JP3263606B2 - パチンコ機における打球供給皿の球抜き装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の前面
枠の前面側に設けられた打球供給皿のパチンコ球を打球
杆の発射動作に同期させて１個ずつ発射レールの発射位
置に供給する打球供給装置を備えたパチンコ機に関し、
特に打球供給皿のパチンコ球を球抜きする際に打球供給
装置内にパチンコ球が残らないようにすることができる
ようなパチンコ機における打球供給皿の球抜き装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のパチンコ機においては、前面枠の
前面側に打球供給皿と下部球皿とを設け、打球供給皿の
パチンコ球を前面枠の裏面側に設けられた打球供給装置
に導くと共に、打球杆の発射動作に同期させて１個ずつ
発射レールの発射位置に供給するようにされている。一
方、打球供給皿の底部には球抜孔が設けられると共に、
該球抜孔にスライド板が配設されており、該スライド板
を移動させて球抜孔を開放することにより打球供給皿の
パチンコ球を下部球皿に抜き取るようにしていた。

【０００３】上記した従来のパチンコ機にあっては、打
球供給皿のパチンコ球を該打球供給皿の底部の球抜孔か
ら直接に下部球皿へ抜き取るようにしているため、打球
供給装置に導かれたパチンコ球は抜き取られないでその
まゝ残されてしまうという問題点があった。

【０００４】そして、打球供給装置内に残されたパチン
コ球を抜き取るためには、例えばその残されたパチンコ
球を弱い弾発力で発射してファール球口から下部球皿に
戻して回収する等遊技者に面倒な操作を行わせる必要が
あった。

【０００５】一方、例えば実公平６−３６４８号公報記
載のように発射球供給機構（打球供給装置）に球抜部材
を設け、球抜き操作によって球抜部材を球抜位置へ変位
させることにより打球供給皿のパチンコ球をすべて球抜
きすることができるようにしたパチンコ機が知られてい
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のパ
チンコ機においては、球抜き操作によって球抜部材を発
射球供給機構の受け部材から離れる方向に移動させると
共に、打球供給皿のパチンコ球を受け部材上に落下させ
ながら球抜きを行うものであるから、受け部材がパチン
コ球の落下に伴なう強い衝撃を受け続けて損傷し、発射
球供給機構を短期間で交換しなければならないという問
題点を有していた。

【０００７】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、打球供給皿のパチン
コ球を抜き取る際に打球供給装置内に残されたパチンコ
球も残らず抜き取ることができるようにすると共に、打
球供給装置が損傷しないように保護することができるよ
うなパチンコ機における打球供給皿の球抜装置を提供す
ることにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、前面板の前面側に打球供給皿を設け
ると共に、前面板の裏面側に打球供給装置を設けてなる
パチンコ機において、前記打球供給装置は、打球供給皿
の整流部の下流端から前面板の裏面側に流出するパチン
コ球を垂直下方に導く球通路が形成された通路構成枠
と、該球通路の先頭のパチンコ球を打球杆の発射動作に
同期させて１個ずつ発射レールの発射位置に供給する球
送り部材とを備え、前記前面板には、打球供給皿の整流
部の下流端から上流側に向けて球抜孔を開設すると共
に、該球抜孔の下方に球抜通路を設け、前記打球供給装
置の通路構成枠は、球送り部材の上方に位置する上部部
分を球抜き操作によって球抜孔方向へ移動可能なように
設けると共に、球抜孔を開閉する開閉板部と打球供給皿
の整流部の下流端に臨んで打球供給皿のパチンコ球を球
通路に導くためのガイド部とを一体的に設けて構成した
ものである。

【０００９】前記打球供給装置の球送り部材は、球通路
の先頭に位置するパチンコ球を上面で受けて待機させる
球支持部と、上方に回動することにより球支持部の上面
のパチンコ球を受け入れ、かつ下方への回動によって受
け入れたパチンコ球を発射レールの発射位置に供給する
球受凹部とを一体に設けて構成するのが好ましい。

【００１０】前記通路構成枠のガイド部は、打球供給皿
のパチンコ球を球通路へ円滑に導くようにするため、パ
チンコ球が接触する内側面を円弧状曲面として形成する
のが好ましい。

【００１１】また、前記通路構成枠を球抜孔方向へ移動
可能なように設けるために、打球供給皿に球抜き操作に
よって球抜孔方向へ移動自在なスライド部材を設け、こ
のスライド部材に通路構成枠を固着するとよい。

【００１２】さらに、開閉板部とガイド部は、これの両
方を通路構成枠又はスライド部材と一体に設けるか、或
いは開閉板部又はガイド部のいずれか一方を通路構成枠
と一体に設け、他方をスライド部材と一体に設けるよう
にしてもよい。

【００１３】上記のように構成されたパチンコ機におけ
る打球供給皿の球抜き装置は、球抜き操作によって通路
構成枠を球抜孔を開放する位置に移動させると、球送り
部材の上面に受けられて待機する球通路のパチンコ球が
該通路構成枠と一体となって移動して球抜通路に落下す
ると同時に、打球供給皿のパチンコ球がガイド部によっ
て球抜孔から球通路に導かれ、該球通路を通過しながら
球抜通路に落下するもので、これによって打球供給皿及
び打球供給装置の球通路のパチンコ球を残すことなくす
べて抜き取ることができると共に、打球供給装置の球送
り部材上にパチンコ球を落下させないようにすることが
できるので球送り部材が損傷するのを防止することが可
能となる。

【００１４】

【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面に従い説明する。図１は本発明に係るパチンコ機の正
面図、図２はガラス枠及び前面板を開放した状態のパチ
ンコ機の下部部分の斜視図である。図において、１はパ
チンコ機の前面枠、２は前面枠１の後面に着脱自在に装
着される遊技盤であって、該遊技盤２の右下側に発射レ
ール３が装着されている。４は発射レール３の発射部５
に先端が臨む打球杆、６は発射レール３の前面を覆う前
面板であって、遊技盤２の上方部を覆うガラス枠７と一
緒に前面枠１の一側に開閉自在に装着されている。前記
前面板６の表面には打球供給皿８が設けられている。ま
た、前面枠１の下部前面には打球供給皿８の余剰球を貯
留する下部球皿９と打球発射用の操作ハンドル１０が設
けられている。

【００１５】前記打球供給皿８は、図３に示すように本
体部１１と該本体部１１の前面外側を覆うカバー部材１
２とから構成されている。本体部１１はパチンコ球を貯
留する皿部１３と該皿部１３の上縁部分を囲う飾板部１
４及び皿部１３の下方に延出する側板部１５とを有す
る。前記皿部１３は底部が一方に緩やかに下り傾斜して
その傾斜下部にパチンコ球が一列に整列される整流部１
６が形成されており、該整流部１６の下流端が位置する
前面板６には皿部１３のパチンコ球を前面板６の裏側に
流出させる球出口１７が開設されている。

【００１６】一方、前面板６の裏面には打球供給装置１
８が設けられている。この打球供給装置１８は、打球供
給皿８に貯留されるパチンコ球を前面板６の球出口１７
から１個ずつ発射レール３の発射位置５に供給するため
のもので、通路構成枠１９と球送り部材２０とにより構
成されている。

【００１７】前記通路構成枠１９は、図４に示すように
前面が開口して球出口１７と連通する垂直な球通路２１
が形成された中空状の箱状体１９ａと、該箱状体１９ａ
の下方に位置した前面板６の裏面に固着される板状体１
９ｂ及び該板状体１９ｂの前部に固着される支持枠体１
９ｃとから構成されており、該支持枠体１９ｃの内部に
球送り部材２０が収容されると共に、前面に発射レール
３の発射位置５に対応する供給口２２が形成されてい
る。

【００１８】前記球送り部材２０は、両側部に発射レー
ル３と平行な回動支軸２３，２３が一体に突設されてお
り、該回動支軸２３，２３を支持枠体１９ｃの供給口２
２両側に形成された軸受凹部２４，２４に嵌めて上下方
向へ回動自在に支持され、かつ自然状態では図６（イ）
実線のように下方（時計廻り方向）に回動するように重
心が置かれている。

【００１９】また、前記球送り部材２０は、図６（イ）
に示す下方に回動した状態のとき球出口１７から箱状体
１９ａの球通路２１に導かれる先頭のパチンコ球Ｂを上
面で受け止めて支持する球支持部２５と、図６（ロ）実
線のように上方（反時計廻り方向）に回動することによ
り球支持部２５から落下するパチンコ球Ｂを受け入れて
保持し、かつ下方へ回動することによりそのパチンコ球
Ｂを供給口２２から発射レール３の発射位置５に送り出
す半円状の球受凹部２６と、前記回動支軸２３，２３と
平行であり、かつ支持枠体１９ｃから外方へ突出する係
合ピン２７とが一体に設けられている。

【００２０】なお、前記係合ピン２７は、図５に示すよ
うに発射レール３の下方でありかつ遊技盤２の前面側に
軸２８で回動自在に軸支された連動レバー２９の押上部
３０に当接可能なようになっている。また、連動レバー
２９は軸２８より下方に垂下するレバー部３１を一体に
備え、該レバー部３１が打球杆４に固着された引掛杆３
２と係合可能なように位置されている。

【００２１】しかして、本発明において、図４に示すよ
うに前面板６に開設された球出口１７と一連的に打球供
給皿８の整流部１６の下流端から上流側に沿って位置す
る球抜孔３３を開設すると共に、該球抜孔３３の下方に
横一文字状のガイド長孔３４を穿設し、該ガイド長孔３
４に前面板６の前面側からスライド部材３５をスライド
自在に臨ませている。そして、該スライド部材３５に前
記通路構成枠１９の箱状体１９ａを一体に固着してい
る。

【００２２】一方、前記箱状体１９ａには、球抜孔３３
を開閉する開閉板部３６と、球出口１７から打球供給皿
８の整流部１６の下流端に臨んで打球供給皿８のパチン
コ球を箱状体１９ａの球通路２１に導くためのガイド部
３７とを一体に設けている。また、前面板６の裏面に
は、支持枠体１９ｃの側面と連通状であり、かつ球抜孔
３３から落下するパチンコ球を遊技盤２の下方のファー
ル球回収シュート３８を介して下部球皿９に導く球抜通
路３９を設けている。

【００２３】前記スライド部材３５は、球通路２１と合
致する切欠部４０が形成されると共に、これの角形基部
３５ａを打球供給皿８の側板部１５に形成された箱枠状
のガイド部４２に臨ませて球抜孔３３方向へ往復移動自
在に支持される。

【００２４】一方、打球供給皿８の側板部１５の前面側
には、図７及び図８に示すようにスライド部材３５をス
ライド操作するための逆Ｌ字形をなすレバー部材４１と
操作部材４２とが設けられている。レバー部材４１は軸
４３により揺動自在に軸支されており、該軸４３より下
方に形成された長孔４４にスライド部材３５の前面側に
突設した突起４５を臨ませている。また、レバー部材４
１には復帰用のコイルばね４６が連結されており、該コ
イルばね４６によって常にスライド部材３５を介して箱
状体１９ａを図９（イ）及び図１０（イ）に示すように
これの開閉板部３６で球抜孔３３を閉じる位置に付勢し
ている。

【００２５】前記操作部材４２は、軸４７によって上下
方向へ回動自在に軸支されると共に、レバー部材４１に
接触状に位置して飾板部１４の透孔４８から上方に突出
されており、該操作部材４２を押圧してレバー部材４１
を図８鎖線のように回動させることによってスライド部
材３５をスライドさせると共に、箱状体１９ａの開閉板
部３６を球抜孔３３を開放する位置に移動させることが
できるようになっている。

【００２６】本発明は、上記のような構成からなるもの
で、次にその作用を説明する。打球供給皿８に貯留され
るパチンコ球は整流部１６によって一列に整列されなが
ら前面板６の球出口１７から打球供給装置１８の球通路
２１に連続して流入し、図５及び図６（イ）に示すよう
にその先頭のパチンコ球Ｂが球送り部材２０の球支持部
２５上面で支持されて待機する。

【００２７】この状態で打球杆４が図５鎖線のように発
射準備位置に回動されると引掛杆３２によって連動レバ
ー２９のレバー部３１が引寄せられて該連動レバー２９
が軸２８を支点として上方（時計廻り方向）へ回動し、
これの押上部３０が球送り部材２０の係合ピン２７を上
方へ押上げる。このため、球送り部材２０が回動支軸２
３，２３を支点として図６（ロ）実線のように上方（反
時計廻り方向）へ回動し、球送り部材２０の球支持部２
５上面で支持されていたパチンコ球Ｂが球受凹部２６に
落下して保持される。

【００２８】そして、打球杆４が図５実線で示す発射動
作位置に回動すると、球送り部材２０は連動レバー２９
の押上部３０による押し上げが解除されて自重とパチン
コ球Ｂの重量で図６（ロ）鎖線のように下方（時計廻り
方向）に回動し、球受凹部２６のパチンコ球Ｂを供給口
２２から発射レール３の発射位置５に転動供給する。同
時に後続する球通路２１のパチンコ球Ｂ１を球送り部材
２０の球支持部２５上面で受け止めて待機させるもの
で、その後は打球杆４の往復回動ごとに球通路２１のパ
チンコ球が１個ずつ発射レール３の発射位置５に供給さ
れることになる。

【００２９】しかして、打球供給皿８のパチンコ球を下
部球皿９に抜き取るには、操作部材４８を図８鎖線のよ
うに押圧してレバー部材４７をコイルばね５２の復帰勢
力に抗して回動させる。これによって、スライド部材３
５がレバー部材４１の長孔４４に係合する突起４５を介
して図８矢印方向に移動し、該スライド部材３５と一体
であり、かつ球送り部材２０の上方に位置する通路構成
枠１９の箱状体１９ａを球抜孔３３方向へ移動させる。
このため、先ず球送り部材２０の球支持部２５上面で受
け止められて球通路２１で待機するパチンコ球Ｂ，Ｂ₁
が箱状体１９ａの移動によって図９（ロ）及び図１０
（ロ）に示すように支持枠体１９ｃの側面から球抜通路
３９へ押し出され、次いで箱状体１９ａが図９（ハ）及
び図１０（ハ）に示す球抜孔３３を開放する位置まで移
動すると打球供給皿８のパチンコ球はガイド部３７の円
弧状曲面に沿って球抜孔３３から箱状体１９ａの球通路
２１に導かれ、該球通路２１を通って球抜通路３９へ連
続して流出しすべて下部球皿９に抜き取られる。

【００３０】そして、打球供給皿８のパチンコ球を下部
球皿９に抜き取った後、操作部材４２の押圧を解除する
と、コイルばね４６の復帰勢力によってレバー部材４１
が図８実線で示す元の位置に復帰し、同時に箱状体１９
ａもスライド部材３５を介して図９（イ）及び図１０
（イ）に示す元の位置に移動して開閉板部３６で球抜孔
３３を閉鎖すると同時に球通路２２を球送り部材２０の
上方に位置させて打球供給皿８のパチンコ球を球送り部
材２０の球支持部２５上面に受け入れ可能とする。

【００３１】なお、上記した実施の形態においては、球
抜孔３３を開閉する開閉板部３６及び打球供給皿８のパ
チンコ球を球通路２１に導くためのガイド部３７を箱状
体１９ａと一体に設けたものとして例示したが、図１１
に示すように開閉板部３６を箱状体１９ａと一体に形成
し、ガイド部３７をスライド部材３５と一体に形成する
か、図１２に示すように開閉板部３６及びガイド部３７
の両方をスライド部材３５と一体に設けるようにしても
よい。また、図１３に示すように開閉板部３６をスライ
ド部材３５と一体に形成し、ガイド部３７を箱状体１９
ａと一体に形成するようにしてもよい。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明に係るパチンコ機における打球供給皿の球抜
装置によれば、打球供給装置の球送り部材の上方に位置
する通路構成枠を球抜孔を閉鎖する位置と開放する位置
とに移動可能なように設け、球抜き操作によって通路構
成枠の球通路を球抜孔を開放する位置に移動させること
によって球通路で待機するパチンコ球及び打球供給皿の
パチンコ球を球通路を通過させながら球抜通路へ落下さ
せるようにしたものであるから、打球供給皿及び打球供
給装置の球通路のパチンコ球を残すことなくすべて抜き
取ることができると共に、球抜き時に打球供給装置の球
送り部材上にパチンコ球を落下させないようにすること
ができるので、球送り部材が損傷するのを確実に防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るパチンコ機の正面図である。

【図２】ガラス枠及び前面板を開放した状態を示すパチ
ンコ機の下部部分の斜視図である。

【図３】打球供給皿部分の分解斜視図である。

【図４】打球供給装置の分解斜視図である。

【図５】打球供給装置部分の断面正面図である。

【図６】打球供給装置の作用を説明する断面側面図で、
（イ）は球送り部材が下方に回動した状態を示し、
（ロ）は球送り部材が上方に回動した状態を示すもので
ある。

【図７】打球供給皿と下部球皿との関連構成を示す要部
の断面側面図である。

【図８】球抜き操作部部分の作用を示す要部正面図であ
る。

【図９】打球供給装置部分の要部を断面にして示す正面
図であって、（イ）は球抜孔を閉じた状態を示し、
（ロ）は球通路のパチンコ球を球抜通路へ落下させる状
態を示し、（ハ）は球抜孔を開放した状態を示すもので
ある。

【図１０】球抜き作用を説明する打球供給装置部分の断
面平面図で、（イ）は球抜孔を閉じた状態を示し、
（ロ）は球通路のパチンコ球を球抜通路へ落下させる状
態を示し、（ハ）は球抜孔を開放した状態を示すもので
ある。

【図１１】他の実施の形態を示すもので、（イ）はスラ
イド部材に箱状体を固着した状態の斜視図であり、
（ロ）はその分解斜視図である。

【図１２】図１１のさらに他の実施の形態を示すもの
で、（イ）はスライド部材に箱状体を固着した状態の斜
視図であり、（ロ）はその分解斜視図である。

【図１３】図１２のさらに他の実施の形態を示すもの
で、（イ）はスライド部材に箱状体を固着した状態の斜
視図であり、（ロ）はその分解斜視図である。

【符号の説明】 ３ 発射レール ４ 打球杆 ５ 発射位置 ６ 前面板 ８ 打球供給皿 １６ 整流部 １８ 打球供給装置 １９ 通路構成枠 ２０ 球送り部材 ２１ 球通路 ２６ 球支持部 ３３ 球抜孔 ３６ 開閉板部 ３７ ガイド部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−56879（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−231988（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−45388（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−40614（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−3648（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A63F 7/02

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前面板の前面側に打球供給皿を設けると
   共に、前面板の裏面側に打球供給装置を設けてなるパチ
   ンコ機において、 前記打球供給装置は、打球供給皿の整流部の下流端から
   前面板の裏面側に流出するパチンコ球を垂直下方に導く
   球通路が形成された通路構成枠と、該球通路の先頭のパ
   チンコ球を打球杆の発射動作に同期させて１個ずつ発射
   レールの発射位置に供給する球送り部材とを備え、 前記前面板には、打球供給皿の整流部の下流端から上流
   側に向けて球抜孔を開設すると共に、該球抜孔の下方に
   球抜通路を設け、 前記打球供給装置の通路構成枠は、球送り部材の上方に
   位置する上部部分を球抜き操作によって球抜孔方向へ移
   動可能なように設けると共に、球抜孔を開閉する開閉板
   部と打球供給皿の整流部の下流端に臨んで打球供給皿の
   パチンコ球を球通路に導くためのガイド部とを一体的に
   設けてなることを特徴とするパチンコ機における打球供
   給皿の球抜き装置。