JP2002017454A - 机等における脚柱長さ調整装置 - Google Patents

机等における脚柱長さ調整装置

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JP2002017454A
JP2002017454A JP2000205160A JP2000205160A JP2002017454A JP 2002017454 A JP2002017454 A JP 2002017454A JP 2000205160 A JP2000205160 A JP 2000205160A JP 2000205160 A JP2000205160 A JP 2000205160A JP 2002017454 A JP2002017454 A JP 2002017454A
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bolt
fitting
support
hole
metal fitting
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Hideki Naka
秀樹 中
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Chitose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下両支柱間を強固に固定できる机の脚柱長
さ調整装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、パイプ状下支柱10内にその
上端開口部からパイプ状上支柱20がスライド自在に挿
入される机の脚柱長さ調整装置を対象とする。上下両支
柱10、20内に配置される内金具40が、ボルト固定
部に対応して配置されるボルト止め金具50と、その金
具50の背面側に配置される支持金具60とを有する。
ボルト70を、外金具30に挿通されてボルト止め金具
40に貫通状に締結した際に、ボルト止め金具50及び
外金具30が上下両支柱10、20を内外両側から挟圧
する同時に、支持金具60が、ボルト70の軸部先端に
よって押し込まれて上支柱20の内面に圧接することに
より、上支柱20が下支柱10に対し固定されるよう構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、学習用の机や椅
子等において、天板や座の高さを調整するための脚柱長
さ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の学習机において、脚柱を、パイプ
状の下支柱と、その下支柱にスライド自在に挿入したパ
イプ状の上支柱とで構成し、上支柱を下支柱に対して所
望のスライド位置に固定することにより、天板高さを使
用者に合わせて自在に調整できるようにしたものがあ
る。
【0003】このような学習机用の脚柱長さ調整装置に
おいて、上支柱を下支柱に対して固定するためのロック
機構は、ボルト止めを利用しているものが一般的である
が、例えば実公昭44−23797号公報に開示される
ように、2本のボルトを用いるものでは、脚柱長さを調
整する際に、2本ものボルトをそれぞれ緩めたり締結し
たりする必要があるため、その長さ調整作業が非常に繁
雑になってしまう。
【0004】そこで実開平5−63330号に、1本の
ボルトで、上支柱を下支柱に対し固定し得るように構成
された脚柱用のロック機構が開示されている。このロッ
ク機構は、下支柱の周側壁上部に、上方に開放されたボ
ルト挿通用切欠部が設けられ、上支柱の周壁に、下方に
開放されて軸線に沿って上下方向に延びるガイドスロッ
トが設けられるとともに、そのガイドスロットに連通し
て周方向に延びるロック孔が、軸線に沿って所定の間隔
おきに複数設けられている。そして外金具が下支柱の外
周面上に配置されるとともに、ボルトが外金具に貫通さ
れて下支柱のボルト挿通用切欠部を介して、下支柱内部
の内金具に締結されることにより、外金具及び内金具が
上支柱及び下支柱を内外から挟圧して、上支柱が下支柱
に対し位置固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の脚柱長さ調整装置においては、ボルトによって内金
具及び外金具を支柱に挟圧させるものであるため、内金
具を、支柱内面のボルト固定部のみに部分的に圧接する
だけのものとなり、内金具を安定状態に保持できなかっ
た。このため、上下両支柱間を強固に固定できず、がた
つき等が発生する恐れがあった。
【0006】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、上下両支柱間を強固に固定できて、がたつき等の発
生を確実に防止することができる机等における脚柱長さ
調整装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の机等における脚柱長さ調整装置は、垂直
に配置されるパイプ状の下支柱と、前記下支柱にその上
端開口部から軸線に沿ってスライド自在に挿入されるパ
イプ状の上支柱と、前記上下両支柱の外部に配置される
外金具と、前記上下両支柱の内部に配置される内金具
と、前記外金具及び前記内金具間を連結するボルトとを
備え、前記下支柱は、その周側壁上部に貫通孔が設けら
れ、前記上支柱は、その周側壁に、下端開口縁部に通じ
て軸線に沿って上下方向に延びるガイドスロットが設け
られるとともに、そのガイドスロットに連通して周方向
に延びるロック孔が軸線に沿って所定間隔おきに複数設
けられ、前記外金具は、中央にボルト挿通孔が設けられ
るとともに、上端に前記ロック孔に係脱自在なロック片
が設けられ、そのロック片を前記ロック孔のいずれかに
係合させた状態で、前記ボルト挿通孔を前記貫通孔に対
応させて配置され、前記内金具は、中央にボルト止め孔
が設けられてそのボルト止め孔が前記貫通孔に対応した
状態に配置されるボルト止め金具と、そのボルト止め金
具の背面側に前記ボルト止め孔に対応して配置される支
持金具とを有し、前記ボルトが、前記外金具のボルト挿
通孔及び前記下支柱の貫通孔にそれぞれ挿通されて前記
ボルト止め金具のボルト止め孔に貫通状に締結されて、
前記ボルト止め金具及び前記外金具が前記上下両支柱を
内外両側から挟圧するとともに、前記支持金具が前記ボ
ルトの軸部先端によって押し込まれて前記上支柱の内面
に圧接することにより、前記上支柱が下支柱に対し固定
されるよう構成されてなるものを要旨としている。
【0008】この発明の脚柱長さ調整装置においては、
上下両支柱内に設けられる内金具を、ボルト止め金具
と、そのボルト止め金具の背面側に配置する支持金具と
により構成し、ボルトを外金具に通して内金具のボルト
止め金具に締結した際に、ボルト止め金具を外金具との
挟み込みによって支柱内面に圧接させると同時に、支持
金具を、ボルトの軸部先端によって押し込んで支柱内面
に圧接させるものであるため、内金具が支柱内面におけ
る周方向に間隔をおいた複数の位置に圧接して支持され
て、内金具が安定した状態に保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図4はこの発明の実施
形態である学習机における脚柱長さ調整装置を示す図で
ある。
【0010】これらの図に示すように、この装置は、脚
台側に固定される下支柱(10)と、天板側に固定され
る上支柱(20)と、下支柱(10)の外部に配置され
る外金具(30)と、下支柱(10)及び上支柱(2
0)の内部に配置される内金具(40)と、両金具(3
0)(40)を連結固定するボルト(70)とを基本的
な構成要素として備えている。
【0011】図1ないし図5に示すように、下支柱(1
0)は、水平断面が長円形のチューブ状のものであっ
て、下端が脚台に固定されて垂直に配置される。この下
支柱(10)の周側壁における一領域は、内方に凹陥形
成されることにより、下支柱(10)の周側壁に、下支
柱上端縁から軸線に沿って下方に延びる帯状の凹陥部
(11)が形成されるとともに、その凹陥部(11)の
両側は、支柱内側に傾斜する傾斜ガイド部(11a)に
形成されている。
【0012】更に下支柱(10)の凹段部(11)にお
ける上端中央には、矩形状に切り欠かれた切欠部(1
2)が形成されるとともに、その切欠部(12)の下方
には、軸線方向に長い長孔(15)が貫通孔として形成
されている。
【0013】図1ないし図4、図6に示すように、上支
柱(20)は、上端が机天板の下方側に固定されてお
り、上記下支柱(10)よりも一回り小さい断面長円形
のチューブ状に形成されて、下支柱(10)に、その上
端開口部から下支柱(10)の軸線に沿ってスライド自
在に挿入し得るよう構成されている。
【0014】上支柱(20)の周側壁には、下支柱(1
0)の凹段部(11)に対応して、上支柱下端縁から軸
線に沿って上方に延びる帯状の凹陥部(21)が形成さ
れるとともに、その凹段部(21)の両側は、支柱内側
に傾斜する傾斜ガイド部(21a)に形成されている。
なお、上支柱(20)の凹段部(21)は、下支柱(1
0)の凹段部(11)よりも、軸線方向の長さが長くな
るように形成されている。
【0015】更に上支柱(20)の凹段部(21)中央
には、上支柱(20)の下端開口縁部に開放され、かつ
軸線に沿って上下方向に延びるガイドスロット(22)
が形成されるとともに、そのガイドスロット(22)の
両側に、ガイドスロット(22)に連通して軸線に対し
直交する方向、換言すれば周方向に延びるロック孔(2
3)が、軸線に沿って所定の間隔おきに複数形成されて
いる。
【0016】図2ないし図4、図7に示すように、下支
柱(10)の外側に配置される外金具(30)には、そ
の中央部に、ボルト挿通孔(31)が形成されている。
更に外金具(30)の上端には、凹段部(11)側に折
曲されたロック片(33)が形成されている。このロッ
ク片(33)は、上支柱(20)のガイドスロット(2
2)よりも広い幅に、かつロック孔(23)に挿入可能
に形成されている。
【0017】更に外金具(30)は、その両側領域が凹
段部(11)側に折曲されて補強リブ(36)が形成さ
れている。
【0018】図1ないし図4、図8、図9に示すよう
に、支柱(10)(20)の内部に配置される内金具
(40)は、支柱(10)(20)の内面に沿って配置
されるボルト止め金具(50)と、そのボルト金具(5
0)の背面側に配置される支持金具(60)とを有して
いる。
【0019】ボルト止め金具(50)は、その略中央に
ボルト挿通孔(51)が形成されるとともに、背面側に
は、ボルト挿通孔(51)に対応してナット(55)が
溶接固定されている。なお、本実施形態においては、ナ
ット(55)のねじ孔によりボルト止め孔が構成されて
いる。
【0020】更にボルト止め金具(50)の上端中央及
び下端中央には、切欠部(52)(54)が形成されて
いる。
【0021】支持金具(60)は、その上端中央に、上
記ボルト止め金具(50)の上端切欠部(52)に対応
して、ボルト止め金具(50)側に折曲形成された上端
係合片(62)が形成されている。この上端係合片(6
2)は、ボルト止め金具(50)の上端切欠部(52)
及び上支柱(20)のガイドスロット(22)よりも狭
幅に形成されて、上端切欠部(52)及びガイドスロッ
ト(22)に挿通し得るよう構成されている。
【0022】更に支持金具(60)の下端中央には、ボ
ルト止め金具(50)の下端切欠部(54)に対応し
て、ボルト止め金具(50)側に折曲形成された下端係
合片(64)が形成されている。この下端係合片(6
4)は、ボルト止め金具(50)の下端切欠部(54)
及び下支柱(10)の長孔(15)よりも狭幅に形成さ
れて、下端切欠部(54)及び長孔(15)に挿通し得
るよう構成されている。
【0023】また支持金具(60)には、その両側領域
がボルト止め金具(50)側に折曲されて補強リブ(6
6)が形成されている。
【0024】本実施形態の脚柱長さ調整装置は、以上の
構成要素を備えており、以下のようにして組み立てられ
る。
【0025】図1ないし図4に示すように、まず内金具
(30)における支持金具(60)の前面側に、ボルト
止め金具(50)の背面側を重ね合わせるように配置す
る。このとき、支持金具(60)の上下係合片(62)
(64)を、ボルト止め金具(50)の上下切欠部(5
2)(54)に挿通状態に係合して、両金具(50)
(60)を仮組しておく。
【0026】次に、仮組された内金具(30)を、下支
柱(10)の上端開口部から挿入していき、支持金具
(60)の下端係合片(62)を下支柱(10)の長孔
(15)の下端に係合するとともに、上端係合片(6
4)を下支柱(10)上端の切欠部(12)に係合す
る。この係合により、支持金具(60)が下支柱(1
0)に仮止めされるとともに、ボルト止め金具(50)
が支持金具(60)を介して下支柱(10)に仮止めさ
れる。この仮止め状態では、ボルト止め金具(50)の
ボルト挿通孔(51)及び溶接ナット(55)が、下支
柱(10)の長孔(15)に対応して配置される。
【0027】次に、上支柱(20)を、その凹段部(2
1)を下支柱凹段部(11)の内周面に沿わせるように
して、下支柱(10)の内部に、上端開口部から挿入す
る。このとき、内金具(40)の上下係合片(62)
(64)が、上支柱(20)のガイドスロット(22)
内に導かれるようにして、上支柱(20)の周側壁が下
支柱(10)の内周面と内金具(40)との間に挿入さ
れることとなる。
【0028】次に、上支柱(20)を下支柱(10)に
対し適当にスライドさせ、所望のスライド位置に設定し
ておいて、外金具(30)のロック片(33)を、上支
柱(20)における適当なロック孔(23)に挿入し、
その状態でロック片(33)を下支柱(10)の上端開
口縁部上に係合する。これにより、上支柱(20)がロ
ック片(33)を介して下支柱(10)に係合されて、
上支柱(20)が下支柱(10)に対し仮固定される。
このとき、外金具(30)は、そのボルト挿通孔(3
1)が、下支柱(10)の長孔(15)及び内金具(4
0)のボルト挿通孔(51)に対向した状態で、下支柱
(10)の凹段部(11)に沿って垂直に配置される。
【0029】続いて、ボルト(70)を、外金具(3
0)のボルト挿通孔(31)、下支柱(10)の長孔
(15)、上支柱(20)のガイドスロット(22)に
通し、更にボルト止め金具(50)のボルト挿通孔(5
1)に通してナット(55)に強固に締結する。こうし
て、外金具(30)及びボルト止め金具(50)を、上
下両支柱(10)(20)の凹段部(11)(21)に
内外両側から挟圧させて固定する。更にナット(55)
を貫通したボルト(70)の軸部先端を支持金具(6
0)に押し付けて、その支持金具(60)の両側部を上
支柱(20)の内周面に圧接させて固定する。これによ
り、上下両支柱(10)(20)の凹段部(11)(2
1)同士が圧接して、上支柱(20)が下支柱(10)
に対し本固定される。この状態において、内金具(4
0)は、そのボルト止め金具(50)が上支柱(20)
の凹段部(21)に圧接すると同時に、内金具(40)
の支持金具(60)が上支柱(20)の内周面両側部に
圧接するため、内金具(40)が、上支柱(20)の内
周面における周方向に間隔をおいた3つの位置で圧接し
て支持され、安定した状態に保持される。
【0030】なお、ボルト(70)を内金具(40)の
ボルト止め金具(50)に締結する際に、ボルト止め金
具(50)に内径方向の押込力が作用するが、本実施形
態において、ボルト止め金具(50)は、支持金具(6
0)を介して下支柱(10)に係合されて内径方向への
移動が規制されているため、ボルト止め金具(50)
は、上記ボルト(70)の押込力を十分に受け止めるこ
とができ、ボルト(70)を確実にボルト止め金具(5
0)に締結することができる。
【0031】一方、本実施形態の脚柱長さ調整装置にお
いて、長さを変更する場合には、ボルト(70)を少し
緩めて、外金具(30)を揺動させることができる状態
に調整する。
【0032】続いて、外金具(30)を、下支柱(1
0)の外周面から離脱させるように外径方向に揺動させ
て、ロック片(33)を上支柱(20)のロック孔(2
3)から抜き出して係合を解除する。これにより上支柱
(20)が下支柱(10)に対しスライドできる状態と
なるので、上支柱(20)を所望の位置までスライドさ
せる。
【0033】次に、外金具(30)を支柱側に揺動させ
て、ロック片(33)を上支柱(20)の適当なロック
孔(23)に挿入して係合した後、上記と同様に、ボル
ト(70)を固く締結する。こうして上支柱(20)の
下支柱(10)に対する固定位置を自在に調整でき、脚
柱長さを自在に調整することができる。
【0034】以上のように、本実施形態の脚柱長さ調整
装置によれば、内金具(40)を、上支柱凹段部(2
1)に沿って配置するボルト止め金具(50)と、その
ボルト止め金具(50)の背面側に配置する支持金具
(60)とにより構成し、ボルト(70)を外金具(3
0)に通してボルト止め金具(50)の溶接ナット(5
5)に締結した際に、ボルト止め金具(50)を外金具
(30)との挟み込みによって上支柱凹段部(21)に
圧接すると同時に、ナット(55)を貫通したボルト
(70)の軸部先端により支持金具(60)を押し込ん
で、その支持金具(60)を上支柱内面に圧接するもの
であるため、内金具(40)が上支柱(20)の内周面
における周方向に間隔をおいた3つの位置に圧接して支
持され、内金具(40)が安定した状態に保持される。
その結果、内金具(40)のボルト止め金具(50)と
外金具(30)とにより、上下両支柱(10)(20)
を両側から強固に挟圧することができ、上支柱(20)
の下支柱(10)に対するがたつき等を確実に防止する
ことができる。
【0035】また本実施形態においては、内外両金具
(30)(40)を連結するボルト(70)を、下支柱
(10)の長孔(15)に挿通するものであるため、脚
柱長さを調整する際にボルト(70)を緩めて上支柱
(20)をスライドさせたとしても、ボルト(70)が
長孔(15)の内周縁部に係止することにより、金具
(30)(40)が抜け落ちてしまうようなことがな
く、スムーズに脚柱長さの調整を行うことができる。
【0036】更に本実施形態においては、内金具(4
0)における支持金具(60)の上下係合片(62)
(64)を、下支柱(10)に係合するものであるた
め、脚柱長さ調整時において、ボルト(70)を緩め過
ぎて、ボルト(70)が内金具(40)のボルト止め金
具(50)から外れたとしても、内金具(40)は落下
せず、所望の位置に保持される。このため、たとえボル
ト(70)が外れたとしても、何ら面倒な作業をせず
に、そのままボルト(70)をボルト止め金具(50)
に締結するだけで、所期の状態に簡単に戻すことができ
る。従ってボルト(70)の緩め過ぎによる不具合がな
く、長さ調整作業を気軽にスムーズに行うことができ
る。
【0037】また本実施形態の脚柱長さ調整装置は、下
支柱(10)に内金具(40)を挿入係止して、上支柱
(20)を挿入した後、ボルト(70)を締結するだけ
で、簡単に組み立てることができる。
【0038】しかも、内金具(40)のボルト止め金具
(50)を、支持金具(60)の上下係合片(62)
(64)を介して下支柱(10)に径方向の揺動を防止
した状態に配置しているため、ボルト締結時の揺動を防
止でき、支障なくボルト(70)を締結することができ
る。
【0039】また本実施形態においては、下支柱(1
0)の上端開口縁部に、内金具(40)の上端係合片
(62)を係合するための切欠部(12)を形成してい
るため、その切欠部(12)に上端係合片(62)を係
合するだけで、簡単かつ正確に内金具(40)の位置決
めを図ることができるので、一層簡単に、脚柱組立作業
を行うことができる。
【0040】更に本実施形態においては、内金具(4
0)における支持金具(60)の上端両側縁コーナー部
(69)を円弧状に形成しているため、上支柱(20)
を下支柱(10)に挿入する際、上支柱(20)の周側
壁下端を、上記円弧状コーナー部(69)に沿って所定
方向にガイドすることができ、下支柱(10)と内金具
(40)との間の所定位置にスムーズに挿入することが
できる。従って、上支柱下端が内金具(40)に引っ掛
かったりするような不具合を防止でき、上支柱(20)
の挿入作業を簡単に行うことができ、より一層簡単に、
脚柱組立作業を行うことができる。
【0041】また本実施形態においては、外金具(3
0)の両側縁部に補強リブ(36)を形成しているた
め、外金具(30)の剛性が高くなり、外金具(30)
を下支柱(10)に圧接固定した際に、外金具(30)
の撓み変形が小さくなる。このため、外金具(30)の
リブ(36)全域で、下支柱(10)の外面を広い範囲
にわたってバランス良く圧接することができるので、外
金具(30)を強固に安定した状態に固定でき、一層強
固に、上支柱(20)を下支柱(10)に固定すること
ができる。
【0042】更に内金具(40)における支持金具(6
0)の両側縁部に補強リブ(66)を形成しているた
め、上記と同様に、リブ(60)全域を、上支柱(2
0)の内周面に広い範囲にわたってバランス良く圧接す
ることができるので、内金具(50)を、より一層安定
した状態に固定でき、より一層強固に、上支柱(20)
を下支柱(10)に固定することができる。
【0043】また本実施形態においては、下支柱(1
0)に長孔(15)を形成して、その孔(15)の下端
に内金具(40)の下端係合片(64)を係合するよう
にしているため、内金具(40)を下支柱(10)内に
セットする際に、下端係合片(64)を、長孔(15)
の長さ方向に沿って導くようにすれば、簡単に内金具
(40)を所定位置にセットすることができる。しか
も、内金具(40)の侵入状況を、長孔(15)を介し
て下支柱(10)の外部から目視により正確に確認する
ことができるので、より一層正確に内金具(40)を下
支柱(10)にセットすることができる。
【0044】また本実施形態においては、上下両支柱
(10)(20)にそれぞれ凹段部(11)(21)を
形成して、両凹段部(11)(21)を適合させるよう
に、上支柱(20)を下支柱(10)に挿入するもので
あるため、両凹段部(11)(21)両側の傾斜ガイド
部(11a)(21a)が互いに係合し合うことによ
り、上支柱(20)を下支柱(10)に対し位置決めを
正確に行うことができる。
【0045】なお、本発明は、上記実施形態のものだけ
に限られず、例えば内金具(40)におけるボルト止め
金具(50)の両側縁部を上支柱凹段部(21)側に折
曲形成して補強リブを形成するようにしても良い。更に
外金具(30)を外側から覆うように樹脂製カバー(キ
ャップ)を取り付けて、外金具(30)を隠蔽すること
により、意匠性の向上を図るようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明の机等の脚柱長
さ調整装置によれば、上下両支柱内に設けられる内金具
を、ボルト止め金具と、そのボルト止め金具の背面側に
配置する支持金具とにより構成し、ボルトを外金具に通
して内金具のボルト止め金具に締結した際に、ボルト止
め金具を外金具との挟み込みによって支柱内面に圧接さ
せると同時に、支持金具をボルトの軸部先端により押し
込んで支柱内面に圧接させるものであるため、内金具が
支柱内面における周方向に間隔をおいた複数の位置に圧
接して支持されて、内金具が安定した状態に保持され
る。このため、内金具と外金具とにより、上下両支柱間
を強固に挟圧固定することができ、がたつき等の発生を
確実に防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である学習机における脚柱
長さ調整装置をその外金具を除いた状態で示す分解斜視
図である。
【図2】実施形態の脚柱長さ調整装置を分解して示す斜
視図である。
【図3】実施形態の脚柱長さ調整装置を示す図であっ
て、同図(a)は正面図、同図(b)は側面断面図であ
る。
【図4】実施形態の脚柱長さ調整装置を示す水平断面図
である。
【図5】実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された下支
柱を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)
は側面断面図である。
【図6】実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された上支
柱を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)
は側面断面図である。
【図7】実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された外金
具を示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)
は側面図、同図(c)は平面図である。
【図8】実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された内金
具のボルト止め金具を示す図であって、同図(a)は正
面図、同図(b)は側面図、同図(c)は平面図であ
る。
【図9】実施形態の脚柱長さ調整装置に適用された内金
具の支持金具を示す図であって、同図(a)は正面図、
同図(b)は側面図、同図(c)は平面図である。
【符号の説明】
10…下支柱 15…長孔(貫通孔) 20…上支柱 22…ガイドスロット 23…ロック孔 30…外金具 31…ボルト挿通孔 33…ロック片 40…内金具 50…ボルト止め金具 60…支持金具 70…ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 12/44 F16B 12/44 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置されるパイプ状の下支柱と、
    前記下支柱にその上端開口部から軸線に沿ってスライド
    自在に挿入されるパイプ状の上支柱と、前記上下両支柱
    の外部に配置される外金具と、前記上下両支柱の内部に
    配置される内金具と、前記外金具及び前記内金具間を連
    結するボルトとを備え、 前記下支柱は、その周側壁上部に貫通孔が設けられ、 前記上支柱は、その周側壁に、下端開口縁部に通じて軸
    線に沿って上下方向に延びるガイドスロットが設けられ
    るとともに、そのガイドスロットに連通して周方向に延
    びるロック孔が軸線に沿って所定間隔おきに複数設けら
    れ、 前記外金具は、中央にボルト挿通孔が設けられるととも
    に、上端に前記ロック孔に係脱自在なロック片が設けら
    れ、そのロック片を前記ロック孔のいずれかに係合させ
    た状態で、前記ボルト挿通孔を前記貫通孔に対応させて
    配置され、 前記内金具は、中央にボルト止め孔が設けられてそのボ
    ルト止め孔が前記貫通孔に対応した状態に配置されるボ
    ルト止め金具と、そのボルト止め金具の背面側に前記ボ
    ルト止め孔に対応して配置される支持金具とを有し、 前記ボルトが、前記外金具のボルト挿通孔及び前記下支
    柱の貫通孔にそれぞれ挿通されて前記ボルト止め金具の
    ボルト止め孔に貫通状に締結されて、前記ボルト止め金
    具及び前記外金具が前記上下両支柱を内外両側から挟圧
    するとともに、前記支持金具が前記ボルトの軸部先端に
    よって押し込まれて前記上支柱の内面に圧接することに
    より、前記上支柱が下支柱に対し固定されるよう構成さ
    れてなることを特徴とする机等における脚柱長さ調整装
    置。
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