】
【数8】
【0066】この(38)式を横Gについて整理すると、
【0067】
【数9】
【0068】のようになる。ここで、車両の荷重移動に
起因するばらつきを何ら考慮していない初期補正後の回
転角速度F1i に基づいて算出される従動タイヤW3
4 の速度V13 ,V14 と、車両の荷重移動に起因す
るばらつきを考慮した従動タイヤW3 ,W4の速度V2
3 ,V24 との関係は、上記(33),(34)式に示すとおり
である。また、V13 +V14 =2V1≒V23 +V2
4 のように近似すると、上記(39)式は、下記(40)式に変
換できる。
【0069】
【数10】
【0070】さらに、この(40)式を横Gについて整理す
ると、
【0071】
【数11】
【0072】のようになる。ここで、車両の旋回半径
R,R′は、上述のように、それぞれ(38),(36)式のよ
うに表すことができるので、上記(41)式の「1」および
「1/9.8 ×( β/2Tw)」をそれぞれ第2の定数γおよび
第3の定数σとすると、上記(37)式を導出すことができ
る。
【0073】なお、上記第3の定数σは、上述のよう
に、車両の荷重Qがパラメータとされている第1の定数
βを含むものである。したがって、制御ユニット2のR
OM2cに固定させずに、この旋回半径計算処理ごとに
算出する方が望ましい。そのため、第3の定数σを算出
する処理を、たとえばステップN2とステップN3との
間に行うようにしてもよい。
【0074】上記第3の定数σを算出する処理は、より
具体的には、荷重センサ4から車両の荷重Qを取得する
第1工程、この取得された荷重Qを上記(13)式に代入す
ることにより第1の定数βを求める第2工程、およびこ
の求められた第1の定数βを「1/9.8 ×( β/2Tw) 」に
代入する第3工程を含むものである。 〈変形例〉この発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、この発明は上述の実施例に限定されるものではな
い。たとえば上記実施例では、この発明の旋回半径計算
方法または旋回半径計算装置をタイヤ空気圧低下検出装
置に適用した場合を例にとって説明したが、この発明
は、たとえばアンチロックブレーキシステム(ABS:
Anti-lock Braking System)またはナビゲーションシス
テムにも適用可能である。
【0075】より具体的に説明すると、この発明をアン
チロックブレーキシステムに適用する場合、計算される
車両の旋回半径は、システムを起動させるか否かの判断
基準として利用できる。すなわち、たとえば車両がコー
ナーを走行している場合、もしもタイヤWi がロックす
ると、タイヤWi が横すべりするおそれがある。一方、
車両が直進している場合にはタイヤWi がロックするこ
とはほとんどない。そこで、計算される車両の旋回半径
が予め定めるしきい値以上になったことに応答してシス
テムを起動させるようにすれば、タイヤWi がロックす
るのを効果的に防止できる。
【0076】また、この発明をナビゲーションシステム
に適用する場合、計算される車両の旋回半径は、いわゆ
るマップマッチング処理を行うときに利用できる。すな
わち、計算された車両の旋回半径と道路地図データから
取得できる道路の曲率半径とを比較すると、その比較結
果は、車両が実際に走行している道路を特定するために
必要な1つの判断基準とすることができる。
【0077】また、上記実施例では、タイヤWi の空気
圧が低下しているか否かの検出をソフトウエア処理によ
って実現しているが、たとえばハードウエアで実現して
もよい。さらに、上記実施例では、車両がFF車である
場合を例にとって説明したが、たとえば車両はFR車で
あってもよい。この場合、旋回半径Rの計算に利用され
る回転角速度Fi は従動タイヤW1 ,W2 の回転角速度
1 ,F2 である。
【0078】その他特許請求の範囲に記載された範囲で
種々の設計変更を施すことは可能である。
【0079】
【発明の効果】以上のように請求項1、2、4および5
記載の発明によれば、各タイヤの回転角速度のうち従動
左右タイヤの回転角速度が車両の横方向加速度および予
め定める定数に基づいて補正され、この補正された回転
角速度に基づいて車両の旋回半径が計算されるので、車
両の横方向加速度に比例する車両の荷重移動に起因する
ばらつきを排除した正確な車両の旋回半径を得ることが
できる。
【0080】したがって、請求項1、2、4および5記
載の発明たとえばタイヤ空気圧低下検出装置に適用す
れば、車両が直線走行しているか、またはコーナーを走
行しているのかを確実に判別できるので、タイヤの空気
圧低下を正確に検出することができる。そのため、交通
安全の向上を図ることができる。また、旋回半径の計算
に用いられる回転角速度は、スリップしにくい従動左右
タイヤの回転角速度なので、スリップの発生を考慮する
ことなく、車両の旋回半径を得ることができる。そのた
め、処理の簡素化を図ることができるとともに、車両の
旋回半径を正確に計算できる。
【0081】特に、請求項2および5記載の発明によれ
、回転角速度を補正する際に利用される第1の定数
車両の荷重に対応するように更新しているので、車両の
荷重移動に起因するばらつきをより確実に排除した車両
の旋回半径を得ることができる。また、請求項3および
6記載の発明によれば、各タイヤの回転角速度に基づい
て車両の旋回半径が計算され、この計算された車両の旋
回半径が車両の横方向加速度の変動に対応した補正値に
よって補正されるので、車両の横方向加速度に比例する
車両の荷重移動の影響を排除した正確な車両の旋回半径
を得ることができる。そのため、この請求項3および6
記載の発明をタイヤ空気圧低下検出装置に適用すれば、
車両が直線を走行しているか、またはコーナーを走行し
ているかを確実に判別できるので、タイヤの空気圧低下
を正確に検出できる。そのため、交通安全の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋回半径計算方法または旋回半径計算
装置が適用された第1実施例のタイヤ空気圧低下検出装
置における旋回半径計算処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図2】上記タイヤ空気圧低下検出装置の構成を示す概
略ブロック図である。
【図3】上記タイヤ空気圧低下検出装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図4】上記タイヤ空気圧低下検出装置におけるタイヤ
空気圧低下検出処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図5】車両に作用する横Gを説明するための図であ
る。
【図6】タイヤの空気圧低下の判定方法を説明するため
の図である。
【図7】本発明の旋回半径計算方法または旋回半径計算
装置が適用された第2実施例のタイヤ空気圧低下検出装
置における旋回半径計算処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】この第2実施例における旋回半径計算処理にて
計算された旋回半径が車両の荷重移動に起因するばらつ
きが排除された旋回半径であることを示す実験結果であ
る。
【図9】従来のタイヤにかかる荷重とタイヤの有効ころ
がり半径との対応関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 車輪速センサ 2 制御ユニット 3 横Gセンサ 4 荷重センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−92114(JP,A) 特開 昭60−113710(JP,A) 特開 昭63−221553(JP,A) 特開 平1−170855(JP,A) 特開 平4−209938(JP,A) 特開 平4−232107(JP,A) 特開 平6−92114(JP,A) 実開 昭60−70016(JP,U) 実開 昭63−221253(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 21/00 - 21/32 G01C 21/00 - 21/16 G01P 15/00 B60C 23/06 B60T 8/00 B60G 17/00 B60K 23/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4つのタイヤを備えた車両の旋回半径を計
    算する方法であって、 各タイヤの回転角速度を検出し、 車両の横方向加速度を検出し、 この検出された横方向加速度および予め定める第1の定
    数に基づいて、上記検出された回転角速度のうち従動左
    右タイヤの回転角速度を補正し、 この補正された従動左右タイヤの回転角速度に基づい
    て、車両の旋回半径を計算することを特徴とする旋回半
    径計算方法。
  2. 【請求項2】上記予め定める第1の定数は、車両の荷重
    がパラメータとされているものであり、各タイヤの回転角速度を検出するたびに、 車両の荷重を
    検出し、 この検出された車両の荷重に応じて上記予め定める第1
    の定数を更新することを特徴とする請求項1記載の旋回
    半径計算方法。
  3. 【請求項3】4つのタイヤを備えた車両の旋回半径を計
    算する方法であって、 各タイヤの回転角速度を検出し、 この検出された回転角速度に基づいて車両の旋回半径を
    計算し、 上記検出された回転角速度予め定める第2の定数
    よび、車両の荷重およびタイヤの有効ころがり半径の荷
    重変化に対する変動率がパラメータとされている第1の
    定数に基づいて得られる第3の定数に基づいて補正値を
    求め、 上記計算された車両の旋回半径を上記求められた補正値
    に基づいて補正することを特徴とする旋回半径計算方
    法。
  4. 【請求項4】4つのタイヤを備えた車両の旋回半径を計
    算する装置であって、 各タイヤの回転角速度を検出する回転角速度検出手段
    と、 車両の横方向加速度を検出する横方向加速度検出手段
    と、 この横方向加速度検出手段で検出された横方向加速度お
    よび予め定める第1の定数に基づいて、上記回転角速度
    検出手段で検出された回転角速度のうち従動左右タイヤ
    の回転角速度を補正する回転角速度補正手段と、 この回転角速度補正手段で補正された従動左右タイヤの
    回転角速度に基づいて、車両の旋回半径を計算する旋回
    半径計算手段とを含むことを特徴とする旋回半径計算装
    置。
  5. 【請求項5】上記予め定める第1の定数は、車両の荷重
    がパラメータとされているものであり、各タイヤの回転角速度を検出するたびに、 車両の荷重を
    検出する荷重検出手段と、 この荷重検出手段で検出された車両の荷重に応じて上記
    予め定める第1の定数を更新する更新手段とをさらに含
    むことを特徴とする請求項記載の旋回半径計算装置。
  6. 【請求項6】4つのタイヤを備えた車両の旋回半径を計
    算する装置であって、 各タイヤの回転角速度を検出する回転角速度検出手段
    と、 この回転買う速度検出手段で検出された回転角速度に基
    づいて車両の旋回半径を計算する旋回半径計算手段と、 上記回転角速度検出手段で検出された回転角速度予め
    定める第2の定数および、車両の荷重およびタイヤの
    有効ころがり半径の荷重変化に対する変動率がパラメー
    タとされている第1の定数に基づいて得られる第3の定
    数に基づいて補正値を求める補正値演算手段と、 上記旋回半径計算手段で計算された車両の旋回半径を上
    記補正値演算手段で演算された補正値に基づいて補正す
    る旋回半径補正手段とを含むことを特徴とする旋回半径
    計算装置。
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