JP3277596B2 - 粗紡機における残紡出時間表示装置及び残紡出時間表示方法 - Google Patents

粗紡機における残紡出時間表示装置及び残紡出時間表示方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフライヤ回転速度をボビ
ンに巻き取られた粗糸の長さに応じて変速しつつ粗糸巻
を形成する粗紡機における残紡出時間表示装置及び残紡
出時間表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、粗紡機の生産性の向上を図るため
に、高速化及びラージパッケージ化が行われる傾向にあ
る。巻取り時に粗糸に作用する遠心力は粗糸巻の径、す
なわち巻取り量の増大及びフライヤの回転速度の増大に
つれて大きくなり、粗紡機の運転は、この遠心力が粗糸
切れや粗糸の不正ドラフトが生じない範囲の一定値以下
になるように抑制する必要がある。従来、この要求を満
足させる粗紡機の運転方法として、特開昭62−850
37号公報には、図6に示すように巻取り開始から満管
に至る間に複数の紡出粗糸長l0,l1,2,…ln を選定
し、これに対応するフライヤ回転速度N0,N1,2,…N
n を予め設定し、これらの値をコンピュータに記憶さ
せ、紡出粗糸長を検出しつつ、各設定値間のフライヤ回
転速度を補間法によって計算させ、これに対応する信号
を逐次出力してフライヤ駆動用のモータの回転速度を制
御する方法が開示されている。そして、この方法を実施
する場合は一般に前記紡出粗糸長li とフライヤ回転速
度Ni の組を10以上設定するようにしていた。
【0003】又、本願出願人は、所望の平均フライヤ回
転数を設定することにより、巻取り開始から満管まで遠
心力に起因する粗糸切れ防止が考慮された速度で自動的
にフライヤを回転駆動制御することができる粗紡機の運
転方法を提案している(特開平4−352821号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】粗紡機ではスライバケ
ンスから供給されるスライバを粗糸として紡出する。ス
ライバケンスが空に近づくと、当該ケンスと新たに供給
すべきスライバを収容した満スライバケンスとの交換作
業を行う。このとき、紡出中のスライバと新たに供給す
べきスライバとを接合するスライバ継ぎ作業を行う。ス
ライバ継ぎ作業は粗紡機の運転を停止した状態で行う必
要がある。そして、粗紡機の稼働効率を高めるために、
スライバ継ぎ作業は玉揚げのための機台停止時に行うこ
とが多い。従って、玉揚げのときまでに満スライバケン
スを紡出中の各ケンスと対応する位置に配置する等の準
備作業を行う必要がある。又、玉揚げされた満ボビンを
次工程に運搬する台車を玉揚げ開始までに所定位置に配
置する必要がある。これらの作業を行う作業者は一人が
複数の粗紡機を受け持っており、各粗紡機の玉揚げ停止
までの間に必要な準備作業を完了する必要がある。
【0005】運転中フライヤ回転速度が一定の場合は、
巻取り開始からの紡出長あるいはボビン径を知ることに
より満管までの残紡出時間が容易に分かり、玉揚げある
いはスライバケンス交換の準備作業を効率良く行うこと
ができる。しかし、フライヤ回転速度を巻取り開始から
満管まで逐次変更する運転方法では、巻取り開始からの
紡出長あるいはボビン径が分かっても、満管までの残紡
出時間を把握することが難しい。そして、従来装置には
満管までの残紡出時間の表示機能がないため、前記準備
作業を効率良く行うことが難しい。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は運転中にフライヤ回転速度が逐
次変更される場合であっても、必要なときに満管までの
残紡出時間を知ることができる粗紡機における残紡出時
間表示装置及び残紡出時間表示方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、フライヤ回転速度をボビ
ンに巻き取られた粗糸の長さに応じて変速しつつ粗糸巻
を形成する粗紡機において、フライヤ回転速度変速パタ
ーン、満管紡出長、撚数等の運転条件を入力する入力装
置と、前記入力装置により入力された運転条件を記憶す
る記憶装置と、紡出長をカウントするカウンタと、前記
運転条件と前記カウンタのカウント値とから満管までに
要する残紡出時間を演算する演算手段と、前記演算手段
により演算された残紡出時間を表示する表示装置とを備
えた。
【0008】又、請求項2に記載の発明では、フライヤ
回転速度をボビンに巻き取られた粗糸の長さに応じて変
速しつつ粗糸巻を形成する粗紡機において、フライヤ回
転速度変速パターン、満管紡出長、撚数を含む運転条件
と、紡出長をカウントするカウンタのカウント値とか
ら、満管までに要する残紡出時間を逐次演算し、その結
果を表示装置に逐次表示するようにした。
【0009】
【作用】本発明の粗紡機においては、ボビンに巻き取ら
れた粗糸の長さに応じてフライヤ回転速度が変速されつ
つ粗糸巻が形成される。運転に先立ってフライヤ回転速
度変速パターン、満管紡出長、撚数等の運転条件が入力
装置により入力され、記憶装置に記憶される。フロント
ローラより送り出された粗糸の長さ、すなわち紡出長は
カウンタによりカウントされる。フライヤ回転速度変速
パターン、満管紡出長、撚数を含む運転条件と、カウン
タのカウント値とから満管までに要する残紡出時間が演
算手段により演算される。その演算結果が残紡出時間と
して表示装置に表示される。残紡出時間の演算は、逐次
あるいは必要時に行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に従って説明する。粗紡機の駆動系は基本的には本
願出願人が先に提案(特開昭63ー264923号公
報)したものと同じであるが、ボビンレールの昇降動切
替機構が異なっている。図2に示すように、フロントロ
ーラ1はその回転軸1aの一端と、主モータMにより回
転駆動されるドライビングシャフトとの間に配設された
歯車列(いずれも図示せず)を介して回転駆動されるよ
うになっている。フライヤ2の上部には被動歯車3が一
体回転可能に嵌着固定されている。被動歯車3と噛合す
る駆動歯車4が嵌着された回転軸5は、ベルト伝動機構
(図示せず)を介してドライビングシャフトと連結さ
れ、フライヤ2はドライビングシャフトの回転により、
駆動歯車4及び被動歯車3を介して回転駆動される。
【0011】一方、ボビンレール6上に装備されたスピ
ンドル7には被動歯車7aが固着されている。該被動歯
車7aと噛合する駆動歯車8が嵌着固定された回転軸9
には、ドライビングシャフトの回転力と、インバータ1
0bを介して変速駆動される巻取用モータ11による回
転力とが差動歯車機構12により合成されて伝達される
ようになっている。
【0012】ボビンレール6にはリフターラック13が
固定されている。リフターラック13と噛合する歯車1
4が嵌着された回転軸15には、駆動軸16の回転が切
替機構17及び歯車列を介して伝達される。駆動軸16
はインバータ10cを介して変速駆動される昇降用モー
タ18により駆動される。切替機構17は中間軸19
と、中間軸19と駆動軸16との間に設けられた一対の
歯車列20,21と、歯車列20,21の回転を中間軸
19に伝達する電磁クラッチ22,23とから構成され
ている。そして、電磁クラッチ22,23の励消磁によ
り回転軸15の回転方向すなわちボビンレール6の昇降
動の方向が変更されるようになっている。回転軸15の
端部にはボビンレール6の移動方向を検知するロータリ
エンコーダ24が接続されている。又、回転軸1aと一
体回転可能に嵌着された歯車25の近傍には回転数検出
器26が配設されている。回転数検出器26は歯車25
の回転に伴ってパルス信号を出力する。
【0013】前記各モータM,11,18は制御装置2
7により駆動制御される。制御装置27を構成するマイ
クロコンピュータ28は、残紡出時間を演算する演算手
段としての中央処理装置(以下CPUという)29と、
制御プログラムを記憶した読出し専用メモリ(ROM)
よりなるプログラムメモリ30と、入力装置31により
入力された入力データ及びCPU29における演算処理
結果等を一時記憶する読出し及び書替可能なメモリ(R
AM)よりなる記憶装置としての作業用メモリ32とか
らなる。CPU29はプログラムメモリ30に記憶され
たプログラムデータに基づいて動作する。
【0014】フライヤ回転速度変速パターン、満管紡出
長、撚数等の運転条件を入力する入力装置31は、制御
装置27にキーボードとして一体に組み込まれている。
制御装置27には回転数検出器26の出力信号を入力し
て、フロントローラより送り出された粗糸の長さ、すな
わち紡出長をカウントするカウンタ33が設けられてい
る。又、制御装置27にはCPU29で演算された満管
までに要する残紡出時間を表示する表示装置34が一体
に組み込まれている。CPU29、入力装置31、作業
用メモリ32、カウンタ33及び表示装置34により残
紡出時間表示装置が構成されている。
【0015】ロータリエンコーダ24からの出力信号は
入力インタフェース35を介してCPU29に入力され
るようになっている。又、電磁クラッチ22,23はC
PU29からの信号に基づき、電磁クラッチ励消磁回路
36を介してその励消磁が制御され、ボビンレール6の
昇降切換が行われるようになっている。又、CPU29
は出力インタフェース37、モータ駆動回路38a,3
8b,38c及びインバータ10a,10b,10cを
介して主モータM、巻取用モータ11及び昇降用モータ
18を駆動制御するようになっている。
【0016】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台の運転に先立ってまずフライヤ回転速度
変速パターン、満管紡出長、撚数等の運転条件が入力装
置31により入力される。フライヤ回転速度変速パター
ンの入力は、図3に示すように巻取り開始から満管まで
の紡出長すなわち満管紡出長R0 を10等分するととも
に、各紡出長0,R0 /10,2R0 /10,…9R0
/10,R0 に対応する時点におけるフライヤ回転数N
0,N1,2,…N10を予め設定し、それらの値を入力す
る。これらの値は紡出番手や繊維の種類等によって適宜
変更される。
【0017】その後、粗紡機の運転が開始され、主モー
タMによりフロントローラ1及びフライヤ2がそれぞれ
回転駆動される。又、同時に巻取用モータ11及び昇降
用モータ18も駆動され、差動歯車機構12に入力され
た主モータMの回転力と、巻取用モータ11の回転力と
が差動歯車機構12で合成され、合成された回転力によ
り回転軸9が駆動されてスピンドル7が回転駆動され
る。そして、ドラフト装置で延伸された粗糸Rがフライ
ヤ2により加撚され、フライヤ2より高速で回転するボ
ビンBに層状に巻取られる。又、昇降用モータ18の駆
動により、切替機構17、回転軸15等を介してリフタ
ーラック13とともにボビンレール6が昇降動される。
【0018】機台の駆動とともに回転速度検出器26か
らの出力信号がカウンタ33に入力される。CPU29
はカウンタ33のカウント値に基づいて紡出長を演算す
るとともに、その値に対応するフライヤ回転数を入力さ
れたフライヤ回転速度変速パターンから演算する。そし
て、CPU29は紡出長に対応したフライヤ回転数とな
るように、出力インタフェース35、モータ駆動回路3
8a及びインバータ10aを介して主モータMを駆動制
御する。又、巻取り速度及びボビンレール6の昇降速度
は巻取用モータ11及び昇降用モータ18の回転速度を
変更することにより変更される。
【0019】又、CPU29は作業用メモリ32に記憶
されたフライヤ回転速度変速パターン、満管紡出長及び
撚数の値と、カウンタ33のカウント値とから満管まで
に要する残紡出時間を逐次演算する。そして、演算結果
が残紡出時間として表示装置34に逐次表示される。従
って、作業者は表示装置34の表示を見ることにより、
当該粗紡機の残紡出時間を簡単に確認でき、玉揚げ時の
準備作業を効率良く行うことができる。
【0020】次に残紡出時間の演算方法を説明する。第
i番目の区間における紡出長Rは次式で表される。 iR0 /10≦R<(i+1)R0 /10 又、この間のフライヤ回転数N(R) は次式で表される。
【0021】 N(R) =Ni +{(Ni+1 −Ni ) /(R0 /10)}(R−iR0 /10) そして、この式はN(R) =ai R+bi と表され、ai
及びbi は設定値から一義的に決まる定数となる。又、
この時の紡出速度V(R) は周知のように次式で表され
る。
【0022】 V(R) =(N(R) /T)×25.4[mm/min] 但し、T:1インチ当たりの撚数、N(R) :フライヤ回
転数[rpm]である。従って、紡出長Rから(i+
1)R0 /10までの紡出に要する時間τ1 は次式で表
される。但し、この場合、紡出長Rの単位はメートルと
している。
【0023】
【数1】
【0024】そして、この積分値はai が0か否か、す
なわち当該区間におけるフライヤ回転数N(R) が一定か
否かによって異なる。そして、フライヤ回転数N(R) が
一定、すなわちai =0のとき、τ1 は次式で表され
る。
【0025】 τ1 =(T/25.4)(1/bi){(i+1)(R0 /10) −R}×103 … 又、ai ≠0のとき、τ1 は次式で表される。
【0026】
【数2】
【0027】又、第k区間の紡出に要する時間τk は次
式で表される。
【0028】
【数3】
【0029】従って、紡出長Rが第i区間に存在すると
きの残紡出時間τr は次式で表される。
【0030】
【数4】
【0031】次に残紡出時間の表示手順を図5(a),
(b)のフローチャートに従って説明する。入力装置3
1により各運転条件が入力されると、CPU29は図5
(a)のフローチャートに従ってフライヤ回転速度変速
パターンの各区間について紡出に要する時間τk を演算
し、その結果を作業用メモリ32に記憶させる。CPU
29はまず第0区間におけるフライヤ回転速度変速パタ
ーンの傾きak が0か否かの判定を行い、ak が0なら
ば式により、ak が0でなければ式により時間τk
を演算する。そして、その結果を作業用メモリ32に記
憶させる。以下、同様に第1区間から第9区間まで各区
間について紡出に要する時間τk を式又は式により
順に演算する。この作業は粗紡機の運転が開始される前
に行われる。
【0032】粗紡機の運転開始と同時にCPU29はカ
ウンタ33のカウント値から紡出長Rを演算し、現在の
紡出長Rが図3に示すフライヤ回転速度変速パターンの
どの区間に存在するかの判定、すなわち現在の紡出長R
の存在区間の確認を行う。次に現在の紡出長Rが存在す
る区間(この実施例では第j区間とする)のフライヤ回
転速度変速パターンの傾きak が0か否かの判定を行
い、ak が0ならば式により、ak が0でなければ
式により当該区間を通過するのに要する時間τ1を演算
する。次に時間τ1 と、残りの第(j+1)区間から第
9区間の紡出終了(=満管)までに要する時間τ2 との
和により残紡出時間τr を求め、その時間τr を表示装
置34に表示する。時間τ2 は運転開始前に演算した各
区間の紡出に要する時間τk の和により求められる。
【0033】この実施例の残紡出時間演算方法では各区
間の紡出に要する時間τk が、粗紡機の運転開始前に予
め演算されて作業用メモリ32に記憶されているため、
運転開始後、残紡出時間τr を逐次演算する際にいちい
ち当該時間τk を演算する必要がなく、演算時間が短縮
される。
【0034】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、フライヤ回転速度変速パターンを
入力する場合、巻取り開始から満管紡出長までを10等
分以外の区間に区分して、各区間の端点の紡出長及びフ
ライヤ回転数の値を入力してもよい。各区間は必ずしも
等間隔でなくてもよい。
【0035】又、各区間の紡出に要する時間τk を運転
前に予め求めて作業用メモリ32に記憶させる代わり
に、残紡出時間τr を演算する際に必要な区間の紡出に
要する時間τk をその都度演算するようにしてもよい。
【0036】又、フライヤ回転速度変速パターンの設定
を行う場合、各区間の端点におけるフライヤ回転数及び
紡出長をそれぞれ入力する代わりに、本願出願人が先に
提案した方法のように平均フライヤ回転数Navを入力す
るとCPU29がフライヤ回転数変速曲線を決定するよ
うにしてもよい。この場合、フライヤ回転数変速曲線を
予め作業用メモリ32に多数記憶しておいたフライヤ回
転数変速曲線の中から選択する構成の場合は、各フライ
ヤ回転数変速曲線に対応して紡出長と残紡出時間との関
係を示す曲線あるいはデータベースを作業用メモリ32
に記憶させ、その曲線あるいはデータベースから残紡出
時間を求めるようにしてもよい。又、残紡出時間を演算
する方法として、別の近似方法を採用してもよい。
【0037】又、残紡出時間を逐次演算するとともに表
示装置34に表示する構成に代えて、作業者が残紡出時
間を知りたいときに入力装置31の所定のキーを操作し
たときに、CPU29が残紡出時間を演算して表示装置
34に表示させる構成としてもよい。
【0038】又、残紡出時間の表示方法は画面表示に限
らず、残紡出時間が所定の値になった時、例えば満管の
5分前にアラームを鳴らしてオペレータに伝えるような
方法、あるいは通信等により次作業の準備工程に通報す
る方法にしてもよい。
【0039】又、スピンドル7の変速駆動手段としてコ
ーンドラムを使用した駆動系を採用したり、差動歯車機
構12を設けることなくフライヤ駆動系、スピンドル駆
動系、ボビンレール駆動系を全て独立してモータで駆動
する構成としてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、運
転中にフライヤ回転速度が逐次変更される場合であって
も、必要なときに満管までの残紡出時間を簡単に知るこ
とができ、作業者が玉揚げあるいはスライバケンス交換
の準備作業を効率良く行うことができる。
【0041】又、請求項2に記載の発明では残紡出時間
が逐次表示装置に表示されるため、作業者は表示装置を
見るだけで残紡出時間をすぐに把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】粗紡機の駆動系の概略図である。
【図3】フライヤ回転速度変速パターンを示すグラフで
ある。
【図4】図3のフライヤ回転速度変速パターンの部分拡
大図である。
【図5】残紡出時間の決定手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】従来のフライヤ回転数変速曲線を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
2…フライヤ、6…ボビンレール、26…回転数検出
器、29…演算手段としてのCPU、31…入力装置、
32…記憶装置としての作業用メモリ、33…カウン
タ、34…表示装置、B…ボビン、R…粗糸。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 13/24 B65H 67/00 - 67/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライヤ回転速度をボビンに巻き取られた
    粗糸の長さに応じて変速しつつ粗糸巻を形成する粗紡機
    において、 フライヤ回転速度変速パターン、満管紡出長、撚数等の
    運転条件を入力する入力装置と、 前記入力装置により入力された運転条件を記憶する記憶
    装置と、 紡出長をカウントするカウンタと、 前記運転条件と前記カウンタのカウント値とから満管ま
    でに要する残紡出時間を演算する演算手段と、 前記演算手段により演算された残紡出時間を表示する表
    示装置とを備えた粗紡機の残紡出時間表示装置。
  2. 【請求項2】 フライヤ回転速度をボビンに巻き取られ
    た粗糸の長さに応じて変速しつつ粗糸巻を形成する粗紡
    機において、 フライヤ回転速度変速パターン、満管紡出長、撚数を含
    む運転条件と、紡出長をカウントするカウンタのカウン
    ト値とから、満管までに要する残紡出時間を逐次演算
    し、その結果を表示装置に逐次表示する粗紡機の残紡出
    時間表示方法。
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