JP2004081502A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源投入時に遊技者に有利な遊技制御モードが設定された遊技機をホール側で個別に管理できるようにすること、遊技者に有利な遊技制御モードが設定された遊技機では遊技者に対して必ず有利なゲーム展開を行えるようにすること、遊技者に有利な遊技制御モードが設定されたことをホール側の従業員にだけ分かるようにすること。
【解決手段】設定キースイッチ65bがON状態で電源が投入され(S11:Yes) 、利益状態の発生に関する段階設定処理が実行された後(S14)、遊技者に有利な制御モードをモーニングサービスとして設定するか否かの抽選が実行され(S16)、当選しなかった場合(S17:No)、当選表示ランプ10が約30秒間点灯する(S18)。しかし、当選した場合(S17:Yes) 、当選表示ランプ10が約30秒間点滅する(S20)。
【選択図】 図13
【解決手段】設定キースイッチ65bがON状態で電源が投入され(S11:Yes) 、利益状態の発生に関する段階設定処理が実行された後(S14)、遊技者に有利な制御モードをモーニングサービスとして設定するか否かの抽選が実行され(S16)、当選しなかった場合(S17:No)、当選表示ランプ10が約30秒間点灯する(S18)。しかし、当選した場合(S17:Yes) 、当選表示ランプ10が約30秒間点滅する(S20)。
【選択図】 図13
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特に開店直後の遊技開始時に、モーニングサービスによる遊技者に有利な遊技制御モードを、抽選で提供するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技ホールには、複数台のスロットマシンやパチンコ機を各島構造体毎に設置してあり、営業を開始するに際して、一斉に電源を投入する場合もあるが、従業員が1台毎に電源スイッチを操作して電源を個別に投入する場合もある。特に、スロットマシンに電源を投入する際に、設定スイッチを操作して、その日の設定段階(設定レベル)を、設定1〜設定6のうちの何れかに変更するようにしている。
【0003】
ところで、スロットマシンによっては、その日の設定段階の変更については、従業員が設定スイッチの手動操作により行うが、モーニングサービスの有無については電源投入時のモーニング選択処理により自動的に行うものがある。即ち、モーニングサービスの有無については、電源投入時に行われる自動抽選機能に基づくように、自動化されているものもある。但し、この場合のモーニングサービスとは、大当たりフラグを設定するのではなく、大当たりになる確率を高確率に設定するだけで、必ず大当たりする、つまりビッグボーナスに当選するという利益状態が発生するとは限っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来のスロットマシンにおいては、電源投入時のモーニング自動抽選機能により、モーニングサービスに当選するか否かを自動的に決定するようになっているため、ホール側では、何れのスロットマシンにモーニングサービスが適用されているのか、どのような割合でモーニングサービスが発生しているのかが分からず、十分に管理ができないという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、電源投入時に遊技者に有利な遊技制御モードが設定された遊技機をホール側で個別に管理できるようにすること、遊技者に有利な遊技制御モードが設定されたことをホール側の従業員にだけ分かるようにすること、等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る遊技機は、複数の遊技図柄を夫々変動表示させた後に変動停止した遊技図柄の組み合わせが予め定めた特定図柄態様となる場合に利益状態を発生させる利益状態発生手段を備えた遊技機において、電源投入直後に遊技機を制御する制御手段を設定する際に、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードを複数の遊技制御モードのうちから択一的に抽選するモード抽選手段と、モード抽選手段による抽選結果を報知する報知手段とを備えたものである。ここで、遊技機は、メダルを用いて遊技するスロットマシンであってもよい。
【0007】
遊技機を制御する制御手段を電源投入直後に制御開始可能な状態に設定するに際して、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードとして、複数の遊技制御モードのうちから択一的に抽選して決定される。そして、その抽選結果が報知される。それ故、遊技ホールの従業員はその報知により、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードが複数の遊技制御モードのうちの何れの制御モードであるのかが遊技機毎に確実に分かる。
【0008】
ここで、前記報知手段は、短い所定時間だけ報知作動するようにしてもよい。また、前記モード抽選手段は、電源投入直後に、利益状態の発生に関連する抽選の抽選確率を複数段階の何れかに設定する設定変更を行う場合に抽選するようにしてもよい。また、前記モード抽選手段は、モーニングサービスとして遊技者に有利な遊技制御モードを採用するか否か抽選するようにしてもよい。また、前記報知手段を、遊技機の上部に、前方突出状に設けるようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
本実施形態は、遊技者が遊技媒体であるメダルを1〜3枚投入してから、スタートレバーを操作して3つの回転リールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転している回転リールを順次停止させることで、1回のゲームを行うスロットマシンに、本発明を適用した場合の一例である。
【0010】
図1〜図3に示すように、スロットマシン1は収容ケース2を備え、この収容ケース2の内部に3つの回転リール3〜5が収容され、各回転リール3〜5の外周面には複数種の遊技図柄として、例えば「7(赤)」、「7(白)」、「BAR」、「スイカ」、「チェリー」、「リプレイ図柄」等の21個の遊技図柄が印されている。図1、図2に示すように、収容ケース2は、遊技ホールの島構造体(図示略)に取付けられた前方開放状のケース本体6と、このケース本体6の前端に枢着された前扉7とを備え、前扉7は常にはケース本体6の前側を塞いでいる。
【0011】
前扉7の上部には、その中央部にモーニングサービスに当選した旨を表示する当選表示ランプ10とその両端部の上部ランプ11とが前方突出状に設けられ、カラーの液晶ディスプレイからなる演出表示部12が設けられている。前扉7の中段部分には前方へ突出する中段フレーム13が設けられ、演出表示部12と中段フレーム13との間の開口部に表示パネル14が設けられている。表示パネル14の中央部には3つの図柄表示窓15が左右に隣接状に夫々形成され、これら図柄表示窓15に、回転リール3〜5の前端側部分が接近状に臨んでいる。
【0012】
それ故、回転リール3〜5が回転した場合、回転リール3〜5の外周部に印された複数の遊技図柄が図柄表示窓15を介して変動表示され、回転リール3〜5の回転が停止した場合、図柄表示窓15の上段と中段と下段に、回転リール3〜5の複数の遊技図柄のうちの前側に位置する3つの連続する遊技図柄だけが図柄図柄表示窓15を介して停止表示される。表示パネル14の左端側部には、1枚のメダル投入を表示する1つの1枚投入表示器16と、2枚のメダル投入を表示する2つの2枚投入表示器17と、3枚のメダル投入を表示する2つの3枚投入表示器18と、スタート(START) 表示器19とが夫々設けられている。
【0013】
表示パネル14の右端側部には、ビッグ(BIG) 表示器20と、レギュラー(REG) 表示器21と、リプレイ(REPLAY)表示器22と、ウェイト(WAIT)表示器23と、インサート(INSERT)表示器24とが設けられている。各表示器16〜24の内部には表示用ランプが夫々設けられ、これら表示用ランプが点灯した場合、点灯した表示器16〜24に印された文字情報の機能が有効になる。表示パネル14の下端部には、貯留枚数表示器25と、特別遊技表示器26と、払出し枚数表示器27とが設けられている。
【0014】
貯留枚数表示器25と払出し枚数表示器27は、2桁の数字を表示可能な7セグメントからなるLEDで夫々構成されている。特別遊技表示器26は4桁表示可能な7セグメントからなるLEDで構成されている。中段フレーム13の上面部には、左側から精算ボタン30と、1枚のメダルを投入する1枚投入ボタン31と、3枚のメダルを投入する3枚投入ボタン32と、メダル投入口33とが設けられている。中段フレーム13の前面部には、左側からスタートレバー35と、3つのストップボタン36〜38とが設けられている。
【0015】
また、前扉7の下側には、左右1対のスピーカ40と、メダル払出口41が設けられ、メダル払出口41の下側に幅広のメダル受け皿42が設けられている。図2に示すように、ケース本体2の内部の略上半部分には、スロットマシン1全体の遊技制御を司るための主制御基板50と、表示演出やサウンド演出を司るための副制御基板51と、これら主制御基板50と副制御基板51等とその他の制御基板とを接続するための中央分電基板52と、外部へ制御信号を出力するための外部集中端子板53と、リールユニット54等が設けられている。
【0016】
図2、図3に示すように、リールユニット54は、回転リール3〜5と、回転リール3〜5を夫々回転駆動する駆動モータ55〜57と、各駆動モータ55〜57を駆動制御するモータ駆動回路58と、回転リール3〜5の回転位置を夫々検出する位置検出センサ59〜61と、回転リール3〜5の各々の内側に設けられたバックランプ62等を備えている。ケース本体2内部の下半部分には、メダル払出し装置64と、電源ユニット65等が設けられている。
【0017】
ところで、図3に示すように、表示パネル14には、1枚のメダル投入で有効化される1つの1枚用入賞ライン44と、2枚のメダル投入で有効化される2つの2枚用入賞ライン45と、3枚のメダル投入で有効化される2つの3枚用入賞ライン46とが夫々印されている。投入されたメダルが1枚の場合には1本の入賞ライン44だけが有効化されるが、2枚投入の場合には3本の入賞ライン44,45が有効化され、3枚投入の場合には5本全ての入賞ライン44〜46が有効化される。
【0018】
ゲームを開始するに際して、遊技者は、先ず精算ボタン30を操作して、貯留モードと払出しモードの何れか一方に切換える。貯留モードに切換えた場合には、払出しメダルを所定最大枚数(例えは、50枚)まで貯留することができ、現在の貯留枚数が貯留枚数表示器25に表示される。遊技者は1〜3枚のメダルをメダル投入口33から直接投入するか、メダルの貯留がある場合には1枚投入ボタン31又は3枚投入ボタン32を操作して投入する。
【0019】
少なくとも1枚のメダルが投入されて、少なくとも1つの入賞ライン44が有効化された状態で、遊技者がスタートレバー35を操作すると、回転リール3〜5が一斉に回転を開始する。回転リール3〜5が回転しているときに、ストップボタン36〜38を順々に操作した場合、操作したストップボタン36〜38に対応する回転リール3〜5が停止する。全ての回転リール3〜5の回転が停止したとき、投入メダル枚数に応じて有効化した入賞ライン44〜46上に揃う停止図柄の組合せ態様が有効となる。
【0020】
その組合せ態様は、大当たり態様、小当たり態様、小役態様、リプレイ態様、外れ態様の何れかである。そこで、図4に示すように、有効化された入賞ライン44〜46上の停止図柄の組合せは、赤の「7,7,7」又は白の「7,7,7」が揃う大当たり態様と、「BAR,BAR,BAR」が揃う小当たり態様と、「7(赤),スイカ,スイカ」と「7(白),スイカ,スイカ」と「BAR,スイカ,スイカ」と1つの「チェリー」を有する複数種類の小役態様と、3つの「リプレイ図柄」が揃うリプレイ態様であったり、それ以外の外れ態様である。
【0021】
大当たり態様と小当たり態様が成立した場合には、夫々15枚のメダルが付与され、「チェリー」を含む小役態様だけは2枚のメダルが付与されるが、その他の小役態様では10枚のメダルが付与される。但し、リプレイ態様が成立した場合には、メダルの払出しは受けないが、メダルを投入することなく次のゲームを実行可能となる。大当たり態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて遊技者に有利なビッグボーナスが発生する。ここで、これら大当たり態様と、小当たり態様と、小役態様と、リプレイ態様等が入賞態様である。
【0022】
これら入賞態様に応じた枚数のメダル払出しが遊技利益を付与することに相当する。ところで、ビッグボーナスが発生した場合、図5に示すように、特別ゲームを最大で30ゲームまで継続可能であり、これら特別ゲームの途中で、停止図柄が JAC IN の特定態様(例えば、リプレイ態様)になった場合に、特別ゲーム以外に別途特定ボーナスを行うことができる。1回のビッグボーナスにおいては、この特定ボーナスを最大で3回まで実行可能である。但し、1回の特定ボーナスでは、ボーナスゲームを最大で12回まで実行可能である。
【0023】
即ち、ボーナスゲームを12回消化するか、特別小役態様(入賞態様であり、例えば、通常時におけるリプレイ態様である)が成立した特定入賞ゲームを8回消化した場合に、このボーナスを終了する。このように、特別ゲームを30回消化するか、又は特定ボーナスを3回消化すると、このビッグボーナスを終了する。小当たり態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて遊技者に有利なレギュラーボーナスが発生する。
【0024】
このレギュラーボーナスが発生した場合、ビッグボーナス中における1回分の特定ボーナスに相当する利益状態が発生し、この特定ボーナスにおいて最大で12回のボーナスゲームが実行可能である。それ故、ボーナスゲームを12回消化するか、又は特別小役態様が成立した特定入賞ゲームを8回消化した場合に、このレギュラーボーナスを終了する。このように、ビッグボーナスはレギュラーボーナスよりも有利な利益状態である。
【0025】
尚、ビッグボーナスやレギュラーボーナスが発生した場合、ゲームの消化状況について、特別遊技表示器26には、特別ゲームや特定ボーナスのゲーム回数等が詳細に表示される。小役態様や特別小役態様等の入賞態様が成立すると、その入賞態様に応じた枚数のメダルが付与され、そのメダルの付与枚数は払出し枚数表示器27に表示される。このとき、貯留モードに切換えられている場合には、付与されるメダルは累積的に貯留される。
【0026】
そして、その貯留枚数が所定最大枚数(50枚)に達した場合、メダル払出し装置64の作動により、最大貯留枚数を越える枚数のメダルが実際に払出され、メダル受け皿42に貯留される。一方、払出しモードに切換えられている場合には、付与されるメダル枚数の全てがメダル払出し装置64の作動により払出されてメダル受け皿42に貯留される。ここで、貯留モードから払出しモードに切換えられた際に、メダルが貯留されている場合には、その貯留枚数分のメダルが全て払出されてメダル受け皿42に貯留される。
【0027】
次に、スロットマシン1の制御装置について、図6のブロック図に基づいて説明する。
主制御基板50には、マイクロコンピュータを構成するCPU50aと、ROM50bと、RAM50cと、入出力インターフェース50d,50e等が設けられている。そして、この主制御基板50に、外部集中端子板53が接続されるとともに、精算ボタン30に連動する精算スイッチ30aが接続されている。
【0028】
ここで、RAM50cに記憶した全ての情報は、後述する電源ユニット65に設けられたバックアップ電源65dから供給されるバックアップ用電源により記憶保持されている。前記ROM50bには、複数の設定レベルに対応する複数の天井回数設定テーブルと、複数の設定レベルに対応する複数の成立役報知継続回数抽選テーブルと、図9に示す天井リセットテーブルと、図10に示す上乗せテーブルと、図11に示す押し順設定テーブル等が予め記憶されている。ここで、図7と図8に、「設定1」の天井回数設定テーブルと、成立役報知継続回数抽選テーブルとを夫々示したものである。
【0029】
更に、主制御基板50には、1枚投入ボタン31に連動する1枚投入スイッチ31aと、3枚投入ボタン32に連動する3枚投入スイッチ32aと、メダル投入口33に設けられた投入スイッチ33aと、スタートレバー35に連動するスタートスイッチ35a、ストップボタン36〜38に連動するストップスイッチ36a〜38aと、位置検出センサ59〜61と、モータ駆動回路58と、メダル払出し装置64の払出しモータ64aと、払出し枚数センサ64bと、更には貯留枚数表示器25と、特別遊技表示器26と、払出し枚数表示器27等が夫々接続されている。
【0030】
副制御基板51には、マイクロコンピュータを構成するCPU51aと、ROM51bと、RAM51cと、入出力インターフェース51d,51e等が設けられている。そして、この副制御基板51に、3つのバックランプ62と、スピーカ40と、演出表示部12と、当選表示ランプ10と、上部ランプ11と、複数の表示器に設けられたランプ群16〜24等が接続されている。また、電源ユニット65には、電源スイッチ65aと、設定キースイッチ65bと、リセットスイッチ65c等が設けられている。
【0031】
次に、主制御基板50のROM50bに予め格納された制御プログラムにより、主制御手段70として達成される機能について、図12の機能ブロック図に基づいて説明する。
主制御手段70は、メダル枚数計数手段71と、遊技開始手段72と、抽選手段73と、入賞フラグ設定手段74と、リール制御手段75と、停止図柄判定手段76と、第1利益状態発生手段77と、再遊技手段78と、払出し制御手段79と、貯留枚数記憶手段80と、第1表示制御手段81等を備えている。
【0032】
メダル枚数計数手段71は、2つの投入スイッチ31a,32aと投入スイッチ33aからのメダル投入信号に基づいて、投入されたメダルの枚数を計数する。尚、4枚以上のメダルは投入されないようになっている。遊技開始手段72は、スタートスイッチ35aからのスタート信号に基づいて、メダル枚数計数手段71で計数されたメダル枚数が1〜3枚の場合に遊技制御の開始を指令する。
【0033】
抽選手段73は、遊技開始手段72から遊技開始指令を受けた時点において乱数抽選を行い、図4に示す8種類の入賞態様に夫々対応する8種類の入賞役(大当たり役、小当たり役、小役1〜小役4、リプレイ役)及び外れ役、等の何れかを決定する。尚、これら8種類の入賞役と外れ役を抽選する抽選確率は、遊技ホール側が6種類の設定段階(1〜6)のうちから任意に選択的に設定した設定レベルと、遊技開始時の「メダル投入枚数(1〜3枚の何れか)」とに基づいて異なる。
【0034】
入賞フラグ設定手段74は、抽選手段73で決定された入賞役又は外れ役に対応する許可フラグ(ビッグボーナスフラグ、レギュラーボーナスフラグ、小役1フラグ〜小役4フラグ、リプレイフラグ、外れフラグ)を発生して記憶する。但し、ビッグボーナスフラグとレギュラーボーナスフラグについては、これらボーナスフラグが設定されたゲームで大当たり態様又は小当たり態様が成立しない場合でも、大当たり又は小当たりが発生するまで記憶保持されている。
【0035】
しかし、小役1フラグ〜小役4フラグと、リプレイフラグについては、これら入賞フラグが設定されたゲームで小役態様又はリプレイ態様が成立しなかった場合、直ぐに消去されるようになっている。入賞フラグ設定手段74は、更に、ビッグボーナスフラグを設定した場合には、最大で30回の特別ゲームを消化するように、小役フラグと、JAC IN する為の特定態様に対応する特定フラグを所定の確率で発生させる。
【0036】
また、入賞フラグ設定手段74は、特定ボーナスにおいては、特別小役が成立して特定入賞できるように、特別小役フラグを高い確率で発生させる。但し、この特別小役フラグには、小役フラグやリプレイフラグ等が含まれている。リール制御手段75は、遊技開始手段72からの遊技開始指令を受けた場合に回転リール3〜5の回転を開始させる一方、ストップボタン36〜38に連動するストップスイッチ36a〜38aからのストップ信号に基づいて、操作されたストップボタン36〜38に対応する回転リール3〜5の回転を停止させるように、リールユニット54の駆動モータ55〜57を個別に停止制御する。
【0037】
この場合、リール制御手段75は、位置検出センサ59〜61からの検出信号に基づいて、遊技者によるストップボタン36〜38の操作順(図11の押し順テーブル参照)及び操作タイミングに基づいて、入賞フラグ設定手段74で設定された入賞フラグに対応する図柄態様を、有効化した入賞ライン44〜46上に表示して停止可能な時期であるならば、引き込み制御を行う等して、その図柄態様を図柄表示窓15を介して表示させた状態で、回転リール3〜5の回転を停止させるようにリール制御している。
【0038】
停止図柄判定手段76は、全ての回転リール3〜5の回転が停止したときに、有効化した入賞ライン44〜46上に揃う停止態様の種類(大当たり態様、小当たり態様、4種類の小役態様、リプレイ態様、ハズレ態様の何れか)を判定する。第1利益状態発生手段77は、大当たり態様が成立した場合には、ビッグボーナスを発生するように制御するとともに、小当たり態様が成立した場合には、レギュラーボーナスを発生するように制御する。再遊技手段78は、リプレイ態様が成立した場合に、メダルを投入することなく、通常再遊技態様又は特別再遊技態様が成立した今回のゲームと同じ枚数(1〜3枚)のメダルで次ゲームを実行可能(再遊技可能)にする。
【0039】
払出し制御手段79は、停止図柄判定手段76からの判定結果を受けて、大当たり態様又は小当たり態様又は小役態様等の入賞態様が成立した場合に、払出しモードが設定されている場合、その入賞態様に応じた枚数のメダル(これが遊技利益に相当し、図4参照)をメダル払出し装置64により払出して、遊技者に付与する。但し、ビッグボーナス中又はレギュラーボーナス中においては、リプレイ態様等の特別小役態様の場合にも、所定枚数のメダル払出しが行われる。
【0040】
ところで、貯留モードのときには、貯留枚数が所定の最大枚数(50枚)未満の場合に、メダルを払出す代わりに、その払出し枚数のメダルが貯留枚数記憶手段80に累積的に貯留される。そして、貯留枚数記憶手段80に記憶した貯留枚数が所定の最大枚数を越えた場合には、越えた枚数のメダルがメダル払出し装置64により払出される。第1表示制御手段81は、貯留枚数表示器25と、特別遊技表示器26と、払出し枚数表示器27とを個別に表示制御して、前述したように、メダル貯留枚数と、ボーナス遊技に関する各種の情報と、メダルの払出し枚数とを個別に表示する。
【0041】
次に、副制御基板51のROM51bに予め格納した制御プログラムにより、副制御手段90として達成される機能について、図12の機能ブロック図に基づいて説明する。副制御手段90は、第2表示制御手段91と、第2利益状態発生手段92と、ランプ制御手段93と、音声制御手段94等を備えている。
【0042】
第2表示制御手段91は、各種の演出や遊技に関連する種々の遊技情報や演出表示等を演出表示部12に表示する表示制御を行う。第2利益状態発生手段92は、特別利益状態のうちの小役態様を成立させ易くアシストするために、成立役を報知する成立役報知制御を行う。ランプ制御手段93は、受信した演出コマンドに基づいて当選表示ランプ10と上部ランプ11や各種の表示ランプ16〜24、更にはバックランプ62等の表示器群を点灯制御又は点滅制御する。音声制御手段94は、受信した演出コマンドに基づく各種の演出用のサウンド出力に際し、左右1対のスピーカ40をゲームの進行状況に応じて夫々駆動制御する。
【0043】
次に、主制御手段70で実行される初期設定や遊技制御について、図13〜図20のフローチャートに基づいて説明する。
電源スイッチ65aの操作によりスロットマシン1に電源が投入されると、先ず図13に示す初期設定制御が実行される。この制御が開始されると、先ず電源投入時に設定キースイッチ65bが同時に操作されたON状態の場合には(S11:Yes) 、利益状態の発生に関する抽選の抽選確率を6段階の何れかに設定する段階設定処理が実行される(S14)。
【0044】
この段階設定処理は遊技ホールの従業員により手動操作で行われ、段階1よりも段階6の方が、遊技者に有利な利益状態が発生する確率が高確率になっている。次に、成立役を報知する報知モードを抽選する確率が低い低確率モードである「モード1」が設定される(S15)。次に、遊技者に有利な制御モードをモーニングサービスとして設定するか否かを抽選するモーニングサービス抽選が実行される(S16)。このモーニングサービス抽選に当選しなかった場合には(S17:No)、当選表示ランプ10を約30秒間点灯させるように指令される(S18)。
【0045】
その結果、ランプ制御手段93により当選表示ランプ10が点灯表示されるため、遊技ホールの従業員がこの点灯表示により、モーニングサービス抽選に当選しなかったことを確実に把握することができる。特に、この場合、当選表示ランプ10をスロットマシン1の上部に、前方突出状に設けてあるため、遊技ホールに設置された全てのスロットマシン1に一斉に電源が投入された場合、島構造体の端からでも、各スロットマシン1のモーニングサービスの当選状況を容易に把握することができる。
【0046】
次に、特殊制御モードに突入する上限のゲーム数である天井回数を設定する処理(図14参照)が実行される(S19)。この制御が開始されると、先ず現在の設定レベルに対応する天井回数テーブルに基づいて天井回数が抽選処理され(S25)、その抽選処理により求められた天井回数が設定され(S26)、報知モードを抽選する確率が低い低確率モードである「モード1」が設定され(S27)、この制御を終了して、通常制御モード(図15参照)に移行する。
【0047】
しかし、モーニングサービス抽選に当選した場合には(S17:Yes) 、当選表示ランプ10を約30秒間点滅させるように指令され(S20)、特殊制御モード(図17参照)に移行する。その結果、ランプ制御手段93により当選表示ランプ10が点滅表示されるため、遊技ホールの従業員がこの点滅表示により、モーニングサービス抽選に当選したことを確実に把握することができる。ところで、電源投入に際して設定キースイッチ65bが操作されなっかたOFF状態の場合には(S11:No)、RAM50cに記憶保持されている記憶情報に関するチェックサムデータが演算により作成される(S12)。
【0048】
このように、電源投入直後に主制御手段70を初期設定する際に、通常制御モードと特殊制御モードの2つの遊技制御モードのうちから択一的に抽選される。ここで、チェックサムデータについて簡単に説明すると、RAM50cに記憶した記憶情報の各々は2バイト構成であり、これら記憶情報の全てを、桁上がりなしの2進数で足し算した2バイトからなる加算結果のデータを求め、下位1バイトのデータをチェックデータとして求めたものである。但し、停電発生や電源スイッチ65aのOFF操作によりスロットマシン1の電源が切られる時点で、このチェックサムデータを求めてRAM65cに既に記憶してあるものとする。
【0049】
そして、S12で求めたチェックサムデータと、スロットマシン1の電源が切られる時点で記憶されたチェックサムデータとが比較され、一致した場合には(S13:Yes) 、直ぐに通常制御モードに移行する。しかし、何らかの理由によりこれら2つのチェックサムデータが一致しない場合、つまりRAM50cに記憶保持されていた記憶情報が破壊されている可能性がある場合には(S13:No)、S19を経て通常制御モードに移行する。
【0050】
次に、通常制御モードによる遊技制御について、図15に基づいて説明する。この制御が開始されると、先ずゲーム数カウント値GKとして初期値「0」がセットされる(S31)。ゲームの開始に際してスタートレバー35が操作された場合(S32:Yes) 、ゲーム数カウント値GKが1つインクリメントされる(S33)。次に、抽選手段73により入賞役(大当たり役、小当たり役、小役1〜小役4、リプレイ役)及び外れ役について抽選処理が実行され(S34)、入賞しない場合で(S35:No)、しかも入賞役に当選していない完全なハズレの場合には(S36:Yes) 、図9に示す天井リセットテーブルに基づいて、完全ハズレ時の天井リセット抽選が実行される(S37)。
【0051】
次に、その抽選の結果、当選した場合には(S38:Yes) 、特殊制御モード(図17参照)へ移行するが、当選しない場合に(S38:No)、ゲーム数が現在設定されている天井回数に達していない場合には(S39:No)、S32〜S39が繰り返して実行される。そして、ゲーム数が天井回数に達した場合に(S39:Yes) 、その天井回数が1000ゲーム以上の場合には(S40:Yes) 、報知モードを抽選する確率が高い高確率モードである「モード2」が設定され(S41)、特殊制御モードへ移行する。しかし、天井回数が1000ゲームに達していない場合には(S40:No)、そのままの状態で特殊制御モードへ移行する。
【0052】
ところで、抽選処理の結果、入賞した場合でも(S35:Yes) 、大当たり役でない場合には(S42:No)、S39以降が実行されるが、大当たり役の場合には(S42:Yes) 、ビッグボーナス制御モード(図16参照)へ移行する。
次に、ビッグボーナス制御モードによる遊技制御について、図16に基づいて説明する。
この制御が開始されると、先ず図5で説明したようにビッグボーナス遊技制御が実行され(S45)、天井回数として「0」が強制的に設定され(S46)、この制御を終了して通常制御モード(図15)へ移行する。
【0053】
次に、特殊制御モードによる遊技制御について、図17に基づいて説明する。ここで、特殊制御モードとは、成立役報知制御モードであるアシスト遊技(所謂、AT遊技)が開始される条件となる図柄、例えば、「7,7,BAR 」や「BAR ,BAR ,7」が揃い易くなる制御モードである。これらの開始条件の図柄は、小役、リプレイ、ボーナスの何れにも該当しない図柄であり、特殊制御モード中の外れのときにのみ、これら開始条件の図柄が揃うようになる。
【0054】
この制御が開始されると、先ずゲームの開始に際してスタートレバー35が操作された場合(S51:Yes) 、S34と同様の抽選処理が実行される(S52)。但し、この抽選処理においては、成立役報知制御モードに移行する特定の図柄、例えば、「7,7,7 」の抽選確率が非常に高く( 例えば、1/20) 設定されている。抽選処理の結果、大当たり役で入賞した場合には(S53,S54:Yes) 、ビッグボーナス制御モードへ移行する。
【0055】
一方、入賞しなかった場合(S53:No)と、入賞しても大当たり役でない場合(S54:No)でっあて、しかも成立役報知の当たりでない場合、つまり例えば、「7,7,7 」等の成立役報知に突入する図柄でない場合には(S55:No)、S51〜S55が繰り返して実行される。そして、成立役を報知する当たりの場合には(S55:Yes) 、成立役報知の継続回数設定処理(図18参照)が実行される(S56)。この成立役報知の継続回数設定制御について説明すると、先ず報知モードを抽選する確率モードが低確率の「モード1」の場合には(S61:Yes) 、現在設定されている設定レベルに応じたモード1の成立役報知継続回数抽選テーブル(例えば、図8に示す抽選テーブル)が選択される(S62)。
【0056】
例えば、現在「設定1」の場合には、図8に示す設定1のモード1が選択される。また、確率モードが低確率のモード1でない場合、つまりモード2の場合には(S61:No)、現在設定されている設定レベルに応じたモード2の成立役報知継続回数抽選テーブルが選択される(S63)。そして、選択された成立役報知継続回数抽選テーブルに基づいて、成立役報知継続回数が抽選され(S64)、その継続回数が設定され(S65)、確率モードとして「モード1」が設定され(S66)、この制御を終了した後、成立役報知制御モードによる遊技制御(図19参照)へ移行する。
【0057】
次に、成立役報知制御モードによる遊技制御について、図19に基づいて説明する。
この制御が開始されると、先ずゲーム数カウント値GKに初期値「0」がセットされ(S71)、スタートレバー35が操作された場合(S72:Yes) 、ゲーム数カウント値GKが1つインクリメントされる(S73)。次に、抽選手段73により入賞役(大当たり役、小当たり役、小役1〜小役4、リプレイ役)及び外れ役について抽選処理が実行され(S74)、入賞しない場合で(S75:No)、しかもリーチを伴わない完全なハズレの場合には(S82:Yes) 、成立役上乗せ抽選処理(図20参照)が実行される(S83)。
【0058】
この成立役上乗せ抽選制御が開始されると、先ず図10に示す上乗せテーブルに基づいて上乗せ抽選が実行される(S91)。そして、当選した場合には(S92:Yes) 、その上乗せテーブルの継続回数が設定され(S93)、この制御を終了して、成立役上乗せ抽選制御のS77にリターンする。そして、その成立役上乗せ抽選制御において、ゲーム数カウント値GKが予め設定された所定のゲーム数AN(例えば、30ゲーム)よりも小さい場合には(S78:No)、S72〜S78が繰り返して実行される。
【0059】
ゲーム数カウント値GKが所定の成立役報知ゲーム数ANに達した場合には(S78:Yes) 、S56で設定された成立役報知継続回数AGが1つデクリメントされ(S79)、成立役報知継続回数AGが「0」でない場合には(S80:No)、特殊制御モード(図17)へ移行する。成立役報知継続回数AGが「0」になった場合には(S80:Yes) 、S19と同様に天井回数設定処理が実行され(S81)、通常制御モード(図15)へ移行する。ところで、大当たり役で入賞した場合には(S75,S76:Yes) 、ビッグボーナス制御モード(図16)へ移行する。
【0060】
一方、大当たり役で入賞しなかった場合(S75:Yes、S76:No)、現在の確率モードが何れであっても、新規の確率モードに切換える確率モード切換え抽選が実行される(S77)。この確率モード切換えのための抽選確率は、モード1へ切換える確率とモード2に切換える確率とが夫々1/2であってもよく、モード1の確率がモード2の確率よりも高く設定されていてもよい。ここで、電源投入による初期設定制御の特にS16等でモード抽選手段が構成されている。また、当選表示ランプ10やランプ制御手段93等により報知手段が構成されている。
【0061】
このように、電源の投入に際して設定キースイッチ65bを操作して、利益状態の発生に関する段階設定処理が実行された場合、遊技者に有利な制御モードをモーニングサービスとして設定するか否かが抽選され、抽選で当選した場合には、当選表示ランプ10が所定時間だけ点滅表示されるとともに、抽選で当選しなかった場合には、当選表示ランプ10が所定時間だけ点灯表示されるので、遊技ホールの従業員はその当選表示ランプ10による報知により、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードが複数の遊技制御モードのうちの何れの制御モードであるのかが遊技機毎に確実に分かる。
【0062】
しかも、当選表示ランプ10による報知作動は、遊技者が遊技ホールに入場するまでの短い所定時間(例えば、約30秒間)で終了するため、遊技者に有利な遊技制御モードが設定されたことを、遊技者に分からないようにして、遊技ホールの従業員にだけに報知することができる。また、モーニングサービス抽選により当選した場合には、特殊制御モードによる遊技制御が直ぐに開始されるため、遊技者に対して有利なゲーム展開を必ず供与することができる。
【0063】
次に、前記実施形態の変更形態について説明する。
1〕図13に示す初期設定制御のS18とS20において、当選表示ランプ10の表示色を異ならせたり、点灯表示させる点灯時間を異ならせたり、点滅表示させる点滅周期を異ならせる等して、モーニングサービスの抽選結果を報知するようにしてもよい。
【0064】
2〕モーニングサービスの抽選結果を、当選表示ランプ10に代えて、スピーカ40により報知するようにしてもよい。この場合、当選した場合と当選しなかった場合とで報知する音の種類や長さ、又は高さを変更するようにしてもよく、また「当選」又は「落選」を、所定時間に亙って言葉で繰り返して報知するようにしてもよい。
3〕モーニングサービスで抽選する複数の遊技制御モードとして、通常制御モードと特殊制御モードに、図16に示すビッグボーナス制御モード等を加えた複数の遊技制御モードであってもよい。
【0065】
4〕図21に示すように、電源投入によるRAMの初期設定制御を部分的に変更し、天井回数の設定処理(S19)が実行された結果、その設定された天井回数が所定回数(例えば、100回等)よりも大きい場合には(S21:No)、当選表示ランプ10が第1報知形態(例えば、約30秒の点灯により報知)で報知されるが(S18)、天井回数が所定回数以下の場合には(S21:Yes) 、当選表示ランプ10が第2報知形態(例えば、ゆっくり点滅表示する報知形態)で報知される(S22)。この場合には、第1報知形態とは異なる第2報知形態による報知により、モーニング抽選で落選した場合であっても、天井回数が所定回数よりも少ないことで、遊技者に有利な状態が早期に実現されることが分かる。
【0066】
5〕ここで、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加し、本発明を適用することが可能である。更に、各種の遊技媒体を用いる種々の遊技機に本発明を適用することが可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、利益状態発生手段を備え、モード抽選手段と、報知手段とを備えたので、電源投入直後のRAMの初期設定に際して、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードとして、複数の遊技制御モードのうちから択一的に抽選して決定され、その抽選結果が報知されるため、遊技ホールの従業員はその報知により、遊技者による遊技開始時に適用される遊技制御モードが複数の遊技制御モードのうちの何れの制御モードであるのかが遊技機毎に確実に分かる。
【0068】
また、報知手段を遊技機の上部に、前方突出状に設けるようにしたため、遊技ホールに設置された全ての遊技機に一斉に電源が投入された場合、島構造体の端からでも、各遊技機のモーニングサービスの当選状況を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスロットマシンの正面図である。
【図2】スロットマシンの収容ケース内部の正面図である。
【図3】スロットマシンの要部部分拡大正面図である。
【図4】複数種類の入賞態様とその利益状態を示した図表である。
【図5】ビッグボーナスのゲーム態様を示す説明図である。
【図6】スロットマシンの制御系のブロック図である。
【図7】天井回数設定テーブルの内容を示す図表である。
【図8】成立役報知継続回数抽選テーブルの内容を示す図表である。
【図9】天井リセットテーブルの内容を示す図表である。
【図10】上乗せテーブルの内容を示す図表である。
【図11】押し順設定テーブルの内容を示す図表である。
【図12】スロットマシンの制御系の機能ブロック図である。
【図13】電源投入による初期設定制御のフローチャートである。
【図14】天井回数設定制御のフローチャートである。
【図15】通常制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図16】ビッグボーナス制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図17】特殊制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図18】成立役報知継続回数設定制御のフローチャートである。
【図19】成立役報知制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図20】成立役上乗せ抽選制御のフローチャートである。
【図21】変更形態に係る図13相当図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン(遊技機)
10 当選表示ランプ
40 スピーカ
77 利益状態発生手段
93 ランプ制御手段
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特に開店直後の遊技開始時に、モーニングサービスによる遊技者に有利な遊技制御モードを、抽選で提供するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技ホールには、複数台のスロットマシンやパチンコ機を各島構造体毎に設置してあり、営業を開始するに際して、一斉に電源を投入する場合もあるが、従業員が1台毎に電源スイッチを操作して電源を個別に投入する場合もある。特に、スロットマシンに電源を投入する際に、設定スイッチを操作して、その日の設定段階(設定レベル)を、設定1〜設定6のうちの何れかに変更するようにしている。
【0003】
ところで、スロットマシンによっては、その日の設定段階の変更については、従業員が設定スイッチの手動操作により行うが、モーニングサービスの有無については電源投入時のモーニング選択処理により自動的に行うものがある。即ち、モーニングサービスの有無については、電源投入時に行われる自動抽選機能に基づくように、自動化されているものもある。但し、この場合のモーニングサービスとは、大当たりフラグを設定するのではなく、大当たりになる確率を高確率に設定するだけで、必ず大当たりする、つまりビッグボーナスに当選するという利益状態が発生するとは限っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来のスロットマシンにおいては、電源投入時のモーニング自動抽選機能により、モーニングサービスに当選するか否かを自動的に決定するようになっているため、ホール側では、何れのスロットマシンにモーニングサービスが適用されているのか、どのような割合でモーニングサービスが発生しているのかが分からず、十分に管理ができないという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、電源投入時に遊技者に有利な遊技制御モードが設定された遊技機をホール側で個別に管理できるようにすること、遊技者に有利な遊技制御モードが設定されたことをホール側の従業員にだけ分かるようにすること、等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る遊技機は、複数の遊技図柄を夫々変動表示させた後に変動停止した遊技図柄の組み合わせが予め定めた特定図柄態様となる場合に利益状態を発生させる利益状態発生手段を備えた遊技機において、電源投入直後に遊技機を制御する制御手段を設定する際に、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードを複数の遊技制御モードのうちから択一的に抽選するモード抽選手段と、モード抽選手段による抽選結果を報知する報知手段とを備えたものである。ここで、遊技機は、メダルを用いて遊技するスロットマシンであってもよい。
【0007】
遊技機を制御する制御手段を電源投入直後に制御開始可能な状態に設定するに際して、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードとして、複数の遊技制御モードのうちから択一的に抽選して決定される。そして、その抽選結果が報知される。それ故、遊技ホールの従業員はその報知により、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードが複数の遊技制御モードのうちの何れの制御モードであるのかが遊技機毎に確実に分かる。
【0008】
ここで、前記報知手段は、短い所定時間だけ報知作動するようにしてもよい。また、前記モード抽選手段は、電源投入直後に、利益状態の発生に関連する抽選の抽選確率を複数段階の何れかに設定する設定変更を行う場合に抽選するようにしてもよい。また、前記モード抽選手段は、モーニングサービスとして遊技者に有利な遊技制御モードを採用するか否か抽選するようにしてもよい。また、前記報知手段を、遊技機の上部に、前方突出状に設けるようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
本実施形態は、遊技者が遊技媒体であるメダルを1〜3枚投入してから、スタートレバーを操作して3つの回転リールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転している回転リールを順次停止させることで、1回のゲームを行うスロットマシンに、本発明を適用した場合の一例である。
【0010】
図1〜図3に示すように、スロットマシン1は収容ケース2を備え、この収容ケース2の内部に3つの回転リール3〜5が収容され、各回転リール3〜5の外周面には複数種の遊技図柄として、例えば「7(赤)」、「7(白)」、「BAR」、「スイカ」、「チェリー」、「リプレイ図柄」等の21個の遊技図柄が印されている。図1、図2に示すように、収容ケース2は、遊技ホールの島構造体(図示略)に取付けられた前方開放状のケース本体6と、このケース本体6の前端に枢着された前扉7とを備え、前扉7は常にはケース本体6の前側を塞いでいる。
【0011】
前扉7の上部には、その中央部にモーニングサービスに当選した旨を表示する当選表示ランプ10とその両端部の上部ランプ11とが前方突出状に設けられ、カラーの液晶ディスプレイからなる演出表示部12が設けられている。前扉7の中段部分には前方へ突出する中段フレーム13が設けられ、演出表示部12と中段フレーム13との間の開口部に表示パネル14が設けられている。表示パネル14の中央部には3つの図柄表示窓15が左右に隣接状に夫々形成され、これら図柄表示窓15に、回転リール3〜5の前端側部分が接近状に臨んでいる。
【0012】
それ故、回転リール3〜5が回転した場合、回転リール3〜5の外周部に印された複数の遊技図柄が図柄表示窓15を介して変動表示され、回転リール3〜5の回転が停止した場合、図柄表示窓15の上段と中段と下段に、回転リール3〜5の複数の遊技図柄のうちの前側に位置する3つの連続する遊技図柄だけが図柄図柄表示窓15を介して停止表示される。表示パネル14の左端側部には、1枚のメダル投入を表示する1つの1枚投入表示器16と、2枚のメダル投入を表示する2つの2枚投入表示器17と、3枚のメダル投入を表示する2つの3枚投入表示器18と、スタート(START) 表示器19とが夫々設けられている。
【0013】
表示パネル14の右端側部には、ビッグ(BIG) 表示器20と、レギュラー(REG) 表示器21と、リプレイ(REPLAY)表示器22と、ウェイト(WAIT)表示器23と、インサート(INSERT)表示器24とが設けられている。各表示器16〜24の内部には表示用ランプが夫々設けられ、これら表示用ランプが点灯した場合、点灯した表示器16〜24に印された文字情報の機能が有効になる。表示パネル14の下端部には、貯留枚数表示器25と、特別遊技表示器26と、払出し枚数表示器27とが設けられている。
【0014】
貯留枚数表示器25と払出し枚数表示器27は、2桁の数字を表示可能な7セグメントからなるLEDで夫々構成されている。特別遊技表示器26は4桁表示可能な7セグメントからなるLEDで構成されている。中段フレーム13の上面部には、左側から精算ボタン30と、1枚のメダルを投入する1枚投入ボタン31と、3枚のメダルを投入する3枚投入ボタン32と、メダル投入口33とが設けられている。中段フレーム13の前面部には、左側からスタートレバー35と、3つのストップボタン36〜38とが設けられている。
【0015】
また、前扉7の下側には、左右1対のスピーカ40と、メダル払出口41が設けられ、メダル払出口41の下側に幅広のメダル受け皿42が設けられている。図2に示すように、ケース本体2の内部の略上半部分には、スロットマシン1全体の遊技制御を司るための主制御基板50と、表示演出やサウンド演出を司るための副制御基板51と、これら主制御基板50と副制御基板51等とその他の制御基板とを接続するための中央分電基板52と、外部へ制御信号を出力するための外部集中端子板53と、リールユニット54等が設けられている。
【0016】
図2、図3に示すように、リールユニット54は、回転リール3〜5と、回転リール3〜5を夫々回転駆動する駆動モータ55〜57と、各駆動モータ55〜57を駆動制御するモータ駆動回路58と、回転リール3〜5の回転位置を夫々検出する位置検出センサ59〜61と、回転リール3〜5の各々の内側に設けられたバックランプ62等を備えている。ケース本体2内部の下半部分には、メダル払出し装置64と、電源ユニット65等が設けられている。
【0017】
ところで、図3に示すように、表示パネル14には、1枚のメダル投入で有効化される1つの1枚用入賞ライン44と、2枚のメダル投入で有効化される2つの2枚用入賞ライン45と、3枚のメダル投入で有効化される2つの3枚用入賞ライン46とが夫々印されている。投入されたメダルが1枚の場合には1本の入賞ライン44だけが有効化されるが、2枚投入の場合には3本の入賞ライン44,45が有効化され、3枚投入の場合には5本全ての入賞ライン44〜46が有効化される。
【0018】
ゲームを開始するに際して、遊技者は、先ず精算ボタン30を操作して、貯留モードと払出しモードの何れか一方に切換える。貯留モードに切換えた場合には、払出しメダルを所定最大枚数(例えは、50枚)まで貯留することができ、現在の貯留枚数が貯留枚数表示器25に表示される。遊技者は1〜3枚のメダルをメダル投入口33から直接投入するか、メダルの貯留がある場合には1枚投入ボタン31又は3枚投入ボタン32を操作して投入する。
【0019】
少なくとも1枚のメダルが投入されて、少なくとも1つの入賞ライン44が有効化された状態で、遊技者がスタートレバー35を操作すると、回転リール3〜5が一斉に回転を開始する。回転リール3〜5が回転しているときに、ストップボタン36〜38を順々に操作した場合、操作したストップボタン36〜38に対応する回転リール3〜5が停止する。全ての回転リール3〜5の回転が停止したとき、投入メダル枚数に応じて有効化した入賞ライン44〜46上に揃う停止図柄の組合せ態様が有効となる。
【0020】
その組合せ態様は、大当たり態様、小当たり態様、小役態様、リプレイ態様、外れ態様の何れかである。そこで、図4に示すように、有効化された入賞ライン44〜46上の停止図柄の組合せは、赤の「7,7,7」又は白の「7,7,7」が揃う大当たり態様と、「BAR,BAR,BAR」が揃う小当たり態様と、「7(赤),スイカ,スイカ」と「7(白),スイカ,スイカ」と「BAR,スイカ,スイカ」と1つの「チェリー」を有する複数種類の小役態様と、3つの「リプレイ図柄」が揃うリプレイ態様であったり、それ以外の外れ態様である。
【0021】
大当たり態様と小当たり態様が成立した場合には、夫々15枚のメダルが付与され、「チェリー」を含む小役態様だけは2枚のメダルが付与されるが、その他の小役態様では10枚のメダルが付与される。但し、リプレイ態様が成立した場合には、メダルの払出しは受けないが、メダルを投入することなく次のゲームを実行可能となる。大当たり態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて遊技者に有利なビッグボーナスが発生する。ここで、これら大当たり態様と、小当たり態様と、小役態様と、リプレイ態様等が入賞態様である。
【0022】
これら入賞態様に応じた枚数のメダル払出しが遊技利益を付与することに相当する。ところで、ビッグボーナスが発生した場合、図5に示すように、特別ゲームを最大で30ゲームまで継続可能であり、これら特別ゲームの途中で、停止図柄が JAC IN の特定態様(例えば、リプレイ態様)になった場合に、特別ゲーム以外に別途特定ボーナスを行うことができる。1回のビッグボーナスにおいては、この特定ボーナスを最大で3回まで実行可能である。但し、1回の特定ボーナスでは、ボーナスゲームを最大で12回まで実行可能である。
【0023】
即ち、ボーナスゲームを12回消化するか、特別小役態様(入賞態様であり、例えば、通常時におけるリプレイ態様である)が成立した特定入賞ゲームを8回消化した場合に、このボーナスを終了する。このように、特別ゲームを30回消化するか、又は特定ボーナスを3回消化すると、このビッグボーナスを終了する。小当たり態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて遊技者に有利なレギュラーボーナスが発生する。
【0024】
このレギュラーボーナスが発生した場合、ビッグボーナス中における1回分の特定ボーナスに相当する利益状態が発生し、この特定ボーナスにおいて最大で12回のボーナスゲームが実行可能である。それ故、ボーナスゲームを12回消化するか、又は特別小役態様が成立した特定入賞ゲームを8回消化した場合に、このレギュラーボーナスを終了する。このように、ビッグボーナスはレギュラーボーナスよりも有利な利益状態である。
【0025】
尚、ビッグボーナスやレギュラーボーナスが発生した場合、ゲームの消化状況について、特別遊技表示器26には、特別ゲームや特定ボーナスのゲーム回数等が詳細に表示される。小役態様や特別小役態様等の入賞態様が成立すると、その入賞態様に応じた枚数のメダルが付与され、そのメダルの付与枚数は払出し枚数表示器27に表示される。このとき、貯留モードに切換えられている場合には、付与されるメダルは累積的に貯留される。
【0026】
そして、その貯留枚数が所定最大枚数(50枚)に達した場合、メダル払出し装置64の作動により、最大貯留枚数を越える枚数のメダルが実際に払出され、メダル受け皿42に貯留される。一方、払出しモードに切換えられている場合には、付与されるメダル枚数の全てがメダル払出し装置64の作動により払出されてメダル受け皿42に貯留される。ここで、貯留モードから払出しモードに切換えられた際に、メダルが貯留されている場合には、その貯留枚数分のメダルが全て払出されてメダル受け皿42に貯留される。
【0027】
次に、スロットマシン1の制御装置について、図6のブロック図に基づいて説明する。
主制御基板50には、マイクロコンピュータを構成するCPU50aと、ROM50bと、RAM50cと、入出力インターフェース50d,50e等が設けられている。そして、この主制御基板50に、外部集中端子板53が接続されるとともに、精算ボタン30に連動する精算スイッチ30aが接続されている。
【0028】
ここで、RAM50cに記憶した全ての情報は、後述する電源ユニット65に設けられたバックアップ電源65dから供給されるバックアップ用電源により記憶保持されている。前記ROM50bには、複数の設定レベルに対応する複数の天井回数設定テーブルと、複数の設定レベルに対応する複数の成立役報知継続回数抽選テーブルと、図9に示す天井リセットテーブルと、図10に示す上乗せテーブルと、図11に示す押し順設定テーブル等が予め記憶されている。ここで、図7と図8に、「設定1」の天井回数設定テーブルと、成立役報知継続回数抽選テーブルとを夫々示したものである。
【0029】
更に、主制御基板50には、1枚投入ボタン31に連動する1枚投入スイッチ31aと、3枚投入ボタン32に連動する3枚投入スイッチ32aと、メダル投入口33に設けられた投入スイッチ33aと、スタートレバー35に連動するスタートスイッチ35a、ストップボタン36〜38に連動するストップスイッチ36a〜38aと、位置検出センサ59〜61と、モータ駆動回路58と、メダル払出し装置64の払出しモータ64aと、払出し枚数センサ64bと、更には貯留枚数表示器25と、特別遊技表示器26と、払出し枚数表示器27等が夫々接続されている。
【0030】
副制御基板51には、マイクロコンピュータを構成するCPU51aと、ROM51bと、RAM51cと、入出力インターフェース51d,51e等が設けられている。そして、この副制御基板51に、3つのバックランプ62と、スピーカ40と、演出表示部12と、当選表示ランプ10と、上部ランプ11と、複数の表示器に設けられたランプ群16〜24等が接続されている。また、電源ユニット65には、電源スイッチ65aと、設定キースイッチ65bと、リセットスイッチ65c等が設けられている。
【0031】
次に、主制御基板50のROM50bに予め格納された制御プログラムにより、主制御手段70として達成される機能について、図12の機能ブロック図に基づいて説明する。
主制御手段70は、メダル枚数計数手段71と、遊技開始手段72と、抽選手段73と、入賞フラグ設定手段74と、リール制御手段75と、停止図柄判定手段76と、第1利益状態発生手段77と、再遊技手段78と、払出し制御手段79と、貯留枚数記憶手段80と、第1表示制御手段81等を備えている。
【0032】
メダル枚数計数手段71は、2つの投入スイッチ31a,32aと投入スイッチ33aからのメダル投入信号に基づいて、投入されたメダルの枚数を計数する。尚、4枚以上のメダルは投入されないようになっている。遊技開始手段72は、スタートスイッチ35aからのスタート信号に基づいて、メダル枚数計数手段71で計数されたメダル枚数が1〜3枚の場合に遊技制御の開始を指令する。
【0033】
抽選手段73は、遊技開始手段72から遊技開始指令を受けた時点において乱数抽選を行い、図4に示す8種類の入賞態様に夫々対応する8種類の入賞役(大当たり役、小当たり役、小役1〜小役4、リプレイ役)及び外れ役、等の何れかを決定する。尚、これら8種類の入賞役と外れ役を抽選する抽選確率は、遊技ホール側が6種類の設定段階(1〜6)のうちから任意に選択的に設定した設定レベルと、遊技開始時の「メダル投入枚数(1〜3枚の何れか)」とに基づいて異なる。
【0034】
入賞フラグ設定手段74は、抽選手段73で決定された入賞役又は外れ役に対応する許可フラグ(ビッグボーナスフラグ、レギュラーボーナスフラグ、小役1フラグ〜小役4フラグ、リプレイフラグ、外れフラグ)を発生して記憶する。但し、ビッグボーナスフラグとレギュラーボーナスフラグについては、これらボーナスフラグが設定されたゲームで大当たり態様又は小当たり態様が成立しない場合でも、大当たり又は小当たりが発生するまで記憶保持されている。
【0035】
しかし、小役1フラグ〜小役4フラグと、リプレイフラグについては、これら入賞フラグが設定されたゲームで小役態様又はリプレイ態様が成立しなかった場合、直ぐに消去されるようになっている。入賞フラグ設定手段74は、更に、ビッグボーナスフラグを設定した場合には、最大で30回の特別ゲームを消化するように、小役フラグと、JAC IN する為の特定態様に対応する特定フラグを所定の確率で発生させる。
【0036】
また、入賞フラグ設定手段74は、特定ボーナスにおいては、特別小役が成立して特定入賞できるように、特別小役フラグを高い確率で発生させる。但し、この特別小役フラグには、小役フラグやリプレイフラグ等が含まれている。リール制御手段75は、遊技開始手段72からの遊技開始指令を受けた場合に回転リール3〜5の回転を開始させる一方、ストップボタン36〜38に連動するストップスイッチ36a〜38aからのストップ信号に基づいて、操作されたストップボタン36〜38に対応する回転リール3〜5の回転を停止させるように、リールユニット54の駆動モータ55〜57を個別に停止制御する。
【0037】
この場合、リール制御手段75は、位置検出センサ59〜61からの検出信号に基づいて、遊技者によるストップボタン36〜38の操作順(図11の押し順テーブル参照)及び操作タイミングに基づいて、入賞フラグ設定手段74で設定された入賞フラグに対応する図柄態様を、有効化した入賞ライン44〜46上に表示して停止可能な時期であるならば、引き込み制御を行う等して、その図柄態様を図柄表示窓15を介して表示させた状態で、回転リール3〜5の回転を停止させるようにリール制御している。
【0038】
停止図柄判定手段76は、全ての回転リール3〜5の回転が停止したときに、有効化した入賞ライン44〜46上に揃う停止態様の種類(大当たり態様、小当たり態様、4種類の小役態様、リプレイ態様、ハズレ態様の何れか)を判定する。第1利益状態発生手段77は、大当たり態様が成立した場合には、ビッグボーナスを発生するように制御するとともに、小当たり態様が成立した場合には、レギュラーボーナスを発生するように制御する。再遊技手段78は、リプレイ態様が成立した場合に、メダルを投入することなく、通常再遊技態様又は特別再遊技態様が成立した今回のゲームと同じ枚数(1〜3枚)のメダルで次ゲームを実行可能(再遊技可能)にする。
【0039】
払出し制御手段79は、停止図柄判定手段76からの判定結果を受けて、大当たり態様又は小当たり態様又は小役態様等の入賞態様が成立した場合に、払出しモードが設定されている場合、その入賞態様に応じた枚数のメダル(これが遊技利益に相当し、図4参照)をメダル払出し装置64により払出して、遊技者に付与する。但し、ビッグボーナス中又はレギュラーボーナス中においては、リプレイ態様等の特別小役態様の場合にも、所定枚数のメダル払出しが行われる。
【0040】
ところで、貯留モードのときには、貯留枚数が所定の最大枚数(50枚)未満の場合に、メダルを払出す代わりに、その払出し枚数のメダルが貯留枚数記憶手段80に累積的に貯留される。そして、貯留枚数記憶手段80に記憶した貯留枚数が所定の最大枚数を越えた場合には、越えた枚数のメダルがメダル払出し装置64により払出される。第1表示制御手段81は、貯留枚数表示器25と、特別遊技表示器26と、払出し枚数表示器27とを個別に表示制御して、前述したように、メダル貯留枚数と、ボーナス遊技に関する各種の情報と、メダルの払出し枚数とを個別に表示する。
【0041】
次に、副制御基板51のROM51bに予め格納した制御プログラムにより、副制御手段90として達成される機能について、図12の機能ブロック図に基づいて説明する。副制御手段90は、第2表示制御手段91と、第2利益状態発生手段92と、ランプ制御手段93と、音声制御手段94等を備えている。
【0042】
第2表示制御手段91は、各種の演出や遊技に関連する種々の遊技情報や演出表示等を演出表示部12に表示する表示制御を行う。第2利益状態発生手段92は、特別利益状態のうちの小役態様を成立させ易くアシストするために、成立役を報知する成立役報知制御を行う。ランプ制御手段93は、受信した演出コマンドに基づいて当選表示ランプ10と上部ランプ11や各種の表示ランプ16〜24、更にはバックランプ62等の表示器群を点灯制御又は点滅制御する。音声制御手段94は、受信した演出コマンドに基づく各種の演出用のサウンド出力に際し、左右1対のスピーカ40をゲームの進行状況に応じて夫々駆動制御する。
【0043】
次に、主制御手段70で実行される初期設定や遊技制御について、図13〜図20のフローチャートに基づいて説明する。
電源スイッチ65aの操作によりスロットマシン1に電源が投入されると、先ず図13に示す初期設定制御が実行される。この制御が開始されると、先ず電源投入時に設定キースイッチ65bが同時に操作されたON状態の場合には(S11:Yes) 、利益状態の発生に関する抽選の抽選確率を6段階の何れかに設定する段階設定処理が実行される(S14)。
【0044】
この段階設定処理は遊技ホールの従業員により手動操作で行われ、段階1よりも段階6の方が、遊技者に有利な利益状態が発生する確率が高確率になっている。次に、成立役を報知する報知モードを抽選する確率が低い低確率モードである「モード1」が設定される(S15)。次に、遊技者に有利な制御モードをモーニングサービスとして設定するか否かを抽選するモーニングサービス抽選が実行される(S16)。このモーニングサービス抽選に当選しなかった場合には(S17:No)、当選表示ランプ10を約30秒間点灯させるように指令される(S18)。
【0045】
その結果、ランプ制御手段93により当選表示ランプ10が点灯表示されるため、遊技ホールの従業員がこの点灯表示により、モーニングサービス抽選に当選しなかったことを確実に把握することができる。特に、この場合、当選表示ランプ10をスロットマシン1の上部に、前方突出状に設けてあるため、遊技ホールに設置された全てのスロットマシン1に一斉に電源が投入された場合、島構造体の端からでも、各スロットマシン1のモーニングサービスの当選状況を容易に把握することができる。
【0046】
次に、特殊制御モードに突入する上限のゲーム数である天井回数を設定する処理(図14参照)が実行される(S19)。この制御が開始されると、先ず現在の設定レベルに対応する天井回数テーブルに基づいて天井回数が抽選処理され(S25)、その抽選処理により求められた天井回数が設定され(S26)、報知モードを抽選する確率が低い低確率モードである「モード1」が設定され(S27)、この制御を終了して、通常制御モード(図15参照)に移行する。
【0047】
しかし、モーニングサービス抽選に当選した場合には(S17:Yes) 、当選表示ランプ10を約30秒間点滅させるように指令され(S20)、特殊制御モード(図17参照)に移行する。その結果、ランプ制御手段93により当選表示ランプ10が点滅表示されるため、遊技ホールの従業員がこの点滅表示により、モーニングサービス抽選に当選したことを確実に把握することができる。ところで、電源投入に際して設定キースイッチ65bが操作されなっかたOFF状態の場合には(S11:No)、RAM50cに記憶保持されている記憶情報に関するチェックサムデータが演算により作成される(S12)。
【0048】
このように、電源投入直後に主制御手段70を初期設定する際に、通常制御モードと特殊制御モードの2つの遊技制御モードのうちから択一的に抽選される。ここで、チェックサムデータについて簡単に説明すると、RAM50cに記憶した記憶情報の各々は2バイト構成であり、これら記憶情報の全てを、桁上がりなしの2進数で足し算した2バイトからなる加算結果のデータを求め、下位1バイトのデータをチェックデータとして求めたものである。但し、停電発生や電源スイッチ65aのOFF操作によりスロットマシン1の電源が切られる時点で、このチェックサムデータを求めてRAM65cに既に記憶してあるものとする。
【0049】
そして、S12で求めたチェックサムデータと、スロットマシン1の電源が切られる時点で記憶されたチェックサムデータとが比較され、一致した場合には(S13:Yes) 、直ぐに通常制御モードに移行する。しかし、何らかの理由によりこれら2つのチェックサムデータが一致しない場合、つまりRAM50cに記憶保持されていた記憶情報が破壊されている可能性がある場合には(S13:No)、S19を経て通常制御モードに移行する。
【0050】
次に、通常制御モードによる遊技制御について、図15に基づいて説明する。この制御が開始されると、先ずゲーム数カウント値GKとして初期値「0」がセットされる(S31)。ゲームの開始に際してスタートレバー35が操作された場合(S32:Yes) 、ゲーム数カウント値GKが1つインクリメントされる(S33)。次に、抽選手段73により入賞役(大当たり役、小当たり役、小役1〜小役4、リプレイ役)及び外れ役について抽選処理が実行され(S34)、入賞しない場合で(S35:No)、しかも入賞役に当選していない完全なハズレの場合には(S36:Yes) 、図9に示す天井リセットテーブルに基づいて、完全ハズレ時の天井リセット抽選が実行される(S37)。
【0051】
次に、その抽選の結果、当選した場合には(S38:Yes) 、特殊制御モード(図17参照)へ移行するが、当選しない場合に(S38:No)、ゲーム数が現在設定されている天井回数に達していない場合には(S39:No)、S32〜S39が繰り返して実行される。そして、ゲーム数が天井回数に達した場合に(S39:Yes) 、その天井回数が1000ゲーム以上の場合には(S40:Yes) 、報知モードを抽選する確率が高い高確率モードである「モード2」が設定され(S41)、特殊制御モードへ移行する。しかし、天井回数が1000ゲームに達していない場合には(S40:No)、そのままの状態で特殊制御モードへ移行する。
【0052】
ところで、抽選処理の結果、入賞した場合でも(S35:Yes) 、大当たり役でない場合には(S42:No)、S39以降が実行されるが、大当たり役の場合には(S42:Yes) 、ビッグボーナス制御モード(図16参照)へ移行する。
次に、ビッグボーナス制御モードによる遊技制御について、図16に基づいて説明する。
この制御が開始されると、先ず図5で説明したようにビッグボーナス遊技制御が実行され(S45)、天井回数として「0」が強制的に設定され(S46)、この制御を終了して通常制御モード(図15)へ移行する。
【0053】
次に、特殊制御モードによる遊技制御について、図17に基づいて説明する。ここで、特殊制御モードとは、成立役報知制御モードであるアシスト遊技(所謂、AT遊技)が開始される条件となる図柄、例えば、「7,7,BAR 」や「BAR ,BAR ,7」が揃い易くなる制御モードである。これらの開始条件の図柄は、小役、リプレイ、ボーナスの何れにも該当しない図柄であり、特殊制御モード中の外れのときにのみ、これら開始条件の図柄が揃うようになる。
【0054】
この制御が開始されると、先ずゲームの開始に際してスタートレバー35が操作された場合(S51:Yes) 、S34と同様の抽選処理が実行される(S52)。但し、この抽選処理においては、成立役報知制御モードに移行する特定の図柄、例えば、「7,7,7 」の抽選確率が非常に高く( 例えば、1/20) 設定されている。抽選処理の結果、大当たり役で入賞した場合には(S53,S54:Yes) 、ビッグボーナス制御モードへ移行する。
【0055】
一方、入賞しなかった場合(S53:No)と、入賞しても大当たり役でない場合(S54:No)でっあて、しかも成立役報知の当たりでない場合、つまり例えば、「7,7,7 」等の成立役報知に突入する図柄でない場合には(S55:No)、S51〜S55が繰り返して実行される。そして、成立役を報知する当たりの場合には(S55:Yes) 、成立役報知の継続回数設定処理(図18参照)が実行される(S56)。この成立役報知の継続回数設定制御について説明すると、先ず報知モードを抽選する確率モードが低確率の「モード1」の場合には(S61:Yes) 、現在設定されている設定レベルに応じたモード1の成立役報知継続回数抽選テーブル(例えば、図8に示す抽選テーブル)が選択される(S62)。
【0056】
例えば、現在「設定1」の場合には、図8に示す設定1のモード1が選択される。また、確率モードが低確率のモード1でない場合、つまりモード2の場合には(S61:No)、現在設定されている設定レベルに応じたモード2の成立役報知継続回数抽選テーブルが選択される(S63)。そして、選択された成立役報知継続回数抽選テーブルに基づいて、成立役報知継続回数が抽選され(S64)、その継続回数が設定され(S65)、確率モードとして「モード1」が設定され(S66)、この制御を終了した後、成立役報知制御モードによる遊技制御(図19参照)へ移行する。
【0057】
次に、成立役報知制御モードによる遊技制御について、図19に基づいて説明する。
この制御が開始されると、先ずゲーム数カウント値GKに初期値「0」がセットされ(S71)、スタートレバー35が操作された場合(S72:Yes) 、ゲーム数カウント値GKが1つインクリメントされる(S73)。次に、抽選手段73により入賞役(大当たり役、小当たり役、小役1〜小役4、リプレイ役)及び外れ役について抽選処理が実行され(S74)、入賞しない場合で(S75:No)、しかもリーチを伴わない完全なハズレの場合には(S82:Yes) 、成立役上乗せ抽選処理(図20参照)が実行される(S83)。
【0058】
この成立役上乗せ抽選制御が開始されると、先ず図10に示す上乗せテーブルに基づいて上乗せ抽選が実行される(S91)。そして、当選した場合には(S92:Yes) 、その上乗せテーブルの継続回数が設定され(S93)、この制御を終了して、成立役上乗せ抽選制御のS77にリターンする。そして、その成立役上乗せ抽選制御において、ゲーム数カウント値GKが予め設定された所定のゲーム数AN(例えば、30ゲーム)よりも小さい場合には(S78:No)、S72〜S78が繰り返して実行される。
【0059】
ゲーム数カウント値GKが所定の成立役報知ゲーム数ANに達した場合には(S78:Yes) 、S56で設定された成立役報知継続回数AGが1つデクリメントされ(S79)、成立役報知継続回数AGが「0」でない場合には(S80:No)、特殊制御モード(図17)へ移行する。成立役報知継続回数AGが「0」になった場合には(S80:Yes) 、S19と同様に天井回数設定処理が実行され(S81)、通常制御モード(図15)へ移行する。ところで、大当たり役で入賞した場合には(S75,S76:Yes) 、ビッグボーナス制御モード(図16)へ移行する。
【0060】
一方、大当たり役で入賞しなかった場合(S75:Yes、S76:No)、現在の確率モードが何れであっても、新規の確率モードに切換える確率モード切換え抽選が実行される(S77)。この確率モード切換えのための抽選確率は、モード1へ切換える確率とモード2に切換える確率とが夫々1/2であってもよく、モード1の確率がモード2の確率よりも高く設定されていてもよい。ここで、電源投入による初期設定制御の特にS16等でモード抽選手段が構成されている。また、当選表示ランプ10やランプ制御手段93等により報知手段が構成されている。
【0061】
このように、電源の投入に際して設定キースイッチ65bを操作して、利益状態の発生に関する段階設定処理が実行された場合、遊技者に有利な制御モードをモーニングサービスとして設定するか否かが抽選され、抽選で当選した場合には、当選表示ランプ10が所定時間だけ点滅表示されるとともに、抽選で当選しなかった場合には、当選表示ランプ10が所定時間だけ点灯表示されるので、遊技ホールの従業員はその当選表示ランプ10による報知により、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードが複数の遊技制御モードのうちの何れの制御モードであるのかが遊技機毎に確実に分かる。
【0062】
しかも、当選表示ランプ10による報知作動は、遊技者が遊技ホールに入場するまでの短い所定時間(例えば、約30秒間)で終了するため、遊技者に有利な遊技制御モードが設定されたことを、遊技者に分からないようにして、遊技ホールの従業員にだけに報知することができる。また、モーニングサービス抽選により当選した場合には、特殊制御モードによる遊技制御が直ぐに開始されるため、遊技者に対して有利なゲーム展開を必ず供与することができる。
【0063】
次に、前記実施形態の変更形態について説明する。
1〕図13に示す初期設定制御のS18とS20において、当選表示ランプ10の表示色を異ならせたり、点灯表示させる点灯時間を異ならせたり、点滅表示させる点滅周期を異ならせる等して、モーニングサービスの抽選結果を報知するようにしてもよい。
【0064】
2〕モーニングサービスの抽選結果を、当選表示ランプ10に代えて、スピーカ40により報知するようにしてもよい。この場合、当選した場合と当選しなかった場合とで報知する音の種類や長さ、又は高さを変更するようにしてもよく、また「当選」又は「落選」を、所定時間に亙って言葉で繰り返して報知するようにしてもよい。
3〕モーニングサービスで抽選する複数の遊技制御モードとして、通常制御モードと特殊制御モードに、図16に示すビッグボーナス制御モード等を加えた複数の遊技制御モードであってもよい。
【0065】
4〕図21に示すように、電源投入によるRAMの初期設定制御を部分的に変更し、天井回数の設定処理(S19)が実行された結果、その設定された天井回数が所定回数(例えば、100回等)よりも大きい場合には(S21:No)、当選表示ランプ10が第1報知形態(例えば、約30秒の点灯により報知)で報知されるが(S18)、天井回数が所定回数以下の場合には(S21:Yes) 、当選表示ランプ10が第2報知形態(例えば、ゆっくり点滅表示する報知形態)で報知される(S22)。この場合には、第1報知形態とは異なる第2報知形態による報知により、モーニング抽選で落選した場合であっても、天井回数が所定回数よりも少ないことで、遊技者に有利な状態が早期に実現されることが分かる。
【0066】
5〕ここで、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加し、本発明を適用することが可能である。更に、各種の遊技媒体を用いる種々の遊技機に本発明を適用することが可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、利益状態発生手段を備え、モード抽選手段と、報知手段とを備えたので、電源投入直後のRAMの初期設定に際して、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードとして、複数の遊技制御モードのうちから択一的に抽選して決定され、その抽選結果が報知されるため、遊技ホールの従業員はその報知により、遊技者による遊技開始時に適用される遊技制御モードが複数の遊技制御モードのうちの何れの制御モードであるのかが遊技機毎に確実に分かる。
【0068】
また、報知手段を遊技機の上部に、前方突出状に設けるようにしたため、遊技ホールに設置された全ての遊技機に一斉に電源が投入された場合、島構造体の端からでも、各遊技機のモーニングサービスの当選状況を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスロットマシンの正面図である。
【図2】スロットマシンの収容ケース内部の正面図である。
【図3】スロットマシンの要部部分拡大正面図である。
【図4】複数種類の入賞態様とその利益状態を示した図表である。
【図5】ビッグボーナスのゲーム態様を示す説明図である。
【図6】スロットマシンの制御系のブロック図である。
【図7】天井回数設定テーブルの内容を示す図表である。
【図8】成立役報知継続回数抽選テーブルの内容を示す図表である。
【図9】天井リセットテーブルの内容を示す図表である。
【図10】上乗せテーブルの内容を示す図表である。
【図11】押し順設定テーブルの内容を示す図表である。
【図12】スロットマシンの制御系の機能ブロック図である。
【図13】電源投入による初期設定制御のフローチャートである。
【図14】天井回数設定制御のフローチャートである。
【図15】通常制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図16】ビッグボーナス制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図17】特殊制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図18】成立役報知継続回数設定制御のフローチャートである。
【図19】成立役報知制御モードによる遊技制御のフローチャートである。
【図20】成立役上乗せ抽選制御のフローチャートである。
【図21】変更形態に係る図13相当図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン(遊技機)
10 当選表示ランプ
40 スピーカ
77 利益状態発生手段
93 ランプ制御手段
Claims (5)
- 複数の遊技図柄を夫々変動表示させた後に変動停止した遊技図柄の組み合わせが予め定めた特定図柄態様となる場合に利益状態を発生させる利益状態発生手段(77)を備えた遊技機において、
電源投入直後に遊技機を制御する制御手段を設定する際に、遊技者による遊技開始時に適用する遊技制御モードを複数の遊技制御モードのうちから択一的に抽選するモード抽選手段(S16) と、
前記モード抽選手段(S16) による抽選結果を報知する報知手段(10,93) と、
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記報知手段(10,93) は、短い所定時間だけ報知作動することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記モード抽選手段(S16) は、電源投入直後に、前記利益状態の発生に関連する抽選の抽選確率を複数段階の何れかに設定する設定変更を行う場合に抽選することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 前記モード抽選手段(S16) は、モーニングサービスとして遊技者に有利な遊技制御モードを採用するか否か抽選することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記報知手段(10,93) は、遊技機の上部に、前方突出状に設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
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