JP3270995B2 - 曲線施工用前面傾斜型土留めカゴ枠 - Google Patents
曲線施工用前面傾斜型土留めカゴ枠Info
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Description
石を投入し、傾斜面に積み上げて、傾斜面の固定、安定
を図る土留めカゴ枠に係り、特に前面を傾斜させた前面
傾斜型の土留めカゴ枠に関する。
示すように、棒鋼を直角曲げして形成した一対のL字形
フレーム材a,aを左右平行に配置し、その垂直辺
a1 ,a1間および水平辺a2 ,a2 間に金属網1を張
設してなる前面枠Aと、同じく棒鋼を直角曲げして形成
した一対のL字形フレーム材b,bを左右平行に配置
し、その垂直辺b1 ,b1 間および水平辺b2 ,b2 間
に金属網1を張設してなる後面枠Bとを互いのフレーム
材の水平辺a2 a2 ,b2 b2 端部に設けた連結部Cで
向き合わせに連結してなる立体長方形のものが広く使用
されている。
うな立体長方形のカゴ枠は現場の傾斜面に沿って積み上
げようとすると、図10に示すように、各段ごとにその
前面位置を後方へずらせて段差を設けなければならず、
必然的に階段状となり、不自然であった。
前面枠Aの左右のL字形フレーム材a,aの垂直辺
a1 ,a1 (図9参照)を後方へ所用角度屈曲せしめて
傾斜辺a3 ,a3 に形成してなる前面A′傾斜型の土留
めカゴ枠が開発された。
がなくなり、単に下段に上段を積み重ねるだけで、図1
2に示すように現場の傾斜面に沿った自然な連続斜面が
得られるようになった。
留めカゴ枠は、直線施工を前提としたものであるため次
のような問題がある。
うに凸状に湾曲している場合に、この凸曲線に沿って施
工しようとすると、隣接するカゴ枠どうしが後面枠B側
で重なり合うのみならず、互いの傾斜した前面A′,
A′間に三角形状の隙間が生じてしまう。また、反対に
現場の傾斜面が図14に示すように凹状に湾曲している
場合に、この凹曲線に沿って施工しようとすると、隣接
するカゴ枠どうしが後面枠B側で大きく離れてしまうの
みならず、互いの傾斜した前面A′,A′間に逆三角形
状の隙間が生じてしまう。したがって、凸曲線や凹曲線
をなす傾斜面に沿って設置することは不可能であるか、
設置しても十分な土留め効果を得ることができなかった
のである。
めになされたものであり、積み重ねると傾斜面に沿った
自然な連続斜面を形成し、かつ、隣接するカゴ枠どうし
に重なりや隙間を全く生じることなく現場の様々な凸曲
線、凹曲線に沿って施工できる前面傾斜型の土留めカゴ
枠を提供する。
施工用の前面傾斜型土留めカゴ枠であって、棒鋼をL字
形に屈曲し、その垂直辺をさらに後方へ屈曲せしめて傾
斜辺に形成した左右一対のフレーム材を、互いの水平辺
の屈曲部間が広く、端部間が狭いハ字形に配置し、その
傾斜辺間および水平辺間に金属網を張設してなる前面枠
と、棒鋼をL字形に屈曲した左右一対のフレーム材を、
互いの水平辺の屈曲部間が狭く、端部間が広いハ字形に
配置し、その垂直辺間および水平辺間に金属網を張設し
てなる後面枠とを、互いの左右のフレーム材の水平辺端
部に設けた連結部で向き合わせに連結してなる。
型土留めカゴ枠であって、棒鋼をL字形に屈曲し、その
垂直辺をさらに後方へ屈曲せしめて傾斜辺に形成した左
右一対のフレーム材を、互いの水平辺の屈曲部間が狭
く、端部間が広いハ字形に配置し、その傾斜辺間および
水平辺間に金属網を張設してなる前面枠と、棒鋼をL字
形に屈曲した左右一対のフレーム材を、互いの水平辺の
屈曲部間が広く、端部間が狭いハ字形に配置し、その垂
直辺間および水平辺間に金属網を張設してなる後面枠と
を、互いの左右のフレーム材の水平辺端部に設けた連結
部で向き合わせに連結してなる。
面傾斜型土留めカゴ枠の一例を示している。
前面枠Aと後面枠Bとを、互いの連結部Cで向き合わせ
に連結して一体に組み立てるようになっている。
形、六角形等の棒鋼を用いてもよい)を直角なL字形に
屈曲し、その垂直辺をさらに後方へ所用角度屈曲して傾
斜辺a3 に形成した左右一対のフレーム材a,aを互い
の水平辺a2 ,a2 の屈曲部a′,a′間が広く、端部
のフック2,2間が狭い八字形に配置し、その傾斜辺a
3 ,a3 間および水平辺a2 ,a2 間に金属網1を溶接
により張設したものである。
に形成したフック2は、後述する後面枠B側の連結リン
グ6とともに、連結部Cを構成するものである。
側のフレーム材)の水平辺a2 上面には、屈曲部a′近
傍に棒状の突起3が溶接により立設してあり、他方のフ
レーム材aの水平辺a2 外側面には、屈曲部a′近傍に
上記突起3が緩く嵌合する大きさの連結リング4が溶接
により水平に取付けてある。これらの突起3および連結
リング4は、複数個のカゴ枠を横並びに連設する際に、
隣接するカゴ枠どうしを互いに連結するためのものであ
る。
3 間上部には山形鋼で形成した水平梁材5が溶接により
取り付けてある。この水平梁材5は、後面枠B側の水平
梁材5とともに段積みされる上段枠を支持するものであ
る。
に設けてある横長のボルト孔8は、隣接するカゴ枠間に
架設される上部梁材9(溝形鋼製)を微調整可能に固定
するためのものである。
等の棒鋼を用いてもよい)を直角なL字形に屈曲した左
右一対のフレーム材b,bを、互いの水平辺b2 ,b2
の屈曲部b′,b′間が狭く端部の連結リング6,6間
が広い八字形に配置し、その垂直辺b1 ,b1 間および
水平辺b2 ,b2 間に金属網1を張設してなるものであ
る。
に設けた連結リング6は、前記フック2とともに連結部
Cを構成するものであり、フック2に緩く嵌合するよう
になっている。また、左右のフレーム材b,bの垂直辺
b1 ,b1 間上部には、前述した水平梁材5が取付けら
れている。
Bの垂直辺b1 とを、左右両側で緊結するつなぎ材であ
って、カゴ枠の水平、菱形変形等を防止するものであ
る。
後面枠Bの垂直辺b1 ,b1 は、いずれも端部を水平梁
材5の上方へ適当長さ延長させてある。傾斜辺a3 ,a
3 の延長部a3 ′,a3 ′は、上段枠の前方へのずれを
防止するストッパーとなり、垂直辺b1 ,b1 の延長部
b1 ′,b1 ′は、上段枠の底面部に喰い込むアンカー
となるものである。
面枠Aと後面枠Bを連結すると、平面視で、前面A′側
から後面側へ次第に幅が狭まる台形状となる。したがっ
て、これを複数個準備し横並びに連結すると、図2に示
すように、これらの前面A′が連続した凸曲線を形成す
ることとなり、隣接するカゴ枠どうしが重なりや隙間を
全く生じることなく、現場の凸曲線に沿った設置が可能
となる。
等においては、図3や図4に示すように、この凸曲線施
工用前面傾斜型土留めカゴ枠を、図11に示した従来の
直線施工用の前面傾斜型カゴ枠と適宜組合せて施工する
ことも可能である。
ようにした前面傾斜型土留めカゴ枠である。
と同様の左右一対のフレーム材a,aを水平辺a2 ,a
2 の屈曲部a′,a′間が狭く、端部のフック2,2間
が広いハ字形に配置し、その傾斜辺a3 ,a3 間および
水平辺a2 ,a2 間に金属網1を張設してなる。また後
面枠Bは図1で説明したものと同様の左右一対のフレー
ム材b,bを水平辺b2 ,b2 の屈曲部b′,b′間が
広く、端部の連結リング6,6間が狭いハ字形に配置
し、その垂直辺b1 ,b1 間および水平辺b2 ,b2 間
に金属網1を張設してなるものである。前面枠Aと後面
枠Bは、互いの左右のフレーム材a,bの水平辺a2 ,
b2 端部に設けた連結部C(フック2および連結リング
6)で向き合わせに連結される。なお、図1で説明した
ものと同様の構成部品については、説明を省略し、同様
の符号を付している。
面枠Aと後面枠Bを連結すると、平面視で、前面A′側
から後面側へ次第に幅が広がる台形状となる。したがっ
て、これを複数個準備し横並びに連結すると、図6に示
すように、これらの前面A′が連続した凹曲線を形成す
ることとなり、隣接するカゴ枠どうしが重なりや隙間を
全く生じることなく、現場の凹曲線に沿った設置が可能
となる。
等においては、図7や図8に示すように、この凹曲線施
工用前面傾斜型土留めカゴ枠を、図11に示した従来の
直線施工用の前面傾斜型カゴ枠と適宜組合せて施工する
ことも可能である。
よび第2のカゴ枠は、いずれもこれを複数個連設する
か、あるいは直線施工用の前面傾斜型カゴ枠と適宜組合
せて連設することにより、凸状あるいは凹状に湾曲した
現場の様々な曲線状の傾斜面に沿って、自在に施工する
ことができる。しかも、隣接するカゴ枠どうしに重なり
や隙間を生じることがない。
を説明する斜視図である。
した状態を示す平面図である。
カゴ枠と組合せて凸曲線に沿って施工した状態を示す平
面図である。
カゴ枠と組合せて凸曲線に沿って施工した状態を示す平
面図である。
を説明する斜視図である。
した状態を示す平面図である。
カゴ枠と組合せて凹曲線に沿って施工した状態を示す平
面図である。
カゴ枠と組合せて凹曲線に沿って施工した状態を示す平
面図である。
である。
段積みした状態を示す断面図である。
を説明する斜視図である。
態を示す断面図である。
線に沿って施工した状態を示す平面図である。
線に沿って施工した状態を示す平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 棒鋼をL字形に屈曲し、その垂直辺をさ
らに後方へ屈曲せしめて傾斜辺に形成した左右一対のフ
レーム材を、互いの水平辺の屈曲部間が広く、端部間が
狭いハ字形に配置し、その傾斜辺間および水平辺間に金
属網を張設してなる前面枠と、棒鋼をL字形に屈曲した
左右一対のフレーム材を、互いの水平辺の屈曲部間が狭
く、端部間が広いハ字形に配置し、その垂直辺間および
水平辺間に金属網を張設してなる後面枠とを、互いの左
右のフレーム材の水平辺端部に設けた連結部で向き合わ
せに連結してなる凸曲線施工用前面傾斜型土留めカゴ
枠。 - 【請求項2】 棒鋼をL字形に屈曲し、その垂直辺をさ
らに後方へ屈曲せしめて傾斜辺に形成した左右一対のフ
レーム材を、互いの水平辺の屈曲部間が狭く、端部間が
広いハ字形に配置し、その傾斜辺間および水平辺間に金
属網を張設してなる前面枠と、棒鋼をL字形に屈曲した
左右一対のフレーム材を、互いの水平辺の屈曲部間が広
く、端部間が狭いハ字形に配置し、その垂直辺間および
水平辺間に金属網を張設してなる後面枠とを、互いの左
右のフレーム材の水平辺端部に設けた連結部で向き合わ
せに連結してなる凹曲線施工用前面傾斜型土留めカゴ
枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02198397A JP3270995B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 曲線施工用前面傾斜型土留めカゴ枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02198397A JP3270995B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 曲線施工用前面傾斜型土留めカゴ枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10204888A JPH10204888A (ja) | 1998-08-04 |
JP3270995B2 true JP3270995B2 (ja) | 2002-04-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3270995B2 (ja) |
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KR100474588B1 (ko) * | 1998-08-27 | 2005-05-17 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체장치의소자격리방법 |
JP2017066837A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 瀬戸内金網商工株式会社 | ふとん篭用金網パネル及びふとん篭 |
JP7061851B2 (ja) * | 2017-08-04 | 2022-05-02 | Jfe建材株式会社 | 篭体及び土留め構造 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP02198397A patent/JP3270995B2/ja not_active Expired - Fee Related
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