JP3645182B2 - パチンコ遊技機の制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主制御基板からの賞球払出制御指令に従い、払出制御基板が賞球の払い出しを制御実行するパチンコ遊技機の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ遊技機にあっては、パチンコ遊技機全体の作動を統括的に制御する主制御基板が、遊技盤面の入賞口に遊技球が入賞することにより、予め定められた賞球数を払い出すため、該賞球数を示す賞球データと、該賞球データの正誤を検証するための照合データとを払出制御指令信号として、払出制御基板に送信する。それらを受信した払出制御基板が、該賞球データと該照合データを演算処理し、その結果が所定条件を満たした場合に、賞球データが正しいと判断し、所定の賞球の払い出しを実行するように制御されている。
【0003】
ここで賞球の払い出しに対する払出制御指令信号が、遊技盤面における遊技球の運動等で発生するノイズ等によって変化し、誤った払出制御指令信号が払出制御基板に伝達された場合、賞球データと照合データが所定条件を満足しなくなるため、賞球が実行されず遊技者に不利益をもたらすこともあったので、従来は、ノイズ等による悪影響を除くために、主制御基板が同一の払出制御指令信号を複数回送信し、払出制御基板が該複数のデータを多数決することによって、賞球データとその照合データを決定して、正しい賞球作動が行われるように制御していることが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この様な賞球作動の制御手段にあって、払出制御基板が複数の賞球データとその照合データの多数決を実行するには、複雑で容量の大きいプログラムが必要となるため、払出制御基板の中央制御装置CPUや記憶装置ROM等に大きな負担が掛かっていた。また、主制御基板においても払出制御指令信号を短時間で複数回発信することから、送信負荷が大きくなるため、主制御基板の制御処理能力を考慮すれば、遊技者の多様な趣向性に合わせた演出を行うための複雑な制御プログラムを、新たに主制御基板で制御実行するには限界があった。つまり、主制御基板によって実行される、遊技者の趣向性に合わせた遊技演出を実行するための制御プログラムが、結果として制限されることとなっていた。
本発明はかかる問題点を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パチンコ遊技機の制御回路として、遊技盤面に備えられた遊技球検知スイッチによる球検出に対応する所定の賞球数を払出すための払出し制御指令信号を発信する主制御基板と、受信した払出し制御指令信号に従って賞球の払い出しを制御実行する払出制御基板とを備えたパチンコ遊技機において、主制御基板から発せられる払出し制御指令信号が、賞球数を累積加算した累積賞球数を示す累積賞球データを有するものであって、払出制御基板が、該累積賞球データと、記憶保持された前回の累積賞球データとから、その差である累積差データを演算し、その累積差データから賞球数を割り出して、その払い出しを制御実行するものであり、さらには払出制御基板が、演算処理した累積差データが所定管理条件に反した場合に、賞球の払い出しを実行せず、かつ記憶保持している累積賞球データを更新せず、次回の払出制御指令信号により賞球の払い出しを制御実行するものであることを特徴とする。ここで、累積賞球データ、累積差データとしては、賞球数量であっても良いし、所定の賞球数量を一単位として表すものであっても良い。
【0006】
このように、遊技球検知スイッチの球検知に対応する賞球の払い出し作動にあって、払出制御基板が、主制御基板より伝達された払出制御指令信号に含まれている累積賞球データと、払出制御基板に記憶保持されている前回の累積賞球データとから算出した累積差データに基づいて払い出しを実行することにしたため、主制御基板から伝達された累積賞球データがノイズ等によって間違ったデータとなり賞球が行われなくても、次回伝達される累積賞球データにより賞球数が正しく調整されるため、遊技者に不利となる賞球不足を回避することができる。また、従来のように主制御基板が短時間で同一データを複数回発信する等の制御と、払出制御基板が多数決を取る等の制御とが必要なくなるため、主制御基板の送信負担と払出制御基板の制御処理の負担を低減することができる。
【0007】
上記のような主制御基板の制御処理としては、遊技球検知スイッチの球検知信号を受け、該球検知に対応する賞球数を示す賞球データを、主制御基板に記憶保持されている前回の累積賞球データに加算し、得られた累積賞球データを含む払出制御指令信号を払出制御基板に発信する。同時に新規に得られた累積賞球データを保存する。
【0008】
また、主制御基板が発する払出制御指令信号に累積賞球データを用いることから、遊技球が遊技球検知スイッチを備えた入賞口に連続入賞した場合に、従来では、入賞毎に賞球の払出制御指令信号を発信していたのに対し、本発明では主制御基板が連続回数分の賞球数を累積加算することにより得られた累積賞球データを含む払出制御指令信号を一括して払出制御基板に伝達すればよいため、主制御基板の送信負担をさらに低減し得ることとなる。
【0009】
このように主制御基板から発せられた払出制御指令信号を受信した払出制御基板の制御処理としては、払出制御指令信号に従って、該払出制御指令信号に含まれている累積賞球データと、払出制御基板内に記憶保持している累積賞球データとの差を算出し、得られた累積差データが表している賞球数の払出作動を制御実行する。同時に新規に受信した累積賞球データを保存する。
【0010】
上述の払出制御指令信号としては、賞球の払出し指令と累積賞球データの他に、該累積賞球データに関係する照合データが含まれていることも提案される。ここで照合データとしては、累積賞球データの正誤を確認するものであって、該累積賞球データと照合データを演算処理することによって得られた結果が所定条件を満たすと、累積賞球データが正しいと判断されて、賞球の払出しが実行されるものである。照合データは主制御基板において、払出制御基板での演算処理により所定条件が得られるようなデータとして算出される。例えば、照合データとして、累積賞球データと絶対値が等しく負の意味を持つデータを用いると、累積賞球データとその照合データを加算処理することにより0が算出された場合に累積賞球データが正しいと判断できることとなる。この照合データを、中央制御装置CPUの演算処理で行う2進数のデジタル信号として、累積賞球データに対する2の補数で表すことにより、両者を加算処理すると0が得られることとなる。又は、累積賞球データの逆数を照合データとして、それらを積算処理して1となる場合に累積賞球データが正しいと判断するようにしても良い。このような照合データとしては、払出制御指令信号全てのデータの正誤を確認するものとして、累積賞球データを含む払出制御指令信号全てのデータと該照合データとを中央制御装置CPUにて演算処理し、所定条件が満たされると払出制御指令信号は正しいと判断されるものとしても良い。
【0011】
本発明にかかる制御回路において、払出制御基板における累積賞球データと照合データの演算結果により、累積賞球データが誤データと判断された場合には、払出制御指令信号は破棄されて、賞球の払出が行われず、該累積賞球データの保存もされないため、記憶保存されている累積賞球データは更新されない。そして、次に払出制御指令信号が伝達され、これに含まれている累積賞球データが正しいと判断されると、該累積賞球データと記憶保持されている累積賞球データから賞球数を求めて払出作動が行われることになるため、二回分の賞球が払い出され、賞球数が正しく調整されることとなる。ここで、賞球の払出制御指令信号に時間的な間隔が開き過ぎると、遊技者に不利益をもたらすことも考えられるため、所定の時間毎に主制御基板より払出制御指令信号を再送信するようにしても良いし、又は、払出制御指令信号を発信したにもかかわらず払出作動が実行されない場合に限り、再度払出制御指令信号を発信するようにしても良い。このような払出制御指令信号の再送信のためには、主制御基板は発信した払出制御指令信号を新規の払出制御指令信号を発信するときまで記憶保持しておくことが必要となる。
【0012】
ここで、上記のように主制御基板より受信した払出制御指令信号が、ノイズや制御回路の不調等のため破棄され続けると、払出制御基板が賞球の払い出しを制御実行できず、遊技者に利益を供すことができなくなる。そのため、払出制御基板に累積賞球データの検査工程を設けることによって、所定時間の間に累積賞球データが更新されない場合には所定の異常報知を実行することが提案される。例えば、払出制御基板は記憶保持している累積賞球数データを所定時間毎に確認し、同じ累積賞球データを検知する毎に加算処理される確認回数が、適正な払出制御指令信号を受信することによるゼロクリアが実行されずに特定回数に達すると、パチンコ遊技機の照光装置や音響等で異常報知を実行するようにしても良い。
【0013】
また、不正行為や制御回路の不調等のため、多大な賞球が行われる場合もあり得る。例えば、払出制御基板が記憶保持しているデータを不正に消去して累積賞球データを0とすると、次に主制御基板より送信された累積賞球データが累積差データと等しくなるため、一度に多大な賞球が行われることが考えられる。これを防止するため、払出制御基板が払出制御指令信号より演算した累積差データが所定管理条件を満足しているかを検査し、満足していれば賞球が実行されるようにすることが提案される。この所定管理条件としては、一回の賞球作動で払い出される賞球数の限度を設定し、限度以上の累積差データを算出した払出制御指令信号は破棄する等することができる。例えば、累積差データによる賞球数の所定管理条件を、一度に払い出す賞球限度を50個以下と設定し、払出制御指令信号の累積賞球データにより得られた累積差データが50個以上の賞球を示した場合、この賞球作動は実行せず、該払出制御信号を破棄する。ここで、該払出制御指令信号に含まれる累積賞球データを払出制御基板で記録保持することによって、次回の払出制御指令信号より正常な賞球作動を実行することができ得る。
【0014】
このように賞球の払出作動を実行させるための払出制御指令信号としては、賞球作動の実施を命じるデータと、累積賞球データと、その照合データとを全て含むものを主制御基板より発信するようにしても良い。また、払出制御指令信号に賞球データを盛り込み、払出制御基板で演算処理した累積差データの確認を行い、賞球データをダブルチェックするようにしてデータの信頼性を高めることもできる。
【0015】
上記のように賞球の払い出しを制御する回路にあって、主制御基板が賞球の累積数を示す累積賞球データを含む払出制御指令信号によって、賞球の払い出しを払出制御基板に伝達することから、払出制御基板は受信した該データの正誤を確認すればよいため、従来行っていた多数決に比べ、その演算処理は単純で容易なものとなり、さらに賞球の払い出しが不足することを防止でき得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1はパチンコ遊技機の正面図であり、パチンコ遊技機1、前面枠3、遊技盤4を備え、さらに下方部分には、前面パネルに配設された上受け皿41及び下受け皿42を上下に備え、さらに右下には回転式の発射ハンドル40が設けられている。
【0017】
図2は、パチンコ遊技機1の遊技盤4の正面図であって、その盤面中央には、装着ケース(図示せず)の前部に固定されたセンターケース7が配設され、該センターケース7内に液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等からなる図柄表示装置6が設けられる。この図柄表示装置6には三つの特別図柄A,B,Cが夫々表示される。この特別図柄A,B,Cは、「0」〜「13」等の数字からなる。
【0018】
このセンターケース7の下部両側には4個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8が設けられる。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、図3で示す主制御基板60内の記憶装置RAMの一部領域に記憶された球数を表示する。
【0019】
さらに図柄表示装置6上には、特定の色を点灯する三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当たり状態の場合には、普通電動役物15を開放する。尚、この普通図柄表示器10としては、液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により構成し、その表示内容により、当たり,はずれを決定するものであっても良い。
【0020】
センターケース7の両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、該普通図柄作動ゲート13,13内には、遊技球を検知する普通図柄始動スイッチS2(図3参照)を備え、該普通図柄始動スイッチS2 から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0021】
また、普通図柄表示装置10の下側位置には、4個のパイロットランプからなる普通始動記憶数表示装置11が設けられ、普通図柄始動スイッチS2からの球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60内の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0022】
普通図柄表示装置10の表示結果が、上述したような所定の当たり状態の場合には、センターケース7の直下位置に配設した普通電動役物15の左右の開閉翼片が約0.5秒拡開して、図柄始動領域14の開口度を拡開させ、球が入り易い状態に変換する。すなわちこの普通電動役物15の球入口は、図柄表示装置6を駆動するための、図柄始動領域14となる。また、普通電動役物15内には、球検出を構成する光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS1(図3参照)が備えられ、該特別図柄始動スイッチS1 による球通過検知に伴って、図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが変動表示する。
【0023】
前記普通電動役物15のさらに下方には、特定領域19を有する可変入賞口17を備え、蓋体18をソレノイドにより開閉制御することにより可変入賞口17を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置16が配設されている。この可変入賞装置16の可変入賞口17には、特定領域19に入った遊技球を検知する特定領域スイッチ(役物連続作動スイッチ)S3と大当たり中の入賞個数を計算する入賞球検知スイッチ(カウントスイッチ)S4とが設けられている。
【0024】
次に上記パチンコ遊技機1の作動につき説明する。
普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13に遊技球が流入すると、普通図柄始動スイッチS2 による球検出に伴って、所定数量の賞球が行われる。連続的に遊技球が流入した場合には、その流入回数に対応する数量の賞球が行われることとなる。同時に普通図柄表示装置10が図柄変動し、所定の図柄になると、普通電動役物15の開閉翼片が拡開して、図柄始動領域14の開口度が拡開する。
【0025】
図柄始動領域14から遊技球が流入すると、特別図柄A,B,Cが駆動する。尚、連続的に通過した場合には、特別図柄始動スイッチS1による球検出が記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述のように特別始動記憶数表示装置8のLEDが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLEDは図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少する。また、特別図柄始動スイッチS1の球検出に伴って、所定数量の賞球が実行される。連続して球検出が得られた場合は、その連続回数に対応する数量の賞球が実行されることとなる。
【0026】
この特別図柄A,B,Cは、所定の図柄順列に従って変動した後、約6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが同じ図柄の組み合わせになると、大当たりが発生し、スピーカーからファンファーレを発すると共に、可変入賞装置16の可変入賞口開放ソレノイド(図3参照)が駆動して、蓋体18が前方に傾動して可変入賞口17が開放する。この開放は、所定時間(30秒)が経過するか、該所定制限時間内で、入賞球検知スイッチ(カウントスイッチ)S4により10個の遊技球の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したように、可変入賞口17の特定領域19を通過し、特定領域スイッチ(役物連続作動スイッチ)S3 がオンした時は、次のラウンドへの条件が充足され、一旦蓋体18が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了すると、その動作終了後に再び可変入賞口17が開放して、次のラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが繰り返されて、可変入賞口17の連続開放作動が生じる。このような大当たり作動に伴い、特別図柄表示領域の大当たり確定時や、入賞球検知スイッチ(カウントスイッチ)S4等による球検出に対応して、所定数量の賞球が実行される。
【0027】
ここで、本発明の要部につき図3に示す制御回路図に従って説明する。
上述の主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を統轄制御するための基板回路が設けられている。該主制御基板に設置されている主中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、該主中央制御装置CPUが演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとを、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、データのやり取りを行なうデータバス(図示せず)とにより接続しており、該主制御基板60の基板回路を構成している。該記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。該乱数テーブルには0〜315のコマからなる大当り特別乱数K、0〜14の15コマからなる大当り図柄乱数L、ハズレ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc 、及び0〜28のコマからなるリーチ乱数N等が格納され、所定の要件が充足されると主中央制御装置CPUにて該各乱数の抽選が行われる。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。さらに、賞球の払出に関して、記憶装置ROMには各球検出信号に対する賞球払出データ、賞球数の演算プログラム等が記憶されており、記憶装置RAMには累積賞球データ、検査データ等を記憶する記憶エリアが設けられている。
【0028】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示せず)が主中央制御装置CPUに接続されており、該主中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、同時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。
【0029】
さらに、主制御基板60の基板回路には、主中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート及び出力ポートが設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が払出制御基板65の入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには盤面中継基板61を介して特別図柄始動領域14に設けられた特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2 、特定領域スイッチ(役物連続作動スイッチ)S3、入賞球検知スイッチS4が接続され、主制御基板60が2ms毎に各スイッチの球検出状態を調べ、各スイッチで球検出があるとその信号を波形整形回路により波形整形して主中央制御装置CPUに入力し、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物15のソレノイドや、可変入賞口17のソレノイド等が接続され、主中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動する。
【0030】
上述の主中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)と、この演算ユニットに入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして中央制御装置CPUの処理能力性能に対応する所定数の該演算ユニットがつなげられており、本発明における中央制御装置CPUでは2進4ビットを1単位とする5単位の2進20ビットのフォーマットにより制御指令信号を送信している。
【0031】
上記主制御基板60には、遊技球の貸球や賞球等を制御する基板回路を設けた払出制御基板65が接続されており、該払出制御基板65は、主制御基板60より受信した賞球や貸球の払出制御指令信号に従って、該払出制御指令信号に含まれている各データを中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、該データにより貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球を供給させる。この払出制御基板65では、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン、払出管理データ等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、累積賞球データ、検査データ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートが中央制御装置CPUと接続されて基板回路を構成している。この中央制御装置CPUは上記主中央制御装置CPUと同様に2進4ビットを1単位とする5単位の2進20ビットのフォーマットにより制御指令信号を受信する。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込みと書き込みを行うプリペイドカードユニットと、該プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやりとりする。
【0032】
一方、主制御基板60には、図柄表示装置6における図柄演出態様を制御実行する図柄表示制御基板62、スピーカから発生する効果音等を制御する音源制御基板63、パチンコ遊技機1に備えられたLEDや装飾ランプといった電飾装置を制御する光源制御基板64等が接続されており、主制御基板60より発せられた制御指令信号に従って、各制御基板に設けられた各中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを処理し、それによって各所定作動を制御実行している。
【0033】
次に本発明の制御要領を図4乃至図7に従って説明する。
パチンコ遊技機1の電源をONすると、主制御基板60の記憶装置RAM内のデータは初期化され、累積賞球データは0となる。払出制御基板でも同様に記憶装置RAM内の累積賞球データは0となる。
【0034】
遊技球が発射装置より遊技盤面4に発射され、該遊技球が普通図柄始動領域13を通過し、普通図柄始動スイッチS2がON作動すると、該データが盤面中継基板61を介して主制御基板に送信される。
【0035】
図4に示すように、主中央制御装置CPUは受信した球検出信号に対応する賞球データを記憶装置ROMより読み込み、予め定められた賞球数5個を、記憶装置RAM内に記憶保持されている累積賞球データ「0011EH」に累積加算処理し、新規の累積賞球データ「00123H」を得る。ここで各数字一桁は上述の中央制御装置CPUの演算処理の一単位である2進数4ビット、すなわち16進数データと同じ容量を表しており、最後のHがこの16進数データの表示であることを示している。この累積賞球データを記憶装置ROMに記憶すると共に、主中央制御装置CPUは賞球の払出制御指令信号「30,01,23,AC」を、出力ポートを介して、払出制御基板の入力ポートに送信させる。同時に該払出制御指令信号を定期検査用データとして記憶装置ROMに記憶する。ここで払出制御指令信号は2進数8ビット(上記払出制御指令信号の二桁)を1バイトとする4バイトのデータからなり、最上位4ビット「3」が賞球の払出制御を表し、次の5単位20ビット「0,01,23」が前記累積賞球データを表しており、下位2単位8ビット「AC]が該払出制御指令信号の照合データを表している。この照合データ「AC」は上位3バイト「30,01,23」の合計値に加算されると0を示すものであり、該合計値に対する2の補数を表示したものである。この補数は主中央制御装置CPUが累積賞球データの算出後に、演算して求めるものである。
【0036】
図5に示すように、払出制御基板は主制御基板より受信した払出制御指令信号「30,01,23,AC」を、中央制御装置CPUにて加算して算出値を求める。該算出値が0であるため、受信した払出制御指令信号が正しいと判断し、制御指令を指示する1バイト目の上位4ビットが「3」であれば賞球の払出を実行する指令として、累積賞球データを示す「0,01,23」の「00123H」から、記憶装置RAMに記憶保持された前回の累積賞球データ「0011EH」を減算処理して、累積差データ「5」を求める。そして該累積差データ「5」が表す賞球数5個を払い出す作動が実行されることとなる。同時に新規の累積賞球データ「00123H」を記憶装置RAMに記憶する。
【0037】
一方、上記の払出制御指令信号「30,01,23,AC」がノイズ等により[30,02,23,AC」に変化したとすると、この加算値は0にならないため、該払出制御指令信号は不適正な信号として破棄され、この場合には賞球が行われないこととなる。ここで次の賞球数5個を含む払出制御指令信号「30,01,28,A7」が主制御基板より伝達されると、中央制御装置CPUの演算にて該4バイトの加算値が0になり適正値と判断され、累積賞球データを示す「00128H」から記憶装置RAMに記憶保持されている累積賞球データ「0011EH」を減算処理して累積差データ「A」が求められる。そして該累積差データ「A」の表す賞球数10個が払い出されることとなり、ノイズ等により払出制御指令信号が不適正と判断されて破棄されても、次の払出制御指令信号により賞球数が調整されるから、遊技者に対し適正な賞球が行われることとなる。
【0038】
上述のように賞球数を伝達するデータとしては、累積賞球データや累積差データが賞球数をそのまま表すものとしても良いし、また、所定数を一単位とし、例えば賞球データ「1」が賞球数5個を表すものとして用いることもできる。
【0039】
ここで、上述のように主制御基板60より受信した払出制御指令信号がノイズ等によって不適正であると判断されて破棄された場合において、次の賞球がなかなか実行されないと、遊技者にとって不利益な状況となる。これを回避するため、例えば、主制御基板60は図6に示すように、30秒経過しても新規な球検知信号が各スイッチより得られない場合には、記憶装置RAMに記憶保持されている前回送信した払出制御指令信号を再び払出制御基板65に送信し、払出制御基板65により適正な賞球の払出しが実行されるようにする等しても良い。このように新規な球検出信号が無い限り同じ払出制御指令信号を主制御基板60から払出制御基板65に再発信することによって、ノイズ等の不慮要因により生じた不適正なデータをほぼ確実に訂正することができ得る。
【0040】
また、主制御基板60から払出制御基板65に伝達される賞球の払出制御指令信号において、ノイズ等による不適正なデータを送信し続けた場合、あるいは、制御回路の不調や不正行為等によって不適正なデータが送信され続けた場合には、幾度払出制御指令信号が送信されても誤データと判断されて賞球が行われないこととなる。このような状況を回避するため、前記のように払出制御指令信号による累積賞球データが所定の管理条件内で更新されなければ、異常を示すエラー表示等を実行することが提案される。例えば、所定の時間を経過しても累積賞球データが更新されなければ、エラー表示して異常報知を実行しても良いし、又は、累積賞球データを検査するシステムをつくり、該検査の回数が所定回数に達しても累積賞球データが更新されなければ、エラー表示する等しても良い。後者の場合、例えば、払出制御基板は適正な賞球が行われた場合に賞球が実行されたことを意味する記録(フラグ)を記憶装置RAMに記憶し(図5参照)、該フラグの有無を所定時間毎に確認することにより、適正な賞球作動が実行されているかを検査する(図7参照)。適正な賞球作動後ならフラグ有が認識されるので異常なしと判断され、このときフラグと検査回数を累算する検査回数カウンタをクリアする。再び検査が行われるまでに、適正な賞球作動が実行されていれば、再びフラグ有が認識されるので異常なしと判断されるが、賞球作動が実行されていなければ、フラグ無が認められるため、検査回数カウンタをカウントする。該検査時にフラグ無状態が複数回繰り返されれば、検査回数カウンタの値はその分増加していき、このカウンタ値が所定値に達した場合にエラーを表示させれば良い。これによって、制御回路の不調などによる遊技者の不利益や、不正行為等を防止することができ得る。
【0041】
さらに、このような制御を行う払出制御基板65としては、遊技中に払出制御基板65の電源が一旦OFFされ、すぐにONされると、払出制御基板65の累積賞球データがクリアされるため、この状況で主制御基板60から送信された払出制御指令信号により、払出制御基板65が累積差データを演算すると、該累積差データは累積賞球データと等しくなるため、これに対応する多量の賞球が行われることとなる。このように払出制御基板65の記憶する累積賞球データが制御不調や不正行為等によってクリアされることから生じる賞球異常を防止するため、払出制御基板65には、一度に払い出される賞球数が所定管理条件を確認する検査システムを設けて、異常時にはエラー表示することもでき得る。例えば、この所定管理条件として、一度に払い出される賞球数を50個以下として、これ以上の賞球を指示する累積差データが算出した場合には、この賞球作動は実行されないものとする。
【0042】
本発明はこの形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々の形態で実施しうるのものである。また、本発明はいわゆる第1種パチンコ機だけでなく第2種パチンコ機、第3種パチンコ機等、所定の構成を具備する他の機種にも適用され得る。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、パチンコ遊技機の遊技作動を制御する制御回路にあって、主制御基板が賞球データを累積加算した累積賞球データを含む払出制御指令信号を、払出制御基板に伝達し、払出制御基板は受信した累積賞球データと記憶保持されている前回の累積賞球データとから累積差データを算出し、該累積差データに基づいて賞球の払い出しを実行するようにしたから、従来のように主制御基板から受信した複数の同一払出制御指令信号を、払出制御基板において多数決する等の制御が必要でなくなり、払出制御基板では送信データの正誤を確認と累積賞球データからの累積差データの演算をするだけでよくなることから、主制御基板の送信負担と払出制御基板の制御処理の負担を低減することができる。
【0044】
このように賞球の払出制御指令信号に累積賞球データを使用したことにより、主制御基板から伝達された累積賞球データがノイズ等によって間違ったデータとなり、賞球が実行されなくても、次回伝達される累積賞球データにより賞球数が正しく調整されるから、遊技者にとって不利益となる賞球不足を回避することができる。
【0045】
適切な賞球が払い出されるように、払出制御指令信号には、累積賞球データとその照合データを含むものとし、さらに主制御基板における払出制御指令信号を比較的長い時間間隔で再送信することや、払出制御基板における賞球の検査工程を設けたことにより、ノイズや制御回路の不調等の遊技者の不利益、又は不正行為等を防止することができ得るため、健全な遊技が行われることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ遊技機1の正面図である。
【図2】遊技盤4の正面図である。
【図3】本発明にかかる賞球の払い出しに関する制御回路の具体例である。
【図4】本発明にかかる主制御基板の払出制御指令信号の送信フロー図の具体例である。
【図5】本発明にかかる払出制御基板の賞球払出しに関する演算制御フロー図の具体例である。
【図6】本発明にかかる主制御基板の払出制御指令信号の再送信フロー図の具体例である。
【図7】本発明にかかる払出制御基板の賞球検査工程フロー図の具体例である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
60 主制御基板
65 払出制御基板

Claims (4)

  1. 遊技盤面に備えられた遊技球検知スイッチによる球検出に対応する所定の賞球数を払出すための払出制御指令信号を発信する主制御基板と、受信した払出制御指令信号に従って賞球の払い出しを制御実行する払出制御基板とを備えたパチンコ遊技機において、
    主制御基板から発せられる払出制御指令信号が、賞球数を累積加算した累積賞球数を示す累積賞球データを有するものであって、払出制御基板が、該累積賞球データと、記憶保持された前回の累積賞球データとから、その差である累積差データを演算し、その累積差データから賞球数を割り出して、その払い出しを制御実行するものであり、さらには払出制御基板が、演算処理した累積差データが所定管理条件に反した場合に、賞球の払い出しを実行せず、かつ記憶保持している累積賞球データを更新せず、次回の払出制御指令信号により賞球の払い出しを制御実行するものであることを特徴とするパチンコ遊技機の制御回路。
  2. 主制御基板の発する払出制御指令信号が、累積賞球データと、該累積賞球データの正誤を検証する照合データとを有するものであって、払出制御基板が累積賞球データと照合データを演算し、累積賞球データが正しいと判断されると、該累積賞球データによって算出した累積差データから賞球数を割り出して、その払い出しを制御実行するものとした請求項1記載のパチンコ遊技機の制御回路。
  3. 払出制御基板は、所定時間の間に正しい払出制御指令信号が受信されない場合、所定の異常報知を実行するようにした請求項2に記載のパチンコ遊技機の制御回路。
  4. 払出制御基板は、主制御基板から得られた累積賞球データと、記憶保持された前回の累積賞球データとの差である累積差データが、所定管理条件を満足した場合に、該累積差データから割り出した賞球数の払い出しを制御実行するものとした請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ遊技機の制御回路。
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