JP5350551B1 - 屋根上構造物支持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の山部を有した屋根に固定して屋根上構造物を支持する屋根上構造物支持金具において、山部の大きさが異なる屋根に対してでも固定可能にできるようにする。
【解決手段】屋根上構造物を支持する支持部22を上面に有し、山部52の頂面53に載置される固定部材21と、固定部材21の左右両側に保持される左右一対の挟持部材31と、これら固定部材21と挟持部材31の上下方向の中間部を保持して固定部材21と挟持部材31とを結合するとともに、挟持部材31を前記固定部材21方向に締め付ける締結軸部41を備える。固定部材21と挟持部材31との間には、上下方向及び左右方向の相対変位を許容して相対回転可能にする係合構造を形成し、挟持部材31の下部には、締結軸部41の締め付けによって屋根51の凹所55に左右方向から圧接する挟持片32を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、たとえば折板等で構成される屋根の上に太陽光パネルや雪止め金具等の屋根上構造物を取り付けるための屋根上構造物支持金具に関し、より詳しくは、大きさが異なる固定対象にでも固定を可能とすることができるような屋根上構造物支持金具に関する。
屋根上構造物支持金具として、下記特許文献1に開示の金具を提案した。この金具は、折板屋根の馳部に固定するもので、左右一対の挟持片と、これらを連結するとともに締め付けて馳部に対して固定するボルトからなる固定具と、挟持片間の上端部に上へ向けて保持されて屋根上構造物を固定する取付ボルトで構成されている。
このような構成の金具では、左右一対の挟持片は上端の対向側の角が支点となって回転自在である。このため、固定具を緩めて挟持片の下部を左右に開いても、挟持片の上端部は閉じたままであるので、取付ボルトは保持された状態を維持される。したがって、折板屋根に対する固定は、左右の挟持片を開いて馳部に被せてから、固定具を締め付けるだけでよく、取付ボルトを不測に落としてしまったりすることはなく、固定作業は簡単である。
金具の固定状態においては、挟持片は折板屋根の馳部を締め付けるとともに、挟持片の下端は折板屋根の上面に接触する。また左右一対の挟持片の上端は、平らになって屋根上構造物を支える。
登録実用新案第3164020号公報
特許文献1の金具は、固定作業中に取付ボルトを落としたりすることはなく固定作業は容易であり、簡素な構成でありながらも強固な固定状態が得られるので、好評を得ている。
しかしながら、金具の固定状態においては、前述のように挟持片の下端は折板屋根の上面に接触し、挟持片の上端は平らになる構造であるので、一定の大きさの折板屋根に対しては固定ができるが、大きさが少しでも異なる折板屋根に対しては適切な固定ができない。
そこで、この発明は、山部の大きさが異なる屋根に対してでも固定可能にできるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、上方に突出する山部の頂面よりも下方の左右に左右方向に凹む凹所を有した屋根の上に固定されて、屋根上構造物を支持する屋根上構造物支持金具であって、前記屋根上構造物を支持する支持部を上面に有し、前記山部の頂面に載置される固定部材と、該固定部材の左右両側に保持される左右一対の挟持部材と、これら固定部材と挟持部材の上下方向の中間部を保持して固定部材と挟持部材とを結合するとともに、前記挟持部材を前記固定部材方向に締め付ける締結軸部を備え、前記固定部材と前記挟持部材との間には、上下方向及び左右方向の相対変位を許容して相対回転可能にする係合構造が形成され、前記挟持部材の下部には、前記締結軸部の締め付けによって前記屋根の凹所に圧接する挟持片が形成され、前記挟持部材の前記挟持片より上方に、前記締結軸部を通す連結片を備えるとともに、該連結片の上端に、前記固定部材に向けて延びて固定部材との間を離間する間隔保持片を有し、該間隔保持片の先端に、固定部材に当接する当接部を有する屋根上構造物支持金具である。
この構成では、固定部材と挟持部材との間の係合構造と、固定部材と挟持部材を結合する締結軸部が、固定部材に対する左右の挟持部材の回転を許容する。係合構造部分では、挟持部材が固定部材に対して上下方向にも左右方向にも移動可能であり、挟持部材と締結軸部の間では、挟持部材が締結軸部上で締結軸部の軸方向に回転可能である。このため締結軸部を備えていても、挟持部材は固定部材の左右両側で、挟持部材の下部を開閉する方向に一定範囲内において回転可能である。屋根上構造物支持金具を屋根に対して固定するには、挟持部材の下部を左右に開いてから、屋根の山部に被せて固定部材を頂面に載置し、締結軸部で締め付けを行う。
屋根上構造物を固定した状態においては、挟持部材の挟持片が屋根の凹所に圧接して、抜け止め状態で固定がなされる。挟持片が凹所に圧接する構成であるので、挟持部材の角度が一定でなくても適切な圧接状態、挟持状態が得られる。
また固定部材の上面が屋根上構造物を支える。固定部材の上面は挟持部材の角度にかかわりなく一定で、平らであるので、屋根上構造物の支持が確実に行える。
この発明によれば、山部の大きさが異なる屋根に対してでも適切な固定ができるので、固定対象を拡大し、利便性を向上できる。
屋根上構造物支持金具の固定状態の正面図。 屋根上構造物支持金具の斜視図。 屋根上構造物支持金具の分解斜視図。 屋根上構造物支持金具の締結軸部部分での縦断面図。 屋根上構造物支持金具の係合構造部分での縦断面図。 挟持部材を固定部材に対して組み付けるときの状態を示す断面図。 屋根上構造物支持金具の固定状態の断面図。 屋根上構造物支持金具の固定状態の断面図。 他の例に係る挟持部材の正面図と側面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、屋根51の上に屋根上構造物を取り付けるための屋根上構造物支持金具11(以下、「支持金具」という)の使用状態の正面図であり、図2は支持金具11の斜視図、図3はその分解斜視図である。図1において、前記屋根51を固定するタイトフレームと、これを支持する下地材と、前記屋根上構造物の図示は、便宜上省略している。
図1に仮想線で示したように、この発明の支持金具11は、形状寸法の異なる屋根51に対しても固定できるように構成されている。
まず、屋根51の形状について簡単に説明する。
屋根51は折板からなるもので、上方に突出する複数の山部52が左右方向に離間配置されている。山部には、平らな頂面53と、この頂面53を有する頭部から左右方向に末広がり状に延びるも裾部54を有する。頂面53より下方の左右両側には、左右方向に凹む凹所55を有している。凹所55は正面視三角形状であり、凹所55の下には前記裾部54が連続して形成されている。このため山部52は、全体として、頭部より下に前記凹所55からなるくびれ部分を有する形状である。
山部52の各部の大きさや形状、具体的には頂面53の形状や、頂面53の左右方向の長さ(幅)、頂面53に対する凹所55の高さ、左右の凹所55間の間隔には、折板によって違いがある。
つぎに、支持金具11について説明する。
支持具11は、前記屋根51の山部52に固定されて屋根上構造物を支持するものであり、山部52の頂面53に載置される固定部材21と、この固定部材21を左右両側から挟むように保持される左右一対の挟持部材21と、これら固定部材21と挟持部材31を結合する締結軸部41を有する。
この締結軸部41は、前記1個の固定部材21と2個の挟持部材31の全体を左右方向に貫通する長さの締結ボトル42と、この締結ボルト42の雄ねじに螺合する締結ナット43で構成されている。締結ボルト41には、締結ナット43のほかに座金44とばね座金45を備える。
前記固定部材21は、金属板をプレス加工して形成され、縦断面形状はハット型である。すなわち、固定部材21は、前記屋根上構造物を支持する平らな支持部22を上面に有し、この支持部22の左右方向両側から下に延びる脚部23を有し、これら脚部23の下端には、左右方向外側に広がり前記山部52の頂面に接する接地部24を有した形状である。
これら支持部22と脚部23と接地部24における屋根51の勾配方向に対応する方向(以下、「前後方向」という)の長さは同一であり、固定部材21の高さよりも長く設定されている。
支持部22は、中央(前後方向と左右方向の中心)に貫通穴22aを有する。この貫通穴22aは、屋根上構造物を固定するための固定ボルト15を保持するためのもので、固定ボルト15は支持部22の下から挿入して保持される。保持した固定ボルト15を回転不能にするため、支持部22の下面の左右方向の幅(内のり)は、固定ボルト15の頭部15aの平面同士を結ぶ差し渡し長さに嵌合対応する長さに設定されている。
固定部材21の上端角部、つまり支持部22の左右方向の両端と脚部23の上端部には、前記挟持部材31を着脱可能に係合するための係合穴25を備える。係合穴25は、固定部材21と挟持部材31を係合し合う係合構造の一部である。この係合穴25は、脚部23の上端部の所定高さの範囲を脚部23の厚さぶんだけ略方形状に切り欠いて形成されている。係合穴25の下端位置には、前後方向の内側に向けて切り込む切り込み溝25aを有する。
このような形状の係合穴25は、固定部材21の前後方向の両側部に、間隔をあけて形成される。
前記脚部23は、上下方向の中間部であって前後方向の中間位置に、前記締結ボルト42を挿通する円形の挿通穴26を備えている。挿通穴26の大きさは、締結ボトル42の太さに対応する大きさである。
前記接地部24は、固定部材21を安定して載置できるように適宜広さの面積を有する。
前記挟持部材31は、固定部材21の左右両側に、下部を開閉する方向に相対回転可能に保持されるものであり、前記固定部材21と同様に金属板をプレス加工して形成されている。左右に配設される2個の挟持部材31は同一形状である。また挟持部材31の前後方向の長さは、固定部材21と同じである。
挟持部材31の下部には、前記締結軸部41による締め付けで前記屋根51の凹所55に圧接する挟持片32が形成されている。挟持片32は、凹所55に嵌合対応するような正面視三角形状の一角を形作るように折曲して形成されている。
挟持片32の上には、挟持片32を屋根51の凹所55に圧接して抜け止め可能な係合状態にしたときに上方に延びる連結片33が連設され、この連結片33の上端には、前記固定部材21に向けて延びて固定部材21との間を適宜間隔に離間する間隔保持片34を有する。連結片34は、実質的に平板状に形成され、上下方向の中間部であって前後方向の中間位置に、前記締結ボルト42を通す挿通穴36を有している。間隔保持片34の先端には、固定部材21に当接する当接部35が形成されている。間隔保持片34の長さは、固定対象たる屋根51の山部52のうち、凹部55間隔が最も狭いものに適用して固定を行った場合に、連結片34が垂直または略垂直になるような長さに設定される。
前記連結片33の挿通穴36は、締結ボルト42の太さに対応する大きさの略円形で、固定部材21側の角に、図4に示したように角アール部36aを有する。この角アール部36aは、挟持部材31を締結ボルト42の軸方向に相対回転可能にするための部分である。つまり、角アール部36aは、固定部材21に対する挟持部材31の前記相対回転を許容することに資する。角アール部36aは縦断面形状が円弧状であるので、挟持部材31との角度がどのような角度になっても安定した相互関係を保持できる。角アール部36aに代えて、面取り部を形成してもよい。
挿通穴36の周囲、具体的には上方には、締結ボルト42の六角の頭部42aに接して回り止めを行う凸状の回り止め部33aが切り起こしによって形成されている。
連結片33と挟持片32と、これらの間の部分には、補強のために、膨出形成された一体のリブ33bを有している。リブ33bは適宜の形状に形成される。このリブ33bのほか、連結片33には、強度の向上のため、前後方向の両端に、固定部材21と反対側の方向に曲がる折り返し片33cを備えている。
前記間隔保持片34の先端における前記固定部材21の係合穴25に対応する位置には、前記固定部材21の係合穴25に挿入保持される係合片37を有する。係合片37は、係合穴25に挿入可能な幅の係合片本体38と、この係合片本体38の先端縁の幅方向の一端に連設されて、係合穴25の切り込み溝25aに入る抜け止め片39を有する。
係合片本体38の基部には、固定部材21の支持部22の肉厚ぶん下がる段差38aを有し、段差38aの先に水平部38bと傾斜部38cが連設されている。水平部38bの長さは、図5に示したように、前記係合穴25内で、係合片37を左右方向に相対変位を可能にする長さである。傾斜部38cの先端部に前記抜け止め片39が形成される。
係合片37は、係合穴25内で左右方向に相対変位するほか、上下方向にも相対変位できるように、前記係合穴25の高さは、係合片27の水平部38bの厚みより高く設定されている(図5参照)。
間隔保持片34の先端における係合片37の間の部分には、前記当接部35が垂設されている。当接部35は、前記連結片33と平行な板状である。
係合穴25は切り込み溝25aを有し、係合片37は抜け止め片39を有するので、係合片37を係合穴25に挿入しようとしても、上方からは挿入できない。このため、挟持部材31を固定部材21に対して係合するときには、図6に示したように、挟持部材31の下部を固定部材21側に傾けてから、係合穴25に係合片37を挿入する。挿入して抜け止め片39が切り込み溝25aを通り抜けると、挟持部材31は固定部材21の側面に並ぶような姿勢に回転できるので、係合が可能である。
このような構成の支持金具11は、固定部材21に挟持部材31と固定ボルト15を組み付けて、締結軸部41で一体化した状態で現場に搬入され、次のように使用される。
まず、締結軸部41を緩めて、挟持部材31の下部をひらけるようにする。
前記のように、係合片37が係合穴25内で上下方向及び左右方向の相対変位を許容される上に、連結片33の挿通穴36の固定部材21側の角に角アール部36aを有するので、挟持部材31は、前記当接部35の上端部分が固定部材21の左右両側面に接した状態または近接した状態で、締結ボルト42に支えられながら固定部材21に対して相対回転可能である。
固定部材21と挟持部材31との間の係合構造は<抜け止め片39と切り込み溝25aを有するので、挟持部材31を開いても、締結軸部41で保持されている以上、大きくガタつくことはなく、不測に分離してしまうこともない。運搬中でも同様に、がたつきや不測の分離を防止できるので、現場での作業は円滑に行える。
また、固定ボルト15は固定部材21の下から挿入されて保持されるが、固定ボルト15の下方には締結ボルト42が存在するので、固定ボルト15が不測に脱落することもない。
つぎに、挟持部材31の下部を開いて、屋根51の山部52に載せる。
固定部材21の接地部24は、山部52の頂面53に面接触して、挟持部材31の挟持片32は山部52の凹所55に左右方向から接触可能な状態となる。この状態で締結軸部41の締結ナット43を締め付けると、屋根51に対する固定は完了する。つまり締め付けを行うと、挟持部材31は固定部材21側に移動しながら、挟持片32を凹所55に接触させる。このとき、挟持部材31の当接部35が固定部材21に接していなければ、さらなる締め付けによって、挟持部材31は締結ボルト42上で回転して角度を変え、当接部35を固定部材21に接触すると締め付け状態が得られる。挟持部材31の回転は、挟持片32を上方に引き上げるように変位する。締結ボルト42に接する挟持部材31の挿通穴36には角アール部36aを備えているので、挟持部材31の回転は、円滑に行われ、いずれの角度になっても締結ボルト42との相対関係は安定性が高い。
挟持状態において、支持金具11は山部52の頭部を抱え込んだ状態であり、抜け止め状態になって、固定部材21は頂面53の上で安定する。図7は、山部52の凹所55間の間隔が狭い屋根51に対する固定状態の断面図であり、図8は、図7の屋根51の場合よりも凹所55間の間隔が広い屋根51に対する固定状態の断面図である。これらの図に示すように、同一の支持金具11でありながら、いずれの場合でも安定性のある強固な固定状態が得られる。
このあと、固定部材21に保持した固定ボルト15を利用して、屋根上構造物を固定する。
このように、支持金具11を屋根51に固定するには、締結軸部41を緩めて山部52に載せたのち、締結軸部41を締めるだけでよいので、作業は至って簡単である。固定作業にあたっては、固定ボルト15や挟持部材31が分離してしまうことはないので、作業に煩雑さはなく、極めて円滑に行える。
そのうえ、挟持片32を有する挟持部材31は、固定部材21の左右方向の外側で回転するので、固定部材21の左右方向の中間位置を支点にして回転する場合と比べて、回転量に対する上下方向の移動量を小さくすることができる。換言すれば、挟持部材31の回転に伴って凹所55に向けて移動する挟持片32の入り込み角度が緩くなる。このため、挟持片32の適切な圧接を可能とする凹所55の高さや左右方向位置の範囲が拡大する。この結果、凹所55の高さや左右方向の位置が違う山部52を有した屋根51に対しても、支持金具11を固定できることになる。
しかも、固定状態においては、挟持部材31の角度に関わらず、固定部材21の平らな支持部22が屋根上構造物を支持するので、屋根上構造物の支持が安定して行える。また固定状態は、挟持片32が凹所55に入り込むように圧接して得られるので、挟持部材31の角度にかかわらず、所望の固定状態が得られる。
したがって、山部52の大きさが異なる屋根51に対してでも適切な固定ができる。このため、一つの支持金具11が使用できる固定対象が拡大し、利便性が向上する。
また、支持金具11は、主に三種類の部材からなり、左右一組の挟持部材31は同一形状であるので、構成は簡素であり、部品点数も少ないので、安価に製造できる。
このような効果は、固定ボルト15の頭部15aを保持する部分の大きさを回り止め可能とする大きさに設定したことや、挟持部材31の連結片33に締結ボルト42の頭部42aを回り止めする回り止め部33aを設けたことによって、固定ボルト15や締結ボルト42に根角ボルトを用いる必要をなくしたことからも得られる。
以下、その他の例について説明する。この説明において、先の構成と同一のまたは同等の部位については同一の符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図9は、他の例にかかる挟持部材31の正面図(図9(a))と側面図(図9(b))である。この挟持部材31では、連結片33の回り止め部33aを挿通穴36の上方のほか、下方にも備えている。下方の回り止め部33dは、前記の例と同様に切り起こしにより形成されている。一方、上方の回り止め部33eは、打ち出しにより膨出形成されている。図示例では、長円形状に膨出させた例を示したが、点状であってもよい。
このように上下に凸状の回り止め部33d,33eを備えると、一方だけに備えた場合とは異なって、締結軸部41を占めたときに締結ボルト42に備える座金44の傾きを抑制できる。
また、連結片33と挟持片32に形成する補強用のリブ33bは、前記のリブ33bの形状よりも膨出部分を広く、より入り組んだ形状にしている。このようにして所望の強度が得られれば、前記の折り返し片33cを省略することもできる。
この発明の構成と、前記一形態の構成との対応において、
この発明の係合構造は、前記係合穴25と係合片37に対応し、
同様に、
固定部材の上端部は、前記支持部22に対応するも、
この発明は、前記の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
たとえば、支持金具11は、屋根上構造物をボルトで固定するものでなくてもよい。つまり、固定部材21の支持部22には、固定ボルト15以外のものを保持してもよく、係止するだけの部分を備えたものであってもよい。
また締結ボルト42は、支持金具11の全体を左右方向に貫く構造ではなく、固定部材21の左右両側から左右方向外側に向けて延びる2本の締結ボルトを構成することもできる。
挟持部材の当接部は、板状ではなく、縦断面円弧状に形成することもできる。
11…屋根上構造物支持金具
15…固定ボルト
21…固定部材
22…支持部
22a…貫通穴
25…係合穴
31…挟持部材
32…挟持片
33…連結片
34…間隔保持片
35…当接部
36…挿通穴
36a…角アール部
37…係合片
41…締結軸部
42…締結ボルト
43…締結ナット
51…屋根
52…山部
53…頂面
55…凹所

Claims (5)

  1. 上方に突出する山部の頂面よりも下方の左右に左右方向に凹む凹所を有した屋根の上に固定されて、屋根上構造物を支持する屋根上構造物支持金具であって、
    前記屋根上構造物を支持する支持部を上面に有し、前記山部の頂面に載置される固定部材と、
    該固定部材の左右両側に保持される左右一対の挟持部材と、
    これら固定部材と挟持部材の上下方向の中間部を保持して固定部材と挟持部材とを結合するとともに、前記挟持部材を前記固定部材方向に締め付ける締結軸部を備え、
    前記固定部材と前記挟持部材との間には、上下方向及び左右方向の相対変位を許容して相対回転可能にする係合構造が形成され、
    前記挟持部材の下部には、前記締結軸部の締め付けによって前記屋根の凹所に圧接する挟持片が形成され
    前記挟持部材の前記挟持片より上方に、前記締結軸部を通す連結片を備えるとともに、
    該連結片の上端に、前記固定部材に向けて延びて固定部材との間を離間する間隔保持片を有し、
    該間隔保持片の先端に、固定部材に当接する当接部を有する
    屋根上構造物支持金具。
  2. 前記挟持部材における前記締結軸部を通す挿通穴の角が、挟持部材の前記相対回転を許容する角アール部又は面取り部を有する
    請求項1に記載の屋根上構造物支持金具。
  3. 前記係合構造が、前記固定部材の上端角部に形成された係合穴と、
    前記挟持部材に形成され前記係合穴に挿入される係合片で構成された
    請求項1または請求項2に記載の屋根上構造物支持金具。
  4. 前記締結軸部が、左右方向全体に貫通した1本のボルトと、該ボルトに螺合するナットで構成された
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の屋根上構造物支持金具。
  5. 前記固定部材の上端部に、屋根上構造物固定用のボルトを下から挿入する貫通穴が形成されるとともに、
    前記上端部の内のりが、前記ボルトの頭部を回転不能に保持する幅である
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の屋根上構造物支持金具。
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