JPH04370229A - 粗紡機の粗糸巻取方法 - Google Patents
粗紡機の粗糸巻取方法Info
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- JPH04370229A JPH04370229A JP16893991A JP16893991A JPH04370229A JP H04370229 A JPH04370229 A JP H04370229A JP 16893991 A JP16893991 A JP 16893991A JP 16893991 A JP16893991 A JP 16893991A JP H04370229 A JPH04370229 A JP H04370229A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H1/00—Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
- D01H1/14—Details
- D01H1/20—Driving or stopping arrangements
- D01H1/28—Driving or stopping arrangements for two or more machine elements possessing different characteristics but in operative association
- D01H1/30—Driving or stopping arrangements for two or more machine elements possessing different characteristics but in operative association with two or more speeds; with variable-speed arrangements
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H13/00—Other common constructional features, details or accessories
- D01H13/10—Tension devices
- D01H13/108—Regulating tension by regulating speed of driving mechanisms of unwinding, paying-out, forwarding, winding or depositing devices, e.g. automatically in response to variations in tension
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H13/00—Other common constructional features, details or accessories
- D01H13/14—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements
- D01H13/16—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material
- D01H13/1616—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material characterised by the detector
- D01H13/1633—Electronic actuators
- D01H13/165—Photo-electric sensing means
Landscapes
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- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボビンリード式粗紡機に
おける紡出粗糸の巻取方法に関する。
おける紡出粗糸の巻取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボビンリード式の粗紡機においては、フ
ロントローラより一定速度で紡出される粗糸はスピンド
ルの回転によって撚を与えられながら、一定速度で回転
するフライヤとそれより速く回転しているボビンとの回
転差によってボビンに巻取られている。そして粗糸の巻
取速度をフロントローラからの紡出速度と常に同一にす
るためにボビンの駆動系統中に通常の一対のコンドラム
による変速機構が組込まれている。そしてパッケージの
一層毎にすなわちボビンの粗糸巻取径が増大するに従っ
てボビン回転数が漸次減少するように変速している。と
ころが粗糸巻径は繊維の性質、粗糸番手撚数、プレッサ
の加圧などの紡出条件によって微妙に変化するので粗糸
の巻取速度は粗糸層数に単純に比例しない。このためフ
ロントローラとフライヤトップ間の粗糸の上下方向にお
ける振動位置によってボビンの回転数を変えフロントロ
ーラからの粗糸送り出し速度と粗糸ボビン巻取速度を一
致させる粗糸巻取速度の制御装置を出願人が開発し特開
昭60−34628号公報に開示されている。この装置
はフロントローラとフライヤトップ間の粗糸に生ずる振
動の上下方向における振動位置を複数組の光電検出器に
よって検出し、その測定値から求められる粗糸張力に対
応した粗糸の上下方向における振動の平均中央位置と、
あらかじめ設定した基準設定位置との偏差値及び補正係
数からボビン回転数の補正量を算出しその補正量に対応
した補正信号によってボビンの回転を変速し紡出粗糸の
張力を一定にしながらボビン巻取りを行っている。
ロントローラより一定速度で紡出される粗糸はスピンド
ルの回転によって撚を与えられながら、一定速度で回転
するフライヤとそれより速く回転しているボビンとの回
転差によってボビンに巻取られている。そして粗糸の巻
取速度をフロントローラからの紡出速度と常に同一にす
るためにボビンの駆動系統中に通常の一対のコンドラム
による変速機構が組込まれている。そしてパッケージの
一層毎にすなわちボビンの粗糸巻取径が増大するに従っ
てボビン回転数が漸次減少するように変速している。と
ころが粗糸巻径は繊維の性質、粗糸番手撚数、プレッサ
の加圧などの紡出条件によって微妙に変化するので粗糸
の巻取速度は粗糸層数に単純に比例しない。このためフ
ロントローラとフライヤトップ間の粗糸の上下方向にお
ける振動位置によってボビンの回転数を変えフロントロ
ーラからの粗糸送り出し速度と粗糸ボビン巻取速度を一
致させる粗糸巻取速度の制御装置を出願人が開発し特開
昭60−34628号公報に開示されている。この装置
はフロントローラとフライヤトップ間の粗糸に生ずる振
動の上下方向における振動位置を複数組の光電検出器に
よって検出し、その測定値から求められる粗糸張力に対
応した粗糸の上下方向における振動の平均中央位置と、
あらかじめ設定した基準設定位置との偏差値及び補正係
数からボビン回転数の補正量を算出しその補正量に対応
した補正信号によってボビンの回転を変速し紡出粗糸の
張力を一定にしながらボビン巻取りを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来の技術にお
ける粗糸巻取速度の制御装置を使用する場合、紡出され
る粗糸張力は一定に保たれるが満ボビンとなった時まで
の全巻量(満ボビン粗糸長)は一定にならない。すなわ
ちフロントローラとフライヤトップ間の粗糸張力を測定
しこの張力によってボビンの巻取回転数を決定している
ので繊維の性質温調の変化、粗糸通過部の抵抗の変化な
どの紡出状態によって粗糸の長さが変わってくる。そう
したことから満管定長時のボビン昇降位置が一定でなく
、ボビンを一定の昇降位置で満管停止させると粗糸長が
バラツキ、精紡機で満ボビン粗糸を消費しきれずに残る
残粗糸ボビンの数や、ボビン1本当りの残粗糸量が多く
なり後工程での残粗糸処理や再用綿の増加などにより作
業効率が低下する等の問題が生じ対策するをする必要が
あった。
ける粗糸巻取速度の制御装置を使用する場合、紡出され
る粗糸張力は一定に保たれるが満ボビンとなった時まで
の全巻量(満ボビン粗糸長)は一定にならない。すなわ
ちフロントローラとフライヤトップ間の粗糸張力を測定
しこの張力によってボビンの巻取回転数を決定している
ので繊維の性質温調の変化、粗糸通過部の抵抗の変化な
どの紡出状態によって粗糸の長さが変わってくる。そう
したことから満管定長時のボビン昇降位置が一定でなく
、ボビンを一定の昇降位置で満管停止させると粗糸長が
バラツキ、精紡機で満ボビン粗糸を消費しきれずに残る
残粗糸ボビンの数や、ボビン1本当りの残粗糸量が多く
なり後工程での残粗糸処理や再用綿の増加などにより作
業効率が低下する等の問題が生じ対策するをする必要が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明はフロントローラと巻取ボビン間の紡出粗糸の
巻取張力状態を検出し、適宜の補正タイミングでボビン
回転数を補正する粗糸張力制御装置を装備可能な粗紡機
において、巻始めから満ボビンに至る間、前記粗糸張力
制御装置を作動させ、これにより得られた張力データ、
又は、この張力データに基づくボビン回転の補正データ
を補正タイミングと対応させて記憶装置に記憶し、以後
の紡出ではこの記憶データに基づき粗糸ボビン回転数を
補正するようにしたことを特徴とする。
に本発明はフロントローラと巻取ボビン間の紡出粗糸の
巻取張力状態を検出し、適宜の補正タイミングでボビン
回転数を補正する粗糸張力制御装置を装備可能な粗紡機
において、巻始めから満ボビンに至る間、前記粗糸張力
制御装置を作動させ、これにより得られた張力データ、
又は、この張力データに基づくボビン回転の補正データ
を補正タイミングと対応させて記憶装置に記憶し、以後
の紡出ではこの記憶データに基づき粗糸ボビン回転数を
補正するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】ボビンに巻取られる粗糸の巻始めから満ボビン
に至る間に粗糸張力を粗糸張力制御装置で検出しこの粗
糸張力のデータに基づいてボビン回転を補正し、同時に
得られた粗糸張力またはボビン回転の補正データを補正
タイミングと対応させて記憶装置に記憶し、以後の紡出
ではこの記憶データに基づいて粗糸ボビン回転数を補正
するようにしたので粗糸の紡出状態に適応したデータが
得られ、しかも以後の紡出ではその記憶データに基づい
て紡出が行なわれるので紡出条件が大きく変化しない限
り、所定の張力で、しかも満ボビン粗糸長のバラツキを
最少限にすることができる。
に至る間に粗糸張力を粗糸張力制御装置で検出しこの粗
糸張力のデータに基づいてボビン回転を補正し、同時に
得られた粗糸張力またはボビン回転の補正データを補正
タイミングと対応させて記憶装置に記憶し、以後の紡出
ではこの記憶データに基づいて粗糸ボビン回転数を補正
するようにしたので粗糸の紡出状態に適応したデータが
得られ、しかも以後の紡出ではその記憶データに基づい
て紡出が行なわれるので紡出条件が大きく変化しない限
り、所定の張力で、しかも満ボビン粗糸長のバラツキを
最少限にすることができる。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。図1に示す粗紡機では、メインモータ1の回転がV
プーリ、Vベルト、及び歯車列などの回転伝達装置を介
してドラフト装置2のフロントローラ3、フライヤ4及
びトップコーンドラム5へ伝達され、またボビン6には
、前記、メインモータ1からの回転と、前記、トップコ
ーンドラム5からベルト7を介して変速回転されるボッ
トムコーンドラム8からの回転とが差動歯車装置9で合
成されて伝達されるようになっている。
る。図1に示す粗紡機では、メインモータ1の回転がV
プーリ、Vベルト、及び歯車列などの回転伝達装置を介
してドラフト装置2のフロントローラ3、フライヤ4及
びトップコーンドラム5へ伝達され、またボビン6には
、前記、メインモータ1からの回転と、前記、トップコ
ーンドラム5からベルト7を介して変速回転されるボッ
トムコーンドラム8からの回転とが差動歯車装置9で合
成されて伝達されるようになっている。
【0007】前記ベルト7を移動させるためのベルトシ
フタ10にはラック11が連結されラック送りモータ1
2の出力軸13に楔着したピニオン14と噛合し横方向
に往復移動可能に配設されている。この出力軸13の上
端部にはラック送りモータ12の回転量を検出しその回
転量に応じたパルス信号を発生するエンコーダ15が回
転自在に連結されそのパルス信号を出力するようにして
ある。
フタ10にはラック11が連結されラック送りモータ1
2の出力軸13に楔着したピニオン14と噛合し横方向
に往復移動可能に配設されている。この出力軸13の上
端部にはラック送りモータ12の回転量を検出しその回
転量に応じたパルス信号を発生するエンコーダ15が回
転自在に連結されそのパルス信号を出力するようにして
ある。
【0008】ボットムコーンドラム8からの出力回転は
、図示しない昇降切換装置によって噛合いを切換えられ
るレバーシングベベルギヤ23、ピニオン19を介して
リフタラック18に伝えられボビンレール17を昇降さ
せるようにしてある。またレバーシングベベルギヤ23
の噛み合を切換えるレバーシングロッド27に取付けた
ドッグ28と係脱するリミットスイッチ21,22が一
対設けられ、ボビンレール17の昇降方向が変ったとき
信号を出力するようにしてある。
、図示しない昇降切換装置によって噛合いを切換えられ
るレバーシングベベルギヤ23、ピニオン19を介して
リフタラック18に伝えられボビンレール17を昇降さ
せるようにしてある。またレバーシングベベルギヤ23
の噛み合を切換えるレバーシングロッド27に取付けた
ドッグ28と係脱するリミットスイッチ21,22が一
対設けられ、ボビンレール17の昇降方向が変ったとき
信号を出力するようにしてある。
【0009】一方フロントローラ3とフライヤトップ4
a間には、本出願人が開発した公知の粗糸位置検出装置
25(特開昭60−34628号公報)が配備してあり
、フロントローラ3とフラヤトップ4a間の粗糸24の
両側に粗糸24の振動の上下方向において、粗糸24か
ら光軸までの距離を夫々異にした複数個の投、受光器が
対設し、その対設した複数組の光電検出器26によって
粗糸24の張力と対応した粗糸24の振動位置を検出し
、検出信号を出力するようにしてある。
a間には、本出願人が開発した公知の粗糸位置検出装置
25(特開昭60−34628号公報)が配備してあり
、フロントローラ3とフラヤトップ4a間の粗糸24の
両側に粗糸24の振動の上下方向において、粗糸24か
ら光軸までの距離を夫々異にした複数個の投、受光器が
対設し、その対設した複数組の光電検出器26によって
粗糸24の張力と対応した粗糸24の振動位置を検出し
、検出信号を出力するようにしてある。
【0010】次に制御装置30について説明する。制御
装置30は大別して中央演算処理装置31、記憶装置3
2で構成されている。この制御装置30には、前記、光
電検出器26からの検出信号や、ボビンレール17のボ
ビン成形動作に関連した、前記リミットスイッチ21,
22の信号、エンコーダ15からのパルス信号などが入
力される。又、データ取込運転と通常運転とを切換える
スイッチ33が制御装置30に接続してある。
装置30は大別して中央演算処理装置31、記憶装置3
2で構成されている。この制御装置30には、前記、光
電検出器26からの検出信号や、ボビンレール17のボ
ビン成形動作に関連した、前記リミットスイッチ21,
22の信号、エンコーダ15からのパルス信号などが入
力される。又、データ取込運転と通常運転とを切換える
スイッチ33が制御装置30に接続してある。
【0011】記憶装置32には、図2に示すフローチャ
ートに基づく張力制御プログラムが記憶されていると共
に、所定のメモリエリアにボビンレール17の昇降切換
回数(層数)と、その時のラック送り量を巻始めから満
ボビンまでの全ての切換毎に対応して記憶させておくラ
ック送り量の記憶テーブルTaが確保されている。図2
に示すフローチャートの内、ステップP3 は前記、粗
糸位置検出装置25及びラック送りモータ12と共に粗
糸張力制御装置を構成する。また、この制御装置30か
らはラック送りモータ12を制御する出力信号が出力さ
れるようになっている。
ートに基づく張力制御プログラムが記憶されていると共
に、所定のメモリエリアにボビンレール17の昇降切換
回数(層数)と、その時のラック送り量を巻始めから満
ボビンまでの全ての切換毎に対応して記憶させておくラ
ック送り量の記憶テーブルTaが確保されている。図2
に示すフローチャートの内、ステップP3 は前記、粗
糸位置検出装置25及びラック送りモータ12と共に粗
糸張力制御装置を構成する。また、この制御装置30か
らはラック送りモータ12を制御する出力信号が出力さ
れるようになっている。
【0012】次に図2に示すフローチャートによって本
装置の作用を説明する。特定の紡出条件の基で、始めて
紡出を開始するときまずスイッチ33をデータ取込運転
側に切換えて紡出を開始する。機台が運転されると同時
にプログラムもスタートしステップP1 においてボビ
ン巻始めから満ボビンに至るまでのボビン成形動作に関
連する光電検出器26からの粗糸振動位置の信号が読込
まれる。そしてステップP2 においてはデータ取り込
み運転なのでステップP3 へ進む。
装置の作用を説明する。特定の紡出条件の基で、始めて
紡出を開始するときまずスイッチ33をデータ取込運転
側に切換えて紡出を開始する。機台が運転されると同時
にプログラムもスタートしステップP1 においてボビ
ン巻始めから満ボビンに至るまでのボビン成形動作に関
連する光電検出器26からの粗糸振動位置の信号が読込
まれる。そしてステップP2 においてはデータ取り込
み運転なのでステップP3 へ進む。
【0013】ステップP3 では、前記ステップP1
のデータ読込みで読込んだ張力に対応した粗糸位置信号
に基づいて特開昭60−34628号公報に詳述されて
いるように振動の平均中央位置を求め、これと目標張力
との偏差及び補正係数からボビン回転の補正量を求め、
この補正量を、ラックの一定送り量に加味して補正され
たラック送り量L1 を算出しボビンレール17の昇降
切換時にこれをラック送りモータ12へ出力する。この
送り量L1 に対応した分だけラック送りモータ12が
回動したことをエンコーダ15が検出すると、ラック送
りモータ20に停止信号が出力される。
のデータ読込みで読込んだ張力に対応した粗糸位置信号
に基づいて特開昭60−34628号公報に詳述されて
いるように振動の平均中央位置を求め、これと目標張力
との偏差及び補正係数からボビン回転の補正量を求め、
この補正量を、ラックの一定送り量に加味して補正され
たラック送り量L1 を算出しボビンレール17の昇降
切換時にこれをラック送りモータ12へ出力する。この
送り量L1 に対応した分だけラック送りモータ12が
回動したことをエンコーダ15が検出すると、ラック送
りモータ20に停止信号が出力される。
【0014】このように制御モータ12が回動するとベ
ルト7がラック11とピニオン14を介して図1の左側
へ移動して、ボビン6の回転数が張力による補正を含ん
で減速され、フロントローラ3からボビン6に至る間の
粗糸張力が目標張力となるように制御される。従って、
このボビン回転数の補正がボビンレール17の昇降切換
の都度繰返し行われることにより巻始めの層数、1から
満ボビン層数nに至るまでの補正されたラック送り量L
1 からLnが設定されステップP4 でリミットスイ
ッチ21,22の切換を計数して得られる層数(切換タ
イミング)と対応してその時のラック送り量L1 〜L
nが記憶テーブルTaに順次記憶される。
ルト7がラック11とピニオン14を介して図1の左側
へ移動して、ボビン6の回転数が張力による補正を含ん
で減速され、フロントローラ3からボビン6に至る間の
粗糸張力が目標張力となるように制御される。従って、
このボビン回転数の補正がボビンレール17の昇降切換
の都度繰返し行われることにより巻始めの層数、1から
満ボビン層数nに至るまでの補正されたラック送り量L
1 からLnが設定されステップP4 でリミットスイ
ッチ21,22の切換を計数して得られる層数(切換タ
イミング)と対応してその時のラック送り量L1 〜L
nが記憶テーブルTaに順次記憶される。
【0015】満ボビンとなると機台は停止され次にスイ
ッチ33をデータ取込み運転解除に切換える。ステップ
P1 で粗糸張力は読込まれるが今度はステップP2
からステップP5 へ進みリミットスイッチ21,22
からの切換信号をカウントして層数をチェックし、その
層数と対応したラック送り量を記憶テーブルTaから順
に読出した送り量をラック送りモータ12へ出力すると
、フロントローラ3からボビン6に至る間の粗糸張力は
データ取込運転時と全く同じに制御されて粗糸24はボ
ビン6に巻取られるので巻始めから満ボビンに至るまで
の粗糸張力が常に一定になり満ボビン時の粗糸長のバラ
ツキが最少限となる。
ッチ33をデータ取込み運転解除に切換える。ステップ
P1 で粗糸張力は読込まれるが今度はステップP2
からステップP5 へ進みリミットスイッチ21,22
からの切換信号をカウントして層数をチェックし、その
層数と対応したラック送り量を記憶テーブルTaから順
に読出した送り量をラック送りモータ12へ出力すると
、フロントローラ3からボビン6に至る間の粗糸張力は
データ取込運転時と全く同じに制御されて粗糸24はボ
ビン6に巻取られるので巻始めから満ボビンに至るまで
の粗糸張力が常に一定になり満ボビン時の粗糸長のバラ
ツキが最少限となる。
【0016】尚本実施例では粗糸張力制御装置で算出し
た補正されたラック送り量をそのまま全て記憶し、これ
をそのまま読出して使用したがデータ取込み後に制御装
置内で取込んだデータを次のように処理してもよい。即
ち空から満に至る間の全層数を一定層数毎に区切って複
数ブロックに分割し、各ブロック内で層数に対応して記
憶されているラック送り量を例えば平均しそのブロック
内でのラック送り量を平均化した送り量とするのである
。この場合、各ブロック内では層数毎に同一の平均化し
たラック送り量が記憶されることになる。
た補正されたラック送り量をそのまま全て記憶し、これ
をそのまま読出して使用したがデータ取込み後に制御装
置内で取込んだデータを次のように処理してもよい。即
ち空から満に至る間の全層数を一定層数毎に区切って複
数ブロックに分割し、各ブロック内で層数に対応して記
憶されているラック送り量を例えば平均しそのブロック
内でのラック送り量を平均化した送り量とするのである
。この場合、各ブロック内では層数毎に同一の平均化し
たラック送り量が記憶されることになる。
【0017】更に本発明ではラック送り量を補正データ
として記憶したが、そのラック送り量を算出する基礎と
なる粗糸張力検出装置からの粗糸張力に対応した粗糸の
振動位置を補正タイミングと対応して記憶し、記憶デー
タに基づく紡出運転中にはこの粗糸の振動位置から補正
されたラック送り量をその都度算出してもよい。また本
発明に加えて、記憶データに基づく紡出運転中に粗糸位
置検出装置で粗糸張力を検出し、この粗糸張力が、予め
設定された張力の上、下限を外れた時に異状信号を出力
し警報を出すか又は機台を止めるようにしてもよい。
として記憶したが、そのラック送り量を算出する基礎と
なる粗糸張力検出装置からの粗糸張力に対応した粗糸の
振動位置を補正タイミングと対応して記憶し、記憶デー
タに基づく紡出運転中にはこの粗糸の振動位置から補正
されたラック送り量をその都度算出してもよい。また本
発明に加えて、記憶データに基づく紡出運転中に粗糸位
置検出装置で粗糸張力を検出し、この粗糸張力が、予め
設定された張力の上、下限を外れた時に異状信号を出力
し警報を出すか又は機台を止めるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明の粗糸巻取方法に
よれば、或る特定の紡出条件下で紡出運転を始めるにあ
たって粗糸のボビン巻始めから満ボビンに至る間の粗糸
張力を粗糸張力制御装置で検出しつつ目標張力となるよ
うにボビン回転を補正制御し同時に得られた張力データ
、又はボビン回転数の補正データを補正タイミングと対
応させて記憶装置に記憶し、以後の紡出運転ではこの記
憶データに基づいて粗糸ボビン回転数を補正するように
してあり、昇降切換のタイミング毎に前記データが自動
的に記憶されるので各層毎にデータを記憶させるように
してあっても入力の手間を省くことができる。しかも記
憶データはボビンに巻かれる粗糸の実際の紡出状態を基
準に得られたものなので、記憶データによる運転中に粗
糸張力制御装置が作用したときと同じ張力制御が行われ
る上にそのデータは更新されるまで同じであるから、外
部条件が大きく変化しない限りは安定した運転ができ満
ボビン時の粗糸長のバラツキを最少限にすることができ
残粗糸ボビンの処理や再用綿の減少につながり作業効率
の向上を計ることができる。
よれば、或る特定の紡出条件下で紡出運転を始めるにあ
たって粗糸のボビン巻始めから満ボビンに至る間の粗糸
張力を粗糸張力制御装置で検出しつつ目標張力となるよ
うにボビン回転を補正制御し同時に得られた張力データ
、又はボビン回転数の補正データを補正タイミングと対
応させて記憶装置に記憶し、以後の紡出運転ではこの記
憶データに基づいて粗糸ボビン回転数を補正するように
してあり、昇降切換のタイミング毎に前記データが自動
的に記憶されるので各層毎にデータを記憶させるように
してあっても入力の手間を省くことができる。しかも記
憶データはボビンに巻かれる粗糸の実際の紡出状態を基
準に得られたものなので、記憶データによる運転中に粗
糸張力制御装置が作用したときと同じ張力制御が行われ
る上にそのデータは更新されるまで同じであるから、外
部条件が大きく変化しない限りは安定した運転ができ満
ボビン時の粗糸長のバラツキを最少限にすることができ
残粗糸ボビンの処理や再用綿の減少につながり作業効率
の向上を計ることができる。
【図1】本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】本発明の制御装置のフローチャートである。
【図3】記憶テーブルを示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 フロントローラと巻取ボビン間の紡出
粗糸の巻取張力状態を検出し、適宜の補正タイミングで
ボビン回転数を補正する粗糸張力制御装置を装備可能な
粗紡機において、巻始めから満ボビンに至る間、前記粗
糸張力制御装置を作動させ、これにより得られた張力デ
ータ、又は、この張力データに基づくボビン回転の補正
データを補正タイミングと対応させて記憶装置に記憶し
、以後の紡出ではこの記憶データに基づき粗糸ボビン回
転数を補正するようにしたことを特徴とする粗紡機の粗
糸巻取方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16893991A JPH04370229A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 粗紡機の粗糸巻取方法 |
EP92810443A EP0518823A1 (en) | 1991-06-12 | 1992-06-10 | Taking-up roving in a flyer frame |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16893991A JPH04370229A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 粗紡機の粗糸巻取方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04370229A true JPH04370229A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=15877347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16893991A Pending JPH04370229A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 粗紡機の粗糸巻取方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0518823A1 (ja) |
JP (1) | JPH04370229A (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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CN110592749B (zh) * | 2019-09-25 | 2021-05-11 | 北京卓文时尚纺织股份有限公司 | 一种捻线机 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53122828A (en) * | 1977-04-01 | 1978-10-26 | Aichi Spinning Co | Method of and device for winding yarn under constant tension in bobbin lead spinning machine |
JPS5865012A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-18 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 粗紡機の粗糸巻取張力自動制御方法および装置 |
DE3206272A1 (de) * | 1982-02-20 | 1983-09-01 | W. Schlafhorst & Co, 4050 Mönchengladbach | Verfahren und vorrichtung zum sukzessiven fertigen von baeumen |
US4500043A (en) * | 1983-08-01 | 1985-02-19 | Corning Glass Works | Low tension winding apparatus |
EP0134195B1 (en) * | 1983-08-02 | 1987-04-29 | Howa Kogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for controlling the winding speed of roving in roving frame |
US5141169A (en) * | 1990-08-06 | 1992-08-25 | Teijin Seiki Co., Ltd. | Method and apparatus for winding a yarn according to desired tension and winding speed |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP16893991A patent/JPH04370229A/ja active Pending
-
1992
- 1992-06-10 EP EP92810443A patent/EP0518823A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0518823A1 (en) | 1992-12-16 |
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