JP3260656B2 - 机等における脚柱長さ調整装置 - Google Patents

机等における脚柱長さ調整装置

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JP3260656B2
JP3260656B2 JP12362897A JP12362897A JP3260656B2 JP 3260656 B2 JP3260656 B2 JP 3260656B2 JP 12362897 A JP12362897 A JP 12362897A JP 12362897 A JP12362897 A JP 12362897A JP 3260656 B2 JP3260656 B2 JP 3260656B2
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由 桜井
浩一 矢野
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チトセ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、学習用の机や椅
子等において、天板や座の高さを調整するための脚柱長
さ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の学習用机において、脚柱を、パイ
プ状の下支柱と、その下支柱にスライド自在に挿入した
パイプ状の上支柱とで構成し、上支柱を下支柱に対して
所望のスライド位置に固定することにより、天板高さを
使用者に合わせて自在に調整できようにしたものがあ
る。
【0003】このような学習机用の脚柱長さ調整装置に
おいて、上支柱を下支柱に対して固定するためのロック
機構は、ボルト止めを利用しているものが一般的である
が、例えば実公昭44−23797号公報に開示される
ように、2本のボルトを用いるものでは、2本ものボル
トを緩めたり締結したりして、脚柱長さを調整する必要
があるので、その作業が非常に繁雑になってしまう。
【0004】そこで実開平5−63330号に、1本の
ボルトで、上支柱を下支柱に対し固定し得るように構成
された脚柱用のロック機構が開示されている。このロッ
ク機構は、下支柱の周側壁上部に、上方に開放されたボ
ルト挿通用切欠部が設けられ、上支柱の周壁に、下方に
開放されて軸線に沿って上下方向に延びるガイドスロッ
トが設けられるとともに、そのガイドスロットに連通し
て周方向に延びるロック孔が、軸線に沿って所定の間隔
おきに複数設けられている。そして上端にロック片が設
けられたロック金具が、そのロック片が上支柱の任意の
ロック孔に係合して、下支柱の外周面上に配置されると
ともに、ボルトがロック金具に貫通されて下支柱のボル
ト挿通用切欠部を介して、下支柱内部のボルト止め金具
に締結されることにより、ロック金具及びボルト止め金
具が下支柱を挟圧する態様に固定されて、上支柱が下支
柱に対し固定されている。
【0005】このようなロック機構において、脚柱長さ
を変更する場合には、ボルトを緩めた後、ロック金具を
径方向外側に揺動させてロック片をロック孔から抜き出
し、ロック金具と上支柱との係合を解除する。そして上
支柱を下支柱に対し所望の位置までスライドさせてか
ら、ロック金具を径方向内側に揺動させて、ロック片を
適当なロック孔に係合する。その後、ボルトを強固に締
結して、ロック金具を下支柱に圧接状態に固定し、こう
して脚柱を所望の長さに変更するようにしている。
【0006】ところで、このような脚柱を組み立てる場
合には、上支柱を下支柱に挿入する前に、ロック金具に
ボルトを挿通してそのボルトをボルト止め金具に緩く締
結しておき、その仮組された金具類(仮組金具類)のボ
ルトを、下支柱のボルト挿通用切欠部にその上端開放部
から挿入して、ロック金具を下支柱の外側に配置すると
ともに、ボルト止め金具を下支柱の内側にそれぞれ配置
する。その後、上支柱を下支柱に挿入した後、ロック金
具を揺動させて、ロック片を適当なロック孔に係合し、
その状態でボルトを強固に締結し、これにより脚柱を組
み立てるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の脚柱長さ調整装置においては、長さ調整時にボルト
を緩めた状態では、ロック金具、ボルト止め金具及びボ
ルト等の仮組金具類はそのボルトが下支柱のボルト挿通
用切欠部内に収容されているだけに過ぎず、上支柱を下
支柱に対し上方へスライドさせる際に、仮組金具類が上
支柱に引っ掛かって上支柱と共に上方へスライドして、
ボルトが切欠部上端から抜け出し、不本意にも仮組金具
類が脱外してしまう恐れがある。
【0008】なおこの脱外を防止するために、例えば下
支柱におけるボルト挿通部を切欠状ではなく孔状に形成
すると、脚柱を組み立てるのが非常に困難になってしま
う。すなわち下支柱のボルト挿通部を孔状に形成した場
合、下支柱内部にボルト止め金具を配置し、更に下支柱
外部にロック金具を配置しておき、そのロック金具と、
下支柱の孔とに、ボルトを通してボルト止め金具に締結
するという作業が必要になるが、この作業は、下支柱内
部の狭いスペース内に位置精度良くボルト止め金具を配
置した上で、その金具にボルトを支柱外部から締結する
という作業となり、作業者にとって、緻密で高度な技術
が要求されるため、組立作業が困難になるばかりか、実
際に組み立てることすらできなくなる恐れがある。
【0009】また上記従来の脚柱長さ調整装置におい
て、長さ調整を行う際に、ボルトを緩め過ぎてボルト止
め金具から外してしまうと、不本意にもボルト止め金具
が下支柱内部に脱落してしまう。こうしてボルト止め金
具が脱落してしまうと、長さ調整作業は続行できなくな
り、その上、面倒なことに、脚柱を分解して、一から組
み立てねばならないという繁雑な作業が必要になる。
【0010】このように従来の脚柱長さ調整装置は、長
さ調整時等において、仮組金具類が脱外したり、ボルト
止め金具が脱落したりすることがあるので、これらの不
具合が生じないように、長さ調整作業を、慎重に行わね
ばならず、その作業が面倒であるという問題があった。
【0011】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、金具類の脱外や、ボルト止め金具の脱落を確実に防
止しつつ、脚柱長さ調整作業を簡単に行うことができ、
しかも簡単かつ確実に組み立てることができる机等にお
ける脚柱長さ調整装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の机等における脚柱長さ調整装置は、垂直
に配置されるパイプ状の下支柱と、前記下支柱にその上
端開口部から軸線に沿ってスライド自在に挿入されるパ
イプ状の上支柱とを備え、前記下支柱の周側壁上部に、
ボルト挿通孔が設けられ、前記上支柱の周側壁に、上支
柱の下端開口縁部に通じて軸線に沿って上下方向に延び
るガイドスロットが設けられるとともに、そのガイドス
ロットに連通して周方向に延びるロック孔が、軸線に沿
って所定間隔おきに複数設けられ、上端に前記ガイドス
ロットに挿通可能な落下防止片が設けられたボルト止め
金具が、その落下防止片が前記ガイドスロットを通って
前記下支柱の上端開口縁部に掛止することにより、前記
下支柱のボルト挿通孔に対応した状態で前記下支柱の内
面に沿って垂直に配置される一方、中央にボルト挿通孔
が設けられるとともに、上端に前記ロック孔に係脱自在
なロック片が設けられたロック金具が、そのロック片が
前記ロック孔のいずれかに係合した状態で、前記下支柱
の外面に沿って配置され、ボルトが、前記ロック金具及
び下支柱のボルト挿通孔にそれぞれ挿通されて前記ボル
ト止め金具に締結することにより、前記ボルト止め金具
及びロック金具が前記下支柱の周側壁を内外両側から挟
圧する態様に固定されて、前記上支柱が前記下支柱に対
し所望のスライド位置で固定されるよう構成されてな
り、前記ボルト止め金具に、前記ボルトの締結操作に伴
う径方向内側の押込力に対して所定の垂直姿勢を保持す
るための垂直姿勢保持手段が設けられてなるものを要旨
としている。
【0013】この発明の机等における脚柱長さ調整装置
においては、下支柱内部のボルト止め金具と、下支柱外
部のロック金具とを連結するボルトを、下支柱に形成し
たボルト挿通孔に挿通するものであるため、脚柱長さを
調整する際等にボルトを緩めて上支柱をスライドさせた
としても、ボルトが下支柱ボルト挿通孔の内周縁部に係
止することにより、ボルト止め金具、ロック金具及びボ
ルト等の金具類が、抜け落ちてしまうようなことがな
い。
【0014】更にボルト止め金具の落下防止片を、下支
柱の上端開口縁部に掛止しているため、ボルトを緩め過
ぎてボルト止め金具から外れたとしても、その止め金具
が脱落することがなく、所定の状態に保持される。
【0015】また本発明の装置は、下支柱にボルト止め
金具を掛止して、上支柱を挿入した後、ボルトを締結す
るだけで組立が完了する。しかもボルト止め金具は、垂
直姿勢保持手段により、垂直姿勢に保持されているた
め、ボルト締結時に、ボルトの押込力によってボルト止
め金具が内方へ揺動してしまうことがなく、確実にボル
トを止め金具に締結することができる。
【0016】一方、本発明においては、前記下支柱の上
端開口縁部における前記ボルト止め金具の落下防止片が
掛止する位置に、掛止用切欠部が設けられ、その切欠部
に、前記落下防止片が嵌まり込む態様に掛止されてなる
構成を採用するのが好ましい。
【0017】すなわちその構成を採用する場合には、脚
柱組立時において、下支柱の掛止用切欠部に、ボルト止
め金具の落下防止片を掛止するだけで、ボルト止め金具
の位置決めを図ることができる。
【0018】更に本発明においては、前記ロック金具の
ボルト挿通孔が、ロック金具の重心位置よりも上方に設
けられてなる構成を採用するのが良い。
【0019】すなわちその構成を採用する場合には、脚
柱長さ調整時等において、ボルトを緩めて、ロック金具
のボルト周りの回転が自由になっている状態であって
も、ロック金具は自重により所定の垂直姿勢に保持され
るので、ボルトを本締めする際に、ロック金具の回転位
置を調整する作業が不要になり、その分、ボルト締結作
業を簡単に行うことができる。
【0020】更に本発明においては、前記ボルト止め金
具の両側縁部がロック金具側に折曲されて、補強リブが
設けられるとともに、その補強リブにおける上部先端の
コーナー部が円弧状に形成されてなる構成を採用するの
が望ましい。
【0021】すなわちその構成を採用する場合には、脚
柱組立時等において、上支柱を下支柱に挿入する際、上
支柱の周側壁下端が、上記補強リブのコーナー部に沿っ
て所定方向に正確にガイドされて、下支柱とボルト止め
金具との間の所定位置にスムーズに挿通させることがで
きる。
【0022】また本発明においては、前記ロック金具の
両側縁部がボルト止め金具側に折曲されて、補強リブが
設けられてなる構成を採用するのが、一層好ましい。
【0023】すなわちその構成を採用する場合には、ロ
ック金具の剛性が高くなり撓み変形を小さくできるの
で、ロック金具のリブ全域を下支柱に広い範囲に渡って
圧接することができ、ロック金具を下支柱に強固に安定
させて固定することができる。
【0024】更に本発明においては、前記下支柱の周側
壁における前記ボルト挿通孔よりも下方位置に、金具下
端係合孔が形成されるとともに、前記ボルト止め金具の
下端に、前記金具下端係合孔の周縁部に係合して、前記
ボルト止め金具の径方向内側の揺動を防止する揺動防止
片が設けられ、その揺動防止片により前記垂直姿勢保持
手段が構成されてなるものを採用するのが、より一層好
ましい。
【0025】すなわちこの場合には、ボルト締結時にお
けるボルト止め金具の揺動を、より確実に防止でき、よ
り確実にボルトを止め金具に締結することができる。
【0026】また本発明においては、前記下支柱のボル
ト挿通孔及び前記金具下端係合孔とが連通して、軸線方
向に長い長孔が形成されてなる構成を採用するのが、よ
り一層望ましい。
【0027】すなわちその構成を採用する場合には、ボ
ルト止め金具を下支柱にセットする際に、揺動防止片を
長孔に沿って下支柱内部に導くことにより、簡単にボル
ト止め金具を下支柱にセットすることができ、しかも揺
動防止片の侵入状況を、長孔を介して下支柱外部から目
視により確認することができるので、正確にボルト止め
金具を下支柱にセットすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>図1ないし図4はこの発明の第1の
実施形態である学習机における脚柱長さ調整装置を示す
図である。
【0029】これらの図に示すように、この装置は、脚
台側に固定される下支柱(10)と、天板側に固定され
る上支柱(20)と、下支柱(10)の内部に配置され
るボルト止め金具(30)と、下支柱(10)の外部に
配置されるロック金具(40)と、両金具(30)(4
0)を連結するボルト(50)とを基本的な構成要素と
して備えている。
【0030】図1ないし図5に示すように、下支柱(1
0)は、水平断面が長円形のチューブ状のものであっ
て、下端が脚台に固定されて垂直に配置される。この下
支柱(10)の周側壁における一領域は、内方に凹陥形
成されることにより、下支柱(10)の周側壁に、下支
柱上端縁から軸線に沿って下方に延びる帯状の凹段部
(11)が形成されるとともに、その凹段部(11)の
両側は、支柱内側に傾斜する傾斜ガイド部(11a)に
形成されている。
【0031】更に下支柱(10)の凹段部(11)にお
ける上端中央には、矩形状に切り欠かれて、掛止用切欠
部(12)が形成されるとともに、その切欠部(12)
の下方には、軸線方向に長い長方形の長孔(15)が形
成されている。なおこの長孔(15)は、ボルト(5
0)を挿通するためのボルト挿通孔と、後述するボルト
止め金具(30)の揺動防止片(34)を係合するため
の金具下端係合孔とを兼用するものである。
【0032】図1ないし図4、及び図6に示すように、
上支柱(20)は、上端が机天板の下方側に固定されて
おり、上記下支柱(10)よりも一回り小さい断面長円
形のチューブ状に形成されて、上記下支柱(10)に、
上端開口部から下支柱(10)の軸線に沿ってスライド
自在に挿入し得るよう構成されている。
【0033】上支柱(20)の周側壁には、上記下支柱
(10)の凹段部(11)に対応して、上支柱下端縁か
ら軸線に沿って上方に延びる帯状の凹段部(21)が形
成されるととともに、その凹段部(21)の両側は、支
柱内側に傾斜する傾斜ガイド部(21a)に形成されて
いる。なお上支柱(20)の凹段部(21)は、下支柱
(10)の凹段部(11)よりも、軸線方向の長さが長
くなるように形成されている。
【0034】更に上支柱(20)の凹段部(21)中央
には、上支柱(20)の下端開口縁部で開放され、かつ
軸線に沿って上下方向に延びるガイドスロット(22)
が形成されるとともに、そのガイドスロット(22)の
両側に、ガイドスロット(22)に連通して軸線に対し
直交する方向、換言すれば周方向に延びるロック孔(2
3)が、軸線に沿って所定の間隔おきに複数形成されて
いる。
【0035】図1ないし図4、及び図7に示すように、
下支柱(10)の内部に配置されるボルト止め金具(3
0)は、その略中央にボルト挿通孔(31)が形成され
るとともに、背面側(下支柱凹段部11に対し反対側)
には、ボルト挿通孔(31)に対応してナット(35)
が溶接固定されている。
【0036】このボルト止め金具(30)の上端中央に
は、上方へ延びて更に、凹段部(11)側に折曲された
落下防止片(32)が形成されている。この落下防止片
(32)の先端は、幅広に形成されて係合片(33)が
形成されている。ここで、落下防止片(32)の基端側
における狭幅部分は、上記下支柱(10)の掛止用切欠
部(12)及び上支柱(20)のガイドスロット(2
2)よりも狭い幅に形成されるとともに、落下防止片
(32)の先端側における広幅の係合片(33)は、下
支柱(10)の掛止用切欠部(12)よりも広い幅に形
成されている。
【0037】またボルト止め金具(30)には、その下
端中央に、下方に延びて更に、凹段部(11)側に折曲
され、再び下方に延びるように折曲される揺動防止片
(34)が形成されている。この揺動防止片(34)
は、下支柱(10)の長孔(35)及び上支柱(20)
のガイドスロット(22)よりも狭い幅に形成されてい
る。
【0038】更にボルト止め金具(30)には、その両
側領域が凹段部(11)側に折曲されて補強リブ(3
6)が形成されている。この補強リブ(36)は、その
上部先端のコーナー部(36a)が、アール(R)の付
いた円弧状に形成されている。
【0039】図2ないし図4、及び図8に示すように、
下支柱(10)の外側に配置されるロック金具(40)
は、その中央部やや上方、具体的には重心位置よりも上
方に、ボルト挿通孔(41)が形成されている。更にロ
ック金具(40)の上端には、凹段部(11)側に折曲
されて、ロック片(43)が形成されている。このロッ
ク片(43)は、上支柱(20)のガイドスロット(2
2)よりも広い幅に、かつロック孔(23)に挿入可能
に形成されている。
【0040】またロック金具(40)は、その両側領域
が凹段部(11)側に折曲されて補強リブ(46)が形
成されている。
【0041】本実施形態の脚柱長さ調整装置は、以上の
構成要素を備えており、以下のようにして組み立てられ
る。
【0042】すなわち図1ないし図3に示すように、下
支柱(10)の上端開口部から、ボルト止め金具(3
0)を挿入していき、ボルト止め金具(30)の揺動防
止片(34)を下支柱(10)の長孔(15)から外側
に導いて、その揺動防止片(34)先端を、下支柱(1
0)の外面側における長孔(15)の下縁部に係合する
とともに、落下防止片(32)を下支柱(10)におけ
る掛止用切欠部(12)に掛止する。このとき落下防止
片(32)先端の係合片(33)は、下支柱(10)の
外面側における掛止用切欠部(12)の両側縁部に係合
する。これにより、ボルト止め金具(30)は、両側の
補強リブ(36)が、下支柱(10)の内周面における
凹段部(11)両側の傾斜ガイド部(11a)に沿うよ
うに、かつ、ボルト挿通孔(31)が、下支柱(10)
の長孔(15)上部に対応するようにして、垂直に配置
され、しかもその状態に保持される。
【0043】次に、上支柱(20)を、その凹段部(2
1)を下支柱凹段部(11)の内周側に沿わせるように
して、下支柱(10)の内部に、上端開口部から挿入す
る。このとき、ボルト止め金具(30)の落下防止片
(32)及び揺動防止片(34)が、上支柱(20)の
ガイドスロット(22)内に導かれるようにして、上支
柱(20)の周側壁が、下支柱(10)の内周面と、ボ
ルト止め金具(30)との間に挿入されることとなる。
【0044】次に、上支柱(20)を下支柱(10)に
対し適当にスライドさせ、所望のスライド位置におい
て、ロック金具(40)のロック片(43)を、適当な
ロック孔(23)に挿入し、その状態でロック片(4
3)を下支柱(10)の上端開口縁部上に係止し、これ
により上支柱(20)を下支柱(10)に対し仮固定す
る。これにより、ロック金具(40)は、そのボルト挿
通孔(41)が、下支柱(10)の長孔(15)を介し
てボルト止め金具(30)のナット(35)に対向した
状態で、下支柱(10)の凹段部(11)に沿って垂直
に配置される。
【0045】続いてボルト(50)を、ロック金具(5
0)のボルト挿通孔(41)、下支柱(10)の長孔
(15)、上支柱(20)のガイドスロット(22)に
通し、更にボルト止め金具(30)のボルト挿通孔(3
1)に通して、ナット(35)に強固に締結する。こう
して内外両金具(30)(40)を、上下両支柱(1
0)(20)の凹段部(11)(21)に内外両側から
圧接させるように固定し、上支柱(20)を下支柱(1
0)に対し本固定する。
【0046】なおボルト(50)をボルト止め金具(3
0)に締結する際に、ボルト止め金具(30)に内径方
向の押込力が作用するが、本実施形態においてボルト止
め金具(30)は、その上部側において落下防止片(3
2)先端の係合片(33)が、下支柱(10)の切欠部
(12)に係合するとともに、下部側において揺動防止
片(34)が下支柱(10)の長孔(15)に係合し
て、径方向内側への移動が確実に防止されているため、
ボルト止め金具(30)は上記押込力を十分に受け止め
て、所定の垂直姿勢に保持されるので、ボルト(50)
を確実にボルト止め金具(30)に締結することができ
る。
【0047】一方、本実施形態の脚柱長さ調整装置にお
いて、長さを変更する場合には、まずボルト(50)を
少し緩めて、ロック金具(40)を揺動させることがで
きる状態に設定する。
【0048】続いて、ロック金具(40)を、下支柱
(10)の外周面から離脱させるように径方向外側に揺
動させて、ロック片(43)を上支柱(20)のロック
孔(23)から抜き出して係合を解除する。
【0049】これにより上支柱(20)が下支柱(1
0)に対しスライドできる状態となるので、上支柱(2
0)を所望の位置までスライドさせる。
【0050】次に、ロック金具(40)を支柱側に揺動
させて、ロック片(43)を上支柱(20)の適当なロ
ック孔(23)に挿入して係合した後、ボルト(50)
を固く締結する。
【0051】このように上支柱(20)の下支柱(1
0)に対する固定位置を自在に調整できて、脚柱長さを
自在に変更することができる。
【0052】以上のように、本実施形態の脚柱長さ調整
装置によれば、下支柱(10)内部のボルト止め金具
(30)と、下支柱(10)外側のロック金具(40)
とを連結しているボルト(50)を、下支柱(10)の
長孔(15)に挿通するものであるため、脚柱長さを調
整する際にボルト(50)を緩めて上支柱(20)をス
ライドさせたとしても、ボルト(50)が長孔(15)
の内周縁部に係止することにより、金具類(30)(4
0)(50)が抜け落ちてしまうようなことがなく、ス
ムーズに脚柱長さの調整を行うことができる。
【0053】また本実施形態においては、ボルト止め金
具(30)の落下防止片(32)を、下支柱(10)の
掛止用切欠部(12)に掛止させるものであるため、脚
柱長さ調整時等において、ボルト(50)を緩め過ぎ
て、ボルト(50)がボルト止め金具(30)から外れ
たとしても、ボルト止め金具(30)は落下せず、所定
の位置に保持されている。このためボルト(50)が金
具(30)から外れたとしても、ボルト(50)をボル
ト止め金具(30)に締結するだけで、元の状態に簡単
に戻すことができるので、従来のように脚柱を分解して
一から組み立てるという面倒な作業を行う必要がない。
更にボルト(50)の緩め過ぎによる不具合が生じない
ので、長さ調整作業等を気軽にスムーズに行うことがで
きる。
【0054】また本実施形態の脚柱長さ調整装置は、下
支柱(10)にボルト止め金具(30)を掛止して、上
支柱(20)を挿入した後、ボルト(50)を締結する
だけで、簡単に組み立てることができる。
【0055】しかもボルト止め金具(30)は、係合片
(33)及び揺動防止片(34)により、径方向の揺動
を防止しているため、ボルト締結時の揺動を防止でき、
支障なくボルト(50)を締結することができる。
【0056】また本実施形態においては、下支柱(1
0)の上端開口縁部に、ボルト止め金具(30)の落下
防止片(32)を係止するための切欠部(12)を設け
ているため、その切欠部(12)に、ボルト止め金具
(30)の落下防止片(32)を掛止するだけで、簡単
かつ正確にボルト止め金具(30)の位置決めを図るこ
とができるので、一層簡単に、脚柱組立作業を行うこと
ができる。
【0057】また本実施形態においては、ロック金具
(40)のボルト挿通孔(41)を、ロック金具(4
0)の重心位置よりも上方に形成しているため、脚柱長
さ調整時等において、ボルト(50)を緩めて、ロック
金具(40)のボルト(50)周りの回転が自由になっ
た状態でも、ロック金具(40)は自重により所定の垂
直姿勢に保持される。このためボルト(50)を本締め
する際に、ロック金具(40)の回転位置を調整する必
要がないので、その分、ボルト(50)の締結作業を簡
単に行えて、長さ調整作業を、一層簡単に行うことがで
きる。
【0058】更に本実施形態においては、ボルト止め金
具(30)の補強リブ(36)における上部先端のコー
ナー部(36a)を、円弧状に形成しているため、上支
柱(20)を下支柱(10)に挿入する際、上支柱(2
0)の周側壁下端を、上記補強リブ(36)のコーナー
部(36a)に沿って所定方向にガイドすることがで
き、下支柱(10)とボルト止め金具(30)との間の
所定位置にスムーズに挿通させることができる。従って
上支柱下端がボルト止め金具に引っ掛かったりするよう
な不具合を防止でき、上支柱(20)の挿入作業を簡単
に行うことができ、脚柱組立作業を、より一層簡単に行
うことができる。
【0059】また本実施形態においては、ロック金具
(40)の両側縁部に補強リブ(46)を設けているた
め、ロック金具(40)の剛性が高くなり、ロック金具
(40)をボルト(50)により下支柱(10)の外面
に圧接固定した際に、ロック金具(40)の撓み変形が
小さくなる。このため、ロック金具(40)のリブ(4
6)全域で、下支柱(10)の外面を広い範囲に渡って
圧接することができるので、1本のボルト(50)によ
って、ロック金具(40)を、強固に安定させて固定す
ることができ、脚柱として剛性の高い構造を得ることが
できる。
【0060】更に本実施形態においては、下支柱(1
0)に長孔(15)を形成して、その長孔(15)の下
端に、ボルト止め金具(30)の揺動防止片(34)を
係合するようにしているため、ボルト止め金具(30)
を下支柱(10)内にセットする際に、揺動防止片(3
4)を長孔(15)に沿って導くようにすれば、簡単に
ボルト止め金具(30)をセットすることができる。し
かも揺動防止片(34)の侵入状況を、長孔(15)を
介して下支柱(10)の外部から目視により確認するこ
とができるので、正確にボルト止め金具(30)を下支
柱(10)にセットすることができる。
【0061】また本実施形態においては、上下支柱(1
0)(20)にそれぞれ凹段部(11)(21)を形成
して、両凹段部(11)(21)を適合させるように、
上支柱(20)を下支柱(10)に挿入するものである
ため、両凹段部(11)(21)の傾斜ガイド部(11
a)(21a)が互いに係合し合うことにより、上支柱
(20)を下支柱(10)に対して、より確実に固定す
ることができる。
【0062】なお上記実施形態においては、下支柱(1
0)に長孔(15)を形成して、その長孔(15)に、
ボルト止め金具(30)の揺動防止片(34)を係合す
るとともに、ボルト(50)を挿通するようにしている
が、本発明は、それだけに限られず、例えば図9に示す
ように、下支柱(10)に、ボルト(50)を挿通する
ためのボルト挿通孔(15a)と、ボルト止め金具(3
0)の揺動防止片(34)を係合するための金具下端係
合孔(15b)とを別々に形成するようにしても良い。
【0063】<第2の実施形態>図10及び図11はこ
の発明の第2の実施形態である学習机における脚柱長さ
調整装置を示す図である。
【0064】両図に示すように、この脚柱長さ調整装置
において、下支柱(10)の凹段部(11)には、上記
第1実施形態のような長孔(15)は形成されず、ボル
ト挿通孔(15a)が形成されている。
【0065】更に本実施形態において、ボルト止め金具
(30)の下端に、先端が上支柱(20)の内周面に当
接係止し得るように後方へ延びる揺動防止片(34a)
が形成されている。
【0066】その他の構成は、上記第1実施形態の構成
と同様であるため、同一又は相当部分に同一符号を付し
て、重複説明は省略する。
【0067】この第2の実施形態の脚柱長さ調整装置を
組み立てるには、上記と同様に、下支柱(10)の上端
部に、ボルト止め金具(30)を挿入して、ボルト止め
金具(30)の落下防止片(32)を、下支柱(10)
の掛止用切欠部(12)に掛止する。続いて、上支柱
(20)を下支柱(10)に挿入した後、ロック金具
(40)のロック片(43)を適当なロック孔(23)
に係合する。その後、ボルト(50)を、ロック金具
(40)のボルト挿通孔(41)、下支柱(10)のボ
ルト挿通孔(15a)及び上支柱(20)のガイドスロ
ット(22)にそれぞれ挿通して、ボルト止め金具(3
0)のナット(35)に締結すれば良い。
【0068】なおボルト締結作業時において、ボルト止
め金具(30)は、締結時の押込力によって押し込まれ
るが、このときボルト止め金具(30)の揺動防止片
(34a)先端が、上支柱(20)の内周面に当接係止
し、ボルト止め金具(30)が大きく後方へ揺動するの
が防止され、所定の垂直姿勢に保持される。従ってボル
ト(50)を確実にボルト止め金具(30)に締結で
き、脚柱組立を確実に行うことができる。
【0069】この第2の実施形態においても、上記第1
の実施形態と同様に、脚柱長さの調整を行うことがで
き、更に上記と同様に、同様な効果を得ることができ
る。
【0070】なお上記実施形態においては、本発明の脚
柱長さ調整装置を、学習机に適用する場合について説明
しているが、本発明はそれだけに限られず、学習椅子等
にも適用することができる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、この発明の机等における
脚柱長さ調整装置によれば、下支柱内部のボルト止め金
具と、下支柱外部のロック金具とを連結するボルトを、
下支柱に形成したボルト挿通孔に挿通するものであるた
め、脚柱長さを調整する際に、ボルトを緩めて上支柱を
スライドさせたとしても、ボルトが下支柱ボルト挿通孔
の内周縁部に係止することにより、ボルト止め金具、ロ
ック金具及びボルト等の金具類が、抜け落ちてしまうよ
うなことがなく、更にボルト止め金具の落下防止片を、
下支柱の上端開口縁部に掛止しているため、ボルトを緩
め過ぎても、ボルト止め金具が脱落してしまうこともな
い。このように金具類の脱外や脱落等の不具合がないの
で、簡単かつスムーズに脚柱長さの調整を行うことがで
きる。
【0072】また本発明の脚柱長さ調整装置は、下支柱
にボルト止め金具を掛止して、上支柱を挿入した後、ボ
ルトを締結するだけで、簡単に組み立てることができ
る。しかもボルト止め金具は、垂直姿勢保持手段によ
り、垂直姿勢に保持されているため、ボルト締結時に、
ボルトの押込力によってボルト止め金具が内方へ揺動し
てしまうことがなく、確実にボルトを止め金具に締結す
ることができ、支障なく脚柱組立作業を行うことができ
るという効果がある。
【0073】一方、本発明において、下支柱の上端開口
縁部に、ボルト止め金具の落下防止片を掛止するための
切欠部を形成する場合には、その切欠部に、落下防止片
を掛止するだけで、簡単にボルト止め金具の位置決めを
図ることができるので、一層簡単に、脚柱組立作業を行
うことができるという利点がある。
【0074】また本発明において、ロック金具のボルト
挿通孔を、ロック金具の重心位置よりも上方に形成する
場合には、脚柱長さ調整時等において、ボルトを緩め
て、ロック金具のボルト周りの回転が自由になっている
状態であっても、ロック金具は自重により所定の垂直姿
勢に保持されるので、ボルトを本締めする際に、ロック
金具の回転位置を調整する作業が不要になり、その分、
ボルト締結作業を簡単に行えて、脚柱長さ調整作業を、
一層、簡単に行うことができるという利点がある。
【0075】更に本発明において、ボルト止め金具両側
の補強リブにおける上部先端のコーナー部を、円弧状に
形成する場合には、上支柱を下支柱に挿入する際、上支
柱の周側壁下端を、上記補強リブのコーナー部に沿って
所定方向にガイドすることができ、下支柱とボルト止め
金具との間の所定位置にスムーズに挿通させることがで
きるので、上支柱の挿入作業を簡単に行うことができ、
脚柱組立作業を、より一層簡単に行うことができるとい
う利点がある。
【0076】また本発明において、ロック金具両側縁部
に補強リブを設ける場合には、ロック金具の剛性が高く
なり撓み変形を小さくできるので、ロック金具のリブ全
域を下支柱に広い範囲に渡って圧接することができ、ロ
ック金具を下支柱に、強固に安定させて固定することが
でき、脚柱として剛性の高い構造を得ることができると
いう利点がある。
【0077】また本発明において、垂直姿勢保持手段と
して、ボルト止め金具の下端に、下支柱に設けられた金
具下端係合孔に係合する揺動防止片を形成する場合に
は、ボルト締結時におけるボルト止め金具の揺動を、よ
り確実に防止でき、より確実にボルトを止め金具に締結
することができるという利点がある。
【0078】更に本発明において、下支柱のボルト挿通
孔及び金具下端係合孔とを連通させて長孔を形成する場
合には、ボルト止め金具を下支柱にセットする際に、揺
動防止片を長孔に沿って導くことにより、簡単にボルト
止め金具を下支柱にセットすることができ、しかも揺動
防止片の侵入状況を、長孔を介して下支柱外部から目視
により確認することができるので、正確にボルト止め金
具を下支柱にセットすることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態である学習机におけ
る脚柱長さ調整装置をそのロック金具を除いた状態で示
す分解斜視図である。
【図2】第1実施形態の脚柱長さ調整装置を分解して示
す斜視図である。
【図3】第1実施形態の脚柱長さ調整装置を示す図であ
って、同図(a)は正面図、同図(b)は側断面図であ
る。
【図4】第1実施形態の脚柱長さ調整装置を示す水平断
面図である。
【図5】第1実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された
下支柱を示す図であって、同図(a)は正面図、同図
(b)は側断面図である。
【図6】第1実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された
上支柱を示す図であって、同図(a)は正面図、同図
(b)は側断面図である。
【図7】第1実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された
ボルト止め金具を示す図であって、同図(a)は正面
図、同図(b)は側面図、同図(c)は平面図である。
【図8】第1実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された
ロック金具を示す図であって、同図(a)は正面図、同
図(b)は側面図、同図(c)は平面図である。
【図9】この発明の変形例である長さ調整装置に適用さ
れた下支柱を示す斜視図である。
【図10】この発明の第2の実施形態である学習机にお
ける脚柱長さ調整装置を分解して示す斜視図である。
【図11】第2実施形態の脚柱長さ調整装置を示す側断
面図である。
【符号の説明】
10…下支柱 12…掛止用切欠部 15…長孔 15a…ボルト挿通孔 15b…金具下端係合孔 20…上支柱 22…ガイドスロット 23…ロック孔 30…ボルト止め金具 32…落下防止片 34、34a…揺動防止片 36…補強リブ 36a…コーナー部 40…ロック金具 41…ボルト挿通孔 43…ロック片 46…補強リブ 50…ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 9/04 A47B 91/02 F16B 7/00 - 7/22 F16B 12/00 - 12/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置されるパイプ状の下支柱と、
    前記下支柱にその上端開口部から軸線に沿ってスライド
    自在に挿入されるパイプ状の上支柱とを備え、 前記下支柱の周側壁上部に、ボルト挿通孔が設けられ、 前記上支柱の周側壁に、上支柱の下端開口縁部に通じて
    軸線に沿って上下方向に延びるガイドスロットが設けら
    れるとともに、そのガイドスロットに連通して周方向に
    延びるロック孔が、軸線に沿って所定間隔おきに複数設
    けられ、 上端に前記ガイドスロットに挿通可能な落下防止片が設
    けられたボルト止め金具が、その落下防止片が前記ガイ
    ドスロットを通って前記下支柱の上端開口縁部に掛止す
    ることにより、前記下支柱のボルト挿通孔に対応した状
    態で前記下支柱の内面に沿って垂直に配置される一方、 中央にボルト挿通孔が設けられるとともに、上端に前記
    ロック孔に係脱自在なロック片が設けられたロック金具
    が、そのロック片が前記ロック孔のいずれかに係合した
    状態で、前記下支柱の外面に沿って配置され、 ボルトが、前記ロック金具及び下支柱のボルト挿通孔に
    それぞれ挿通されて前記ボルト止め金具に締結すること
    により、前記ボルト止め金具及びロック金具が前記下支
    柱の周側壁を内外両側から挟圧する態様に固定されて、
    前記上支柱が前記下支柱に対し所望のスライド位置で固
    定されるよう構成されてなり、 前記ボルト止め金具に、前記ボルトの締結操作に伴う径
    方向内側の押込力に対して所定の垂直姿勢を保持するた
    めの垂直姿勢保持手段が設けられてなることを特徴とす
    る机等における脚柱長さ調整装置。
  2. 【請求項2】 前記下支柱の上端開口縁部における前記
    ボルト止め金具の落下防止片が掛止する位置に、掛止用
    切欠部が設けられ、その切欠部に、前記落下防止片が嵌
    まり込む態様に掛止されてなる請求項1記載の机等にお
    ける脚柱長さ調整装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック金具のボルト挿通孔が、ロッ
    ク金具の重心位置よりも上方に設けられてなる請求項1
    又は2記載の机等における脚柱長さ調整装置。
  4. 【請求項4】 前記ボルト止め金具の両側縁部がロック
    金具側に折曲されて、補強リブが設けられるとともに、
    その補強リブにおける上部先端のコーナー部が円弧状に
    形成されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の机
    等における脚柱長さ調整装置。
  5. 【請求項5】 前記ロック金具の両側縁部がボルト止め
    金具側に折曲されて、補強リブが設けられてなる請求項
    1ないし4のいずれかに記載の机等における脚柱長さ調
    整装置。
  6. 【請求項6】 前記下支柱の周側壁における前記ボルト
    挿通孔よりも下方位置に、金具下端係合孔が形成される
    とともに、 前記ボルト止め金具の下端に、前記金具下端係合孔の周
    縁部に係合して、前記ボルト止め金具の径方向内側の揺
    動を防止する揺動防止片が設けられ、 その揺動防止片により前記垂直姿勢保持手段が構成され
    てなる請求項1ないし5のいずれかに記載の机等におけ
    る脚柱長さ調整装置。
  7. 【請求項7】 前記下支柱のボルト挿通孔及び前記金具
    下端係合孔とが連通して、軸線方向に長い長孔が形成さ
    れてなる請求項6記載の机等における脚柱長さ調整装
    置。
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