JP3272124B2 - 長尺成形体の製造方法 - Google Patents

長尺成形体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枕木や建築部材等をは
じめとして各種の用途に使用される発泡樹脂体を製造す
るための長尺成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、枕木等の発泡樹脂成形体を製造す
る場合は、成形装置の4つのエンドレスベルトによって
囲繞形成された成形用通路に、発泡硬化性樹脂液を含浸
させた補強材料を装填して、所望の発泡成形体を製造し
ていた。しかしながら、上記発泡樹脂成形体の製造にお
いて、成形速度を上げたり、大断面サイズの成形体を成
形する場合、成形用通路(金型)から脱型した成形体の
幅の中央部で若干膨らむ現象いわゆる中膨れが生じ、あ
るいは表面割れが発生する。
【0003】このため、本出願人は先に、成形体連続製
造装置に装備してなる4つのエンドレスベルトによって
囲繞形成された成形用通路に、発泡硬化性樹脂液を含浸
させた補強材料を装填し、かつ、この補強材料を前記エ
ンドレスベルトの進行に伴って長尺の成形体に連続的に
成形し、更に、上記成形用通路の出口に配設した成形体
規制部材によって成形体の発泡圧変形を規制し、更にこ
の成形体規制部材を介して上記成形用通路の出口に隣接
した冷却装置によって、進行していく上記成形体を冷却
・形状規制して所望の成形体を成形するようにした長尺
成形体の製造方法を特許出願している(特願平4−19
5144号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
長尺成形体の製造方法においては、図3に示すように、
4つのエンドレスベルト20によって囲繞形成された成
形用通路21の通過後の成形体22は、成形用通路21
から開放された直後に冷却装置23において、冷却水2
4が掛けられながら一対のロール25、25により上下
方向より挟み付けられて成形体22の中膨れが矯正さ
れ、引張機26、サンダー27を経て切断機28で切断
され製品とされていた。
【0005】しかしながら、成形体22の中膨れを矯正
するロール25、25が、通常、図4に示すように、形
状が平行なロール25、25が用いられているため、成
形体22を一旦ロール25、25で直線状に押えつけて
も、冷却装置23を通過後また元の中膨れ状態に逆戻り
し、中膨れ30を完全に防止することができないという
問題があった。この中膨れ30が生じた製品は、製品と
して平面精度が劣るほか、接着及び塗装の加工をする際
に、成形体22表面に付着した離型剤を取除くための削
り代を大きくし、原料の損失と産業廃棄物を増加させる
ことになる。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、成形体の中膨れを解消することができる長尺成形体
の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明長尺成形体の製造
方法は、成形体連続製造装置に装備してなる4つのエン
ドレスベルトによって囲繞形成された成形用通路に、発
泡硬化性樹脂液を含浸させた補強材料を装填し、かつ、
この補強材料を前記エンドレスベルトの進行に伴って長
尺の成形体に連続的に成形し、更に、上記成形用通路の
出口に隣接した冷却装置によって、進行していく上記成
形体を冷却して所望の成形体を成形するようにした長尺
成形体の製造方法において、一対の両端から中央部に行
くに従い径の大きくなった太鼓状ロールを成形用通路の
出口直後に設け、この太鼓状ロールにより進行していく
上記成形体を挟み付け、成形体の中膨れを矯正すること
を特徴とするものである。
【0008】本発明長尺成形体の製造方法において、両
端から中央部に行くに従い径の大きくなった太鼓状ロー
ルの形状としては、そのロール表面の両端から中央部に
かけての曲率半径を1500mm〜3000mm程度と
するのが好ましく、成形体を凹ませる量としては、成形
体の大きさによって異なるが、例えば、成形体の幅20
0mm〜300mm程度の場合には、1mm〜3mm程
度凹ませれば良い。
【0009】
【作用】本発明長尺成形体の製造方法は、上記のとお
り、一対の両端から中央部に行くに従い径の大きくなっ
た太鼓状ロールを成形用通路の出口直後に設け、この太
鼓状ロールにより進行していく上記成形体を挟み付け、
成形体の中膨れを矯正するので、成形体が凹状に押え付
けられることにより、冷却装置を通過後、成形体が復元
しても平行に復元し中膨れになることはなく、成形体の
中膨れが防止される。
【0010】
【実施例】本発明長尺成形体の製造方法の実施例を図を
参照して説明する。図1は本発明長尺成形体の製造方法
で用いることができる太鼓状ロールの一例を示した正面
図である。図1において、1、1は一対の両端から中央
部に行くに従い径の大きくなった太鼓状ロールであり、
太鼓状ロール1、1の曲率半径RはR=2000mmに
形成されている。Sは太鼓状ロール1、1の間隔であ
り、成形体の厚さ、幅に対応して決められている。2は
太鼓状ロール1、1により凹状に押え付けられる成形体
であり、成形体2の中央部が1mm〜3mm程度凹むよ
うに太鼓状ロール1、1の間隔Sが調整されている。3
は成形体2に形成される中央部の中膨れである。
【0011】図2は本発明長尺成形体の製造方法で用い
ることができる製造装置の一例を示した概略図である。
図2において、エンドレスベルト20、成形用通路2
1、引張機26、サンダー27及び切断機28は従来と
同じ装置が用いられ、冷却装置23の冷却水24噴霧は
従来と同様に行われている。そして、成形用通路21の
出口直後に一対の太鼓状ロール1、1・・・が設けられ
ている。
【0012】次に、本発明長尺成形体の製造方法を図1
及び図2を参照して説明する。成形用通路21内で長尺
の成形体に連続的に成形された成形体2は、成形用通路
21の出口直後に設けられた一対の太鼓状ロール1、1
・・・により凹状に押圧され冷却水24により冷却され
る。成形体2は一対の太鼓状ロール1、1・・・により
凹状に押圧されるので中膨れ3の生じた中央部がより大
きく押圧され、冷却装置23を通過後復元された場合で
も軸芯に平行に復元され、中膨れ3が解消される。平行
に復元された成形体2は中膨れすることなく切断機28
で切断されて中膨れのない製品が得られる。
【0013】
【発明の効果】本発明長尺成形体の製造方法は、上記の
とおり、成形体が一対の両端から中央部に行くに従い径
の大きくなった太鼓状ロールにより凹状に押え付けられ
るので、冷却装置を通過後、成形体が中膨れすることな
く平行に復元される。これにより、成形体の中膨れを防
止することができ、長尺成形体の平面精度、寸法精度を
向上させることができる。
【0014】又、平面精度の良好な長尺成形体が得られ
るので、接着及び塗装等の二次加工をする際等に削り代
等を小さくすることができ、原料損失と産業廃棄物の発
生を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明長尺成形体の製造方法で用いることがで
きる太鼓状ロールの一例を示した正面図。
【図2】本発明長尺成形体の製造方法で用いることがで
きる製造装置の一例を示した概略図。
【図3】従来の長尺成形体の製造装置を示した概略図。
【図4】従来の矯正ロールを示した正面図。
【符号の説明】
1 太鼓状ロール 2 成形体 3 中膨れ 20 エンドレスベルト 21 成形用通路 23 冷却装置 24 冷却水 26 引張機 27 サンダー 28 切断機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形体連続製造装置に装備してなる4つ
    のエンドレスベルトによって囲繞形成された成形用通路
    に、発泡硬化性樹脂液を含浸させた補強材料を装填し、
    かつ、この補強材料を前記エンドレスベルトの進行に伴
    って長尺の成形体に連続的に成形し、更に、上記成形用
    通路の出口に隣接した冷却装置によって、進行していく
    上記成形体を冷却して所望の成形体を成形するようにし
    た長尺成形体の製造方法において、一対の両端から中央
    部に行くに従い径の大きくなった太鼓状ロールを成形用
    通路の出口直後に設け、この太鼓状ロールにより進行し
    ていく上記成形体を挟み付け、成形体の中膨れを矯正す
    ることを特徴とする長尺成形体の製造方法。
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