JP3279750B2 - グラフト共重合により製造した熱可塑性フルオロエラストマー - Google Patents

グラフト共重合により製造した熱可塑性フルオロエラストマー

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JP3279750B2
JP3279750B2 JP20131793A JP20131793A JP3279750B2 JP 3279750 B2 JP3279750 B2 JP 3279750B2 JP 20131793 A JP20131793 A JP 20131793A JP 20131793 A JP20131793 A JP 20131793A JP 3279750 B2 JP3279750 B2 JP 3279750B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F259/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of halogen containing monomers as defined in group C08F14/00
    • C08F259/08Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of halogen containing monomers as defined in group C08F14/00 on to polymers containing fluorine

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はフルオロエラストマー組成物に関
するものである。より特定的には、本発明は加硫の必要
が全くなく成形、使用し得るセグメント化したフッ素化
熱可塑性弾性体に関するものである。
【0002】フッ素含有ゴムは一般に、満足すべき機械
的性質と熱、油、オゾンおよび放射線に対する高度の抵
抗性とを特徴とする加硫物を与える。これらの諸特性の
ために、これまでいかなる他の型のゴムを用いても可能
でなかった応用面が、フルオロゴムに開放されている。
フルオロゴムは加硫後にはもはや加工可能ではないの
で、未架橋の熱可塑的に加工し得る、その抵抗性および
機械的性質において加硫ゴムと同等なフルオロゴムを製
造することが望ましい。加えて、以下の工程段階がこの
種の弾性体の加工中には不要になる:a)加硫混合物の
製造;b)時間消費性の、かつエネルギー消費性の、た
とえば 230℃ における 24 時間の部分加硫。この種の
ゴムはフッ素化“熱可塑性弾性体”(F-TPE)とし
て知られている。
【0003】熱可塑性弾性体はその物理的な、より特定
的には機械的な性質を、ゴム様の柔らかいセグメントの
基材中に連合点(すなわち物理的架橋点)を形成するい
わゆる硬いセグメントから獲得する。連合点を形成し得
るセグメントは少なくとも部分的に結晶性の重合体ブロ
ックから形成されたセグメントであるか、または、高い
ガラス転移温度を有する無定形セグメントであって、こ
れらのセグメントは柔らかいセグメントとは非混和性で
あり、相分離後にも固化状態における連合点として留ま
る。
【0004】したがって、ゴム様のセグメントと少なく
とも 2 個の“硬い”セグメントとよりなる“ブロッ
ク”グラフト重合体または“櫛形”グラフト重合体が製
造される。この型の熱可塑性弾性体の一例は、スチレン
/ブタジエン三ブロック共重合体である。
【0005】その分子量がヨウ素含有化合物により調整
されるゴム様のフッ素含有共重合体を最初に製造してヨ
ウ素末端 A-B-A セグメントフッ素含有共重合体を製
造し得ることは、先行技術より公知である。第1の段階
ののちに、少なくとも部分的に結晶性の重合体または共
重合体を与える重合単量体により、上記のヨウ素含有ゴ
ム様共重合体の分散液の存在下に重合を継続する(US
-A 4,158,678、EP-A 44 700、EP-A 422 644)。
ヨウ素化合物の使用は経済的には問題がある。さらに、
有用な機械的性質を有する成形品を得るには、一般には
引き続く放射線硬化が必要である(EP-A 444 70
0)。
【0006】“櫛形”構造を有するセグメント化したフ
ッ素化共重合体の製造は、US-A4,472,557 に記載さ
れている。側鎖基としてペルオキシ基を含有するフッ素
含有共重合体は、1種または 2 種以上のフッ素含有単
量体とペルオキシ基を含有するアリル化合物との共重合
により、乳濁液中で製造される。ついで、この共重合体
を単離しなければならない。ついで、他のフッ素含有単
量体の重合を開始させるために重合体に結合したペルオ
キシ基を用いて、フリーゲン(Frigen)R-113中で重合
反応を継続する。問題の方法は、未反応のペルオキシ官
能性アリル化合物を除去するためにペルオキシ官能性グ
ラフト幹重合体を中間段階において単離しなければなら
ないために複雑である。長い反応時間が必要であるか、
または低いグラフト収率につながるので、グラフト幹重
合体としての巨大開始剤の使用は動力学的な理由から好
ましくない。
【0007】本発明は、グラフト幹重合体としての側鎖
二重結合を含有する未架橋フッ素弾性体セグメント上に
少なくとも部分的に結晶性の(好ましくはフッ素を含有
する)(共)重合体を形成する単量体のグラフトにより
形成された、セグメント化したフッ素含有熱可塑性弾性
体に関するものである。
【0008】本発明記載の熱可塑性弾性体組成物は、9
5.0 ないし 45 重量%のグラフト幹重合体としての側鎖
の二重結合を有するフルオロゴムと 5.0 ないし 55.0
重量%の少なくとも部分的に結晶性の(好ましくはフッ
素を含有する)重合体または共重合体とよりなるグラフ
ト共重合体を含有する。
【0009】側鎖の二重結合を有するフルオロゴムは、
フッ素含有単量体またはフッ素含有単量体とフッ素非含
有単量体との混合物と、イソシアヌル酸アルケニル、シ
アヌル酸アルケニルおよび非共役ジエン、たとえば(イ
ソ)シアヌル酸トリアリル、1,5-ヘキサジエンまたはフ
タル酸ジアリルのような少なくとも 2 個のオレフィン
性二重結合を含有する少量の適当な単量体との共重合に
より得られる。DE-A 4 038 588 および DE-A 4 1
14 598 を参照されたい。未架橋フルオロゴムの製造に
使用されるフッ素含有単量体およびその組合わせの例は
2 種または 3種以上のフッ素含有単量体、たとえばフ
ッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン、フッ化ビニ
リデン/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロ
ペン、テトラフルオロエチレン/フッ化ビニリデン/パ
ーフルオロアルキルパーフルオロビニルエーテル、テト
ラフルオロエチレン/プロペン、テトラフルオロエチレ
ン/フッ化ビニリデン/プロペン、テトラフルオロエチ
レン/フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/ペ
ンタフルオロプロペン、テトラフルオロエチレン/フッ
化ビニリデン/ヘキサフルオロプロペン/パーフルオロ
アルキルパーフルオロビニルエーテル、テトラフルオロ
エチレン/ヘキサフルオロプロペン/ヘキサフルオロイ
ソブチレンおよびフッ化ビニリデン/クロロトリフルオ
ロエチレン/ヘキサフルオロプロペンの組合わせであ
る。これらのフルオロゴムは流動性でなければならず、
したがって未架橋であるべきである。すなわち、10.0
重量%を超えないゲル含有量を有するべきである。
【0010】フッ素含有セグメント化熱可塑性弾性体
は、少なくとも部分的に結晶性の重合体または共重合体
を与える単量体の二重結合を有するフッ素含有ゴムへの
グラフト重合により得られる。部分結晶性セグメントの
製造に適した単量体または単量体混合物は、たとえばフ
ッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、クロロトリ
フルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフ
ルオロプロペン、フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプ
ロペン、テトラフルオロエチレン/エチレン、テトラフ
ルオロエチレン/パーフルオロアルキルパーフルオロビ
ニルエーテル、クロロトリフルオロエチレン/エチレ
ン、テトラフルオロエチレン/エチレン/イソブチレ
ン、テトラフルオロエチレン/エチレン/ヘキサフルオ
ロプロピレン、テトラフルオロエチレン/エチレン/ペ
ンタフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン/エ
チレン/ヘキサフルオロイソブチレンまたはフッ化ビニ
リデン/ヘキサフルオロイソブチレン等である。グラフ
ト反応ののちに、得られるフッ素化熱可塑性弾性体を加
硫を全く必要とすることなく加工して、弾性体の性質と
単に結晶性セグメントの融解温度によってのみ限定され
る高度の熱抵抗性値とを有する成形品を形成させること
ができる。
【0011】本発明記載の方法の第1段階においては、
側鎖の二重結合を有するフルオロゴムを水性分散液中、
または溶媒中で、好ましくは乳化重合により製造する。
ついで、フルオロゴムの単離を全く必要とすることな
く、少なくとも部分的に結晶性の重合体を与える単量体
を、第1段階によりあらかじめ決定した媒体中で、すな
わち水性分散液中で、溶媒中で、または塊状で、好まし
くは乳化重合または沈澱重合により、上記の二重結合を
有するフルオロゴム上にグラフトさせて重合反応を継続
する。上記の溶液重合または沈澱重合の場合には、共重
合反応またはグラフト反応は比較的低い連鎖移動容量を
有する重合溶媒、たとえばパーフルオロ-(1,2-ジクロロ
エタン)、パーフルオロ-(1,2,2-トリクロロエタン)、
パーフルオロシクロヘキサン、t-ブタノール、酢酸メ
チル、酢酸 t-ブチル、ギ酸メチル、ギ酸 t-ブチル、
メチルエチルケトンまたはこれらの溶媒の 2 種または
3種以上の組合わせ中で実施する。
【0012】二重結合を有するフルオロゴムを基剤とす
るフッ素化熱可塑性弾性体の製造方法は、上記のゴムお
よび少なくとも部分的に結晶性の重合体を形成する単量
体、ならびに開始剤の意図した全量を基準にして 0 な
いし 100 相対%の開始剤を反応オートクレーブに導入
し、所望の反応温度に達したのちに開始剤の意図した量
の残量を添加することを特徴とするものである。
【0013】適当な開始剤は、遊離基重合に使用される
それ自体は公知の化合物、たとえば有機過酸化物、アゾ
化合物および無機過化合物である。過酸化物には、たと
えば過酸化ベンゾイル、ペルオキシ二炭酸ジシクロヘキ
シルまたは過ピバリン酸 t-ブチルが含まれる。アゾ化
合物の中では、たとえばアゾビス-(イソブチロニトリ
ル)およびアゾビス-(2,4-ジメチルバレロニトリル)が
好適である。過硫酸塩、過酸化水素、過塩素酸塩等が無
機過化合物の例として挙げられる。これらの無機過酸化
物はまた、還元剤、たとえば亜硫酸塩、次亜硫酸塩、エ
タノールアミン等とともに、レドックス系において使用
することもできる。
【0014】上記の種々の重合反応は一般に約 −15 な
いし +120℃ の温度で実施する。反応圧力は特に限定
されていないが、一般には約 2 ないし 60 バールの範
囲である。
【0015】本発明は以下の実施例を参照してさらに記
述されるであろう:
【0016】
【実施例】
ゴム幹重合体の製造 フルオロゴム1 9 g のパーフルオロオクタンスルホン酸リチウムと 15
g のペルオキシ二硫酸カリウムとを 2,500 ml の脱イオ
ン水に溶解させた。得られた溶液を pH 11.1に調節
し、6 リットルのオートクレーブに導入した。ついで、
オートクレーブを閉じて 3 回、10 バールの窒素圧に
し、続いて常圧に脱気した。ついで、490 gのフッ化ビ
ニリデン、730 g のヘキサフルオロプロペンおよび、酢
酸メチル 1.0ml あたり 0.45 g のイソシアヌル酸トリ
アリルを含有する溶液 4 ml をオートクレーブに導入
し、この反応混合物を撹拌しながら 50℃ の温度に加熱
し、30.6バールに加圧した。水 1.0 g あたり 0.075 g
のトリエタノールアミンを含有する水溶液を毎時 6.0 m
l 連続的に添加して重合を開始させた。重合中に、酢酸
メチル 1.0 ml あたり 0.45 g のイソシアヌル酸トリア
リルを含有する溶液を毎時20.0 ml 連続的に添加し、10
g のヘキサフルオロプロペンと 15 g のフッ化ビニリ
デンとよりなる単量体混合物を、いずれの場合にも初期
の圧力を維持するために反応圧力を 0.5 バール低下さ
せて導入した。全体で 200 g のヘキサフルオロプロペ
ン、300 g のフッ化ビニリデンおよび 70 ml のイソシ
アヌル酸トリアリル溶液を添加したのちに、オートクレ
ーブの内容物を室温に冷却し、未反応の気体混合物を脱
気した。5.8 の pH 値と 19.1 %の固体分含有量とを
有する、凝集物を含有しない水性乳濁液が得られた。生
成物の試料を凝集させるために乳濁液の一部を希硫酸で
約 2 の pH 値に酸性化し、硫酸マグネシウムの 4%水
溶液に注ぎ入れた。生成物を水洗し、ついで乾燥してフ
ッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペンおよびイソシ
アヌル酸トリアリルを含有するゴム様の共重合体を得
た。この共重合体はジメチルホルムアミド、ジメチルア
セタミド、アセトン、メチルエチルケトンおよびテトラ
ヒドロフランのような溶媒に可溶であり;固有粘性は1.
69 dl/g(THF、25℃)である。共重合体中のフッ化
ビニリデンのヘキサフルオロプロペンに対するモル比を
19F 核磁気共鳴スペクトル法で測定したが、81.3:1
8.7 であった。窒素分析により、0.6 重量%の共重合し
たイソシアヌル酸トリアリルの含有量が測定された。遊
離の二重結合の存在は、臭化ヨウ素を添加して検出する
ことができる。ハヌス(HANUS)ヨウ素価は共重合体 10
0g あたりヨウ素 0.4 g である。
【0017】フルオロゴム 2 51 g のパーフルオロオクタンスルホン酸リチウムと 86
g のペルオキシ二硫酸カリウムとを 14,300 ml の脱イ
オン水に溶解させた。得られた溶液を pH 10.0 に調
節し、40 リットルのオートクレーブに導入した。つい
で、オートクレーブを閉じて 3 回、10 バールの窒素圧
にし、続いて常圧に脱気した。ついで2746 g のフッ化
ビニリデンと 4292 g のヘキサフルオロプロペンとをオ
ートクレーブに導入し、この反応混合物を撹拌しながら
50℃ の温度に加熱し、33.3バールに加圧した。水 1.0
g あたり 0.077 g のトリエタノールアミンを含有する
水溶液を毎時 90.0 ml 連続的に添加して重合を開始さ
せた。重合中に、酢酸メチル 1.0 ml あたり 0.4 g の
イソシアヌル酸トリアリルを含有する溶液を毎時 35.0
ml 連続的に添加し、60 g のヘキサフルオロプロペンと
90 g のフッ化ビニリデンとよりなる単量体混合物を、
いずれの場合にも初期の圧力を維持するために反応圧力
を 0.5 バール低下させて導入した。全体で 1180 g の
ヘキサフルオロプロペン、1771 g のフッ化ビニリデン
および 53 ml のイソシアヌル酸トリアリル溶液を添加
したのちに、オートクレーブの内容物を室温に冷却し、
未反応の気体混合物を脱気した。5.8 の pH 値と 18.6
%の固体分含有量とを有する、凝集物を含有しない水
性乳濁液が得られた。生成物を凝集させるために乳濁液
を希硫酸で約 2 の pH 値に酸性化し、硫酸マグネシウ
ムの 4 %水溶液に注ぎ入れた。生成物を水洗し、つい
で乾燥してフッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロペン
およびイソシアヌル酸トリアリルを含有するゴム様の共
重合体を得た。この共重合体はジメチルホルムアミド、
ジメチルアセタミド、アセトン、メチルエチルケトンお
よびテトラヒドロフランのような溶媒に可溶であり;固
有粘性は1.76 dl/g(THF、25℃)である。共重合体
中のフッ化ビニリデンのヘキサフルオロプロペンに対す
るモル比を 19F 核磁気共鳴スペクトル法で測定した
が、81.1:18.9 であった。窒素分析により、0.3 重量
%の共重合したイソシアヌル酸トリアリルの含有量が測
定された。
【0018】グラフト重合体の製造 実施例1 700.0 g のフルオロゴム1の乳濁液を 10.0 の pH 値
に調節し、1.4 リットルのオートクレーブに導入した。
オートクレーブを閉じて 3 回、10 バールの窒素圧に
し、続いて常圧に脱気した。120 g のフッ化ビニリデン
を加圧下にオートクレーブに導入し、反応系の温度を 9
0℃ に上昇させた。2 g のペルオキシ二硫酸カリウムを
60 ml の脱イオン水に溶解させたものを注入して重合
を開始させた。重合の開始時には反応器内の圧力は 42.
0 バールであった。この圧力は 4時間後に 40.2 バール
に低下した。このときにオートクレーブを室温に冷却
し、ついで未反応のフッ化ビニリデンを脱気してグラフ
ト反応を中断させた。
【0019】室温に冷却した際に、さらに処理すること
なく乳濁液が凝集した。生成物を水洗し、乾燥して、ジ
メチルホルムアミドおよびジメチルアセタミドのような
溶媒に完全に可溶な、熱可塑的に加工し得る弾性体を得
た。この生成物を 185℃ で5 分間圧縮成形すると、表
1に記述したような性質を示した。
【0020】実施例2 250.0 g のフルオロゴム1の乳濁液と 350 g の脱イオ
ン水とを 10.0 の pH値に調節して 1.4 リットルのオ
ートクレーブに導入した。オートクレーブを閉じて 3
回、10 バールの窒素圧にし、続いて常圧に脱気した。1
20 g のフッ化ビニリデンを加圧下にオートクレーブに
導入し、反応系の温度を 90℃ に上昇させた。4 g のペ
ルオキシ二硫酸カリウムを 60 ml の脱イオン水に溶解
させたものを注入して重合を開始させた。重合の開始時
には反応器内の圧力は 38.6 バールであった。この圧力
は 4 時間後に 29.3 バールに低下した。このときにオ
ートクレーブを室温に冷却し、ついで未反応のフッ化ビ
ニリデンを脱気してグラフト反応を中断させた。
【0021】室温に冷却した際に、さらに処理すること
なく乳濁液が凝集した。生成物を水洗し、乾燥して、ジ
メチルホルムアミドおよびジメチルアセタミドのような
溶媒に完全に可溶な、熱可塑的に加工し得る弾性体を得
た。この生成物を 185℃ で5 分間圧縮成形すると、表
1に記述したような性質を示した。
【0022】実施例3 480.0 g のフルオロゴム1の乳濁液と 220 g の脱イオ
ン水とを 10.0 の pH値に調節して 1.4 リットルのオ
ートクレーブに導入した。オートクレーブを閉じて 3
回、10 バールの窒素圧にし、続いて常圧に脱気した。1
00 g のフッ化ビニリデンを加圧下にオートクレーブに
導入し、反応系の温度を 90℃ に上昇させた。2 g のペ
ルオキシ二硫酸カリウムを 50 ml の脱イオン水に溶解
させたものを注入して重合を開始させた。重合の開始時
には反応器内の圧力は 37.6 バールであった。この圧力
は 4 時間後に 32.0 バールに低下した。ここでオート
クレーブを室温に冷却し、ついで未反応のフッ化ビニリ
デンを脱気してグラフト反応を中断させた。
【0023】室温に冷却した際に、さらに処理すること
なく乳濁液が凝集した。生成物を水洗し、乾燥して、ジ
メチルホルムアミドおよびジメチルアセタミドのような
溶媒に完全に可溶な、熱可塑的に加工し得る弾性体を得
た。この生成物を 185℃ で5 分間圧縮成形すると、表
1に記述したような性質を示した。
【0024】実施例4 250.0 g の固体形状のフルオロゴム 2 を 1000 g の酢
酸メチルに溶解させ、1.4 リットルのオートクレーブに
導入した。オートクレーブを閉じて 3 回、10バールの
窒素圧にし、続いて常圧に脱気した。100 g のフッ化ビ
ニリデンを加圧下にオートクレーブに導入し、反応系の
温度を 40℃ に上昇させた。2 g のペルオキシ二炭酸ジ
シクロヘキシルを 20 ml の酢酸メチルに溶解させたも
のを注入して重合を開始させた。重合の開始時には、反
応器内の圧力は 10.5 バールであった。この圧力は 11
時間後に 7.3 バールに低下した。ここでオートクレー
ブを室温に冷却し、ついで未反応のフッ化ビニリデンを
脱気してグラフト反応を中断させた。
【0025】反応混合物をイソプロパノールで希釈し、
生成物を水中で沈澱させた。生成物を水洗し、乾燥し
て、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセタミドの
ような溶媒に完全に可溶な、熱可塑的に加工し得るグラ
フト共重合体を得た。この生成物を 185℃ で 5 分間圧
縮成形すると、表1に記述したような性質を示した。
【0026】実施例5 220.0 g の固体形状のフルオロゴム 2 を 900 g の酢酸
メチルに溶解させ、1.4 リットルのオートクレーブに導
入した。オートクレーブを閉じて 3 回、10 バールの窒
素圧にし、続いて常圧に脱気した。70 g のフッ化ビニ
リデンを加圧下にオートクレーブに導入し、反応系の温
度を 40℃ に上昇させた。3 g のペルオキシ二炭酸ジシ
クロヘキシルを 30 ml の酢酸メチルに溶解させたもの
を注入して重合を開始させた。重合の開始時には、反応
器内の圧力は 11.6 バールであった。この圧力は 10 時
間後に 9.7 バールに低下した。ここでオートクレーブ
を室温に冷却し、ついで未反応のフッ化ビニリデンを脱
気してグラフト反応を中断させた。
【0027】反応混合物をイソプロパノールで希釈し、
生成物を水中で沈澱させた。生成物を水洗し、乾燥し
て、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセタミドの
ような溶媒に完全に可溶な、熱可塑的に加工し得るグラ
フト共重合体を得た。この生成物を 185℃ で 5 分間圧
縮成形すると、表1に記述したような性質を示した。
【0028】比較例 ゴム幹重合体の製造 フルオロゴム 3 9 g のパーフルオロオクタンスルホン酸リチウムと 15
g のペルオキシ二硫酸カリウムとを 2,400 ml の脱イオ
ン水に溶解させた。得られた溶液を pH 10.7に調節
し、6 リットルのオートクレーブに導入した。ついで、
オートクレーブを閉じて 3 回、10 バールの窒素圧下に
置き、続いて常圧に脱気した。ついで 180g のフッ化ビ
ニリデンと 320 g のヘキサフルオロプロペンとをオー
トクレーブに導入し、この反応混合物を撹拌しながら 5
0℃ の温度に加熱し、14.9 バールに加圧した。水 1.0
g あたり 0.075 g のトリエタノールアミンを含有する
水溶液を最初の 90 分間は毎時 20.0 ml、その後は毎時
10 ml 連続的に添加して重合を開始させた。重合中
に、10 g のヘキサフルオロプロペンと 15 g のフッ化
ビニリデンとよりなる単量体混合物を、いずれの場合に
も初期の圧力を維持するために反応圧を 1.0 バール低
下させて導入した。全体で 240 g のヘキサフルオロプ
ロペンと 360 g のフッ化ビニリデンとを添加したのち
に、オートクレーブの内容物を室温に冷却し、未反応の
気体混合物を脱気した。4.0 の pH 値と 12.7 %の固
体分含有量とを有する、凝集物を含有しない水性乳濁液
が得られた。生成物の試料を凝集させるために乳濁液の
一部を希硫酸で約 2 の pH 値に酸性化し、硫酸マグネ
シウムの 4 %水溶液に注ぎ入れた。生成物を水洗し、
ついで乾燥して、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプ
ロペンとを 19F 核磁気共鳴スペクトル法で測定して 7
5:25 のモル比で含有するゴム様の共重合体を得た。こ
の共重合体はジメチルホルムアミド、ジメチルアセタミ
ド、アセトン、メチルエチルケトンおよびテトラヒドロ
フランのような溶媒に可溶であり;固有粘性は0.805 dl
/g(DMF、25℃)である。
【0029】比較例1 1.5 g のパーフルオロカプリン酸リチウムを 300.0 g
のフルオロゴム 3 の乳濁液に溶解させ、ついで、これ
を 水酸化リチウムを用いて 10.0 の pH 値の調整し、
0.7 リットルのオートクレーブに導入した。オートクレ
ーブを閉じて 3回、10 バールの窒素圧下に置き、続い
て常圧に脱気した。50 g のフッ化ビニリデンを加圧下
にオートクレーブに導入し、反応系の温度を 70℃ に上
昇させた。0.6 g のペルオキシ二硫酸カリウムを 20 ml
の脱イオン水に溶解させたものを注入して重合を開始
させた。重合の開始時には、反応器内の圧力は 27.5 バ
ールであった。この圧力は 15 分後に 24.0 バールに低
下した。ここでオートクレーブを室温に冷却し、ついで
未反応のフッ化ビニリデンを脱気してグラフト反応を中
断させた。
【0030】室温に冷却した際に、さらに処理すること
なく乳濁液が凝集した。生成物を水洗し、乾燥して、ジ
メチルホルムアミドおよびジメチルアセタミドのような
溶媒に完全に可溶な生成物を得た。この生成物を 185℃
で 5 分間圧縮成形すると、表 2 に記述したような性
質を示した。
【0031】比較例2 1.5 g のパーフルオロカプリン酸リチウムと 0.6 g の
ペルオキシ二硫酸カリウムとを 300.0 g のフルオロゴ
ム 3 の乳濁液に溶解させ、ついで、これを 水酸化リチ
ウムを用いて 10.0 の pH 値の調整し、0.7 リットル
のオートクレーブに導入した。オートクレーブを閉じて
3 回、10 バールの窒素圧下に置き、続いて常圧に脱気
した。50 g のフッ化ビニリデンを加圧下にオートクレ
ーブに導入し、反応系の温度を 70℃ に上昇させた。70
℃ の反応温度に達したときに得られた 28.8 バールの
圧力が、34 分後に 24.0 バールに低下した。ここでオ
ートクレーブを室温に冷却し、ついで未反応のフッ化ビ
ニリデンを脱気してグラフト反応を中断させた。
【0032】室温に冷却した際に、さらに処理すること
なく乳濁液が凝集した。生成物を水洗し、乾燥して、ジ
メチルホルムアミドおよびジメチルアセタミドのような
溶媒に完全に可溶な生成物を得た。この生成物を 185℃
で 5 分間圧縮成形すると、表 2 に記述したような性
質を示した。
【0033】比較例3 13.5 %の固体分含有量と 0.97 dl/g(DMF、25℃)
の固体の固有粘性とを有するポリフッ化ビニリデンの乳
濁液 63.3 g と 161.3 g のフルオロゴム 3 の乳濁液と
を混合して均質な乳濁液を得た。固体分を凝集させるた
めに、この新しい乳濁液を希硫酸を用いて約 2 の pH
値に調整し、硫酸マグネシウムの 4 %水溶液に注ぎ入
れた。生成物を水洗し、ついで乾燥して、ジメチルホル
ムアミドおよびジメチルアセタミドのような溶媒に完全
に可溶な生成物を製造した。この生成物を 185℃ で 5
分間圧縮成形すると、表 2 に記述したような性質を示
した。
【0034】比較例4 0.97 dl/g(DMF、25℃)の固有粘性を有するポリフ
ッ化ビニリデン 22.5 gと 49.5 g の固体形状のフルオ
ロゴム 3 とを混練機に導入した。ついで、この混合物
を 185℃/50 r.p.m. で 13 分間混練してジメチルホル
ムアミドおよびジメチルアセタミドのような溶媒に完全
に可溶なゴム様混合物を得た。この生成物を 185℃ で
5 分間圧縮成形すると、表 2 に記述したような性質を
示した。
【0035】
【表1】表 1:本発明の実施例 性質 実施例 1 実施例 2 実施例 3 実施例 4 実施例 5 (A) (HDV (HDV (HDV (HDV (HDV 393) 398) 405) 405) 463) ゴムの 重量% 95.2 85.8 71.5 93.5 84.6 PVDF の 重量% 4.8 14.2 28.5 6.5 15.4 ゴムの Tg /℃ −20 −20 −21.5 −22 −25.1 PVDF の Tm/℃ 155.5 167 157 47 173 破断時応力 /MPa 10.0 10.5 26.0 14.2 26.0 破断時歪み /% 1385 1130 800 780 900 100 %変形 後の残存 歪み/% 12 10 8 8 12 400 %変形 後の残存 歪み/% 58 66 58 75 100 ショア A 70.1 77.9 83.8 73.4 87.7 MFI(220 ℃, 10 kg)/ g/10 分 0.78 1.29 >0.01 0.11 >0.01 加工後のゲル 含有量/ 重量% <1 <1 34 5 8 A:19F 核磁気共鳴により測定した組成
【0036】
【表2】表 2:比較例 性質(A) 比較例 1 比較例 2 比較例 3 比較例 4 (HDV (NDV (HDV (HDV 156-1) 150) 152E) 172) ゴムの重量% 88.9 68.9 68.8 68.8 PVDF の重量% 11.1 31.2 31.2 31.2 ゴムの Tg/℃ −22 −21 −22 PVDF の Tm/℃ 169 168 168 破断時応力/MPa 9.0 6.5 で降伏 2.5 で降伏 2.0 で降伏 破断時歪み/% 500 240 200 200 100 %変形後の 残存歪み/% 29 n.m. n.m. n.m. 400 %変形後の 残存歪み/% 208 n.m. n.m. n.m. ショア A 86.3 89.3 n.m. 85.3 MFI(220 ℃, 10 kg)/g/10 分 6.05 n.m. n.m. n.m. 加工後のゲル 含有量/重量% 2.3 1.6 <1 <1 A:19F 核磁気共鳴により測定した組成 n.m.= 測定せず 本件明細書および特許請求の範囲が説明のためであって
限定のためではなく示されたものであること、ならび
に、本発明の精神および範囲から外れることなく種々の
改良および変更がなされ得ることは評価されるであろ
う。
【0037】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0038】1. 少なくとも部分的に結晶性の重合体
を与えるフッ素含有単量体をグラフトさせた、グラフト
幹重合体としての二重結合を含有するゴム様(Tg < 0
℃)未架橋フッ素含有共重合体から形成させたフッ素含
有グラフト重合体。
【0039】2. 全重合体の重量を基準にして約 95
ないし 50 重量%のグラフト幹重合体としての二重結合
を有するゴム様(Tg < 0℃)の未架橋フッ素含有共重
合体と全重合体の重量を基準にして約 5 ないし 50 重
量%の少なくとも部分的に結晶性の重合体とから形成さ
せた 1 記載のフッ素含有グラフト共重合体。
【0040】3. 加圧下、約 −15 ないし +120℃ で
溶液、懸濁液または乳濁液中での遊離基重合によりゴム
様未架橋共重合体を製造し、これに少なくとも部分的に
結晶性の重合体を形成する単量体をグラフトさせ、ゴム
様共重合体へのグラフト反応を加圧下、約 −15 ないし
+120℃ での遊離基溶液、懸濁または乳化グラフト重
合により起こさせる上記1記載のフッ素含有グラフト重
合体の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591063187 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD (72)発明者 レオ・モルビツツアー ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・ル ンゲシユトラーセ50 (56)参考文献 特開 平4−164907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 259/08 WPI(DIALOG)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素含有単量体またはフッ素含有単量
    体とフッ素非含有単量体の混合物と、イソシアヌル酸ア
    ルケニル、シアヌル酸アルケニル、(イソ)シアヌル酸
    トリアリル、1,5−ヘキサジエン及びフタル酸ジアリ
    ルからなる群から選ばれたジエン、との共重合により得
    られたゴム様(Tg <0℃)未架橋フッ素含有共重合体
    を幹とし、これに少なくとも部分的に結晶性の重合体を
    与えるフッ素含有単量体をグラフトさせてなる、フッ素
    含有グラフト重合体。
  2. 【請求項2】 加圧下、−15ないし+120℃で溶
    液、懸濁液または乳濁液中での遊離基重合により、フッ
    素含有単量体またはフッ素含有単量体とフッ素非含有単
    量体の混合物と、イソシアヌル酸アルケニル、シアヌル
    酸アルケニル、(イソ)シアヌル酸トリアリル、1,5
    −ヘキサジエン及びフタル酸ジアリルからなる群から選
    ばれたジエンを共重合させて、ゴム様未架橋共重合体を
    製造し、これに少なくとも部分的に結晶性の重合体を形
    成する単量体をグラフトさせ、ゴム様共重合体へのグラ
    フト反応を加圧下、−15ないし+120℃での遊離基
    溶液、懸濁または乳化グラフト重合により起こさせる請
    求項1記載のフッ素含有グラフト重合体の製造方法。
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