JP3262751B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3262751B2
JP3262751B2 JP01786998A JP1786998A JP3262751B2 JP 3262751 B2 JP3262751 B2 JP 3262751B2 JP 01786998 A JP01786998 A JP 01786998A JP 1786998 A JP1786998 A JP 1786998A JP 3262751 B2 JP3262751 B2 JP 3262751B2
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勇夫 岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機であっ
て、CPU負担の軽減および入賞から賞球の払出しまで
の時間を短縮することができるパチンコ機として好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機の電気的構成の一部を
図16に示す。図16において、遊技球の入賞が賞球払
出検出スイッチ90によって検出されると、その検出信
号が主制御基盤91へ出力され、主制御基盤91に備え
られたCPU92によって賞球数を示す賞球データが作
成され、1本の信号線93を介して払出制御基盤94へ
シリアルデータ出力方式で出力される。賞球データは、
2値データによって示され、たとえば賞球数が13個で
ある場合は、「1101」という4ビットの2値データ
で示される。そして、払出制御基盤94に備えられたC
PU95は、入力された賞球データに基づいて賞球払出
モータ96を駆動し、賞球払出モータ96によって賞球
が払い出される。また、払い出された賞球は、賞球払出
センサ97によって検出され、賞球数がカウントされ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパ
チンコ機では、賞球データを主制御基盤91から1本の
信号線93を介して払出制御基板94へ送出するため
に、一旦パラレルデータからシリアルデータに変換し、
再度、払出制御基盤94において、シリアルデータから
パラレルデータに変換している。したがって、それら賞
球データの2回の変換のために、CPU92およびCP
U95の負担が大きいという問題があった。また、遊技
球の入賞から賞球の払出しまでの時間が短い方が、スピ
ード感のある遊技を楽しむことができ、遊技をする者が
苛立ちを感じることも少なくなる。
【0004】そこで、本発明は、CPUの負担を軽減す
るとともに、入賞から賞球の払出しまでに要する時間を
短縮できるパチンコ機を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、遊技球が入賞
した際に入賞信号を出力する入賞信号出力手段と、賞球
の払出しを行う賞球払出装置と、前記入賞信号出力手段
から出力された入賞信号を入力した際に、前記賞球払出
装置によって払い出される賞球の数を示す賞球データを
出力する賞球データ出力手段と、この賞球データ出力手
段と電気的に接続されており、その賞球データ出力手段
から出力された賞球データによって示される賞球の数に
対応して前記賞球払出装置を制御する賞球払出制御手段
と、が備えられたパチンコ機において、前記賞球データ
出力手段および前記賞球払出制御手段は、複数の信号線
によって接続されており、前記賞球データ出力手段は、
前記賞球データと、その賞球データが賞球データである
か前記複数の信号線の接続状態をチェックするためのチ
ェックデータであるかを識別するための第1の識別デー
からなるデータと、前記複数の信号線の接続状態を
チェックするためのチェックデータと、そのチェックデ
ータがチェックデータであるか前記賞球データであるか
を識別するための第2の識別データからなるデータと
それぞれパラレルデータ出力方式で前記複数の信号線
のうち、共通の信号線を介して前記払出制御手段へ出力
するものであり、前記賞球払出制御手段には、前記賞球
データ出力手段から出力された前記チェックデータおよ
び前記第1の識別データを入力するとともに、前記チェ
ックデータおよび前記第1の識別データの少なくとも一
の異常を検出する検出手段と、この検出手段によって
前記異常が検出されなかった場合に、前記賞球払出装置
に賞球の払出動作を行うように制御する制御手段と、が
備えられたという技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のパチンコ機において、前記検出手段によって前記チ
ェックデータおよび前記第1の識別データの少なくとも
一方異常が検出された際に、所定の報知を行う報知手
段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0007】
【作用】請求項1または請求項2に記載の発明では、遊
技球が入賞すると、入賞信号出力手段から賞球データ出
力手段へ入賞信号が出力される。続いて、賞球の数を示
す賞球データとその賞球データが賞球データであるか賞
球データ出力手段および払出制御手段を接続する複数の
信号線の接続状態をチェックするためのチェックデータ
であるかを識別するための第1の識別データとからなる
データと、複数の信号線の接続状態をチェックするため
のチェックデータと、そのチェックデータがチェックデ
ータであるか賞球データであるかを識別するための第2
の識別データとからなるデータとが、それぞれパラレル
データ出力方式で複数の信号線のうち、共通の信号線を
介して払出制御手段へ出力される。続いて、賞球払出制
御手段に備えられた検出手段は、賞球払出制御手段から
出力された前記チェックデータおよび前記第1の識別デ
ータを入力するとともに、前記チェックデータおよび前
記第1の識別データの少なくとも一方の異常を検出す
る。そして、賞球払出制御手段に備えられた制御手段
は、検出手段によって異常が検出されなかった場合に、
前記賞球払出装置に賞球の払出動作を行うように制御す
る。
【0008】上述のように、賞球データとその賞球デー
タが賞球データであるか賞球データ出力手段および払出
制御手段を接続する複数の信号線の接続状態をチェック
するためのチェックデータであるかを識別するための第
1の識別データとからなるデータと、複数の信号線の接
続状態をチェックするためのチェックデータと、そのチ
ェックデータがチェックデータであるか賞球データであ
るかを識別するための第2の識別データとからなるデー
タとそれぞれシリアルデータに変換することなく、
れぞれパラレルデータ出力方式で複数の信号線のうち、
共通の信号線を介して払出制御手段へ出力することがで
き、従来のように、2回のデータ変換を行わなくてもよ
いため、CPUの負担を軽減することができる。しか
も、従来よりも賞球データの出力時間を短縮できるた
め、入賞から賞球の払出までに要する時間を短縮するこ
とができる。また、賞球データが賞球データであるか上
記複数の信号線の接続状態をチェックするためのチェッ
クデータであるかを識別するための第1の識別データ、
あるいは、チェックデータに異常があると、その異常が
検出手段によって検出され、その検出手段によって異常
検出されなかった場合に、制御手段が、賞球払出装置
に賞球の払出動作を行わせる。したがって、たとえば、
上記複数の信号線の接続順序を変えて賞球数を増加しよ
うとする不正行為が発生したり、接続が外れたりするな
ど、接続状態が変化した際に、賞球の払出しを停止させ
ることができる。
【0009】特に、請求項2に記載の発明では、検出手
段によってチェックデータおよび第1の識別データの少
なくとも一方の異常が検出された際に、報知手段によっ
て所定の報知が行われるため、その所定の報知によって
チェックデータおよび第1の識別データの少なくとも一
の異常を知ることができる。したがって、たとえば不
正行為などにより、上記複数の信号線の接続順序が変更
されたり、また、接続が外れたりするなど、接続状態が
変化したことを知ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機の
一実施形態について図を参照して説明する。なお、以下
の実施の形態では、本発明に係るパチンコ機として、第
1種のパチンコ機を代表に説明する。まず、本実施形態
のパチンコ機の主要構成について図1を参照して説明す
る。図1は、本実施形態のパチンコ機を正面から見た説
明図である。
【0011】パチンコ機10の左側面には、プリペイド
カードによって遊技球の貸し出しを行うプリペイドカー
ドユニット27が設けられている。また、パチンコ機1
0には、内枠11が開閉可能に備えられており、その内
枠11には、金枠12が開閉可能に取付けられており、
さらに金枠12には、ガラス枠26が開閉可能に取付け
られている。ガラス枠26の内部には、遊技盤13が設
けられており、この遊技盤13の左方には、発射された
遊技球を案内するガイドレール14が設けられている。
内枠11の右側には、ガラス枠26開閉用の鍵を差し込
む鍵穴15を備えた鍵穴飾り16が設けられおり、内枠
11の上方には、枠ランプ17が設けられている。
【0012】ガラス枠26の下には、前面板18が設け
られており、この前面板18の左側上部には、賞球が排
出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上
皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口1
9から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取
り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20
で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球
排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21
の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された
賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0013】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ制御装置
(図7に符号81で示す)を操作するための発射ハンド
ル23が、回転可能に取付けられており、その発射ハン
ドル23には、発射途中で発射を停止するための発射停
止ボタン24が設けられている。また、発射ハンドル2
3の握り部には、遊技者が発射ハンドル23を操作して
いることを検出するタッチスイッチの電極となる導通部
(図示省略)が形成されており、タッチスイッチの検出
時には、鍵穴飾り16に設けられたタッチLED(図示
省略)が点灯するようになっている。さらに、上皿20
の右方には、上皿20に溜められた賞球を下皿22へ抜
くための上皿球抜きレバー25がスライド可能に取付け
られている。
【0014】次に、遊技盤13の主要構成についてそれ
を示す図2を参照して説明する。遊技盤13の略中央に
は、普通図柄表示装置32および特別図柄表示装置34
などが設けられたセンターケース30が備えられてお
り、センターケース30の左右には、普通図柄表示装置
32を作動させるための普通図柄作動ゲート40,40
が設けられている。センターケース30の下方には、特
別図柄表示装置34を作動させるための第1種始動口4
1が設けられており、この第1種始動口41の下方には
普通図柄表示装置32の停止図柄が所定の当たり図柄と
なった場合に開放される普通電動役物42が設けられて
いる。開放された普通電動役物42は、第1種始動口4
1と同様に、特別図柄表示装置34を作動開始させる機
能を備えている。普通電動役物42の下方には、特別図
柄表示装置34の停止図柄が所定の当たり図柄となった
場合に作動される変動入賞装置50が設けられている。
【0015】この変動入賞装置50には、当たりの発生
時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取り
付けられており、この大入賞口51の両側には、普通入
賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、大入
賞口51の内部には、特定領域53と、この特定領域5
3を通過した遊技球を検出する役物連続作動スイッチ
(図7に符号55で示す)と、大入賞口51に入賞した
遊技球の数をカウントするカウントスイッチ(図7に符
号54で示す)とが設けられている。その他、遊技盤1
3には、風車60,60と、普通入賞口61,61と、
コーナー飾りランプ62a,62aと、入賞時に点灯す
る入賞ランプ63と、球切れ時に点灯する球切れランプ
64と、サイド飾りランプ62b,62bと、入賞しな
かった遊技球をアウト球として回収するアウト口65と
が設けられている。また、遊技盤13には、多くの釘
(図示省略)が打ち込まれている。
【0016】次に、パチンコ機10の裏セットの主要構
成について、それを示す図3を参照して説明する。パチ
ンコ機10の裏セット上部には、遊技球を溜める球タン
ク28が設けられており、略中央には、主制御基盤36
が設けられている。主制御基盤36の下部には払出制御
基盤37が設けられており、払出制御基盤37の下方に
は遊技球の発射を行う発射モータ38が設けられてい
る。また、主制御基盤36の右側には、賞球を払い出す
賞球払出装置56が設けられている。
【0017】次に、パチンコ機10の裏セットの主要内
部構造の一部について、それを示す図4を参照して説明
する。パチンコ機10の裏セットの内部には、入賞した
遊技球を集合樋76へ落下する方向へ集合させる集合板
74が取付けられている。集合板74には、第1種始動
口41を通過した遊技球を検出する第1種始動口スイッ
チ41aが設けられており、その右側には、大入賞口5
1を開放するための大入賞口開放ソレノイド43が取付
けられている。第1種始動口スイッチ41aの左側に
は、普通電動役物42を開放するための普通電動役物開
放ソレノイド77が取り付けられており、第1種始動口
スイッチ41aの下側には、役物連続作動スイッチ55
が取付けられており、その左側には、大入賞口51に入
賞した遊技球の数をカウントするカウントスイッチ54
が取付けられている。また、集合板74の下部両側に
は、賞球を6個払い出させるための6個払出検出スイッ
チ39,39が取付けられている。さらに、集合樋76
の出口には、入賞した遊技球を検出する入賞球検出スイ
ッチ45と、この入賞球検出スイッチ45によって検出
された入賞球を下方へ送り出す入賞球切りソレノイド4
6が取付けられている。
【0018】ここで、入賞球切りソレノイド46の動作
について図5を参照して説明する。図5(A)は、入賞
球検出スイッチ45によって入賞球が検出された状態を
示す説明図であり、図5(B)は、入賞球切りソレノイ
ド46が入賞球を送る状態を示す説明図であり、図5
(C)は、入賞球切りソレノイド46によって入賞球が
排出された状態を示す説明図である。入賞球切りソレノ
イド46には、コイルバネ46aに挿通されたプランジ
ャ46bが進退可能に設けられており、そのプランジャ
46bの先端には、球受け部材46cの基端が回転可能
に軸止されている。球受け部材46cの略中央は、入賞
球切りソレノイド46が取付けられている取付板82に
回転可能に軸止されており、球受け部材46cの先端に
は、入賞球P1の外面形状に対応した半球状の凹部46
dが形成されている。
【0019】図5(A)に示すように、入賞球切りソレ
ノイド46は、非作動状態においてプランジャ46bを
伸長させた状態になり、入賞球検出スイッチ45によっ
て検出された入賞球P1は、球受け部材46cの先端部
によって落下が阻止されている。そして、図5(B)に
示すように、入賞球切りソレノイド46が作動し、プラ
ンジャ46bが後退すると、球受け部材46cが時計方
向へ回転し、球受け部材46cの先端部によって落下が
阻止されていた入賞球P1が球受け部材46cの凹部4
6dに収容される。続いて、図5(C)に示すように、
入賞球切りソレノイド46が非作動状態になると、プラ
ンジャ46bが伸長し、球受け部材46cが反時計方向
へ回転し、球受け部材46cの凹部46dに収容されて
いた入賞球P1が落下する。
【0020】次に、賞球払出装置56の動作について図
6を参照して説明する。図6(A)は、賞球が一方の通
路から払い出される状態を示す説明図であり、図6
(B)は、賞球が他方の通路から払い出される状態を示
す説明図である。賞球払出装置56には、賞球払出モー
タ56aと、賞球払出モータ56aの駆動によって回転
される賞球払出スクリュ56bと、賞球払出スクリュ5
6bの両側の上下方向に形成された通路56c,56d
と、これらの通路56c,56dから自由落下する賞球
P2を検出する賞球払出センサ56e,56eとが設け
られている。なお、本実施形態では、賞球払出モータ5
6aとしてステッピングモータを用いる。
【0021】そして、賞球払出モータ56aが非駆動状
態にある場合は、通路56c,56d内の賞球P2は、
賞球払出スクリュ56bによって落下が阻止される。賞
球払出モータ56aは、1ステップで7.5度回転し、
24ステップで180度回転する。これにより、賞球払
出スクリュ56bが180度回転すると、図6(A)に
示すように、賞球払出スクリュ56bによって一方の通
路56c内の賞球P2が1個下方に払い出される。続い
て、さらに賞球払出スクリュ56bが180度回転する
と、図6(B)に示すように、賞球払出スクリュ56b
によって他方の通路56d内の賞球P2が1個下方に払
い出される。つまり、賞球払出スクリュ56bが180
度回転する毎に賞球P2が両通路56c,56dから交
互に自由落下し、その自由落下する賞球P2は、賞球払
出センサ56e,56eによって検出される。
【0022】次に、パチンコ機10の電気的構成につい
てそれをブロック図で示す図7を参照して説明する。パ
チンコ機10には、主制御基盤36(図3参照)が設け
られており、この主制御基盤36には、役物集中基盤6
6が接続されている。役物集中基盤66には、特別図柄
表示装置34と、普通図柄表示装置32と、役物飾りL
ED62とが接続されており、これら装置およびLED
は、主制御基盤36から役物集中基盤66を介して出力
される信号によって駆動および点灯される。また、主制
御基盤36には、役物集中基盤67が接続されており、
この役物集中基盤67には、入賞球検出スイッチ45
(図4、図5参照)と、第1種始動口41(図2、図4
参照)に入賞した遊技球を検出する第1種始動口スイッ
チ41aと、普通図柄作動ゲート40を通過する遊技球
を検出する普通図柄作動スイッチ40aと、6個払出検
出スイッチ39(図4参照)と、各種飾りLED(風車
60、各種入賞口および普通図柄作動ゲート40を飾る
ために設けられたLED)75とが接続されている。
【0023】役物集中基盤67には、大入賞口集中基盤
68が接続されており、この大入賞口集中基盤68に
は、役物連続作動スイッチ55(図4参照)と、カウン
トスイッチ54と、普通電動役物開放ソレノイド77
と、大入賞口開放ソレノイド43とが接続されている。
また、主制御基盤36には、役物集中基盤66,67お
よび大入賞口集中基盤68から送出された入賞および大
当たりに関する情報をパチンコホールの管理室などに設
けられたコンピュータへ送信するための遊技盤情報端子
57が接続されている。
【0024】さらに、主制御基盤36には、払出制御基
盤37が接続されており、この払出制御基盤37には、
マイクロコンピュータ70が搭載されている。マイクロ
コンピュータ70には、後述する各種制御を行うCPU
71と、主制御基盤36から送出されるデータを受信し
て一時的に格納する受信バッファ70aと、受信バッフ
ァ70aからデータを読出して格納する格納バッファ7
0bと、CPU71によって実行されるコンピュータプ
ログラムが格納されたROM72と、ROM72から読
出されたコンピュータプログラムや後述する各種データ
を一時的に格納するRAM73とが内蔵されている。
【0025】また、払出制御基盤37には、発射ハンド
ル23から出力される信号にしたがって発射モータ38
を制御する発射モータ制御装置81と、下皿22(図1
参照)が満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ
82と、金枠12の開閉を検出する金枠検出スイッチ8
3と、入賞球切りソレノイド46と、入賞時および大当
たり発生時などに効果音を再生するスピーカ79を駆動
する上皿スピーカ用基盤78と、賞球払出モータ56a
(図6参照)と、賞球払出センサ56eとが接続されて
いる。
【0026】さらに、払出制御基盤37には、外部接続
端子基盤69が接続されており、この外部接続端子基盤
69には、コーナー飾りランプ62a(図2参照)と、
サイド飾りランプ62bと、入賞ランプ63と、球切れ
スイッチ80によって球切れが検出された際に点灯する
球切れランプ64と、プリペイドカードユニット27
と、主電源87とが接続されている。なお、本実施形態
では、主電源87としてAC24Vが用いられる。とこ
ろで、6個払出検出スイッチ39が、本発明の入賞信号
出力手段に対応する。
【0027】次に、主制御基盤36および払出制御基盤
37の構成について、それを示す図8を参照して説明す
る。主制御基盤36には、9個の端子36a〜36iが
設けられており、それらの各端子36a〜36iは、9
本の信号線44a〜44iによって払出制御基盤37に
設けられた37a〜37iにそれぞれ接続されている。
主制御基盤36側の各端子および払出制御基盤37側の
各端子は、それぞれコネクタ形式になっており、9本の
信号線は、フレキシブルタイプのプリント基板に印刷さ
れている。主制御基盤36の端子36b〜端子36gに
は、抵抗R1がそれぞれ接続されており、各抵抗R1に
は、トランジスタTr1のコレクタがそれぞれ接続され
ており、各トランジスタTr1のベースは、マイクロコ
ンピュータ85(図7参照)の出力ポートに接続されて
いる。
【0028】払出制御基盤37の端子37b〜37gに
は、フォトカプラPc1がそれぞれ接続されており、各
フォトカプラPc1は、マイクロコンピュータ70の入
力ポートに接続されている。フォトカプラPc1がON
したときは、マイクロコンピュータ70の入力ポートに
「0」が入力され、OFFしたときは、「1」が入力さ
れる。OR回路84の一方の入力に接続されたフォトカ
プラPc1は、大当たり情報が検出された際にONする
ものであり、OR回路84の他方の入力には、マイクロ
コンピュータ86が接続されている。マイクロコンピュ
ータ86は、大当たりの際に外部接続端子基盤69に接
続されている各種ランプの点灯制御などを行う。また、
端子36h,36iは、それぞれ信号線44h,44i
によって端子37h,37iに接続されており、端子3
7h,37iは、上皿スピーカ基盤78に接続される。
さらに、各フォトカプラPc1の動作用の電源は、DC
12Vから端子36a、信号線44aおよび抵抗R1を
介して供給される。ところで、主制御基盤36が、本発
明の賞球データ出力手段に対応し、払出制御基盤37が
賞球払出制御手段に対応する。
【0029】次に、主制御基盤36から払出制御基板3
7へ出力されるデータの流れについて図9ないし図11
を参照して説明する。図9は、主制御基盤36および払
出制御基板37間のデータの流れを示す説明図である。
図10(A)は、入賞の発生していない待機状態の場合
のデータの構成を示す説明図であり、図10(B)は、
データの送出に要する時間を示す説明図であり、図10
(C)は、入賞の発生した場合のデータの構成を示す説
明図である。図11(A)は、入賞の発生していない待
機状態の場合のデータの流れを示す説明図であり、図1
1(B)は、入賞の発生した場合のデータの流れを示す
説明図であり、図11(C)は、受信バッファの説明図
であり、図11(D)は、格納バッファの説明図であ
り、図11(E)は、払出しバッファの説明図であり、
図11(F)は、チェックデータの変化を検出するため
にROM72に格納されているチェックデータテーブル
の構成を示す説明図である。
【0030】図9において、6個払出検出スイッチ39
によって入賞球が検出されると、その入賞の数が主制御
基盤36のRAM85bに記憶される。CPU85a
は、入賞球が入賞球検出スイッチ45によって検出され
ると、RAM85bに入賞記憶があるか否かの確認を行
い、入賞記憶がある場合には、後述する3種類のチェッ
クデータおよび6個の賞球データの4種類のデータをセ
ットにして払出制御基盤37へ出力する。また、CPU
85aは、RAM85bに入賞記憶がないと判定した場
合は、チェックデータおよび13個の賞球データをセッ
トにして払出制御基盤37へ出力する。上記4種類のデ
ータは、「0」か「1」の2値データであり、DATA
0〜DATA4の5ビットで示される。そして、DAT
A0〜DATA4は、信号線44b〜44fを介してパ
ラレルで出力される。図10(C)に示すように、主制
御基盤36から払出制御基盤37へ最初に出力されるデ
ータ(以下、1stデータと称する)のうち、DATA
3〜DATA0の4ビットは、賞球払出装置56によっ
て払い出す賞球の数を示す賞球データであり、DATA
4の1ビットは、DATA3〜DATA0が賞球データ
であるか、信号線の接続状態をチェックするためのチェ
ックデータであるかを示す。1stデータのDATA4
が「0」の場合は、DATA3〜DATA0は賞球デー
タを示し、DATA4が「1」の場合は、DATA3〜
DATA0はチェックデータを示す。
【0031】たとえば、図11(B)に示すように、1
stデータが、6個の賞球の払出しを示す場合は、DA
TA4〜DATA0は「00110」となる。また、主
制御基盤36から払出制御基盤37へ2番目に出力され
るデータ(以下、2ndデータと称する)、3番目に出
力されるデータ(以下、3rdデータと称する)および
4番目に出力されるデータ(以下、4thデータと称す
る)は、チェックデータである。2ndデータ〜4th
データは、図10(A),(C)に示すように、DAT
A3〜DATA0のデータの組合せがそれぞれ異なって
おり、信号線44b〜44fの接続順序を変更したり、
接続が外れたりした場合にデータの組合せが変化するよ
うになっている。また、1stデータ〜4thデータ
は、入賞球検出スイッチ45がONしている間、順に繰
り返し送出され、図10(B)に示すように、各データ
の送出間隔はTc時間である。Tcは最小で20msで
あり、最大で30msである。なお、本実施形態では、
入賞球が6個払出検出スイッチ39によって検出された
場合は、その入賞数をRAM85bに記憶し、大入賞口
51に入賞した入賞球など、6個払出検出スイッチ39
によって検出されない入賞球による入賞は、13個の賞
球を払い出すものとする。
【0032】次に、6個払出検出スイッチ39によって
入賞球が検出されてから、賞球払出装置56によって賞
球が払い出されるまでのCPU85およびCPU71に
よって実行される処理について、それを示す図12ない
し図15のフローチャートを参照して説明する。図12
は、CPU85が賞球データを払出制御基盤37へ送出
するための処理(以下、賞球データ送出処理と称する)
を示すフローチャートである。
【0033】図13は、CPU71が主制御基盤36か
ら送出された賞球データを受信する際の処理(以下、賞
球データ受信処理と称する)を示すフローチャートであ
る。図14(A)は、CPU71が賞球データの異常の
有無をチェックする処理(以下、賞球データチェック処
理と称する)を示すフローチャートであり、図14
(B)は、CPU71が賞球データの異常を検出した際
に実行する処理(以下、データ異常処理と称する)を示
すフローチャートであり、図14(C)は、図14
(B)のデータ異常処理の他の構成を示すフローチャー
トである。図15は、CPU71が賞球払出装置56に
賞球の払出しを行わせる際に実行される処理(以下、賞
球払出し処理と称する)を示すフローチャートである。
【0034】最初に、CPU85によって実行される賞
球データ処理について図12を参照して説明する。ま
ず、遊技球が普通入賞口61(図2参照)に入賞し、そ
の入賞球が6個払出検出スイッチ39によって検出され
ると、その検出によって発生した入賞信号は、役物集中
基盤67(図7参照)から主制御基盤36へ送出され、
その入賞信号は、主制御基盤36に設けられたマイクロ
コンピュータ85のCPU85aによって検出される
(ステップ10)。
【0035】続いて、CPU85aは、検出した入賞信
号の数をRAM85bに記憶するための入賞記憶Pに
「1」を加算する(ステップ12)。そして、入賞球が
集合樋76(図4参照)を流下して入賞球検出スイッチ
45によって検出されると、CPU85aは、その入賞
球検出スイッチ45のONを検出し(ステップ14Ye
s)、RAM85bに入賞記憶がある(P≧1)と判定
した場合は(ステップ16:Yes)、6個の賞球デー
タおよび3種類のチェックデータDATA0〜DATA
4を作成して信号線44b〜44fを介して払出制御基
盤37へ送出する(ステップ18)。また、CPU85
aは、RAM85bに入賞記憶がないと判定した場合は
(ステップ16:No)、13個の賞球データおよび3
種類のチェックデータDATA0〜DATA4を作成し
て信号線44b〜44fを介して払出制御基盤37へ送
出する(ステップ24)。
【0036】ここで、CPU71によって実行される賞
球データ受信処理について図13を参照して説明する。
CPU71は、受信バッファ70aに主制御基盤36か
ら送出されたデータが格納されていないかチェックし
(ステップ30)、データが格納されていると判定した
場合は(ステップ32:Yes)、その格納されている
データを受信バッファ70aから読出して格納バッファ
70bに格納する(ステップ34)。たとえば、図11
(C)に示すように、受信バッファ70aに賞球データ
の1stデータ「00110」が格納されていると判定
した場合は(ステップ32:Yes)、その1stデー
タ「00110」を図11(D)に示すように、格納バ
ッファ70bの先頭に格納する。
【0037】続いて、CPU71は、格納バッファ70
bにデータを格納した回数を示すデータカウンタ値Dに
「1」を加算し(ステップ36)、次のステップ38に
おいてデータカウンタ値D=4になったと判定されるま
でステップ30からステップ38を繰り返し実行する。
たとえば、受信バッファ70aによって1stデータ
「00110」、2ndデータ「10101」、3rd
データ「11010」および4thデータ「1011
0」が順次格納された場合は、それら各データは、図1
1(D)に示すように、格納バッファ70bに先頭から
順に格納される。そして、CPU71は、ステップ38
において、データカウンタ値D=4になったと判定した
場合は(ステップ38:Yes)、図14(A)に示す
賞球データチェック処理へ移行する。
【0038】次に、CPU71によって実行される賞球
データチェック処理およびデータ異常処理について図1
4を参照して説明する。CPU71は、格納バッファ7
0bに格納されている1番目のチェックデータを検索し
(ステップ50)、1番目のチェックデータがある場合
は(ステップ52:Yes)、1番目から3番目の3つ
のチェックデータのそれぞれをROM72に格納されて
いる照合テーブル72aの照合用データと順番に照合す
る(ステップ54)。
【0039】続いて、CPU71は、3つのチェックデ
ータの総てが照合用データと一致するか否か、つまりチ
ェックデータに異常があるか否かを判定し(ステップ5
6)、異常がない場合は(ステップ56:Yes)、賞
球データの1stデータのDATA4(データ識別ビッ
ト)に対応するデータが「0」か「1」か、つまり、賞
球数データであるか否かをチェックする(ステップ5
8)。続いて、CPU71は、DATA4に対応するデ
ータが「0」であると判定した場合は(ステップ60:
Yes)、図11(E)に示すように、賞球数データ
「0110」を払出しバッファ70cに格納する(ステ
ップ62)。
【0040】次に、CPU71によって実行される賞球
払出し処理について図15を参照して説明する。CPU
71は、賞球数データが払出しバッファ70cに格納さ
れたことを検出すると(ステップ80:Yes)、賞球
払出モータ駆動コマンドを賞球払出モータ56aに送出
する(ステップ82)。これにより、賞球払出モータ5
6aが駆動し、賞球の払出しが行われる。続いて、CP
U71は、賞球払出センサ56eがONになったことを
検出すると(ステップ84:Yes)、賞球数カウンタ
Nから「1」を減算する(ステップ86)。
【0041】賞球数データは「0110」であり、N=
6であるから、N=6−1=5となる。そして、CPU
71は、次のステップ88において、N=0であると判
定されるまでステップ82からステップ88を繰り返し
実行し、ステップ88においてN=0であると判定する
と(ステップ88:Yes)、賞球払出モータ停止コマ
ンドを賞球払出モータ56aへ送出する(ステップ9
0)。これにより、賞球払出モータ56aが停止し、賞
球の払出しが終了する。続いて、CPU71は、入賞球
切りソレノイド駆動コマンドを入賞球切りソレノイド4
6へ送出する(ステップ92)。これにより、図5
(B),(C)に示すように、入賞球切りソレノイド4
6が駆動し、入賞球P1が下方へ送り出され、入賞球検
出スイッチ45がOFFになる。
【0042】そして、その入賞球検出スイッチ45のO
FFは、図12に示すように、CPU85aによって検
出され(ステップ20:Yes)、RAM85bの入賞
記憶Pから「1」が減算される(ステップ22)。以上
のようにして、CPU85aによる入賞球の検出(ステ
ップ10)からCPU71による賞球データ受信処理
(ステップ30〜ステップ62)および賞球払出し処理
(ステップ80〜ステップ92)を経てCPU85aに
よる入賞記憶9の減算(ステップ22)までを1サイク
ルとして賞球の払出しが行われる。
【0043】なお、入賞記憶Pに入賞記憶がある場合
(P≧1)に、大入賞口51に入賞した入賞球など、6
個払出検出スイッチ39によって検出されない入賞球
が、入賞球検出スイッチ45によって検出された場合
は、入賞記憶Pに基づく6個の賞球の払出しが優先して
行われ、入賞記憶Pに記憶がない場合(P=0)に、入
賞球検出スイッチ45によって入賞球が検出されている
場合は、13個の賞球の払出しを行う。
【0044】また、CPU71は、図14(A)の賞球
データチェック処理のステップ52において、格納バッ
ファ70bに1番目のチェックデータが存在しないと判
定した場合(ステップ52:No)、ステップ56にお
いて、チェックデータに異常があると判定した場合(ス
テップ56:No)、もしくは、ステップ60におい
て、DATA4=0ではないと判定した場合(ステップ
60:No)は、図14(B)に示すデータ異常処理を
実行する。CPU71は、データ異常処理において、デ
ータエラーセットを行う(ステップ70)。このデータ
エラーセットでは、格納バッファ70bに格納されてい
るデータを無視する処理を行い、主制御基盤36から払
出制御基板37へ送出される賞球データおよびチェック
データは、図11(A)に示すように、待機状態とな
る。これにより、賞球数データは払出しバッファ70c
に格納されないため、CPU71は、賞球払出モータ5
6aに賞球払出モータ駆動コマンドを送出しない(ステ
ップ80:No)。したがって、賞球の払出しが行われ
ないようにすることができる。つまり、格納バッファ7
0bに格納されているデータの総てに異常がない場合に
のみ、賞球の払出しを行うようにすることができる。
【0045】また、図14(C)に示すように、データ
エラーセットを行うとともに(ステップ70)、エラー
報知を行う(ステップ72)ように構成することもでき
る。エラー報知は、たとえば、エラー発生コマンドを主
制御基盤36から遊技盤情報端子57を介してパチンコ
ホール内の管理室に備えられているコンピュータへ送信
し、そのコンピュータに接続されているディスプレイに
エラーメッセージを表示したり、ブザーなどの警報音を
再生したりすることによって行うことができる。また、
パチンコホール内の島の端部上方に設けられており、遊
技者が呼出スイッチを押した際に点灯するランプ、もし
くは、エラー報知専用のランプを点灯、または、点滅さ
せたりすることによっても行うことができる。さらに、
エラーが発生したパチンコ機に設けられたLEDやラン
プを点灯、または、点滅させたりすることによっても行
うことができる。
【0046】以上のように、本実施形態のパチンコ機1
0を用いれば、賞球数を示す賞球データを5本の信号線
44b〜44fを用いて主制御基盤36から払出制御基
盤37へパラレルで送出することができるため、従来の
ように、パラレル→シリアル、シリアル→パラレルと変
換を2回行うものよりもCPUの負担を軽減することが
できる。しかも、1本の信号線を介してシリアルで送出
するものよりもデータの送出時間を短縮することができ
る。したがって、CPU負担を軽減することができると
ともに、遊技球の入賞から賞球の払出しまでに要する時
間を短縮することができるパチンコ機を実現できる。
【0047】また、賞球データと共に3つのチェックデ
ータを送出し、それら3つのチェックデータの一部にで
も異常がある場合に、賞球の払出しを停止することがで
きるため、信号線44b〜44fを組み替えて賞球数の
増加を行うなどの不正行為による不正な賞球の払出しを
防止することができる。この場合、チェックデータの異
常検出を行う点では、CPUの負担が増えるが、従来の
2回のデータ変換と比べれば、軽い負担であるため、結
果的に従来よりもCPUの負担を軽減できることにな
る。さらに、チェックデータの異常により、賞球の払出
しが停止した際に、エラー報知を行う構成にすることに
より、上記不正行為を即座に発見することができる。
【0048】なお、上記実施形態では、チェックデータ
を賞球データとともに、3つ送出する場合を説明した
が、1つ、2つ、または、4つ以上送出する構成にする
こともできる。また、チェックデータを送出するタイミ
ングは、他のタイミング、たとえば、遊技者が発射ハン
ドル23を握ったことが検出されたタイミングでもよ
い。また、上記実施形態では、6個払出検出スイッチ3
9によって入賞球が検出された場合にのみ賞球データを
作成する場合を説明したが、13個の賞球を払い出しを
行わせるための入賞球を検出する13個払出検出スイッ
チを設け、6個および13個の場合の入賞を個別にRA
M85bに記憶し、個別に賞球データを作成してチェッ
クデータと共に払出制御基盤37へ送出し、個別に異常
検出を行うように構成することもできる。
【0049】ところで、CPU85aによって実行され
る賞球データ送出処理(ステップ10からステップ1
8、およびステップ24)が、本発明の賞球データ出力
手段として機能し、CPU71によって実行される賞球
データ受信処理(ステップ30からステップ38)およ
び賞球データチェック処理(ステップ50からステップ
62)が、賞球払出制御手段として機能する。また、C
PU71によって実行されるステップ30からステップ
38、およびステップ50からステップ60が、本発明
の検出手段として機能し、ステップ58からステップ6
2が制御手段として機能し、ステップ72が報知手段と
して機能する。
【0050】
【発明の効果】以述のように本発明によれば、CPUの
負担を軽減することができるとともに、入賞から賞球の
払出しまでに要する時間を短縮できるパチンコ機を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のパチンコ機10を正面から見
た説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機10に備えられた遊技盤
13の主要構成を示す説明図である。
【図3】図1に示すパチンコ機10の裏セットの主要構
成を示す説明図である。
【図4】図3に示す裏セットの主要内部構造の一部を示
す説明図である。
【図5】図5(A)は、入賞球検出スイッチ45によっ
て入賞球が検出された状態を示す説明図であり、図5
(B)は、入賞球切りソレノイド46が入賞球を送る状
態を示す説明図であり、図5(C)は、入賞球切りソレ
ノイド46によって入賞球が排出された状態を示す説明
図である。
【図6】図6(A)は、賞球が一方の通路から払い出さ
れる状態を示す説明図であり、図6(B)は、賞球が他
方の通路から払い出される状態を示す説明図である。
【図7】図1に示すパチンコ機10の電気的構成をブロ
ック図で示す説明図である。
【図8】主制御基盤36および払出制御基盤37の構成
を示す説明図である。
【図9】主制御基盤36および払出制御基板37間のデ
ータの流れを示す説明図である。
【図10】図10(A)は、入賞の発生していない待機
状態の場合のデータの構成を示す説明図であり、図10
(B)は、データの送出に要する時間を示す説明図であ
り、図10(C)は、入賞の発生した場合のデータの構
成を示す説明図である。
【図11】図11(A)は、入賞の発生していない待機
状態の場合のデータの流れを示す説明図であり、図11
(B)は、入賞の発生した場合のデータの流れを示す説
明図であり、図11(C)は、受信バッファの説明図で
あり、図11(D)は、格納バッファの説明図であり、
図11(E)は、払出しバッファの説明図であり、図1
1(F)は、照合用データテーブルの説明図である。
【図12】CPU85によって実行される賞球データ送
出処理を示すフローチャートである。
【図13】CPU71によって実行される賞球データ受
信処理を示すフローチャートである。
【図14】図14(A)は、CPU71によって実行さ
れる賞球データチェック処理を示すフローチャートであ
り、図14(B)は、CPU71によって実行されるデ
ータ異常処理を示すフローチャートであり、図14
(C)は、図14(B)のデータ異常処理の他の構成を
示すフローチャートである。
【図15】CPU71によって実行される賞球払出し処
理を示すフローチャートである。
【図16】従来のパチンコ機の電気的構成の一部を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 32 普通図柄表示装置 34 特別図柄表示装置 36 主制御基盤 37 払出制御基盤 39 6個払出検出スイッチ 40 普通図柄作動ゲート 41 第1種始動口 45 入賞球検出スイッチ 46 入賞球切りソレノイド 50 変動入賞装置 51 大入賞口 53 特定領域 56a 賞球払出モータ 56e 賞球払出センサ 71 CPU 70a 受信バッファ 70b 格納バッファ 70c 払出しバッファ 85a CPU
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が入賞した際に入賞信号を出力す
    る入賞信号出力手段と、 賞球の払出しを行う賞球払出装置と、 前記入賞信号出力手段から出力された入賞信号を入力し
    た際に、前記賞球払出装置によって払い出される賞球の
    数を示す賞球データを出力する賞球データ出力手段と、 この賞球データ出力手段と電気的に接続されており、そ
    の賞球データ出力手段から出力された賞球データによっ
    て示される賞球の数に対応して前記賞球払出装置を制御
    する賞球払出制御手段と、 が備えられたパチンコ機において、 前記賞球データ出力手段および前記賞球払出制御手段
    は、複数の信号線によって接続されており、 前記賞球データ出力手段は、 前記賞球データと、その賞球データが賞球データである
    か前記複数の信号線の接続状態をチェックするためのチ
    ェックデータであるかを識別するための第1の識別デー
    タとからなるデータと、 前記複数の信号線の接続状態をチェックするためのチェ
    ックデータと、そのチェックデータがチェックデータで
    あるか前記賞球データであるかを識別するための第2の
    識別データからなるデータとそれぞれパラレルデー
    タ出力方式で前記複数の信号線のうち、共通の信号線
    介して前記払出制御手段へ出力するものであり、 前記賞球払出制御手段には、 前記賞球データ出力手段から出力された前記チェックデ
    ータおよび前記第1の識別データを入力するとともに、
    前記チェックデータおよび前記第1の識別データの少な
    くとも一方の異常を検出する検出手段と、 この検出手段によって前記異常が検出されなかった場合
    に、前記賞球払出装置に賞球の払出動作を行うように制
    御する制御手段と、が備えられたことを特徴とするパチ
    ンコ機。
  2. 【請求項2】 前記検出手段によって前記チェックデー
    タおよび前記第1の識別データの少なくとも一方の異常
    が検出された際に、所定の報知を行う報知手段が備えら
    れたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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