JP2001162006A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001162006A
JP2001162006A JP35442799A JP35442799A JP2001162006A JP 2001162006 A JP2001162006 A JP 2001162006A JP 35442799 A JP35442799 A JP 35442799A JP 35442799 A JP35442799 A JP 35442799A JP 2001162006 A JP2001162006 A JP 2001162006A
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control board
sub
board
control
gaming machine
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JP35442799A
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Isao Kishi
勇夫 岸
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正行為を防止し得る遊技機を提供する。 【解決手段】 払出制御基板190のCPUは、最初の
1バイトのコマンド中の上位4ビットが当該払出制御基
板190を示す識別子「3」(0011)であるかを判
断する(S12)。ここで、識別子「3」が含まれない
ときには(S12:No)、製造段階で誤って他のサブ
制御基板用のコネクタが挿されたか、或いは、製造後に
不正行為を行おうとして他のサブ制御基板用のコネクタ
が挿されたかのいずれかであるため、処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機、ス
ロットル機等の遊技機にするものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機では、制御基板に遊技を遂行する
ためのプログラムを書き込んだROMを搭載し、該制御
基板のCPUが当該プログラムに従い当たりの発生、図
柄の変動表示等を行っている。従来の遊技機では、制御
基板は、遊技の遂行のみでなく、付帯する様々な処理、
例えば、賞球の払い出し、音声の出力、LEDランプの
点灯等の処理も行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上述した
賞球の払い出し、音声の出力、LEDランプの点灯等の
処理をCPUを搭載したサブ制御基板により行うこと
で、上記制御基板の処理負担を軽減するとの着想を持っ
た。しかしながら、該制御基板からサブ制御基板へケー
ブルを介して制御コマンドを送ると、ケーブルを他のサ
ブ制御基板、例えば、音声出力用のサブ制御基板へのケ
ーブルを賞球払い出しサブ制御基板へ接続する等により
不正行為を行われることが予想された。
【0004】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、不正行
為を防止し得る遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1では、遊技状態の制御を行う主制御基板
と、該主制御基板からの制御コマンドにより各種の制御
を行うCPUを搭載した複数個の副制御基板とを備えた
遊技機において、前記主制御基板と前記複数の副制御基
板との配線を、それぞれ同数の伝送線により形成し、前
記伝送線へパラレルに印加する制御コマンドの信号の少
なくとも1ビットを、前記副制御基板毎に異ならしめた
ことを技術的特徴とする。
【0006】請求項1の遊技機では、主制御基板と複数
の副制御基板との配線を、同数の伝送線により形成して
あるため、配線及び配線を接続するコネクタを、複数の
副制御基板にて同じものを用いることができる。ここ
で、伝送線へパラレルに印加する制御コマンドの信号の
少なくとも1ビットを、副制御基板毎に異ならしめてあ
るため、不正操作により、コネクタを異なる副制御基板
へ接続しても、当該副制御基板が動作することがない。
【0007】また、請求項2では、遊技状態の制御を行
う主制御基板と、該主制御基板からの制御コマンドによ
り各種の制御を行うCPUを搭載した複数個の副制御基
板とを備えた遊技機において、前記制御コマンドに各副
制御基板の識別子を含ませたことを技術的特徴とする。
【0008】請求項2の遊技機では、制御コマンドに各
副制御基板の識別子を含ませてあるため、不正操作によ
り、コネクタを異なる副制御基板へ接続しても、当該副
制御基板が動作することがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ機の実施
形態について図を参照して説明する。なお、以下の第1
実施形態では、本発明のパチンコ機として、CR第1種
のパチンコ機を代表に説明する。まず、第1実施形態の
パチンコ機の主要構成について、本実施形態のパチンコ
機を正面から見た説明図である図1を参照して説明す
る。
【0010】パチンコ機10には、内枠11が開閉可能
に備えられており、その内枠11には、金枠12が開閉
可能に取付けられており、さらに金枠12には、ガラス
枠26が開閉可能に取付けられている。ガラス枠26の
裏面側には、遊技盤13が配置されており、この遊技盤
13の左方には、発射された遊技球を案内するガイドレ
ール14が設けられている。内枠11の右側には、ガラ
ス枠26開閉用の鍵を差し込む鍵穴15を備えた鍵穴飾
り16が設けられおり、内枠11の上方には、枠ランプ
17が設けられている。
【0011】ガラス枠26の下には、前面板18が設け
られており、この前面板18の左側上部には、賞球が排
出される上皿賞球排出口19が形成されており、この上
皿賞球排出口19の排出側には、その上皿賞球排出口1
9から排出された賞球を溜めておくための上皿20が取
り付けられている。上皿20の下方には、その上皿20
で収容しきれなくなった賞球を排出するための下皿賞球
排出口21が形成されており、この下皿賞球排出口21
の排出側には、その下皿賞球排出口21から排出された
賞球を溜めておくための下皿22が設けられている。
【0012】下皿22の右方には、上皿20から供給さ
れた遊技球を遊技盤13へ発射する発射モータ(図示せ
ず)を操作するための発射ハンドル23が、回転可能に
取付けられており、その発射ハンドル23には、発射途
中で発射を停止するための発射停止ボタン24が設けら
れている。また、上皿20の右方には、上皿20に溜め
られた賞球を下皿22へ抜くための上皿球抜きレバー2
5がスライド可能に取付けられている。さらに、内枠1
1の左側には、プリペイドカードを挿入するスリット2
7aを有するプリペイドカードユニット27が設けられ
ている。
【0013】次に、遊技盤13の主要構成について図2
を参照して説明する。遊技盤13の略中央には、センタ
ーケース30が備えられている。センターケース30に
は、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表
示装置32と、この普通図柄表示装置32の始動される
回数を表示する4個のLEDからなる普通図柄記憶表示
LED33と、液晶表示で特別図柄を表示する特別図柄
表示器34と、この特別図柄表示器34の始動される回
数を表示する4個のLEDからなる特別図柄記憶表示L
ED35とが備えられている。
【0014】センターケース30の左右には、普通図柄
表示装置32を作動させるための普通図柄作動ゲート4
0,40が設けられている。センターケース30の下方
には、特別図柄表示器34を作動させるための第1種始
動口41が設けられており、この第1種始動口41の下
方には普通図柄表示装置32の停止図柄が所定の当たり
図柄となった場合に開放される普通電動役物42が設け
られている。開放された普通電動役物42は、第1種始
動口41と同様に、特別図柄表示器34を作動開始させ
る機能を備えている。
【0015】この変動入賞装置50には、当たりの発生
時に開放される扉形式の大入賞口51が開閉可能に取り
付けられており、この大入賞口51の両側には、普通入
賞口52,52がそれぞれ設けられている。また、大入
賞口51の内部には、特定領域53が形成されている。
【0016】その他、遊技盤13には、風車60,60
と、普通入賞口61,61と、コーナー飾りランプ62
a,62aと、入賞時に点灯する入賞ランプ63と、球
切れ時に点灯する球切れランプ64と、サイド飾りラン
プ62b,62bと、入賞しなかった遊技球をアウト球
として回収するアウト口65とが設けられている。ま
た、遊技盤13には、多くの釘28が打ち込まれてお
り、遊技盤13に発射された遊技球は、釘28間を乱舞
しながら落下する。
【0017】次に、パチンコ機10の電気的構成につい
てそれをブロック図で示す図3〜図6を参照して説明す
る。パチンコ機10には、遊技全般を制御する主制御基
板100が設けられており、この主制御基板100に
は、特別図柄表示器34を制御する特別図柄制御装置1
20,パチンコ機に配設された各LEDランプを制御す
るランプ制御装置140、音声出力を制御する音声制御
装置170、賞球の払い出しを制御する払出制御基板
(サブ制御基板、即ち、副制御基板)190が接続され
ている。
【0018】図4に示すように、特別図柄制御装置12
0は、図柄制御用のサブ制御基板である特別図柄制御基
板130と、液晶アナログ基板132と、特別図柄表示
器34と、液晶インバータ基板134とからなる。一
方、図5に示すように、音声制御装置170は、音声制
御用のサブ制御基板である音声制御基板180と、スピ
ーカ中継基板182と、スピーカ184とからなる。ま
た、図6に示すように、ランプ制御装置140は、点灯
制御用のサブ制御基板であるランプ制御基板150と、
枠部ランプ中継基板152と、ランプ制御分配基板15
4と、大入賞口ランプ中継基板156とからなる。枠部
ランプ中継基板152、ランプ制御分配基板154、大
入賞口ランプ中継基板156には、各LEDランプを駆
動するLED基板が接続されている。
【0019】主制御基板100には、特別図柄制御基板
130などの制御を行うCPU102と、このCPU1
02が実行する制御プログラムが記憶されたROM10
4と、CPU102が制御プログラムを実行する際にR
OM104から読出された制御プログラムを一時的に記
憶するRAM106とが搭載されている。
【0020】同様に、サブ制御基板である特別図柄制御
基板130、音声制御基板180、ランプ制御基板15
0及び払出制御基板190にも、CPU、ROM、RA
Mが搭載されており、主制御基板100と10芯のケー
ブルCを介して接続されている。主制御基板100は、
特別図柄制御基板130,払出制御基板190にケーブ
ルCを介して2バイトの制御コマンドを送り、また、音
声制御基板180、ランプ制御基板150にケーブルC
を介して1バイトの制御コマンドを送り種々の処理を行
わしめる。
【0021】主制御基板100には、更に、盤面中継基
板210が接続されている。該盤面中継基板210に
は、普通電動役物42を開放する普通電動役物用ソレノ
イド212と、普通図柄表示装置32を制御する普通図
柄表示基板214と、普通図柄作動用のゲートスイッチ
216と、入賞検出スイッチ218、220,222,
224と、大入賞口中継基板230と、が接続されてい
る。当該大入賞口中継基板230には、特定領域ソレノ
イド232と、大入賞口51を開放する大入賞口用ソレ
ノイド234と、特定領域の通過を検出する役物連続作
動スイッチ236とが接続されている。
【0022】主制御基板100には、また、遊技枠中継
基板240が接続されている。該遊技枠中継基板240
には、下皿22(図1参照)が満杯になったことを検出
する下皿満杯検出スイッチ244、センサ中継基板24
6とが接続されている。
【0023】また、主制御基板100には、第1種始動
口を通過した遊技球を検出する第1種始動口スイッチ2
02、及び、入賞、エラー発生等に関する情報をパチン
コホールの管理室などに設けられたホールコンピュータ
(図示せず)へ送信するための遊技盤情報端子基板28
0が接続されている。
【0024】上述した払出制御基板190には、発射ハ
ンドル23に内蔵された発射スイッチ252から出力さ
れる信号に従って発射モータ254を制御する発射モー
タ駆動基板250と、CR接続基板260と、払出中継
基板270とが接続されている。CR接続基板260に
は、カードを処理するための遊技機外装置部分262が
接続されている。一方、払出中継基板270には、球切
れを検出する貸球切れスイッチ242、賞球ユニット2
72及び貸球ユニット274が接続されると共に、セン
サ中継基板246を介して遊技枠中継基板240が接続
されている。賞球ユニット272には、賞球払出を検出
する賞球払出センサ(図示せず)、賞球を払い出すため
の球送出モータ276が収容されている。
【0025】主制御基板100、特別図柄表示装置12
0、ランプ制御装置140,音声制御装置170、払出
制御基板190には、主電源292の電力が、電源基板
290から電力線Pを介して供給されるようになってい
る。
【0026】主制御基板100と、特別図柄制御基板1
30、音声制御基板180、ランプ制御基板150及び
払出制御基板190とを接続する10芯のケーブルCを
図7中に示す。該ケーブルCは、フレキシブルケーブル
から成り、両端には10芯のコネクタCNが取り付けら
れている。該ケーブルCの10芯は、グランド線Gと、
制御コマンドを伝送するための8本の信号線D0〜D7
と、転送信号を伝送する転送信号線STRとから成る。
【0027】本実施形態では、主制御基板100と特別
図柄制御基板130、音声制御基板180、ランプ制御
基板150及び払出制御基板190とを接続するケーブ
ルCを、同数(10芯)の信号線により形成してある。
これにより、ケーブルC及びケーブル用のコネクタCN
を、各サブ制御基板にて同じものを用いることができ、
製造が容易になり、廉価に提供することが可能となる。
【0028】引き続き、主制御基板100から特別図柄
制御基板130、音声制御基板180、ランプ制御基板
150及び払出制御基板190へ送られる制御コマンド
について、図8〜図14を参照して説明する。ここで、
図8、図9、図10は、主制御基板から特別図柄制御基
板へ送られる制御コマンドを示す図表であり、図11
は、音声制御基板へ送られる制御コマンドを示す図表で
あり、図12は、払出制御基板へ送られる制御コマンド
を示す図表であり、図13、図14は、ランプ制御基板
へ送られる制御コマンドを示す図表である。
【0029】音声制御基板180及びランプ制御基板1
50への制御コマンドは、1バイトからなり、上述した
8本の信号線D0〜D7を介して一括で送信される。一
方、特別図柄制御基板130及び払出制御基板190へ
の制御コマンドは、2バイトからなり、上述した8本の
信号線D0〜D7を介して1バイトずつ、2回に分けて
送信される。
【0030】例えば、主制御基板100が、特別図柄制
御基板130に対して、図8中に示す(変動パターン
1:全図柄が変動を開始、変動時間9312ms)を指
令する際には、制御コマンドとして、E0の16進信号
(H)の1バイトのコマンド及び転送信号を送ってか
ら、00の16進信号(H)の1バイトのコマンド及び
転送信号を送る。これにより、特別図柄制御基板130
のCPUは、ROMに保持された当該「E0」(H)、
「00」(H)に対応する処理(全図柄が変動を開始、
変動時間9312ms)を実行する。主制御基板100
は、また、音声制御基板180に対して、図11に示す
50(H)の制御コマンド及び転送信号を送り、これに
対応して、音声制御基板180のCPUは、ROMに保
持された当該「50」(H)に対応する処理(変動パタ
ーン1の際の音)を実行する。同様に、主制御基板10
0は、ランプ制御基板150に対して、図13に示す6
0(H)の制御コマンド及び転送信号を送り、これに対
応して、ランプ制御基板150のCPUは、ROMに保
持された当該「60」(H)に対応する処理(変動パタ
ーン1の変動開始時の出力)、具体的には、左サイド、
右サイド、大入賞口上、大入賞口左、大入賞口中、大入
賞口右、センター奥の各LEDの消灯、左風車、右風
車、左ゲート、右ゲート、左チャッカー、右チャッカ
ー、センター下、センター左上、センター右上の各LE
Dの点滅を実行する。
【0031】本実施形態のパチンコ機では、特別図柄制
御基板130及び払出制御基板190が、2バイトの制
御コマンドにより主制御基板から制御されるため、当該
特別図柄制御基板130及び払出制御基板190が、複
雑な制御を行うことができると共に、主制御基板の処理
負担を軽減することが可能となる。このため、主制御基
板により、高度な遊技を実現することができ、更に、特
別図柄制御基板130及び払出制御基板190にて、複
雑な制御を短時間で完了せしめることが可能となる。
【0032】ここで、本実施形態では、図8、図9、図
10に示すように、主制御基板100から特別図柄制御
基板130へ送る制御コマンドの最初の1バイトの上位
4ビットは「E」(1110)を使って作成し識別子と
してある。また、図11に示すように、主制御基板10
0から音声制御基板180へ送る1バイトの制御コマン
ドの上位4ビットを「5」、「7」、「A」を使って作
成してある。図12に示すように、主制御基板100か
ら払出制御基板190へ送る制御コマンドの最初の1バ
イトの上位4ビットを「3」、「4」を使って作成して
ある。また、図13、図14に示すように、主制御基板
100からランプ制御基板150へ送る1バイトの制御
コマンドの上位4ビットを「6」、「8」(図示せ
ず)、「9」(図示せず)、「F」を使って作成してあ
る。
【0033】本実施形態のパチンコ機では、制御コマン
ドに各サブ制御基板の識別子を含ませてあるため、不正
操作により、コネクタを異なるサブ制御基板へ接続、例
えば、音声制御基板180へのケーブルを払出制御基板
190へ接続しても、後述するように払出制御基板19
0が動作することがない。
【0034】本実施形態では、制御コマンドに識別子を
含ませてあるが、この代わりに、信号線へパラレルに印
加する制御コマンドの信号の少なくとも1ビットを、サ
ブ制御基板毎に異ならしめることができる。例えば、払
出制御基板190への信号の特定の1ビットを1とし、
他のサブ制御基板をすべて0とする、或いは、特別図柄
制御基板130の特定の2ビットを00,ランプ制御基
板150の2ビットを01,音声制御基板180を0
1,払出制御基板190を11とする。これにより、不
正操作により、異なるサブ制御基板へのコネクタを払出
制御基板190へ接続しても、不正な賞球の払い出しを
防ぐことができる。
【0035】引き続き、払出制御基板190による処理
について図15のフローチャートを参照して説明する。
ここでは、主制御基板100から、図12中に示す1個
払出しの31の16進信号(H)の1バイトのコマンド
と転送信号、及び、CFの16進信号(H)の1バイト
のコマンドと転送信号とが送られた場合を例に挙げて説
明する。先ず、払出制御基板190のCPUは、最初の
1バイトのコマンド中の上位4ビットが当該払出制御基
板190を示す識別子「3」(0011)であるかを判
断する(S12)。ここで、識別子「3」が含まれない
ときには(S12:No)、製造段階で誤って他のサブ
制御基板用のコネクタが挿されたか、或いは、製造後に
不正行為を行おうとして他のサブ制御基板用のコネクタ
が挿されたかのいずれかであるため、処理を終了する。
【0036】一方、識別子「3」(0011)である際
には(S12:Yes)、第1番目のコマンドと第2番
目のコマンドとを加算する処理を行う(S14)。ここ
では、第1番目の31(H)のコマンド(001100
01)、及び、CF(H)のコマンド(1100111
1)とを加算し、0を得る。その後、演算結果が0であ
るかを判断する(S16)。ここで、演算結果が0であ
る際には(S16:Yes)、適切な信号が主制御基板
100から送られているので、上述した球送出モータ2
76へ制御信号を送り賞球の払い出し(ここでは、1個
の払い出し)を行う(S18)。他方、演算結果が0で
ない時には(S16:No)、当該払出制御基板190
に対して不正行為を行われている蓋然性が高いため、処
理を終了する。
【0037】主制御基板100は、図3に示す賞球ユニ
ット272からの検出信号により、自己の送出した払い
出しの制御コマンドに応じて、適切に賞球が払い出され
ているかを監視している。ここで、制御コマンドを送出
したにも関わらず、上述したように不正行為等により、
賞球の払い出しが行われない際には、エラーの表示を特
別図柄表示器34に表示すると共に、遊技枠情報端子基
板280を介して、ホール側の集中制御コンピュータに
対して、エラーの信号を送出する。
【0038】本実施形態のパチンコ機では、払出制御基
板190が、主制御基板100からの2バイトの制御コ
マンドの1バイト目のコマンドと2バイト目のコマンド
とを演算処理し、演算結果から制御コマンドの異常を検
出するため、例えば、当該払出制御基板190へのケー
ブルCの信号線D0〜D7のいずれかを入れ替える不正
行為が行われたことを検出することが可能になる。
【0039】また、本実施形態では、2バイト目のコマ
ンドが、1バイト目のコマンドの補数であるため、主制
御基板側で容易に2バイト目のコマンドを生成すること
ができる。なお、この実施形態では、1バイト目のコマ
ンドと2バイト目のコマンドとを演算処理し、演算結果
が0に成った際に適正と判断したが、種々のチェック方
法を採用し得ることが言うまでもない。
【0040】なお、本実施形態では、特別図柄制御基板
130及び払出制御基板190のみを2バイトの制御コ
マンドにて制御したが、音声制御基板180及びランプ
制御基板150を2バイトの制御コマンドで制御するこ
とも可能である。これにより、当該音声制御基板180
及びランプ制御基板150にて複雑な処理が迅速に行え
ると共に、主制御基板100側の負担を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の正面
図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の遊技領域の正面図であ
る。
【図3】図1に示すパチンコ機の制御装置のブロック図
である。
【図4】図3に示す特別図柄表示装置のブロック図であ
る。
【図5】図3に示す音声制御装置のブロック図である。
【図6】図3に示すランプ制御装置のブロック図であ
る。
【図7】図3中に示すケーブルの説明図である。
【図8】主制御基板から特別図柄制御基板へ送られる制
御コマンドを示す図表である。
【図9】主制御基板から特別図柄制御基板へ送られる制
御コマンドを示す図表である。
【図10】主制御基板から特別図柄制御基板へ送られる
制御コマンドを示す図表である。
【図11】主制御基板から音声制御基板へ送られる制御
コマンドを示す図表である。
【図12】主制御基板から払出制御基板へ送られる制御
コマンドを示す図表である。
【図13】主制御基板からランプ制御基板へ送られる制
御コマンドを示す図表である。
【図14】主制御基板からランプ制御基板へ送られる制
御コマンドを示す図表である。
【図15】払出制御基板での処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 パチンコ機 13 遊技盤 30 センターケース 31 天入賞口 34 特別図柄表示器 41 第1種始動口 42 普通電動役物 51 大入賞口 65 アウト口 100 主制御基板 130 特別図柄制御基板(副制御基板) 150 ランプ制御基板(副制御基板) 180 音声制御基板(副制御基板) 190 払出制御基板(副制御基板) C ケーブル CN コネクタ G グランド線 D0〜D7 信号線 STR 転送伝送線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態の制御を行う主制御基板と、該
    主制御基板からの制御コマンドにより各種の制御を行う
    CPUを搭載した複数個の副制御基板とを備えた遊技機
    において、 前記主制御基板と前記複数の副制御基板との配線を、そ
    れぞれ同数の伝送線により形成し、 前記伝送線へパラレルに印加する制御コマンドの信号の
    少なくとも1ビットを、前記副制御基板毎に異ならしめ
    たことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技状態の制御を行う主制御基板と、該
    主制御基板からの制御コマンドにより各種の制御を行う
    CPUを搭載した複数個の副制御基板とを備えた遊技機
    において、 前記制御コマンドに各副制御基板の識別子を含ませたこ
    とを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記複数の副制御基板の1つは、賞球の
    払い出し制御を行う副制御基板であることを特徴とする
    請求項1又は2の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記複数の副制御基板の1つは、図柄表
    示の制御を行う副制御基板であることを特徴とする請求
    項1又は2の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記複数の副制御基板の1つは、ランプ
    の制御を行う副制御基板であることを特徴とする請求項
    1又は2の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記複数の副制御基板の1つは、音声の
    制御を行う副制御基板であることを特徴とする請求項1
    又は2の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記配線が、グランド線、1バイトの信
    号線、転送伝送線からなることを特徴とする請求項1又
    は2の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207284A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014057703A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Yamasa Kk 遊技機
JP2017093589A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機
JP2017093590A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社ニューギン 遊技機

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