JP3276673B2 - 液状重合体組成物 - Google Patents

液状重合体組成物

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JP3276673B2
JP3276673B2 JP15123592A JP15123592A JP3276673B2 JP 3276673 B2 JP3276673 B2 JP 3276673B2 JP 15123592 A JP15123592 A JP 15123592A JP 15123592 A JP15123592 A JP 15123592A JP 3276673 B2 JP3276673 B2 JP 3276673B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液状重合体組成物と、こ
の液状重合体組成物にゴムチップを配合してなるゴムチ
ップ含有硬化性組成物に関し、詳しくは耐変色性に優
れ、しかも機械的物性に優れた硬化体を与えることので
きる液状重合体組成物及びゴムチップ含有硬化性組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】水酸基
含有液状ジエン系重合体とポリイソシアネート化合物か
らなる液状重合体組成物は以前から知られており、これ
から得られる硬化物はゴム弾性に富むウレタン系エラス
トマーとして、緩衝材,保護材,電気絶縁材,防水材,
封止材,接着剤,粘着剤,塗膜材,防振材など広範な範
囲で使用されている。特に、近年この液状重合体組成物
は、耐候性が必要とされる分野、例えば、トップコート
や屋外使用のゴムチップバインダーなどとして使用され
る傾向にある。ここで使用されている水酸基含有液状ジ
エン系重合体とポリイソシアネート化合物からなる液状
重合体組成物は、その種々の色への着色の容易さ、機械
的物性に優れるなどの利点を有することから、幅広く適
応されている。
【0003】しかしながら、この液状重合体組成物は、
耐候性が必要とされる分野において使用されているにも
かかわらず、耐候性に優れているとは言い難い。特に、
白或いは灰白色などの明色系に着色した場合には、その
変色が著しく目立つため使用が困難であり、実際上は濃
緑色や茶色などの暗色系にしか着色できないという問題
があった。このため、液状重合体組成物の耐候性、特に
耐変色性の一層の向上が求められている。
【0004】このような液状重合体組成物の耐変色性を
改善する方法としては、水酸基含有液状ジエン系重合体
の代わりに、その水素化物を使用する方法が考えられ
る。しかしながら、この方法で得られる液状重合体組成
物は、粘度が非常に高くて操作性が悪く、またコスト的
にも問題があるために使用が制限されている。その他に
耐変色性を改善する方法として、ポリイソシアネート化
合物として、不飽和結合を含まないポリイソシアネート
化合物を使用することで、ある程度の効果が認められて
いる。しかしながら、この不飽和結合を含まないポリイ
ソシアネート化合物と水酸基含有液状ジエン系重合体と
からなる液状重合体組成物から得られる硬化物は、機械
的物性が充分でなく、広範な用途に用いるのには問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
このような従来の欠点を解消した液状重合体組成物を得
るべく鋭意検討を重ねた結果、特定の成分からなるポリ
イソシアネート化合物を使用することにより、耐変色性
に優れ、しかも機械的物性にも優れた液状重合体組成物
が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに到った。
【0006】すなわち本発明は第1に、水酸基含有液状
ジエン系重合体(A)、キシリレンジイソシアネート,
ヘキサメチレンジイソシアネートの変性体及びヘキサメ
チレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体より
なる群から選ばれた1種以上 のポリイソシアネート化合
物(B)、及びジフェニルメタンジイソシアネート
(C)とからなり、前記(B)成分と、前記(C)成分
との割合が、(B)成分/(C)成分=0.1〜0.6
(重量比)である液状重合体組成物を提供するものであ
る。さらに本発明は第2に、上記本発明の第1の液状重
合体組成物とゴムチップとからなるゴムチップ含有硬化
性組成物を提供するものである。
【0007】本発明において(A)成分として用いる水
酸基含有液状ジエン系重合体としては、数平均分子量
が、通常、300〜10000、好ましくは500〜5
000のものであり、水酸基含有量が0.2〜10meq/
g、好ましくは0.4〜7meq/gのものである。また、構
造的にはシス−1,4構造及びトランス−1,4構造の
合計が70%以上を占めることが好ましい。なお、水酸
基は、分子鎖末端、分子鎖内部のいずれにあっても良い
が、特に分子鎖末端にあるものが望ましい。また、本発
明では2種以上の水酸基含有液状ジエン系重合体を使用
してもよい。
【0008】このような水酸基含有液状ジエン系重合体
は公知のものをそのまま用いてもよいが、公知の手法に
より容易に製造することができる。具体的には例えば、
炭素数4〜22のジエンモノマー(より具体的には、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン、1,3−ペンタ
ジエン、シクロペンタジエンなど)の1種或いは2種以
上を、過酸化水素、水酸基を有するアゾ化合物(例え
ば、2,2’−アゾビス〔2−メチル−N−(2−ヒド
ロキシエチル)プロピオンアミド〕等)又は水酸基を有
するパーオキサイド(例えば、シクロヘキサノンパーオ
キサイド等)を重合開始剤として、ラジカル重合するこ
とにより、水酸基含有液状ジエン系重合体が得られる。
【0009】この際の重合開始剤の使用量は、ジエンモ
ノマー100gに対して、例えば、過酸化水素は1.0
〜50gが適当であり、2,2’−アゾビス〔2−メチ
ル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド〕
又はシクロヘキサノンパーオキサイドは5.0〜100
gが適当である。重合開始剤としては、このうち過酸化
水素を用いるのが好ましい。なお、重合は無溶媒で行な
うことも可能であるが、反応の制御の容易さ等のため、
溶媒を用いることが好ましい。溶媒としては、エタノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール等が通常用いら
れる。反応温度は80〜150℃、反応時間は0.5〜
15時間が適当である。
【0010】また、ナフタレンジリチウム等の触媒を用
いて、炭素数4〜22のジエンモノマーの1種或いは2
種以上をアニオン重合させて、リビングポリマーを製造
し、さらにモノエポキシ化合物等を反応させることによ
っても、水酸基含有液状ジエン系重合体を得ることがで
きる。この際の重合は無溶媒で行なうことも可能である
が、ラジカル重合の場合と同様の観点から、すなわち反
応の制御の容易さ等のため、溶媒を用いることが好まし
い。その際の溶媒としては、ヘキサン、シクロヘキサン
等の飽和炭化水素が好適に用いられる。反応温度は50
〜100℃、反応時間は1〜10時間が適当である。
【0011】なお、重合時には2種以上のジエンモノマ
ーを混合して用いることもできる。また、ジエンモノマ
ーに対し、50mol %以下の割合で、炭素数2〜22の
付加重合性モノマー(例えば、ブテン、ペンテン、スチ
レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリ
ル酸及びそのエステル、メタクリル酸及びそのエステ
ル、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルアミド等)を添
加することもできる。
【0012】反応終了後に、溶液を減圧下で蒸留すれ
ば、溶剤,未反応モノマー等が除去され、水酸基含有液
状ジエン系重合体が得られる。本発明では、このように
して得られる水酸基含有液状ジエン系重合体を(A)成
分として用いることができる。なお、このような水酸基
含有液状ジエン系重合体をさらに水素化することにより
得られる、水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物を
使用した場合には、得られる液状重合体組成物は、粘度
が非常に高くて操作性が悪く、またコスト的にも問題が
ある。
【0013】次に、本発明においては2種類のポリイソ
シアネート化合物を同時に用いることを特徴とする。す
なわち本発明においては(B)成分として、キシリレン
ジイソシアネート(XDI),ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HDI)の変性体及びHDIのイソシアヌレ
ート変性体よりなる群から選ばれた1種以上のポリイソ
シアネート化合物を用い、さらに(C)成分としてジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用いる。
お、本発明において用いる、上記ポリイソシアネート化
合物は、1分子中に2個またはそれ以上のイソシアネー
ト基を有する有機化合物であって、前記(A)成分とし
て用いる水酸基含有液状ジエン系重合体の水酸基に対す
る反応性イソシアネート基を有するものである。
【0014】まず本発明において(B)成分として用い
るポリイソシアネート化合物は、キシリレンジイソシア
ネート(XDI),ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)の変性体及びHDIのイソシアヌレート変性
体よりなる群から選ばれた1種以上のポリイソシアネー
ト化合物である。
【0015】ここでヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)の変性体とHDIのイソシアヌレート変性体
とは、いずれも炭素間結合に不飽和結合を有さないポリ
イソシアネート化合物である。
【0016】一方、キシリレンジイソシアネート(XD
I)は、イソシアネート基が直接不飽和結合を有する炭
素と結合していないポリイソシアネート化合物である。
【0017】本発明においては、(B)成分として、こ
れらキシリレンジイソシアネート(XDI),ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HDI)の変性体及びHDI
のイソシアヌレート変性体よりなる群から選ばれた1種
以上のポリイソシアネート化合物を用いることが必要で
ある。
【0018】また、本発明においては(C)成分とし
て、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用
いる。
【0019】本発明では、これら2種のポリイソシアネ
ート化合物(B)及び(C)を同時に使用することによ
り、耐変色性に優れ、かつ、機械的物性に優れた液状重
合体組成物を得ることが可能となる。本発明における
(B)成分と、(C)成分との割合は、(B)成分/
(C)成分が0.1〜0.6(重量比)、好ましくは
0.2〜0.5(重量比)である。ここで(B)成分
配合量が前記割合より多すぎると、耐変色性が充分でな
くなり、一方、少な過ぎると機械的物性が顕著に低下
し、いずれも実用に適さなくなる。
【0020】本発明の第1では、これら2種のポリイソ
シアネート化合物(B)及び(C)と、前記水酸基含有
液状ジエン系重合体(A)とを基本的成分として用い
る。これらの成分の配合割合については特に制限はない
が、通常は水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物中
の水酸基(OH)に対するポリイソシアネート化合物の
イソシアネート基(NCO)の割合(NCO/OH)
が、モル比で最終的に0.3〜5、好ましくは0.5〜
4となるように配合する。また、後述のポリオール化合
物,ポリアミン化合物等のイソシアネート基と反応する
水酸基,アミノ基等を有する化合物を配合する場合、水
酸基を有する化合物の全ての水酸基(OH)、アミノ基
を有する化合物の全てのアミノ基(NH)に対するイ
ソシアネート基の割合(NCO/OH、NCO/NH
又はNCO/(OH+NH))がモル比で最終的に上
記範囲となるように配合する。
【0021】ここで、“最終的に”という言葉を用いて
いるのは、実際の硬化体の作製にあたっては種々の方法
が用いられているからである。大別してワンショット
法、プレポリマー法(1)及び(2)の3種の方法が挙
げられる。ワンショット法は、まず全配合成分のうち、
少なくともポリイソシアネート化合物を除く成分を配合
して、25〜100℃で、0.5〜6時間程度混合し、
混合物を得る。この混合物にポリイソシアネート化合物
及び先の混合で用いなかった配合剤成分を添加して、2
5〜80℃で、0.3〜5時間混合し、液状重合体組成
物を得る。このときの好ましいNCO/OH又はNCO
/(OH+NH)は0.3〜2である。
【0022】またプレポリマー法(1)は、所定の当量
比NCO/OH、NCO/NH又はNCO/(OH+
NH)が1.7〜25の範囲で、水酸基を有する化合
物とアミノ基を有する化合物のうちの少なくとも1つ
と、ポリイソシアネート化合物とを、その他の添加剤の
一部又は全部の存在下或いは非存在下に反応させてプレ
ポリマーを得る。このプレポリマーに残りの成分を混合
し、液状重合体組成物を得る。このときの好ましいNC
O/OH、NCO/NH又はNCO/(OH+N
)は0.3〜2である。この場合、プレポリマーを
得たときに反応に関与した官能基のモル比NCO/O
H、NCO/NH又はNCO/(OH+NH)は実
質的に1.0であるので、最終的なNCO/OH、NC
O/NH又はNCO/(OH+NH)0.3〜5の
範囲内にある。
【0023】次に、プレポリマー法(2)は、所定の当
量比NCO/OH、NCO/NH又はNCO/(OH
+NH)1.7〜5の範囲で、配合全成分を配合し、
反応させてプレポリマーを得る。このプレポリマーを、
空気中の湿気(水)と反応させる。この場合も、最終的
なNCO/OH、NCO/NH又はNCO/(OH+
NH )は、0.3〜5の範囲内にある。以上のように、
実際の硬化体の作製にあたっては種々の方法が用いられ
るが、最終的なNCO/OH、NCO/NH又はNC
O/(OH+NH)は0.3〜5の範囲内にある。
【0024】本発明の第1では、上記のように水酸基含
有液状ジエン系重合体(A)と、2種のポリイソシアネ
ート化合物(B)及び(C)とを基本的成分として用い
るが、液状重合体組成物の機械的物性をさらに向上させ
るために、本発明の主旨を損なわない範囲で、ポリオー
ル化合物を用いてもよい。ここで使用するポリオール化
合物とは、1分子中に2個又はそれ以上の水酸基を有す
る化合物であり、例えば低分子量ポリオール, 重合型ポ
リオール, ひまし油系ポリオール等が挙げられる。
【0025】まず低分子量ポリオール化合物としては、
1級ポリオール,2級ポリオール,3級ポリオールのい
ずれを用いてもよい。具体的には、例えば1,2−プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−
ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブ
タンジオール、1,2−ペンタンジオール,2,3−ペ
ンタンジオール,2,4−ヘキサンジオール、2,5−
ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ール、シクロヘキサンジオール、グリセリン、N,N−
ビス−( 2−ヒドロキシプロピル) アニリン、N,N’
−ビスヒドロキシイソプロピル−2−メチルピペラジ
ン、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物等
の少なくとも1個の二級炭素に結合した水酸基を含有す
る低分子量ポリオールが挙げられる。さらに、ポリオー
ルとして、二級炭素に結合した水酸基を含有しないエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、1,3−プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエ
リスリトールなどを用いることもできる。なお、ポリオ
ールの分子量は、50〜500 の範囲のものが通常用いられ
る。
【0026】また、重合型ポリオールとしては、例えば
ポリエーテルポリオール及びその変性体、ポリテトラエ
チレンエーテルグリコール、テトラヒドロフラン/アル
キレンオキサイド共重合ポリオール、エポキシ樹脂変性
ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリジエン系ポ
リオール、トリメチロールアルカンの部分エステル交換
物、部分ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙
げられる。これらの重合型ポリオールの数平均分子量
は、通常500 〜10000 である。
【0027】さらに、ヒマシ油系ポリオールとしては、
例えばヒマシ油、水素化ヒマシ油、ヒマシ油エステル交
換物などが挙げられる。本発明では、これらのポリオー
ル化合物の2種以上を混合して用いることもできる。
【0028】また、同様に、本発明の主旨を損なわない
範囲で、ポリアミン化合物を用いてもよい。本発明で使
用可能なポリアミン化合物は、1分子中に2個又はそれ
以上の活性水素を有するアミノ基を持つ化合物である。
具体的には、例えばヘキサメチレンジアミン、ポリオキ
シプロピレンポリアミン等の脂肪族ポリアミン、3,
3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシル
メタン等の脂環族ポリアミン、3,3’−ジクロロ−
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,5−ジエチ
ルトルエン−2,4−ジアミン、3,5−ジエチルトル
エン−2,6−ジアミン等の芳香族ポリアミンなどを挙
げることができる。
【0029】これらポリオール化合物とポリアミン化合
物の配合割合について述べると、通常は前記した水酸基
含有液状ジエン系重合体100重量部に対して、ポリオ
ール化合物又はポリアミン化合物を0.1〜200重量
部、好ましくは1〜100重量部配合する。
【0030】さらに本発明では反応を促進するため、種
々の触媒を添加することができる。具体的には例えば、
トリエチレンジアミン、テトラメチルグアニジン、N,
N, N’N’−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミ
ン、N,N, N’N”N”−ペンタメチルジエチレント
リアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテ
ル、1,2−ジメチルイミダゾール、N−メチル−N−
(2−ジメチルアミノ)エチルピペラジン、ジアザビシ
クロウンデセン等の三級アミンや該三級アミンのカルボ
ン酸塩、さらにはスタナスオクトエート、ジブチルチン
ジアセテート、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチ
ンマーカプチド、ジブチルチンチオカルボキシレート、
ジブチルチンジマレエート、ジオクチルチンマーカプチ
ド、ジオクチルチンチオカルボキシレート、フェニル水
銀プロピオン酸塩、オクテン酸鉛等の有機金属化合物等
を添加することができる。これら触媒の添加量は、水酸
基含有液状ジエン系重合体100重量部に対して最大1
0重量部である。触媒の添加量が10重量部を超える場
合、硬化促進効果が頭打ちとなるばかりでなく、局部的
な異常反応(ゲル化)の危険性が大きくなるので好まし
くない。
【0031】また、本発明では、上記のように反応に直
接関与する成分の他に、組成物に種々の性質を付加する
ために、粘度調整剤,無機・有機充填材,瀝青物質等を
添加することもできる。粘度調整剤としては例えば、ジ
オクチルフタレート等のジアルキルフタレート類の可塑
剤、パラフィン系,ナフテン系,アロマ系のプロセスオ
イル、オレフィンオリゴマー、アルキルベンゼン、アル
キルナフタレン、アルキルジフェニルエタン、アルキル
ジフェニル、シリコーンオイル、流動パラフィン、1−
デセンオリゴマー、パラフィン系オリゴマーなどを使用
することができる。上記粘度調整剤の配合量については
特に制限はないが、通常は水酸基含有液状ジエン系重合
体100重量部に対して500重量部以下、好ましくは
200重量部以下である。
【0032】さらに、本発明に用いることができる無機
充填材としては、亜鉛,アルミニウム,銅,ニッケル,
ガラス球,ガラスフレーク,ガラス繊維,カーボンブラ
ック(チャンネルブラック,ファーネスブラック,アセ
チレンブラック,サーマルブラック),炭素繊維,グラ
ファイト,アスベスト,カオリンクレー,ロウ石クレ
ー,タルク,カスミ石,クリオライト,ケイ灰石,ケイ
ソウ土,スレート粉,ホワイティング,長石粉,マイ
カ,セッコウ,石英粉,微粉珪酸,アタルジャイト,
セリサイト,火山灰,蛭石,シリカ,アルミナ,酸化亜
鉛,酸化マグネシウム,酸化ジルコニウム,酸化チタ
ン,酸化鉄,二酸化モリブテン,水酸化アルミニウム,
水酸化マグネシウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウ
ム,硫酸バリウム,珪酸カルシウム,ゼオライト,チタ
ン酸カリウム,窒化ホウ素,ボロンナイトライト,二硫
化モリブデン等を挙げることができる。
【0033】また、本発明に用いることができる有機充
填材としては、ゴム粉末,セルロース,リグニン,キチ
ン質,皮革粉,ヤシ殻,木粉、木綿,麻,羊毛,絹等の
天然系の繊維、ナイロン,ポリエステル,ビニロン,ア
セテート,アクリル等の合成繊維、ポリエチレン,ポリ
プロピレン,ポリスチレン,ABS樹脂,ポリカーボネ
ート,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレ
フタレート,ポリメチルメタクリレート,塩化ビニル樹
脂,エポキシ樹脂,フェノール樹脂等の合成樹脂粉末ま
たは顆粒等を挙げることができる。これらの無機充填
材,有機充填材の配合量については特に制限はないが、
通常は水酸基含有液状ジエン系重合体100重量部に対
して0.5〜500重量部、好ましくは5〜200重量
部である。
【0034】さらに本発明では、組成物に粘着性,防水
性,絶縁性等の物性を付与するために瀝青物質を添加す
ることもできるが、このような瀝青物質としては、スト
レートアスファルト,ブローンアスファルト,セミブロ
ーンアスファルト,プロパン(溶剤)脱瀝アスファルト
等の石油アスファルト、石油ピッチ、石炭タール、石炭
ピッチ等を挙げることができる。これらの瀝青物質の配
合割合は、目的に応じて選択すればよいが、通常は水酸
基含有液状ジエン系重合体100重量部に対して100
0重量部以下が適当である。
【0035】本発明においては、その他の添加剤とし
て、必要に応じて老化防止剤,溶剤,粘着性付与樹脂,
難燃剤,消泡剤,発泡防止剤等を、反応前、反応中又は
反応後のいずれかの時期に添加することができる。
【0036】すなわち、耐変色性,耐熱性等の物性をさ
らに向上させるためにヒンダードフェノール系,ヒンダ
ードアミン系,ベンゾトリアゾール系等の老化防止剤の
1種又は2種以上を添加することができる。これら老化
防止剤の添加量は、水酸基含有液状ジエン系重合体10
0重量部に対して、0.05〜10重量部、好ましくは
0.1〜5重量部である。老化防止剤の添加量が少な過
ぎると、期待した老化防止効果が得られず、一方、多過
ぎると効果が頭打ちとなる上、コストアップなどの不都
合を生ずる。
【0037】また、組成物の粘度を低下させるために溶
剤を用いることもできる。ここで溶剤として具体的には
例えば、n−ヘキサン,シクロヘキサン,トルエン,キ
シレン等の炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン,シク
ロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸ブチル等のエステ
ル系溶剤、テトラヒドロフラン等のエステル系溶剤、
N,N−ジエチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等が挙げられる。このような溶剤の配合量についても特
に制限はないが、通常は水酸基含有液状ジエン系重合体
100重量部に対して200重量部以下、好ましくは1
00重量部以下である。
【0038】次に、粘着力,接着力の調整のため、粘着
性付与樹脂を用いることができる。具体的には例えば、
アルキルフェノール樹脂,テルペン樹脂,テルペンフェ
ノール樹脂,キシレンホルムアルデヒド樹脂,ロジン,
水添ロジン,クマロン樹脂,脂肪族, 脂環族及び芳香族
石油樹脂等がある。
【0039】さらにリン化合物,ハロゲン化合物,酸化
アンチモン等の難燃剤を配合したり、シリコーン化合物
等の消泡剤を配合したり、ゼオライト,生石灰等の発泡
防止剤などを配合することもできる。
【0040】次に、本発明の第2においては、上記の成
分の他に(D)成分としてゴムチップを用いる。ここで
(D)成分として用いるゴムチップとしては、一般に使
用されている天然ゴム,合成ゴム及びそれらの廃ゴムの
いずれであってもよい。具体的には例えば、天然ゴム
(NR),スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SB
R),ブタジエンゴム(BR),エチレン−プロピレン
−ジエン共重合体ゴム(EPDM),イソプレンゴム
(IR),ニトリルゴム(NBR),ブチルゴム(II
R),クロロプレンゴム(CR),水素化ニトリルゴム
(HSN),クロロスルホン化ポリエチレン(CS
M),多硫化ゴム(T),アクリルゴム(ACM或いは
ANM),エピクロルヒドリンゴム(EO或いはEC
O),シリコーンゴム(Q),フッ素ゴム(FKM)な
どを挙げることができ、これらの中でも、特にNR,S
BR,EPDMを用いることが好ましい。これらのゴム
チップは、2種類以上を併用してもよい。ゴムチップの
粒径は0.5〜10mmが好ましく、形状については特に
制限はない。また、色のついたゴムチップ、いわゆるカ
ラーゴムチップを使用しても良い。
【0041】これらゴムチップの配合量は、目的に応じ
て適宜決めればよいが、通常は、水酸基含有液状ジエン
系重合体100重量部に対して、500〜2000重量
部、好ましくは800〜1500重量部である。ここで
ゴムチップの配合量が前記割合より多過ぎると、得られ
るゴムチップマットの物性が不充分となり、一方、少な
過ぎると、得られるゴムチップマットのコストアップと
なるばかりか、ゴム弾性が減少し、いずれも実用に適さ
なくなる。本発明の第2によれば、本発明の第1の液状
重合体組成物にゴムチップを加えることにより、ゴムチ
ップ含有硬化性組成物となる。このゴムチップ含有硬化
性組成物には、必要に応じて顔料などを配合することも
できる。
【0042】次に、本発明の第2のゴムチップ含有硬化
性組成物の一般的製造例について述べる。本発明の第2
においては、前記成分を前記割合で配合して、ゴムチッ
プ含有硬化性組成物を調製する。組成物の調製にあたっ
ては、混合装置,混練装置等を用い、通常、0〜120
℃、好ましくは15〜100℃の温度で、通常、0.5
秒間〜8時間、好ましくは1秒間〜5時間攪拌混合すれ
ばよい。本発明の第2のゴムチップ含有硬化性組成物の
調製には、通常、前記本発明の第1で述べたようなワン
ショット法と呼ばれる方法、又はプレポリマー法と呼ば
れる方法が用いられる。
【0043】ワンショット法では、まずポリイソシアネ
ート化合物を除く成分を配合して、上記の温度,時間で
混合し、混合物を得る。この混合物に、ポリイソシアネ
ート化合物及び先の混合で用いなかった添加剤成分を添
加し、上記の温度,時間で混合して反応させ、ゴムチッ
プ含有硬化性組成物を得る。このときの好ましいNCO
/OH、NCO/NH又はNCO/(OH+NH)
は、0.5〜5である。
【0044】プレポリマー法のうちのプレポリマー法
(1)は、所定の当量比NCO/OH、NCO/NH
又はNCO/(OH+NH)が1.7〜25の範囲で
水酸基含有液状ジエン系重合体,ポリオール化合物,ポ
リアミン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、ポ
リイソシアネート化合物とを、その他の添加剤の一部又
は全部の存在下或いは非存在下、反応させてプレポリマ
ーを得る。反応の温度は上記と同様であり、反応時間は
通常0.1〜10時間、好ましくは0.5〜8時間であ
る。このプレポリマーに残りの成分を上記の温度、時間
で混合し、ゴムチップ含有硬化性組成物を得る。このと
きの好ましいNCO/OH、NCO/NH又はNCO
/(OH+NH)は、0.5〜5である。
【0045】プレポリマー法(2)は、所定の当量比N
CO/OHNCO/NH又はNCO/(OH+N
)が1.7〜5の範囲で、配合全成分を配合し、反
応させてプレポリマーを得る。反応温度は上記と同様で
あり、反応時間は通常0.1〜10時間、好ましくは0.
5〜8時間である。このプレポリマーを空気中の湿気
(水)と反応させる。この様にして調製されたゴムチッ
プ含有硬化性組成物は、常法により硬化処理することに
より、様々な形態の硬化体を与えることができ、各種の
用途に供せられる。
【0046】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳しく説明す
る。 実施例1〜4 水酸基含有液状ジエン系重合体として、Poly bd R-45HT
( 出光アトケム(株)製)500 g 、ポリオール化合物と
してIsonol 100 (三菱化成ダウ(株) 製)43 g、及び可
塑剤としてジオクチルフタレート(DOP )250 g を2リ
ットル容のセパラブルフラスコに取り、窒素雰囲気下で
100 ℃に加熱した。これに第1表に示した老化防止剤を
溶解後、45℃に冷却した。冷却後、第1表に示したポリ
イソシアネート化合物を所定量添加し、45℃にて2時間
攪拌し反応させた。その後、85℃に昇温し、5時間反応
させて、液状重合体組成物を得た。
【0047】なお、液状重合体組成物の耐変色性及び機
械的物性は、次の方法により評価した。白色塗料を塗布
した鋼板上に、上記液状重合体組成物を750 μm の厚み
に塗布し、室温にて2週間硬化させた。組成物の硬化
後、鋼板をキセノンサンシャインウエザオメーター(ス
ガ試験機(株)製)を用いて、ブラックパネル温度60
℃、湿度60%、120分間光照射中18分間降雨の条
件下に、24時間連続試験した。試験後、変色の程度を
目視にて確認した。結果を第1表に示す。また、上記液
状重合体組成物を、300 ×150 ×2mmのガラス板上に流
し、室温で1週間硬化させた後、60℃で15時間養生
して硬化体を得た。この硬化体についてJIS K 6301に従
い、機械的物性を評価した。結果を第1表に示す。
【0048】実施例5 実施例1において、水酸基含有液状ジエン系重合体とし
てPoly bd R-15HT( 出光アトケム (株) 製)を用いたこ
と以外は、全て実施例1と同様にして液状重合体組成物
を得た。結果を第1表に示す。
【0049】実施例6 実施例1において、老化防止剤を添加しなかったこと以
外は、実施例1と同様にして液状重合体組成物を得た。
結果を第1表に示す。
【0050】実施例7 実施例1において、ポリオール化合物としてのIsonol 1
00を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして
液状重合体を得た。結果を第1表に示す。
【0051】実施例8 第1表に示す配合から、ポリイソシアネート化合物を除
く成分を混合し、80℃で15分間攪拌した。これに第
1表に示すポリイソシアネート化合物を添加し、液状重
合体組成物を得た。この液状重合体組成物を白色塗料を
塗布した鋼板上に750 μm の厚みにて塗布し、室温にて
2週間硬化させた。組成物の硬化後、上記実施例1と同
様の方法にて、耐変色性を評価した。また、上記液状重
合体組成物を300 ×150 ×2mmの金型上に流し、60℃
で2時間プレス後、60℃で15時間養生して硬化体を
得た。この硬化体についてJIS K 6301に従い、機械的物
性を評価した。これらの結果を第1表に示す。
【0052】比較例1 市販の液状重合体組成物として、MC−50(出光アトケ
ム(株)製)を用い、耐変色性及び機械的物性を評価し
た。結果を第1表に示す。
【0053】比較例2 実施例1において、ポリイソシアネート化合物として、
タケネート500 のみを用いたこと以外は、実施例1と同
様にして液状重合体を得、実施例1と同様にして耐変色
性及び機械的物性を評価した。結果を第1表に示す。
【0054】比較例3 実施例8において、ポリイソシアネート化合物として、
ポリイソシアネート化合物(C)を用いずに、ポリイソ
シアネート化合物(B)のみを用いたこと以外は、実施
例8と同様にして液状重合体組成物を得、耐変色性を評
価した。また、この液状重合体組成物から、実施例8と
同様にして硬化体を得、同様に機械的物性を評価した。
結果を第1表に示す。
【0055】
【表1】 第1表(その1)
【0056】
【表2】 第1表(その2)
【0057】*1:水酸基含有液状ポリブタジエン、水
酸基含量=0.81 meq/g、数平均分子量=2650 、出光アト
ケム( 株) 製 *2:水酸基含有液状ポリブタジエン、水酸基含量=1.
81 meq/g、数平均分子量=1230 、出光アトケム( 株) 製 *3:水酸基含有液状ポリブタジエンのMDIプレポリ
マー、NCO含量=5.0 重量%、出光アトケム( 株) 製 *4:キシリレンジイソシアネート(XDI)、NCO
含量=44.7重量%、武田薬品工業(株)製。
【0058】
【化1】
【0059】*5:ヘキサメチレンジイソシアネートの
変成体(炭素間結合に不飽和結合を含まず)、NCO含
量=16.4重量%、日本ポリウレタン工業(株)製 *6:ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレ
ート変成体(炭素間結合に不飽和結合を含まず)、NC
O含量=21.1重量%、日本ポリウレタン工業(株)製
【0060】
【化2】
【0061】*7:純MDI(ジフェニルメタンジイソ
シアネート)(炭素間結合に不飽和結合を含む)、NC
O含量=33.5重量%、三菱化成ダウ(株)製
【0062】
【化3】
【0063】*8:N,N−ビス(2−ヒドロキシプロ
ピル)アニリン、水酸基含量=9.39meq/g 、三菱化成ダ
ウ( 株) 製 *9:ジ−2−エチルヘキシルフタレート、(株)新日
本理科製 *10:ジブチル錫ジラウレート、共同薬品(株)製、 *11:ヒンダードフェノール系酸化防止剤、日本チバガ
イギー(株)製 *12:ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、日本チバガ
イギー(株)製 *13:ヒンダードアミン系光安定剤、日本チバガイギー
(株)製 *14:目視にて判定(数字が大きい程、変色が大であ
る。)
【0064】実施例9〜15 第2表に示すように、実施例1〜7で得られた液状重合
体組成物に、NRゴムチップ及び白色顔料を添加し、ダ
ルトンミキサーにて20分間攪拌混合し、ゴムチップ含
有硬化性組成物を得た。このゴムチップ含有硬化性組成
物について、実施例1と同様にして耐変色性を評価し
た。また、このゴムチップ含有硬化性組成物を150×
150×10mmの金型上に流し、130℃で10分間プ
レスしてゴムチップ含有硬化体を得た。この硬化体につ
いて実施例1と同様にして機械的物性を評価した。これ
らの結果を第2表に示す。
【0065】比較例4,5 第2表に示すような配合により、実施例9〜15と同様
にして、ゴムチップ含有硬化性組成物を得、耐変色性を
評価した。また、このゴムチップ含有硬化性組成物か
ら、実施例9〜15と同様にして硬化体を得、同様に機
械的物性を評価した。これらの結果を第2表に示す。
【0066】
【表3】 第2表
【0067】*15:粒径2〜6mm *16:酸化チタン、R5N、堺化学工業(株)製
【0068】
【発明の効果】本発明の液状重合体組成物は、耐変色性
に優れる上に、各種の機械的物性にも優れたものであ
る。また、この液状重合体組成物にゴムチップを配合し
てなるゴムチップ含有硬化性組成物は、耐変色性に優れ
る上に、得られるゴムチップマットの機械的物性に優れ
たものである。従って、本発明は、各種保護材,ゴムチ
ップバインダー,緩衝材等をはじめとして、幅広い分野
で極めて有効に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白木 良郎 山口県徳山市新宮町1番1号 出光石油 化学株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−179523(JP,A) 特開 昭61−120821(JP,A) 特開 平4−13713(JP,A) 特開 平4−13712(JP,A) 特開 昭59−41501(JP,A) 特開 昭62−212489(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08L 15/00,75/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸基含有液状ジエン系重合体(A)、
    キシリレンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシ
    アネートの変性体及びヘキサメチレンジイソシアネート
    のイソシアヌレート変性体よりなる群から選ばれた1種
    以上のポリイソシアネート化合物(B)、及びジフェニ
    ルメタンジイソシアネート(C)とからなり、前記
    (B)成分と、前記(C)成分との割合が、(B)成分
    /(C)成分=0.1〜0.6(重量比)である液状重
    合体組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液状重合体組成物とゴム
    チップとからなるゴムチップ含有硬化性組成物。
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